JP2000127837A - コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置 - Google Patents

コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置

Info

Publication number
JP2000127837A
JP2000127837A JP10321486A JP32148698A JP2000127837A JP 2000127837 A JP2000127837 A JP 2000127837A JP 10321486 A JP10321486 A JP 10321486A JP 32148698 A JP32148698 A JP 32148698A JP 2000127837 A JP2000127837 A JP 2000127837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
cover
lid
concrete
input port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10321486A
Other languages
English (en)
Inventor
Machio Kiyosaki
町夫 清崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOSAKI TEKKOSHO KK
Original Assignee
KIYOSAKI TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOSAKI TEKKOSHO KK filed Critical KIYOSAKI TEKKOSHO KK
Priority to JP10321486A priority Critical patent/JP2000127837A/ja
Publication of JP2000127837A publication Critical patent/JP2000127837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリートミキサ車のホッパの投入口が、簡
単な操作で覆蓋できるようにすることである。 【解決手段】コンクリートミキサ車のホッパ2の上端部
の両側方部分に、一対のガイド体7を取付け、前記ホッ
パ2の投入口2aを覆蓋するための蓋体8を、前記一対
のガイド体7にガイドさせながら、空気圧シリンダ11
によってほぼ水平にスライドさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体をほぼ水平に
スライドさせることによって、コンクリートミキサ車の
ホッパの投入口を覆蓋させるための覆蓋装置に関するも
のである。なお、本明細書において「覆蓋」とは、容器
または容器状を成すものの開口を、蓋体で覆うことを意
味する。
【0002】
【従来の技術】最初に、コンクリートミキサ車について
説明する。図1に示されるように、コンクリートミキサ
車は、コンクリートを攪拌するために、水平面に対して
所定の角度で傾斜して取付けられたドラム1と、該ドラ
ム1にコンクリートを投入するためのホッパ2と、前記
ドラム1が回転することによって攪拌されたコンクリー
トを排出するためのシュート3とを備えている。前記ホ
ッパ2は、コンクリートミキサ車の後方の上部に、前記
ドラム1の後端面に近接して取付けられている。図5に
示されるように、このホッパ2は平面視において、前半
部が略方形状であり、後半部が半円状である。ここで、
「ホッパ2の前方」とは、コンクリートミキサ車の前後
方向における運転席側を意味する。ホッパ2の投入口2
aに投入されたコンクリートは、同じく排出口10(図
5参照)を介してドラム1に投入される。ホッパ2の前
方周壁部2b、及びこれに接続する両側方周壁部2cの
外周縁にほぼ沿って、ゴム製の飛散防止カバー4が取付
けられている。図2に示されるように、飛散防止カバー
4の前方及び側方の各下端部4a,4b は、ホッパ2内に
入り込んでいる。この飛散防止カバー4は、前記ホッパ
2をコンクリート投入ホース(図示せず)の直下に位置
させる際の目印となっていると共に、ホッパ2を介して
ドラム1内にコンクリートを投入する際に、該コンクリ
ートを一旦飛散防止カバー4の各下端部4a,4b に当て
ることによってその衝撃を緩和させ、コンクリートが外
部に飛散することを防止するという機能を有している。
なお、図1において符号5は、ホッパ2を支持するため
のホッパフレームである。
【0003】従来のコンクリートミキサ車におけるホッ
パ2の投入口2aは、開放されたままである。このた
め、コンクリートが搬送される際に、ドラム1内に雨水
や塵芥等が入り込む場合がある。雨水が入り込んだ場
合、コンクリート中の水分量が増加して、打設後のコン
クリートの強度が低下するという不具合が発生してい
る。また、塵芥等が入り込んだ場合、その品質が低下す
る。
【0004】このため、図10に示されるように、作業
者がホッパ2をシート51で被覆することによって、前
記ホッパ2の投入口2aを覆っている。即ち、作業者が
ホッパ2の投入口2aにシート51を被せ、該シート5
1の口元部を紐体52等で縛る。こうすることによっ
て、ドラム1内に雨水や塵芥等が入り込むことが防止さ
れると共に、コンクリートミキサ車の走行中に、前記シ
ート51が外れることはない。
【0005】しかし、作業者がこの作業を行うために
は、作業者自身がコンクリートミキサ車におけるホッパ
2の部分まで上らなければならない。コンクリートミキ
サ車が10トン車である場合、地表面からホッパ2の投
入口2aまでの高さは、約2.5mである。このため、
作業者は、高所で、しかも足場が不安定な場所で作業を
行わなければならない。更に、該ホッパ2の投入口2a
が広い(上記したホッパ2の場合、後半部の外周縁の曲
率半径は約0.5m)ため、前記投入口2aにシート5
1を被せて、その口元部を紐体52で縛ったり、該紐体
52を緩めたりするという作業は極めて面倒である。し
かも、ドラム1が回転している場合に上記した作業を行
うことは、極めて危険である。
【0006】上記した不具合を解消するために、各種の
発明(例えば、特開平10−264716号公報)が成
されている。しかし、コンクリートミキサ車の後方、ま
たは側方に蓋体の開閉装置を取付けた場合、それらが工
事現場における設備と干渉する場合がある。特に、コン
クリートミキサ車の後方部分に、一定範囲を超えて装置
を突出させることは、法令により禁止されている。ま
た、飛散防止カバー4がホッパ2内に入り込んだ状態で
設けられていることにより、その近傍で、蓋体と飛散防
止カバー4との間に隙間が形成されてしまい、ここから
雨水等が入り込むおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、コンクリートミキサ車のホッパの投入口
を、簡単な操作で覆蓋できるようにすることを課題とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、コンクリートミキサ車のドラムにコンクリ
ートを投入するホッパの投入口を覆蓋するための装置で
あって、非覆蓋時には前記ホッパの前方のドラムの直上
に配置されるようにコンクリートミキサ車の前後方向に
沿ってほぼ水平にスライドして、ホッパの投入口を覆蓋
するための蓋体と、前記蓋体をスライドさせるための駆
動手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】ホッパの投入口を覆蓋する場合、駆動手段
を駆動させる。ホッパの前方に配置されていた蓋体が、
コンクリートミキサ車の前後方向に沿ってほぼ水平にス
ライドされ、ホッパの投入口を覆蓋して停止する。ホッ
パの前部に投入されるコンクリートが飛散することを防
止するための飛散防止カバーが設けられていて、蓋体が
前記飛散防止カバーの下端部をまくり上げながらスライ
ドされる場合、該飛散防止カバーは蓋体の上面に載置さ
れる。このため、飛散防止カバーとは無関係に、ホッパ
の投入口の全面が覆蓋される。ホッパの投入口を開放す
る場合、蓋体を上記と反対方向にスライドさせる。蓋体
がスライドされるのに伴い、飛散防止カバーの下端部
は、自重によってホッパの内部に入り込む。また、上記
した蓋体のスライドが遠隔操作によって行われる場合、
作業者が高所に上る必要がないため、作業者の安全が確
保される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明に係る覆蓋装置Aを備
えたコンクリートミキサ車の側面図、図2は覆蓋装置A
の斜視図、図3は同じく側面図、図4は図3のX矢視
図、図5はホッパ2の投入口2aが開放された状態の平
面図、図6は同じく覆蓋された状態の平面図である。図
1に示されるように、本発明に係る覆蓋装置Aは、既存
のコンクリートミキサ車に設けられているホッパ2に取
付けられるものである。
【0011】図2ないし図5に示されるように、本発明
に係る覆蓋装置Aを構成するフレームは、角パイプから
成る横枠材6の両端部に、一定の間隔をおいてコンクリ
ートミキサ車の前後方向に沿って配置された一対のガイ
ド体7が固着された形態である。一対のガイド体7は、
それらの長手方向のほぼ中央部において前記横枠材6に
固着されている。このため、平面視におけるフレーム
は、H字状を成している。一対のガイド体7どうしの間
隔は、ホッパ2の投入口2aの幅とほぼ同一である。こ
の横枠材6が、ホッパ2の前方周壁部2bの直前方に位
置される。そして、前記横枠材6と前記一対のガイド体
7が、ホッパ2の上端の外周縁に溶接、ボルト締め等の
手段によって固着される。横枠材6の上面と、ホッパ2
の投入口2aとが、ほぼ同一面となる。一対のガイド体
7の長さは、ホッパ2の長さ(コンクリートミキサ車の
前後方向に沿った長さ)の約2倍であり、その後端部
は、ホッパ2の投入口2aの最後部とほぼ同一である。
また、一対のガイド体7は、ドラム1の上方に配設され
ているため、該ドラム1と干渉することはない。
【0012】図4に示されるように、一対のガイド体7
の断面形状は倒立したL字状であり、一対のガイド体7
において相対向する部分の下部が切除されている。この
部分に、後述する蓋体8の両側端部8aが入り込む。こ
のため、一対のガイド体7における切除部分は、蓋体8
が上下方向に移動することを規制するための蓋体ガイド
部7aとしての機能を有している。そして、各ガイド体
7における前方の底面部には、一定の間隔をおいて下側
ガイド9が固着されている。蓋体8がホッパ2の投入口
2aを開放するために、コンクリートミキサ車の前方へ
スライドされた際に、該蓋体8は下側ガイド9によって
支持される。
【0013】ホッパ2の上面には蓋体8が設置されてい
る。この蓋体8は、ホッパ2の投入口2aの外周縁より
も僅かに大きな平板から成る。この蓋体8は、ホッパ2
の投入口2a及び横枠材6に載置された状態で、コンク
リートミキサ車の前後方向に沿ってスライドされる。蓋
体8の両側端部8aは、一対のガイド体7の蓋体ガイド
部7aに入り込んでいるため、振動等により、スライド
中の蓋体8が上方に持ち上げられたり、幅方向にずれた
りすることが防止される。前記蓋体8がホッパ2の投入
口2aを覆蓋している状態においては、該蓋体8はホッ
パ2の投入口2aに載置されているため、落下すること
はない。また、蓋体8がホッパ2の投入口2aを開放し
ている状態においては、該蓋体8は各下側ガイド9によ
って支持されているため、落下することはない。本実施
例の蓋体8は、金属製であるが、軽量化のために樹脂製
としてもよい。
【0014】次に、蓋体8をスライドさせるための駆動
手段について説明する。本実施例における駆動手段は、
一対の空気圧シリンダ11である。一対のガイド体7の
外側面部には、それらの長手方向に沿ってそれぞれ空気
圧シリンダ11が取付けられている。そして、それらの
シリンダロッド11aの先端部には、その長手方向と直
交する連結プレート12の一端部が取付けられている。
この連結プレート12は、一対のガイド体7との干渉を
避けるため、各ガイド体7と相対向する部分が切除され
ている。そして、前記連結プレート12の他端部には、
前記空気圧シリンダ11の長手方向に沿って連結ロッド
13が取付けられている。
【0015】蓋体8の前部には、L字状のブラケット1
4が固着されている。このブラケット14は、上記した
連結ロッド13と相対向して固着されていて、前記連結
ロッド13と前記ブラケット14とが、連結ボルト15
により連結されている。このため、一対の空気圧シリン
ダ11をほぼ同期させて駆動させると、各シリンダロッ
ド11aの進退に伴い、蓋体8が前記空気圧シリンダ1
1の長手方向に沿ってスライドされる。図5に示される
ように、各シリンダロッド11aが突出した状態におい
て、ホッパ2の投入口2aの全面が開放される。そし
て、図6に示されるように、各シリンダロッド11aが
引っ込められた状態において、ホッパ2の投入口2aの
全面が覆蓋される。
【0016】通常のコンクリートミキサ車は、空気圧源
(図示せず)を備えているため、一対の空気圧シリンダ
11の駆動源を該装置から得ることができる。そして、
一対の空気圧シリンダ11を駆動するための操作レバー
(図示せず)を、コンクリートミキサ車の車体の所定位
置に取付けることによって、作業者は遠隔操作によって
蓋体8をスライドさせることができる。
【0017】次に、飛散防止カバー4について説明す
る。図2ないし図5に示されるように、一対のガイド体
7において、ホッパ2の長さ方向のほぼ中央部の近傍に
は、それぞれ支持ブラケット16が立設されている。そ
して、ホッパ2の前方周壁部2b及びこれに接続する両
側方周壁部2cの外周縁とほぼ同一の曲率で曲げられ、
平面視において略U字状を成すカバー取付プレート17
が、前記外周縁の直上に設けられている。このカバー取
付プレート17は、その両端部のみが各支持ブラケット
16に固着されている。そして、ホッパ2の投入口2a
と前記カバー取付プレート17の下端面との間には、蓋
体8が進入可能な隙間Vが形成されている。
【0018】前記カバー取付プレート17に、飛散防止
カバー4が取付けられる。この飛散防止カバー4は、ホ
ッパ2を介してドラム1にコンクリートを投入する際
に、該コンクリートが周囲に飛散することを防止するた
めのものである。そのため、飛散防止カバー4における
前方下端部4a及び側方下端部4bが、ホッパ2内に入
り込んでいて、ホッパ2における前方周壁部2b及び両
側方周壁部2cのそれぞれの内面に密着状態で配置され
る。各周壁部2b,2c が傾斜しているため、飛散防止カ
バー4の各下端部4a,4b は屈曲した状態で配置され
る。ここで、飛散防止カバー4の各下端部4a,4b が、
ホッパ2内に入り込んでいる状態を、「飛散防止カバー
4が原位置に配置されている状態」と記載する。この飛
散防止カバー4は、ホッパ2をコンクリート投入ホース
(図示せず)のほぼ直下に配置させるための目安となっ
ているため、その上端部がカバー取付プレート17より
も所定の高さだけ高くなるように取付けられる。
【0019】本発明に係る覆蓋装置Aの作用について説
明する。ここでは、図7ないし図9を参照しながら、蓋
体8が、ホッパ2の投入口2aを覆蓋させる方向にスラ
イドされる場合について説明する。図4に示されるよう
に、一対の空気圧シリンダ11の各シリンダロッド11
aは突出されていて、前記蓋体8は、その両側端部8a
が各下側ガイド9に支持されていると共に、その後端部
8bが横枠材6に支持されている。このため蓋体8が落
下することはない。また、蓋体8の後端部8bは、飛散
防止カバー4よりも前方に配置されているため、該飛散
防止カバー4は原位置に配置されている。この状態で、
ホッパ2を介してドラム1にコンクリートが投入され
る。
【0020】所定量のコンクリートが投入されると、作
業者が操作レバー(図示せず)を操作して、一対の空気
圧シリンダ11を駆動させる。すると、一対の空気圧シ
リンダ11の各シリンダロッド11aが、ほぼ同期して
引っ込められる。図7に示されるように、蓋体8が、ホ
ッパ2の投入口2aを覆蓋する方向にスライドされる。
蓋体8は、その両側端部8aが一対のガイド体7におけ
る蓋体ガイド部7aにガイドされながらスライドされ
る。このため、蓋体8が上方に持ち上げられたり、幅方
向にずれたりすることなく、スムーズにスライドされ
る。
【0021】蓋体8の後端部8bが、カバー取付プレー
ト17の下方部分に形成された隙間Vに進入する。そし
て、蓋体8の後端部8bが、飛散防止カバー4の前面で
屈曲部4cに当接する。蓋体8が更にスライドされる
と、図8に示されるように、飛散防止カバー4の前方下
端部4aが、蓋体8の後端部8bによってまくり上げら
れるようにして持ち上げられる。飛散防止カバー4の前
方及び側方の各下端部4a,4b は一体に連結されている
ため、前方下端部4aに続いて、側方下端部4bがまく
り上げられる。飛散防止カバー4の各下端部4a,4b は
変形自在なので、まくり上げられることによって損傷す
ることはない。図9に示されるように、飛散防止カバー
4の各下端部4a,4b は、蓋体8の上面に載置される。
そして、一対の空気圧シリンダ11の各シリンダロッド
11aが完全に引っ込められると、蓋体8は、ホッパ2
の投入口2aの全面を覆蓋した状態で停止する。このた
め、ホッパ2を介してドラム1に雨水等が入り込むこと
はない。
【0022】ホッパ2の投入口2aを開放する場合に
は、上記した操作と逆の操作が行われる。即ち、一対の
空気圧シリンダ11が駆動されることによって、各シリ
ンダロッド11aがほぼ同期して突出される。すると、
ホッパ2の投入口2aを覆蓋していた蓋体8が、前記投
入口2aを開放する方向にスライドされる。蓋体8がス
ライドされるのに伴い、飛散防止カバー4の各下端部4
a,4b は、それらの自重によって垂れ下がり、ホッパ2
における前方周壁部2b及び両側方周壁部2cのそれぞ
れの内面に密着された状態(原位置に配置された状態)
で設置される。このように、飛散防止カバー4の各下端
部4a,4b は、無動力で原位置に配置される。
【0023】上記したように、本発明に係る覆蓋装置A
では、蓋体8が飛散防止カバー4の各下端部4a,4b を
まくり上げながらスライドされる。そして、前記蓋体8
がホッパ2の投入口2aを覆蓋した状態において、前記
飛散防止カバー4の各下端部4a,4b は蓋体8の上面に
載置されている。即ち、蓋体8が飛散防止カバー4と無
関係の状態でホッパ2の投入口2aの全面を覆蓋してい
るため、ホッパ2内に雨水等が入り込むことはない。ま
た、蓋体8を反対方向にスライドさせて、ホッパ2の投
入口2aを開放させる際に、前記飛散防止カバー4の各
下端部4a,4bは無動力で原位置に復帰されるため、ド
ラム1にコンクリートが投入される際に、該コンクリー
トが飛散することが防止される。
【0024】本発明に係る覆蓋装置Aは、ホッパ2の前
方のドラム1の直上に張り出して設けられた形態であ
り、後方及び両側方には、ほとんど張り出していない。
このため、該装置Aが工事現場における設備と干渉する
おそれはない。また、本実施例では、蓋体8がほぼ水平
にスライドする形態として説明したが、ドラム1との干
渉を避けるため、僅かに傾斜させた状態でスライドする
形態であっても構わない。
【0025】本実施例における蓋体8のスライド手段
は、一対の空気圧シリンダ11である。しかし、蓋体8
をスライドさせる手段は、空気圧以外、例えば油圧、電
気等であっても構わない。また、請求項5に記載の発明
のように、手動で蓋体8をスライドさせても構わない。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るコンクリートミキサ車用ホ
ッパの覆蓋装置は、非覆蓋時には前記ホッパの前方のド
ラムの直上に配置されるようにコンクリートミキサ車の
前後方向に沿ってほぼ水平にスライドして、ホッパの投
入口を覆蓋するための蓋体と、該蓋体をスライドさせる
ための駆動手段とを備えている。そのため、次の効果が
奏せられる。(1)蓋体を、コンクリートミキサ車の幅
方向または後方に張り出させることなく、ホッパの投入
口を覆蓋することができる。このため、ホッパの投入口
を介してドラム内に雨水や塵芥等が入り込むことが防止
され、その結果、ドラム内のコンクリートの強度及び品
質が低下することが防止される。(2)蓋体を、ほぼ水
平にスライドさせるだけで済むため、その構成は極めて
簡単である。(3)覆蓋装置がホッパの前方にのみ張り
出しているため、該装置が工事現場における設備と干渉
することはない。(4)前記蓋体のスライドが遠隔操作
によって行われる場合、作業者が高所で、しかも不安定
な状態で作業をすることがない。そのため、作業者の安
全が確保される。(5)蓋体をスライドさせるための駆
動手段が空気圧シリンダである場合、コンクリートミキ
サ車に既設されている空気圧源をそのまま利用すること
ができるため、安価である。(6)蓋体が、ホッパの上
部に設けられたコンクリートの飛散防止カバーの下端部
をまくり上げながらスライドする構成である場合、前記
飛散防止カバーによって蓋体とホッパの投入口との間に
隙間が形成されることはない。そのため、飛散防止カバ
ーが取付けられたまま、ホッパの投入口の全面が覆蓋さ
れる。また、蓋体が、ホッパの投入口を開放する方向に
スライドされる際に、飛散防止カバーの下端部は自重に
より垂れ下がるため、無動力でホッパ内に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る覆蓋装置Aを備えたコンクリート
ミキサ車の側面図である。
【図2】覆蓋装置Aの斜視図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】図3のX矢視図である。
【図5】ホッパ2の投入口2aが開放された状態の平面
図である。
【図6】同じく覆蓋された状態の平面図である。
【図7】図5の側面断面図である。
【図8】蓋体8の後端部8bが、飛散防止カバー4の前
方下端部4a及び側方下端部4bをまくり上げる状態の
側面断面図である。
【図9】ホッパ2の投入口2aが覆蓋された状態の側面
断面図である。
【図10】ホッパ2の投入口2aを、シート51で覆っ
た状態の側面図である。
【符号の説明】
A:覆蓋装置 1:ドラム 2:ホッパ 2a:投入口 2b:前方周壁部 2c:側方周壁部 4:飛散防止カバー 4a:前方下端部(飛散防止カバーの下端部) 4b:側方下端部(飛散防止カバーの下端部) 8:蓋体 11:空気圧シリンダ(駆動手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートミキサ車のドラムにコンク
    リートを投入するホッパの投入口を覆蓋するための装置
    であって、 非覆蓋時には前記ホッパの前方のドラムの直上に配置さ
    れるようにコンクリートミキサ車の前後方向に沿ってほ
    ぼ水平にスライドして、ホッパの投入口を覆蓋するため
    の蓋体と、 前記蓋体をスライドさせるための駆動手段と、 を備えたことを特徴とするコンクリートミキサ車用ホッ
    パの覆蓋装置。
  2. 【請求項2】 前記ホッパの前方周壁部、及びこれに接
    続する両側方周壁部のほぼ直上に、その高さ方向に沿っ
    て取付けられて、ホッパに投入されるコンクリートの飛
    散防止等を行うための飛散防止カバーを備え、 前記蓋体がホッパの投入口を覆蓋するためにスライドさ
    れる際に、前記飛散防止カバーの下端部をまくり上げな
    がらスライドされることを特徴とする請求項1に記載の
    コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体が遠隔操作によってスライドさ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリ
    ートミキサ車用ホッパの覆蓋装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は空気圧シリンダであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリートミ
    キサ車用ホッパの覆蓋装置。
  5. 【請求項5】 コンクリートミキサ車のドラムにコンク
    リートを投入するホッパの投入口を覆蓋するための装置
    であって、 非覆蓋時には前記ホッパの前方のドラムの直上に配置さ
    れるようにコンクリートミキサ車の前後方向に沿ってほ
    ぼ水平にスライドして、ホッパの投入口を覆蓋するため
    の蓋体と、 前記ホッパの前方周壁部、及びこれに接続する両側方周
    壁部のほぼ直上に、その高さ方向に沿って取付けられ
    て、ホッパに投入されるコンクリートの飛散防止等を行
    うための飛散防止カバーと、 を備え、 前記蓋体がホッパの投入口を覆蓋するためにスライドさ
    れる際に、前記飛散防止カバーの下端部をまくり上げな
    がらスライドされることを特徴とするコンクリートミキ
    サ車用ホッパの覆蓋装置。
JP10321486A 1998-10-26 1998-10-26 コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置 Pending JP2000127837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321486A JP2000127837A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321486A JP2000127837A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000127837A true JP2000127837A (ja) 2000-05-09

Family

ID=18133108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10321486A Pending JP2000127837A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000127837A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2422334A (en) * 2005-01-25 2006-07-26 Digbits Ltd Concrete crushing machine
CN103470559A (zh) * 2013-09-13 2013-12-25 三一汽车制造有限公司 一种液压系统、搅拌筒及混凝土搅拌运输车
JP2015205588A (ja) * 2014-04-19 2015-11-19 神邦産業株式会社 生コンミキサー車及び生コンミキサー車の生コン投入ホッパーのないミキサードラムに生コンを積載する生コン投入装置
CN109808066A (zh) * 2019-03-07 2019-05-28 安徽星马专用汽车有限公司 一种混凝土搅拌车气压驱动侧开式尾盖装置及使用方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2422334A (en) * 2005-01-25 2006-07-26 Digbits Ltd Concrete crushing machine
GB2422334B (en) * 2005-01-25 2008-10-29 Digbits Ltd Crushing machine
CN103470559A (zh) * 2013-09-13 2013-12-25 三一汽车制造有限公司 一种液压系统、搅拌筒及混凝土搅拌运输车
JP2015205588A (ja) * 2014-04-19 2015-11-19 神邦産業株式会社 生コンミキサー車及び生コンミキサー車の生コン投入ホッパーのないミキサードラムに生コンを積載する生コン投入装置
CN109808066A (zh) * 2019-03-07 2019-05-28 安徽星马专用汽车有限公司 一种混凝土搅拌车气压驱动侧开式尾盖装置及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2116653A1 (en) Rear monitor camera device for working vehicle
KR101474837B1 (ko) 건설기계
KR101803787B1 (ko) 덤프트럭 적재함의 적재물 배출장치 및 배출방법
US4988258A (en) Car catcher
EP2130979A2 (en) Step apparatus for heavy construction equipment and tree harvester having leveling system
US5345982A (en) Adjustable hood assembly
US5460301A (en) Concrete pump vehicle
JP3840174B2 (ja) 構造物解体用自動散水方法とその装置
US20020074790A1 (en) Automatic lifting mud flap assembly
JP2000127837A (ja) コンクリートミキサ車用ホッパの覆蓋装置
WO1995005243A1 (fr) Concasseur sur chenilles
CN105986585B (zh) 小回转型挖土机
CN211415740U (zh) 一种混凝土下料防护装置
CN213573107U (zh) 一种水平放线洞口防护装置及系统
CN215472144U (zh) 装料机构及搅拌站
JP4570243B2 (ja) コンテナからの粉状体排出装置
JP3887617B2 (ja) 自走式破砕機
JP3705918B2 (ja) 破砕機
KR102494823B1 (ko) 사이드 가드 개폐장치
JP3756558B2 (ja) 塊状物破砕プラント車
CN214644747U (zh) 一种节能环保型建筑施工混凝土搅拌设备
KR200145912Y1 (ko) 텀프트럭의 적재물 낙하비산방지 덮게장치
JP2570415Y2 (ja) パワーショベル用バケット
JPH0994819A (ja) コンクリート打設用先端ホースの支持方法、及び、その支持具
JP2002088817A (ja) 建設機械の手摺