JP2000129364A - 金属の回収方法 - Google Patents
金属の回収方法Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
液をリサイクルしやすい状態に保持する処理方法を提供
する。 【解決手段】 本発明は、回収を目的とする金属とは異
なる価数を有する試薬を添加する機構、試薬を添加する
前処理として試薬と同じ価数を有するイオンを除去する
機構、廃液をアルカリと酸にリサイクルする機構から構
成される。
Description
関する。
方法、沈殿による方法、蒸発乾固による方法、電気分解
による方法など金属の特性に応じてさまざまな手法が組
み合わされて用いられている。
差異を利用して、不純物の除去、目的物の回収を行う手
法である。pH調整には酸、アルカリの試薬が利用され
る。強酸としてはHCl,H2 SO4 、HNO3 、弱酸
としてはCH3 COOHが代表的である。強アルカリと
してはNaOH、弱アルカリとしてはNaHCO3 など
が利用されている。
の際、上記強酸、アルカリ試薬を利用し、目的とする金
属イオンを回収してしまえば、残りは廃液となる。これ
ら廃液から他の有価金属を回収しようとしても、廃液は
一般に不純物の混合状態にあり、純度的に劣悪であり、
更に複雑な単位操作が必要となる。
収では、有価金属の効率的回収、廃液のリサイクルとい
う観点から単位操作が組まれていない、という問題点を
有する。
属の回収方法を提供するものである。
解決するため鋭意検討した結果、pH調整を行うために
添加する試薬の金属イオンの価数を回収したい金属の価
数と異なるものを使用することにより、有価金属を高純
度で回収し、廃液のリサイクルを容易に行うことが可能
になることを見出した。
は1価あるいは3価の金属イオンを有する試薬のみを投
与できるものとし、3価の金属イオンを回収するには1
価あるいは2価の金属イオンを有する試薬のみ投与でき
るものとする方法である。
に添加する試薬中の金属イオンの価数と同等の価数を有
する金属イオンを処理液から事前に選択除去することが
上記目的を効果的に行うには望ましい。これにはイオン
選択性を有する膜による手法が便利である。イオン選択
性を有する膜を利用した膜利用技術としては電気透析、
拡散透析、逆浸透が挙げられる。もちろん溶媒抽出、酸
化還元などを用いてもよい。
A+ 、B2+、C3+の3種の金属イオンから構成されてい
るとする。いまBを回収するのにDという1価のカチオ
ン、Cを回収するのにEという2価のカチオンが使用で
きるとする。回収する順番として A→B→C A→C→B B→A→C B→C→
A C→→A→B C→B→A の6通りの方法がある。を例に説明する。まず混合溶
液をA+ とB2+,C3+に分離する。この方法は例えば陽
イオンの選択透過性を有する膜を用いて物理的に可能で
ある。次にBとCの混合溶液にD+ を添加する。これに
よりBを回収し、残りの液体はC3+とD+ となる。これ
にE2+を添加することによりCを回収し、残りの液体は
D+ とE2+になる。これは前述した選択透過膜を用いて
分離でき、それぞれD+ の溶液、E2+の溶液として再利
用できる。ここでAとしてはNa、Li、BとしてはF
e,Ni,Co,CとしてはAl、Dとしては一般にN
aOH、LiOHなどのアルカリ水酸化物、Eとしては
Ca、Mgなどが考えられる。〜も考え方は同様で
ある。
の価数を考慮することにより、処理対象液中のイオンを
リサイクル容易な状態に常に保持することが可能とな
る。
いて図面を用いて説明する。図1は本発明のリチウムイ
オン二次電池からコバルトを主体に有価金属回収を行う
工程図である。
ン二次電池11を0.1mol/Lの硫酸水溶液に浸漬
し、放電12を十分に行った。二次電池11の残留電圧
が1.0V以下になったことを確認13した上で、3.
7kWの一軸破砕機にて破砕14し、φ7mmのスクリ
−ンを破砕機に取り付け、破砕片15サイズが5mm角
程度になるように調整した。破砕サイズは後述する比重
選別に適した大きさのサンプルを供するためで、特に限
定されたものではない。
筐体を主成分とした磁性体17を除去した。更に振動型
比重選別装置にてLiCoO2 を活物質として塗布した
アルミ箔(正極)を重量物、カ−ボンを活物質として塗
布した銅(負極)18を軽量物として分離した。この正
極を主成分とした重量物をH2 SO4 (濃度1.0%)
と過酸化水素H2 O2 (0.6%)の混合溶液に浸漬
し、正極活物質19を還元溶解させた。H2 O2 はこの
場合、酸化物の還元剤として作用する。溶液20には主
成分としてLi+ 、Co2+、SO4 2-、他に不純物とし
てCu2+、Al3+が溶解している。
した。条件は1A/dm2 で2時間通電である。次に、
電気透析23を用いてLi+ を分離した。電気透析23
は旭化成製電気透析装置EX−3で1価イオン選択性交
換膜を使用し、定電圧制御(1.0V)で同液をバッチ
処理した。
OHを添加し、pHを1から6まで変化させ、Al(O
H)3 として沈殿、濾過24して除去した。更にNaO
Hを添加し、pHを10まで変化させ25、Co(O
H)2 を沈殿として回収した。廃液は電気透析26によ
りNaとSO4 2-を分離し、再度NaOHとH2 SO4
として利用した。事前に分離したLi+ 溶液は水分を蒸
発し、LiOHとして回収した。純度はCo(OH)2
が99.95mol%、LiOHが95.05mol%
であった。
が,これらはバイポ−ラ膜を利用してNaOH水溶液,
H2 SO4 水溶液として回収し、上記単位操作の試薬と
して再利用した。
ンプルを用いて試験を行った。
ン二次電池を0.1mol/Lの硫酸水溶液に浸漬し、
放電を十分に行った。残留電圧が1.0V以下になった
ことを確認した上で、3.7kWの一軸破砕機にて破砕
し、φ7mmのスクリ−ンを破砕機に取り付け、破砕片
サイズが5mm角程度になるように調整した。破砕サイ
ズは後述する比重選別に適した大きさのサンプルを供す
るためで、特に限定されたものではない。
を主成分とした磁性体を除去した。更に振動型比重選別
装置にてLiCoO2 を活物質として塗布したアルミ箔
(正極)を重量物、カ−ボンを活物質として塗布した銅
(負極)を軽量物として分離した。この正極を主成分と
した重量物をH2 SO4 (濃度1.0%)と過酸化水素
H2 O2 (0.6%)の混合溶液に浸漬し、正極活物質
を還元溶解させた。H2 O2 はこの場合、酸化物の還元
剤として作用する。溶液には主成分としてLi+ 、Co
2+、SO4 2-、他に不純物としてCu2+、Al3+が溶解
している。
件は1A/dm2 で2時間通電である。次に、この溶液
からAl3+を除去するためにNaOHを添加し、pHを
1から6まで変化させ、Al(OH)3 として沈殿、濾
過して除去した。更にNaOHを添加し、pHを10ま
で変化させ、Co(OH)2 を沈殿として回収した。
在する。この液体のLiOH溶液とアニオン交換し、蒸
発乾固してリチウムを水酸化物として回収した。リチウ
ムの純度はNaの混在により68.91mol%であっ
た。
収し、廃液もリサイクルすることが可能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属イオンを沈殿回収する際、回収を目
的としているイオンとは異なる価数を有する金属イオン
を添加し、回収を目的とする金属を沈殿物として回収す
ることを特徴とする金属の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305365A JP2000129364A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 金属の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305365A JP2000129364A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 金属の回収方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129364A true JP2000129364A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17944242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10305365A Pending JP2000129364A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 金属の回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129364A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241529A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Taiheiyo Kinzoku Kk | ニッケル化合物またはコバルト化合物から硫黄などを除去する精製方法、フェロニッケルの製造方法 |
JP2012234732A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Asahi Kasei Corp | リチウム回収方法 |
JPWO2013153692A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2015-12-17 | 旭化成株式会社 | リチウム回収方法 |
WO2019100159A1 (en) | 2017-11-22 | 2019-05-31 | Nemaska Lithium Inc. | Processes for preparing hydroxides and oxides of various metals and derivatives thereof |
US11697861B2 (en) | 2013-10-23 | 2023-07-11 | Nemaska Lithium Inc. | Processes for preparing lithium carbonate |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10305365A patent/JP2000129364A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241529A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Taiheiyo Kinzoku Kk | ニッケル化合物またはコバルト化合物から硫黄などを除去する精製方法、フェロニッケルの製造方法 |
JP2012234732A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Asahi Kasei Corp | リチウム回収方法 |
JPWO2013153692A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2015-12-17 | 旭化成株式会社 | リチウム回収方法 |
US11697861B2 (en) | 2013-10-23 | 2023-07-11 | Nemaska Lithium Inc. | Processes for preparing lithium carbonate |
WO2019100159A1 (en) | 2017-11-22 | 2019-05-31 | Nemaska Lithium Inc. | Processes for preparing hydroxides and oxides of various metals and derivatives thereof |
US12006231B2 (en) | 2017-11-22 | 2024-06-11 | Nemaska Lithium Inc. | Processes for preparing hydroxides and oxides of various metals and derivatives thereof |
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