JP2000127507A - 印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方法 - Google Patents
印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方法Info
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- JP2000127507A JP2000127507A JP31995298A JP31995298A JP2000127507A JP 2000127507 A JP2000127507 A JP 2000127507A JP 31995298 A JP31995298 A JP 31995298A JP 31995298 A JP31995298 A JP 31995298A JP 2000127507 A JP2000127507 A JP 2000127507A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字媒体２１の取替え時などにその装填
を間違わないようにし、プリンター２０に正しい印字媒
体２１が装填されているかを判断可能で、必要であれば
警報を発して、印字媒体２１の装填ミスに起因する印字
の無駄をなくすとともに、印字圧、印字速度および印加
エネルギーなどを適正なものとして、印字媒体２１への
印字状態を最適なものとすることができる印字媒体２
１、そのプリンター２０およびこのプリンター２０の制
御方法を提供すること。 【解決手段】 プリンター２０に装填する印字媒体２１
自体に印字制御情報２５を付帯させることに着目したも
ので、非印字面１１に印字制御情報２５を設け、プリン
ター２０に装備したセンサー手段２２がこの印字制御情
報２５を読み取り可能とし、読み取ったこの印字制御情
報２５に応じてプリンター２０が印字面に印字を行うよ
うにしたことを特徴とする。
を間違わないようにし、プリンター２０に正しい印字媒
体２１が装填されているかを判断可能で、必要であれば
警報を発して、印字媒体２１の装填ミスに起因する印字
の無駄をなくすとともに、印字圧、印字速度および印加
エネルギーなどを適正なものとして、印字媒体２１への
印字状態を最適なものとすることができる印字媒体２
１、そのプリンター２０およびこのプリンター２０の制
御方法を提供すること。 【解決手段】 プリンター２０に装填する印字媒体２１
自体に印字制御情報２５を付帯させることに着目したも
ので、非印字面１１に印字制御情報２５を設け、プリン
ター２０に装備したセンサー手段２２がこの印字制御情
報２５を読み取り可能とし、読み取ったこの印字制御情
報２５に応じてプリンター２０が印字面に印字を行うよ
うにしたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は印字媒体、そのプリ
ンターおよびこのプリンターの制御方法にかかるもの
で、とくに各種の情報を印字して、小売業における商
品、流通業における取扱い貨物、製造業における材料、
半製品あるいは製品、その他の物品に貼り付けるため
の、あるいは取り付けるための印字媒体、そのプリンタ
ーおよびこのプリンターの制御方法に関するものであ
る。
ンターおよびこのプリンターの制御方法にかかるもの
で、とくに各種の情報を印字して、小売業における商
品、流通業における取扱い貨物、製造業における材料、
半製品あるいは製品、その他の物品に貼り付けるため
の、あるいは取り付けるための印字媒体、そのプリンタ
ーおよびこのプリンターの制御方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から各種印字方式によるプリンター
に各種の印字媒体を装填してそれぞれの印字を行ってい
る。従来のプリンター１（たとえば、サーマルプリンタ
ー）およびその印字媒体（たとえば、ラベル連続体２）
について図５および図６にもとづき説明する。図５は、
プリンター１の概略説明図であって、プリンター１は、
印字媒体２の供給手段３と、データ入力手段４と、印字
手段５と、センサー手段６と、制御手段７と、を有す
る。
に各種の印字媒体を装填してそれぞれの印字を行ってい
る。従来のプリンター１（たとえば、サーマルプリンタ
ー）およびその印字媒体（たとえば、ラベル連続体２）
について図５および図６にもとづき説明する。図５は、
プリンター１の概略説明図であって、プリンター１は、
印字媒体２の供給手段３と、データ入力手段４と、印字
手段５と、センサー手段６と、制御手段７と、を有す
る。
【０００３】印字媒体２は、帯状の台紙８と、台紙８に
仮着した複数枚の感熱発色性のラベル片９と、を有し、
ラベル片９の表面側を印字面１０とし、帯状の台紙８の
裏面側を非印字面１１として、非印字面１１に、それぞ
れのラベル片９に対応して位置検出用マーク１２を所定
間隔（ピッチ）で設けてある。
仮着した複数枚の感熱発色性のラベル片９と、を有し、
ラベル片９の表面側を印字面１０とし、帯状の台紙８の
裏面側を非印字面１１として、非印字面１１に、それぞ
れのラベル片９に対応して位置検出用マーク１２を所定
間隔（ピッチ）で設けてある。
【０００４】図６は、印字媒体２の裏面図であって、印
字媒体２の移送にともなってセンサー手段６の位置に対
応するような部位に位置検出用マーク１２をあらかじめ
印刷してあり、センサー手段６がたとえば光学的にこれ
を読み取って検出信号を制御手段７に出力する。位置検
出用マーク１２は、印字位置検出あるいは印字媒体２の
有無検出のためのみに使用されているもので、台紙８に
おける裏面部の側面（図６）、中央部あるいはその他任
意の部位に所定の長さないし大きさでこれを形成してあ
るものである。
字媒体２の移送にともなってセンサー手段６の位置に対
応するような部位に位置検出用マーク１２をあらかじめ
印刷してあり、センサー手段６がたとえば光学的にこれ
を読み取って検出信号を制御手段７に出力する。位置検
出用マーク１２は、印字位置検出あるいは印字媒体２の
有無検出のためのみに使用されているもので、台紙８に
おける裏面部の側面（図６）、中央部あるいはその他任
意の部位に所定の長さないし大きさでこれを形成してあ
るものである。
【０００５】印字媒体２の供給手段３は、印字媒体２を
ロール状としてこれを装填し、印字媒体２の印字および
移送にともなって繰り出し可能としてある。
ロール状としてこれを装填し、印字媒体２の印字および
移送にともなって繰り出し可能としてある。
【０００６】データ入力手段４は、たとえばキーボード
などからこれを構成し、所定の印字データを入力して制
御手段７の制御により印字手段５を駆動し、印字を行
う。なお、パソコン１３その他の外部機器から印字デー
タを入力可能とすることができる。
などからこれを構成し、所定の印字データを入力して制
御手段７の制御により印字手段５を駆動し、印字を行
う。なお、パソコン１３その他の外部機器から印字デー
タを入力可能とすることができる。
【０００７】印字手段５は、たとえばサーマルヘッド１
４と、プラテンローラー１５と、を有し、駆動モーター
１６によるプラテンローラー１５の回転駆動により、こ
の間に印字媒体２を移送し、上記印字データにもとづく
サーマルヘッド１４の発熱素子１７の所定パターンでの
発熱により印字媒体２の印字面１０に所定の印字情報を
印字する。なお印字手段５は、印字圧調整機構１８を備
えることができる。印字圧調整機構１８は、印字媒体２
の種類に応じて手動によりこれを切り換えて、印字媒体
２への押圧力（印字圧）を調整可能である。たとえば、
印字媒体２が比較的薄いラベル連続体の場合には、印字
圧を比較的弱くし、台紙８および接着剤層などがないタ
グなどの場合には、印字圧を比較的強くする。なお印字
媒体２としては、感熱発色性のラベル及びタグの他に
も、カ−ボンリボン等を用いた熱転写式のラベルやタ
グ、さらには台紙なしラベルなどがある。
４と、プラテンローラー１５と、を有し、駆動モーター
１６によるプラテンローラー１５の回転駆動により、こ
の間に印字媒体２を移送し、上記印字データにもとづく
サーマルヘッド１４の発熱素子１７の所定パターンでの
発熱により印字媒体２の印字面１０に所定の印字情報を
印字する。なお印字手段５は、印字圧調整機構１８を備
えることができる。印字圧調整機構１８は、印字媒体２
の種類に応じて手動によりこれを切り換えて、印字媒体
２への押圧力（印字圧）を調整可能である。たとえば、
印字媒体２が比較的薄いラベル連続体の場合には、印字
圧を比較的弱くし、台紙８および接着剤層などがないタ
グなどの場合には、印字圧を比較的強くする。なお印字
媒体２としては、感熱発色性のラベル及びタグの他に
も、カ−ボンリボン等を用いた熱転写式のラベルやタ
グ、さらには台紙なしラベルなどがある。
【０００８】センサー手段６は、印字媒体２の位置検出
用マーク１２を検出して、その検出信号を制御手段７に
出力し、この信号にもとづき制御手段７は、駆動モータ
ー１６およびプラテンローラー１５を介して印字媒体２
の移送を制御するとともに、サーマルヘッド１４に印字
データを送って上述の印字動作を制御する。
用マーク１２を検出して、その検出信号を制御手段７に
出力し、この信号にもとづき制御手段７は、駆動モータ
ー１６およびプラテンローラー１５を介して印字媒体２
の移送を制御するとともに、サーマルヘッド１４に印字
データを送って上述の印字動作を制御する。
【０００９】こうした構成のプリンター１において、あ
る印字媒体２を使いきったときには、新しい印字媒体２
と交換する必要があるが、印字媒体２の種類はもちろ
ん、異なった幅、長さ（ピッチ）ないしサイズなどを有
する印字媒体２を装填し直す場合があり、それぞれに応
じて、データ入力手段４によるスイッチ（図示せず）を
切り換えたり、印字圧調整機構１８その他の機構を操作
する必要がある。しかしながら、実際の操作において、
間違った印字媒体２を装填したり、切り換え操作をまち
がえたりしたまま印字すると、印字媒体２の無駄になる
ばかりか、その切換え操作に無用の神経を使うことにも
なるという問題がある。
る印字媒体２を使いきったときには、新しい印字媒体２
と交換する必要があるが、印字媒体２の種類はもちろ
ん、異なった幅、長さ（ピッチ）ないしサイズなどを有
する印字媒体２を装填し直す場合があり、それぞれに応
じて、データ入力手段４によるスイッチ（図示せず）を
切り換えたり、印字圧調整機構１８その他の機構を操作
する必要がある。しかしながら、実際の操作において、
間違った印字媒体２を装填したり、切り換え操作をまち
がえたりしたまま印字すると、印字媒体２の無駄になる
ばかりか、その切換え操作に無用の神経を使うことにも
なるという問題がある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、印字媒体の取替え時
などにその装填を間違わないようにすることができる印
字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方
法を提供することを課題とする。
諸問題にかんがみなされたもので、印字媒体の取替え時
などにその装填を間違わないようにすることができる印
字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方
法を提供することを課題とする。
【００１１】また本発明は、プリンターに正しい印字媒
体が装填されているかを判断可能で、必要であれば警報
を発することもできる印字媒体、そのプリンターおよび
このプリンターの制御方法を提供することを課題とす
る。
体が装填されているかを判断可能で、必要であれば警報
を発することもできる印字媒体、そのプリンターおよび
このプリンターの制御方法を提供することを課題とす
る。
【００１２】また本発明は、印字媒体の装填ミスに起因
する印字の無駄をなくすことが可能な印字媒体、そのプ
リンターおよびこのプリンターの制御方法を提供するこ
とを課題とする。
する印字の無駄をなくすことが可能な印字媒体、そのプ
リンターおよびこのプリンターの制御方法を提供するこ
とを課題とする。
【００１３】また本発明は、印字圧、印字速度および印
加エネルギーなどを適正なものとして、印字媒体への印
字状態（いわゆる印字濃度、印字品質など）を最適なも
のとすることができる印字媒体、そのプリンターおよび
このプリンターの制御方法を提供することを課題とす
る。
加エネルギーなどを適正なものとして、印字媒体への印
字状態（いわゆる印字濃度、印字品質など）を最適なも
のとすることができる印字媒体、そのプリンターおよび
このプリンターの制御方法を提供することを課題とす
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、プリ
ンターに装填する印字媒体自体に印字制御情報を付帯さ
せることに着目したもので、第一の発明は、印字面およ
び非印字面を有するとともにプリンターに装填する印字
媒体であって、上記非印字面に印字制御情報を設け、上
記プリンターに装備したセンサー手段がこの印字制御情
報を読み取り可能とし、読み取ったこの印字制御情報に
応じて上記プリンターが上記印字面に印字を行うように
したことを特徴とする印字媒体である。
ンターに装填する印字媒体自体に印字制御情報を付帯さ
せることに着目したもので、第一の発明は、印字面およ
び非印字面を有するとともにプリンターに装填する印字
媒体であって、上記非印字面に印字制御情報を設け、上
記プリンターに装備したセンサー手段がこの印字制御情
報を読み取り可能とし、読み取ったこの印字制御情報に
応じて上記プリンターが上記印字面に印字を行うように
したことを特徴とする印字媒体である。
【００１５】上記印字制御情報は、当該印字媒体の種類
（ラベル連続体あるいはタグ、さらにはコード番号な
ど）、幅、長さ、厚さ、印字速度、印字圧、印加エネル
ギーなどの物理特性情報や化学特性情報、印字位置情報
およびデータ量情報の少なくとも一つを有することがで
きる。
（ラベル連続体あるいはタグ、さらにはコード番号な
ど）、幅、長さ、厚さ、印字速度、印字圧、印加エネル
ギーなどの物理特性情報や化学特性情報、印字位置情報
およびデータ量情報の少なくとも一つを有することがで
きる。
【００１６】上記印字制御情報は、当該印字媒体の印字
位置情報を有するとともに、この印字位置情報は、これ
を上記非印字面の所定部位（具体的には、従来の位置検
出用マーク１２に相当する部位）に形成することができ
る。
位置情報を有するとともに、この印字位置情報は、これ
を上記非印字面の所定部位（具体的には、従来の位置検
出用マーク１２に相当する部位）に形成することができ
る。
【００１７】第二の発明は、印字面および非印字面を有
する印字媒体を装填してこの印字面に印字を行うプリン
ターであって、上記非印字面に設けた印字制御情報を読
み取り可能なセンサー手段と、このセンサー手段により
読み取ったこの印字制御情報に応じて上記印字面に印字
を行うように制御する制御手段と、を有することを特徴
とするプリンターである。
する印字媒体を装填してこの印字面に印字を行うプリン
ターであって、上記非印字面に設けた印字制御情報を読
み取り可能なセンサー手段と、このセンサー手段により
読み取ったこの印字制御情報に応じて上記印字面に印字
を行うように制御する制御手段と、を有することを特徴
とするプリンターである。
【００１８】上記プリンターは、上記印字面に印字する
印字データを入力するキーボードやパソコンなどの入力
手段と、この入力手段により入力されたこの印字データ
と上記印字制御情報とが整合しないときに警報を発する
警報手段と、をさらに有することができる。
印字データを入力するキーボードやパソコンなどの入力
手段と、この入力手段により入力されたこの印字データ
と上記印字制御情報とが整合しないときに警報を発する
警報手段と、をさらに有することができる。
【００１９】第三の発明は、印字面および非印字面を有
する印字媒体を装填してこの印字面に印字を行うプリン
ターの制御方法であって、上記非印字面に設けた印字制
御情報を読み取る情報読取り工程と、この情報読取り工
程において読み取ったこの印字制御情報に応じて上記印
字面に印字を行うように当該プリンターを制御駆動する
印字制御工程と、を有することを特徴とするプリンター
の制御方法である。
する印字媒体を装填してこの印字面に印字を行うプリン
ターの制御方法であって、上記非印字面に設けた印字制
御情報を読み取る情報読取り工程と、この情報読取り工
程において読み取ったこの印字制御情報に応じて上記印
字面に印字を行うように当該プリンターを制御駆動する
印字制御工程と、を有することを特徴とするプリンター
の制御方法である。
【００２０】本発明による印字媒体、そのプリンターお
よびこのプリンターの制御方法においては、印字媒体の
非印字面に印字制御情報を設けてあるので、たとえば、
当該印字媒体のプリンター内における移送にともなって
センサー手段が印字制御情報を読み取り、この印字制御
情報に応じて印字を行う。このとき、所定の印字媒体の
種類、印字データその他の印字制御情報と入力された印
字データとの整合性がとれていなければ、正しい印字媒
体が装填されていないとして警報を発することができ
る。したがって、印字を開始する前に、その装填ミスを
警告することができるため、間違った印字媒体への印字
を避け、印字ミスの無駄をなくすことができる。さら
に、とくに印字媒体の厚さの差や種類に応じた印字圧調
整機構などによる印字圧の切換え操作を自動化すること
が可能であるとともに、印字速度、最適印加エネルギー
の選択など、従来の手動による切換え操作の面倒さおよ
び操作ミスを回避可能である。
よびこのプリンターの制御方法においては、印字媒体の
非印字面に印字制御情報を設けてあるので、たとえば、
当該印字媒体のプリンター内における移送にともなって
センサー手段が印字制御情報を読み取り、この印字制御
情報に応じて印字を行う。このとき、所定の印字媒体の
種類、印字データその他の印字制御情報と入力された印
字データとの整合性がとれていなければ、正しい印字媒
体が装填されていないとして警報を発することができ
る。したがって、印字を開始する前に、その装填ミスを
警告することができるため、間違った印字媒体への印字
を避け、印字ミスの無駄をなくすことができる。さら
に、とくに印字媒体の厚さの差や種類に応じた印字圧調
整機構などによる印字圧の切換え操作を自動化すること
が可能であるとともに、印字速度、最適印加エネルギー
の選択など、従来の手動による切換え操作の面倒さおよ
び操作ミスを回避可能である。
【００２１】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態による
印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御
方法を図１および図２にもとづき説明する。ただし、図
５および図６と同様の部分には同一符号を付し、その詳
述はこれを省略する。図１は、上記実施の形態によるプ
リンター２０の概略説明図であって、プリンター２０
は、印字媒体２１の供給手段３と、前記データ入力手段
４と、前記印字手段５と、センサー手段２２と、制御手
段２３と、を有する。印字手段５は、制御手段２３によ
り自動制御可能な印字圧調整機構２４を有する。
印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御
方法を図１および図２にもとづき説明する。ただし、図
５および図６と同様の部分には同一符号を付し、その詳
述はこれを省略する。図１は、上記実施の形態によるプ
リンター２０の概略説明図であって、プリンター２０
は、印字媒体２１の供給手段３と、前記データ入力手段
４と、前記印字手段５と、センサー手段２２と、制御手
段２３と、を有する。印字手段５は、制御手段２３によ
り自動制御可能な印字圧調整機構２４を有する。
【００２２】印字媒体２１は、図５に示した印字媒体２
と同様に、帯状の台紙８およびラベル片９を有するとと
もに、非印字面１１に、位置検出用マーク１２に代えて
印字制御情報２５をあらかじめ印刷してある。
と同様に、帯状の台紙８およびラベル片９を有するとと
もに、非印字面１１に、位置検出用マーク１２に代えて
印字制御情報２５をあらかじめ印刷してある。
【００２３】図２は、印字媒体２１の裏面図であって、
印字制御情報２５の数例を示している。すなわち、図中
最左部分の印字制御情報２５は、四行四列のマトリック
ス部分からなり、これに対応して、センサー手段２２
は、第一行目の部分を読み取り可能な第１のセンサー部
２２Ａと、第二行目の部分を読み取り可能な第２のセン
サー部２２Ｂと、第三行目の部分を読み取り可能な第３
のセンサー部２２Ｃと、第四行目の部分を読み取り可能
な第４のセンサー部２２Ｄと、を有する。したがって、
印字制御情報２５において、その第一行目は「１００
０」、第二行目は「１１００」、第三行目は「１１１
０」、第四行目は「１１１１」というデータを表示可能
であり、それぞれが印字媒体２１の種類、幅、長さ、厚
さ、印字速度、印字圧、印加エネルギーなどの物理特性
情報あるいは化学特性情報、さらに印字位置情報および
データ量情報と対応させることができる。
印字制御情報２５の数例を示している。すなわち、図中
最左部分の印字制御情報２５は、四行四列のマトリック
ス部分からなり、これに対応して、センサー手段２２
は、第一行目の部分を読み取り可能な第１のセンサー部
２２Ａと、第二行目の部分を読み取り可能な第２のセン
サー部２２Ｂと、第三行目の部分を読み取り可能な第３
のセンサー部２２Ｃと、第四行目の部分を読み取り可能
な第４のセンサー部２２Ｄと、を有する。したがって、
印字制御情報２５において、その第一行目は「１００
０」、第二行目は「１１００」、第三行目は「１１１
０」、第四行目は「１１１１」というデータを表示可能
であり、それぞれが印字媒体２１の種類、幅、長さ、厚
さ、印字速度、印字圧、印加エネルギーなどの物理特性
情報あるいは化学特性情報、さらに印字位置情報および
データ量情報と対応させることができる。
【００２４】印字制御情報２５の図中右側の印字制御情
報２５Ａは四行三列のマトリックスであって、印字制御
情報２５と同様に情報を表示する。以下、印字制御情報
２５Ｂ、２５Ｃ、２５Ｄ、２５Ｅ、２５Ｆ、２５Ｇなど
例示したものを採用可能である。もちろん、これらのデ
ータ表示方法以外にも、任意の印字制御情報を表示可能
であれば、バーコードその他のデータ表示方法を採用す
ることができる。表示手段としても、光学的に読み取り
可能な印刷はもとより、磁気的手段により読み取り可能
な磁性体、さらにはこれらの組み合わせによる構成を採
用可能である。
報２５Ａは四行三列のマトリックスであって、印字制御
情報２５と同様に情報を表示する。以下、印字制御情報
２５Ｂ、２５Ｃ、２５Ｄ、２５Ｅ、２５Ｆ、２５Ｇなど
例示したものを採用可能である。もちろん、これらのデ
ータ表示方法以外にも、任意の印字制御情報を表示可能
であれば、バーコードその他のデータ表示方法を採用す
ることができる。表示手段としても、光学的に読み取り
可能な印刷はもとより、磁気的手段により読み取り可能
な磁性体、さらにはこれらの組み合わせによる構成を採
用可能である。
【００２５】また当該印字制御情報２５のうち、印字媒
体２１の印字位置情報（従来の位置検出用マーク１２に
相当）については、これを非印字面１１の所定部位に形
成しておくことが望ましい。この所定位置とは、従来の
位置検出用マーク１２と同じ位置、具体的には、印字媒
体２１の移送方向において、たとえば最下流側などであ
る。かくすることにより、センサー手段２２が従来のま
ま（図５のセンサー手段６）である従来のプリンター１
にこの印字媒体２１を装填したときにも、印字位置情報
だけは確実に検出可能とすることができる。
体２１の印字位置情報（従来の位置検出用マーク１２に
相当）については、これを非印字面１１の所定部位に形
成しておくことが望ましい。この所定位置とは、従来の
位置検出用マーク１２と同じ位置、具体的には、印字媒
体２１の移送方向において、たとえば最下流側などであ
る。かくすることにより、センサー手段２２が従来のま
ま（図５のセンサー手段６）である従来のプリンター１
にこの印字媒体２１を装填したときにも、印字位置情報
だけは確実に検出可能とすることができる。
【００２６】なお、制御手段２３は、ブザーあるいは発
光手段などによる警報手段２６を有する。
光手段などによる警報手段２６を有する。
【００２７】こうした構成のプリンター２０および印字
媒体２１において、印字媒体２１の移送にともなってセ
ンサー手段２２が印字媒体２１の印字制御情報２５を読
み取り（情報読取り工程）、制御手段２３がこれに応じ
て印字媒体２１の印字制御情報を判断し、印字手段５お
よび必要であれば印字圧調整機構２４その他の機構を駆
動して印字を行う（印字制御工程）。しかして、データ
入力手段４あるいはパソコン１３からの入力データと印
字制御情報２５のデータとに食い違いがあれば、制御手
段２３は警報手段２６に警報制御信号を出力して（警報
工程）、装填された印字媒体２１が正しくないこと、あ
るいは印字データを印字するだけの印字面１０が印字媒
体２１にないことなどを知らせる。
媒体２１において、印字媒体２１の移送にともなってセ
ンサー手段２２が印字媒体２１の印字制御情報２５を読
み取り（情報読取り工程）、制御手段２３がこれに応じ
て印字媒体２１の印字制御情報を判断し、印字手段５お
よび必要であれば印字圧調整機構２４その他の機構を駆
動して印字を行う（印字制御工程）。しかして、データ
入力手段４あるいはパソコン１３からの入力データと印
字制御情報２５のデータとに食い違いがあれば、制御手
段２３は警報手段２６に警報制御信号を出力して（警報
工程）、装填された印字媒体２１が正しくないこと、あ
るいは印字データを印字するだけの印字面１０が印字媒
体２１にないことなどを知らせる。
【００２８】なお印字媒体２１の非印字面１１は、台紙
８の裏面のみならず、ラベル片９の表面側であっても印
字面１０とは異なる部分にこれを形成することもでき
る。
８の裏面のみならず、ラベル片９の表面側であっても印
字面１０とは異なる部分にこれを形成することもでき
る。
【００２９】つぎに図３は、印字圧調整機構の一例を示
す概略側面図であって、この印字圧調整機構３０は、モ
ーターブラケット３１と、モーター３２と、ヘッドブラ
ケット３３と、を有する。
す概略側面図であって、この印字圧調整機構３０は、モ
ーターブラケット３１と、モーター３２と、ヘッドブラ
ケット３３と、を有する。
【００３０】モーターブラケット３１に取り付けたモー
ター３２は、制御手段２３により制御駆動可能であると
ともに、その出力軸にギア３４を有する。ヘッドブラケ
ット３３は、このギア３４に係合するラック３５を固定
してある。さらに、ヘッドブラケット３３は取付け軸３
６およびスプリング３７を介してサーマルヘッド１４を
取り付けてあり、モーターブラケット３１に対して上下
動可能である。
ター３２は、制御手段２３により制御駆動可能であると
ともに、その出力軸にギア３４を有する。ヘッドブラケ
ット３３は、このギア３４に係合するラック３５を固定
してある。さらに、ヘッドブラケット３３は取付け軸３
６およびスプリング３７を介してサーマルヘッド１４を
取り付けてあり、モーターブラケット３１に対して上下
動可能である。
【００３１】こうした構成の印字圧調整機構３０におい
て、印字媒体２１に付帯した印字制御情報２５による印
字圧情報を受けた制御手段２３は、その印字圧に応じて
モーター３２を駆動し、ヘッドブラケット３３を上下動
させることにより、スプリング３７の付勢力を調整して
サーマルヘッド１４とプラテンローラー１５との間の印
字媒体２１への押圧力を可変とする。
て、印字媒体２１に付帯した印字制御情報２５による印
字圧情報を受けた制御手段２３は、その印字圧に応じて
モーター３２を駆動し、ヘッドブラケット３３を上下動
させることにより、スプリング３７の付勢力を調整して
サーマルヘッド１４とプラテンローラー１５との間の印
字媒体２１への押圧力を可変とする。
【００３２】また図４は、印字圧調整機構の他の例を示
す概略側面図であって、この印字圧調整機構４０は、モ
ーターブラケット４１と、上記モーター３２と、カム４
２と、ヘッドブラケット４３と、板バネ４４と、を有す
る。
す概略側面図であって、この印字圧調整機構４０は、モ
ーターブラケット４１と、上記モーター３２と、カム４
２と、ヘッドブラケット４３と、板バネ４４と、を有す
る。
【００３３】モーターブラケット４１に支持したモータ
ー３２はその出力軸とカム４２との間にウォームギア４
５を有する。カム４２は、カム軸４６のまわりに回動可
能で、板バネ４４に当接する。
ー３２はその出力軸とカム４２との間にウォームギア４
５を有する。カム４２は、カム軸４６のまわりに回動可
能で、板バネ４４に当接する。
【００３４】ヘッドブラケット４３は、ブラケット軸４
７のまわりに回動可能で、その下面にサーマルヘッド１
４を、上面に板バネ４４をそれぞれ取り付けてある。
７のまわりに回動可能で、その下面にサーマルヘッド１
４を、上面に板バネ４４をそれぞれ取り付けてある。
【００３５】こうした構成の印字圧調整機構４０におい
て、制御手段２３からの制御信号にもとづくモーター３
２の駆動およびカム４２の回動により板バネ４４の付勢
力を調整して、サーマルヘッド１４とプラテンローラー
１５とによる印字媒体２１の押圧力を調整する。
て、制御手段２３からの制御信号にもとづくモーター３
２の駆動およびカム４２の回動により板バネ４４の付勢
力を調整して、サーマルヘッド１４とプラテンローラー
１５とによる印字媒体２１の押圧力を調整する。
【００３６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印字媒体
に印字制御情報を付帯させたので、印字媒体の装填ミス
を回避し、入力された印字データとの整合性のチェック
を行うことができ、印字媒体への無駄な印字操作および
面倒な切換え作業などを省くことができる。
に印字制御情報を付帯させたので、印字媒体の装填ミス
を回避し、入力された印字データとの整合性のチェック
を行うことができ、印字媒体への無駄な印字操作および
面倒な切換え作業などを省くことができる。
【図１】本発明の実施の形態によるプリンター２０の概
略説明図である。
略説明図である。
【図２】同、印字媒体２１の裏面図である。
【図３】同、印字圧調整機構の一例（印字圧調整機構３
０）を示す概略側面図である。
０）を示す概略側面図である。
【図４】同、印字圧調整機構の他の例（印字圧調整機構
４０）を示す概略側面図である。
４０）を示す概略側面図である。
【図５】従来のプリンター１（たとえばサーマルプリン
ター）の概略説明図である。
ター）の概略説明図である。
【図６】同、印字媒体２の裏面図である。
１ プリンター（サーマルプリンター、図５） ２ 印字媒体（ラベル連続体） ３ 印字媒体２、２１の供給手段 ４ データ入力手段（キーボード） ５ 印字手段 ６ センサー手段 ７ 制御手段 ８ 帯状の台紙 ９ 感熱発色性のラベル片 １０ 印字面 １１ 非印字面 １２ 位置検出用マーク １３ パソコン（データ入力手段） １４ サーマルヘッド １５ プラテンローラー １６ 駆動モーター １７ サーマルヘッド１４の発熱素子 １８ 印字圧調整機構 ２０ プリンター（実施の形態、図１） ２１ 印字媒体（実施の形態、図１） ２２ センサー手段 ２２Ａ センサー手段２２の第１のセンサー部（図２） ２２Ｂ センサー手段２２の第２のセンサー部（図２） ２２Ｃ センサー手段２２の第３のセンサー部（図２） ２２Ｄ センサー手段２２の第４のセンサー部（図２） ２３ 制御手段 ２４ 印字圧調整機構 ２５、２５Ａ、２５Ｂ、２５Ｃ、２５Ｄ、２５Ｅ、２５
Ｆ、２５Ｇ 印字制御情報 ２６ 警報手段 ３０ 印字圧調整機構（図３） ３１ モーターブラケット ３２ モーター ３３ ヘッドブラケット ３４ ギア ３５ ラック ３６ 取付け軸 ３７ スプリング ４０ 印字圧調整機構（図４） ４１ モーターブラケット ４２ カム ４３ ヘッドブラケット ４４ 板バネ ４５ ウォームギア ４６ カム軸 ４７ ブラケット軸
Ｆ、２５Ｇ 印字制御情報 ２６ 警報手段 ３０ 印字圧調整機構（図３） ３１ モーターブラケット ３２ モーター ３３ ヘッドブラケット ３４ ギア ３５ ラック ３６ 取付け軸 ３７ スプリング ４０ 印字圧調整機構（図４） ４１ モーターブラケット ４２ カム ４３ ヘッドブラケット ４４ 板バネ ４５ ウォームギア ４６ カム軸 ４７ ブラケット軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｆ 3/00 Ｂ４１Ｊ 3/10 １１４Ｅ
Claims (6)
- 【請求項１】 印字面および非印字面を有するととも
にプリンターに装填する印字媒体であって、 前記非印字面に印字制御情報を設け、前記プリンターに
装備したセンサー手段がこの印字制御情報を読み取り可
能とし、 読み取ったこの印字制御情報に応じて前記プリンターが
前記印字面に印字を行うようにしたことを特徴とする印
字媒体。 - 【請求項２】 前記印字制御情報は、当該印字媒体の
物理特性情報、化学特性情報、印字位置情報およびデー
タ量情報の少なくとも一つを有することを特徴とする請
求項１記載の印字媒体。 - 【請求項３】 前記印字制御情報は、当該印字媒体の
印字位置情報を有するとともに、 この印字位置情報は、これを前記非印字面の所定部位に
形成したことを特徴とする請求項１記載の印字媒体。 - 【請求項４】 印字面および非印字面を有する印字媒
体を装填してこの印字面に印字を行うプリンターであっ
て、 前記非印字面に設けた印字制御情報を読み取り可能なセ
ンサー手段と、 このセンサー手段により読み取ったこの印字制御情報に
応じて前記印字面に印字を行うように制御する制御手段
と、 を有することを特徴とするプリンター。 - 【請求項５】 前記印字面に印字する印字データを入
力する入力手段と、 この入力手段により入力されたこの印字データと前記印
字制御情報とが整合しないときに警報を発する警報手段
と、 をさらに有することを特徴とする請求項４記載のプリン
ター。 - 【請求項６】 印字面および非印字面を有する印字媒
体を装填してこの印字面に印字を行うプリンターの制御
方法であって、 前記非印字面に設けた印字制御情報を読み取る情報読取
り工程と、 この情報読取り工程において読み取ったこの印字制御情
報に応じて前記印字面に印字を行うように当該プリンタ
ーを制御駆動する印字制御工程と、 を有することを特徴とするプリンターの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31995298A JP2000127507A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31995298A JP2000127507A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000127507A true JP2000127507A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=18116088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31995298A Pending JP2000127507A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 印字媒体、そのプリンターおよびこのプリンターの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000127507A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007521157A (ja) * | 2003-06-20 | 2007-08-02 | ダイモ・コーポレーション | ラベルストックのロールの状態を判断するシステム及び方法 |
| EP1956576A1 (en) * | 2005-11-30 | 2008-08-13 | Max Co., Ltd. | Peel-off paper-attached label and label printer |
| JP2009096111A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | 表示用ラベル印字システム、そのプリンターおよび表示用ラベル |
| WO2011146603A3 (en) * | 2010-05-18 | 2012-01-12 | Sanford, L.P. | Indicator marks on a roll of label stock |
| USD668719S1 (en) | 2010-06-04 | 2012-10-09 | Sanford, L.P. | Label support sheet |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP31995298A patent/JP2000127507A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007521157A (ja) * | 2003-06-20 | 2007-08-02 | ダイモ・コーポレーション | ラベルストックのロールの状態を判断するシステム及び方法 |
| JP2010158900A (ja) * | 2003-06-20 | 2010-07-22 | Sanford Lp | ラベルストックのロールの状態を判断するシステム及び方法 |
| US7914214B2 (en) | 2003-06-20 | 2011-03-29 | Sanford, L.P. | System and method for determining the status of a label in a roll of label stock |
| JP4659740B2 (ja) * | 2003-06-20 | 2011-03-30 | サンフォード エルピー | ラベルストックのロールの状態を判断するシステム及び方法 |
| US8925226B2 (en) | 2003-06-20 | 2015-01-06 | Sanford, L.P. | Roll of label stock with marks |
| EP1956576A1 (en) * | 2005-11-30 | 2008-08-13 | Max Co., Ltd. | Peel-off paper-attached label and label printer |
| EP1956576A4 (en) * | 2005-11-30 | 2012-08-22 | Max Co Ltd | LABEL ATTACHED TO DETACHABLE PAPER AND LABEL PRINTER |
| JP2009096111A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | 表示用ラベル印字システム、そのプリンターおよび表示用ラベル |
| WO2011146603A3 (en) * | 2010-05-18 | 2012-01-12 | Sanford, L.P. | Indicator marks on a roll of label stock |
| USD668719S1 (en) | 2010-06-04 | 2012-10-09 | Sanford, L.P. | Label support sheet |
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