JP2000130379A - 回転式圧縮機の吐出弁 - Google Patents
回転式圧縮機の吐出弁Info
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- JP2000130379A JP2000130379A JP10310752A JP31075298A JP2000130379A JP 2000130379 A JP2000130379 A JP 2000130379A JP 10310752 A JP10310752 A JP 10310752A JP 31075298 A JP31075298 A JP 31075298A JP 2000130379 A JP2000130379 A JP 2000130379A
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- discharge
- refrigerant gas
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 圧縮された冷媒ガスを十分に吐出してトップ
クリアランスを小さくし、圧縮機の圧縮効率を高めるこ
とができる回転式圧縮機の吐出弁を提供する。 【解決手段】 弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形成
され、薄い材料の吐出弁８には吐出口側に凸部８４が取
付けられている。そして吐出弁と弁押さえ８１を重ねて
弁座の取付穴１７にカシメピン１８により固着されてい
る。吐出弁と弁押さえは回転式圧縮機の圧縮サイクル毎
にガスにより上方に押し上げられる。冷媒ガスが吐出弁
８を介して吐出され、吐出過程が終了し弁が吐出口７を
塞ぐとき、吐出弁に取付けられた凸部８４により吐出口
におけるトップクリアランスを小さくすることができる
ので、そこに吐出されずに残留する冷媒ガスは極めて少
量となり、低圧の冷媒ガスの吸込み量への影響は少な
く、圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる。
クリアランスを小さくし、圧縮機の圧縮効率を高めるこ
とができる回転式圧縮機の吐出弁を提供する。 【解決手段】 弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形成
され、薄い材料の吐出弁８には吐出口側に凸部８４が取
付けられている。そして吐出弁と弁押さえ８１を重ねて
弁座の取付穴１７にカシメピン１８により固着されてい
る。吐出弁と弁押さえは回転式圧縮機の圧縮サイクル毎
にガスにより上方に押し上げられる。冷媒ガスが吐出弁
８を介して吐出され、吐出過程が終了し弁が吐出口７を
塞ぐとき、吐出弁に取付けられた凸部８４により吐出口
におけるトップクリアランスを小さくすることができる
ので、そこに吐出されずに残留する冷媒ガスは極めて少
量となり、低圧の冷媒ガスの吸込み量への影響は少な
く、圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は回転式圧縮機の吐出
弁の構造に関する。
弁の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常採用されている回転式圧縮機の概要
を図５を参照して説明する。アキュームレータ１内に貯
えられた低温、低圧の冷媒ガスは密閉容器２内のシリン
ダ３に吸入管４を通して流入する。シリンダ３内にはク
ランクシャフト５に設けられたローラ６との間にべ一ン
（図示せず）を介して吸入室および圧縮室（いずれも図
示せず）が形成され、冷媒ガスは吸入室から圧縮室に導
かれて圧縮され、高温、高圧の冷煤ガスとなる。
を図５を参照して説明する。アキュームレータ１内に貯
えられた低温、低圧の冷媒ガスは密閉容器２内のシリン
ダ３に吸入管４を通して流入する。シリンダ３内にはク
ランクシャフト５に設けられたローラ６との間にべ一ン
（図示せず）を介して吸入室および圧縮室（いずれも図
示せず）が形成され、冷媒ガスは吸入室から圧縮室に導
かれて圧縮され、高温、高圧の冷煤ガスとなる。
【０００３】さらに、この冷媒ガスは吐出口７、吐出弁
８を経て吐出マフラ９に達し、一部はモータ１０のステ
ータ１１とロータ１２との間の通路（図示せず）を通
り、また一部はステータ１１と密閉容器２との間の通路
（図示せず）を通ってモータ１０の上部に流れ、そこか
ら吐出管１３を通って器外に流出するようになってい
る。なお、図中符号１４、1５はロータ１２に装着され
るウエイトバランサであって、ロータ１２の回転質量を
釣り合わせるために用いられる。
８を経て吐出マフラ９に達し、一部はモータ１０のステ
ータ１１とロータ１２との間の通路（図示せず）を通
り、また一部はステータ１１と密閉容器２との間の通路
（図示せず）を通ってモータ１０の上部に流れ、そこか
ら吐出管１３を通って器外に流出するようになってい
る。なお、図中符号１４、1５はロータ１２に装着され
るウエイトバランサであって、ロータ１２の回転質量を
釣り合わせるために用いられる。
【０００４】図３（Ａ）、（Ｂ）にリードバルブ型の吐
出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）において、弁座１６
には冷媒ガスの吐出口７が形成され、薄い材料の吐出弁
８と弁押さえ８１を重ねて弁座１６の取付穴１７にカシ
メピン１８により固着されている。圧縮室で圧縮された
冷媒ガスは吐出口７の下方から弁８と弁押さえ８１を押
し上げて上部のモータ室へ排出される。また、同図
（Ｂ）には吐出弁８の平面図とその側面図を示す。
出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）において、弁座１６
には冷媒ガスの吐出口７が形成され、薄い材料の吐出弁
８と弁押さえ８１を重ねて弁座１６の取付穴１７にカシ
メピン１８により固着されている。圧縮室で圧縮された
冷媒ガスは吐出口７の下方から弁８と弁押さえ８１を押
し上げて上部のモータ室へ排出される。また、同図
（Ｂ）には吐出弁８の平面図とその側面図を示す。
【０００５】また、図４（Ａ）、（Ｂ）にはフロートバ
ルブ型の吐出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）におい
て、弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形成され、吐出
口７は薄い材料の円形の吐出弁８で蓋をされ弁ガイド８
２の中を上下に移動する。圧縮室で圧縮された冷媒ガス
は吐出口７の下方から弁８を押し上げて弁ガイド８２内
のガス通路を介して上部のモータ室へ排出される。ま
た、同図（Ｂ）には吐出弁８の平面図とその側面図を示
す。
ルブ型の吐出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）におい
て、弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形成され、吐出
口７は薄い材料の円形の吐出弁８で蓋をされ弁ガイド８
２の中を上下に移動する。圧縮室で圧縮された冷媒ガス
は吐出口７の下方から弁８を押し上げて弁ガイド８２内
のガス通路を介して上部のモータ室へ排出される。ま
た、同図（Ｂ）には吐出弁８の平面図とその側面図を示
す。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の吐出
弁を用いた回転式圧縮機では、冷媒ガスが吸入室から圧
縮室に導かれて圧縮され、上記吐出弁を介して吐出さ
れ、吐出過程が終了し弁が吐出口を塞ぐとき、図３
（Ａ）、図４（Ａ）の吐出口におけるトップクリアラン
ス８３のために、冷媒ガスが十分に吐出されずに残留す
ることになる。この残留ガスは高圧であるため低圧の冷
媒ガスのおよそ３倍の圧力差があるため、トップクリア
ランス８３の容積が小といえども低圧の冷媒ガスの吸込
み量に大きく影響し、圧縮機全体の圧縮効率を高めるこ
とができなかった。
弁を用いた回転式圧縮機では、冷媒ガスが吸入室から圧
縮室に導かれて圧縮され、上記吐出弁を介して吐出さ
れ、吐出過程が終了し弁が吐出口を塞ぐとき、図３
（Ａ）、図４（Ａ）の吐出口におけるトップクリアラン
ス８３のために、冷媒ガスが十分に吐出されずに残留す
ることになる。この残留ガスは高圧であるため低圧の冷
媒ガスのおよそ３倍の圧力差があるため、トップクリア
ランス８３の容積が小といえども低圧の冷媒ガスの吸込
み量に大きく影響し、圧縮機全体の圧縮効率を高めるこ
とができなかった。
【０００７】そこで、本発明は圧縮された冷媒ガスを十
分に吐出しエンドクリアランスを可能な限り小さくし
て、圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる回転式
圧縮機の吐出弁を提供することを目的とする。
分に吐出しエンドクリアランスを可能な限り小さくし
て、圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる回転式
圧縮機の吐出弁を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１に係る回転式圧縮機の吐出弁は、
アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内のシリンダ
に吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室から圧縮室
に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐出バルブ
を経てモータの上部から吐出管を通って器外に流出され
る回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐出口を塞
ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とした。
に、本発明の請求項１に係る回転式圧縮機の吐出弁は、
アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内のシリンダ
に吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室から圧縮室
に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐出バルブ
を経てモータの上部から吐出管を通って器外に流出され
る回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐出口を塞
ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とした。
【０００９】本発明の請求項２に係る回転式圧縮機の吐
出弁は、アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内の
シリンダに吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室か
ら圧縮室に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐
出バルブを経てモータの上部から吐出管を通って器外に
流出される回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐
出口を塞ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とし、
前記凸部は前記吐出弁にプレス加工または付属部品の組
込みにより取り付けられるように構成した。
出弁は、アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内の
シリンダに吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室か
ら圧縮室に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐
出バルブを経てモータの上部から吐出管を通って器外に
流出される回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐
出口を塞ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とし、
前記凸部は前記吐出弁にプレス加工または付属部品の組
込みにより取り付けられるように構成した。
【００１０】本発明の請求項３に係る回転式圧縮機の吐
出弁は、アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内の
シリンダに吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室か
ら圧縮室に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐
出バルブを経てモータの上部から吐出管を通って器外に
流出される回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐
出口を塞ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とし、
前記凸部の前記吐出口に占める容積はトップクリアラン
スの５〜７０％となるように構成とした。
出弁は、アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容器内の
シリンダに吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸入室か
ら圧縮室に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出口、吐
出バルブを経てモータの上部から吐出管を通って器外に
流出される回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記吐
出口を塞ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とし、
前記凸部の前記吐出口に占める容積はトップクリアラン
スの５〜７０％となるように構成とした。
【００１１】こうして、吐出口を塞ぐように吐出弁に凸
部を設けた構造とすることにより、圧縮機の圧縮された
冷媒ガスを十分に吐出し、凸部によってトップクリアラ
ンスを可能な限り小さくして、低圧の冷媒ガスの吸込み
量を大きくして圧縮機全体の圧縮効率を高めることがで
きる。また、凸部の取付けもプレス加工によって吐出弁
の重さを軽く形成でき、また、付属部品を予め用意して
おくことにより取付けが簡単となる。
部を設けた構造とすることにより、圧縮機の圧縮された
冷媒ガスを十分に吐出し、凸部によってトップクリアラ
ンスを可能な限り小さくして、低圧の冷媒ガスの吸込み
量を大きくして圧縮機全体の圧縮効率を高めることがで
きる。また、凸部の取付けもプレス加工によって吐出弁
の重さを軽く形成でき、また、付属部品を予め用意して
おくことにより取付けが簡単となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。図１（Ａ）は本発明のリードバル
ブ型の吐出弁の構造を示し、同図（Ｂ）には吐出弁の平
面図とその側面図を示す。また、図２（Ａ）、（Ｂ）は
本発明のフロートバルブ型の吐出弁の構造を示し、同図
（Ｂ）には吐出弁の平面図とその側面図を示す。図にお
いて図３、図４と同一のものには同じ符号を付してい
る。
して以下に説明する。図１（Ａ）は本発明のリードバル
ブ型の吐出弁の構造を示し、同図（Ｂ）には吐出弁の平
面図とその側面図を示す。また、図２（Ａ）、（Ｂ）は
本発明のフロートバルブ型の吐出弁の構造を示し、同図
（Ｂ）には吐出弁の平面図とその側面図を示す。図にお
いて図３、図４と同一のものには同じ符号を付してい
る。
【００１３】図１（Ａ）のリードバルブ型の吐出弁８の
拡大図において、弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形
成され、薄い材料の吐出弁８には吐出口７側に凸部８４
が取付けられている。そして吐出弁８と弁押さえ８１を
重ねて弁座１６の取付穴１７にカシメピン１８により固
着されている。吐出弁８と弁押さえ８１は回転式圧縮機
の圧縮サイクル毎に上方に押し上げられ、ガス通路を介
して上部のモータ室へ排出される。また、同図（Ｂ）に
は吐出弁８の平面図とその側面図を示す。
拡大図において、弁座１６には冷媒ガスの吐出口７が形
成され、薄い材料の吐出弁８には吐出口７側に凸部８４
が取付けられている。そして吐出弁８と弁押さえ８１を
重ねて弁座１６の取付穴１７にカシメピン１８により固
着されている。吐出弁８と弁押さえ８１は回転式圧縮機
の圧縮サイクル毎に上方に押し上げられ、ガス通路を介
して上部のモータ室へ排出される。また、同図（Ｂ）に
は吐出弁８の平面図とその側面図を示す。
【００１４】このような構成のリードバルブ型の吐出弁
を用いた回転式圧縮機では、冷媒ガスが吸入室から圧縮
室に導かれて圧縮され、吐出弁８を介して吐出され、吐
出過程が終了し弁が吐出口７を塞ぐとき、吐出弁８に取
付けられた凸部８４により吐出口７におけるトップクリ
アランスを小さくすることができるので、そこに吐出さ
れずに残留する冷媒ガスは極めて少量となり、低圧の冷
媒ガスの吸込み量への影響は少なく、圧縮機全体の圧縮
効率を高めることができる。
を用いた回転式圧縮機では、冷媒ガスが吸入室から圧縮
室に導かれて圧縮され、吐出弁８を介して吐出され、吐
出過程が終了し弁が吐出口７を塞ぐとき、吐出弁８に取
付けられた凸部８４により吐出口７におけるトップクリ
アランスを小さくすることができるので、そこに吐出さ
れずに残留する冷媒ガスは極めて少量となり、低圧の冷
媒ガスの吸込み量への影響は少なく、圧縮機全体の圧縮
効率を高めることができる。
【００１５】また、図２（Ａ）にはフロートバルブ型の
吐出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）において、弁座１
６には冷媒ガスの吐出口７が形成され、吐出口７は薄い
材料の円形の吐出弁８には吐出口７側に凸部８４が取付
けられている。吐出口７は吐出弁８で蓋をされ回転式圧
縮機の圧縮サイクル毎に弁ガイド８２の中を上下に移動
する。圧縮室で圧縮された冷媒ガスは吐出口７の下方か
ら弁８を押し上げて弁ガイド８２内のガス通路を介して
上部のモータ室へ排出される。また、同図（Ｂ）には吐
出弁８の平面図とその側面図を示す。
吐出弁８の拡大図を示す。同図（Ａ）において、弁座１
６には冷媒ガスの吐出口７が形成され、吐出口７は薄い
材料の円形の吐出弁８には吐出口７側に凸部８４が取付
けられている。吐出口７は吐出弁８で蓋をされ回転式圧
縮機の圧縮サイクル毎に弁ガイド８２の中を上下に移動
する。圧縮室で圧縮された冷媒ガスは吐出口７の下方か
ら弁８を押し上げて弁ガイド８２内のガス通路を介して
上部のモータ室へ排出される。また、同図（Ｂ）には吐
出弁８の平面図とその側面図を示す。
【００１６】このような構成のフロートバルブ型の吐出
弁を用いた回転式圧縮機でも、冷媒ガスが吸入室から圧
縮室に導かれて圧縮され、吐出弁８を介して吐出され、
吐出過程が終了し弁が吐出口７を塞ぐとき、吐出弁８に
取付けられた凸部８４により吐出口７におけるトップク
リアランスを小さくすることができるので、そこに吐出
されずに残留する冷媒ガスは極めて少量となり、低圧の
冷媒ガスの吸込み量への影響は少なく、圧縮機全体の圧
縮効率を高めることができる。
弁を用いた回転式圧縮機でも、冷媒ガスが吸入室から圧
縮室に導かれて圧縮され、吐出弁８を介して吐出され、
吐出過程が終了し弁が吐出口７を塞ぐとき、吐出弁８に
取付けられた凸部８４により吐出口７におけるトップク
リアランスを小さくすることができるので、そこに吐出
されずに残留する冷媒ガスは極めて少量となり、低圧の
冷媒ガスの吸込み量への影響は少なく、圧縮機全体の圧
縮効率を高めることができる。
【００１７】吐出弁８への凸部８４の取付けは吐出弁８
にプレス加工により取付けることができる。そのときは
吐出弁８の上面（凸部８４と反対側）にプレスによる窪
みが形成され、吐出弁８の重さを軽量に保つことができ
る。また、凸部８４として付属部品を予め準備し、それ
を組み込んで簡単に取付けられるようにすることもでき
る。更に、凸部８４の吐出口７に占める容積はトップク
リアランス８３の５〜７０％となるように形成しても、
圧縮機全体の圧縮効率を高めるられることが確認され
た。
にプレス加工により取付けることができる。そのときは
吐出弁８の上面（凸部８４と反対側）にプレスによる窪
みが形成され、吐出弁８の重さを軽量に保つことができ
る。また、凸部８４として付属部品を予め準備し、それ
を組み込んで簡単に取付けられるようにすることもでき
る。更に、凸部８４の吐出口７に占める容積はトップク
リアランス８３の５〜７０％となるように形成しても、
圧縮機全体の圧縮効率を高めるられることが確認され
た。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転式圧縮機の
吐出口を塞ぐように吐出弁に凸部を設けた構造とするこ
とにより、圧縮機の圧縮された冷媒ガスを十分に吐出
し、凸部によってトップクリアランスを可能な限り小さ
くして、吐出過程が終了時に吐出されずに残留する冷媒
ガスは極めて少量となり、低圧の冷媒ガスの吸込み量へ
の影響は少なく、低圧の冷媒ガスの吸込み量を大きくし
て圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる。また、
凸部の取付けもプレス加工によって吐出弁の重さを軽く
形成でき、また、付属部品を予め用意しておくことによ
り取付けが簡単となる。
吐出口を塞ぐように吐出弁に凸部を設けた構造とするこ
とにより、圧縮機の圧縮された冷媒ガスを十分に吐出
し、凸部によってトップクリアランスを可能な限り小さ
くして、吐出過程が終了時に吐出されずに残留する冷媒
ガスは極めて少量となり、低圧の冷媒ガスの吸込み量へ
の影響は少なく、低圧の冷媒ガスの吸込み量を大きくし
て圧縮機全体の圧縮効率を高めることができる。また、
凸部の取付けもプレス加工によって吐出弁の重さを軽く
形成でき、また、付属部品を予め用意しておくことによ
り取付けが簡単となる。
【図１】本発明のリードバルブ型の吐出弁の構造。
【図２】本発明のフロートバルブ型の吐出弁の構造。
【図３】従来のリードバルブ型の吐出弁の構造。
【図４】従来のフロートバルブ型の吐出弁の構造。
【図５】回転式圧縮機の断面図。
１ アキュームレータ ２ 密閉容器 ３ シリンダ ４ 吸入管 ５ クランクシャフト ６ ローラ ７ 冷媒ガス吐出口 ８ 吐出弁 ９ 吐出マフラ １０ モータ １３ 吐出管 １６ 弁座 １７ 取付穴 １８ カシメピン ８１ 弁押さえ ８２ 弁ガイド ８３ トップクリアランス ８４ 凸部
Claims (3)
- 【請求項１】 アキュームレータ内の冷媒ガスを密閉容
器内のシリンダに吸入管を通して流入し、冷媒ガスは吸
入室から圧縮室に導かれて高温、高圧に圧縮され、吐出
口、吐出弁を経てモータの上部から吐出管を通って器外
に流出される回転式圧縮機において、前記吐出弁は前記
吐出口を塞ぐように前記吐出弁に凸部を設けた構造とし
たことを特徴とする回転式圧縮機の吐出弁。 - 【請求項２】 前記凸部は前記吐出弁にプレス加工また
は付属部品の組込みにより取り付けられることを特徴と
する請求項１記載の回転式圧縮機の吐出弁。 - 【請求項３】 前記凸部の前記吐出口に占める容積はト
ップクリアランスの５〜７０％となるようにすることを
特徴とする請求項１又は請求項２記載の回転式圧縮機の
吐出弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10310752A JP2000130379A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 回転式圧縮機の吐出弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10310752A JP2000130379A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 回転式圧縮機の吐出弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000130379A true JP2000130379A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=18009065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10310752A Pending JP2000130379A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 回転式圧縮機の吐出弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000130379A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005064161A1 (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Daikin Industries, Ltd. | 圧縮機 |
| CN100412377C (zh) * | 2003-12-12 | 2008-08-20 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 旋转式压缩机 |
| CN102141029A (zh) * | 2011-04-22 | 2011-08-03 | 上海英范特冷暖设备有限公司 | 一种提高活塞式压缩机效率的阀板结构 |
| KR101115805B1 (ko) | 2004-10-20 | 2012-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기의 토출밸브 설치구조 |
| CN103847951A (zh) * | 2012-11-28 | 2014-06-11 | 波音公司 | 高传热率可再用热保护系统 |
| WO2017125079A1 (zh) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机及具有其的制冷系统 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10310752A patent/JP2000130379A/ja active Pending
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| US10724523B2 (en) | 2016-01-21 | 2020-07-28 | Gree Green Refrigeration Technology Center Co., Ltd. Of Zhuhai | Compressor and refrigeration system having same |
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