JP2000130516A - 金属ベルト用エレメント及び金属ベルト - Google Patents

金属ベルト用エレメント及び金属ベルト

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JP2000130516A JP10309966A JP30996698A JP2000130516A JP 2000130516 A JP2000130516 A JP 2000130516A JP 10309966 A JP10309966 A JP 10309966A JP 30996698 A JP30996698 A JP 30996698A JP 2000130516 A JP2000130516 A JP 2000130516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属ベルト全体に占めるエレメントの重量を
軽減することができるようにすること。 【解決手段】 無端帯状をなす金属製のバンド16と、
そのバンド16の長手方向に積層して配置された複数の
金属製のエレメント17とにより、金属ベルト15を構
成する。各エレメント17にはボディ部19及びヘッド
部20を設ける。ボディ部19及びヘッド部20には、
隣接するエレメント17と接触して、その隣接するエレ
メント17との間に隙間26を形成するための突起2
3,27をそれぞれ形成する。突起24は隣接するエレ
メント17の凹部28に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無段変速機等に
おいて動力伝達のために使用される金属ベルトのエレメ
ント及び金属ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の無段変速機等に使用さ
れる金属ベルトにおいては、無端帯状をなす金属製のバ
ンドに、金属板を打ち抜き成形してなる多数の平板状の
エレメントを、ベルトの長手方向へ相対滑り可能に積層
配置して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
金属ベルトにおいては、各エレメントが隣接するエレメ
ントに対して全面で接触した状態に隙間なく配置されて
いる。このため、金属ベルト全体で多数のエレメントが
配列されることになり、金属ベルト全体の重量に占める
エレメントの重量の比率が大きくなって、通常、その重
量割合がベルト全体の70%も占めることになった。よ
って、金属ベルトの駆動中に、プーリに対する周回部分
においてエレメントに大きな遠心力が作用して、バンド
に強い引張力が働き、金属ベルトやその金属ベルトを支
持するプーリの耐久性に問題を発生するおそれがあっ
た。
【0004】これに対処するためには、バンドとして、
厚く強靱なものを使用することが考えられるが、このよ
うにすると、バンドの撓曲性が損なわれ、動力の伝達効
率が著しく低下することになり、実用的でない。
【0005】また、エレメントの全体重量が大きくなる
ことは、金属ベルト全体の重量が増すことを意味する。
このことは、加減速にともなう加速度が生じたときのイ
ナーシャが大きくなって、加減速時の応答性を確保でき
ないばかりでなく、前記と同様に、金属ベルトやプーリ
の耐久性に問題を生じる。
【0006】さらに、各エレメントが隣接する他のエレ
メントに対して全面で接触しているため、それらのエレ
メントの接触、衝突等に伴う騒音や振動も大きくなると
いう問題があった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、金属ベルト全体に占めるエレメントの重
量を軽減することができ、前述した各種の問題点を解消
できる金属ベルト及びそれに使用されるエレメントを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、隣接
する他のエレメントと接触して、その隣接するエレメン
トとの間に隙間を形成するための突起を設けるととも
に、その突起の背面側には隣接する他のエレメントの突
起が嵌合される凹部を形成した。
【0009】従って、各エレメント間に隙間が形成され
て、金属ベルト全体におけるエレメントの配列枚数が少
なくなって、金属ベルト全体に占めるエレメントの重量
比率を軽減することができる。
【0010】このため、金属ベルトの駆動中に、プーリ
に対する周回部分においてエレメントに大きな遠心力が
作用することがなく、バンドに強い引張力が働くのを防
止して、金属ベルトやその金属ベルトを支持するプーリ
の耐久性を向上できる。従って、バンドとして、厚く強
靱なものを使用する必要がなく、薄く柔軟性に富むもの
を使用でき、高い動力伝達効率を確保できる。
【0011】また、エレメントの重量軽減により、金属
ベルト全体の重量を軽減でき、加減速にともなう加速度
が生じたときのイナーシャを小さくして、加減速時の応
答性を確保できる。
【0012】しかも、各エレメントが隣接する他のエレ
メントに対して全面で接触することなく、突起のみで接
触するため、それらのエレメントの接触、衝突等に伴う
騒音や振動を低減できる。
【0013】加えて、突起が隣接するエレメントの凹部
に嵌合するため、隣接するエレメント間の位置決めがな
され、動力の伝達効率の向上に寄与できる。請求項2に
記載の発明では、請求項1において、前記エレメント
は、両側においてプーリに接触するボディ部と、ピーラ
部を介してボディ部と一体形成されたヘッド部とを備
え、ピーラ部の両側にはバンドを通すためのスリットを
形成したものである。
【0014】請求項3においては、請求項2において、
前記突起をボディ部に形成したものである。請求項4に
おいては、請求項2において、前記突起をボディ部とヘ
ッド部とに形成したものである。。
【0015】ボディ部とヘッド部との両者に突起を形成
すれば、バンドの表裏両面側において、突起によりエレ
メント間の間隔を確保でき、その間隔確保を確実に行う
ことができる。
【0016】請求項5においては、請求項3または請求
項4において、前記ボディ部の突起は、隣接するエレメ
ントに接合する第1突起と、凹部に嵌合する第2突起と
により2段状に形成したものである。
【0017】従って、凹部が突出量の多い第2突起と対
応するように形成すれば、第2突起と凹部とを同時に、
かつ容易に成形できる。請求項6においては、請求項5
において、第1突起を多角形状に形成したものである。
【0018】請求項7においては、請求項5または6に
おいて、第2突起を多角形状に形成したものである。請
求項8においては、請求項5〜7のいずれかにおいて、
凹部を第2突起と対応する形状に形成したものである。
【0019】従って、隣接するエレメント間の相対回転
が阻止され、バンドに対するエレメントのねじれが防止
されて、動力の伝達効率の向上及び振動,騒音の防止に
寄与できる。
【0020】請求項9においては、請求項1〜8のいず
れかに記載のエレメントと、そのエレメントを長さ方向
に沿って多数列設した環状の金属製のバンドとよりなる
金属バンドとしたものである。
【0021】従って、請求項請求項1〜8のいずれかに
構成による効果を備えた金属ベルトの実現が可能にな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の第1の実施形
態を、図面に基づいて詳細に説明する。図3及び図6に
示すように、駆動軸11には駆動プーリ12が取り付け
られ、その外周にはほぼV字状の環状溝12aが形成さ
れている。駆動軸11と対応する被動軸13には被動プ
ーリ14が取り付けられ、その外周にはほぼV字状の環
状溝14aが形成されている。駆動プーリ12及び被動
プーリ14の環状溝12a,14a間には無端状の金属
ベルト15が掛装され、駆動軸11の回転が駆動プーリ
12、金属ベルト15及び被動プーリ14を介して被動
軸13に伝達される。
【0023】図2及び図3に示すように、前記金属ベル
ト15は、金属製の左右一対のバンド16と、両バンド
16間においてそれらの長さ方向に積層して配置された
多数枚の金属製のエレメント17とから構成されてい
る。各バンド16は、金属薄板よりなる複数の無端帯状
体18を板厚方向に積層重合して構成され、各無端帯状
体18の両面またはいずれか片面には、サーフェスプロ
ファイリング18aが施されている。
【0024】このサーフェスプロファイリング18a
は、例えば複数のローラを介して薄板状の無端帯状体1
8を圧延成形する際に、いずれか1つのローラの周面に
設けられたプロファイリング、すなわち凹凸状の模様に
よって形成される。また、その他の方法としては、所定
板厚に圧延された無端帯状体18に、サンドブラストあ
るいはショットピーニングにて、微小な断面ほぼ円弧状
をなす多数の凹部を付与することにより形成される。そ
して、このサーフェスプロファイリング18aの形成に
よって、バンド16の各無端帯状体18間、及びバンド
16と各エレメント17との間の接触面積が小さくなる
とともに、サーフェスプロファイリング18aの凹部に
潤滑油が保持される。このため、バンド16の各無端帯
状体18間、及びバンド16と各エレメント17との間
の摩擦抵抗が軽減される。
【0025】図1〜図4に示すように、前記各エレメン
ト17は、所定板厚の金属板を打ち抜き加工して、左右
対称をなす形状に成形されている。また、このエレメン
ト17としては、例えばSK6材等の鉄系金属が用いら
れている。エレメント17の外周面全体には、サンドブ
ラストあるいはショットピーニングによりサーフェスプ
ロファイリング17aが形成され、潤滑油を保持して、
各エレメント17間、及びバンド16と各エレメント1
7との間の摩擦抵抗が軽減される。
【0026】そして、このエレメント17には、ボディ
部19及びヘッド部20がピーラ部21を介して一体形
成され、ピーラ部21の両側には前記左右のバンド16
をそれぞれ通すためのスリット22が形成されている。
【0027】前記エレメント17のボディ部19の両側
縁には、図1の下側(以後、この下側を先端側とする)
に向かって次第に接近する傾斜部19aがそれぞれ形成
されている。そして、金属ベルト15が駆動プーリ12
及び被動プーリ14を周回する際に、これらの傾斜部1
9aが、駆動プーリ12及び被動プーリ14の環状溝1
2a,14aの内側面に接触される。また、ボディ部1
9の先端縁には凹部19bが形成され、この凹部19b
によりボディ部19の肉が盗まれて、エレメント17の
軽量化が図られている。
【0028】さらに、ヘッド部20の先端(ボディ部1
9の反対側)の両側部20aが切除され、これによりヘ
ッド部20の肉が盗まれて、エレメント17の軽量化が
図られている。
【0029】図1〜図4に示すように、前記エレメント
17のボディ部19の表面における図1の上下方向中央
部には、すなわち金属ベルト15のピッチラインL上に
位置する部分にはほぼ菱形の第1突起23が形成されて
いる。その第1突起23の頂部中央には、同じくピッチ
ラインL上に位置するように、第1突起23より小さく
それと相似形をなす第2突起24が形成されている。図
4に示すように、エレメント17の背面において、第2
突起23と対応する部分には、凹部25が形成されてい
る。この凹部25が第2突起24とほぼ同形同大をな
し、第2の突起24を嵌合する。従って、第1突起23
は隣接する他のエレメント17の背面に接合し、このた
め、隣接するエレメント17間には第2突起23の厚み
に相当する隙間26が形成される。
【0030】エレメント17のヘッド部20の図1にお
ける上下方向中央部には、ヘッド部20を屈曲させるこ
とにより、側面ほぼ三角形状の第3突起27が、ヘッド
部20の幅方向の全長に亘って突出形成されている。第
3突起27の背面側は凹部28になっている。そして、
前記両プーリ12,14の間の直線部分において、第3
突起27が凹部28に嵌合する。
【0031】すなわち、図5に示すように、複数のエレ
メント17が駆動プーリ12と従動プーリ14との間に
おいてほぼ直線上に配列された状態では、第2突起24
が、隣接する他のエレメント17の凹部25に嵌合し
て、第1突起23が隣接するエレメント17の背面に接
合される。これとともに、第3突起27が隣接するエレ
メント17の凹部28に接触される。そして、この状態
では、隣接し合う各エレメント17間のボディ部19及
びピーラ部21間に隙間26が形成される。
【0032】さらに、図5に示すように、複数のエレメ
ント17が駆動プーリ12及び従動プーリ14の環状溝
12a,14a内で円弧状に周回配列された状態では、
各エレメント17の下端部の表面及び背面が相互に接合
するとともに、第1突起23の下端部が隣接する他のエ
レメント17の背面に接合する。また、第3突起27が
隣接するエレメント17の凹部28から離間される。
【0033】この状態で、駆動プーリ12の回転にとも
ない、金属ベルト15が周回移動されて、被動プーリ1
4に回転が伝達される。また、駆動側あるいは被動側の
トルク変動による一方または双方のプーリ12,14の
環状溝12a,14aの幅が変更された場合には、それ
に追随してエレメント17がプーリ12,14の半径方
向に移動する。
【0034】さて、この実施形態の金属ベルト15にお
いては、各エレメント17のボデイ部19及びヘッド部
20に突起23,27がそれぞれ形成され、これらの突
起23,27が隣接するエレメント17の背面に接触し
て、各エレメント17間に隙間26が形成され、各エレ
メント17間の間隔が保持されるようになっている。こ
のため、金属ベルト15全体におけるエレメント17の
配列枚数が少なくなって、この実施形態では、金属ベル
ト15全体に占めるエレメント17の重量が、従来構成
に比較して32%程度軽減される。
【0035】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 各エレメント17には隣接するエレメント17と接
触して、その隣接するエレメント17との間に隙間26
を形成して、各エレメント17間の間隔を保持するため
の突起23,27が形成されている。
【0036】よって、金属ベルト15全体におけるエレ
メント17の配列枚数が少なくなって、金属ベルト15
全体に占めるエレメント17の重量を軽減することがで
きる。従って、金属ベルト15の駆動中に作用するイナ
ーシャや応力を小さくすることができる。このため、エ
レメント17自身、バンド16及びプーリ12,14に
かかる負担を軽減して、それらの耐久性を向上させるこ
とができるとともに、加減速にともなう応答性を向上で
きる。
【0037】しかも、エレメント17の数が少ないた
め、プーリ12,14の周回部分において金属ベルト1
5に作用する遠心力が小さくなる。このため、バンド1
6に大きな引張り力が作用しないため、バンド16とし
て、薄く、柔軟性に富むものを使用でき、動力の伝達効
率を向上できる。
【0038】また、各エレメント17が隣接するエレメ
ント17に対して全面で接触することなく、突起23,
27部分のみにおいて接触されるため、駆動中のエレメ
ント17の接触、衝突にともなって発生する振動や騒音
を低減することもできる。
【0039】・ ボディ部19とヘッド部20との両者
に突起23,27がそれぞれ形成されている。従って、
バンド16の表裏両面側において、それぞれ突起23,
27により各エレメント17間の間隔を確保でき、その
間隔確保を確実に行うことができて、軽量化に寄与でき
るとともに、バンド16の表裏におけるエレメント間の
間隔を均等にできて、エレメント17の振動等を抑制で
きる。
【0040】・ 第2突起24が隣接するエレメント1
7の凹部25に嵌合している。このため、隣接するエレ
メント17間の位置決めがなされ、隣接するエレメント
17間、ひいてはバンド16に対する各エレメント17
の位置決めがなされる。従って、エレメント17がバン
ド16の厚さ方向及び長さ方向に移動するのを防止し
て、動力の伝達効率の向上に寄与できる。
【0041】・ 第2突起24及びその第2突起24が
嵌合される凹部25が菱形をなしているため、隣接する
エレメント17間の相対回転が阻止される。従って、バ
ンド16に対するエレメント17のねじれが防止され
て、エレメント17は整列されて、バンド17の対する
定位置を保持する。このため、動力の伝達効率の向上に
寄与できるばかりでなく、エレメント17とプーリ1
2,14との不要な衝突等を防止して、騒音や振動の発
生を抑制できる。
【0042】・ 第1,第2突起23,24が2段状に
形成され、凹部25が突出量の多い第2突起24と対応
するように形成されている。従って、第2突起24と凹
部25とを同時に、かつ容易に成形できる。
【0043】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ エレメント17の第1突起23と第2突起24との
突出方向を前記実施形態とは逆にすること。
【0044】・ エレメント17の第3突起27の突出
方向を前記実施形態とは逆にすること。 ・ 第1突起23及び第2突起24のいずれか一方また
は双方を円形に形成すること。第2突起24を円形にし
た場合には、凹部28もそれに対応して円形にするのが
好ましい。
【0045】・ 第1突起23及び第2突起24のいず
れか一方または双方を四角形以外の多角形、例えば三角
形、五角形、六角形等に形成すること。この場合、凹部
28は第2突起24と同じ形状にするのが好ましい。
【0046】・ 前記実施形態では第1,第2突起2
3,24を同一位置において2段状に形成したが、両突
起23,24をそれぞれ異なった位置に形成すること。
例えば、両突起23,24をボディ部19に並設するこ
と。凹部25は第2突起24に対応するようにボディ部
19の背面に形成する。
【0047】・ エレメント17として2種以上の異な
った金属材料よりなるものを用意し、異種材料のものを
隣接させるように順に配置して構成すること。このよう
に構成すれば、隣接するエレメント17の固有振動数が
異なるため、振動や騒音を低減できる。
【0048】・ エレメント17として前記実施形態と
は異なる材質のもの、例えばSK6以外の鉄系金属,ス
テンレススチール等を用いること。 ・ エレメント17のボデイ部19の両側ショルダ部上
に角を落とした曲面加工を施し、バンド16に対して円
滑に接触するように構成すること。
【0049】・ エレメント17のボデイ部19の両側
ショルダ部22及び両側傾斜部19a上に、表面硬化処
理を施すこと。 ・ エレメント17のボデイ部19の両側ショルダ部2
2及び両側傾斜部19a上に、超硬度の金属粉末を散布
するとともに加熱により溶融凝固させて、超硬度合金層
を形成するように構成すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エレメントを示す斜視図。
【図2】 金属ベルトを示す部分平面図。
【図3】 金属ベルトを示す断面図。
【図4】 エレメントを拡大して示す側面図。
【図5】 エレメントの配列状態を示す側面図。
【図6】 金属ベルトとプーリとの関係を示す側面図。
【符号の説明】
15…金属ベルト、16…バンド、17…エレメント、
19…ボディ部、20…ヘッド部、23…第1突起、2
4…第2突起、25…凹部、26…隙間、27…第3突
起。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端帯状をなす金属製のバンドの長手方
    向に積層配置される金属ベルト用エレメントにおいて、 隣接する他のエレメントと接触して、その隣接するエレ
    メントとの間に隙間を形成するための突起を設けるとと
    もに、その突起の背面側には隣接する他のエレメントの
    突起が嵌合される凹部を形成した金属ベルト用エレメン
    ト。
  2. 【請求項2】 両側においてプーリの環状溝の内側面に
    接触するボディ部と、ピーラ部を介してボディ部と一体
    形成されたヘッド部とを備え、ピーラ部の両側にはバン
    ドを通すためのスリットを形成した請求項1に記載の金
    属ベルト用エレメント。
  3. 【請求項3】 前記突起をボディ部に形成した請求項2
    に記載の金属ベルト用エレメント。
  4. 【請求項4】 前記突起をボディ部とヘッド部とに形成
    した請求項2に記載の金属ベルト用エレメント。
  5. 【請求項5】 前記ボディ部の突起は、隣接するエレメ
    ントに接合する第1突起と、凹部に嵌合する第2突起と
    により2段状に形成した請求項3または4に記載の金属
    ベルト用エレメント。
  6. 【請求項6】 第1突起を多角形状に形成した請求項5
    に記載の金属ベルト用エレメント。
  7. 【請求項7】 第2突起を多角形状に形成した請求項5
    または6に記載の金属ベルト用エレメント。
  8. 【請求項8】 凹部を第2突起と対応する形状に形成し
    た請求項5〜7のいずれかに記載の金属ベルト。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のエレメ
    ントと、そのエレメントを長さ方向に沿って多数列設し
    た環状の金属製のバンドとよりなる金属バンド。
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