JP2000128944A - アルコキシシラン基を含有する水分散性化合物 - Google Patents

アルコキシシラン基を含有する水分散性化合物

Info

Publication number
JP2000128944A
JP2000128944A JP11100176A JP10017699A JP2000128944A JP 2000128944 A JP2000128944 A JP 2000128944A JP 11100176 A JP11100176 A JP 11100176A JP 10017699 A JP10017699 A JP 10017699A JP 2000128944 A JP2000128944 A JP 2000128944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
compound
water
polyisocyanate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11100176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000128944A5 (ja
Inventor
Richard R Roesler
リチヤード・アール.・ローズラー
Lutz Dr Schmalstieg
ルツツ・シユマールステイーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Bayer Corp
Original Assignee
Bayer AG
Bayer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG, Bayer Corp filed Critical Bayer AG
Publication of JP2000128944A publication Critical patent/JP2000128944A/ja
Publication of JP2000128944A5 publication Critical patent/JP2000128944A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/2805Compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/288Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen
    • C08G18/289Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/703Isocyanates or isothiocyanates transformed in a latent form by physical means
    • C08G18/705Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium
    • C08G18/706Dispersions of isocyanates or isothiocyanates in a liquid medium the liquid medium being water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/80Masked polyisocyanates
    • C08G18/8061Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/8083Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen with compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen
    • C08G18/809Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen with compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen containing silicon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アルコキシシラン基を含有する化合物であっ
て、水と混合して安定な油中水型又は水中油型分散液を
形成でき、そして硬化して、滑らかな透明コーチングを
形成する化合物を提供する。 【解決手段】化合物の重量に対して1〜6重量%のアル
コキシシラン基含量(Si、分子量28として計算)を
有し、かつ水を用いた安定な分散液を形成するのに充分
な化学的導入親水基を含有する、実質的にイソシアネー
ト基を含まない化合物であって、該アルコキシシラン基
が、 a)最小平均官能価2.4を有し、かつ少なくとも50
重量%のポリイソシアネートアダクトを含有するポリイ
ソシアネート成分と、 b)第二アミノ基及びアルコキシシラン基を含有する成
分との反応生成物として導入される、前記化合物。さら
に、これらの化合物の、コーチング、シーラント及び接
着剤への使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコキシシラン
基を含有し、かつ実質的にイソシアネート基を含まない
水分散性化合物、その水性1成分コーチング組成物にお
ける使用に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ基を含有するアルコキシシラン
は、従来のポリマー化学とシリコーン化学とを連結する
ためのキー成分である。このアルコキシシラン基は、水
分の存在下で「シラン重縮合」により架橋し、そしてこ
のアミノ基が、ポリウレタン、ポリ尿素などのポリマー
内へ導入される。U.S.特許5,364,955に
は、最初にアミノ官能性シランをマレイン酸又はフマル
酸エステルと反応させて第二アミノ基(すなわち、アス
パルテート)を形成し、次いで反応生成物内で不相溶
性、不均質性又は極めて高い粘性を見舞わずに、これら
のアスパルテートをNCOプレポリマーと反応させるこ
とが可能なことが記載されている。同時係属出願(U.
S.シリアルNo.08/814,561)には、アス
パルテートとモノマーポリイソシアネート又はポリイソ
シアネートアダクトとの反応により、尿素及びアルコキ
シシラン基を含有する化合物を形成することが開示され
ている。これらの化合物の使用の一つは、これらを水と
単独にあるいは他のアルコキシシラン基含有化合物とと
もに混合して、安定なゾル−ゲル配合物を形成すること
である。これらの配合物では、水がシリルエーテル基を
加水分解して、ヒドロキシシランを形成することが要求
される。この末端Si−OH基は、その後、Si−O−
Si結合を形成する縮合反応を介して架橋することがで
き、ポリシロキサン網目構造になる。しかし、前記同時
係属出願に記載の化合物を水と混合しようとすると、安
定な分散液が形成されない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
コキシシラン基を含有する化合物であって、1)水と混
合して安定な油中水型又は水中油型分散液を形成でき、
そして2)硬化して、滑らかな透明コーチングを形成す
る該化合物を提供することである。本発明のさらなる目
的は、シラン重縮合により硬化して、コーチング、シー
ラント及び接着剤を形成し得る、アルコキシシラン基含
有親水性化合物を提供することである。これらの目的
は、以下に説明する本発明のアルコキシシラン基含有水
分散性化合物を用いて達成することができる。これらの
化合物は、ポリイソシアネート成分を、第二アミノ基及
びアルコキシシラン基を含有する化合物と反応させるこ
とにより調製することができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、化合物の重量
に対して1〜6重量%のアルコキシシラン基含量(S
i、分子量28として計算)を有し、かつ水を用いた安
定な分散液を形成するのに充分な化学的導入親水基を含
有する、実質的にイソシアネート基を含まない化合物で
あって、該アルコキシシラン基が、 a)最小平均官能価2.4を有し、かつ少なくとも50
重量%のポリイソシアネートアダクトを含有するポリイ
ソシアネート成分と、 b)式I
【化3】 〔式中、Xは、同一又は異なり、かつ100℃未満でイ
ソシアネート基に不活性な有機基であり、ただし、これ
らの基の少なくとも一つはアルコキシ基であり、R
1 は、100℃以下にてイソシアネート基に不活性な有
機基であり、nは、1〜8の整数である〕に対応するア
ミノ化合物との反応生成物として導入されている前記化
合物に関する。本発明は、また、これらの化合物の、コ
ーチング、シーラント及び接着剤の調製への使用に関す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の化合物は、ポリイソシア
ネート、アミノ官能性シラン、並びに非イオン基、陰イ
オン基及び/又は陽イオン基のような親水基を含有する
化合物の反応生成物をベースとする。シランは、尿素基
の形成を介して導入され、一方、親水基は、好ましくは
ウレタン基の形成を介して導入される。本発明の化合物
は、実質的にイソシアネート基を含まず、すなわち、化
合物の重量に対して0.1重量%未満のイソシアネート
基を含有する。
【0006】アルコキシシラン基及びアミノ基を含有す
る適当な化合物には、式1において、Xは、同一又は異
なり、かつ100℃未満でイソシアネート基に不活性な
有機基であり、ただし、これらの基の少なくとも一つは
アルコキシ又はアシロキシ基であり、好ましくは1〜4
個の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基であ
り、より好ましくはアルコキシ基であり、R1 は、10
0℃以下にてイソシアネート基に不活性な有機基であ
り、好ましくは1〜12個、より好ましくは1〜8個の
炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル又は芳香族
基、あるいは式II −(CH2)n −Si−(X)3 (II) に対応する基であり、nは、1〜8、好ましくは2〜
4、より好ましくは3の整数のものである。特に好まし
いものは、Xがメトキシ、エトキシ基又はプロポキシ
基、より好ましくはメトキシ又はエトキシ基、より好ま
しくはメトキシ基であり、nが3の化合物である。
【0007】第二アミノ基を含有する式Iの適当なアミ
ノアルキルアルコキシシランの例には、N−フェニルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(OSI Speci
alties、Witco社からA−9669として入
手可)、ビス−(γ−トリメトキシシリルプロピル)ア
ミン(OSI Specialties、Witco社
からA−1170として入手可)、N−シクロヘキシル
アミノプロピルトリエトキシ−シラン、N−メチルアミ
ノプロピルトリメトキシシラン及び対応のアルキルジエ
キトキシシラン及びジメトキシシランが挙げられる。
【0008】アルコキシシラン基含有化合物の特別な群
は、アスパルテート基をも含有するもの、例えば式III
【化4】 〔式中、X及びnは、前記したとおりであり、Zは、C
OOR5 又は芳香環、好ましくはCOOR5 を表し、R
2 及びR5 は、同一又は異なり、かつ100℃以下にて
イソシアネート基に不活性な有機基であり、好ましくは
1〜9個の炭素原子を有するアルキル基であり、より好
ましくはメチル、エチル又はブチル基であり、R3 及び
4 は、同一又は異なり、かつ水素又は100℃以下に
てイソシアネート基に不活性な有機基であり、好ましく
は水素である〕に対応するものである。
【0009】式III の化合物は、式IV H2 N−(CH2)n −Si−(X)3 (IV) に対応するアミノアルキルアルコキシシランを、式V Z−CR3 =CR4 −COOR2 (V) に対応する、マレイン酸、フマル酸又は桂皮酸エステル
とを反応させることにより調製される。
【0010】式IVの適当なアミノアルキルアルコキシシ
ランには、2−アミノエチル−ジメチルメトキシ−シラ
ン;6−アミノヘキシル−トリブトキシシラン;3−ア
ミノプロピル−トリメトキシシラン;3−アミノプロピ
ル−トリエトキシシラン;3−アミノプロピル−メチル
ジエトキシシラン;5−アミノペンチル−トリメトキシ
シラン;5−アミノペンチル−トリエトキシシラン及び
3−アミノプロピル−トリイソプロポキシシランが挙げ
られる。3−アミノプロピル−トリメトキシシラン及び
3−アミノプロピル−トリエトキシシランが特に好まし
い。
【0011】適宜置換されたマレイン酸、フマル酸又は
桂皮酸のエステルであって、ポリアスパルテートの調製
に使用するのに適当な例は、ジメチル、ジエチル、ジブ
チル(例えばジ−n−ブチル)、ジアミル、ジ−2−エ
チルヘキシルエステル、並びに、これらとマレイン酸及
びフマル酸の他のアルキル基との混合物をベースとする
混合エステル;桂皮酸のメチル、エチル及びブチルエス
テル;並びに2及び3位をメチルで置換した対応のマレ
イン酸、フマル酸及び桂皮酸エステルが挙げられる。マ
レイン酸のジメチルエステルが好ましく、ジエチル及び
ジブチルエステルが特に好ましい。第一アミンをマレイ
ン酸、フマル酸又は桂皮酸のエステルと反応させて、式
III のアスパルテートを形成させることは、公知であ
り、例えばU.S.特許5,364,955に記載さ
れ、これを本明細書に参考として引用する。アスパルテ
ートの調製は、例えば0〜100℃の温度にて、出発材
料を少なくとも1個、好ましくは1個のオレフィン性二
重結合が各第一アミノ基について存在するような割合に
て使用して行われる。反応後に蒸留により過剰の出発材
料を除去してもよい。反応に溶媒を使用しても使用しな
くてもよいが、溶媒の使用はあまり好ましくない。溶媒
を使用する場合、ジオキサンが適当な溶媒の例である。
【0012】アルコキシシラン基及びアミノ基を含有す
る化合物を、本発明の化合物の重量に対して1〜6重量
%、好ましくは2〜6重量%、より好ましくは2〜5重
量%のアルコキシシラン基(Si、分子量28として計
算)を導入するのに充分な量にて反応させる。式III の
化合物は、無色〜薄黄色である。これらは、ポリイソシ
アネートと反応し、本発明のアルコキシシラン基を含有
する化合物を、さらなる精製なしに形成する。本発明に
従えば、アルコキシシラン基及びアスパルテート基を含
有する化合物とポリイソシアネート成分との反応により
形成される特殊タイプの尿素基が、公知方法で該化合物
を高温にて適宜の触媒の存在下に加熱することにより、
ヒダントイン基に変換され得る。したがって、用語「尿
素基」はまた、ヒダントイン基のようなN−CO−N基
を含有する化合物を包含することを意図する。
【0013】本発明の化合物を調製するためのポリイソ
シアネート成分は、2.4、好ましくは2.6、さらに
好ましくは2.8の最小平均官能価を有し、そして6、
好ましくは5の最大平均官能価を有する。ポリイソシア
ネート成分は、これらの要件を満たさない官能価を有す
るモノマージイソシアネート又はポリイソシアネートア
ダクトを含有してもよく、ただし、ポリイソシアネート
成分の平均官能価はこれらの要件を満たす。該ポリイソ
シアネート成分は、少なくとも50重量%、好ましくは
少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも95
重量%の、イソシアヌレート、ウレトジオン、ビウレッ
ト、ウレタン、アロファネート、カルボジイミド及び/
又はオキサジアジン−トリオン、好ましくはイソシアヌ
レート、ウレトジオン、ビウレット及び/又はアロファ
ネート基を含有する。ポリイソシアネートアダクトに加
えて、該ポリイソシアネート成分は、適宜、モノマーポ
リイソシアネート又は他のポリイソシアネートアダクト
のいずれかを含有してもよい。
【0014】ポリイソシアネート成分内にモノマーの形
態で存在するか、あるいはポリイソシアネートアダクト
を調製するのに使用してもよい適当なモノマージイソシ
アネートは、式 R(NCO)2 〔式中、Rは、分子量が約112〜1,000、好まし
くは約140〜400の有機ジイソシアネートからイソ
シアネート基を除去して得られる残基を表す〕で表され
る。本発明の方法に適するジイソシアネートは、Rが、
4〜40個、好ましくは4〜18個の炭素原子を有する
二価脂肪族炭化水素基、5〜15個の炭素原子を有する
二価脂環式炭化水素基、7〜15個の炭素原子を有する
二価芳香脂肪族炭化水素基、又は6〜15個の炭素原子
を有する芳香族基のものである。
【0015】適当な有機ジイソシアネートの例には、
1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,1
2−ドデカメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン
−1、3−及び−1,4−ジイソシアネート、1−イソ
シアナト−2−イソシアナトメチルシクロペンタン、1
−イソシアナト−3−イソシアナト−3,5,5−トリ
メチル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート
又はIPDI)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキ
シル)−メタン、2,4’−ジシクロヘキシル−メタン
ジイソシアネート、1,3−及び1,4−ビス−(イソ
シアナトメチル)−シクロヘキサン、ビス−(4−イソ
シアナト−3−メチル−シクロヘキシル)−メタン、
α,α,α’,α’−テトラメチル−1,3−及び/又
は−1,4−キシリレンジイソシアネート、1−イソシ
アナト−1−メチル−4(3)−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン、2,4−及び/又は2,6−ヘキサヒド
ロトルイレンジイソシアネート、1,3−及び/又は
1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び/
又は2,6−トルイレンジイソシアネート、2,4−及
び/又は4,4’−ジフェニル−メタンジイソシアネー
ト、1,5−ジイソシアナトナフタレン並びにこれらの
混合物を含む。
【0016】3個以上のイソシアネート基を含有するモ
ノマーポリイソシアネート、例えば4−イソシアナトメ
チル−1,8−オクタメチレンジイソシアネート、並び
に芳香族ポリイソシアネート、例えば4,4’,4”−
トリフェニルメタントリイソシアネート、及びアニリン
/ホルムアルデヒド縮合物をホスゲン化することにより
得られるポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート
もまた、ポリイソシアネート成分として存在してよく、
あるいはポリイソシアネートアダクトを調製するのに使
用してもよい。好ましい有機ジイソシアネートには、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1−イソシ
アナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメ
チル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート又
はIPDI)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシ
ル)−メタン、1−イソシアナト−1−メチル−4
(3)−イソシアナトメチルシクロヘキサン、2,4−
及び/又は2,6−トルイレンジイソシアネート、及び
2,4−及び/又は4,4’−ジフェニル−メタンジイ
ソシアネートが挙げられる。
【0017】本発明によれば、ポリイソシアネート成分
の少なくとも一部は、2〜6の平均官能価、及び5〜3
0重量%のNCO含量を有するポリイソシアネートアダ
クトの形態にある。例には、 1) DE−PS2,616,416、EP−OS3,
765、EP−OS10,589、EP−OS47,4
52、US−PS4,288,586、及びUS−PS
4,324,879に記載されるようにして調製される
イソシアヌレート基含有ポリイソシアネート。このイソ
シアナト−イソシアヌレートは、一般に平均官能価3〜
3.5、及びNCO含量5〜30%、好ましくは10〜
25%、より好ましくは15〜25%を有する。 2) ジイソシアネートのイソシアネート基の一部を、
適当な触媒(例えばトリアルキルフォスフィン触媒)の
存在下でオリゴマー化することにより調製され、そして
他の脂肪族及び/又は脂環式ポリイソシアネート、特に
上記(1)に示したイソシアヌレート基含有ポリイソシ
アネートとの添加物に使用できるウレトジオンジイソシ
アネート。 3) U.S.特許第3,124,605;3,35
8,010;3,644,490;3,862,97
3;3,906,126;3,903,127;4,0
51,165;4,147,714;又は4,220,
749に開示の方法に従って、共反応体(co−rea
ctant)、例えば水、第三アルコール、第一及び第
二モノアミン、並びに第一及び/又は第二ジアミンを使
用して調製されるビウレット基含有ポリイソシアネー
ト。これらのポリイソシアネートは、好ましくはNCO
含量が18〜22重量%、平均NCO官能価が3〜3.
5である。 4) U.S.特許第3,183,112に開示の方法
に従って、過剰量のポリイソシアネート(好ましくはジ
イソシアネート)を、低分子量グリコール及び分子量4
00未満のポリオール(例えばトリメチロールプロパ
ン、グリセリン、1,2−ジヒドロキシプロパン及びこ
れらの混合物)と反応させることにより調製されるウレ
タン基含有ポリイソシアネート。このウレタン基含有ポ
リイソシアネートは、最も好ましいNCO含量12〜2
0重量%、及び(平均)NCO官能価2.5〜3を有す
る。
【0018】5) U.S.特許第3,769,31
8、4,160,080及び4,177,342に開示
の方法に従って調製されるアロファネート基含有ポリイ
ソシアネート。該アロファネート基含有ポリイソシアネ
ートは、最も好ましいNCO含量12〜21重量%、及
び(平均)NCO官能価2〜4.5を有する。 6) U.S.特許第5,124,427、5,20
8,334、及び5,235,018(これらの記載を
参考として本明細書に引用する)に記載の方法に従って
調製される、イソシアヌレート基及びアロファネート基
含有ポリイソシアネートであって、好ましくは、ポリイ
ソシアネートが、これらの基を、モノイソシアヌレート
基対モノアロファネート基の比約10:1〜1:10、
好ましくは約5:1〜1:7にて含有する。 7) DE−PS1,092,007、US−PS3,
152,162並びにDE−OS2,504,400、
2,537,685及び2,552,350に記載のよ
うにジ−又はポリイソシアネートを公知のカルボジイミ
ド化触媒の存在下でオリゴマー化することにより調製さ
れるカルボジイミド基含有ポリイソシアネート。 8) オキサジアジントリオン基を含有し、かつ2モル
のジイソシアネートと1モルの二酸化炭素との反応生成
物を含有するポリイソシアネート。好ましいポリイソシ
アネートアダクトは、イソシアヌレート基、ビウレット
基、アロファネート基及び/又はウレトジオン基を含有
するポリイソシアネートである。
【0019】アルコキシシラン基を含有する化合物が水
性媒体中に安定に分散できるように使用する適当な親水
性化合物は、側方又は末端親水性エチレンオキシド単位
を含有する化合物及び/又はイオン又は潜在的イオン基
を含有する化合物である。該イオン又は潜在的イオン基
は、陰イオン、陽イオン基のいずれでもよく、好ましく
は陰イオン基である。陰イオン基の例は、カルボキシレ
ート及びスルホネート基であり、一方、陽イオン基の例
は、アンモニウム及びスルホニウム基である。安定に分
散される化合物は、水と混合されて、油中水エマルショ
ン又は水中油エマルションの形態のいずれかに、該分散
液を意図する目的に使用するのに充分な期間、沈降、凝
集又は分離せずに維持するものである。本発明によれ
ば、アルコキシシラン基を含有する化合物は、また、ア
ルコキシシラン基を含有する化合物の重量に対して最小
2.5%の親水性エチレンオキシド単位、あるいはアル
コキシシラン基を含有する化合物100部あたり最小5
ミリ当量のイオン基を含有する。親水性を付与するため
に親水性エチレンオキシド単位のみを使用する場合、そ
れらは、アルコキシシラン基を含有する化合物の重量に
対して、一般に5〜35重量%、好ましくは10〜30
重量%、より好ましくは12〜35重量%の量にて使用
する。
【0020】側方又は末端親水性エチレンオキシド単位
を導入するのに適する化合物は公知であり、U.S.特
許3,905,929、3,920,598、及び4,
190,566(これらの開示を参考として本明細書に
編入する)に開示されている。好ましい親水性成分は、
エチレンオキシド単位を含有する末端親水性鎖を有する
モノヒドロキシポリエーテルである。これらの親水性成
分は、前記特許に記載のようして、1官能性出発材料、
例えばメタノール又はn−ブタノールを、エチレンオキ
シド及び適宜の他のアルキレンオキシド(例えばプロピ
レンオキシド)を用いてアルコキシル化することにより
製造される。親水性を付与するためにイオン基のみを使
用する場合、それらは、アルコキシシラン基を含有する
化合物100gあたりイオン基含量1〜200ミリ当
量、好ましくは10〜100ミリ当量、さらに好ましく
は25〜50ミリ当量与えるのに充分な量にて導入す
る。このイオン基は、対応の潜在的イオン基を、アルコ
キシシラン基を含有する化合物の形成前、中、又は後、
中和することにより形成される。該潜在的イオン基が、
これらの化合物の導入前に中和される場合、イオン基が
直接導入される。中和が化合物形成に続いて行われる場
合、潜在的イオン基が導入される。
【0021】カルボキシレート、スルホネート及び第4
窒素基を導入するのに適する化合物は、U.S.特許
3,479,310、4,108,814及び4,30
3,774に記載され、この開示を参考として本明細書
に引用する。第三スルホニウム基を導入するのに適する
化合物は、U.S.特許3,419,533に記載さ
れ、これも、参考として本明細書に引用する。NCOプ
レポリマーへの導入が好ましくはスルホネート基は、ジ
オールスルホン酸又はU.S.特許4,108,814
に開示のジオールスルホネートである。潜在的イオン基
をイオン基に変換するための中和剤は、前記U.S.特
許に記載されている。本発明の範囲内で、用語「中和
剤」は、潜在的イオン基をイオン基に変換するのに有用
なすべてのタイプの薬剤を包含する意味である。
【0022】本発明のアルコキシシラン基を含有する化
合物は、ポリイソシアネート成分をアミノ官能性シラン
及び親水性化合物と、イソシアネート基対イソシアネー
ト反応性基の比が約1:1で反応させることにより調製
されるので、得られる生成物は実質的にイソシアネート
基を含まない。反応は、イソシアネート反応性基をポリ
イソシアネートへ好ましくは序々に添加することにより
行われる。アミノ官能性シラン及びイソシアネート反応
性親水性化合物は、連続して、又は混合物として添加し
てもよく、好ましくは、まず、親水性化合物を添加し、
続いてアミノ官能性シランを添加する。尿素基を形成す
る反応は、10〜100℃、好ましくは20〜80℃、
より好ましくは20〜50℃にて行われ、一方、イソシ
アネート反応性親水性化合物を導入する反応は、20〜
150℃、好ましくは50〜120℃、より好ましくは
60〜100℃にて行われる。
【0023】本発明の化合物は、水性1成分コーチン
グ、シーリング又は接着剤組成物への使用に適し、これ
は、「シラン重縮合」、すなわち、シラン基(Si−O
R)を加水分解及び縮合してシロキサン基(Si−O−
Si)を形成することにより架橋することができる。こ
の目的に使用する場合、これらの化合物は、適当な酸性
又は塩基性の触媒とともに、混合物として使用してもよ
い。例には、パラトルエンスルホン酸などの酸;ジブチ
ル錫ジラウレートなどの金属塩;トリエチルアミン、ト
リエチレンジアミンなどの第三アミン;並びにこれらの
触媒の混合物が挙げられる。低分子量塩基性アミノアル
キルトリアルキルシラン、例えば式IVで表されるものは
また、本発明の化合物の硬化を促進する。油中水又は水
中油エマルションのいずれとして存在してもよい1成分
組成物は、1成分組成物の重量に基づいて、好ましくは
20〜80重量%、より好ましくは30〜70重量%、
さらに好ましくは35〜50重量%の固形分を有する。
【0024】該組成物は、また、例えば組成物に高めら
れた無機特性を付与するために、アルコキシシラン基を
含有する化合物の共反応体として、他のアルコキシラン
基を含有する化合物を含有してもよい。これらの共反応
体の例には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシ
シラン、エチルトリエトキシシラン、オクチルトリエト
キシシラン及びジメチルジエトキシシランが挙げられ
る。該組成物はまた、公知の添加剤、例えば均展材、湿
潤剤、流れ制御剤、皮張り防止剤、消泡剤、充填剤(例
えばシリカ、アルミニウムシリケート及び高沸点ワック
ス)、粘度調整剤、可塑剤、顔料、染料、UV吸収剤、
並びに熱及び酸化劣化に対する安定剤を含有してもよ
い。
【0025】該1成分組成物は、いかなる所望の支持
体、例えば木材、プラスチック、皮革、紙、布地、ガラ
ス、セラミックス、プラスター、レンガ、金属及びコン
クリートに塗布してもよい。それらは、標準的方法、例
えば吹付塗、ナイフ被覆(spread coatin
g)、流し塗布、キャスティング、浸漬被覆又はロール
塗布で塗布してよい。該コーチング組成物は、透明又は
着色ラッカーでもよい。該1成分組成物は、周囲温度で
硬化し得るが、最適な特性を得るために、これらの組成
物を80〜250℃、好ましくは120〜180℃の高
温で硬化させる。1成分組成物中に共反応体があると、
特性及び得られる生成物を変更するのに使用することが
できる。例えば、これらの組成物から調製されるコーチ
ングは、異なる性能特性、例えばこれらの共反応体を含
有しない組成物から調製されるコーチングに比べて高い
硬度を有する。本発明をさらに、本発明を限定する意図
でない以下の実施例で説明する。すべの部及び%は、他
に示さない限り重量による。
【0026】
【実施例】ポリイソシアネート1 1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートから調製さ
れ、かつイソシアネート含有量が21.6%、モノマー
ジイソシアネート含量が<0.2%、そして20℃での
粘度が3000mPa.sのイソシアヌレート基含有ポ
リイソシアネート(Bayer 社からDesmodu
r N3300として市販)。ポリエーテル1 メタノールのエトキシル化により調製され、かつ分子量
が750のポリエチレンオキシドモノオール(Unio
n Carbide社からCarbowax750とし
て市販)。ポリエーテル2 メタノールのエトキシル化により調製され、かつ分子量
が550のポリエチレンオキシドモノオール(Unio
n Carbide社からCarbowax550とし
て市販)。
【0027】実施例1 N−(3−トリメトキシシリル
プロピル)アスパラギン酸ジエチルエステルの調製 1438部(8.27当量)の3−アミノプロピルトリ
メトキシシランを、アジテーター、温度計、窒素入口、
及びコンデンサー付き添加漏斗を具備した5Lフラスコ
に添加した。1423.2部(8.27当量)のジエチ
ルマレエートを2時間にわたって液滴状に添加した。添
加中、反応器の温度を25℃に維持した。該反応器をさ
らに5時間25℃に維持した後の生成物を、ガラス容器
に流し込み、窒素ブランケットでシールした。1週間
後、不飽和価は0.6であり、これは、反応が〜99%
完了したことを示す。該生成物〔N−(3−トリメトキ
シシリルプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステル〕
は、25℃で11mPa.sの粘度を有した。
【0028】実施例2 水分散性樹脂1の調製 195部(1当量)のポリイソシアネート1を、周囲温
度にて、アジテーター、温度計、窒素入口、及びコンデ
ンサー付き添加漏斗を具備した三つ口5L丸底フラスコ
に添加した。該反応フラスコを60℃に加熱した。90
部(0.12当量)のポリエーテル1(60℃に加熱)
を、該反応フラスコに添加漏斗を介して、ウレタン形成
の発熱を制御するために20分間にわたり添加した。該
反応を60℃4時間維持した後のイソシアネート含量は
13.8%(理論NCO含量13.0%)であった。反
応を40℃まで冷却し、そして341部(0.93当
量)のN−(3−トリメトキシシリルプロピル)アスパ
ラギン酸ジエチルエステルを、発熱を制御するために添
加漏斗を介して添加した。IR分光分析で測定したイソ
シアネート基が残らなくなるまで、反応をさらに3時間
加熱した。室温に冷却後、得られた生成物は、25℃で
>100,000のmPa.sの粘度を有した。20部
のこの生成物を10部の水と合わせ、ライトニングミキ
サー(lightning mixer)で高速度で攪
拌した。安定な分散液を得た。水相溶性触媒の添加によ
り、硬化コーチングを調製することができた。
【0029】実施例3 水分散性樹脂2の調製 195部(1当量)のポリイソシアネート1を、周囲温
度にて、アジテーター、温度計、窒素入口、及びコンデ
ンサー付き添加漏斗を具備した三つ口5L丸底フラスコ
に添加した。該反応フラスコを60℃に加熱した。8
2.5部(0.15当量)のポリエーテル2(60℃に
加熱)を、該反応フラスコに添加漏斗を介して、ウレタ
ン形成の発熱を制御するために20分間にわたり添加し
た。該反応を60℃4時間維持した後のイソシアネート
含量は、14.4%(理論NCO含量14.1%)であ
った。反応を40℃まで冷却し、そして312部(0.
85当量)のN−(3−トリメトキシシリルプロピル)
アスパラギン酸ジエチルエステルを、発熱を制御するた
めの添加漏斗を介して添加した。IR分光分析で測定し
たイソシアネート基が残らなくなるまで、反応をさらに
3時間加熱した。室温に冷却後、得られた生成物は、2
5℃で>100,000のmPa.sの粘度を有した。
20部のこの生成物を10部の水と合わせ、ライトニン
グミキサーで高速度で攪拌した。安定な分散液を得た。
実施例5に記載のようにして硬化コーチングを調製し
た。
【0030】実施例4 水分散性樹脂3の調製 195部(1当量)のポリイソシアネート1を、周囲温
度にて、アジテーター、温度計、窒素入口、及びコンデ
ンサー付き添加漏斗を具備した三つ口5L丸底フラスコ
に添加した。該反応フラスコを60℃に加熱した。24
2部(0.66当量)のN−(3−トリメトキシシリル
プロピル)アスパラギン酸ジエチルエステルを添加する
と、60℃の発熱を生じた。反応混合物を冷却後、18
1.5部(0.33当量)のポリエーテル2(60℃に
加熱)を、できる限り迅速に該反応フラスコに添加し
た。緩和な発熱により、温度が60℃に上昇した。IR
分光分析で測定したイソシアネート基が残らなくなるま
で、該反応を60℃4時間維持した。室温に冷却後、得
られた生成物は、25℃で>100,000のmPa.
sの粘度を有した。20部のこの生成物を10部の水と
合わせ、ライトニングミキサーで高速度で攪拌した。透
明溶液を得た。水相溶性触媒の添加により、硬化コーチ
ングを調製することができた。
【0031】実施例5 コーチングの調製 水分散性樹脂2を水に高速ミキサーで分散させ、そして
触媒と混合した。得られた混合物をフィルムを調製する
のに使用した。フィルムは、冷圧延鋼材上に、乾燥フィ
ルム厚が1〜1.5milになるような湿潤フィルム厚
にてドローダウンし、次いで130℃で30分で硬化さ
せた。各種成分の量及び得られるコーチングの特性を以
下の表に示す。
【0032】
【表1】 A − p−トルエンスルホン酸 B − p−トルエンスルホン酸及び商標付きアミン(King Indust ries社からNacure 2558として市販)をベースとするブ ロックト酸触媒 C − フェニル酸ホスフェート(Albright and Wilsonか ら PA75として市販) D − ジノニルナフタリンモノスルホン酸及び商標付きアミン(King I ndustries社からNacure 1323として市販)をベー スとするブロックト酸触媒
【0033】MEKダブルラブは、布をメチルエチルケ
トンで濡らした後、各パネルを最高100回擦ることに
より測定した。ダブルラブは、被覆されたパネルを前後
に一回こすることからなる。100回未満の値は、該コ
ーチングが破壊される前のダブルラブの回数である。鉛
筆硬度は、ASTM D−3363に従って測定した。
硬度のオーダーは、最軟〜最硬まで6B〜1B、HB、
F、1H〜8Hである。
【0034】以上、本発明をその説明のために詳細に述
べたが、それは、単にそのためだけにあり、当業者が特
許請求の範囲に限定されるものを除き、本発明の精神及
び範囲を逸脱せずに変更をなし得ることが理解されるべ
きである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08G 18/38 C08G 18/38 Z 18/77 18/77 Z 18/79 18/79 A C09D 175/04 C09D 175/04 C09J 175/04 C09J 175/04 (72)発明者 リチヤード・アール.・ローズラー アメリカ合衆国ペンシルヴアニア州15090 ウエツクスフオード、ヒルクレスト・サ ークル 863 (72)発明者 ルツツ・シユマールステイーク ドイツ連邦共和国デー50676ケルン、シユ ヌールガツセ 45

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物の重量に対して1〜6重量%のアル
    コキシシラン基含量(Si、分子量28として計算)を
    有し、かつ水を用いた安定な分散液を形成するのに充分
    な化学的導入親水基を含有する、実質的にイソシアネー
    ト基を含まない化合物であって、該アルコキシシラン基
    が、 a)最小平均官能価2.4を有し、かつ少なくとも50
    重量%のポリイソシアネートアダクトを含有するポリイ
    ソシアネート成分と、 b)式I 【化1】 〔式中、 Xは、同一又は異なり、かつ100℃未満でイソシアネ
    ート基に不活性な有機基であり、ただし、これらの基の
    少なくとも一つはアルコキシ基であり、 R1 は、100℃以下にてイソシアネート基に不活性な
    有機基であり、 nは、1〜8の整数である〕に対応するアミノ化合物と
    の反応生成物として導入されている前記化合物。
  2. 【請求項2】前記アミノ化合物は、式III 【化2】 〔式中、Zは、COOR5 又は芳香環を表し、R2 及び
    5 は、同一又は異なり、かつ100℃以下にてイソシ
    アネート基に不活性な有機基であり、R3 及びR4 は、
    同一又は異なり、かつ水素又は100℃以下にてイソシ
    アネート基に不活性な有機基である〕に対応する、請求
    項1の化合物。
  3. 【請求項3】Xは、同一又は異なる、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキル又はアルコキシ基を表し、 Zは、COOR5 を表し、 R2 及びR5 は、同一又は異なり、かつ1〜9個の炭素
    原子を有するアルキル基を表し、 R3 及びR4 は、水素を表し、 nは、2〜4の整数である、請求項2の化合物。
  4. 【請求項4】Xは、同一又は異なる、1〜4個の炭素原
    子を有するアルコキシ基を表し、 Zは、COOR5 を表し、 R2 及びR5 は、同一又は異なり、かつメチル、エチル
    又はブチルであり、 R3 及びR4 は、水素を表し、 nは、3である、請求項2の化合物。
  5. 【請求項5】前記ポリイソシアネート成分が、少なくと
    も2.8の最小平均官能価を有し、かつ少なくとも70
    重量%のポリイソシアネートアダクトを含有する請求項
    1の化合物。
  6. 【請求項6】前記ポリイソシアネート成分が、少なくと
    も2.8の最小平均官能価を有し、かつ少なくとも70
    重量%のポリイソシアネートアダクトを含有する請求項
    2の化合物。
  7. 【請求項7】前記ポリイソシアネート成分が、少なくと
    も2.8の最小平均官能価を有し、かつ少なくとも70
    重量%のポリイソシアネートアダクトを含有する請求項
    3の化合物。
  8. 【請求項8】前記ポリイソシアネート成分が、少なくと
    も2.8の最小平均官能価を有し、かつ少なくとも70
    重量%のポリイソシアネートアダクトを含有する請求項
    4の化合物。
  9. 【請求項9】前記ポリイソシアネートアダクトが、イソ
    シアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基及び
    /又はウレトジオン基を含有する、請求項5の水分散性
    化合物。
  10. 【請求項10】前記ポリイソシアネートアダクトが、イ
    ソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基及
    び/又はウレトジオン基を含有する、請求項6の水分散
    性化合物。
  11. 【請求項11】前記ポリイソシアネートアダクトが、イ
    ソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基及
    び/又はウレトジオン基を含有する、請求項7の水分散
    性化合物。
  12. 【請求項12】前記ポリイソシアネートアダクトが、イ
    ソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基及
    び/又はウレトジオン基を含有する、請求項8の水分散
    性化合物。
  13. 【請求項13】結合剤が請求項1の水分散性化合物を含
    む、一成分コーチング、シーラント又は接着剤組成物。
  14. 【請求項14】結合剤が請求項1の水分散性化合物及び
    さらにアルコキシシラン基含有化合物を含む、1成分コ
    ーチング、シーラント又は接着剤組成物。
JP11100176A 1998-04-09 1999-04-07 アルコキシシラン基を含有する水分散性化合物 Pending JP2000128944A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/057,675 US5952445A (en) 1998-04-09 1998-04-09 Water dispersible compounds containing alkoxysilane groups
US09/057675 1998-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000128944A true JP2000128944A (ja) 2000-05-09
JP2000128944A5 JP2000128944A5 (ja) 2006-05-25

Family

ID=22012062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11100176A Pending JP2000128944A (ja) 1998-04-09 1999-04-07 アルコキシシラン基を含有する水分散性化合物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5952445A (ja)
EP (1) EP0949308B1 (ja)
JP (1) JP2000128944A (ja)
AT (1) ATE294223T1 (ja)
CA (1) CA2266211C (ja)
DE (1) DE69924911T2 (ja)
ES (1) ES2242323T3 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119368A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Bayer Corp イソシアネ―ト基とアルコキシシラン基を含む湿分硬化性化合物
JP2001323040A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 架橋性シリル基含有ウレタン系樹脂混合物、及びこれを含有する硬化性組成物
US8293368B2 (en) 2005-04-29 2012-10-23 Sika Technology Ag Moisture-curable composition featuring increased elasticity
JP2014528496A (ja) * 2011-09-30 2014-10-27 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー シリル化ポリマーにおける圧縮歪み特性の改善

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3263034B2 (ja) * 1997-11-12 2002-03-04 横浜ゴム株式会社 ポリウレタン組成物
DE19855999A1 (de) * 1998-12-04 2000-06-15 Bayer Ag Alkoxysilanhaltige Lackzubereitung
US6265517B1 (en) * 1999-09-07 2001-07-24 Bostik, Inc. Silylated polyether sealant
DE10025304A1 (de) * 2000-05-22 2001-11-29 Bayer Ag Mischungen wässriger Bindemittel
US6444325B1 (en) * 2000-12-22 2002-09-03 Bayer Corporation Two-component coating compositions containing silane adhesion promoters
US7700082B2 (en) * 2001-01-26 2010-04-20 3M Innovative Properties Company Silylated polyurethane-urea compositions for use in cosmetic applications
US6520186B2 (en) 2001-01-26 2003-02-18 L'oreal Reshapable hair styling composition comprising silicon-containing polycondensates
JP3350532B1 (ja) * 2001-09-28 2002-11-25 コニシ株式会社 水性固形接着剤および該水性固形接着剤による接着方法
EP1546237B2 (en) 2002-09-24 2019-04-24 E. I. du Pont de Nemours and Company Water dispersible polythiophenes made with polymeric acid colloids
US7390438B2 (en) 2003-04-22 2008-06-24 E.I. Du Pont De Nemours And Company Water dispersible substituted polydioxythiophenes made with fluorinated polymeric sulfonic acid colloids
US20050137374A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-23 Roesler Richard R. Two-component water-borne adhesive
DE102007020404A1 (de) 2006-09-18 2008-10-30 Nano-X Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Beschichtungsmaterials
BRPI0721292A2 (pt) * 2006-12-19 2014-03-25 Basf Coatings Ag Agentes de revestimento com alta resistência ao risco e estabilidade à intempérie
DE102007052044A1 (de) * 2007-10-30 2009-05-20 Carl Freudenberg Kg Rohrauskleidungssystem
DE102007061856A1 (de) 2007-12-19 2009-06-25 Basf Coatings Ag Beschichtungsmittel mit hoher Kratzbeständigkeit und Witterungsstabilität
DE102007061855A1 (de) 2007-12-19 2009-06-25 Basf Coatings Ag Beschichtungsmittel mit hoher Kratzbeständigkeit und Witterungsstabilität
DE102007061854A1 (de) 2007-12-19 2009-06-25 Basf Coatings Ag Beschichtungsmittel mit hoher Kratzbeständigkeit und Witterungsstabilität
DE102008030304A1 (de) 2008-06-25 2009-12-31 Basf Coatings Ag Verwendung teilsilanisierter Verbindungen auf Polyisocyanatbasis als Vernetzungsmittel in Beschichtungszusammensetzungen und Beschichtungszusammensetzung enthaltend die Verbindungen
US9484123B2 (en) 2011-09-16 2016-11-01 Prc-Desoto International, Inc. Conductive sealant compositions
EP3670738A1 (de) * 2018-12-21 2020-06-24 Nolax AG Textiles hitze-, brand- und/oder rauchschutzmaterial

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3737245A1 (de) * 1987-11-03 1989-05-18 Bayer Ag Waessrige loesungen oder dispersionen von polyurethanen, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als beschichtungsmittel oder zur herstellung von beschichtungsmitteln
DE4237468A1 (de) * 1992-11-06 1994-05-11 Bayer Ag Alkoxysilan- und Aminogruppen aufweisende Verbindungen
US5554686A (en) * 1993-08-20 1996-09-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Room temperature curable silane-terminated polyurethane dispersions
DE19715427A1 (de) * 1997-04-14 1998-10-15 Bayer Ag Wäßrige 2-Komponenten Bindemittel und deren Verwendung
US5859118A (en) * 1997-12-17 1999-01-12 Bayer Corporation Aqueous dispersions of polyurethane/ureas containing alkoxysilane groups and colloidal silicas

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119368A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Bayer Corp イソシアネ―ト基とアルコキシシラン基を含む湿分硬化性化合物
JP2001323040A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 架橋性シリル基含有ウレタン系樹脂混合物、及びこれを含有する硬化性組成物
US8293368B2 (en) 2005-04-29 2012-10-23 Sika Technology Ag Moisture-curable composition featuring increased elasticity
JP2014528496A (ja) * 2011-09-30 2014-10-27 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー シリル化ポリマーにおける圧縮歪み特性の改善

Also Published As

Publication number Publication date
DE69924911T2 (de) 2006-02-16
EP0949308A1 (en) 1999-10-13
ATE294223T1 (de) 2005-05-15
CA2266211A1 (en) 1999-10-09
ES2242323T3 (es) 2005-11-01
CA2266211C (en) 2008-01-29
EP0949308B1 (en) 2005-04-27
US5952445A (en) 1999-09-14
DE69924911D1 (de) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000128944A (ja) アルコキシシラン基を含有する水分散性化合物
US6057415A (en) Water dispersible polyisocyanates containing alkoxysilane groups
CA2285776C (en) Silane-modified polyurethane resins, a process for their preparation and their use as moisture-curable resins
CA2285773C (en) Moisture-curable compounds containing isocyanate and alkoxysilane groups
EP0949283B1 (en) Aqueous two-component coating compositions
JP2000119365A5 (ja)
JP4163782B2 (ja) 尿素基とアルコキシシラン基とを有する化合物
EP0994138B1 (en) Moisture-curable compounds containing isocyanate and alkoxysilane groups
EP1013686B1 (en) Aqueous compounds containing alkoxysilane and/or silanol groups
EP0999225B1 (en) Moisture-curable compounds containing isocyanate and alkoxysilane groups
EP1013685B1 (en) Aqueous compositions containing colloidal silica and compounds with alkoxysilane and/or silanol groups
CA2220326C (en) Compounds containing alkoxysilane groups and hydantoin groups
MXPA99009361A (en) Compounds curable by humidity containing isocyanate and alcoxisil groups
MXPA99009362A (es) Compuestos curables por la humedad que contienen grupos isocianato y alcoxisilano
JPH11158191A (ja) アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060405

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080902

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090324