JP2000129161A - Fpd保護膜用コーティング液及びその調製方法 - Google Patents

Fpd保護膜用コーティング液及びその調製方法

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JP2000129161A JP29976298A JP29976298A JP2000129161A JP 2000129161 A JP2000129161 A JP 2000129161A JP 29976298 A JP29976298 A JP 29976298A JP 29976298 A JP29976298 A JP 29976298A JP 2000129161 A JP2000129161 A JP 2000129161A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】バインダの重合を抑制でき、MgO粉末等が均
一に分散され、かつ安定したフラット・パネル・ディス
プレイ(FPD)に用いられる保護膜を形成するための
コーティング液を得る。 【解決手段】FPD保護膜14用コーティング液は粉末
分散液とバインダ溶液の二液を混合して調製される。粉
末分散液はMgO粉末又は表面がフッ素改質されたMg
O粉末と、アルコールを主成分とする溶媒又はアルコー
ルとエチレングリコール誘導体との混合溶媒と、エチレ
ングリコール誘導体を主成分とする分散剤とを混合して
調製される。またバインダ溶液はマグネシウムアルコキ
シド又はマグネシウムアセチルアセトネートを主成分と
するバインダと、アルコールを主成分とする溶媒又はア
ルコールとエチレングリコール誘導体との混合溶媒と、
エチレングリコール誘導体を主成分とする添加剤とを混
合して調製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(plasma d
isplay panel:プラズマディスプレイパネル)、PAL
C(plasma addressed liquid crystal display)等の
FPD(flat panel display)に用いられる保護膜を形
成するためのコーティング液及びその調製方法に関し、
更に上記コーティング液を用いて作製されたFPD保護
膜及びそのFPD保護膜を有するFPDに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコーティング液として、
加水分解可能な反応部位を有する金属化合物からの部分
加水分解物より基本的に構成されるコーティング組成物
が開示されている(特開平8−325522号)。この
コーティング組成物では、上記部分加水分解物は加水分
解可能な反応部位を有する金属化合物が加水分解可能な
反応部位に対して化学量論量以下の水の存在下で加水分
解されることにより得られる。このように構成されたコ
ーティング組成物では、先ず加水分解可能な反応部位に
対して部分的に加水分解することにより、部分加水分解
物のゾルを作製し、次にこのゾルを基体上に塗布・焼成
して、対応する金属酸化物膜を作製することにより、膜
厚の薄い保護膜を得ることができる。上記部分加水分解
物のゾルは加水分解物が析出しないため、保護膜の膜強
度及び基板への密着性を向上できる。
【0003】また上記コーティング組成物を用いて作製
された保護膜を有する交流型プラズマディスプレイパネ
ルが特開平8−329844号公報に開示されている。
この交流型プラズマディスプレイパネルでは、ガス放電
空間を挟んで背面基板と前面基板とが対向配置され、一
方の基板又は両方の基板に誘電体層に覆われた互いに対
となる電極が形成され、誘電体層上に上記保護膜が形成
される。このように構成された交流型プラズマディスプ
レイパネルでは、加水分解可能な反応部位を有するアル
カリ土類金属化合物(例えば、マグネシウム化合物)か
らの部分加水分解物を基本的に含むコーティング液を、
基板を覆う誘電体層上に塗布した後に加熱することによ
り、保護膜としてアルカリ土類金属酸化物膜(例えば、
酸化マグネシウム膜)が形成される。このように保護膜
を化学的手法により簡易で安定かつ低温成膜温度でも十
分に成膜できる。また保護膜の膜強度及び基板への密着
性を向上でき、この保護膜を使用した交流型PDPでは
放電開始電圧や駆動電圧の低下を図ることができる。
【0004】一方、従来より、電子ビーム蒸着法やスパ
ッタリング法などの真空プロセスを用いてFPD保護膜
を形成する方法と比較し、低コストで量産性に優れた保
護膜の形成方法として、バインダ中にMgO粉末、Mg
(OH)2粉末、MgO粉末及びMg(OH)2の混合粉末、
或いは希土類酸化物粉末を含有したペースト又はコーテ
ィング液を用い、スクリーン印刷法、スピンコート法、
スプレーコート法などの湿式プロセスにより形成する方
法が提案されている(例えば特開平3−67437号、
特開平7−220640号、特開平7−147136
号、特開平7−335134号、特開平8−11117
7号、特開平8−111178号、特開平8−2129
17号、特開平6−325696号、特開平8−167
381号、特開平8−264125号、特開平9−12
940号、特開平9−12976号、特開平8−967
18号、特開平6−316671号、特開平9−208
851号など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平8−325522号公報に示されたコーティング組
成物及び特開平8−329844号公報に示された交流
型プラズマディスプレイパネルでは、保護膜を有機物の
熱分解により形成するため、結晶性が低く(アモルファ
ス)なる不具合があった。また、上記従来の特開平3−
67437号公報等に示された湿式プロセスによる保護
膜の形成方法では、バインダが重合性を有するため、粉
末の分散時に生じる熱やMgO粉末等の表面に存在する
吸着水により、上記重合が進行してしまい安定なコーテ
ィング組成物を得ることが難しい問題点がある。この結
果、このコーティング組成物により作製された保護膜に
放射すじ、膜割れ、干渉むら等の欠陥が発生したり、保
護膜の透明性が不十分となる問題点があった。
【0006】本発明の目的は、バインダの重合を抑制で
き、MgO粉末等が均一に分散され、かつ安定したコー
ティング液及びその調製方法を提供することにある。本
発明の別の目的は、強度、結晶性及び基板への密着性を
向上でき、放射すじや膜割れや干渉むら等の欠陥がな
く、しかも透明性の良好なFPD保護膜及びこのFPD
保護膜を有するFPDを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
粉末分散液とバインダ溶液の二液を混合してなるFPD
保護膜用コーティング液であって、粉末分散液がMgO
粉末又は表面がフッ素改質されたMgO粉末と、アルコ
ールを主成分とする溶媒又はアルコールとエチレングリ
コール誘導体との混合溶媒と、エチレングリコール誘導
体を主成分とする分散剤とを混合して調製され、バイン
ダ溶液がマグネシウムアルコキシド又はマグネシウムア
セチルアセトネートを主成分とするバインダと、アルコ
ールを主成分とする溶媒又はアルコールとエチレングリ
コール誘導体との混合溶媒と、エチレングリコール誘導
体を主成分とする添加剤とを混合して調製されたことを
特徴とする。この請求項1に記載されたFPD保護膜用
コーティング液では、分散剤はMgO粉末等を粉末分散
液中に十分にかつ均一に分散させるために添加され、添
加剤はバインダの重合を抑制して安定化させる安定化剤
として作用する。この結果、粉末分散液の調製時に重合
性を有するバインダが存在しないので、MgO粉末等の
分散による発熱やMgO粉末等の表面における吸着水の
存在によっても、上記バインダの重合が進行することは
ない。またこの粉末分散液をバインダ溶液と混合して
も、バインダは既に添加剤により安定化しているので、
バインダの重合が進行することはなく、MgO粉末等が
均一に分散された安定なコーティング液を得ることがで
きる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更にエチレングリコール誘導体がジエタノ
ールアミンであることを特徴とする。この請求項2に記
載されたFPD保護膜用コーティング液では、MgO粉
末等はジエタノールアミンにより粉末分散液中に十分に
かつ均一に分散される。
【0009】請求項3に係る発明は、MgO粉末又は表
面がフッ素改質されたMgO粉末と、アルコールを主成
分とする溶媒又はアルコールとエチレングリコール誘導
体との混合溶媒と、エチレングリコール誘導体を主成分
とする分散剤とを混合して粉末分散液を調製し、マグネ
シウムアルコキシド又はマグネシウムアセチルアセトネ
ートを主成分とするバインダと、アルコールを主成分と
する溶媒又はアルコールとエチレングリコール誘導体と
の混合溶媒と、エチレングリコール誘導体を主成分とす
る添加剤とを混合してバインダ溶液を調製し、粉末分散
液とバインダ溶液を混合するFPD保護膜用コーティン
グ液の調製方法である。この請求項3に記載されたFP
D保護膜用コーティング液の調製方法では、電子ビーム
蒸着法やスパッタリング法による保護膜の形成方法のよ
うな大掛かりな装置を必要とせずに、比較的容易にかつ
短時間でコーティング液を調製することができる。
【0010】請求項4に係る発明は、図1に示すよう
に、請求項1又は2記載のFPD保護膜用コーティング
液を用いて作製されたFPD保護膜である。この請求項
4に記載されたFPD保護膜では、コーティング液中に
均一に分散した粉末が焼結によりバインダ中のマグネシ
アにて結合されて保護膜が形成されるため、強度が良好
で、かつ結晶性及び基板への密着性の高い保護膜を得る
ことができる。また保護膜に放射すじや膜割れや干渉む
ら等の欠陥がなく、保護膜の外観は良好であり、保護膜
の透明性も良好である。
【0011】請求項5に係る発明は、図1に示すよう
に、請求項1又は2記載のFPD保護膜用コーティング
液を用いて作製されたFPD保護膜を有するFPDであ
る。この請求項5に記載されたFPD保護膜を有するF
PDでは、FPDの特性を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。FPD保護膜用コーティング液は粉末と粉末用溶媒
と分散剤とを混合して調製された粉末分散液と、バイン
ダとバインダ用溶媒と添加剤とを混合して調製されたバ
インダ溶液の二液を混合して得られる。粉末としてはM
gO粉末又は表面がフッ素改質されたMgO粉末[以
下、改質MgO粉末という]が用いられ、粉末用溶媒と
してはアルコールを主成分とする溶媒又はアルコールと
エチレングリコール誘導体との混合溶媒が用いられ、分
散剤としてはエチレングリコール誘導体を主成分とする
分散剤が用いられる。MgO粉末及び改質MgO粉末の
平均粒径は50Å〜5μm、好ましくは100Å〜20
00Åである。また改質MgO粉末とは、表面がフッ化
物層にて被覆されたMgO粉末であり、このフッ化物層
はMgOとガス状フッ素化剤との反応によって得ること
ができ、ガス状フッ素化剤としては反応性の高さや汎用
性の観点からフッ素ガス又はフッ化水素を用いることが
好ましい。
【0013】アルコールを主成分とする溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、α−テルピネ
オール等が挙げられ、エチレングリコール誘導体として
は、ジエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1
−エトキシ−2−プロパノール、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、イソプロピルグリコール、ブチルセロ
ソルブ等が挙げられる。またアルコールとエチレングリ
コール誘導体との混合溶媒としては、例えばメタノール
とイソプロピルグリコールを所定の割合(例えば20:
80の重量割合)で混合した混合溶媒等が挙げられる。
エチレングリコール誘導体を主成分とする分散剤として
は、上記エチレングリコール誘導体自体、即ちジエタノ
ールアミン、ジエチレングリコール等が挙げられる。
【0014】バインダとしてはマグネシウムアルコキシ
ド又はマグネシウムアセチルアセトネートを主成分とす
るバインダが用いられ、バインダ用溶媒としては上記粉
末用溶媒と同様にアルコールを主成分とする溶媒又はア
ルコールとエチレングリコール誘導体との混合溶媒が用
いられ、添加剤としては上記分散剤と同様にエチレング
リコール誘導体を主成分とする添加剤が用いられ、これ
らを混合してバインダ溶液が調製される。マグネシウム
アルコキシドを主成分とするバインダとしては、マグネ
シウムジメトキシド、マグネシウムジエトキシド、マグ
ネシウム−1−メトキシ−2−プロピレート、マグネシ
ウムジプロポキシド等が挙げられ、マグネシウムアセチ
ルアセトネートを主成分とするバインダとしては、マグ
ネシウムのアセチルアセトン,ベンゾイルアセトン,ジ
ベンゾイルメタン等のβ−ジケトンと、アセト酢酸エチ
ル,ベンゾイル酢酸エチルなどのケト酸エステルとのキ
レート化合物等が挙げられる。
【0015】このように構成されたコーティング液の調
製方法を説明する。先ず粉末と粉末用溶媒と分散剤とを
所定の割合で混合して粉末分散液を調製する。一方、バ
インダとバインダ用溶媒と添加剤とを所定の割合で混合
してバインダ溶液を調製する。次に上記粉末分散液とバ
インダ溶液とを所定の割合で混合することにより、コー
ティング液が得られる。上記各液を混合する装置として
はペイントシェーカーやロールミル(例えば、3本ロー
ルミル)等が用いられる。
【0016】粉末と粉末用溶媒と分散剤との混合割合
(重量%)は(0.1〜30):(60〜98):
(0.01〜10)、好ましくは(5〜25):(70
〜95):(0.5〜2.5)であり、バインダとバイ
ンダ用溶媒と添加剤との混合割合(重量%)は(0.1
〜40):(40〜95):(0.1〜50)、好まし
くは(2〜25):(50〜90):(5〜40)であ
る。上記混合割合は粉末分散液とバインダ溶液とを混合
してコーティング液を作製したときのコーティング液を
100重量%としたときの各成分(粉末、粉末用溶媒、
分散剤、バインダ、バインダ用溶媒及び添加剤)の混合
割合を示す。上記粉末分散液中の分散剤は粉末を粉末分
散液中に十分にかつ均一に分散させるために添加され、
上記バインダ液中の添加剤はバインダの重合を抑制して
安定化させる安定化剤として作用する。この結果、粉末
分散液の調製時、即ち粉末の分散時には、重合性を有す
るバインダが存在しないので、粉末の分散により熱が発
生しても、或いは粉末の表面に吸着水が存在しても、上
記バインダの重合が進行することはない。またこの粉末
分散液をバインダ溶液と混合しても、バインダは既に添
加剤により安定化しているので、バインダの重合が進行
することはなく、粉末が均一に分散された安定なコーテ
ィング液を得ることができる。
【0017】このように調製されたコーティング液を基
板上に成膜し、50〜200℃の温度で乾燥した後、大
気中300〜650℃の温度で焼成することにより、基
板上に保護膜が形成される。コーティング液の成膜方法
としては、スピンコート法、スクリーン印刷法、スプレ
ーコート法、ディップコート法、ドクタブレード法等が
挙げられる。この保護膜はコーティング液中に均一に分
散した粉末が焼結によりバインダ中のマグネシアにて結
合されるため、強度が良好で、かつ結晶性及び基板への
密着性の高い保護膜を得ることができる。また保護膜に
放射すじや膜割れや干渉むら等の欠陥がなく、保護膜の
外観は良好であり、保護膜の透明性も良好である。従っ
て、この保護膜を図1に示すようなAC型のPDPの保
護膜として用いると、PDPの特性を向上できる。即ち
PDPの放電開始電圧や駆動電圧を低減できる。
【0018】なお、PDPは図1に示すように、背面ガ
ラス基板11上に所定の間隔をあけて形成された隔壁1
2を介して前面ガラス基板13を被せることにより構成
される。前面ガラス基板13の両面のうち背面ガラス基
板11に対向する面には表示電極16及び透明誘電体層
17を介して上記保護膜14が形成される。背面ガラス
基板11と前面ガラス基板13と隔壁12とにより多数
の放電セル18が区画形成され、背面ガラス基板11上
には放電セル18内に位置しかつ上記表示電極16に対
向するようにアドレス電極19が形成される。また図1
の符号21は放電セル18内には隔壁12の側面から背
面ガラス基板11の上面にかけて形成された蛍光体層で
ある。なお、この実施の形態では、FPDとしてPDP
を挙げたが、PALC等でもよい。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>粉末として気相法により作製したMgO粉
末(宇部マテリアルズ製、平均粒径500Å)[以下、
MgO粉末1という]を3.0重量%と、溶媒としてメ
タノールとイソプロピルグリコールを20:80の重量
割合で混合した混合溶媒[以下、メタノールとイソプロ
ピルグリコールの混合溶媒という]を46.7重量%
と、分散剤としてジエタノールアミンを0.3重量%と
をペイントシェーカーにて混合分散して粉末分散液を調
製した。一方、バインダとしてマグネシウムジエトキシ
ドを2.0重量%と、溶媒としてメタノールとイソプロ
ピルグリコールの混合溶媒を44.0重量%と、添加剤
としてジエタノールアミンを4.0重量%とを混合して
バインダ溶液を調製した。上記のようにして得られた粉
末分散液とバインダ溶液とを混合してコーティング液を
得た。このコーティング液をガラス基板上にスピンコー
ト法により成膜し、60℃で乾燥した後、大気中580
℃で焼成した。この保護膜を実施例1とした。
【0020】<実施例2>粉末分散液を調製するため
に、粉末として10.0重量%のMgO粉末1と、溶媒
として39.0重量%のエチルセロソルブと、分散剤と
して1.0重量%のジエタノールアミンとを用いた。ま
たバインダ溶液を調製するために、バインダとして2.
0重量%のマグネシウムジエトキシドと、溶媒として4
4.0重量%のエチルセロソルブと、添加剤として4.
0重量%のジエタノールアミンとを用いた。上記以外は
実施例1と同様にしてガラス基板上に保護膜を形成し
た。この保護膜を実施例2とした。
【0021】<実施例3>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%の表面をフッ素で改質した
MgO粉末(原料MgO粉末:宇部マテリアルズ製、平
均粒径500Å)[以下、改質MgO粉末1という]
と、溶媒として46.7重量%のメタノールとイソプロ
ピルグリコールの混合溶媒と、分散剤として0.3重量
%のジエタノールアミンとを用いた。またバインダ溶液
を調製するために、バインダとして2.0重量%のマグ
ネシウムジエトキシドと、溶媒として44.0重量%の
メタノールとイソプロピルグリコールの混合溶媒と、添
加剤として4.0重量%のジエタノールアミンとを用い
た。上記以外は実施例1と同様にしてガラス基板上に保
護膜を形成した。この保護膜を実施例3とした。
【0022】<実施例4>粉末分散液を調製するため
に、粉末として10.0重量%の改質MgO粉末1と、
溶媒として39.0重量%のエチルセロソルブと、分散
剤として1.0重量%のジエタノールアミンとを用い
た。またバインダ溶液を調製するために、バインダとし
て2.0重量%のマグネシウムジエトキシドと、溶媒と
して44.0重量%のエチルセロソルブと、添加剤とし
て4.0重量%のジエタノールアミンとを用いた。上記
以外は実施例1と同様にしてガラス基板上に保護膜を形
成した。この保護膜を実施例4とした。
【0023】<実施例5>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%のMgO粉末1と、溶媒と
して46.7重量%のメタノールとイソプロピルグリコ
ールの混合溶媒と、分散剤として0.3重量%のジエタ
ノールアミンとを用いた。またバインダ溶液を調製する
ために、バインダとして10.0重量%のマグネシウム
ジエトキシドと、溶媒として25.0重量%のメタノー
ルとイソプロピルグリコールの混合溶媒と、添加剤とし
て15.0重量%のジエタノールアミンとを用いた。上
記以外は実施例1と同様にしてガラス基板上に保護膜を
形成した。この保護膜を実施例5とした。
【0024】<実施例6>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%のMgO粉末1と、溶媒と
して46.7重量%のメタノールとイソプロピルグリコ
ールの混合溶媒と、分散剤として0.3重量%のジエタ
ノールアミンとを用いた。またバインダ溶液を調製する
ために、バインダとして2.0重量%のマグネシウム−
1−メトキシ−2−プロピレート[D]と、溶媒として
44.0重量%のメタノールとイソプロピルグリコール
の混合溶媒と、添加剤として4.0重量%のジエタノー
ルアミンとを用いた。上記以外は実施例1と同様にして
ガラス基板上に保護膜を形成した。この保護膜を実施例
6とした。
【0025】<実施例7>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%のMgO粉末1と、溶媒と
して46.7重量%のエチルセロソルブと、分散剤とし
て0.3重量%のジエチレングリコールとを用いた。ま
たバインダ溶液を調製するために、バインダとして2.
0重量%のマグネシウムベンゾイルアセトネートと、溶
媒として44.0重量%のエチルセロソルブと、添加剤
として4.0重量%のジエチレングリコールとを用い
た。上記以外は実施例1と同様にしてガラス基板上に保
護膜を形成した。この保護膜を実施例7とした。
【0026】<実施例8>粉末として気相法により作製
したMgO粉末(宇部マテリアルズ製、平均粒径100
Å)[以下、MgO粉末2という]を3.0重量%と、
溶媒としてα−テルピネオールを16.7重量%と、分
散剤としてジエタノールアミンを0.3重量%とを3本
ロールミルにて混合分散して粉末分散液を調製した。一
方、バインダとしてマグネシウムジエトキシドを20.
0重量%と、溶媒としてα−テルピネオールを40.0
重量%と、添加剤としてジエタノールアミンを20.0
重量%とを混合してバインダ溶液を調製した。上記のよ
うにして得られた粉末分散液とバインダ溶液とを混合し
てコーティング液を得た。このコーティング液をガラス
基板上にスクリーン印刷法により成膜し、150℃で乾
燥した後、大気中580℃で焼成した。この保護膜を実
施例8とした。
【0027】<実施例9>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%の表面をフッ素で改質した
MgO粉末(原料MgO粉末:宇部マテリアルズ製、平
均粒径100Å)[以下、改質MgO粉末2という]
と、溶媒として16.7重量%のα−テルピネオール
と、分散剤として0.3重量%のジエタノールアミンと
を用いた。またバインダ溶液を調製するために、バイン
ダとして20.0重量%のマグネシウムジエトキシド
と、溶媒として40.0重量%のα−テルピネオール
と、添加剤として20.0重量%のジエタノールアミン
とを用いた。上記以外は実施例8と同様にしてガラス基
板上に保護膜を形成した。この保護膜を実施例9とし
た。
【0028】<実施例10>粉末分散液を調製するため
に、粉末として3.0重量%のMgO粉末2と、溶媒と
して16.7重量%のα−テルピネオールと、分散剤と
して0.3重量%のジエチレングリコールとを用いた。
またバインダ溶液を調製するために、バインダとして1
5.0重量%のマグネシウムベンゾイルアセトネート
と、溶媒として45.0重量%のα−テルピネオール
と、添加剤として20.0重量%のジエチレングリコー
ルとを用いた。上記以外は実施例8と同様にしてガラス
基板上に保護膜を形成した。この保護膜を実施例10と
した。
【0029】<比較例1>最初から粉末として3.0重
量%のMgO粉末1と、溶媒として90.7重量%のメ
タノールとイソプロピルグリコールの混合溶媒と、分散
剤として4.3重量%のジエタノールアミンと、バイン
ダとして2.0重量%のマグネシウムジエトキシドとを
ペイントシェーカーにて混合した。上記以外は実施例1
と同様にしてガラス基板上に保護膜を形成した。この保
護膜を比較例1とした。
【0030】<比較例2>最初から粉末として3.0重
量%のMgO粉末2と、溶媒として56.7重量%のα
−テルピネオールと、分散剤として20.3重量%のジ
エタノールアミンと、バインダとして20.0重量%の
マグネシウムジエトキシドとを3本ロールミルにて混合
した。上記以外は実施例8と同様にしてガラス基板上に
保護膜を形成した。この保護膜を比較例2とした。
【0031】<比較試験1及び評価>実施例1〜7及び
比較例1の保護膜(スピンコート法)を形成するための
コーティング液の各成分を表1に示す。また実施例1〜
7及び比較例1の保護膜の外観、可視光透過率及び鉛筆
硬度をそれぞれつぎのようにして測定した。保護膜の外
観は目視により観察し、放射すじ・膜割れ・干渉むら等
の欠陥の有無により評価した。具体的には、保護膜に欠
陥がなく良好なものを○とし、欠陥が僅かに確認できた
ものを△とし、欠陥が比較的多く確認できたものを×と
した。可視光透過率は所定の波長の可視光(波長:55
0nm)を保護膜に照射したときの透過率で表した。鉛
筆硬度はJIS K 5400に準じて評価した。即ち、
所定の硬度(B〜6B)を有する鉛筆を用意し、軟らか
い鉛筆(6B)から硬い鉛筆(5B〜B)で順に所定の
力で保護膜を引っ掻き、初めて保護膜に引っ掻き傷が生
じた鉛筆の硬度を保護膜の鉛筆硬度として求めた。これ
らの結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】なお、上記表1において、 Aは粉末:MgO粉末(宇部マテリアルズ製、平均粒径
500Å)、 Bは粉末:表面がフッ素で改質されたMgO粉末(原料
MgO粉末:宇部マテリアルズ製、平均粒径500
Å)、 Cはバインダ:マグネシウムジエトキシド[Mg(OE
t)2]、 Dはバインダ:マグネシウム−1−メトキシ−2−プロ
ピレート[Mg(OCH(CH3)CH2OCH3)2]、 Eはバインダ:マグネシウムベンゾイルアセトネート
[Mg(bzac)2]、 Fは溶媒:メタノールとイソプロピルグリコールを2
0:80の重量割合で混合した混合溶媒、 Gは溶媒:エチルセロソルブ、 Hは分散剤及び添加剤:ジエタノールアミン、 Iは分散剤及び添加剤:ジエチレングリコールをそれぞ
れ示す。
【0034】表1から明らかなように、保護膜の外観は
実施例1〜7では放射すじ・膜割れ・干渉むらが殆どな
く良好であったのに対し、比較例1では放射すじ・膜割
れ・干渉むらが比較的多かった。また保護膜の可視光透
過率は実施例1〜7では87.8%〜96.6%と極め
て高かったのに対し、比較例1では62.7%と低かっ
た。更に保護膜の鉛筆硬度は実施例1〜7では3B〜5
Bと比較的硬かったのに対し、比較例1では6B以下と
軟らかかった。
【0035】<比較試験2及び評価>実施例8〜10及
び比較例2の保護膜(スクリーン印刷法)を形成するた
めのコーティング液の各成分を表2に示す。また実施例
8〜9及び比較例2の保護膜の外観、可視光透過率及び
鉛筆硬度を上記比較試験1と同様にそれぞれ測定した。
これらの結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】なお、上記表2において、 Aは粉末:MgO粉末(宇部マテリアルズ製、平均粒径
100Å)、 Bは粉末:表面がフッ素で改質されたMgO粉末(原料
MgO粉末:宇部マテリアルズ製、平均粒径100
Å)、 Cはバインダ:マグネシウムジエトキシド[Mg(OE
t)2]、 Dはバインダ:マグネシウムベンゾイルアセトネート
[Mg(bzac)2]、 Eは溶媒:α−テルピネオール、 Fは分散剤及び添加剤:ジエタノールアミン、 Gは分散剤及び添加剤:ジエチレングリコールをそれぞ
れ示す。
【0038】表2から明らかなように、保護膜の外観は
実施例8〜10では放射すじ・膜割れ・干渉むらが殆ど
なく良好であったのに対し、比較例2では放射すじ・膜
割れ・干渉むらが比較的多かった。また保護膜の可視光
透過率は実施例8〜10では87.8%〜92.2%と
極めて高かったのに対し、比較例2では46.3%と低
かった。更に保護膜の鉛筆硬度は実施例8〜10では4
B〜5Bと比較的硬かったのに対し、比較例2では6B
以下と軟らかかった。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ーティング液が分散剤によりMgO粉末等を粉末分散液
中に十分にかつ均一に分散させて調製された粉末分散液
と、添加剤によりバインダを安定化させて調製されたバ
インダ溶液との二液の混合物であるので、バインダの重
合を抑制でき、MgO粉末等が均一に分散され、かつ安
定したコーティング液を得ることができる。即ち、粉末
分散液の調製時に重合性を有するバインダが存在しない
ので、MgO粉末等の分散による発熱やMgO粉末等の
表面における吸着水の存在によっても、上記バインダの
重合が進行することはない。またこの粉末分散液をバイ
ンダ溶液と混合しても、バインダは既に添加剤により安
定化しているので、バインダの重合が進行することはな
く、MgO粉末等が均一に分散された安定なコーティン
グ液を得ることができる。
【0040】またエチレングリコール誘導体としてジエ
タノールアミンを用いれば、MgO粉末等を粉末分散液
中に十分にかつ均一に分散できる。またMgO粉末等と
粉末用溶媒と分散剤とを混合して粉末分散液を調製し、
バインダとバインダ用溶媒と添加剤とを混合してバイン
ダ溶液を調製した後に、上記粉末分散液と上記バインダ
溶液を混合してコーティング液を調製すれば、大掛かり
な装置を必要とする電子ビーム蒸着法やスパッタリング
法と比較して、本発明では大掛かりな装置は不要とな
り、比較的容易にかつ短時間でコーティング液を調製す
ることができる。
【0041】またFPD保護膜を上記コーティング液を
用いて作製すれば、コーティング液中に均一に分散した
粉末が焼結によりバインダ中のマグネシアにて結合され
て保護膜が形成されるため、強度が良好で、かつ結晶性
及び基板への密着性の高い保護膜を得ることができる。
また保護膜に放射すじや膜割れや干渉むら等の欠陥が発
生せず、保護膜の外観は良好であり、保護膜の透明性も
向上できる。更にFPD保護膜を有するFPDを上記コ
ーティング液を用いて作製すれば、FPDの特性を向上
できる。特にPDP保護膜を有するPDPを上記コーテ
ィング液を用いて作製すれば、PDPの放電開始電圧や
駆動電圧を低減でき、PDPの特性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のコーティング液を用いて作製
された保護膜を有するPDPの要部断面図。
【符号の説明】
14 保護膜(FPD保護膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G059 AA08 AB09 AC16 AC18 EA01 EB05 EB07 FA28 FA29 FB05 4J038 AA011 HA196 JA19 JA20 JA23 JA26 JA46 JB09 JC38 KA06 KA15 KA20 LA06 MA02 MA07 MA09 MA10 NA01 NA24 PA19 PB08 PC01 5C040 FA01 GB03 GB14 GE07 JA02 JA22 KA14 KA17 KB04 KB19 LA17 MA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末分散液とバインダ溶液の二液を混合
    してなるFPD保護膜用コーティング液であって、 前記粉末分散液がMgO粉末又は表面がフッ素改質され
    たMgO粉末と、アルコールを主成分とする溶媒又はア
    ルコールとエチレングリコール誘導体との混合溶媒と、
    エチレングリコール誘導体を主成分とする分散剤とを混
    合して調製され、 前記バインダ溶液がマグネシウムアルコキシド又はマグ
    ネシウムアセチルアセトネートを主成分とするバインダ
    と、アルコールを主成分とする溶媒又はアルコールとエ
    チレングリコール誘導体との混合溶媒と、エチレングリ
    コール誘導体を主成分とする添加剤とを混合して調製さ
    れたことを特徴とするFPD保護膜用コーティング液。
  2. 【請求項2】 エチレングリコール誘導体がジエタノー
    ルアミンである請求項1記載のFPD保護膜用コーティ
    ング液。
  3. 【請求項3】 MgO粉末又は表面がフッ素改質された
    MgO粉末と、アルコールを主成分とする溶媒又はアル
    コールとエチレングリコール誘導体との混合溶媒と、エ
    チレングリコール誘導体を主成分とする分散剤とを混合
    して粉末分散液を調製し、 マグネシウムアルコキシド又はマグネシウムアセチルア
    セトネートを主成分とするバインダと、アルコールを主
    成分とする溶媒又はアルコールとエチレングリコール誘
    導体との混合溶媒と、エチレングリコール誘導体を主成
    分とする添加剤とを混合してバインダ溶液を調製し、 前記粉末分散液と前記バインダ溶液を混合するFPD保
    護膜用コーティング液の調製方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のFPD保護膜用コ
    ーティング液を用いて作製されたFPD保護膜。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のFPD保護膜用コ
    ーティング液を用いて作製されたFPD保護膜を有する
    FPD。
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