JP2000130280A - 燃料濾過装置 - Google Patents

燃料濾過装置

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JP2000130280A
JP2000130280A JP11128637A JP12863799A JP2000130280A JP 2000130280 A JP2000130280 A JP 2000130280A JP 11128637 A JP11128637 A JP 11128637A JP 12863799 A JP12863799 A JP 12863799A JP 2000130280 A JP2000130280 A JP 2000130280A
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conductive
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直樹 牧
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秀之 中井
Kenji Okabe
健司 岡部
Kunihiro Umetsu
邦広 梅津
Akiyoshi Mukouya
晶吉 向谷
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/26Filters with built-in pumps filters provided with a pump mounted in or on the casing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/50Means for dissipating electrostatic charges

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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料濾過装置からの静電気の放電を防止す
る。 【解決手段】 燃料濾過装置16のハウジング22,2
3を非導電性樹脂で形成し、内部のフィルタ24を導電
性材料で形成する。ハウジング22に導電用プラグ25
を取り付けて、導電用プラグ25とフィルタ24とをス
プリング26で電気的に接続する。アース線の先端に設
けたバネ状端子30を導電用プラグ25に圧接させるこ
とで、アース線と導電用プラグ25とを電気的に接続す
る。燃料濾過装置16内で発生した静電気は、フィルタ
24→スプリング26→導電用プラグ25→バネ状端子
30→アース線の経路で逃がされ、放電が防止される。
更に、導電用プラグ25の抵抗率を107 〜1011Ω・
cmに設定することで、静電気を逃がすための適度な導
通性を確保すると共に、アース線の未接続時には適度な
大きさの抵抗となって導電用プラグ25からの静電気の
放電を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気を外部に逃
がす機能(静電気帯電防止機能)を備えた燃料濾過装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料系には、燃料ポンプから燃
料噴射弁へ送る燃料を濾過するために燃料濾過装置が設
けられている。この燃料濾過装置は、一般に、樹脂製の
濾過ハウジング内にフィルタを収納した構造となってお
り、燃料がフィルタを通過する過程で静電気が発生し、
この静電気が樹脂製の濾過ハウジングに帯電しやすい。
このため、樹脂製の濾過ハウジングから近傍の金属部品
に静電気の放電が生じるおそれがあり、最悪の場合に
は、静電気の放電の衝撃で樹脂製の濾過ハウジングに亀
裂が生じて、燃料漏れを招くこともある。
【0003】この対策として、濾過ハウジングを導電性
樹脂で形成し、この濾過ハウジングの外側にアース線を
接続することで、静電気を逃がして、放電の発生を防止
することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の燃料濾過装置では、濾過ハウジング全体が導電性樹
脂で形成されているため、何らかの原因で、アース線が
外れてしまった場合、或は、アース線を接続し忘れた場
合、逆に、濾過ハウジングから静電気の放電が発生しや
すくなってしまうという欠点がある。このため、静電気
の放電により濾過ハウジングに亀裂が生じて燃料漏れが
発生するおそれがあるという事情は変わらない。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、静電気の放電の発生
を効果的に防止することができる燃料濾過装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の燃料濾過装置は、濾過ハウジン
グを非導電性材料で形成すると共に、フィルタを導電性
材料で形成し、導電用プラグを濾過ハウジングに取り付
けてフィルタに電気的に接続し、この導電用プラグにア
ース線を電気的に接続する構成としたものである。
【0007】この構成では、燃料濾過装置内で発生した
静電気は、導電性のフィルタ→導電用プラグ→アース線
という導電経路を経て逃がされ、静電気の放電の発生が
防止される。そして、アース線が外れてしまった場合、
或は、アース線を接続し忘れた場合でも、濾過ハウジン
グが非導電性材料で形成されているため、濾過ハウジン
グから静電気の放電が発生しにくくなる。更に、濾過ハ
ウジングに取り付けた導電用プラグを介してフィルタと
アース線を電気的に接続するため、アース線を濾過ハウ
ジング内に引き込んでフィルタと接続するといった面倒
な作業を行う必要がなく、アース線の接続作業が簡単で
ある。
【0008】この場合、請求項2のように、導電用プラ
グを、抵抗率が107 〜1011Ω・cmの材料で形成す
ると良い。導電用プラグの抵抗率を107 〜1011Ω・
cmにすれば、静電気を逃がすための適度な導通性を確
保できると共に、アース線が外れてしまった場合、或
は、アース線を接続し忘れた場合でも、導電用プラグが
適度な大きさの抵抗となって導電用プラグからの静電気
の放電を抑制することができる。
【0009】一方、請求項3のように、フィルタと導電
用プラグとの間に導電性を有する弾性部材を介在し、弾
性部材をその弾性力によってフィルタと導電用プラグに
圧接させるようにすると良い。このようにすれば、手間
のかかる接続作業を行うことなく、弾性部材による圧接
力を利用して、フィルタと導電用プラグとの電気的接続
を簡単且つ確実に行うことができる。
【0010】或は、請求項4のように、導電用プラグに
先端が尖った差込部を形成し、その差込部をフィルタに
差し込むことで、フィルタと導電用プラグを電気的に接
触させるようにしても良い。このようにすれば、差し込
み部をフィルタに差し込むという極めて簡単な作業で、
フィルタと導電用プラグとを電気的に接続することがで
きる。
【0011】ところで、フィルタは交換部品であるた
め、フィルタ交換時に、濾過ハウジングをその保持部材
に対して脱着する必要がある。しかし、従来のように濾
過ハウジングにアース線を直接、接続した構造のもので
は、濾過ハウジングを脱着する毎にアース線の脱着を行
う必要があり、作業性が悪いばかりか、アース線を接続
し忘れる可能性もある。
【0012】この対策として、請求項5のように、アー
ス線を導電用プラグに接続するための接続部材を保持部
材側に組み付け、濾過ハウジングを保持部材に取り付け
ることで、導電用プラグを接続部材に電気的に接触させ
るようにしても良い。このようにすれば、濾過ハウジン
グを保持部材に対して脱着するのと同時に、導電用プラ
グと接続部材(つまりフィルタとアース線)の切離し/
接続を行うことができ、フィルタの交換作業性が向上す
ると共に、アース線の接続忘れも防止することができ
る。
【0013】この場合、請求項6のように、アース線を
導電用プラグに接続するための接続部材を弾性材で形成
し、該接続部材をその弾性力によって導電用プラグに圧
接させるようにしても良い。このようにすれば、接続部
材を何等かの手段で導電用プラグに固着しなくても、接
続部材自身の弾性力により導電用プラグとの電気的接続
を簡単且つ確実に行うことができる。
【0014】また、請求項7のように、フィルタと導電
用プラグとの間を導電性の弾性部材によって接続するよ
うにすれば、燃料の流れや燃料の圧力によってフィルタ
が変形しても、弾性部材がそれに追従して弾性変形する
ので、フィルタと弾性部材との接触状態を確実に保つこ
とができる。
【0015】ところで、燃料噴射弁へ供給する燃料の余
剰分をデリバリパイプから燃料タンク内に戻すリターン
配管を廃止した、いわゆるリターンレス配管構成を採用
したシステムでは、燃料の圧力を調整するプレッシャー
レギュレータが燃料濾過装置に組み付けられることが多
い。一般に、このプレッシャーレギュレータは、外殻が
金属で形成され、導電性を有する。
【0016】これらの点に着目して、請求項8のよう
に、燃料濾過装置に組み付けられるプレッシャーレギュ
レータを導電用プラグとして利用するようにしても良
い。このようにすれば、新たに導電用プラグを設ける必
要がなくなり、その分、構成の簡単化、部品点数の削減
を実現することができて、低コスト化の要求を満たすこ
とができる。
【0017】更に、請求項9のように、プレッシャーレ
ギュレータの燃料流入パイプを濾過ハウジング内に差し
込み、この燃料流入パイプに弾性部材を圧接させるよう
にすると良い。濾過ハウジング内に差し込まれた燃料流
入パイプの先端部は、フィルタの近くに位置するため、
燃料流入パイプの先端部とフィルタとの間に弾性部材を
確実に挟み込ませて両者を弾性部材によって確実に導通
させることができる。
【0018】この場合、弾性部材は、導電性ゴム、導電
性のバネ等、導電性を有する弾性材であれば、何でも良
いが、請求項10のように、弾性部材としてスプリング
(コイルバネ)等の導電性のバネを使用することが好ま
しい。つまり、プレッシャーレギュレータの燃料流入パ
イプとフィルタとの間に弾性部材を挟み込む場合は、燃
料流入パイプへの流路に弾性部材を配置することになる
ため、弾性部材の形状や大きさによっては、燃料流入パ
イプヘの燃料の流れが弾性部材で阻害されてしまうおそ
れがある。この点、スプリング等のバネは、細くても十
分な弾性力があるため、燃料流入パイプへの流路を塞が
ずに、必要な弾性力を確保することができ、燃料の流れ
を阻害することなく、フィルタと燃料流入パイプとを確
実に導通させることができる。
【0019】また、請求項11のように、プレッシャー
レギュレータを濾過ハウジングに固定するブラケットと
プレッシャーレギュレータとの間にアース線の端子を挟
み込むことで、アース線をプレッシャーレギュレータに
電気的に接続するようにしても良い。このようにすれ
ば、アース線の端子をプレッシャーレギュレータに半田
付けやかしめ等により固着しなくても、ブラケットによ
りアース線とプレッシャーレギュレータとを電気的に接
続した状態に固定することができ、アース線とプレッシ
ャーレギュレータとの電気的接続を簡単且つ確実に行う
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、燃料タンク内に設置される燃料系機能部品の組付
構造を図3に基づいて説明する。樹脂製の支持ブラケッ
ト11(保持部材)の上部にフランジ部12が形成さ
れ、このフランジ部12が燃料タンクの開口部(図示せ
ず)に蓋として装着されることで、支持ブラケット11
に組み付けられた各燃料系機能部品が燃料タンクに保持
される。支持ブラケット11の下方には、燃料ポンプ1
3がポンプ収納ケース14に収められた状態で組み付け
られている。この燃料ポンプ13は、吐出口を上向きに
し、吸込み口を下方に位置させて組み付けられ、該吸い
込み口には、燃料中の異物を除去するフィルタ15が装
着されている。
【0021】また、支持ブラケット11には、燃料ポン
プ13から吐出された燃料を濾過する燃料濾過装置1
6、ポテンション式の燃料ゲージ17、電気コネクタ1
8等が組み付けられている。ここで、燃料ゲージ17
は、燃料タンク内の燃料の液面レベルの変化により上下
動するフロート19を備え、このフロート19の上下変
位量をポテンションメータで検出することで、燃料タン
ク内の燃料量を検出する。この燃料ゲージ17と燃料ポ
ンプ13は、電気コネクタ18を通して車載電子制御ユ
ニット(図示せず)に電気的に接続されている。
【0022】一方、燃料濾過装置16の出口は、支持ブ
ラケット11に設けられた燃料吐出パイプ(図示せず)
に連通し、燃料ポンプ13から吐出された燃料が燃料濾
過装置16内で濾過されつつ燃料吐出パイプから燃料噴
射弁(図示せず)に圧送されるようになっている。
【0023】次に、燃料濾過装置16の構成を説明す
る。燃料濾過装置16の外ケースを構成する濾過ハウジ
ング21は、上ハウジング22と下ハウジング23から
成り、これら上ハウジング22と下ハウジング23は、
共に非導電性の樹脂で形成され、溶着等により一体化さ
れている。この濾過ハウジング21内に、燃料を濾過す
るためのフィルタ24が収納されている。このフィルタ
24は、例えばカーボンファイバを混合した導電性の濾
紙等の導電性材料で形成されている。
【0024】図1に示すように、上ハウジング22に上
向きに形成された筒状部22a内には、上方から導電用
プラグ25が嵌合され、導電用プラグ25に下向きに一
体に形成された小径筒部25aの下部が上ハウジング2
2の開口部22bに差し込まれている。この導電用プラ
グ25は、後述する理由により抵抗率が例えば107
1011Ω・cmの樹脂で形成されている。この導電用プ
ラグ25の小径筒部25a内に導電性のスプリング26
(弾性部材)が装着され、このスプリング26が自身の
弾発力によりフィルタ24と導電用プラグ25に圧接し
て、両者を電気的に接続している。また、導電用プラグ
25の小径筒部25aの外周にゴム製のOリング27が
装着され、このOリング27によって該小径筒部25a
の外周面と上ハウジング22の筒状部22aの内周面と
間の隙間がシールされている。尚、導電用プラグ25と
上ハウジング22との全周を溶着等により接合して、O
リング27を省いた構成として良い。
【0025】一方、支持ブラケット11のフランジ部1
2には、下方に延びる支持部28が一体に形成され、こ
の支持部28の下端が導電用プラグ25に当接又は近接
することで、導電用プラグ25の上方ヘの抜け止めがな
されている。また、支持部28の下側部分に、アース線
33(図2参照)を導電用プラグ25に接続するための
バネ状端子30(接続部材)が装着されている。このバ
ネ状端子30は、図2に示すように、中央部に嵌合筒部
31を有すると共に、この嵌合筒部31の両側に下方に
湾曲した一対のバネ片32を有し、該バネ状端子30の
基端部がアース線33の先端に圧着等により接続されて
いる。このアース線33は、燃料ポンプ13等のアース
線(図示せず)と共に、電気コネクタ18を通して車体
(アース側)に電気的に接続されている。図1に示すよ
うに、バネ状端子30は、嵌合筒部31が支持部28の
下部に圧入され、支持部28のリブ28aの下端に当接
した位置で固定されている。
【0026】そして、濾過ハウジング21を下方から支
持ブラケット11に取り付けることで、バネ状端子30
のバネ片32が導電用プラグ25の上端面に当接して押
し上げられ、そのスプリングバック力により、該バネ片
32が導電用プラグ25の上端面に圧接した状態とな
る。これにより、バネ状端子30が導電用プラグ25に
電気的に接続され、フィルタ24→スプリング26→導
電用プラグ25→バネ状端子30→アース線33という
導電経路が形成される。
【0027】また、燃料濾過装置16は、フィルタ24
等を定期的に交換する必要があるため、例えば、濾過ハ
ウジング21側に形成された係合部(図示せず)を、支
持ブラケット11側に形成された被係合部(図示せず)
に係合させることで、燃料濾過装置16が支持ブラケッ
ト11に脱着可能に取り付けられている。
【0028】燃料濾過装置16を支持ブラケット11か
ら取り外す場合は、濾過ハウジング21と支持ブラケッ
ト11の係合を解除して、濾過ハウジング21を引き下
げる。この際、バネ状端子30は支持部28に固定され
ているため、支持ブラケット11側に残され、導電用プ
ラグ25から下方の部品が濾過ハウジング21と共に支
持ブラケット11から外される。これにより、燃料濾過
装置16を取り外すのと同時に、導電用プラグ25がバ
ネ状端子30から離れ、フィルタ24とアース線33と
の電気的接続が切り離される。
【0029】一方、燃料濾過装置16を支持ブラケット
11に取り付ける場合は、濾過ハウジング21を支持ブ
ラケット11に下方から押し当てて係合させる。この
際、燃料濾過装置16を取り付けるのと同時に、導電用
プラグ25がバネ状端子30に圧接して、フィルタ24
とアース線33が電気的に接続される。尚、濾過ハウジ
ング21と支持ブラケット11との固定は、係合に代え
て、ねじ止めを採用しても良い。
【0030】以上のように構成した燃料濾過装置16で
は、燃料濾過装置16内で発生した静電気は、フィルタ
24→スプリング26→導電用プラグ25→バネ状端子
30→アース線33という導電経路を経て逃がされ、放
電の発生が防止される。また、アース線33が外れてし
まった場合、或は、アース線33を接続し忘れた場合
等、何らかの原因でアース線33が接続されていない場
合でも、濾過ハウジング21が非導電性樹脂で形成され
ているため、濾過ハウジング21から静電気の放電が発
生しにくくなり、静電気の放電により濾過ハウジング2
1に亀裂が生じて燃料漏れが発生することを防止するこ
とができる。
【0031】ところで、アース線33が導電用プラグ2
5に接続されていない場合、導電用プラグ25の抵抗値
が小さいと、導電用プラグ25から静電気の放電が発生
するおそれがある。この場合、導電用プラグ25の抵抗
値が大きくなるほど、静電気の放電の発生を抑制するこ
とができるが、導電用プラグ25の抵抗値が大きくなり
過ぎると、アース線33の正常接続時に、静電気を逃が
すための導通性を確保できなくなってしまう。ちなみ
に、本発明者の実験結果によれば、導電用プラグ25の
抵抗率が1011Ω・cmよりも大きいと、アース線33
の正常接続時に、静電気が逃げにくくなる。また、導電
用プラグ25の抵抗率が107 Ω・cmよりも小さい
と、アース線33が接続されていない場合に、導電用プ
ラグ25から静電気の放電が発生しやすくなる。
【0032】この点を考慮し、本実施形態(1)では、
導電用プラグ25の抵抗率を107〜1011Ω・cmに
設定している。これにより、静電気を逃がすための適度
な導通性を確保すると共に、アース線33が接続されて
いない場合は、静電気の放電を抑制する適度な大きさの
抵抗値を確保することができる。このため、アース線3
3が接続されている正常時には、燃料濾過装置16の静
電気を確実に導電用プラグ25を通して外部に逃がし
て、静電気の放電の発生を防止できることは勿論のこ
と、何らかの原因でアース線33が接続されていない場
合でも、導電用プラグ25の抵抗値によって静電気の放
電の発生を抑制することができる。
【0033】また、本実施形態(1)では、導電用プラ
グ25を濾過ハウジング21の外側から取り付けてフィ
ルタ24に接続し、この導電用プラグ25にアース線3
3を接続することで、フィルタ24とアース線33とを
電気的に接続するようにしているので、アース線33を
濾過ハウジング21内に引き込んで、フィルタ24と接
続するといった面倒な作業をする必要がなく、アース線
33の接続作業を簡単化でき、組付作業性を向上でき
る。
【0034】更に、本実施形態(1)では、導電用プラ
グ25とフィルタ24との接続を、両者間に介在させた
スプリング26の弾発力を利用して行うと共に、アース
線33と導電用プラグ25との接続を、アース線33に
設けたバネ状端子30の弾発力を利用して行うようにし
たので、それらの接続に圧着等の手間のかかる接続作業
を行う必要がなく、それらの接続を簡単且つ確実に行う
ことができ、組付作業性と電気的接続の信頼性とを両立
させることができる。
【0035】また、本実施形態(1)では、バネ状端子
30を支持ブラケット11側の支持部28に組み付け、
燃料濾過装置16の取り外し時には、導電用プラグ25
から下方の部品が濾過ハウジング21と共に支持ブラケ
ット11から取り外されるようになっているので、燃料
濾過装置16を支持ブラケット11に対して脱着するの
と同時に、導電用プラグ25とバネ状端子30との切離
し/接続を行うことができる。従って、燃料濾過装置1
6を脱着する毎にアース線33の切離し/接続作業をわ
ざわざ行う必要がなく、フィルタ24の交換作業性が向
上すると共に、アース線33の接続忘れも防止すること
ができる。
【0036】[実施形態(2)]次に、図4に基づいて
本発明の実施形態(2)を説明する。但し、上記実施形
態(1)と実質的に同じ部分には、同一符号を付して説
明を省略する。
【0037】前記実施形態(1)では、アース線33を
導電用プラグ25に接続するための接続部材として、バ
ネ状端子30を用いたが、本実施形態(2)では、接続
部材として、導電性の環状ゴム36を用い、この環状ゴ
ム36を支持部28に圧入等により固定している。そし
て、アース線33の先端に圧着されたアース端子37
を、環状ゴム35と支持部28のリブ28aの下端との
間に挟み込むことで、環状ゴム35とアース端子37と
を電気的に接続している。更に、環状ゴム36の下面に
形成された環状凸部38を導電用プラグ25の上端面に
圧接させることで、導電用プラグ25と環状ゴム36と
を電気的に接続し、フィルタ24→スプリング26→導
電用プラグ25→環状ゴム36→アース端子37→アー
ス線33という導電経路を形成している。
【0038】以上説明した実施形態(2)においても、
前記実施形態(1)と同じ効果を得ることができる。
【0039】[実施形態(3)]次に、図5に基づいて
本発明の実施形態(3)を説明する。本実施形態(3)
では、下ハウジング23の下端部に開口筒部39を形成
し、この開口筒部39に導電用プラグ40(抵抗率は1
7 〜1011Ω・cm)を取り付けるようにしている。
導電用プラグ40には、先端が尖った差込部41を一体
に形成し、この差込部41をフィルタ24に直接、差し
込むことで、フィルタ24と導電用プラグ40とを電気
的に接続している。また、導電用プラグ40の下端部に
接続穴42を形成し、この接続穴42に、アース線に圧
着されたアース端子(いずれも図示せず)を係合、圧入
等により固定することで、導電用プラグ40とアース線
とを電気的に接続している。これにより、フィルタ24
→導電用プラグ40→アース線という導電経路を形成し
ている。
【0040】また、導電用プラグ40の両側には、L字
形の弾性係合爪43が上向きに一体成形され、この弾性
係合爪43を、下ハウジング23の開口筒部39の外周
部に形成された被係合凸部44に弾性係合させること
で、導電用プラグ40を下ハウジング23に組み付けて
いる。更に、導電用プラグ40の外周面に形成された環
状溝45にゴム製のOリング46が装着され、このOリ
ング46によって導電用プラグ40の外周面と開口筒部
39の内周面との間の隙間がシールされている。
【0041】以上説明した本実施形態(3)では、導電
用プラグ40を下ハウジング23に組み付ける際に、導
電用プラグ40の差込部41をフィルタ24に差し込
み、導電用プラグ40の弾性係合爪43を開口筒部39
の被係合凸部44に係合させるという極めて簡単な作業
で、導電用プラグ40とフィルタ24との電気的接続と
導電用プラグ40の組付けとを同時に行うことができ、
組付性を向上させることができる。
【0042】更に、本実施形態(3)では、前記実施形
態(1),(2)と比較して、フィルタ24と導電用プ
ラグ40とを電気的に接続する弾性部材(スプリング2
6)や、導電用プラグ40とアース線とを接続する接続
部材(バネ状端子30、環状ゴム36)を省いた構成と
しているので、部品点数を削減することができ、更なる
低コスト化を実現することができる。
【0043】尚、前記実施形態(1),(2)において
も、導電用プラグ25の下端部分に先端の尖った差込部
を一体に形成し、この差込部を直接、フィルタ24に差
し込むことで、フィルタ24と導電用プラグ25を電気
的に接続するようにしても良い。
【0044】また、前記各実施形態(1)〜(3)で
は、導電用プラグ25,40の抵抗率を107 〜1011
Ω・cmに設定したが、導電用プラグ25,40の抵抗
率を107 Ω・cm以下に設定しても良く、この場合で
も、従来と比較すれば、静電気の放電の可能性を少なく
することができる。
【0045】更に、前記各実施形態(1)〜(3)で
は、燃料濾過装置16を、燃料タンクに取り付けられる
支持ブラケット11に組み付ける構成としたが、支持ブ
ラケット11以外の部材に組み付けるようにしても良
い。
【0046】[実施形態(4)]ところで、リターンレ
ス配管構成、つまり、燃料噴射弁へ供給する燃料の余剰
分をデリバリパイプから燃料タンク内に戻すリターン配
管を廃止した構成を採用したシステムでは、燃料の圧力
を調整するプレッシャーレギュレータが燃料濾過装置に
組み付けられることが多い。一般に、このプレッシャー
レギュレータは、外殻が金属で形成され、導電性を有す
る。これらの点に着目して、本発明の実施形態(4)で
は、燃料濾過装置に組み付けられたプレッシャーレギュ
レータを、静電気を外部に逃がすための導電用プラグと
して利用するようにしている。
【0047】以下、図6乃至図8に基づいて本実施形態
(4)の燃料濾過装置47の構成を説明する。図8に示
すように、燃料濾過装置47の濾過ハウジング48は、
燃料タンク50の開口部51に上方からガスケット52
を介して嵌め込まれ、その上から締付けリング53が開
口部51の外周部のねじ部51aに締め付けられてい
る。これにより、濾過ハウジング48の外周上部のフラ
ンジ部49が締付けリング53とガスケット52との間
に挟み込まれて固定されることで、燃料濾過装置47が
燃料タンク50に組み付けられている。
【0048】図6に示すように、濾過ハウジング48
は、導電性又は非導電性の樹脂製の上ハウジング54と
下ハウジング55とを溶着等により一体化して構成さ
れ、この濾過ハウジング48内に導電性のフィルタ56
が収納されている。このフィルタ56の外周面と下ハウ
ジング55の内周面との間には、エポキシ系の熱硬化性
樹脂等の充填材57が充填され、この充填材57により
フィルタ56の外周面と下ハウジング55の内周面との
隙間がシールされると共に、フィルタ56が下ハウジン
グ55に固定されている。
【0049】下ハウジング55の左側下部に燃料の流入
パイプ58が下向きに形成され、この流入パイプ58が
燃料配管(図示せず)を介して燃料ポンプ62の吐出口
に接続されている。濾過ハウジング48内には、流入パ
イプ58から流入した燃料をフィルタ56の入口(上
面)に流入させる流入路59と、フィルタ56の出口
(下面)に連通する流出路60が形成されている。上ハ
ウジング54の上部には、流出路60に連通する吐出パ
イプ61が形成され、この吐出パイプ61が燃料配管
(図示せず)を介して燃料噴射弁(図示せず)に接続さ
れている。
【0050】また、下ハウジング55の右側下部には、
流出路60に連通する筒状部63が下向きに形成され、
この筒状部63内に、下方からプレッシャーレギュレー
タ64の燃料流入パイプ65が差し込まれ、この燃料流
入パイプ65の先端部の一部がフィルタ56の下面に対
向している。このプレッシャーレギュレータ64は、余
剰燃料を燃料流入パイプ65からリターンパイプ66を
通して燃料タンク50内に戻すことにより、燃料噴射弁
に供給する燃料の圧力を一定の圧力に調整する。このプ
レッシャーレギュレータ64の外殻(燃料流入パイプ6
5を含む)は、金属等の導電材料で形成されている。
【0051】燃料流入パイプ65の先端部とフィルタ5
6の下面との間には、導電性のスプリング67(弾性部
材)が介在され、このスプリング67が自身の弾発力に
よりフィルタ56と燃料流入パイプ65の先端部に圧接
して、両者を電気的に接続している。燃料流入パイプ6
5の外周には、ゴム製のOリング68が装着され、この
Oリング68によって燃料流入パイプ65の外周面と下
ハウジング55の筒状部63の内周面との隙間がシール
されている。
【0052】プレッシャーレギュレータ64は、図7及
び図8に示すようにU字形のブラケット69を用いて組
み付けられている。U字形のブラケット69の下部に
は、端子孔70が形成され、この端子孔70からアース
線71に圧着されたアース端子72がブラケット69内
に差し込まれている。図7(b)に示すように、アース
端子72がブラケット69とプレッシャーレギュレータ
64との間に挟み込みまれた状態で、ブラケット69の
上端部の係合爪73が筒状部63の外周部の被係合凸部
74に弾性係合され、これにより、プレッシャーレギュ
レータ64が筒状部63に組み付けられると共に、アー
ス端子72がプレッシャーレギュレータ64に電気的に
接続された状態に保持されている。
【0053】尚、アース端子72の先端部72aはU字
状に折り曲げられ、その先端部72aの弾性力によって
アース端子72がプレッシャーレギュレータ64に確実
に圧接するようになっている。更に、アース端子72に
は、内側に傾斜する係止爪76が形成され、この係止爪
76がブラケット69の端子孔70の内縁部77に係止
されることで、アース端子72が抜け止めされている。
【0054】以上のように構成した燃料濾過装置47で
は、燃料濾過装置47内で発生した静電気は、フィルタ
56→スプリング67→プレッシャーレギュレータ64
→アース端子72→アース線71という導電経路を経て
逃がされる。この構成では、プレッシャーレギュレータ
64が導電用プラグとしての役割を果たすため、専用の
導電用プラグを設ける必要がなくなると共に、導電用プ
ラグの取付部や、この取付部をシールするOリング等も
設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減、構成
の簡単化を実現することができ、低コスト化の要求を満
たすことができる。
【0055】更に、本実施形態(4)では、フィルタ5
6とプレッシャーレギュレータ64の燃料流入パイプ6
5との間にスプリング67を介在させることで、両者を
電気的に接続するようにしたので、燃料の流れや燃料の
圧力によってフィルタ56が変形しても、スプリング6
7がそれに追従して弾性変形して、フィルタ56とスプ
リング67との接触を確実に保つことができ、電気的接
続の信頼性を向上することができる。
【0056】しかも、スプリング67は、その隙間を通
して燃料を流すことができるので、濾過ハウジング47
内に差し込まれた燃料流入パイプ65の先端部にスプリ
ング67を圧接させるという極めて簡単な接続構造をと
りつつ、燃料の流れを阻害することを防止できる。
【0057】しかしながら、フィルタ56とプレッシャ
ーレギュレータ64との間に挟み込む弾性部材は、スプ
リング67に限定されず、燃料の流れを阻害しない構造
であれば、導電性ゴム、板バネ、弾性変形可能な導電性
金属部材等を用いるようにしても良い。
【0058】また、本実施形態(4)では、プレッシャ
ーレギュレータ64を濾過ハウジング48に保持するた
めのブラケット69を利用して、このブラケット69と
プレッシャーレギュレータ64との間に、アース線71
のアース端子72を挟み込むことで、アース線71をプ
レッシャーレギュレータ64に接続するようにしている
ので、アース線71とプレッシャーレギュレータ64と
の接続に半田付けやかしめ等の手間のかかる接続作業を
行う必要がなく、それらの電気的接続を簡単且つ確実に
行うことができ、組付作業性と電気的接続の信頼性を向
上することができる。
【0059】尚、本発明は、濾過ハウジング21,4
8、導電用プラグ25,40、バネ状端子30、環状ゴ
ム36、アース端子72等の各部品の形状や組付方法を
適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)における燃料濾過装置
の要部周辺の部分拡大縦断正面図
【図2】(a)はバネ状端子の平面図、(b)はバネ状
端子の縦断側面図
【図3】支持ブラケットへの燃料系の各種部品の組付状
態を示す一部破断正面図
【図4】本発明の実施形態(2)における燃料濾過装置
の要部周辺の部分拡大縦断正面図
【図5】本発明の実施形態(3)における燃料濾過装置
の要部周辺の部分拡大縦断正面図
【図6】本発明の実施形態(4)における燃料濾過装置
の縦断正面図
【図7】(a)はプレッシャーレギュレータの組付構造
を説明する正面図、(b)は同縦断側面図
【図8】燃料濾過装置を燃料タンクに取り付けた状態を
示す図
【符号の説明】
11…支持ブラケット(保持部材)、16…燃料濾過装
置、21…濾過ハウジング、22…上ハウジング、23
…下ハウジング、24…フィルタ、25…導電用プラ
グ、26…スプリング(弾性部材)、28…支持部、3
0…バネ状端子(接続部材)、31…パイプ部、32…
バネ片、33…アース線、36…環状ゴム(接続部
材)、37…アース端子、39…開口筒部、40…導電
用プラグ、41…差込部、42…接続穴、43…弾性係
合爪、44…被係合部、48…濾過ハウジング、54…
上ハウジング、55…下ハウジング、56…フィルタ、
64…プレッシャーレギュレータ(導電用プラグ)、6
5…燃料流入パイプ、67…スプリング(弾性部材,バ
ネ)、69…ブラケット、71…アース線、72…アー
ス端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 健司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 梅津 邦広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 向谷 晶吉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関へ供給する燃料を濾過する燃料
    濾過装置において、 非導電性材料で形成された濾過ハウジングと、 前記濾過ハウジング内に収納され、導電性材料で形成さ
    れたフィルタと、 前記濾過ハウジングに少なくとも一部が外部に露出する
    ように取り付けられ、前記フィルタに電気的に接続され
    る導電用プラグと、 前記導電用プラグに電気的に接続されるアース線とを備
    えていることを特徴とする燃料濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記導電用プラグは、抵抗率が107
    1011Ω・cmの材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の燃料濾過装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタと前記導電用プラグとの間
    には、導電性を有する弾性部材が介在され、該弾性部材
    がその弾性力によって前記フィルタと前記導電用プラグ
    に圧接していることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の燃料濾過装置。
  4. 【請求項4】 前記導電用プラグには先端が尖った差込
    部が形成され、該差込部を前記フィルタに差し込むこと
    で、前記導電用プラグが前記フィルタに電気的に接触し
    た状態となるように構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の燃料濾過装置。
  5. 【請求項5】 前記濾過ハウジングを燃料タンクに保持
    する保持部材を備え、前記アース線を前記導電用プラグ
    に接続するための接続部材が前記保持部材側に組み付け
    られ、前記濾過ハウジングを前記保持部材に取り付ける
    ことで、前記導電用プラグが前記接続部材に電気的に接
    触した状態となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料濾過装置。
  6. 【請求項6】 前記接続部材は、弾性材で形成され、そ
    の弾性力によって前記導電用プラグに圧接していること
    を特徴とする請求項5に記載の燃料濾過装置。
  7. 【請求項7】 内燃機関へ供給する燃料を濾過する燃料
    濾過装置において、 濾過ハウジングと、 前記濾過ハウジング内に収納され、導電性材料で形成さ
    れたフィルタと、 前記濾過ハウジングに少なくとも一部が外部に露出する
    ように取り付けられた導電用プラグと、 前記導電用プラグに電気的に接続されるアース線とを備
    え、 前記フィルタと前記導電用プラグとの間には、導電性を
    有する弾性部材が介在され、該弾性部材がその弾性力に
    よって前記フィルタと前記導電用プラグに圧接している
    ことを特徴とする燃料濾過装置。
  8. 【請求項8】 前記導電用プラグは、少なくとも外殻が
    導電材料で形成されたプレッシャーレギュレータである
    ことを特徴とする請求項7に記載の燃料濾過装置。
  9. 【請求項9】 前記プレッシャーレギュレータの燃料流
    入パイプが前記濾過ハウジング内に差し込まれ、該燃料
    流入パイプに前記弾性部材が圧接していることを特徴と
    する請求項8に記載の燃料濾過装置。
  10. 【請求項10】 前記弾性部材は、導電性のバネである
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の燃
    料濾過装置。
  11. 【請求項11】 前記プレッシャーレギュレータを前記
    濾過ハウジングに固定するブラケットを備え、前記アー
    ス線の端子が前記プレッシャーレギュレータと前記ブラ
    ケットとの間に挟み込まれることで、前記アース線が前
    記プレッシャーレギュレータに電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の
    燃料濾過装置。
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