JP3307532B2 - 冷水・温水供給装置 - Google Patents

冷水・温水供給装置

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JP3307532B2
JP3307532B2 JP11846296A JP11846296A JP3307532B2 JP 3307532 B2 JP3307532 B2 JP 3307532B2 JP 11846296 A JP11846296 A JP 11846296A JP 11846296 A JP11846296 A JP 11846296A JP 3307532 B2 JP3307532 B2 JP 3307532B2
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refrigerant pipe
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隆男 水上
稔美 稲垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置等に
冷暖房用の冷水、温水を供給する装置に関し、より詳し
くは運転モードの切換により冷水のみ、あるいは温水の
みの供給と、冷水と温水の両方の供給をすることができ
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】冷水供給用熱交換器(以
下、冷水熱交換器と称する)と温水供給用熱交換器(以
下、温水熱交換器と称する)を備え、冷水専用供給運
転、温水専用供給運転、冷水と温水の並行供給運転を行
う冷水・温水供給装置が従来からあり、主に空気調和装
置へ冷暖房用の冷水、温水を供給するものとしてある。
【0003】上述した冷水・温水供給装置では、各運転
モードにおいて冷媒回路内を循環する冷媒の量が異なる
ので、各運転モードのうち最も多量の冷媒を循環させる
必要のある運転モードにあわせて冷媒循環路に冷媒を封
入してある。
【0004】したがって、冷媒封入量の基準とした運転
モード以外では冷媒循環量が多過ぎて圧縮機の高圧側圧
力が異常に上昇し、安定した運転ができなくなることが
あるので、冷媒回路中に受液器を設け、この受液器内に
予め多量の冷媒を封入し、圧力調整弁等の調節手段によ
り冷媒回路内を循環する冷媒の量を各運転モードに適合
するよう調節して運転していた。ところが、受液器を設
けると安定した運転はできるが、装置を小型化すること
ができないという問題があった。
【0005】本発明は冷媒の循環量が運転モードに拘ら
ず、常に適正に保たれて装置の安定運転が可能で、しか
も受液器が不要で装置の小型化を図ることのできる冷水
・温水供給装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る冷水・温水供給装置は圧縮機からの吐
出管を三方切換弁の第1ポートに接続し、同三方切換弁
の第2ポートに一端が接続された冷媒管の他端を空気熱
交換器の一端に接続し、同空気熱交換器の他端に一端を
接続した冷媒管の他端を、逆止弁、冷水専用供給運転時
およびデフロスト運転時に開となる第1開閉弁、操作
弁、冷水専用供給運転時および冷水・温水並行供給運転
時に開となる第2開閉弁、第1減圧機構をこの順に介し
て冷水供給用熱交換器の一端に接続し、同冷水供給用熱
交換器の他端に一端を接続した冷媒管の他端を、冷水専
用供給運転時および冷水・温水並行供給運転時に開とな
る第3開閉弁を介して圧縮機の吸入側に接続し、また、
前記三方切換弁の第3ポートに一端を接続した冷媒管の
他端を温水供給用熱交換器の一端に接続し、同温水供給
用熱交換器の他端に一端を接続した冷媒管の他端を前記
操作弁と第2開閉弁間の前記冷媒管に接続し、前記第1
開閉弁を跨ぐ冷媒管を設けてこの冷媒管に温水専用供給
運転時に開となる第4開閉弁を設け、前記逆止弁と第1
開閉弁間に一端が接続され、第2減圧機構を備える冷媒
管の他端を前記空気熱交換器の逆止弁側の一端に接続
し、前記三方切換弁の第2ポートと前記空気熱交換器間
の冷媒管に一端を接続した冷媒管の他端を温水専用供給
運転時に開となる第5開閉弁を介して圧縮機の吸入側に
接続し、さらに、前記操作弁と第2開閉弁間の冷媒管に
一端が接続された冷媒管の他端を、デフロスト運転時に
開となる第6開閉弁、第3減圧機構を介して前記温水供
給用熱交換器の一端に接続し、同温水供給用熱交換器の
他端と前記三方切換弁の第3ポート間の冷媒管に一端を
接続した冷媒管の他端を、デフロスト運転時に開となる
第7開閉弁を介して圧縮機の吸入側に接続し、前記第4
開閉弁を、圧縮機の高圧側圧力が所定の値を上回ると、
同圧力を検出する高圧スイッチからの指令により開くよ
うに構成し、また、一端が前記空気熱交換器と第1開閉
弁間の冷媒管に接続された冷媒管の他端を圧縮機の吸入
側に接続し、同冷媒管の途中に、通常運転時には閉じら
れているが圧縮機の低圧側圧力が所定の値を下回ると、
同圧力を検出する低圧スイッチからの指令により開く第
8開閉弁を設けたものとしてある。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る冷水・温水供給装置の空
気熱交換器を2基使用した実施例を添付図面に示す具体
例に基づいて詳細に説明する。図において、符号1は圧
縮機、2、2は空気熱交換器、3は冷水熱交換器、4は
温水熱交換器を示している。
【0008】圧縮機1の吐出側は、逆止弁5を備える吐
出管6、分岐管6aにより2つの三方切換弁7、7の第
1ポート7a、7aに接続してあって、同三方切換弁の
各第2ポート7b、7bを逆止弁8、8を備える冷媒管
9、9により空気熱交換器2、2のコイル2a、2aの
一端2A、2Aに接続してある。
【0009】空気熱交換器2、2のコイル2a、2aの
他端2B、2Bは逆止弁10、10および過冷却コイル
11、11を備える分岐管12a、12aにより冷媒管
12の一端に接続してあり、同冷媒管12の他端は冷水
専用供給運転時およびデフロスト運転時に開となる第1
電磁開閉弁V1 、逆止弁13、操作弁14、ストレーナ
15、冷水専用供給時および冷水・温水並行供給運転時
に開となる第2電磁開閉弁V2 、第1の減圧機構たる膨
張弁16を介して冷水熱交換器3のコイル3aの一端3
Aに接続してある。
【0010】冷水熱交換器3のコイル3aの他端3Bは
冷水専用供給時および冷水・温水並行供給運転時に開と
なる第3電磁開閉弁V3 および逆止弁17を備える冷媒
管18を介して吸入管19に接続してあって、吸入管1
9はアキュムレータ20を介して圧縮機1の吸入側に接
続してある。
【0011】また、前記三方切換弁7、7の各第3ポー
ト7c、7cは分岐管21a、21a、冷媒管21によ
り温水熱交換器4のコイル4aの一端4Aに接続してあ
り、温水熱交換器4のコイル4aの他端4Bは逆止弁2
2aを備える冷媒管22を介して前記冷媒管12の前記
操作弁14とストレーナ15間に接続してある。
【0012】冷媒管12には前記第1電磁開閉弁V1
逆止弁13を跨ぐ冷媒管23を接続してあって、この冷
媒管23には温水専用供給運転時および冷水・温水並行
供給運転時に圧縮機1の高圧側圧力が所定の値を上回る
と、同圧力を検出する高圧スイッチHPからの指令によ
り開となる第4電磁開閉弁V4 と冷媒を前記逆止弁13
とは逆方向、すなわち冷水専用供給運転時とは逆方向に
流す逆止弁23aを設けてある。
【0013】また、前記分岐管12a、12aの冷媒管
12側の端部と前記過冷却コイル11、11との間に一
端が接続された分岐管26、26の他端を、前記空気熱
交換器2、2のコイル2a、2aの一端2B、2Bに接
続してあって、各分岐管26、26にはストレーナ2
4、24および第2減圧機構たる分配器25、25を設
けてある。
【0014】空気熱交換器2、2のコイル2a、2aの
他端2A、2Aは、前記冷媒管9、9および27a、2
7aを介して冷媒管27の一端に接続してあって、この
冷媒管27の他端は、温水供給運転時に開く第5電磁開
閉弁V5 と逆止弁28を介して吸入管19に接続されて
いる。
【0015】前記冷媒管12の前記操作弁14とストレ
ーナ15間に一端を接続した分岐管29の他端を温水熱
交換器4のコイル4aの一端4Cに接続してあって、分
岐管29にはストレーナ30、デフロスト運転時に開と
なる第6電磁開閉弁V6 、第3減圧機構たる膨張弁31
を設けてある。
【0016】温水熱交換器4のコイル4aの他端4Bは
冷媒管21、デフロスト運転時に開となる第7電磁開閉
弁V7 を備える冷媒管32を介して吸入管19に接続さ
れている。
【0017】また、前記冷媒管12の分岐管12a、1
2a側の端部と前記第1電磁開閉弁V1 間に一端を接続
した冷媒管33の他端を吸入管19に接続してあって、
この冷媒管33に、通常運転時には閉じているが圧縮機
1の低圧側圧力が所定の値を下回ると、同圧力を検出す
る低圧スイッチLPからの指令により開く第8の電磁開
閉弁V8 と圧力調整弁34を設けてある。
【0018】なお、図中の符号35は空気熱交換器2冷
却用の送風機を示している。
【0019】次に、上述のように構成した本発明に係る
冷水・温水供給装置の作用を冷水専用供給運転、温水専
用供給運転、デフロスト運転および冷水・温水並行供給
運転の各運転モードごとに説明する。
【0020】各運転モードにおける三方切換弁7のポー
ト切換および電磁開閉弁V1 〜V8の開閉動作は次の表
1のとおりである。
【0021】なお、表中において三方切換弁の欄は吐出
ポートの番号を示し、電磁開閉弁V1 〜V8 の欄の〇は
弁が開、×は弁が閉の状態にあることを示す。
【0022】
【表1】
【0023】<冷水専用供給運転>冷水専用供給運転時
には、空気熱交換器2、2が凝縮器、冷水熱交換器3が
蒸発器として作用するようになっており、図1矢示のよ
うに圧縮機1から吐出された冷媒が吐出管6、分岐管6
a、6aにより2つの三方切換弁7、7の第1ポート7
a、7aに送られ、同三方切換弁の各第2ポート7b、
7bから逆止弁8、8を経て冷媒管9、9により空気熱
交換器2、2のコイル2a、2aに送り込まれる。
【0024】空気熱交換器2、2内で凝縮した冷媒は分
岐管12a、12aにより逆止弁10、10、過冷却コ
イル11、11を経て冷媒管12に流れ込み、第1電磁
開閉弁V1 、逆止弁13、操作弁14、ストレーナ1
5、第2電磁開閉弁V2 を経て膨張弁16にて減圧さ
れ、冷水熱交換器3のコイル3aに送り込まれ、水入口
3bから水出口3cへ流れる被冷却水と熱交換する。
【0025】冷水熱交換器3内で熱交換した冷媒は冷媒
管18により第3電磁開閉弁V3 、逆止弁17を経て吸
入管19に流れ込み、アキュムレータ20を経て圧縮機
1の吸入側に戻される。
【0026】<温水専用供給運転>温水専用供給運転時
には、温水熱交換器4が凝縮器、空気熱交換器2、2が
蒸発器として作用するようになっており、図2における
実線矢示のように前記三方切換弁7、7の各第3ポート
7c、7cからの冷媒が分岐管21a、21a、冷媒管
21により温水熱交換器4のコイル4aに送り込まれ、
水入口4bから水出口4cへ流れる被加熱水と熱交換し
て凝縮する。
【0027】温水熱交換器4からの冷媒は冷媒管22に
より逆止弁22aを経て前記冷媒管12に流れ込み、冷
水専用供給運転時とは逆方向に冷媒管12を流れ、操作
弁14、第4電磁開閉弁V4 および逆止弁23aを介し
て分岐管12a、12aに送られ、分岐管26、26の
ストレーナ24、24を経て分配器25、25で減圧さ
れて空気熱交換器2、2のコイル2a、2aに送り込ま
れる。
【0028】空気熱交換器2、2からの冷媒は前記冷媒
管9、9、27a、27aにより第5電磁開閉弁V5
経て吸入管19に流れ込み、アキュムレータ20を介し
て圧縮機1の吸入側に戻される。
【0029】<デフロスト運転>前述した温水専用供給
運転では空気熱交換器2、2が蒸発器として作用し、空
気熱交換器の表面に霜が付着するので、デフロスト指令
によりデフロスト運転が行われる。
【0030】デフロスト運転時には、図2における破線
矢示のように、前記三方切換弁7、7の各第2ポート7
b、7bからの冷媒が冷媒管9、9を介して空気熱交換
器2、2のコイル2a、2aに送り込まれ、空気熱交換
器2の表面に付着した霜を融かす。
【0031】空気熱交換器2、2からの冷媒は分岐管1
2a、12aにより逆止弁10、10、過冷却コイル1
1、11を経て冷媒管12に送られ、第1電磁開閉弁V
1 、逆止弁13、操作弁14を経て分岐管29に流れ込
み、ストレーナ30、第6電磁開閉弁V6 を経て膨張弁
31により減圧され、温水熱交換器4のコイル4aに送
り込まれる。
【0032】温水熱交換器4からの冷媒は冷媒管21、
冷媒管32により第7電磁開閉弁V7 を経て吸入管19
に送られ、アキュムレータ20を介して圧縮機1の吸入
側に戻される。
【0033】<冷水・温水並行供給運転>冷水・温水並
行供給運転時には、温水熱交換器4が凝縮器、冷水熱交
換器3が蒸発器として作用するようになっており、図3
矢示のように、前記三方切換弁7、7の各第3ポート7
cからの冷媒が分岐管21a、21a、冷媒管21を介
して温水熱交換器4のコイル4aに送り込まれ、水入口
4bから水出口4cへ流れる被加熱水と熱交換して凝縮
する。
【0034】温水熱交換器4からの冷媒は冷媒管22に
より逆止弁22aを経て冷媒管12に送られ、この冷媒
管12によりストレーナ15、第2電磁弁V2 を経て膨
張弁16により減圧され、冷水熱交換器3のコイル3a
に送り込まれ、水入口3bから水出口3cへ流れる被冷
却水と熱交換する。
【0035】冷水熱交換器3からの冷媒は冷媒管18に
より第3電磁開閉弁V3 、逆止弁17を経て吸入管19
に送られ、アキュムレータ20を介して圧縮機1の吸入
側に戻される。
【0036】この冷水・温水並行供給運転時には、空気
熱交換器に冷媒が循環しないので、冷媒の必要循環量が
他の運転モードに比べて小であるが、装置内の冷媒封入
量は冷媒循環量の最も多い運転モードに対応して設定さ
れるので、他の運転モードから冷媒循環量が最も少なく
てすむ冷水・温水並行供給運転に切り換えると、圧縮機
1の高圧側圧力が上昇する。
【0037】本発明の冷水・温水供給装置では、冷水・
温水並行供給運転時には冷媒が循環しない空気熱交換器
2、2内に余剰冷媒を送り、冷媒循環経路内の冷媒循環
量を適正に保つようにしてある。
【0038】圧縮機1の高圧側圧力が上昇して所定の圧
力を上回ると、同圧力を検知する高圧スイッチHPから
の指令により第4電磁開閉弁V4 が開かれる。第4電磁
開閉弁V4 が開くと、図4の実線矢印のように余剰の冷
媒が冷媒管12により空気熱交換器2内へ送られ、高圧
側圧力が所定の値まで下がると第4電磁開閉弁が閉じ、
余剰の冷媒が空気熱交換器2に封入されて冷媒の循環量
が適正に保たれるようになっている。
【0039】また、冷媒の循環量が不足して圧縮機1の
低圧側圧力が所定の圧力を下回ると、同圧力を検出する
低圧スイッチLPからの指令により第8電磁開閉弁V8
が開かれる。
【0040】第8電磁開閉弁V8 が開くと、図4の破線
矢印のように、空気熱交換器2内に封入されていた冷媒
が冷媒管12および冷媒管31により吸入管19へ送ら
れ、所要量の冷媒が循環路へ戻され、圧縮機の低圧側圧
力が所定の値まで上がると第8電磁開閉弁V8 が閉じら
れて、冷媒の循環量が適正に保たれるようになってい
る。
【0041】以上の実施例では空気熱交換器を2基とし
たが、1基とする場合もあり、この場合は一方の分岐管
6a、三方切換弁7、冷媒管9、空気熱交換器2、過冷
却コイル11、分岐管12aは不要である。
【0042】
【発明の作用、効果】本発明に係る冷水・温水供給装置
は上述した構成のものとしてあるので、次の作用、効果
を奏し得る。三方切換弁および各開閉弁の操作により運
転モードが切り替えられ、冷水専用供給運転時には空気
熱交換器が凝縮器、冷水熱交換器が蒸発器として作用し
て冷水熱交換器から冷水が供給され、また、温水専用供
給運転時には温水熱交換器が凝縮器、空気熱交換器が蒸
発器として作用して温水熱交換器から温水が供給され
る。
【0043】また、冷水・温水並行供給運転時には、温
水熱交換器が凝縮器、冷水熱交換器が蒸発器として作用
して温水熱交換器から温水が、冷水熱交換器から冷水が
供給される。
【0044】他の運転モードから冷媒の循環必要量の少
ない冷水・温水並行供給運転モードに切り換えられる
と、冷媒循環路内に余剰冷媒が生じて圧縮機の高圧側圧
力が上昇する。高圧側圧力が所定の値を上回ると、同圧
力を検出する高圧スイッチからの指令により第4電磁開
閉弁が開かれる。
【0045】第4電磁開閉弁が開かれると、冷媒循環経
路内の余剰冷媒が空気熱交換器内へ送られて高圧側圧力
が下がり、同圧力が所定の値まで下がると同第4電磁開
閉弁が閉ざされ、余剰の冷媒は空気熱交換器内に封入さ
れる。
【0046】また、冷媒の循環量が不足して圧縮機の低
圧側圧力が低下すると、同圧力を検出する低圧スイッチ
からの指令により第8電磁開閉弁が開かれる。第8電磁
開閉弁が開かれると、空気熱交換器のコイルに一端が接
続され、他端が吸入管に接続された冷媒管により、空気
熱交換器内に封入されていた冷媒が圧縮機の吸入側に送
られて低圧側圧力が上がり、同圧力が所定の値まで上が
ると第8電磁開閉弁が閉ざされる。上述した作用によ
り、運転モードにより異なる冷媒の循環量を適正に保つ
ことができ、装置の安定した運転を行うことができる。
【0047】また、余剰の冷媒を、冷水・温水並行供給
運転時には冷媒循環経路として使用されていない空気熱
交換器に封入するようにしてあるので、従来の装置にお
いて余剰の冷媒を封入していた受液器は不要となり、装
置の小型化および低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷水専用供給運転時の冷媒の流れを実線矢印で
示す本発明に係る冷水・温水供給装置の構成図。
【図2】温水専用供給運転時の冷媒の流れを実線矢印で
示し、デフロスト運転時の冷媒の流れを破線矢印で示す
本発明に係る冷水・温水供給装置の構成図。
【図3】冷水・温水並行供給運転時の冷媒の流れを実線
矢印で示す本発明に係る冷水・温水供給装置の構成図。
【図4】圧縮機の高圧側圧力が上昇した場合の冷媒の流
れを実線矢印で示し、低圧側圧力が低下した場合の冷媒
の流れを破線矢印で示す本発明に係る冷水・温水供給装
置の構成図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 空気熱交換器 3 冷水熱交換器 4 温水熱交換器 5 逆止弁 6 吐出管 6a 分岐管 7 三方切換弁 8 逆止弁 9 冷媒管 10 逆止弁 11 過冷却コイル 12 冷媒管 12a 分岐管 13 逆止弁 14 操作弁 15 ストレーナ 16 膨張弁 17 逆止弁 18 冷媒管 19 吸入管 20 アキュムレータ 21 冷媒管 21a 分岐管 22、23 冷媒管 22a、23a 逆止
弁 24 ストレーナ 25 分配器 26 分岐管 27 冷媒管 28 逆止弁 29 分岐管 30 ストレーナ 31 膨張弁 32、33 冷媒管 34 圧力調整弁 35 送風機 V・・・V 電磁
開閉弁 HP 高圧スイッチ LP 低圧スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 29/00 361 F24F 5/00 101 F25B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機からの吐出管を三方切換弁の第1ポ
    ートに接続し、同三方切換弁の第2ポートに一端が接続
    された冷媒管の他端を空気熱交換器の一端に接続し、同
    空気熱交換器の他端に一端を接続した冷媒管の他端を、
    逆止弁、冷水専用供給運転時およびデフロスト運転時に
    開となる第1開閉弁、操作弁、冷水専用供給運転時およ
    び冷水・温水並行供給運転時に開となる第2開閉弁、第
    1減圧機構をこの順に介して冷水供給用熱交換器の一端
    に接続し、同冷水供給用熱交換器の他端に一端を接続し
    た冷媒管の他端を、冷水専用供給運転時および冷水・温
    水並行供給運転時に開となる第3開閉弁を介して圧縮機
    の吸入側に接続し、また、前記三方切換弁の第3ポート
    に一端を接続した冷媒管の他端を温水供給用熱交換器の
    一端に接続し、同温水供給用熱交換器の他端に一端を接
    続した冷媒管の他端を前記操作弁と第2開閉弁間の前記
    冷媒管に接続し、前記第1開閉弁を跨ぐ冷媒管を設けて
    この冷媒管に温水専用供給運転時に開となる第4開閉弁
    を設け、前記逆止弁と第1開閉弁間に一端が接続され、
    第2減圧機構を備える冷媒管の他端を前記空気熱交換器
    の逆止弁側の一端に接続し、前記三方切換弁の第2ポー
    トと前記空気熱交換器間の冷媒管に一端を接続した冷媒
    管の他端を温水専用供給運転時に開となる第5開閉弁を
    介して圧縮機の吸入側に接続し、さらに、前記操作弁と
    第2開閉弁間の冷媒管に一端が接続された冷媒管の他端
    を、デフロスト運転時に開となる第6開閉弁、第3減圧
    機構を介して前記温水供給用熱交換器の一端に接続し、
    同温水供給用熱交換器の他端と前記三方切換弁の第3ポ
    ート間の冷媒管に一端を接続した冷媒管の他端を、デフ
    ロスト運転時に開となる第7開閉弁を介して圧縮機の吸
    入側に接続し、前記第4開閉弁を、圧縮機の高圧側圧力
    が所定の値を上回ると、同圧力を検出する高圧スイッチ
    からの指令により開くように構成し、また、一端が前記
    空気熱交換器と第1開閉弁間の冷媒管に接続された冷媒
    管の他端を圧縮機の吸入側に接続し、同冷媒管の途中
    に、通常運転時には閉じられているが圧縮機の低圧側圧
    力が所定の値を下回ると、同圧力を検出する低圧スイッ
    チからの指令により開く第8開閉弁を設けてなる冷水・
    温水供給装置。
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