JP2000128561A - 光ファイバ母材加工用加熱炉及びその運転方法 - Google Patents

光ファイバ母材加工用加熱炉及びその運転方法

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JP2000128561A
JP2000128561A JP30261698A JP30261698A JP2000128561A JP 2000128561 A JP2000128561 A JP 2000128561A JP 30261698 A JP30261698 A JP 30261698A JP 30261698 A JP30261698 A JP 30261698A JP 2000128561 A JP2000128561 A JP 2000128561A
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heater
optical fiber
fiber preform
temperature
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JP30261698A
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English (en)
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Hiroaki Konishi
浩昭 小西
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01446Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
    • C03B37/0146Furnaces therefor, e.g. muffle tubes, furnace linings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ母材の長手方向端部まで加熱しつ
つ、支持部材の軟化、変形を防止することのできる光フ
ァイバ母材加工用加熱炉及びその運転方法を提供するこ
と。 【解決手段】 カーボンヒータ5の外周側に位置する第
3断熱部材6cを上下方向に移動可能となるように構成
し、支持ロッド12がカーボンヒータ5により加熱され
る位置に到達したときに、第3断熱部材6cを下方に移
動させ、カーボンヒータ5の外周に空間部Bを形成し、
空間部Bに不活性ガスを流入させることで、カーボンヒ
ータ5から放熱される熱を空間部Bに流入する不活性ガ
スで奪うことができ、このため、支持ロッド12に対し
て放熱される熱量を小さくすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材の
加工に用いられる加熱炉、及びその運転方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材は、光ファイバを製造す
る工程に応じて、スート母材あるいはガラス母材と呼ば
れている。スート母材は、光ファイバを製造するための
出発母材であり、二酸化ケイ素の細かな粒子からなる集
合体である。ガラス母材は、スート母材を焼結し、ガラ
ス化したものである。
【0003】光ファイバは一般に、スート母材を焼結し
てガラス母材を得る焼結工程、得られたガラス母材を所
定の径にまで引き伸ばす延伸工程、引き伸ばされたガラ
ス母材から光ファイバを線引きする線引工程を経て製造
される。上述した工程では、各々焼結炉、延伸炉、線引
炉と呼ばれる加熱炉が使用されており、これらの加熱炉
により母材を加熱して、焼結、延伸、線引の各加工処理
を行っている。各炉は、光ファイバ母材の長手方向の所
定範囲を加熱するヒータを備えている。
【0004】加熱炉にて用いられるヒータは、その光フ
ァイバ母材の長手方向での長さが加熱しようとする光フ
ァイバの長手方向の長さより短く形成されているため、
ヒータに対して光ファイバ母材を長手方向に移動させて
光ファイバ母材を加熱する必要がある。このため、通
常、光ファイバ母材の端部にガラスからなる支持部材を
融着接合することにより光ファイバ母材を支持し、この
支持部材を光ファイバ母材の長手方向に移動させること
により、光ファイバ母材がその長手方向に移動されて、
順次ヒータにより加熱されることになる。この時の炉内
温度は、焼結炉では1650℃前後、線引炉では200
0℃前後に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した工程におい
て、光ファイバ母材をできる限り長手方向端部まで有効
利用するためには、長手方向端部までヒータで加熱する
よう支持部材を移動させる必要がある。しかし、光ファ
イバ母材の端部までヒータで加熱すると、支持部材もヒ
ータにより加熱されることになり、支持部材がヒータか
らの熱により軟化し、変形するおそれがある。
【0006】支持部材は通常、光ファイバ母材への融着
接合の容易性、また、支持部材自体の支持の容易性等か
ら、光ファイバ母材よりも小径とされている。このた
め、支持部材が軟化し、変形が進んだ場合、支持部材が
引き伸びて切れてしまい、加熱炉の長手方向が略鉛直方
向に延びている場合には光ファイバ母材が炉内で落下す
ることも考えられる。
【0007】また、支持部材は、製造コストの面から、
新たな光ファイバ母材の処理に再利用することが求めら
れており、変形した場合には、再利用が不可能になって
しまう。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、光ファイバ母材の長手方向端部まで加熱して、光フ
ァイバ母材全体を有効利用しつつ、支持部材の軟化、変
形を防止することのできる光ファイバ母材加工用加熱炉
及びその運転方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ファイバ母材の長手方向の所定範囲を加熱するヒ
ータを備え、ガラスからなる支持部材を融着接合して光
ファイバ母材を支持し、支持部材を光ファイバ母材の長
手方向に移動させることにより、光ファイバ母材の外周
から光ファイバ母材をヒータにより加熱する光ファイバ
母材加工用加熱炉であって、ヒータに対する支持部材の
位置を検出するための支持部材位置検出手段と、位置検
出手段により検出される支持部材の位置に基づいて、支
持部材がヒータにより加熱される位置にまで移動された
際、光ファイバ母材の温度より支持部材の温度を下げる
温度変更手段とを有していることを特徴としている。
【0010】上記請求項1にかかる光ファイバ母材加工
用加熱炉によれば、支持部材がヒータにより加熱される
位置にまで移動された際、光ファイバ母材の温度より支
持部材の温度を下げることができるので、光ファイバ母
材の長手方向端部まで加熱しつつ、支持部材の軟化、変
形を防止することが可能となる。また、光ファイバ母材
の温度より支持部材の温度を下げているので、加工処理
中の光ファイバ母材の温度が下がることはなく、光ファ
イバ母材の加工処理自体に影響が出るおそれはない。更
に、光ファイバ母材の落下の防止や、支持部材の再利用
が可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の温度変更手段が、支持部材を加熱する位置にあるヒー
タ部分から支持部材に伝わる熱量が光ファイバ母材を加
熱する位置にあるヒータ部分から光ファイバ母材に伝わ
る熱量より小さくなるようにヒータから伝わる熱量を変
更するヒータ伝熱量変更手段を有していることを特徴と
している。この場合には、ヒータから伝わる熱量を変更
することで、光ファイバ母材の温度より支持部材の温度
を下げるようしているので、光ファイバ母材の長手方向
端部まで加熱しつつ、支持部材の軟化、変形を防止する
ことが可能となる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、ヒータが、その内側を光ファイバ母材
が移動可能となるよう略円筒状に形成されており、ヒー
タ伝熱量変更手段が、支持部材を加熱する位置にあるヒ
ータ部分から外周側に放熱される熱量を大きくすること
により支持部材を加熱する位置にあるヒータ部分から支
持部材に対して放熱される熱量が小さくなるように、支
持部材を加熱する位置にあるヒータ部分からの放熱量を
変更することを特徴としている。この場合には、ヒータ
から外周側に放熱される熱量を大きくすることで、結果
的に光ファイバ母材に対して放熱する熱量を小さくして
いるため、ヒータの温度は設定温度を基準にして制御を
継続することが可能であり、ヒータ自体の温度変化によ
るヒータの耐久性悪化を防ぐことが可能となる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ヒータが設けられる略密閉された空間
を形成するケーシングと、ケーシング内に、ケーシング
内を冷却するためのガスが流れるようにケーシングに対
してガスを供給及び排出するガス供給排出手段とを有す
る一方、ヒータ伝熱量変更手段は、ヒータの外周に位置
する前記ガスの流路容積を大きくするガス流路容積変更
手段を有していることを特徴としている。この場合に
は、ケーシング内を冷却するためのガスの流路を有効に
利用した構造であるので、従来の加熱炉の構造をさほど
変更する必要はなく、容易に実現できる光ファイバ母材
加工用加熱炉を提供することが可能となる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、ヒータとケーシングとの間に、光ファ
イバ母材の長手方向とは略直交する方向に多層配置され
た複数の断熱部材を有する一方、ガス流路空間変更手段
が、断熱部材のうち最もヒータ寄りに位置する断熱部材
を光ファイバ母材の移動方向に移動させる断熱部材移動
手段を有していることを特徴としている。この場合に
は、従来設けられている断熱部材を有効に利用した構造
であるので、より現実的な構造の光ファイバ母材加工用
加熱炉を提供することが可能となる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
のヒータ伝熱量変更手段が、支持部材を加熱する位置に
あるヒータ部分の発熱量が光ファイバ母材を加熱する位
置にあるヒータ部分の発熱量より小さくなるようにヒー
タの発熱量を変更するヒータ発熱量変更手段を有してい
ることを特徴としている。この場合には、支持部材を加
熱する位置にあるヒータ部分からの放熱量を変更してい
るので、確実かつ応答性良く支持部材の外周の雰囲気温
度を下げることが可能となる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、光ファイバ母材の長手方向に複数のヒ
ータを配置する一方、ヒータ発熱量変更手段が、各ヒー
タの温度が所定の設定温度となるよう制御するヒータ温
度制御手段と、支持部材を加熱する位置にあるヒータの
温度が光ファイバ母材を加熱する位置にあるヒータの温
度より低くなるように設定温度を変更する設定温度変更
手段とを有していることを特徴としている。この場合に
は、複数のヒータを各々独立して制御することができる
ので、ヒータの温度制御を容易に行うことが可能とな
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、ヒータが、電気抵抗体に電流を供給す
ることにより発熱する電気加熱ヒータである一方、ヒー
タ発熱量変更手段が、支持部材を加熱する位置にあるヒ
ータ部分の電気抵抗値を小さくするようにヒータの電気
抵抗を変更する電気抵抗変更手段を有していることを特
徴としている。この場合には、ヒータの電気抵抗を変更
しているので、ヒータの温度制御を容易に行うことが可
能となる。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
に記載の発明において、光ファイバ母材を加熱する位置
にあるヒータ部分のヒータ温度を検出する温度検出手段
と、温度検出手段により検出された温度が、光ファイバ
母材の加熱に必要な温度を維持するようにヒータの発熱
量を制御する発熱量制御手段とを有していることを特徴
としている。この場合には、光ファイバ母材の加熱に必
要な温度を維持できるので、光ファイバ母材の加熱処理
に影響が出ることはない。
【0019】請求項10に記載の発明は、光ファイバ母
材の長手方向の所定範囲を加熱するヒータを備え、ガラ
スからなる支持部材を融着接合して光ファイバ母材を支
持し、支持部材を光ファイバ母材の長手方向に移動させ
ることにより、、光ファイバ母材の外周から光ファイバ
母材をヒータにより加熱する光ファイバ母材加工用加熱
炉の運転方法であって、ヒータに対する支持部材の位置
を検出し、支持部材の位置に基づいて、支持部材がヒー
タにより加熱される位置にまで移動された際、光ファイ
バ母材の温度より支持部材の温度を下げるように加熱炉
内の光ファイバ母材の長手方向での温度分布を変更する
ことを特徴としている。
【0020】上記請求項10にかかる光ファイバ母材加
工用加熱炉の運転方法によれば、支持部材がヒータによ
り加熱される位置にまで移動された際、光ファイバ母材
の温度より支持部材の温度を下げることができるので、
光ファイバ母材の長手方向端部まで加熱しつつ、支持部
材の軟化、変形を防止することが可能となる。また、光
ファイバ母材の温度より支持部材の温度を下げているの
で、加工処理中の光ファイバ母材の温度が下がることは
なく、光ファイバ母材の加工処理自体に影響が出るおそ
れはない。更に、光ファイバ母材の落下の防止や、支持
部材の再利用が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0022】図1乃至図6は本発明の光ファイバ母材加
工用加熱炉にかかる第1実施例を示す。この第1実施例
において、図1は全体構成を概略的に示したものであ
る。同図において、光ファイバ母材であるスート母材1
が略円筒状の炉心管2内に上方から挿入されている。ス
ート母材1は、その長手方向が加熱炉の上下方向とされ
ている。
【0023】炉心管2の途中位置には炉体ケーシング3
が設けられている。スート母材1は、炉心管2内を炉体
ケーシング3位置まで移動させられ、加熱される。これ
により、スート母材1をガラス化するための焼結処理が
行われることになる。炉心管2の上端には、炉心管2を
密閉するための炉心管上蓋4が取り付けられている。
【0024】炉体ケーシング3内にはカーボンヒータ5
と、断熱部材6とが設けられている。断熱部材6は、複
数の部材により構成されている。断熱部材6のうち一つ
の部材に対して、上下方向にこの断熱部材6を移動させ
るための断熱部材移動手段7と、断熱部材移動手段7か
ら駆動力を伝えるための駆動ロッド8とが設けられてい
る。
【0025】カーボンヒータ5は、内側に炉心管2が位
置するよう略円筒状に形成されている。カーボンヒータ
5には、電源ケーブル9を介してトランス10が接続さ
れており、このトランス10によりカーボンヒータ5に
供給される電流が制御されるように構成されている。ま
た、カーボンヒータ5に対しては、その温度を測定する
温度測定器11が設けられている。温度測定器11は、
その先端がカーボンヒータ5に近接して設けられる熱電
対45により温度を測定している。また、温度測定器1
1としては、非接触の放射温度計を用いることもでき
る。
【0026】スート母材1の上端には、ガラスからなる
支持ロッド12が融着接合されている。支持ロッド12
の上端は導入ロッド13の下端に支持されている。導入
ロッド13の上端は、回転チャック(図示せず)により
回転自在に支持されており、この回転チャックは昇降装
置14の昇降フレーム15に取り付けられている。昇降
装置14は、例えばその内部にボールネジ軸を配設し、
このネジ軸に非回転的に螺合した雌ネジ部材に昇降フレ
ーム15を取り付けて構成される。
【0027】昇降装置14には、ボールネジ軸の回転を
制御して、昇降フレーム15を上下移動させる昇降フレ
ーム移動手段16が設けられている。昇降フレーム15
の上下方向の位置を検出する昇降フレーム位置検出用光
電センサ17も、昇降装置14に設けられている。
【0028】炉体ケーシング3には、窒素、アルゴン等
の不活性ガスを供給するための第1ガス供給通路18
と、供給された不活性ガスを排出する第1ガス排出通路
19が接続されている。これにより、炉体ケーシング3
内を不活性ガスが流れることにより、炉体ケーシング3
内の冷却及びカーボンヒータ5等の酸化防止を図ってい
る。
【0029】炉心管2には、塩素等の特殊ガス及び不活
性ガスを供給するための第2ガス供給通路20と、供給
された前記ガスを排出する第2ガス排出通路(図示せ
ず)が接続されている。これにより、炉心管2内を特殊
ガス等が流れ、スート母材1を処理する。
【0030】更に、本加熱炉に対しては、操作盤部2
1、制御盤部22、ガス供給盤部23が設けられてい
る。
【0031】操作盤部21には、加熱炉の運転開始指示
あるいは焼結処理条件等を入力するために操作者に操作
される操作部24と、炉の状態表示(スート母材1の位
置、各ガス流量等)を行う表示部25が設けられてい
る。
【0032】制御盤部22は、本加熱炉全体の制御を司
るもので、内部に制御ユニット26とヒータ電流調整器
27とが設けられている。
【0033】ガス供給盤部23には、第1及び第2ガス
供給通路18に供給する不活性ガスの流量及び圧力を調
整するために、各々不活性ガス圧力調整器28と不活性
ガス流量調整器29とが設けられている。同じく、第2
ガス供給通路20に供給する特殊ガスの流量及び圧力を
調整するために、各々特殊ガス圧力調整器30と特殊ガ
ス流量調整器31とが設けられている。また、ガス供給
盤部23には、緊急時等に各ガスの供給を停止させるた
めの遮断弁32も設けられている。
【0034】図2は、第1実施例にかかる加熱炉の運転
に関わる制御系の概略を示したブロック図である。
【0035】制御ユニット26には、操作部24、温度
測定器11、昇降フレーム位置検出用光電センサ17か
らの出力信号が入力されている。制御ユニット26で
は、予め記憶されているプログラムに従って、演算を行
い、加熱炉の運転を制御する制御信号としての出力信号
を出力している。この出力信号は、昇降フレーム移動手
段16、ヒータ電流調整器27、不活性ガス流量調整器
29、特殊ガス流量調整器31に各々出力されている。
また、制御ユニット26は、表示部25に対しても加熱
炉の運転状態を示す信号を出力している。
【0036】昇降フレーム移動手段16は、昇降フレー
ム移動用モータ33と昇降フレーム移動用モータ移動回
路34とを有しており、昇降フレーム移動用モータ移動
回路34は、制御ユニット26からの出力信号を受け
て、昇降フレーム移動用モータ33の駆動制御を行う。
【0037】ヒータ電流調整器27は、制御ユニット2
6からの出力信号に応じてトランス10での供給電流を
制御するよう、電流調整用の信号をトランス10に出力
している。
【0038】制御ユニット26は、支持ロッド位置検出
手段35と断熱部材移動制御手段36を有している。支
持ロッド位置検出手段35には、昇降フレーム位置検出
用光電センサ17からの出力信号が入力されている。支
持ロッド位置検出手段35は、昇降フレーム位置検出用
光電センサ17からの出力信号に基づいて、カーボンヒ
ータ5に対する支持ロッド12の位置を演算している。
【0039】断熱部材移動制御手段36は、後述する制
御フローチャートに従って演算を行い、演算結果として
断熱部材移動手段7に対して断熱部材6の移動量を表す
信号を出力している。断熱部材移動手段7は、断熱部材
移動用モータ37と断熱部材移動用モータ駆動回路38
とを有しており、断熱部材移動用モータ駆動回路38
は、制御ユニット26からの出力信号を受けて、断熱部
材移動用モータ37の駆動制御を行う。
【0040】図3及び図4は、第1実施例にかかる炉体
ケーシング3の詳細構造を示す一部断面図である。
【0041】炉体ケーシング3は、略円筒状のケーシン
グ筒部39と、ケーシング筒部39を密封するための円
板状のケーシング上蓋40、ケーシング下蓋41とで構
成されている。ケーシング筒部39とケーシング上蓋4
0あるいはケーシング下蓋41とは、シールリングを介
してボルトにより固定されている。炉心管2は、炉体ケ
ーシング3を貫通する形でケーシング上蓋40及びケー
シング下蓋41に固定されている。
【0042】炉心管2と炉体ケーシング3とで形成され
る空間には、炉心管2に近接してカーボンヒータ5が設
けられている。カーボンヒータ5は、炉体ケーシング3
半径方向に延びる延長部42を介して電極43に接続さ
れている。延長部42は、複数の部品に分割されてお
り、ボルト結合により固定される。電極43には電源ケ
ーブル9が接続されている。カーボンヒータ5の下端か
ら約3分の1の部分に近接して、温度測定器11の熱電
対45が配置されている。
【0043】カーボンヒータ5の外側には、カーボンヒ
ータ5から放熱される熱が炉体ケーシング3外に逃げな
いように、断熱部材6が設けられている。断熱部材6
は、概ね上部断熱部材を構成する第1断熱部材6aと、
概ね側部断熱部材を構成する第2及び第3断熱部材6
b、6cと、概ね側部及び下部断熱部材を構成する第4
断熱部材6dとからなっている。第1乃至第4断熱部材
6a〜6dは、ほぼ円筒状となるようカーボンで形成さ
れている一方、カーボンヒータ5とは電気的に絶縁状態
とされている。第4断熱部材6dとケーシング下蓋41
との間には、スペーサ46が設けられている。カーボン
ヒータ5の外周側では、第3断熱部材6cと第4断熱部
材6dとが、水平方向に見て多層に配置されている。
【0044】図3は、第3断熱部材6cが上方位置(初
期位置)にある状態を示している。第3断熱部材6cが
上方位置にある状態では、第3断熱部材6cの下側に第
2断熱部材6bと第4断熱部材6dとで囲まれた空間部
Aが形成されており、第3断熱部材6cは空間部Aを下
方に移動することが可能とされている。第3断熱部材6
cの下端には駆動ロッド8が固定されている。駆動ロッ
ド8は、シール部材47を介してケーシング下蓋41に
支持されている。
【0045】このため、断熱部材移動用モータ37が駆
動ロッド8を上下方向に移動させることにより、第3断
熱部材6cが上下方向に、空間部Aの上下方向長さの分
だけ移動することができる。図4は、第3断熱部材6c
が下方位置にまで移動した状態を示している。
【0046】空間部の上下方向長さは、断熱部材6の移
動距離がカーボンヒータ5の上下方向長さの約3分の2
となるように設定されている。これは、第3断熱部材6
cが下方位置にある状態にあっても、スート母材1を実
質的に加熱する部分となるカーボンヒータ5の下端から
約3分の1の部分を断熱するためである。通常、カーボ
ンヒータ5の上下方向長さは、通常200〜500mmと
されており、空間部の上下方向長さは、200mm前後が
適切である。
【0047】図5は、第3断熱部材6cの斜視図を示す
ものである。第3断熱部材6cにはスリット48が形成
されている。スリット48は、第3断熱部材6cの移動
に際して、熱電対45から炉体ケーシング3外に設けら
れた温度測定器11まで伸びる信号線が干渉しないよう
形成されたものである。したがって、信号線は、スリッ
ト48を通過して温度測定器11まで伸びることにな
る。
【0048】以下、制御ユニット26で実施する各制御
処理について説明する
【0049】制御ユニット26による、昇降フレーム移
動手段16、不活性ガス流量調整器29及び特殊ガス流
量調整器31の制御の具体部分については、従来から行
われているものと同様のものであり、その説明は省略す
る。
【0050】カーボンヒータ5の発熱量制御は以下のと
おりに行われる。カーボンヒータ5の下端から約3分の
1の部分に近接して配置されている熱電対45を介し
て、温度測定器11がカーボンヒータ5の温度を測定す
る。この下端から約3分の1の部分とは、スート母材1
を実質的に加熱する部分である。温度測定器11から
は、測定されたカーボンヒータ5の温度を表す出力信号
が制御ユニット26に出力される。
【0051】制御ユニット26では、この信号から、カ
ーボンヒータ5の温度と予め定められた設定温度との差
を演算し、この差に基づいてカーボンヒータ5に供給す
る電流の補正量を演算し、補正量を表す信号をヒータ電
流調整器27に出力する。ヒータ電流調整器27は、制
御ユニット26からの信号に基づいて、トランス10を
制御するための調整信号をトランス10に出力する。ト
ランス10は、この調整信号により制御され、カーボン
ヒータ5に供給される電流を制御する。その結果、カー
ボンヒータ5の温度が前記設定温度となるよう、カーボ
ンヒータ5の発熱量が制御されることになる。焼結工程
では、通常、炉心管2内の温度が1650℃前後となる
ようにカーボンヒータ5の発熱量が制御されている。
【0052】図6は、断熱部材移動制御手段36にて行
われる断熱部材移動制御のフローチャートを示す。
【0053】断熱部材移動制御手段36では、所定サイ
クル毎に支持ロッド位置検出手段35から出力されてく
るカーボンヒータ5に対する支持ロッド12の位置を表
す信号を読み込んでいる。まず、S101において、読
み込んだカーボンヒータ5に対する支持ロッド12の位
置を表す信号に基づいて、支持ロッド12がカーボンヒ
ータ5の位置に到達したか否かを判断する。支持ロッド
12がカーボンヒータ5の位置に到達した場合には(S
101で「Yes」)、S103に進む。
【0054】S103では、昇降フレーム15の下降と
同期して第3断熱部材6cが下降するよう、読み込んだ
カーボンヒータ5に対する支持ロッド12の位置を表す
信号に応じて第3断熱部材6cの位置を決定し、移動量
を表す信号を断熱部材移動手段7に信号を出力する。
【0055】続く、S105では、断熱部材移動制御の
開始時からの支持ロッド12の移動量から第3断熱部材
6cの移動量を演算している。S107では、S105
で演算された第3断熱部材6cの移動量が、空間部Aの
上下方向長さに対応する移動量に達したか否かを判断す
る。空間部Aに対応する移動量に到達した場合には(S
107で「Yes」)、第3断熱部材6cが下方まで移
動し、これ以上は移動させることはできないとして(図
4の状態)、S109に進み、断熱部材移動用モータ3
7を停止するよう断熱部材移動手段7に信号を出力す
る。空間部に対応する移動量に到達していない場合には
(S107で「No」)、S103に戻り、第3断熱部
材6cの移動制御を継続する。
【0056】S109にて断熱部材移動用モータ37を
停止させた後、S111にて、昇降フレーム15が上昇
したかを否かを判断する。これは、読み込んだカーボン
ヒータ5に対する支持ロッド12の位置を表す信号の逆
方向に変化したか否かで判断することができる。
【0057】昇降フレーム15が上昇した場合、(S1
11で「Yes」)、S113に進む。S113では、
第3断熱部材6cを上方位置(図3の状態)まで復帰す
るよう断熱部材移動手段7に信号を出力する。S113
にて第3断熱部材6cが上方位置に復帰したあと、この
断熱部材移動制御を終了する。
【0058】支持ロッド12がカーボンヒータ5の位置
に到達するまでは、図3に示すように、カーボンヒータ
5の外周に第3断熱部材6cが位置しているので、カー
ボンヒータ5から炉体ケーシング3外に熱が放射される
のを防ぐ一方、カーボンヒータ5から放熱される熱を炉
心管2方向に有効に伝えることができ、炉心管2内のス
ート母材1を加熱して、焼結処理を行うことができる。
【0059】支持ロッド12がカーボンヒータ5の位置
に到達しているときには、図4に示すように、第3断熱
部材6cが下方に移動し、カーボンヒータ5の外周に空
間部Bが形成される。空間部Bにも不活性ガスが流入す
ることになるため、空間部Bが形成された位置での不活
性ガス流路の容積が大きくなる。その結果、カーボンヒ
ータ5から放熱される熱が空間部Bを流れる不活性ガス
に奪われることになり、この奪われた分だけ炉心管2内
に位置する支持ロッド12に対して放熱される熱量が小
さくなる。すなわち、支持ロッド12が位置するカーボ
ンヒータ5部分について、この部分を断熱するのではな
く、この部分からの発熱を外周側に放熱させることで、
支持ロッド12に対して放熱される熱量を小さくし、支
持ロッド12の外周の雰囲気温度を下げている。
【0060】スート母材1を実質的に加熱する部分とな
るカーボンヒータ5の下端から約3分の1の部分は、第
3断熱部材6cの移動時においても、その外周に第3断
熱部材6cと第4断熱部材6dとが位置するよう構成さ
れており、第3断熱部材6cが上方位置にあるときとほ
ぼ同様に断熱される。
【0061】また、カーボンヒータ5の下端から約3分
の1の部分は、この部分が設定温度となるようカーボン
ヒータ5への供給電流を制御されることから、スート母
材1の焼結処理に影響が出ることはない。
【0062】以上のことから、本第1実施例において
は、支持ロッド12がカーボンヒータ5により加熱され
る位置にまで移動された際、支持ロッド12を加熱する
位置にあるカーボンヒータ5部分からヒータ外周側に放
熱される熱量を大きくすることで支持ロッド12に対し
て放熱される熱量を小さくしている。このように、支持
ロッド12を加熱する位置にあるカーボンヒータ5部分
からの放熱量を変更することで、スート母材1の外周の
雰囲気温度より支持ロッド12の外周の雰囲気温度を下
げて、炉心管2内の温度分布を上下方向において温度分
布を変更できるので、スート母材1を上端部近傍まで加
熱しつつ、支持ロッド12の軟化、変形を防止すること
ができる。
【0063】また、スート母材1の外周の雰囲気温度よ
り支持ロッド12の外周の雰囲気温度を下げるように炉
心管2内のスート母材1の長手方向での温度分布を変更
しているので、加工処理中のスート母材1の温度が下が
ることはなく、スート母材1の焼結処理自体に影響が出
るおそれはない。
【0064】カーボンヒータ5から外周側に放熱される
熱量を大きくすることで、結果的にスート母材1に対し
て放熱する熱量を小さくしているため、カーボンヒータ
5の温度は設定温度を基準にしてカーボンヒータ5の発
熱量制御を継続することが可能である。
【0065】第3断熱部材6cを支持ロッド12の位置
に応じて移動させることができるので、支持ロッド12
位置に応じた雰囲気温度の制御が可能となり、確実に支
持ロッド12の軟化、変形を防止することができる。
【0066】更に、支持ロッド12の外周の雰囲気温度
を下げるためには、炉心管2と支持ロッド12との間に
断熱部材を移動させて介在させる、炉心管2とカーボン
ヒータ5との間に断熱部材を移動させて介在させる等の
構造が考えられるが、断熱部材の材質、断熱部材を移動
させる構造等の点で問題があり、現実的ではない。その
点についても、本第1実施例の構造では、従来設けられ
ている断熱部材6を有効に利用した構造であり、現実的
な構造である。
【0067】本第1実施例は直接カーボンヒータ5の発
熱量を制御するものではない。しかし、支持ロッド12
の変形を防ぐためには、支持ロッド12の外周の雰囲気
温度は、スート母材1の外周の雰囲気温度より20〜3
0℃ぐらい下げるようにすればよく、カーボンヒータ5
の外周側への放熱量を制御することでも十分対応が可能
である。
【0068】図7乃至9は本発明の光ファイバ母材加工
用加熱炉にかかる第2実施例を示す。
【0069】この第2実施例において、図7は本第2実
施例の特徴部分を概略的に示したものである。同図にお
いて、炉心管2の外周に設けられるカーボンヒータ5
が、上方に位置する略円筒状の第1カーボンヒータ5a
と、その下方に位置する略円筒状の第2カーボンヒータ
5bとで構成されている。第1カーボンヒータ5aと第
2カーボンヒータ5bの各々に対してトランスからの電
源ケーブルが接続されることになる。図示していないそ
の他の構造については、従来の加熱炉のものと同様であ
る。
【0070】図8は、第2実施例にかかる加熱炉の運転
に関わる制御系の概略を示したブロック図である。
【0071】図2の第1実施例のものと異なる点は、温
度測定器11及び支持ロッド位置検出手段35からの出
力信号が送られるカーボンヒータ温度制御手段49を有
している点、第1カーボンヒータ5aと第2カーボンヒ
ータ5bに対して各々第1トランス10aと第2トラン
ス10bとが設けられている点、カーボンヒータ温度制
御手段49からの出力信号が送られるヒータ電流調整器
27からの出力信号が第1トランス10aと第2トラン
ス10bの各々に送られる点である。これ以外の点は図
2のものと同様であり、説明を省略する。
【0072】カーボンヒータ温度制御手段49は、後述
する制御フローチャートに従って演算を行い、演算結果
としてヒータ温度調節器に対して第1カーボンヒータ5
aと第2カーボンヒータ5bの各々の発熱量を制御する
ための信号を出力している。
【0073】ヒータ電流調整器27は、カーボンヒータ
温度制御手段49からの出力信号を受けて、第1トラン
ス10a及び第2トランス10bに対して、第1カーボ
ンヒータ5aと第2カーボンヒータ5bの各々に対する
供給電流制御を行うよう電流調整用の信号を出力してい
る。
【0074】なお、温度測定器11は、第2カーボンヒ
ータ5bの温度を測定するよう、第2カーボンヒータ5
bに近接させて熱電対45を配置している。したがっ
て、本第2実施例においては、第1カーボンヒータ5a
は、第2カーボンヒータ5bの温度を基準としてその発
熱量が制御されることになる。
【0075】図9は、カーボンヒータ温度制御手段49
にて行われるカーボンヒータ発熱制御のフローチャート
を示す。
【0076】断熱部材移動制御手段36では、所定サイ
クル毎に支持ロッド位置検出手段35から出力されてく
るカーボンヒータ5に対する支持ロッド12の位置を表
す信号と、温度測定器11から出力されてくる第2カー
ボンヒータ5bの温度を表す信号を読み込んでいる。ま
ず、S201において、読み込んだカーボンヒータ5に
対する支持ロッド12の位置を表す信号に基づいて、支
持ロッド12が第1カーボンヒータ5aの位置に到達し
たか否かを判断する。支持ロッド12が第1カーボンヒ
ータ5aの位置に到達していない場合には(S201で
「No」)、S203に進む。
【0077】S203では、温度測定器11からの第2
カーボンヒータ5bの温度を表す出力信号に基づいて、
第2カーボンヒータ5bの温度と予め定められた第1設
定温度との差を演算し、この差に基づいて第1カーボン
ヒータ5a及び第2カーボンヒータ5bに供給する電流
の補正量を演算し、補正量を表す信号をヒータ電流調整
器27に出力している。第1設定温度は、焼結工程にお
いてスート母材1をガラス化するために必要な温度であ
る。
【0078】支持ロッド12が第1カーボンヒータ5a
の位置に到達している場合には(S201で「Ye
s」)、S205に進み、第2カーボンヒータ5bに対
しては、第1設定温度を基準とした制御を継続する。
【0079】続くS207では、第1カーボンヒータ5
aに対して、第1設定温度より所定温度だけ低い第2設
定温度と第2カーボンヒータ5bの温度との差を演算
し、この差に基づいて第1カーボンヒータ5aに供給す
る電流の補正量を演算し、補正量を表す信号をヒータ電
流調整器27に出力している。
【0080】S209では、制御ユニット26内での判
断に基づき、焼結工程が終了したか否かを判断する。終
了した場合には(S209で「Yes」)、S211に
進み、第1カーボンヒータ5aと第2カーボンヒータ5
bへの電流供給を停止するようヒータ電流調整器27に
信号を出力したあと、このカーボンヒータ発熱制御を終
了する。焼結工程が継続している場合には(S209で
「No」)、S201に戻り、カーボンヒータ発熱制御
を継続する。
【0081】支持ロッド12が第1カーボンヒータ5a
の位置に到達するまでは、第1カーボンヒータ5a及び
第2カーボンヒータ5bとも、スート母材1の焼結に求
められる第1設定温度に制御されるので、従来どおりの
焼結処理を行うことができる。
【0082】支持ロッド12が第1カーボンヒータ5a
の位置に到達しているときには、第1カーボンヒータ5
aは、第2カーボンヒータ5bが制御されている第1設
定温度より所定温度低い第2設定温度に制御されること
になり、第1カーボンヒータ5aの発熱量を小さくして
いる。これにより、支持ロッド12の外周の雰囲気温度
を下げている。
【0083】また、第2カーボンヒータ5bは、第1設
定温度となるように供給電流を制御されており、支持ロ
ッド12の下方に位置するスート母材1の焼結処理に影
響が出ることはない。
【0084】以上のことから、本第2実施例において
は、支持ロッド12が第1カーボンヒータ5aにより加
熱される位置にまで移動された際、第1カーボンヒータ
5aの発熱量を小さくして、スート母材1の外周の雰囲
気温度より支持ロッド12の外周の雰囲気温度を下げる
ように、炉心管2内において上下方向の温度分布を変更
できるので、スート母材1を上端部近傍まで加熱しつ
つ、支持ロッド12の軟化、変形を防止することができ
る。
【0085】また、第2カーボンヒータ5bは、焼結処
理中のスート母材1の温度を下げることなく制御される
ので、スート母材1の加工処理自体に影響が出るおそれ
はない。
【0086】更に、直接、第1カーボンヒータ5aの発
熱量を制御しているので、確実に支持ロッド12の外周
の雰囲気温度を確実に下げることができる。
【0087】第1カーボンヒータ5a全体で発熱量が小
さくなるため、第1実施例のものに比べ、支持ロッド1
2の下降に同期させて支持ロッド12の外周の雰囲気温
度を変更することはできないが、本第2実施例の構成で
も、支持ロッド12の変形防止という効果を奏すること
はできる。第1実施例のように、支持ロッド12の下降
に同期させて支持ロッド12の外周の雰囲気温度を上下
方向に渡って徐々に変更していくためには、第1カーボ
ンヒータ5aを上下方向で複数に分割して構成する必要
があるため、構造の複雑化、コストアップといった問題
を有することになり、現実的ではない。
【0088】図10は、本発明の光ファイバ母材加工用
加熱炉にかかる第3実施例を示す。
【0089】この第3実施例において、図10は本第3
実施例の特徴部分を概略的に示したものである。同図に
おいて、炉心管2の外周に設けられるカーボンヒータ5
の外周の所定位置に、複数個のカーボン部材50が配設
されている。カーボン部材50は、カーボンヒータ5の
外周面と面接触する内周面を有するとともに、第1実施
例の空間部Aの上下方向長さと同じ上下方向長さを有し
て形成されている。
【0090】カーボン部材50に対して、カーボン部材
50をカーボンヒータ5の半径方向に移動させるカーボ
ン部材移動手段52が設けられている。このカーボン部
材移動手段52は制御ユニット26からの信号により制
御される。図示していないその他の構造については、従
来の加熱炉のものと同様である。
【0091】第3実施例においては、支持ロッド12が
カーボンヒータ5により加熱される位置にまで移動され
た際、制御ユニット26からの信号に基づいて、カーボ
ン部材移動手段52は、カーボン部材50を移動させ
て、カーボンヒータ5の所定位置にカーボン部材50を
接触させる。このため、カーボン部材50が接触された
カーボンヒータ5部分は電気抵抗値が小さくなり、この
部分の発熱量を小さくなり、スート母材1の外周の雰囲
気温度より支持ロッド12の外周の雰囲気温度を下げる
ように炉心管2内における上下方向の温度分布を変更で
きるので、スート母材1を上端部近傍まで加熱しつつ、
支持ロッド12の軟化、変形を防止することができる。
【0092】また、カーボン部材50が接触されていな
いヒータ部分は電気抵抗値が変わらないので、その部分
の発熱量も変化せず、焼結処理中のスート母材1の温度
を下げることはなく、スート母材1の焼結処理自体に影
響が出るおそれはない。
【0093】電気抵抗値を変更してカーボンヒータ5の
温度を制御しているので、支持ロッド12の外周の雰囲
気温度を確実に下げることができるが、第2実施例のよ
うにヒータ温度に応じて供給電流を制御するものに比
べ、雰囲気温度を正確に制御できる訳ではないが、第1
実施例でも述べたように、スート母材1の外周の雰囲気
温度より20〜30℃ぐらい下げればよく、さほど発熱
制御に正確性が要求されるものではなく、第3実施例の
構成でも支持ロッド12の変形防止という目的を達成で
きる。
【0094】カーボン部材50が接触されたヒータ部分
全体で発熱量が小さくなるため、第2実施例のものと同
様に、支持ロッド12の下降に同期させて支持ロッド1
2の外周の雰囲気温度を上下方向に渡って徐々に変更し
ていくことはできない。第1実施例のように、支持ロッ
ド12の下降に同期させて支持ロッド12の外周の雰囲
気温度を変更するためには、カーボン部材50を上下方
向に複数に分割して構成する必要があるため、構造の複
雑化、コストアップといった問題を有することになり、
現実的ではない。
【0095】また、カーボン部材50が接触されていな
いヒータ部分の温度を測定し、測定温度に基づいて供給
電流を制御しておけば、確実にスート母材1を加熱でき
る。
【0096】本第1乃至第3実施例では、支持ロッド1
2の位置を、昇降フレーム15の位置(基準位置からの
移動量)に基づいた演算により間接的に求めているが、
支持ロッド12の位置を直接的に検出しても良い。ま
た、スート母材1の先端を基準にして、スート母材1が
下降を開始し、スート母材1の先端が所定位置に達して
からの経過時間により支持ロッド12の位置を推測する
ようにしてもよい。
【0097】また、本第1乃至第3実施例では、カーボ
ンヒータ5に対する支持ロッド12の位置を表す信号に
基づいて、支持ロッド12がカーボンヒータ5の位置に
到達したか否かを判断しているが、必ずしも水平方向で
見て同じ高さに位置に到達したか否かを判断する必要は
ない。実質的に支持ロッド12がカーボンヒータ5によ
り加熱される位置であれば、カーボンヒータ5に対して
上下方向に多少ずれた位置を基準として判断しても問題
はない。
【0098】更に、第1乃至第2実施例では、支持ロッ
ド12の全周に渡って雰囲気温度が低下するよう構成し
ている。しかしながら、スート母材1の落下に至るよう
な変形を防止するという観点からすると、全周に渡って
雰囲気温度を低下させる必要はない。たとえば、第1実
施例において、第3断熱部材6cを略半円筒状の2つの
部材に分割して構成し、一方は他の断熱部材と同様に固
定し、他方の部材を断熱部材移動手段7により上下方向
に移動させるようにして、支持ロッド12の半周につい
て雰囲気温度を低下させるようにしてもよい。
【0099】第1実施例では、第3断熱部材6cを昇降
フレーム15、すなわち支持ロッド12の下降位置に応
じて移動させていたが、支持ロッド12がカーボンヒー
タ5の位置に到達した時点で、図4に示した下方位置ま
で一度に移動させるように構成しても良い。
【0100】また、図11に示すように、第1実施例に
おいて、熱電対45の位置よりも下方となるカーボンヒ
ータ5の下端部と第3断熱部材6cとの間に、第5断熱
部材6eを第5断熱部材移動手段54により上下方向に
移動可能として配設することも考えられる。この場合、
スート母材1挿入初期に、図11に示す位置に移動さ
せ、カーボンヒータ5の下端部を他のヒータ部分に比べ
て断熱して、カーボンヒータ5の下端部に対応する位置
にあるスート母材1をより加熱できる。これにより、加
熱初期のスート母材1の昇温を早め、焼結工程に要する
時間を短縮することが可能となる。
【0101】スート母材1が十分加熱された後は、カー
ボンヒータ5の下端よりも第5断熱部材6eが下方に位
置するよう第5断熱部材6eを下方に移動させる。これ
により、スート母材1の温度が上がりすぎないようにし
て、焼結処理を行うことができる。
【0102】上述した第1乃至第3実施例では、焼結工
程においてスート母材1を焼結してガラス化するのに用
いる加熱炉、いわゆる焼結炉に適用した例を示している
が、ガラス母材を延伸する工程あるいは線引する工程に
用いられる延伸炉や線引炉にも適用できることは言うま
でもなく、炉心管2のないタイプの加熱炉にも適用する
ことができる。
【0103】本発明の実施態様に関しては、伝導伝熱、
対流伝熱による熱の伝わりを考慮すると、スート母材1
等の光ファイバ母材の外周の雰囲気温度より支持ロッド
12の外周の雰囲気温度を下げるように構成すること
で、光ファイバ母材の温度より支持ロッド12の温度を
下げることが可能である。また、放射伝熱による熱の伝
わりを考慮すると、カーボンヒータ5から射出される放
射エネルギのうち光ファイバ母材にて吸収されるエネル
ギより支持ロッド12にて吸収されるエネルギを小さく
するように構成することでも、光ファイバ母材の温度よ
り支持ロッド12の温度を下げることが可能である。
【0104】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、光ファイバ母材の長手方向端部まで加熱して、
光ファイバ母材全体を有効利用しつつ、支持部材の軟
化、変形を防止することのできる光ファイバ母材加工用
加熱炉及びその運転方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例にかかる光ファイバ母材加工用加熱
炉の全体構成の概略図である。
【図2】第1実施例にかかる光ファイバ母材加工用加熱
炉の運転に関わる制御系のブロック図である。
【図3】第1実施例にかかる炉体ケーシング3の詳細構
造を示すもので、第3断熱部材6cが上方位置にあると
きの一部断面図である。
【図4】第1実施例にかかる炉体ケーシング3の詳細構
造を示すもので、第3断熱部材6cが下方位置にあると
きの一部断面図である。
【図5】第1実施例にかかる第3移動部材6cの詳細構
造を示す斜視図である。
【図6】第1実施例にかかる断熱部材移動制御を示すフ
ローチャートである。
【図7】第2実施例にかかる光ファイバ母材加工用加熱
炉の要部のみの構成概略図である。
【図8】第2実施例にかかる光ファイバ母材加工用加熱
炉の運転に関わる制御系のブロック図である。
【図9】第2実施例にかかるカーボンヒータ発熱制御を
示すフローチャートである。
【図10】第3実施例にかかる光ファイバ母材加工用加
熱炉の要部のみの概略構成図である。
【図11】第1実施例にかかる光ファイバ母材加工用加
熱炉の変形例を表す要部のみの概略構成図である。
【符号の説明】
1…スート母材、2…炉心管、3…炉体ケーシング、5
…カーボンヒータ、5a…第1カーボンヒータ、5b…
第2カーボンヒータ、6…断熱部材、6c…第3断熱部
材、7…断熱部材移動手段、11…温度測定器、12…
支持ロッド、14…昇降装置、15…昇降フレーム、1
7…昇降フレーム位置検出用光電センサ、21…操作盤
部、22…制御盤部、23…ガス供給盤部、26…制御
ユニット、35…支持ロッド位置検出手段、36…断熱
部材移動制御手段、37…断熱部材移動用モータ、38
…断熱部材移動用モータ駆動回路、49…カーボンヒー
タ温度制御手段、50…カーボン部材、52…カーボン
部材移動手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材の長手方向の所定範囲を
    加熱するヒータを備え、ガラスからなる支持部材を融着
    接合して前記光ファイバ母材を支持し、前記支持部材を
    前記光ファイバ母材の長手方向に移動させることによ
    り、前記光ファイバ母材の外周から前記光ファイバ母材
    を前記ヒータにより加熱する光ファイバ母材加工用加熱
    炉であって、 前記ヒータに対する前記支持部材の位置を検出するため
    の支持部材位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出される前記支持部材の位置
    に基づいて、前記支持部材が前記ヒータにより加熱され
    る位置にまで移動された際、前記光ファイバ母材の温度
    より前記支持部材の温度を下げる温度変更手段とを有し
    ていることを特徴とする光ファイバ母材加工用加熱炉。
  2. 【請求項2】 前記温度変更手段は、前記支持部材を加
    熱する位置にあるヒータ部分から前記支持部材に伝わる
    熱量が、前記光ファイバ母材を加熱する位置にあるヒー
    タ部分から前記光ファイバ母材に伝わる熱量より小さく
    なるように前記ヒータから前記支持部材に伝わる熱量を
    変更するヒータ伝熱量変更手段を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の光ファイバ母材加工用加熱炉。
  3. 【請求項3】 前記ヒータが、その内側を光ファイバ母
    材が移動可能となるよう略円筒状に形成されており、 前記ヒータ伝熱量変更手段は、前記支持部材を加熱する
    位置にあるヒータ部分から外周側に放熱される熱量を大
    きくすることにより、前記支持部材を加熱する位置にあ
    るヒータ部分から前記支持部材に対して放熱される熱量
    が小さくなるように、前記支持部材を加熱する位置にあ
    るヒータ部分から放熱される熱量を変更することを特徴
    とする請求項2に記載の光ファイバ母材加工用加熱炉。
  4. 【請求項4】 前記ヒータが設けられる略密閉された空
    間を形成するケーシングと、 前記ケーシング内に、前記ケーシング内を冷却するため
    のガスが流れるように前記ケーシングに対して前記ガス
    を供給及び排出するガス供給排出手段とを有する一方、 前記ヒータ伝熱量変更手段は、前記ヒータの外周に位置
    する前記ガスの流路容積を大きくするガス流路容積変更
    手段を有していることを特徴とする請求項3に記載の光
    ファイバ母材加工用加熱炉。
  5. 【請求項5】 前記ヒータと前記ケーシングとの間に、
    光ファイバ母材の長手方向とは略直交する方向に多層配
    置された複数の断熱部材を有する一方、 前記ガス流路空間変更手段は、前記断熱部材のうち最も
    前記ヒータ寄りに位置する断熱部材を前記光ファイバ母
    材の移動方向に移動させる断熱部材移動手段を有してい
    ることを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ母材加
    工用加熱炉。
  6. 【請求項6】 前記ヒータ伝熱量変更手段は、前記支持
    部材を加熱する位置にあるヒータ部分の発熱量が、前記
    光ファイバ母材を加熱する位置にあるヒータ部分の発熱
    量より小さくなるように前記ヒータの発熱量を変更する
    ヒータ発熱量変更手段を有していることを特徴とする請
    求項2に記載の光ファイバ母材加工用加熱炉。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバ母材の長手方向に複数の
    ヒータを配置する一方、 前記ヒータ発熱量変更手段は、各ヒータの温度が所定の
    設定温度となるよう制御するヒータ温度制御手段と、 前記支持部材を加熱する位置にあるヒータの温度が前記
    光ファイバ母材を加熱する位置にあるヒータの温度より
    低くなるように前記設定温度を変更する設定温度変更手
    段とを有していることを特徴とする請求項6に記載の光
    ファイバ母材加工用加熱炉。
  8. 【請求項8】 前記ヒータは、電気抵抗体に電流を供給
    することにより発熱する電気加熱ヒータである一方、 前記ヒータ発熱量変更手段は、前記支持部材を加熱する
    位置にあるヒータ部分の電気抵抗値を小さくするように
    前記ヒータの電気抵抗を変更する電気抵抗変更手段を有
    していることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ
    母材加工用加熱炉。
  9. 【請求項9】 前記光ファイバ母材を加熱する位置にあ
    るヒータ部分のヒータ温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が、前記光ファ
    イバ母材の加熱に必要な温度を維持するように前記ヒー
    タの発熱量を制御する発熱量制御手段とを有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    光ファイバ母材加工用加熱炉。
  10. 【請求項10】 光ファイバ母材の長手方向の所定範囲
    を加熱するヒータを備え、ガラスからなる支持部材を融
    着接合して前記光ファイバ母材を支持し、前記支持部材
    を前記光ファイバ母材の長手方向に移動させることによ
    り、、前記光ファイバ母材の外周から前記光ファイバ母
    材を前記ヒータにより加熱する光ファイバ母材加工用加
    熱炉の運転方法であって、 前記ヒータに対する前記支持部材の位置を検出し、 前記支持部材の位置に基づいて、前記支持部材が前記ヒ
    ータにより加熱される位置にまで移動された際、前記光
    ファイバ母材の温度より前記支持部材の温度を下げるこ
    とを特徴とする光ファイバ母材加工用加熱炉の運転方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461994B1 (ko) * 2001-12-10 2004-12-14 엘지전선 주식회사 광섬유 모재용 퍼니스장치

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