JP2000130779A - 温水床暖房パネル - Google Patents

温水床暖房パネル

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JP2000130779A
JP2000130779A JP10304472A JP30447298A JP2000130779A JP 2000130779 A JP2000130779 A JP 2000130779A JP 10304472 A JP10304472 A JP 10304472A JP 30447298 A JP30447298 A JP 30447298A JP 2000130779 A JP2000130779 A JP 2000130779A
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貴康 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さく折り畳み可能で輸送及び格納に便利よ
く、しかも施工の際には折り畳んだ部分を広げるだけで
余計な工数を要することなく簡単に施工することができ
る温水床暖房パネルを提供する。 【解決手段】 放熱チューブ2を施設するために蛇行し
た溝aを上面に形成された2枚の断熱基板1a,1bを
小根太4,4を介して接続し、小根太4,4と断熱基板
1aの間で温水床暖房パネルを構成する。断熱基板1
a,1bの折り畳み位置において、放熱チューブ2及び
溝aを迂回させるようにして断熱基板1a,1b間を通
過させる。また、一方の断熱基板1aでは、この折り畳
み位置近傍において、溝aを表面から裏面へ貫通させて
貫通溝8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温水床暖房パネルに
関する。特に、可搬性及び格納性に優れた温水床暖房パ
ネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温水床暖房パネルはマット内に放
熱チューブを敷設した構造であり、折り畳むと放熱チュ
ーブが座屈し損傷する。そのため、温水床暖房パネルを
輸送したり格納したりする場合には、放熱チューブが座
屈しない程度の径に巻いて丸めていた。ところが、この
ようにすると、巻き丸めたマットの中心部が空洞となる
ので、輸送または格納時の容積率が大きく、持ち運び難
いという問題があった。また、マットを巻き丸めると、
施工時にマットを広げた際に巻き癖がついており、逆巻
きにして巻き癖を直す作業が必要となり、施工に余計な
工数を要していた。
【0003】このような不都合を改善することを目的と
して、輸送または格納時に折り畳み可能にした温水床暖
房パネルも案出されている。たとえば、実開平3−11
5322号公報に開示されている温水床暖房パネル51
では、図11に裏面を示すように、放熱チューブ52を
備えたパネル53の中央に貫通孔54をあけ、パネル5
3の片側においてその端縁中央から貫通孔54まで直線
状に第1の切れ目55を入れて分割し、パネル53の他
方片側において第1の切れ目55と一直線になるように
部分的に第2の切れ目56を設け、さらに貫通孔54を
通過する位置で第1及び第2の切れ目55,56と直交
する方向に部分的に第3の切れ目57を入れてヒンジ部
58を形成している。
【0004】しかして、この温水床暖房パネル51を輸
送または格納する場合には、まずパネル53をヒンジ部
58のところで2つ折りにし、ついで第2の切れ目56
でパネル53を畳むことにより、パネル53を4分の1
の大きさに畳んでいる。
【0005】さらに、この温水床暖房パネル51では、
放熱チューブ52はパネル53の凹溝内に収容され表面
を放熱シートで覆われており、さらにヒンジ部58及び
第2の切れ目56の放熱チューブ通過位置ではパネル5
3に矩形の開口59を設け、この開口59内を放熱チュ
ーブ52が通過するようにしている。したがって、この
温水床暖房パネル51では、図12のようにパネル53
をヒンジ部58や第2の切れ目56で折り畳むとき、そ
こでは放熱チューブ52はパネル53の縁で引っ張られ
て破断することがない。
【0006】しかし、このような構造の温水床暖房パネ
ル51でも、パネルをヒンジ部58や第2の切れ目56
で折り畳むとき、図13のようにヒンジ部58や第2の
切れ目56の開口59内を通過している放熱チューブ5
2は2つに折り畳まれた放熱シート60を迂回すること
になるので、長さに余裕のない放熱チューブ52にテン
ションが掛かり、やはり放熱チューブが傷んだり、座屈
により偏平に潰れる恐れがあった。
【0007】あるいは、開口59の位置で放熱シート6
0も切り欠いてあったとしても、開口59の縁で放熱チ
ューブ52の両端はパネル53によって掴まれているの
で、パネル53をヒンジ部で畳むと、放熱チューブ52
に余裕がないために放熱チューブが引っ張られて傷んだ
り、開口59の縁で放熱チューブ52が座屈して折れ曲
がったりすることがあった。
【0008】また、輸送または格納時に折り畳み可能と
なった別な温水床暖房パネル(図示せず)では、折り畳
み部分のパネルが製造時には取り付けられておらず、こ
の部分である程度の長さにわたって放熱チューブがフリ
ーな状態となっている。このため、パネルを折り畳んだ
ときに放熱チューブが座屈しない構造となっている。
【0009】この温水床暖房パネルでは、輸送または格
納時の容積率が小さく持ち運び易いが、施工の際には、
製造時に取り付けられていない部分のパネルを放熱チュ
ーブを配管されたパネルに取り付ける作業が必要とな
り、施工に余計な工数を要していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の技術的
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、小さく折り畳み可能で輸送及び格納に
便利よく、しかも施工の際には折り畳んだ部分を広げる
だけで余計な工数を要することなく簡単に施工すること
ができる温水床暖房パネルを提供することにある。
【0011】
【発明の開示】請求項1に記載の温水床暖房パネルは、
複数枚の基板に設けた溝内に放熱チューブを配設し、こ
の複数枚の基板を折り畳み可能にした温水床暖房パネル
において、前記基板間の折り畳み位置近傍において、隣
接する基板に設けられた前記放熱チューブ配設用の溝
を、折り畳み位置で迂回させるように形成し、隣接する
基板のうち少なくとも一方の基板に設けられた前記溝を
基板裏面へ貫通させたものである。
【0012】この温水床暖房パネルでは、隣接する基板
に設けられた放熱チューブ配設用の溝を基板折り畳み位
置で迂回させるように形成しているので、この温水床暖
房パネルを基板間で2つ折りに畳むと、折り畳み位置近
傍で裏面側へ貫通している箇所から溝内の放熱チューブ
が外部へ抜け出て弛む。この弛みのために放熱チューブ
にテンションが加わったり、放熱チューブが座屈して折
れたりするのを防止することができ、温水床暖房パネル
を折り畳んでも放熱チューブが破損することがなくな
る。
【0013】請求項2に記載の実施態様は、請求項1記
載の温水床暖房パネルにおいて、前記基板間の折り畳み
位置近傍において、隣接する基板のうち一方の基板に設
けられた前記溝だけを基板裏面へ貫通させたものであ
る。
【0014】この実施態様では、基板折り畳み位置の一
方でのみ溝を裏面側へ貫通させているので、温水床暖房
パネルを折り畳んだ場合には、一方の基板側で溝から放
熱チューブが飛び出て放熱チューブが保護される。逆
に、折り畳まれていた基板を開いた場合には、他方の基
板の貫通していない溝によって放熱チューブは溝内に引
き戻されるので、温水床暖房パネルを開いて施工する際
の施工性が良好になる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本
発明の一実施形態による温水床暖房パネルの平面図で、
上面の放熱シートを外した状態を示す。図2は図1のA
−A線断面図で、放熱シートを取り付けている状態を示
す。図3は図1のB−B線断面図で、これも放熱シート
を取り付けている状態を示す。図4(a)(b)(c)
(d)は温水床暖房パネルの構成部材である断熱基板の
各構成要素を示し、(a)(b)はそれぞれ基板両端部
材の平面図、(c)(d)はそれぞれ基板中央部材の平
面図である。図5は基板両端部材の要部の詳細図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線断面図であ
る。図6は図4(b)に示す基板両端部材を分割した状
態を示す図である。
【0016】まず、本発明の一実施形態による温水床暖
房パネルPの全体構成を図1、図2を参照して説明す
る。温水床暖房パネルPは、方形の断熱基板1a,1b
と、該断熱基板1a,1bの上面に面一状態に蛇行して
施設された放熱チューブ2と、その上に積層される放熱
シート3と、前記断熱基板1a,1bに設けられたスリ
ット5及び断熱基板1a,1b間に設けられた貫通スリ
ット6に配置される小根太4等を構成部材としている。
そして、それらの構成部材の組み合わせ結合によって温
水床暖房パネルPが完成する。前記方形の断熱基板1
a,1bは発砲スチロール等の断熱材から構成される。
また、放熱チューブ2は柔軟な素材で形成された管であ
って、放熱し易いものがよい。また放熱シート3はアル
ミニウム製の薄いシートとするが、その他の金属やその
他の材料からなるものであってもよい。前記放熱チュー
ブ2は、図2に示すように、断熱基板1a,1bの上面
に設けられた施設用の溝aに嵌まり込んだ状態で取り付
けられる。
【0017】次に、図4、図5、図6を参照して、前記
温水床暖房パネルPの構成部材の一つである断熱基板1
a,1bを構成する構成要素について説明する。断熱基
板1a,1bは、図4(c)(d)に示す2種の基板中
央部材13a,13bと、図4(a)(b)に示す2枚
の基板両端部材20a,20bとからなる。基板中央部
材13a,13bは断熱基板1a,1bの中央部を構成
する構成要素で、直線状の溝を並列させてなる略並列直
線溝10a,10bをその上面に構成している。一方、
基板両端部材20a,20bには断熱基板1a,1bの
両端部となるべき対の基板部分11a,12a及び12
bと11b,12c及び12dがそれぞれ一体に成形さ
れており、切り離されることでそれぞれ分割片11a,
12a,12bと11b,12c,12dとなる。即
ち、基板両端部材20a,20bの上面には、前記略並
列直線溝10a,10bの両端にそれぞれ連続して接続
されるべき各端部曲線溝21a,21b,22a,22
b,22c,22dの両方を一緒に併合して形成してあ
る。
【0018】両基板両端部材20a,20bの中央部に
は、上端部を除いてスリット5が形成されている。ま
た、両基板両端部材20a,20bの貫通スリット6が
形成される側では、分割片11aの端部曲線溝21aと
分割片11bの端部曲線溝21bがスペース(貫通スリ
ット6)を隔てて連続するように形成されており、しか
も、その部分では両端部曲線溝21a,21bは迂回す
るようにして連続するパターンとなっている。さらに、
一方の基板両端部材20aの貫通スリット6側側面近傍
では、図3に示すように、端部曲線溝21aは基板両端
部材20aの表面から裏面へ貫通した貫通溝8となって
いる。なお、本形態例では、端部曲線溝21aの貫通溝
8と合致させて放熱シート3にも開口9を設けている
が、放熱シート3には開口9を設けないようにしてもよ
い。
【0019】前記基板両端部材20a,20bには、分
割線23に沿って、切り離しを容易に行うための切り離
し容易化加工が施されている。この切り離し容易化加工
は、切り離しを人力のみで容易に行える等、分割片11
a,11b,12a,12b,12c,12dに容易に
切り離すことができるようにした加工で、その加工の種
類には特に限定されるものではないが、本形態例では、
図5に示すように、切り欠きスリット24とV溝25と
の組み合わせから構成している。この切り離し容易化加
工によって、温水床暖房パネルPの組み立てに先立つ断
熱基板1a,1bの組み立ての際においては、作業員自
らの手で、例えば図6に示すように、基板両端部材20
a,20bから容易に分割片11a,11b,12a,
12b,12c,12dを切り離しすることができる。
そしてこの切り離された各分割片11a,11b,12
a,12b,12c,12dをそれぞれ2種4枚の基板
中央部材13a,13bの両端に組み合わせることで、
断熱基板1a,1bの全体を容易に完成させていくこと
ができる。
【0020】前記基板両端部材20a,20bにおい
て、分割線23に沿って形成される一対の分割縁部2
6,26の形状は、前記基板中央部材13a,13bの
両端部に形成される嵌合用縁部16に対して嵌合対形状
となるように構成されている。即ち、基板両端部材20
a,20bの分割線23に沿って切り離された各分割片
11a,11b,12a,12b,12c,12dは、
前記分割縁部26,26が前記分割片11a,11b,
12a,12b,12c,12dの切り離し縁となっ
て、前記基板中央部材13a,13bの嵌合用縁部16
と嵌合することができるのである。分割縁部26,26
の形状を基板中央部材13a,13bの両端部に形成さ
れる嵌合用縁部16に対して嵌合対形状となるよう形成
することで、断熱基板1a,1bや更に温水床暖房パネ
ルPを組み立てる際に、基板中央部材13a,13bと
各分割片11a,11b,12a,12b,12c,1
2dとを仮固定するための、粘着テープ等や仮固定用の
器具が必要でなくなる。
【0021】つぎに、1枚の温水床暖房パネルPを組み
立てる場合の手順を述べる。1枚の温水床暖房パネルP
に必要な2種類4枚の基板中央部材13a,13a,1
3a,13bと2枚の基板両端部材20a,20bを用
意し、各基板両端部材20a,20bをその分割線23
に沿って分割片11a,12a,12b,11b,12
c,12dに切り離す。ついで、この分割片11a及び
12a,12bを2枚の基板中央部材13a,13aの
両端に対して嵌合させて一方の断熱基板1aを組み立て
る。さらに、この断熱基板1aの中央部に生じたスリッ
ト5には小根太4を挿入する。同様に、分割片11b及
び12c,12dを2枚の基板中央部材13a,13b
の両端に対して嵌合させて他方の断熱基板1bを組み立
てる。この断熱基板1bの中央部に生じたスリット5に
は、小根太4を挿入する。さらに、断熱基板1a,1b
をスペース(貫通スリット6)を隔てて並び、この貫通
スリット6内に比較的長い小根太4と短い小根太4を配
設する。こうして小根太4,4を挟んで接続された断熱
基板1a,1b間では、端部曲線溝21aがつながる領
域においては、小根太4,4間に空間(開口)7が形成
されており、断熱基板1aの貫通溝8は当該空間7と連
通している。
【0022】また、小根太4,4を挟んだ接続された断
熱基板1a,1bは、断熱基板1aと小根太4,4の間
(図1のX−X線を通る位置)で折り畳むことができる
ようになっている。ここで温水床暖房パネルを折り畳め
るようにする手段は、いかなる構造のものであってもよ
い。たとえば、小根太4,4と断熱基板1bの間は粘着
テープ等でつないでおき、小根太4,4と断熱基板1a
の間は分離しているようにすればよい。あるいは、小根
太4,4の側面を柄(ほぞ)加工によって断熱基板1b
の側面に係合させ、小根太4,4と断熱基板1aの間は
粘着テープ等でつなぐようにしてもよい。なお、スリッ
ト5に配設される小根太4は、スリット5内に納まって
いるだけでもよく、柄加工等によって断熱基板1a,1
bと係合するようになっていてもよい。あるいは、搬送
中の脱落防止のためには、粘着テープ等によって仮止め
するようにしてもよい。
【0023】さらに、小根太4,4を介して接続された
断熱基板1a,1bの上面において、連続して接続され
た略並列直線溝10a,10bと端部曲線溝21a,2
1b,22a,22b,22c,22dとからなる溝a
に放熱チューブ2を面一状態に嵌め込んで施設し、更に
その上から放熱シート3を貼り付ける。これにより、図
1に示したような1枚の温水床暖房パネルPが完成す
る。
【0024】ところで、前記断熱基板1a,1bの構成
要素である基板中央部材13a,13bは、本形態例で
は、図4(c)に示すような1種類の略並列直線溝10
aのパターンだけで構成するのが、製作上一番簡単であ
るが、1種類のパターンだけに限定されるものではな
い。尚、温水床暖房パネルPの配管接続口を構成した一
辺を構成することになる基板中央部材13bについて
は、図4(d)のように、前記一辺の近傍における溝の
施設密度を大としている。同様に、基板両端部材20
a,20bについても、一種類だけの端部曲線溝パター
ン21aだけで構成するのが製作上一番簡単であるが、
1種類の端部曲線溝パターンに限定されるものではな
い。本形態例の場合は、図4(a)(b)で示すよう
に、2種類のパターン21a,21bとしている。
【0025】次に、上記のような構造の温水床暖房パネ
ルPを輸送または格納のために折り畳んだ状態を説明す
る。上記のように、この温水床暖房パネルPは、小根太
4,4と断熱基板1aの間のX−X線に沿って折り畳む
ことができる。折り畳んだ状態を図7及び図8に示す。
この温水床暖房パネルPでは、この折り畳み位置の近傍
において放熱チューブ2を納めるための溝aに貫通溝8
を設けてあり、しかも、この折り畳み位置では、放熱チ
ューブ2が一方の断熱基板1aから他方の断熱基板1b
へ直線状に横断することなく、円弧状に迂回している
(本形態例では、円弧状に迂回しているが、これに限る
ものではない)から、温水床暖房パネルPを2つに折り
畳むと、図8に示すように迂回している部分の放熱チュ
ーブ2が貫通溝8から抜け出て弛む。よって、温水床暖
房パネルPを2つに折り畳んでも、放熱チューブ2にテ
ンションが掛かったり、放熱チューブ2が2つに折れ曲
がったりすることがなく、放熱チューブ2が傷むのを防
止することができる。
【0026】施工時には、図7のように折り畳まれてい
た温水床暖房パネルPを開くだけでよいので、現場施工
性も良好になる。この実施形態では、一方の断熱基板1
aにだけ貫通溝8を設け、他方の断熱基板1bには貫通
溝を設けていないので、折り畳まれていた温水床暖房パ
ネルを開くと、断熱基板1bの端部曲線溝21bによっ
て貫通溝8から飛び出ていた放熱チューブ2が貫通溝8
内に引き戻される。よって、一層施工が容易になる。
【0027】(第2の実施形態)本発明の別な実施形態
による温水床暖房パネルを図9及び図10に示す。第1
の実施形態では、温水床暖房パネルの折り畳み部分の近
傍において、一方の暖房床パネル1aの溝aだけに貫通
溝8を形成していたが、この実施形態では、温水床暖房
パネルの折り畳み部分の近傍において、両方の断熱基板
1a,1bの溝aに貫通溝8,8を形成している。
【0028】したがって、温水床暖房パネルPを2つに
折り畳んだ場合には、その両面の貫通溝8から放熱チュ
ーブ2が飛び出て弛み、より一層放熱チューブ2に加わ
るテンションを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による温水床暖房パネルの
平面図であって、上面の放熱シートを外した状態を示
す。
【図2】図1のA−A線断面図であって、放熱シートを
取り付けている状態を示す。
【図3】図2のB−B線断面図であって、放熱シートを
取り付けている状態を示す。
【図4】断熱基板の各構成要素を示し、(a)(b)は
それぞれ基板両端部材の平面図、(c)(d)はそれぞ
れ基板中央部材の平面図である。
【図5】基板両端部材の要部の詳細図で、(a)は平面
図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図6】図4(b)に示す基板両端部材を分割した状態
を示す図である。
【図7】同上の温水床暖房パネルを2つに折り畳んだ状
態を示す斜視図である。
【図8】図7のD−D線に沿った拡大断面図である。
【図9】本発明の別な実施形態による温水床暖房パネル
の一部破断した断面図である。
【図10】同上の温水床暖房パネルを構成する断熱基板
の一部破断した平面図である。
【図11】従来例の温水床暖房パネルを示す裏面図であ
る。
【図12】同上の温水床暖房パネルを折り畳んだ状態の
斜視図である。
【図13】同上の温水床暖房パネルを折り畳んだ状態の
一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
P 温水床暖房パネル a 溝 1a,1b 断熱基板 2 放熱チューブ 3 放熱シート 4 小根太 5 スリット 6 貫通スリット 8 貫通溝 10a,10b 略並列直線溝 11a,11b,12a,12b,12c,12d 分
割片 13a,13b 基板中央部材 20a,20b 基板両端部材 21a,21b,22a,22b,22c,22d 端
部曲線溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久宝 洋一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L070 BD01 BD16 BD19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板に設けた溝内に放熱チュー
    ブを配設し、この複数枚の基板を折り畳み可能にした温
    水床暖房パネルにおいて、 前記基板間の折り畳み位置近傍において、隣接する基板
    に設けられた前記放熱チューブ配設用の溝を、折り畳み
    位置で迂回させるように形成し、隣接する基板のうち少
    なくとも一方の基板に設けられた前記溝を基板裏面へ貫
    通させた温水床暖房パネル。
  2. 【請求項2】 前記基板間の折り畳み位置近傍におい
    て、隣接する基板のうち一方の基板に設けられた前記溝
    だけを基板裏面へ貫通させた、請求項1に記載の温水床
    暖房パネル。
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