JP2000128855A - α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩およびその製造方法 - Google Patents

α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩およびその製造方法

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JP2000128855A
JP2000128855A JP29883598A JP29883598A JP2000128855A JP 2000128855 A JP2000128855 A JP 2000128855A JP 29883598 A JP29883598 A JP 29883598A JP 29883598 A JP29883598 A JP 29883598A JP 2000128855 A JP2000128855 A JP 2000128855A
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alkyl ester
acid alkyl
fatty acid
sulfofatty acid
sulfofatty
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Tetsuo Tano
哲雄 田野
Seiji Matoba
誠二 的場
Masahisa Yoshiya
昌久 吉屋
Hiroshi Nishio
拓 西尾
Yozo Miyawaki
洋三 宮脇
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものよりもより白色に近い淡色のα−
スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を、副生物の生成を抑
制した上でより短時間で製造すること。 【解決手段】 脂肪酸アルキルエステルを1価の金属塩
の存在下においてスルホン化するにあたり、該脂肪酸ア
ルキルエステルに予めα−スルホ脂肪酸アルキルエステ
ルを添加する。前記α−スルホ脂肪酸アルキルエステル
としては、当該スルホン化によって得られた粗α−スル
ホ脂肪酸アルキルエステルの一部を使用することが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、α−スルホ脂肪酸
アルキルエステル塩とその製造方法に関し、特に白色に
近い淡色のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩
は、従来より界面活性剤として使用されているが、特に
洗浄力が高く、また、生分解性が良好で環境に対する影
響が少ないことから洗浄剤材料としての性能が高く評価
されている。
【0003】α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩は、
脂肪酸アルキルエステルをSO3によりスルホン化して
α−スルホ脂肪酸エステルを得た後に、アルカリによっ
て中和することによって得られる。
【0004】脂肪酸アルキルエステルのスルホン化メカ
ニズムは、Smith and Stirton: JAOCS vol.44, P.405(1
967)、Schmid, Baumann, Stein, Dolhaine: Proceeding
ofthe world surfactants congrees Munchen, vol.2,
P.105, Gelnhausen, Kurle(1984)、及び、H. Yoshimur
a: 油化学(JJOCS), 41巻, 10頁(1992)に示されるよう
に、以下の反応スキームによって説明されている。
【化1】
【0005】すなわち、まずエステルのアルコキシ基部
分にSO3が挿入され、SO3一分子付加体(以下、「一
分子付加体」という)が生成する。次に、α位にさらに
SO 3が導入されSO3二分子付加体(以下、「二分子付
加体」という)が生成する。そして、最後にアルコキシ
基部分に挿入されたSO3が脱離してα−スルホ脂肪酸
アルキルエステルが生成する。
【0006】この反応スキームにおいては、前記二分子
付加体の生成段階までは反応が速やかに進行するが、二
分子付加体からα−スルホ脂肪酸アルキルエステルを生
成する段階は反応速度が非常に遅い。このため、実際は
SO3ガスなどのスルホン化ガスを過剰に用いたり、ま
た、二分子付加体の生成段階まで反応が進んだ後に熟成
工程を設けてSO3の脱離を促進させることが行われて
いる。そして、前記熟成工程の後にアルカリで中和する
ことによって、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を
得ることができる。
【0007】しかし、このようにして得られたα−スル
ホ脂肪酸アルキルエステルは、通常、著しく着色してお
り、このため、アルカリ中和後に得られるα−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩も着色している。洗浄剤材料と
しての用途においては、このような着色は不都合である
ために、通常、アルカリ中和工程の前又は後に、過酸化
水素などによる過酷な条件下での漂白が行われている。
【0008】すなわち、一般に、α−スルホ脂肪酸アル
キルエステル塩は、スルホン化ガス導入によるスルホン
化工程、熟成工程、アルカリによる中和工程及び漂白工
程を経て製造されている。
【0009】ところで、α−スルホ脂肪酸アルキルエス
テル塩には、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸ジア
ルカリ塩などの副生物が含まれることがある。これは、
上記の各製造工程中において一部のエステル結合が切断
が生じるためである。これらの副生物は洗浄剤活性成分
としては洗浄力が小さく、水溶性も劣るので、その生成
はできるだけ抑制することが望ましい。
【0010】そこで、特に反応条件が過酷でエステル結
合の加水分解を引き起こし易く、また、α−スルホ脂肪
酸アルキルエステル塩の生成に直接的に関係しない前記
漂白工程はできるだけ簡略化、または省略することが好
ましい。
【0011】前記漂白工程の簡略化又は省略の一つの方
法としては、もともと白色に近い淡色のα−スルホ脂肪
酸アルキルエステル塩を製造することが挙げられる。α
−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の着色は熟成工程中
に進行することが確認されているので、前記熟成工程を
簡略化することで淡色のα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テル塩を得ることができることが予測される。
【0012】しかし、熟成工程を簡略化すると、前記副
生成物の一つであるα−スルホ脂肪酸ジアルカリ塩の生
成が誘引されるおそれがある。すなわち、熟成工程が不
十分で二分子付加体が残存していると、この後に行われ
る、例えば水酸化ナトリウムなどによるアルカリ中和工
程において下記に示すような反応が起こり、洗浄力、水
溶力の劣るα−スルホ脂肪酸ジソーダ(α−スルホ脂肪
酸ジアルカリ塩)が生成する。上述したように、このよ
うな副生物は洗浄剤としての性能を低下させる。
【化2】
【0013】したがって、熟成工程を充分に行った上
で、なおかつ、白色に近い淡色のα−スルホ脂肪酸アル
キルエステル塩を製造することにより、漂白工程を簡略
化又は省略化して副生物の生成を抑制可能な手法がかね
てから提案されている。
【0014】例えば、特開昭51−43716号公報に
は、飽和脂肪酸アルキルエステルのスルホン化反応にお
いて無機硫酸塩を共存させることにより、α−スルホ脂
肪酸ジソーダの生成率が低く、かつ、無機硫酸塩が存在
しない場合に比べて淡色のα−スルホ脂肪酸アルキルエ
ステル塩の製造方法が記載されている。
【0015】そして、特開平9−216863号公報に
は、飽和脂肪酸アルキルエステルのスルホン化反応にお
いて無機硫酸塩を共存させるにあたり、該無機硫酸塩と
して1価の金属イオンを有し、かつその粒径が250μ
m以下のものを採用することが記載されている。
【0016】一方、特開平9−278740号公報に
は、少なくともα−スルホ脂肪酸アルキルエステルの熟
成工程を着色抑制剤の存在下において行うことが記載さ
れており、該着色抑制剤の一つとしてα−スルホ脂肪酸
アルキルエステル塩が挙げられている。
【0017】しかしながら、これらの各公報に記載の製
造方法については、得られたα−スルホ脂肪酸アルキル
エステル塩の色調改善効果が不十分であったり、また、
熟成時間を充分に確保しなければならないので効率性に
欠けるなどの点で必ずしも満足できるものではなかっ
た。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の技術における問題点を解決することをその課題とす
る。すなわち、本発明の目的は、従来のものよりもより
白色に近い淡色のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩
を提供することにある。
【0019】また、本発明の他の目的は、α−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩を、副生物の生成を抑制した上
でより短時間で製造することのできる効率的な製造方法
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、スルホン化反応の初期段階から1価の金属イオ
ンと共にα−スルホ脂肪酸アルキルエステルを反応系に
導入することにより、製品としてのα−スルホ脂肪酸ア
ルキルエステル塩の色調が改善され、また、その熟成が
促進されることを見出し、本発明を完成した。
【0021】すなわち、本発明は、脂肪酸アルキルエス
テルを1価の金属塩の存在下においてスルホン化する工
程を含むα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の製造方
法であって、前記脂肪酸アルキルエステルに予めα−ス
ルホ脂肪酸アルキルエステルを添加することを特徴とす
るα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の製造方法およ
び該方法によって得られたα−スルホ脂肪酸アルキルエ
ステル塩である。
【0022】前記α−スルホ脂肪酸アルキルエステルの
添加量は前記脂肪酸アルキルエステルに対して0.5〜
100重量%であることが好ましい。
【0023】前記脂肪酸アルキルエステルに対して添加
されるα−スルホ脂肪酸アルキルエステルとして、前記
スルホン化よって得られた粗α−スルホ脂肪酸アルキル
エステルの一部を使用してもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳し
く説明する。本発明においてスルホン化される脂肪酸ア
ルキルエステルは、下記の一般式(I)で表される化合
物である。 R1CH2COOR2・・・(I) 但し、式中R1は炭素数6〜24の直鎖ないし分岐アル
キル基またはアルケニル基を表し、R2は炭素数1〜6
の直鎖ないし分岐アルキル基を示す。
【0025】前記脂肪酸アルキルエステルは好ましくは
飽和脂肪酸アルキルエステルであって、この飽和脂肪酸
アルキルエステルは、牛脂、魚油、ラノリンなどから誘
導される動物系油脂由来、ヤシ油、パーム油、大豆油な
どから誘導される植物系油脂由来、α−オレフィンのオ
キソ法から誘導される合成脂肪酸由来のアルキルエステ
ルのいずれであってもよく、特に限定されない。
【0026】このようなものとしては、例えば、ラウリ
ン酸メチル、エチルまたはプロピル、ミリスチン酸メチ
ル、エチルまたはプロピル、パルチミン酸メチル、エチ
ルまたはプロピル、ステアリン酸メチル、エチルまたは
プロピル、硬化牛脂脂肪酸メチル、エチルまたはプロピ
ル、硬化魚油脂肪酸メチル、エチルまたはプロピル、ヤ
シ油脂肪酸メチル、エチルまたはプロピル、パーム油脂
肪酸メチル、エチルまたはプロピル、パーム核油脂肪酸
メチル、エチルまたはプロピルなどを挙げることができ
る。
【0027】これらの飽和脂肪酸アルキルエステルは単
独で、また、混合物として使用してもよいが、そのヨウ
素価(IV)は0.5以下が好ましく、特に0.1以下
がより好ましい。ヨウ素価が0.5以下であると、スル
ホン化工程における着色を効果的に低減することができ
る。
【0028】また、本発明においてスルホン化される脂
肪酸アルキルエステル(I)に予め添加されるα−スル
ホ脂肪酸アルキルエステルは、下記の一般式(II)で
表される化合物である。式中R1は及びR2は上記と同様
である。 R1CH(SO3H)COOR2・・・(II)
【0029】α−スルホ脂肪酸アルキルエステル(I
I)の脂肪酸アルキルエステル(I)に対する添加量は
0.5〜100重量%の範囲であることが好ましく、特
に、3〜30重量%の範囲がより好ましい。添加量が
0.5重量%未満では製品として得られるα−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩の色調の改善がみられず、一
方、100重量%より多いとα−スルホ脂肪酸アルキル
エステル(II)の熟成が進み、より色調が劣化してし
まう。
【0030】本発明において用いられる1価の金属塩の
種類は特に限定されるものではないが、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸リチウムなどの無機硫酸塩が好
ましい。無機硫酸塩は着色抑制効果が高く安価であり、
また、洗浄剤に配合される成分であるので製品であるα
−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩から除去する必要が
ない。なお、無機硫酸塩は粉末状であることが好まし
く、反応系との接触面積の充分な確保の点から、その粒
径は250μm以下、特に50μm以下であることが好
ましい。
【0031】1価の金属塩の添加量は脂肪酸アルキルエ
ステル(I)に対して1〜30重量%、好ましくは3〜
20重量%の範囲とされる。金属塩の添加量が30重量
%より多い場合には生成物中の無機物組成が増大し、活
性剤としての性能が劣化する。一方、金属塩の添加量が
1重量%より少ない場合は生成物の良好な色調の改善が
みられない。
【0032】本発明の製造方法は、好ましくは、例えば
図1に示すように、下記の(A)〜(D)の工程を順次
行ってα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を得るもの
である。 (A)前記一般式(I)で表される脂肪酸アルキルエス
テルをスルホン化してα−スルホ脂肪酸アルキルエステ
ルを得る工程であるスルホン化工程 (B)副生物をさらに抑制するために低級アルコールに
てエステル化するエステル化工程 (C)アルカリで中和することによりα−スルホ脂肪酸
アルキルエステルからα−スルホ脂肪酸アルキルエステ
ル塩を得る中和工程 (D)得られたα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を
漂白する漂白工程
【0033】前記(C)エステル化工程は必須ではない
が、この工程を経ることによって副生物の一つであるα
−スルホ脂肪酸ジアルカリ塩の生成量を抑制することが
できるので、スルホン化工程(A)と中和工程(C)の
中間において(C)エステル化工程を行うことが好まし
い。また、前記漂白工程(D)は、スルホン化工程
(A)において得られたα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テルの色調によっては簡略化乃至省略することができ
る。
【0034】以下、各工程について詳細に説明する。 (A)スルホン化工程 スルホン化工程は、化1において示したように、脂肪酸
アルキルエステルとスルホン化ガスとを接触させて一分
子付加体、二分子付加体を得るスルホン化反応工程と、
二分子付加体からSO3を脱離させてα−スルホ脂肪酸
アルキルエステルを得る熟成工程とからなる。
【0035】前記スルホン化反応工程において使用され
るスルホン化ガスとしては、SO3ガス、発煙硫酸など
が挙げられるが、好ましくはSO3ガスが用いられる。
SO3ガスは、通常、脱湿空気または窒素などの不活性
ガスで3〜30容量%の濃度に希釈されて使用される。
SO3はスルホン化される脂肪酸アルキルエステルの
1.0モルに対して1.0〜2.0モルの割合、好まし
くは1.1〜1.5モルの割合で使用される。1.0倍
モル未満ではスルホン化反応が十分に進行せず、また、
2.0倍モルを越えると、スルホン化反応がより過激に
なるため局部熱に起因する着色が著しくなり、淡色の製
品を得るという点で好ましくない。
【0036】スルホン化反応工程における反応温度は脂
肪酸アルキルエステルが流動性を有する温度であればよ
い。一般には、脂肪酸アルキルエステルの融点以上かつ
融点から100℃高い温度範囲まで、好ましくは融点以
上かつ融点から70℃高い温度範囲とされる。
【0037】スルホン化方法としては、薄膜式スルホン
化法、回分式スルホン化法などのいずれのスルホン化法
であってもよい。回分式スルホン化法はα−スルホ脂肪
酸アルキルエステルの色調の面で優れており、薄膜式ス
ルホン化法は生産コストの面で優れている。また、スル
ホン化反応方式としては槽型反応、フィルム反応、管型
気液混相反応などの方式が用いられる。
【0038】スルホン化反応工程の反応時間は採用する
スルホン化方法により異なるが、一般に、薄膜式スルホ
ン化法では5〜120秒、回分式スルホン化法では10
〜120分程度である。
【0039】スルホン化反応工程終了後、二分子付加体
は熟成工程に移行される。熟成工程においては、二分子
付加体からのSO3脱離反応が促進される。熟成工程の
温度は70〜100℃が適当である。70℃より低いと
脱離反応が速やかに進行せず、100℃より高いと着色
が著しい。熟成工程に要する時間は、通常、1〜120
分の範囲である。
【0040】本発明においては、スルホン化反応工程に
供される脂肪酸アルキルエステルに上記1価の金属塩と
α−スルホ脂肪酸アルキルエステル(II)とが予め添
加される。1価の金属塩とα−スルホ脂肪酸アルキルエ
ステル(II)は別個に脂肪酸アルキルエステル(I)
に添加されてもよく、また、両者を予備混合した上で脂
肪酸アルキルエステル(I)に混合してもよい。
【0041】このように脂肪酸アルキルエステル(I)
にα−スルホ脂肪酸アルキルエステル(II)を添加す
ることにより、スルホン化反応系における脂肪酸アルキ
ルエステル(I)の存在割合を調整できるので、スルホ
ン化反応速度を制御してスルホン化反応工程における脂
肪酸アルキルエステル(I)の急激なスルホン化を防止
することができ、これに由来する着色を回避することが
できる。また、脂肪酸アルキルエステル(I)のみから
なる原料にスルホン化を実施する場合に比べて、反応系
においてスルホン化の対象となる脂肪酸アルキルエステ
ル(I)の割合が低下するので、熟成工程に要する時間
を削減することができる。
【0042】脂肪酸アルキルエステル(I)に添加され
るα−スルホ脂肪酸アルキルエステル(II)として
は、別途合成されたものを用いても良いが、製造効率の
点からみて、図1に示すようにスルホン化工程(A)又
は後述するエステル化工程(B)を経て製造された粗α
−スルホ脂肪酸アルキルエステルの一部を循環して再使
用することが好ましい。なお、回分式スルホン化法など
のバッチ式のスルホン化方法を採用する場合はスルホン
化反応槽に生成物の一部を残留させることにより、ま
た、薄膜式スルホン化法などの連続式のスルホン化方法
を採用する場合は生成物をパイプラインにより一部還流
させることにより、前記粗α−スルホ脂肪酸アルキルエ
ステルの一部の循環再使用を行うことができる。
【0043】(B)エステル化工程 エステル化工程は熟成工程を経て得られたα−スルホ脂
肪酸アルキルエステルに少量の低級アルコールを添加
し、エステル反応を進行させるものであり、必要に応じ
て設けられる。
【0044】ここで用いられる低級アルコールとして
は、通常、脂肪酸アルキルエステル(I)のR2の炭素
数と等しい炭素数を有するものが好ましいが、特に限定
されるものではない。低級アルコールは、反応液中の二
分子付加体に対して0.5〜5.0倍モル、好ましくは
0.8〜2.0倍モル用いられる。エステル化工程の反
応温度は50〜100℃、好ましくは50〜90℃とさ
れ、また、反応時間は5〜120分とされる。
【0045】このエステル化工程においては、熟成工程
後に残留している二分子付加体のアルコキシ基部分のエ
ステル化が進行することにより、該部分に挿入されてい
たSO3の脱離がさらに促進され、結果として副生物の
生成が抑制される。
【0046】(C)中和工程 中和工程は、アルカリとα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テルとの反応混合液が酸性或いは弱いアルカリ性の範囲
となるような条件(pH4〜9)で行うことが好まし
い。反応混合液が強アルカリ性となる条件下で中和を行
うと、エステル結合が切断されやすくなる可能性があ
る。
【0047】ここで使用されるアルカリとしては、例え
ばアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、エタ
ノールアミンが挙げられる。これらのアルカリは通常、
水溶液として用いられ、その濃度は2〜50重量%程度
とされる。また、前記反応混合液中のα−スルホ脂肪酸
アルキルエステル塩の濃度は10〜80重量%とされ
る。なお、中和温度は、通常、30〜140℃、中和時
間は10〜60分である。
【0048】(D)漂白工程 この実施の形態における漂白工程においては、中和工程
を経て得られたα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩が
漂白される。漂白には、漂白剤として過酸化水素又は次
亜塩素酸塩が用いられ、その添加量はα−スルホ脂肪酸
アルキルエステル塩に対して純分で0.2〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%である。漂白温度は50〜
140℃で、ゲージ圧0.5〜5.0kg/cm2の加
圧下において105〜135℃が好ましい。漂白時間は
1時間から1週間であり、所望の色調に漂白されるまで
行う。
【0049】一方、必要に応じて漂白工程を(C)中和
工程の前に行ってもよい。(C)中和工程前に漂白を行
う場合は、アルコールの存在下、過酸化水素によって漂
白することが好ましい。前記アルコールとしては炭素数
1〜12の低級アルコールが使用され、その添加量は、
α−スルホ脂肪酸アルキルエステルに対して2〜30重
量%である。前記過酸化水素の添加量はα−スルホ脂肪
酸アルキルエステルに対して純分で0.5〜10重量%
とされることが好ましい。また、漂白温度は100℃以
下、漂白時間は0.5〜5時間が好ましい。
【0050】そして、漂白工程を(C)中和工程前に行
った場合は、漂白されたα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テルは前記アルコールと共に(C)中和工程に送られ、
そこにおいてα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩とさ
れた後に、アルコール含有水溶液から分離されて製品と
される。
【0051】なお、(D)漂白工程においては、過酸化
水素又は次亜塩素酸塩などの漂白剤による処理のみなら
ず、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の色調を白色
に近い色に改善する処理ための他の処理を行ってもよ
い。
【0052】本発明の実施の態様のいくつかについてま
とめると以下のようになる。 (1)1価の金属塩とα−スルホ脂肪酸アルキルエステル
(II)は別個に脂肪酸アルキルエステル(I)に添加
されてもよく、また、両者を予備混合した上で脂肪酸ア
ルキルエステル(I)に混合してもよい。 (2)α−スルホ脂肪酸アルキルエステル(II)の脂肪
酸アルキルエステル(I)に対する添加量は0.5〜1
00重量%の範囲であることが好ましく、特に、3〜3
0重量%の範囲がより好ましい。 (3)1価の金属塩としては、硫酸ナトリウム、硫酸カリ
ウムなどの無機硫酸塩が好ましい。なお、無機硫酸塩は
粉末状であることが好ましく、その粒径は250μm以
下、特に50μm以下であることが好ましい。また、1
価の金属塩の添加量は脂肪酸アルキルエステル(I)に
対して1〜30重量%であり、好ましくは3〜20重量
%の範囲とされる。 (4)脂肪酸アルキルエステル(I)は、スルホン化工程
を経てα−スルホ脂肪酸アルキルエステルとされ、中和
工程を経てα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩に変換
される。ただし、中和工程の前又は後にエステル化工程
を設けることが好ましい。なお、得られたα−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩は必要に応じて漂白工程により
漂白される。 (5)脂肪酸アルキルエステル(I)に添加されるα−ス
ルホ脂肪酸アルキルエステル(II)としては、別途合
成されたものを用いても良いが、脂肪酸アルキルエステ
ル(I)をスルホン化して製造された粗α−スルホ脂肪
酸アルキルエステルの一部を再使用することが好まし
い。前記再使用は、バッチ式のスルホン化反応槽内に生
成物の一部を残留させることにより、また、連続式のス
ルホン化反応装置内に生成物の一部をパイプラインによ
り還流させることにより実施することができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、この実施例の記載により本発明はなんら制限
されるものではない。
【0054】[比較例1]ミリスチン酸メチルとパルミ
チン酸メチルの割合が重量比で2:8の混合脂肪酸メチ
ルエステル(IV=0.05)と無水硫酸ナトリウム5
重量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を混合し、撹拌
器付き300mLガラス製反応器を用いて、80℃に保
ちながらN2ガスで8容量%に希釈したSO3ガス1.2
倍モル(対混合脂肪酸メチルエステル)を60分間等速
で導入した。導入後、80℃に保ちながら40分間撹拌
して、α−スルホ脂肪酸メチルエステルを製造した。
【0055】[比較例2]パルミチン酸メチルとステア
リン酸メチルの割合が重量比で7:3の混合脂肪酸メチ
ルエステル(IV=0.10)と無水硫酸ナトリウム5
重量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を混合し、ジャ
ケット付き10L撹拌反応槽(SUS316L製)を用
いて、80℃に保ちながらN2ガスで8容量%に希釈し
たSO3ガス1.25倍モル(対混合脂肪酸メチルエス
テル)を60分間等速で導入し、全量導入後80℃に保
ちながら30分間撹拌し、α−スルホ脂肪酸メチルエス
テルを製造した。
【0056】[実施例1、2]ミリスチン酸メチルとパ
ルミチン酸メチルの割合が重量比で2:8の混合脂肪酸
メチルエステル(IV=0.05)と無水硫酸ナトリウ
ム5重量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を混合し、
撹拌器付き300mLガラス製反応器を用いて、80℃
に保ちながらN2ガスで8容量%に希釈したSO3ガス
1.2倍モル(対混合脂肪酸メチルエステル)を60分
間等速で導入し、α−スルホ脂肪酸メチルエステルを製
造した。得られた金属塩含有α−スルホ脂肪酸メチルエ
ステルを、別に準備した混合脂肪酸メチルエステルに対
して10重量%[実施例1]、あるいは30重量%[実
施例2]添加し、さらに無水硫酸ナトリウム5重量%
(対混合脂肪酸メチルエステル)加えて同条件でスルホ
ン化反応を行い、さらに80℃に保ちながら20分間撹
拌し、α−スルホ脂肪酸メチルエステルを製造した。
【0057】[実施例3、4、5]ミリスチン酸メチル
とパルミチン酸メチルの割合が重量比で2:8の混合脂
肪酸メチルエステル(IV=0.05)と無水硫酸ナト
リウム5重量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を混合
し、撹拌器付き300mLガラス製反応器を用いて、8
0℃に保ちながらN2ガスで8容量%に希釈したSO3
ス1.2倍モル(対混合脂肪酸メチルエステル)を60
分間等速で導入し、全量導入後80℃に保ちながら30
分間撹拌し熟成を行って、α−スルホ脂肪酸メチルエス
テルを製造した。得られた金属塩含有α−スルホ脂肪酸
メチルエステルを、別に準備した混合脂肪酸メチルエス
テルに対して1重量%[実施例3]、5重量%[実施例
4]、あるいは30重量%[実施例5]添加し、さらに
無水硫酸ナトリウム5重量%(対混合脂肪酸メチルエス
テル)加えて同条件でスルホン化反応を行い、さらに8
0℃に保ちながら30分間撹拌し、α−スルホ脂肪酸メ
チルエステルを製造した。
【0058】[実施例6]パルミチン酸メチルとステア
リン酸メチルの割合が重量比で7:3の混合脂肪酸メチ
ルエステル(IV=0.10)と無水硫酸ナトリウム5
重量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を混合し、ジャ
ケット付き10L撹拌反応槽(SUS316L製)を用
いて、80℃に保ちながらN2ガスで8容量%に希釈し
たSO3ガス1.25倍モル(対混合脂肪酸メチルエス
テル)を60分間等速で導入し、全量導入後80℃に保
ちながら30分間撹拌し熟成を行って、α−スルホ脂肪
酸メチルエステルを製造した。得られた金属塩含有α−
スルホ脂肪酸メチルエステルを、別に準備した混合脂肪
酸メチルエステルに対して3重量%[実施例6]添加
し、さらに無水硫酸ナトリウム5重量%(対混合脂肪酸
メチルエステル)加えて同条件でスルホン化反応を行
い、さらに80℃に保ちながら20分間撹拌し、α−ス
ルホ脂肪酸メチルエステルを製造した。
【0059】[実施例7]比較例1で得られたα−スル
ホ脂肪酸メチルエステルに無水硫酸カリウムを10重量
%(対α−スルホ脂肪酸メチルエステル)添加し、80
℃で30分間混合した。この金属塩含有α−スルホ脂肪
酸メチルエステルを別に準備した混合脂肪酸メチルエス
テル(IV=0.05)に対して20重量%添加し、さ
らに無水硫酸カリウム5重量%(対混合脂肪酸メチルエ
ステル)加えて同条件でスルホン化反応を行い、さらに
80℃に保ちながら20分間撹拌し、α−スルホ脂肪酸
メチルエステルを製造した。
【0060】実施例1〜7、比較例1、2の結果を表1
に示す。表1において「最少熟成時間」は、脂肪酸メチ
ルエステルのスルホン化によるα−スルホ脂肪酸メチル
エステルへの反応率が98%を超過するまでの所要時間
であり、また、「最終反応率」とは設定条件で反応した
後の反応率である。なお、色調の測定は、設定条件で反
応した後のα−スルホ脂肪酸アルキルエステルの5重量
%エタノール溶液を、40mm光路長、No.42ブル
ーフィルターを用い、クレット光電光度計で測定した。
【表1】
【0061】表1の結果より、実施例1〜7においては
対応する比較例に比べてα−スルホ脂肪酸メチルエステ
ルが淡色化されており、色調の改善効果が認められる。
また、所定の反応率に到達するまでの熟成時間も短縮さ
れており、製造効率の改善効果が認められる。
【0062】[実施例8]比較例1で得られたα−スル
ホ脂肪酸メチルエステルにメタノールを4重量%(対α
−スルホ脂肪酸メチルエステル)添加し、80℃で30
分間混合してエステル化反応を行った。このエステル化
反応後の金属塩含有α−スルホ脂肪酸メチルエステル
を、別に準備した混合脂肪酸メチルエステル(ミリスチ
ン酸メチルとパルミチン酸メチルの割合が重量比で2:
8の混合脂肪酸メチルエステル,IV=0.05)に対
して10重量%添加し、さらに無水硫酸ナトリウム5重
量%(対混合脂肪酸メチルエステル)を加えて、同条件
でスルホン化反応を行い、さらに80℃に保ちながら3
0分間攪拌し、α−スルホ脂肪酸メチルエステルを製造
した。
【0063】[実施例9、10]比較例2と同様に反応
させて得られたα−スルホ脂肪酸メチルエステルを10
L攪拌反応槽下部に少量残した。この残量が10重量%
になるように新たにこの反応槽に混合脂肪酸メチルエス
テル(パルミチン酸メチルとステアリン酸メチルが重量
比で7:3の混合脂肪酸メチルエステル,IV=0.1
0)を加えた。そして、この混合脂肪酸メチルエステル
に対して5重量%の無水硫酸ナトリウムをさらに添加
し、十分に混合して比較例2と同じ条件で反応を行い、
α−スルホ脂肪酸メチルエステルを製造した[実施例
9]。次に、得られたα−スルホ脂肪酸メチルエステル
を反応槽下部に少量残し、以後、上記した反応操作を1
0回繰り返してα−スルホ脂肪酸メチルエステルを製造
した[実施例10]。結果を表2に示す。
【表2】
【0064】表2から明らかなように、脂肪酸メチルエ
ステルに添加される金属塩含有α−スルホ脂肪酸メチル
エステルをエステル化処理した場合であっても、該脂肪
酸メチルエステルをスルホン化して得られるα−スルホ
脂肪酸メチルエステルの色調は改善される。また、反応
槽にα−スルホ脂肪酸アルキルエステルを一部残留させ
た状態で脂肪酸メチルエステルを反応槽に導入し、これ
をスルホン化する場合は、この操作を繰り返すことによ
り、スルホン化後のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル
の色調がより改善される。また、製造効率も向上する。
なお、本実施例において製造されたα−スルホ脂肪酸メ
チルエステルは、エステル化工程、中和工程、漂白工程
などを経てα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩とされ
る。
【0065】
【発明の効果】本発明においては、スルホン化される脂
肪酸アルキルエステルに予めα−スルホ脂肪酸アルキル
エステルを配合することにより、スルホン化反応を制御
して、従来のものよりも白色に近い淡色のα−スルホ脂
肪酸アルキルエステルを比較的短い熟成工程を経て得る
ことができる。
【0066】したがって、漂白工程を必要に応じて簡略
化乃至省略することが可能となり、これにより製品とし
てのα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を製造する際
に副生物の発生を抑制することができる。また、熟成工
程を短縮することができるので製造コストの削減を図
り、効率的なα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の製
造を行うことができる。
【0067】また、スルホン化よって得られた粗α−ス
ルホ脂肪酸アルキルエステルの一部をこれからスルホン
化される脂肪酸アルキルエステルに配合して循環使用す
る場合には、製造効率の更なる向上を図ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法の一例を示すための概念
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉屋 昌久 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 西尾 拓 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 宮脇 洋三 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB21 FA08 4H006 AA01 AA02 AC61

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸アルキルエステルを1価の金属塩
    の存在下においてスルホン化する工程を含むα−スルホ
    脂肪酸アルキルエステル塩の製造方法であって、 前記脂肪酸アルキルエステルに予めα−スルホ脂肪酸ア
    ルキルエステルを添加することを特徴とするα−スルホ
    脂肪酸アルキルエステル塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記α−スルホ脂肪酸アルキルエステル
    の添加量が前記脂肪酸アルキルエステルに対して0.5
    〜100重量%であること特徴とする請求項1記載のα
    −スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スルホン化よって得られた粗α−ス
    ルホ脂肪酸アルキルエステルの一部を前記脂肪酸アルキ
    ルエステルに添加することを特徴とする請求項1又は2
    記載のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    よって製造されたα−スルホ脂肪酸アルキルエステル
    塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001000572A1 (en) * 1999-06-25 2001-01-04 Lion Corporation PROCESS FOR PRODUCING α-SULFO-FATTY ACID ALKYL ESTER SALT
JP2010168375A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Lion Corp α−スルホ脂肪酸アルキルエステル含有組成物の製造方法

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US6657071B1 (en) 1999-06-25 2003-12-02 Lion Corporation Process for producing α-sulfo-fatty acid alkyl ester salt
JP2010168375A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Lion Corp α−スルホ脂肪酸アルキルエステル含有組成物の製造方法

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