JP2000130403A - リリーフ弁を有する油圧モータ装置 - Google Patents
リリーフ弁を有する油圧モータ装置Info
- Publication number
- JP2000130403A JP2000130403A JP10305993A JP30599398A JP2000130403A JP 2000130403 A JP2000130403 A JP 2000130403A JP 10305993 A JP10305993 A JP 10305993A JP 30599398 A JP30599398 A JP 30599398A JP 2000130403 A JP2000130403 A JP 2000130403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic motor
- pressure
- relief valve
- spring
- spring seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 極めて簡単な手段により、リリーフ弁の作動
圧力を2段階に設定することができ、高圧設定時にはブ
レーキ開始時の昇圧パターンを滑らかにすると共に、低
圧時には確実に低圧を維持することができるよう構成し
たリリーフ弁を有する油圧モータ装置を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ60から切換弁58を介して
給排される圧油により慣性負荷56を駆動する油圧モー
タ52の両管路に分岐して配設され、前記油圧モータの
回転を減速停止する際に供給口70A、70Bの圧力上
昇によりポペット78がその背部に一端を押接するバネ
弾力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へリリー
フさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室
86へ絞りを介して導入することにより、前記バネの他
端に押接されたバネ座ピストン80を移動させて、前記
バネを圧縮してリリーフ圧力を調整するように構成した
リリーフ弁50A、50Bを有する油圧モータ装置にお
いて、前記供給口70A、70Bから前記バネ座ピスト
ン室86への通路上に、外部信号により前記通路を連通
・遮断する切換手段90を設ける。
圧力を2段階に設定することができ、高圧設定時にはブ
レーキ開始時の昇圧パターンを滑らかにすると共に、低
圧時には確実に低圧を維持することができるよう構成し
たリリーフ弁を有する油圧モータ装置を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ60から切換弁58を介して
給排される圧油により慣性負荷56を駆動する油圧モー
タ52の両管路に分岐して配設され、前記油圧モータの
回転を減速停止する際に供給口70A、70Bの圧力上
昇によりポペット78がその背部に一端を押接するバネ
弾力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へリリー
フさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室
86へ絞りを介して導入することにより、前記バネの他
端に押接されたバネ座ピストン80を移動させて、前記
バネを圧縮してリリーフ圧力を調整するように構成した
リリーフ弁50A、50Bを有する油圧モータ装置にお
いて、前記供給口70A、70Bから前記バネ座ピスト
ン室86への通路上に、外部信号により前記通路を連通
・遮断する切換手段90を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルの旋
回駆動装置等を制御するための慣性体駆動回路に適用し
得るリリーフ弁を有する油圧モータ装置に関するもので
ある。
回駆動装置等を制御するための慣性体駆動回路に適用し
得るリリーフ弁を有する油圧モータ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、慣性体駆動回路は、油圧ポンプ
の圧油を切換弁によりその回転方向と停止とを制御し
て、油圧モータの駆動制御を行うように構成されてい
る。そこで、油圧モータが一方向へ回転中のときに、切
換弁を中立位置に戻して慣性体の駆動を停止させると、
油圧モータの戻り側通路は切換弁により閉止されるが、
慣性体には慣性回転力が残っており、戻り側の油圧力は
急上昇してエネルギーが増加し、ショックを発生して、
油圧モータの歯車等を破損させることがある。
の圧油を切換弁によりその回転方向と停止とを制御し
て、油圧モータの駆動制御を行うように構成されてい
る。そこで、油圧モータが一方向へ回転中のときに、切
換弁を中立位置に戻して慣性体の駆動を停止させると、
油圧モータの戻り側通路は切換弁により閉止されるが、
慣性体には慣性回転力が残っており、戻り側の油圧力は
急上昇してエネルギーが増加し、ショックを発生して、
油圧モータの歯車等を破損させることがある。
【0003】このため、従来において、リリーフ弁を油
圧回路に設置して油圧力の急上昇を防止することが提案
されている(実公昭63−21814号公報)。
圧回路に設置して油圧力の急上昇を防止することが提案
されている(実公昭63−21814号公報)。
【0004】すなわち、この提案に係るリリーフ弁は、
図8に示す構成からなり、供給通路2の圧力が低い時に
は、リリーフ弁1は非作動状態にあり、外側ポペット4
は受け5およびバネ受け6を介してバネ7により左方向
に押圧されて、シート8と接し、かつバネ座ピストン9
がプラグ10に接した位置にあり、供給通路2と戻り通
路3とを図8に示すように遮断する。
図8に示す構成からなり、供給通路2の圧力が低い時に
は、リリーフ弁1は非作動状態にあり、外側ポペット4
は受け5およびバネ受け6を介してバネ7により左方向
に押圧されて、シート8と接し、かつバネ座ピストン9
がプラグ10に接した位置にあり、供給通路2と戻り通
路3とを図8に示すように遮断する。
【0005】そこで、供給通路2の圧力が上昇すると、
この圧油は外側ポペット4に作用し、バネ7の弾力に抗
して外側ポペット4を右方向に移動させて、供給通路2
と戻り通路3とを連通し、リリーフ作用を開始する。一
方において、圧油は外側ポペット4の偏心孔11、孔1
2を介して軸方向の通路13流入し、さらに横孔14、
環状溝15、通路16を経てバネ座ピストン室17に導
入される。このバネ座ピストン室17の圧油は、前記供
給通路2の圧力上昇に対応してバネ座ピストン9をバネ
7の弾力に抗して図示の位置から左方向へ移動する。
この圧油は外側ポペット4に作用し、バネ7の弾力に抗
して外側ポペット4を右方向に移動させて、供給通路2
と戻り通路3とを連通し、リリーフ作用を開始する。一
方において、圧油は外側ポペット4の偏心孔11、孔1
2を介して軸方向の通路13流入し、さらに横孔14、
環状溝15、通路16を経てバネ座ピストン室17に導
入される。このバネ座ピストン室17の圧油は、前記供
給通路2の圧力上昇に対応してバネ座ピストン9をバネ
7の弾力に抗して図示の位置から左方向へ移動する。
【0006】これにより、バネ7はさらに圧縮されるた
め、リリーフ圧力は上昇していく。このバネ座ピストン
9の移動により、ロッド18の横孔14は徐々に開口面
積を減少することにより、バネ座ピストン室17への圧
油を減量する。さらに、バネ座ピストン9は、移動し、
横孔14の開口が閉じられ、バネ座ピストン室17への
圧油の流入が実質的になくなるので、バネ座ピストン9
の左行限位置は保持される。
め、リリーフ圧力は上昇していく。このバネ座ピストン
9の移動により、ロッド18の横孔14は徐々に開口面
積を減少することにより、バネ座ピストン室17への圧
油を減量する。さらに、バネ座ピストン9は、移動し、
横孔14の開口が閉じられ、バネ座ピストン室17への
圧油の流入が実質的になくなるので、バネ座ピストン9
の左行限位置は保持される。
【0007】このように、設定圧力の上昇は、上限値に
近付くにつれてその増加量が緩やかになるため、リリー
フ弁1の始動時における急上昇圧力に起因するショック
を緩和することができる。また、供給通路2の圧力が設
定値以下になると、バネ座ピストン9の右端面に作用す
るバネ座ピストン室17の圧力が低くなり、バネ座ピス
トン9はバネ7の弾力により図8に示す位置に戻り、次
の動作に備える。
近付くにつれてその増加量が緩やかになるため、リリー
フ弁1の始動時における急上昇圧力に起因するショック
を緩和することができる。また、供給通路2の圧力が設
定値以下になると、バネ座ピストン9の右端面に作用す
るバネ座ピストン室17の圧力が低くなり、バネ座ピス
トン9はバネ7の弾力により図8に示す位置に戻り、次
の動作に備える。
【0008】従って、前記のように構成されたリリーフ
弁は、供給通路2の圧力が上昇すると、まず外側ポペッ
ト4がバネ7の弾力に抗して右行し、これと同時にバネ
座ピストン9の右側のバネ座ピストン室17に圧油が流
入し、バネ座ピストン9は左行してバネ7を圧縮させて
その弾性力(リリーフ圧力)を高めていく。このバネ座
ピストン9の左行に伴い、バネ座ピストン室17へ圧油
が流入する横孔14の開口面積は小さくなり、やがて横
孔14を閉じ、圧油の流入がなくなって左行限位置に保
持されたバネ座ピストン9とバネ受け6との間で圧縮さ
れたバネ7の弾性力と平衡するリリーフ圧力が設定圧力
になり、リリーフ弁1の始動時における圧力ピークを低
減させる効果を発揮させることができる。
弁は、供給通路2の圧力が上昇すると、まず外側ポペッ
ト4がバネ7の弾力に抗して右行し、これと同時にバネ
座ピストン9の右側のバネ座ピストン室17に圧油が流
入し、バネ座ピストン9は左行してバネ7を圧縮させて
その弾性力(リリーフ圧力)を高めていく。このバネ座
ピストン9の左行に伴い、バネ座ピストン室17へ圧油
が流入する横孔14の開口面積は小さくなり、やがて横
孔14を閉じ、圧油の流入がなくなって左行限位置に保
持されたバネ座ピストン9とバネ受け6との間で圧縮さ
れたバネ7の弾性力と平衡するリリーフ圧力が設定圧力
になり、リリーフ弁1の始動時における圧力ピークを低
減させる効果を発揮させることができる。
【0009】しかしながら、前記構成のリリーフ弁にお
いて、バネ座ピストン9における圧油作用面積は、バネ
7を装填したバネ室19を形成したキャップの孔20に
嵌合されたバネ座ピストン9の外径と、ロッド18を挿
入したバネ座ピストン9の内孔21の孔径との間に挾ま
れたリング形状の比較的大きな面積を有しており、バネ
座ピストン室17に流入する圧油が油圧モータの回転時
に、戻り通路に発生する背圧程度の低い圧力でも、バネ
座ピストン9は左方向へ移動を開始することになり、供
給通路2の圧力が上昇した時にバネ座ピストン室17へ
圧油を流入するために必要な横孔14は、既にバネ座ピ
ストン9が左行していることにより閉じられており、こ
の横孔14が閉じられた後では大きなピークを解消して
ショックを低減することは不可能であった。
いて、バネ座ピストン9における圧油作用面積は、バネ
7を装填したバネ室19を形成したキャップの孔20に
嵌合されたバネ座ピストン9の外径と、ロッド18を挿
入したバネ座ピストン9の内孔21の孔径との間に挾ま
れたリング形状の比較的大きな面積を有しており、バネ
座ピストン室17に流入する圧油が油圧モータの回転時
に、戻り通路に発生する背圧程度の低い圧力でも、バネ
座ピストン9は左方向へ移動を開始することになり、供
給通路2の圧力が上昇した時にバネ座ピストン室17へ
圧油を流入するために必要な横孔14は、既にバネ座ピ
ストン9が左行していることにより閉じられており、こ
の横孔14が閉じられた後では大きなピークを解消して
ショックを低減することは不可能であった。
【0010】このような観点から、本出願人は、先に、
供給通路の圧力が上昇した時に、バネを圧縮してリリー
フ圧力を高くするように、移動させることによってバネ
座ピストンの圧油作用面積を小さくすることができ、こ
れにより低い圧力ではバネ座ピストンが移動することな
く、供給通路の圧力が上昇した際に、リリーフ弁の始動
時における圧力ピークを解消し、かつショックを低減す
るようにした油圧モータのリリーフ弁を開発し、特許を
得た(特許第2571928号公報)。
供給通路の圧力が上昇した時に、バネを圧縮してリリー
フ圧力を高くするように、移動させることによってバネ
座ピストンの圧油作用面積を小さくすることができ、こ
れにより低い圧力ではバネ座ピストンが移動することな
く、供給通路の圧力が上昇した際に、リリーフ弁の始動
時における圧力ピークを解消し、かつショックを低減す
るようにした油圧モータのリリーフ弁を開発し、特許を
得た(特許第2571928号公報)。
【0011】すなわち、この特許に係る油圧モータのリ
リーフ弁は、図9および図10に示すように、油圧ポン
プ22から切換弁23を介して給排される圧油により慣
性負荷を駆動する油圧モータ24の両管部に分岐して配
設され、前記油圧モータの回転を停止した際に供給口の
圧力上昇によりポペット25がその背部に一端を押接す
るバネ26に抗して移動して開口し、その圧油を出口へ
リリーフさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピス
トン室27へ絞り28を介して導入することにより、前
記バネ26の他端に押接されたバネ座ピストン29を移
動させて、前記バネ26を圧縮してリリーフ圧力を調整
する油圧モータ24のリリーフ弁30A、30Bにおい
て、前記バネ26を装填した内孔31より段付き小径と
した内孔32を設けて圧油作用面積を小さくしたバネ座
ピストン29を、移動可能に嵌装することにより前記油
圧モータの回転時に戻り通路に発生する背圧程度の圧力
では前記バネ座ピストン29を初期位置に保持して移動
されることのないように構成したものである。
リーフ弁は、図9および図10に示すように、油圧ポン
プ22から切換弁23を介して給排される圧油により慣
性負荷を駆動する油圧モータ24の両管部に分岐して配
設され、前記油圧モータの回転を停止した際に供給口の
圧力上昇によりポペット25がその背部に一端を押接す
るバネ26に抗して移動して開口し、その圧油を出口へ
リリーフさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピス
トン室27へ絞り28を介して導入することにより、前
記バネ26の他端に押接されたバネ座ピストン29を移
動させて、前記バネ26を圧縮してリリーフ圧力を調整
する油圧モータ24のリリーフ弁30A、30Bにおい
て、前記バネ26を装填した内孔31より段付き小径と
した内孔32を設けて圧油作用面積を小さくしたバネ座
ピストン29を、移動可能に嵌装することにより前記油
圧モータの回転時に戻り通路に発生する背圧程度の圧力
では前記バネ座ピストン29を初期位置に保持して移動
されることのないように構成したものである。
【0012】しかるに、前記リリーフ弁30A、30B
の動作は、図9および図10において、切換弁23が図
示の中立状態の時、供給通路32A、32B、すなわち
図10における供給口33には圧力はなく、リリーフ弁
30A、30Bは非作動状態であり、ポペット25の先
端はバネ26の弾性力により左方向へ押圧されてシート
34の弁座に接しており、供給口33と出口35とは遮
断されている。
の動作は、図9および図10において、切換弁23が図
示の中立状態の時、供給通路32A、32B、すなわち
図10における供給口33には圧力はなく、リリーフ弁
30A、30Bは非作動状態であり、ポペット25の先
端はバネ26の弾性力により左方向へ押圧されてシート
34の弁座に接しており、供給口33と出口35とは遮
断されている。
【0013】そこで、切換弁23を中立位置から上方位
置へ切り換えると、油圧ポンプ22の圧油は切換弁23
を介して管路36から油圧モータ24に流入されて、一
方向へ回転させると共に、油圧モータ24から排出され
る圧油は、管路37から切換弁23を介してタンク38
ヘ戻される。次いで、この油圧モータ24を回転状態か
ら停止させるために、切換弁23を中立位置に切り換え
ると、管路36、37はそれぞれ油圧ポンプ22とタン
ク38との回路が遮断されるが、慣性体39の慣性回転
力のため油圧モータ24は直ちに停止せず、管路37の
圧力は上昇する。従って、供給通路32Bを通ってリリ
ーフ弁30Bの供給口33の圧力は上昇し、ポペット2
5にはシート34の弁座径D1と、ロッド40の径D2と
の差(D1>D2)で形成される有効断面積に供給口33
の圧油の力が作用し、バネ26の弾性力に抗して右方向
へ移動させ、シート34の開放された弁座と横孔41を
介して、供給口33と出口35とを連通させることによ
り、リリーフ作用を開始する。
置へ切り換えると、油圧ポンプ22の圧油は切換弁23
を介して管路36から油圧モータ24に流入されて、一
方向へ回転させると共に、油圧モータ24から排出され
る圧油は、管路37から切換弁23を介してタンク38
ヘ戻される。次いで、この油圧モータ24を回転状態か
ら停止させるために、切換弁23を中立位置に切り換え
ると、管路36、37はそれぞれ油圧ポンプ22とタン
ク38との回路が遮断されるが、慣性体39の慣性回転
力のため油圧モータ24は直ちに停止せず、管路37の
圧力は上昇する。従って、供給通路32Bを通ってリリ
ーフ弁30Bの供給口33の圧力は上昇し、ポペット2
5にはシート34の弁座径D1と、ロッド40の径D2と
の差(D1>D2)で形成される有効断面積に供給口33
の圧油の力が作用し、バネ26の弾性力に抗して右方向
へ移動させ、シート34の開放された弁座と横孔41を
介して、供給口33と出口35とを連通させることによ
り、リリーフ作用を開始する。
【0014】同時に、供給口33の圧油は、ポペット2
5とロッド40の通路42から絞り28を介して通路4
3を通って、バネ座ピストン室27に導入され、このバ
ネ座ピストン室27の圧油は、供給口33の圧力上昇に
対応して圧力が上昇し、バネ座ピストン29をバネ26
の弾力に抗して左方向へ移動させる。この結果、バネ2
6はさらに圧縮され、リリーフ圧力は上昇する。バネ座
ピストン29の左行は、バネ座ピストン室27の圧力上
昇に伴い、バネ座ピストン29のフランジ部44の左側
面45が弁本体46の壁面47に接するまでストローク
Lを移動して停止し、この停止した時のリリーフ圧が設
定圧力である。
5とロッド40の通路42から絞り28を介して通路4
3を通って、バネ座ピストン室27に導入され、このバ
ネ座ピストン室27の圧油は、供給口33の圧力上昇に
対応して圧力が上昇し、バネ座ピストン29をバネ26
の弾力に抗して左方向へ移動させる。この結果、バネ2
6はさらに圧縮され、リリーフ圧力は上昇する。バネ座
ピストン29の左行は、バネ座ピストン室27の圧力上
昇に伴い、バネ座ピストン29のフランジ部44の左側
面45が弁本体46の壁面47に接するまでストローク
Lを移動して停止し、この停止した時のリリーフ圧が設
定圧力である。
【0015】このようにして、リリーフされた圧油は、
出口35から図9の出口通路48Bと逆止弁49Aを経
て、管路36に至り油圧モータ24に供給される。
出口35から図9の出口通路48Bと逆止弁49Aを経
て、管路36に至り油圧モータ24に供給される。
【0016】なお、バネ座ピストン室27への圧油の流
入は、通路42と通路43との途中に絞り28があるた
め緩やかであり、従ってリリーフ圧力の上昇も緩やかで
あり、急激な圧力上昇によるショックを緩和させてい
る。さらに、バネ座ピストン29が移動するストローク
Lを大きくすることにより、設定圧力を高くすることも
可能とされている。
入は、通路42と通路43との途中に絞り28があるた
め緩やかであり、従ってリリーフ圧力の上昇も緩やかで
あり、急激な圧力上昇によるショックを緩和させてい
る。さらに、バネ座ピストン29が移動するストローク
Lを大きくすることにより、設定圧力を高くすることも
可能とされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術に係
る油圧モータのリリーフ弁においては、図9に示すよう
に、供給口32A、すなわち図10における供給口33
の圧力が上昇すると、この圧力はポペット25の内部に
設けた通路42を経て、バネ座ピストン室27に流入す
る。また、この流入した圧油は、バネ座ピストン29に
作用し、これがある値以上になると、バネ26の荷重に
対向してバネ26を圧縮しつつ、図中の左方へ移動させ
る。
る油圧モータのリリーフ弁においては、図9に示すよう
に、供給口32A、すなわち図10における供給口33
の圧力が上昇すると、この圧力はポペット25の内部に
設けた通路42を経て、バネ座ピストン室27に流入す
る。また、この流入した圧油は、バネ座ピストン29に
作用し、これがある値以上になると、バネ26の荷重に
対向してバネ26を圧縮しつつ、図中の左方へ移動させ
る。
【0018】この移動過程では、圧油が絞り28を経て
バネ座ピストン室27へ流入するので、バネ座ピストン
29が図示の位置から室壁47に当接する位置まで移動
するには、多少の時間を要し、かつこの過程でリリーフ
弁のポペット25が開弁動作を行うと、このポペット2
5に作用するバネ26の荷重は、初期は図示の位置か
ら、最終的にはバネ座ピストン29が室壁47に当接し
た位置での荷重となるので、これに対応した給油口の圧
力もバネ座ピストン29の動きに応じて漸増し、図5に
示すような動特性が得られる。
バネ座ピストン室27へ流入するので、バネ座ピストン
29が図示の位置から室壁47に当接する位置まで移動
するには、多少の時間を要し、かつこの過程でリリーフ
弁のポペット25が開弁動作を行うと、このポペット2
5に作用するバネ26の荷重は、初期は図示の位置か
ら、最終的にはバネ座ピストン29が室壁47に当接し
た位置での荷重となるので、これに対応した給油口の圧
力もバネ座ピストン29の動きに応じて漸増し、図5に
示すような動特性が得られる。
【0019】大きな慣性体、例えば油圧ショベルの上部
旋回体を駆動する油圧回路には、前述したような旋回モ
ータのリリーフ弁が多く使用され、ブレーキ時のショッ
ク軽減に対し良好な結果を得ている。
旋回体を駆動する油圧回路には、前述したような旋回モ
ータのリリーフ弁が多く使用され、ブレーキ時のショッ
ク軽減に対し良好な結果を得ている。
【0020】そこで、油圧ショベル等においては、ブー
ム、アームをより旋回中心へ近付けた場合と、ブーム、
アームを水平状態に近付け、かつバケットに荷重を積載
した場合とでは、旋回慣性が大幅に異なる。このため、
前記の従来技術においては、リリーフ弁が作動直後のシ
ョックを軽減してはいるが、アーム、ブームの姿勢もし
くはバケット負荷の有無等による慣性の違いに拘らず、
同じ昇圧パターンとなるので、例えば慣性の小さな状態
に合わせてリリーフ圧力を設定すると、慣性の大きな運
転条件では旋回ブレーキ時の流れ角が大きく、また旋回
慣性の大きな状態に合わせてリリーフ圧を設定すると、
慣性の小さくなる操作条件では旋回の油圧ブレーキの利
きが過大となり、停止時の円滑さが損なわれるという問
題がある。
ム、アームをより旋回中心へ近付けた場合と、ブーム、
アームを水平状態に近付け、かつバケットに荷重を積載
した場合とでは、旋回慣性が大幅に異なる。このため、
前記の従来技術においては、リリーフ弁が作動直後のシ
ョックを軽減してはいるが、アーム、ブームの姿勢もし
くはバケット負荷の有無等による慣性の違いに拘らず、
同じ昇圧パターンとなるので、例えば慣性の小さな状態
に合わせてリリーフ圧力を設定すると、慣性の大きな運
転条件では旋回ブレーキ時の流れ角が大きく、また旋回
慣性の大きな状態に合わせてリリーフ圧を設定すると、
慣性の小さくなる操作条件では旋回の油圧ブレーキの利
きが過大となり、停止時の円滑さが損なわれるという問
題がある。
【0021】また、油圧ショベルの姿勢、負荷条件の差
等による慣性の差が発生しても、これに対応すべくリリ
ーフ弁の設定圧力そのものを外部信号により調整する方
法は、既に知られているが、この場合にはリリーフ弁の
構造が非常に複雑になり、さらには外部信号が不測の事
態により遮断された状態では、リリーフ弁は低圧設定と
なるので、安全上からも好ましくない。そして、この場
合には、高圧設定状態でのブレーキ開始時のショックを
軽減する構造とすることは、極めて困難である。
等による慣性の差が発生しても、これに対応すべくリリ
ーフ弁の設定圧力そのものを外部信号により調整する方
法は、既に知られているが、この場合にはリリーフ弁の
構造が非常に複雑になり、さらには外部信号が不測の事
態により遮断された状態では、リリーフ弁は低圧設定と
なるので、安全上からも好ましくない。そして、この場
合には、高圧設定状態でのブレーキ開始時のショックを
軽減する構造とすることは、極めて困難である。
【0022】しかるに、本発明者等は、鋭意研究を重ね
た結果、油圧ポンプから切換弁を介して給排される圧油
により油圧ショベルの上部旋回体からなる慣性負荷を駆
動する油圧モータの両管路に分岐して配設され、前記油
圧モータの回転を減速停止する際に供給口の圧力上昇に
よりポペットがその背部に一端を押接するバネ弾力に抗
して移動して開口し、その圧油を出口へリリーフさせる
と共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室へ絞りを
介して導入することにより、前記バネの他端に押接され
たバネ座ピストンを移動させて、前記バネを圧縮してリ
リーフ圧力を調整するように構成したリリーフ弁を有す
る油圧モータ装置において、前記供給口から前記バネ座
ピストン室への通路上に、外部信号により前記通路を連
通および遮断するための切換スプールを使用した切換手
段を設けることにより、油圧ショベルの減速停止性能を
最適に設定することができるリリーフ弁を有する油圧モ
ータ装置を得ることができることを突き止めた。
た結果、油圧ポンプから切換弁を介して給排される圧油
により油圧ショベルの上部旋回体からなる慣性負荷を駆
動する油圧モータの両管路に分岐して配設され、前記油
圧モータの回転を減速停止する際に供給口の圧力上昇に
よりポペットがその背部に一端を押接するバネ弾力に抗
して移動して開口し、その圧油を出口へリリーフさせる
と共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室へ絞りを
介して導入することにより、前記バネの他端に押接され
たバネ座ピストンを移動させて、前記バネを圧縮してリ
リーフ圧力を調整するように構成したリリーフ弁を有す
る油圧モータ装置において、前記供給口から前記バネ座
ピストン室への通路上に、外部信号により前記通路を連
通および遮断するための切換スプールを使用した切換手
段を設けることにより、油圧ショベルの減速停止性能を
最適に設定することができるリリーフ弁を有する油圧モ
ータ装置を得ることができることを突き止めた。
【0023】従って、本発明の目的は、極めて簡単な手
段により、リリーフ弁の作動圧力を2段階に設定するこ
とができ、高圧設定時にはブレーキ開始時の昇圧パター
ンを滑らかにすると共に、低圧時には確実に低圧を維持
することができるよう構成してなるリリーフ弁を有する
油圧モータ装置を提供することにある。
段により、リリーフ弁の作動圧力を2段階に設定するこ
とができ、高圧設定時にはブレーキ開始時の昇圧パター
ンを滑らかにすると共に、低圧時には確実に低圧を維持
することができるよう構成してなるリリーフ弁を有する
油圧モータ装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るリリーフ弁を有する油圧モータ装置
は、油圧ポンプから切換弁を介して給排される圧油によ
り慣性負荷を駆動する油圧モータの両管路に分岐して配
設され、前記油圧モータの回転を減速停止する際に供給
口の圧力上昇によりポペットがその背部に一端を押接す
るバネ弾力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へ
リリーフさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピス
トン室へ絞りを介して導入することにより、前記バネの
他端に押接されたバネ座ピストンを移動させて、前記バ
ネを圧縮してリリーフ圧力を調整するように構成したリ
リーフ弁を有する油圧モータ装置において、前記供給口
から前記バネ座ピストン室への通路上に、外部信号によ
り前記通路を連通・遮断する切換手段を設けたことを特
徴とする。
に、本発明に係るリリーフ弁を有する油圧モータ装置
は、油圧ポンプから切換弁を介して給排される圧油によ
り慣性負荷を駆動する油圧モータの両管路に分岐して配
設され、前記油圧モータの回転を減速停止する際に供給
口の圧力上昇によりポペットがその背部に一端を押接す
るバネ弾力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へ
リリーフさせると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピス
トン室へ絞りを介して導入することにより、前記バネの
他端に押接されたバネ座ピストンを移動させて、前記バ
ネを圧縮してリリーフ圧力を調整するように構成したリ
リーフ弁を有する油圧モータ装置において、前記供給口
から前記バネ座ピストン室への通路上に、外部信号によ
り前記通路を連通・遮断する切換手段を設けたことを特
徴とする。
【0025】この場合、前記リリーフ弁および切換手段
を油圧モータのカバーに内蔵することができる。
を油圧モータのカバーに内蔵することができる。
【0026】また、前記油圧モータのそれぞれのポート
に対してリリーフ弁を設け、それぞれの供給口からバネ
座ピストン室の間に切換手段を設け、これらの切換手段
を油圧モータのカバーに設けた共通の外部信号供給口に
外部信号を供給して切換えるように構成することができ
る。
に対してリリーフ弁を設け、それぞれの供給口からバネ
座ピストン室の間に切換手段を設け、これらの切換手段
を油圧モータのカバーに設けた共通の外部信号供給口に
外部信号を供給して切換えるように構成することができ
る。
【0027】さらに、供給口からバネ座ピストン室への
通路上に圧力補償流量調整手段を設けると共に、この圧
力補償流量調整手段の差圧を設定するバネの荷重を、外
部から調整できるように構成することができる。
通路上に圧力補償流量調整手段を設けると共に、この圧
力補償流量調整手段の差圧を設定するバネの荷重を、外
部から調整できるように構成することができる。
【0028】一方、前記リリーフ弁を有する油圧モータ
装置は、油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信
号は前記油圧ショベルの上部旋回体とブームとの相対角
度に対応して出力される信号とすることができる。
装置は、油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信
号は前記油圧ショベルの上部旋回体とブームとの相対角
度に対応して出力される信号とすることができる。
【0029】また、前記リリーフ弁を有する油圧モータ
装置は、油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信
号は前記油圧ショベルのブーム保持圧に対応して出力さ
れる信号とすることもできる。
装置は、油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信
号は前記油圧ショベルのブーム保持圧に対応して出力さ
れる信号とすることもできる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るリリーフ弁を
有する油圧モータ装置の実施につき、添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
有する油圧モータ装置の実施につき、添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0031】図1および図2は、本発明に係るリリーフ
弁を有する油圧モータ装置の一実施例を示すものであ
る。すなわち、図1はリリーフ弁を有する油圧モータ装
置の要部断面構造と油圧系統との接続状態を示すと共
に、図2はリリーフ弁を有する油圧モータ装置全体の油
圧系統図を示すものである。
弁を有する油圧モータ装置の一実施例を示すものであ
る。すなわち、図1はリリーフ弁を有する油圧モータ装
置の要部断面構造と油圧系統との接続状態を示すと共
に、図2はリリーフ弁を有する油圧モータ装置全体の油
圧系統図を示すものである。
【0032】しかるに、図1および図2において、参照
符号50A、50Bは、油圧モータ52に取付けられた
リリーフ弁をそれぞれ示す。これらのリリーフ弁50
A、50Bは、油圧モータ52のカバー部54に内蔵さ
れている。そして、油圧モータ52は、慣性負荷(例え
ば、本発明が油圧ショベルに適用される場合には、油圧
ショベルの上部旋回体)56を駆動するように構成され
ている。また、前記油圧モータ52へは、切換弁58を
介して油圧ポンプ60、タンク62との間の圧油の給排
が行われる。なお、なお、本実施例において、切換弁5
8として図1にその構成例を示したが、前記油圧ポンプ
60には、油圧ショベルの図示していない他のアクチュ
エータの切換弁、例えばアームシリンダの切換弁等が、
一般的には接続されている。
符号50A、50Bは、油圧モータ52に取付けられた
リリーフ弁をそれぞれ示す。これらのリリーフ弁50
A、50Bは、油圧モータ52のカバー部54に内蔵さ
れている。そして、油圧モータ52は、慣性負荷(例え
ば、本発明が油圧ショベルに適用される場合には、油圧
ショベルの上部旋回体)56を駆動するように構成され
ている。また、前記油圧モータ52へは、切換弁58を
介して油圧ポンプ60、タンク62との間の圧油の給排
が行われる。なお、なお、本実施例において、切換弁5
8として図1にその構成例を示したが、前記油圧ポンプ
60には、油圧ショベルの図示していない他のアクチュ
エータの切換弁、例えばアームシリンダの切換弁等が、
一般的には接続されている。
【0033】そこで、まず一方のリリーフ部50Aにつ
いて、図1を参照しながら説明する。
いて、図1を参照しながら説明する。
【0034】油圧モータ52のカバー部54には、リリ
ーフ弁組立て64がスリーブ66に内蔵されて組込ま
れ、このスリーブ66の先端に取付けられたシート68
が、供給口70Aと低圧室(出口)72とを液密的に遮
断している。また、このスリーブ66の中には、スペー
サ74、ロッド76を有するポペット78、バネ座ピス
トン80、および一端がポペット78に他端がバネ座ピ
ストン80に支持されたスペーサ74に当接するバネ8
2が内包されている。なお、ポペット78は、シート6
8に対してその径d1部分で着座し、ロッド76の径d2
(d2<d1)との面積差に、供給口70Aの圧油が作用
するように構成されている。そして、ロッド76には、
リリーフ弁64が作動した場合の安定性を維持するため
のオリフィス84が設けられている。
ーフ弁組立て64がスリーブ66に内蔵されて組込ま
れ、このスリーブ66の先端に取付けられたシート68
が、供給口70Aと低圧室(出口)72とを液密的に遮
断している。また、このスリーブ66の中には、スペー
サ74、ロッド76を有するポペット78、バネ座ピス
トン80、および一端がポペット78に他端がバネ座ピ
ストン80に支持されたスペーサ74に当接するバネ8
2が内包されている。なお、ポペット78は、シート6
8に対してその径d1部分で着座し、ロッド76の径d2
(d2<d1)との面積差に、供給口70Aの圧油が作用
するように構成されている。そして、ロッド76には、
リリーフ弁64が作動した場合の安定性を維持するため
のオリフィス84が設けられている。
【0035】しかるに、バネ座ピストン80は、バネ座
ピストン室86内において、スリーブ66に対し径部d
3にて液密的にかつ摺動自在に支持されており、前記バ
ネ座ピストン室86は、バネ座ピストン80をスリーブ
66に組付けた後、キャップ88により閉栓されてい
る。また、バネ座ピストン80は、バネ座ピストン室8
6の中でその肩部80aがスリーブ66の壁面66aに
当接するまでの距離Sを移動することができる。なお、
このバネ座ピストン80の移動は、バネ座ピストン室8
6に対し、後述する経路により流入した圧油が、バネ座
ピストン80の右端に作用することにより、バネ82を
圧縮しつつ図中の左方へ移動することになる。
ピストン室86内において、スリーブ66に対し径部d
3にて液密的にかつ摺動自在に支持されており、前記バ
ネ座ピストン室86は、バネ座ピストン80をスリーブ
66に組付けた後、キャップ88により閉栓されてい
る。また、バネ座ピストン80は、バネ座ピストン室8
6の中でその肩部80aがスリーブ66の壁面66aに
当接するまでの距離Sを移動することができる。なお、
このバネ座ピストン80の移動は、バネ座ピストン室8
6に対し、後述する経路により流入した圧油が、バネ座
ピストン80の右端に作用することにより、バネ82を
圧縮しつつ図中の左方へ移動することになる。
【0036】そして、供給口70Aとバネ座ピストン室
86との間には、切換手段として、切換スプール90が
設けてあり、この切換スプール90は、信号ライン91
に外部信号が作用していない時は、バネ92によって図
中の上方に維持されており、開口部93、94がそれぞ
れ開口し、通路95が前記開口部93、94を介して通
路96に接続されている。このような状態では、供給口
70Aの圧油は、通路96へ接続されており、さらに通
路97、オリフィス98、通路99、66bを経て、バ
ネ座ピストン室86へ導かれている。なお、図1におい
て、参照符号100はカバー部54の一部に設けた切換
スプール90を閉栓保持するためのキャップを示し、こ
のキャップ100の一部に外部信号を作用させるための
信号供給口100aが設けられている。
86との間には、切換手段として、切換スプール90が
設けてあり、この切換スプール90は、信号ライン91
に外部信号が作用していない時は、バネ92によって図
中の上方に維持されており、開口部93、94がそれぞ
れ開口し、通路95が前記開口部93、94を介して通
路96に接続されている。このような状態では、供給口
70Aの圧油は、通路96へ接続されており、さらに通
路97、オリフィス98、通路99、66bを経て、バ
ネ座ピストン室86へ導かれている。なお、図1におい
て、参照符号100はカバー部54の一部に設けた切換
スプール90を閉栓保持するためのキャップを示し、こ
のキャップ100の一部に外部信号を作用させるための
信号供給口100aが設けられている。
【0037】前述したような状態、すなわち切換スプー
ル90に外部信号が作用しておらず、供給口70Aとバ
ネ座ピストン室86が接続された状態において、切換弁
58を操作し、油圧モータ52すなわち慣性体56を起
動加速または減速停止させる際には、供給口70Aに発
生する圧力は、オリフィス98を介してバネ座ピストン
室86へ供給されるので、従来技術の場合と同様の昇圧
パターン(図5参照)からなる圧力波形を得ることがで
き、例えば油圧ショベルの上部旋回体(慣性体56)の
慣性が比較的大きな場合に、良好な減速停止特性を得る
ことができる(なお、この特性は慣性体56の起動加速
する場合も同じパターンとなる)。
ル90に外部信号が作用しておらず、供給口70Aとバ
ネ座ピストン室86が接続された状態において、切換弁
58を操作し、油圧モータ52すなわち慣性体56を起
動加速または減速停止させる際には、供給口70Aに発
生する圧力は、オリフィス98を介してバネ座ピストン
室86へ供給されるので、従来技術の場合と同様の昇圧
パターン(図5参照)からなる圧力波形を得ることがで
き、例えば油圧ショベルの上部旋回体(慣性体56)の
慣性が比較的大きな場合に、良好な減速停止特性を得る
ことができる(なお、この特性は慣性体56の起動加速
する場合も同じパターンとなる)。
【0038】なお、図4および図5に示す圧力波形にお
いて、初期圧P1は図1に示すバネ座ピストン80が図
示の位置にある場合であり、最終設定圧PSは前記バネ
座ピストン80が最大ストロークSを移動した位置にあ
る場合を示す。そして、前記初期圧P1から最終設定圧
PSまでへの昇圧時間を緩昇圧時間Δtと称する。
いて、初期圧P1は図1に示すバネ座ピストン80が図
示の位置にある場合であり、最終設定圧PSは前記バネ
座ピストン80が最大ストロークSを移動した位置にあ
る場合を示す。そして、前記初期圧P1から最終設定圧
PSまでへの昇圧時間を緩昇圧時間Δtと称する。
【0039】次に、信号通路91に外部信号を作用さ
せ、図1の切換スプール90をバネ92の弾力に抗し
て、図示の下方に移動させた場合には、切換スプール9
0のランド90aが開口部94を閉じると共に、バネ座
ピストン室86は、通路66b、99、オリフィス9
8、通路97、96、通路96に開口する切換スプール
90に設けられた穴90b、内部通路90c、および通
路101を経て、低圧室(出口)72へ接続されている
ので、このバネ座ピストン室86内の圧力は常に低圧に
維持される。従って、バネ82は、バネ座ピストン80
によっては圧縮されることはないので、リリーフ弁組立
て64の作動圧力は、図5に示す状態(バネ荷重が最も
低い状態)での作動となる。
せ、図1の切換スプール90をバネ92の弾力に抗し
て、図示の下方に移動させた場合には、切換スプール9
0のランド90aが開口部94を閉じると共に、バネ座
ピストン室86は、通路66b、99、オリフィス9
8、通路97、96、通路96に開口する切換スプール
90に設けられた穴90b、内部通路90c、および通
路101を経て、低圧室(出口)72へ接続されている
ので、このバネ座ピストン室86内の圧力は常に低圧に
維持される。従って、バネ82は、バネ座ピストン80
によっては圧縮されることはないので、リリーフ弁組立
て64の作動圧力は、図5に示す状態(バネ荷重が最も
低い状態)での作動となる。
【0040】この場合には、図4における圧力波形I、
I−1、I−2に示すような緩昇圧過程はないが、作動
圧そのものが図4の圧力波形IIに示すように、常に低圧
となるので、油圧ショベルの上部旋回体(慣性体)の慣
性が、比較的小さな状態で減速停止する場合でも、油圧
ブレーキの作動が非常に滑らかとなる(慣性体56の起
動加速の場合も同じである)。
I−1、I−2に示すような緩昇圧過程はないが、作動
圧そのものが図4の圧力波形IIに示すように、常に低圧
となるので、油圧ショベルの上部旋回体(慣性体)の慣
性が、比較的小さな状態で減速停止する場合でも、油圧
ブレーキの作動が非常に滑らかとなる(慣性体56の起
動加速の場合も同じである)。
【0041】図1の実施例においては、油圧モータ52
に対し、2個のリリーフ弁50A、50Bを設け、その
一方のリリーフ弁50Aの構造についてのみ図示してい
るが、他方のリリーフ弁50Bも同様の構成となること
は勿論である。また、切換スプール90は、信号切換手
段102およびこの切換手段102への信号発生手段1
03からの信号操作により、信号発生用油圧ポンプ10
4からの油圧信号を伝達することにより、その切換え操
作が行われる。
に対し、2個のリリーフ弁50A、50Bを設け、その
一方のリリーフ弁50Aの構造についてのみ図示してい
るが、他方のリリーフ弁50Bも同様の構成となること
は勿論である。また、切換スプール90は、信号切換手
段102およびこの切換手段102への信号発生手段1
03からの信号操作により、信号発生用油圧ポンプ10
4からの油圧信号を伝達することにより、その切換え操
作が行われる。
【0042】なお、図1および図2において、参照符号
105A、105Bは逆止弁、106はバネ付き逆止
弁、107はタンクをそれぞれ示す。
105A、105Bは逆止弁、106はバネ付き逆止
弁、107はタンクをそれぞれ示す。
【0043】また、図1の実施例においては、供給口7
0Aからバネ座ピストン室86への通路上には、オリフ
ィス98を設けた実施例を示しているが、これを図3に
示すような、供給口70Aからバネ座ピストン室86へ
の圧油供給に際し、圧力補償流量調整手段としての圧力
補償流量制御スプール110を介して導くようにした構
成としてもよい。この場合は、オリフィス98を用いる
より、供給口70Aからバネ座ピストン室86への流入
量を微少に制御することができるので、さらに減速停止
時の特性を向上させることができる。
0Aからバネ座ピストン室86への通路上には、オリフ
ィス98を設けた実施例を示しているが、これを図3に
示すような、供給口70Aからバネ座ピストン室86へ
の圧油供給に際し、圧力補償流量調整手段としての圧力
補償流量制御スプール110を介して導くようにした構
成としてもよい。この場合は、オリフィス98を用いる
より、供給口70Aからバネ座ピストン室86への流入
量を微少に制御することができるので、さらに減速停止
時の特性を向上させることができる。
【0044】そして、この場合、前記バネ座ピストン室
86における通過油量を、前記圧力補償流量制御スプー
ル110に作用するバネ112の荷重を外部から調整ね
じ114により調整できるように構成することにより、
緩昇圧時間Δtを本発明の適用される機械の特性に応じ
て、図4の圧力波形I−1(Δt+α)もしくは圧力波
形I−2(Δt−β)に示すように、最適に調整するこ
とができるので、さらに優れたリリーフ弁を有する油圧
モータ装置として構成することができる。
86における通過油量を、前記圧力補償流量制御スプー
ル110に作用するバネ112の荷重を外部から調整ね
じ114により調整できるように構成することにより、
緩昇圧時間Δtを本発明の適用される機械の特性に応じ
て、図4の圧力波形I−1(Δt+α)もしくは圧力波
形I−2(Δt−β)に示すように、最適に調整するこ
とができるので、さらに優れたリリーフ弁を有する油圧
モータ装置として構成することができる。
【0045】しかるに、本発明に係るリリーフ弁を有す
る油圧モータ装置を、図6および図7に示すように、油
圧ショベルに適用した場合、切換スプールに外部信号を
作用させる条件として、油圧ショベルのブームの上部旋
回体に対する角度θを検出し、これに応じて、例えばブ
ームがより水平に近い状態(図6参照)では外部信号を
与えず、またブームが上部旋回体に対してより垂直に近
い場合(図7参照)には外部信号を与えることにより、
油圧ショベルの減速停止性能を最適に設定することが可
能となる。
る油圧モータ装置を、図6および図7に示すように、油
圧ショベルに適用した場合、切換スプールに外部信号を
作用させる条件として、油圧ショベルのブームの上部旋
回体に対する角度θを検出し、これに応じて、例えばブ
ームがより水平に近い状態(図6参照)では外部信号を
与えず、またブームが上部旋回体に対してより垂直に近
い場合(図7参照)には外部信号を与えることにより、
油圧ショベルの減速停止性能を最適に設定することが可
能となる。
【0046】また、ブームシリンダの保持圧を検出し、
この保持圧が高い場合は外部信号を与えず、そして前記
保持圧が所定の圧力より低い場合には外部信号を与える
等、油圧ショベルの上部旋回体のアクチュエータの姿
勢、作業条件に応じて、切換スプール90(これに対応
するリリーフ弁50Bの切換スプールに対しても同様)
に切換信号圧力を与えることによっても、油圧ショベル
の減速停止性能を最適に設定することが可能となる。
この保持圧が高い場合は外部信号を与えず、そして前記
保持圧が所定の圧力より低い場合には外部信号を与える
等、油圧ショベルの上部旋回体のアクチュエータの姿
勢、作業条件に応じて、切換スプール90(これに対応
するリリーフ弁50Bの切換スプールに対しても同様)
に切換信号圧力を与えることによっても、油圧ショベル
の減速停止性能を最適に設定することが可能となる。
【0047】さらに、実用上においては、各供給口に対
して設けられたリリーフ弁組立てに対して、油圧モータ
のカバー部に設けた共通(1個所)の信号供給口より外
部信号を与える構成とすることにより、信号配管がより
単純化され、その取扱いが容易となる等の利点が得られ
る。
して設けられたリリーフ弁組立てに対して、油圧モータ
のカバー部に設けた共通(1個所)の信号供給口より外
部信号を与える構成とすることにより、信号配管がより
単純化され、その取扱いが容易となる等の利点が得られ
る。
【0048】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
が可能である。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
が可能である。
【0049】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係るリリーフ弁を有する油圧モータ装置は、油圧
ポンプから切換弁を介して給排される圧油により慣性負
荷を駆動する油圧モータの両管路に分岐して配設され、
前記油圧モータの回転を減速停止する際に供給口の圧力
上昇によりポペットがその背部に一端を押接するバネ弾
力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へリリーフ
させると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室へ
絞りを介して導入することにより、前記バネの他端に押
接されたバネ座ピストンを移動させて、前記バネを圧縮
してリリーフ圧力を調整するように構成したリリーフ弁
を有する油圧モータ装置において、前記供給口から前記
バネ座ピストン室への通路上に、外部信号により前記通
路を連通・遮断する切換手段を設けた構成としたことに
より、油圧ショベルのように、機械の姿勢や作業条件に
よっては、慣性体の慣性がそれぞれ異なる場合でも、外
部信号によりこの慣性体を減速停止する際の油圧ブレー
キの作動圧力を、非常に簡単な方法によって調整するこ
とができるので、各作業条件や姿勢に拘らず最適な減速
停止並びに起動加速特性を得ることができる。
発明に係るリリーフ弁を有する油圧モータ装置は、油圧
ポンプから切換弁を介して給排される圧油により慣性負
荷を駆動する油圧モータの両管路に分岐して配設され、
前記油圧モータの回転を減速停止する際に供給口の圧力
上昇によりポペットがその背部に一端を押接するバネ弾
力に抗して移動して開口し、その圧油を出口へリリーフ
させると共に、前記供給口の圧油をバネ座ピストン室へ
絞りを介して導入することにより、前記バネの他端に押
接されたバネ座ピストンを移動させて、前記バネを圧縮
してリリーフ圧力を調整するように構成したリリーフ弁
を有する油圧モータ装置において、前記供給口から前記
バネ座ピストン室への通路上に、外部信号により前記通
路を連通・遮断する切換手段を設けた構成としたことに
より、油圧ショベルのように、機械の姿勢や作業条件に
よっては、慣性体の慣性がそれぞれ異なる場合でも、外
部信号によりこの慣性体を減速停止する際の油圧ブレー
キの作動圧力を、非常に簡単な方法によって調整するこ
とができるので、各作業条件や姿勢に拘らず最適な減速
停止並びに起動加速特性を得ることができる。
【図1】本発明に係るリリーフ弁を有する油圧モータ装
置の一実施例を示す要部断面構造と油圧系統との接続状
態を示す説明図である。
置の一実施例を示す要部断面構造と油圧系統との接続状
態を示す説明図である。
【図2】図1に示すリリーフ弁を有する油圧モータ装置
全体の油圧系統図である。
全体の油圧系統図である。
【図3】図1に示す実施例の変形例を示す要部拡大断面
図である。
図である。
【図4】本発明の油圧モータにおけるリリーフ弁の動作
特性を示す圧力波形図である。
特性を示す圧力波形図である。
【図5】従来における油圧モータのリリーフ弁の動作特
性を示す圧力波形図である。
性を示す圧力波形図である。
【図6】慣性負荷として油圧ショベルの場合における旋
回慣性が比較的小さくなる場合の状態を示す説明図であ
る。
回慣性が比較的小さくなる場合の状態を示す説明図であ
る。
【図7】慣性負荷として油圧ショベルの場合における旋
回慣性が比較的大きくなる場合の状態を示す説明図であ
る。
回慣性が比較的大きくなる場合の状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来の油圧モータのリリーフ弁の一構成例を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図9】従来の油圧モータのリリーフ弁の別の構成例の
概略構成とその系統配置を示す説明図である。
概略構成とその系統配置を示す説明図である。
【図10】図9に示すリリーフ弁の要部拡大断面図であ
る。
る。
50A、50B リリーフ弁 52 油圧モータ 54 カバー部 56 慣性負荷(慣性体) 58 切換弁 60 油圧ポンプ 62 タンク 64 リリーフ弁組立て 66 スリーブ 66a 壁面 66b 通路 68 シート 70A、70B 供給口 72 低圧室(出口) 74 スペーサ 76 ロッド 78 ポペット 80 バネ座ピストン 80a 肩部 82 バネ 84 オリフィス 86 バネ座ピストン室 88 キャップ 90 切換スプール 90a ランド 90b 穴 90c 内部通路 91 信号ライン 92 バネ 93、94 開口部 95、96、97、99 通路 98 オリフィス 100 キャップ 100a 信号供給口 101 通路 102 信号切換手段 103 信号発生手段 104 信号発生用油圧ポンプ 105A、105B 逆止弁 106 逆止弁 107 タンク 110 圧力補償流量制御スプール 112 バネ 114 調整ねじ
フロントページの続き (72)発明者 松本 哲 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 佐藤 幸治 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB02 AC06 BA07 BB03 CA02 DA03 3H059 AA03 AA19 BB06 CA04 CA05 CA12 CC06 CD05 CD12 DD17 EE01 FF03 FF14 3H089 AA04 AA65 BB06 CC08 DA03 DB03 DB04 DB33 DB47 DB49 EE08 EE22 EE31 FF03 FF12 GG02 JJ02
Claims (6)
- 【請求項1】 油圧ポンプから切換弁を介して給排され
る圧油により慣性負荷を駆動する油圧モータの両管路に
分岐して配設され、前記油圧モータの回転を減速停止す
る際に供給口の圧力上昇によりポペットがその背部に一
端を押接するバネ弾力に抗して移動して開口し、その圧
油を出口へリリーフさせると共に、前記供給口の圧油を
バネ座ピストン室へ絞りを介して導入することにより、
前記バネの他端に押接されたバネ座ピストンを移動させ
て、前記バネを圧縮してリリーフ圧力を調整するように
構成したリリーフ弁を有する油圧モータ装置において、 前記供給口から前記バネ座ピストン室への通路上に、外
部信号により前記通路を連通・遮断する切換手段を設け
たことを特徴とするリリーフ弁を有する油圧モータ装
置。 - 【請求項2】 リリーフ弁および切換手段を油圧モータ
のカバーに内蔵してなる請求項1記載のリリーフ弁を有
する油圧モータ装置。 - 【請求項3】 油圧モータのそれぞれのポートに対して
リリーフ弁を設け、それぞれの供給口からバネ座ピスト
ン室の間に切換手段を設け、これらの切換手段を油圧モ
ータのカバーに設けた共通の外部信号供給口に外部信号
を供給して切換えるように構成してなる請求項2記載の
リリーフ弁を有する油圧モータ装置。 - 【請求項4】 供給口からバネ座ピストン室への通路上
に圧力補償流量調整手段を設けると共に、この圧力補償
流量調整手段の差圧を設定するバネの荷重を、外部から
調整できるように構成してなる請求項1〜3のいずれか
に記載のリリーフ弁を有する油圧モータ装置。 - 【請求項5】 リリーフ弁を有する油圧モータ装置は、
油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信号は前記
油圧ショベルの上部旋回体とブームとの相対角度に対応
して出力される信号からなる請求項1〜4のいずれかに
記載のリリーフ弁を有する油圧モータ装置。 - 【請求項6】 リリーフ弁を有する油圧モータ装置は、
油圧ショベルの旋回駆動装置であって、外部信号は前記
油圧ショベルのブーム保持圧に対応して出力される信号
からなる請求項1〜4のいずれかに記載のリリーフ弁を
有する油圧モータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305993A JP2000130403A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305993A JP2000130403A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130403A true JP2000130403A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17951790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10305993A Pending JP2000130403A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130403A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2389643A (en) * | 2002-04-30 | 2003-12-17 | Volvo Constr Equip Holding Se | Hydraulic brake |
CN102913382A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-06 | 陕西航天动力高科技股份有限公司 | 一种高可靠性液压马达 |
KR101537930B1 (ko) | 2012-04-03 | 2015-07-20 | 봇슈 렉스로스 가부시키가이샤 | 유압 회로 |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10305993A patent/JP2000130403A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2389643A (en) * | 2002-04-30 | 2003-12-17 | Volvo Constr Equip Holding Se | Hydraulic brake |
FR2841202A1 (fr) * | 2002-04-30 | 2003-12-26 | Volvo Constr Equip Holding Se | Dispositif de freinage de type hydraulique |
US6871494B2 (en) | 2002-04-30 | 2005-03-29 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden Ab | Hydraulic type brake apparatus |
GB2389643B (en) * | 2002-04-30 | 2005-08-03 | Volvo Constr Equip Holding Se | Hydraulic type brake apparatus |
KR101537930B1 (ko) | 2012-04-03 | 2015-07-20 | 봇슈 렉스로스 가부시키가이샤 | 유압 회로 |
CN102913382A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-06 | 陕西航天动力高科技股份有限公司 | 一种高可靠性液压马达 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5381823A (en) | Hydraulic pressure control valve | |
US4520625A (en) | Hydraulic brake valve system | |
EP0099134A2 (en) | Fluid control valve apparatus | |
WO1996012110A1 (en) | Counter-balance valve | |
JP4164132B2 (ja) | 液圧階動ピストン装置及び同装置を備えた可変スラスト力を有する駆動装置の動作方法 | |
JP4252178B2 (ja) | リリーフ弁 | |
JPH08100803A (ja) | 方向制御弁 | |
JP2000130403A (ja) | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 | |
JP2000145705A (ja) | 緩昇圧リリーフ弁を有する油圧モータ装置 | |
JP3638452B2 (ja) | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 | |
JP2000145707A (ja) | リリーフ弁を有する油圧モータ装置 | |
JP3669757B2 (ja) | 旋回慣性体油圧駆動装置 | |
US5400693A (en) | Brake pressure booster | |
JP2571928B2 (ja) | 油圧モ−タのリリ−フ弁 | |
JP2008281208A (ja) | リリーフ弁 | |
JP2010520418A (ja) | 作動装置を能動的および受動的に作動させる対立する流体制御システム | |
JP3734639B2 (ja) | 可変容量形アキシャルピストンモータの吸収量制御装置 | |
JPH033802B2 (ja) | ||
JP3001229B2 (ja) | リリーフ機能付き流体装置 | |
JP2538581Y2 (ja) | 慣性体の揺れ戻り防止弁 | |
GB2123527A (en) | Jointly controlled brake valve | |
JPH06249204A (ja) | 慣性体の振れ戻り防止方法及び装置 | |
JP2880368B2 (ja) | 油圧モーターの駆動回路 | |
JP3544173B2 (ja) | 油圧シリンダの再生切換弁 | |
JP2002061606A (ja) | 油圧シリンダの再生油量コントロール弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050104 |