JP2000127088A - 紙管切断装置 - Google Patents

紙管切断装置

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JP2000127088A
JP2000127088A JP10299816A JP29981698A JP2000127088A JP 2000127088 A JP2000127088 A JP 2000127088A JP 10299816 A JP10299816 A JP 10299816A JP 29981698 A JP29981698 A JP 29981698A JP 2000127088 A JP2000127088 A JP 2000127088A
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Japan
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paper tube
cutter
line
positioning
moving carrier
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JP10299816A
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English (en)
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Tetsuji Soga
哲至 曽我
Eishin Kamasaka
英信 釜坂
Taiji Maruyama
泰治 丸山
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IKUTA TEKKO KK
Original Assignee
IKUTA TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙管切断装置の各カッター装置ごとに移動用
モータと位置決めセンサを設けなくともよく、かつ、位
置決め精度の向上も図れるようにする。 【解決手段】 紙管1の挿通される切芯軸2の長さ方向
に沿って並行な第1の線路3が設けられ、その線路3に
複数のカッター装置4を移動自在に取り付けた紙管切断
装置に、前記第1の線路3と並行な第2の線路40を設
け、その線路40に位置決め用移動キャリア41を設け
る。前記カッター装置4に、出没自在の連結ピン50を
設け、移動キャリア41に連結孔53を設ける。そし
て、連結ピン50を連結孔53に嵌入して移動キャリア
41にカッター装置4を連結して所定の位置に配置でき
るようにする。この移動キャリア41に駆動源と位置決
めセンサを設けることにより、一つのセンサで位置決め
がきるようにしてセンサのバラツキを防ぎ、位置決め精
度の向上を図れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長く形成された
紙管から所定の長さの紙管を切り出すための紙管切断装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレットペーパーや食品包装用ラップ
フィルムなどの中芯として使用される紙管の切断装置と
して、複数のカッター装置を備えた紙管切断装置が考え
られている。
【0003】例えば、この切断装置は、図1の実施形態
を示す平面図のように、紙管1の挿通される切芯軸2の
長さ方向に沿って並行な第1の線路3を設け、その線路
3に複数のカッター装置4を移動自在に取り付けるよう
にしている。
【0004】そして、そのカッター装置4を所定の間隔
で配置し、各カッター装置4のカッター5を切芯軸2に
挿通された紙管1に圧接することにより、所定長さの複
数の紙管1に切断するというものである。
【0005】そのため、線路3上の各カッター装置4を
紙管1の切断長に応じて配置する一つの方法として、従
来、各カッター装置4ごとに移動用のモータと位置決め
センサとを備え、各カッター装置4が位置決めセンサに
よって線路3上の自身の位置を検出しながら移動用モー
タで決められた所定の位置に移動するという方法が考え
られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように各カッター装置に移動用モータと位置決めセンサ
を備えたものでは、カッター装置の数だけ移動用モータ
と位置決めセンサが必要となり、コストが掛かる。
【0007】また、このものでは、各カッター装置が個
々に位置決めセンサでもって線路上の位置を検出して移
動する。そのため、各位置決めセンサに誤差があると、
その誤差によってカッター装置の配置に「バラツキ」を
生じることが考えられる。したがって、決められた長さ
に紙管を切断できないという問題がある。
【0008】このとき、「バラツキ」を少なくしようと
すると、位置決めセンサには、それぞれ誤差の揃った精
度の高いものを必要とするが、このように精度が高く誤
差の揃った位置決めセンサは高価であるため、この点か
らもコストがかかるという問題がある。
【0009】さらに、調整を行う場合も複数のセンサに
ついて調整を行う必要があり、調整作業が煩雑で難しい
という問題もある。
【0010】また、複数個のセンサを用いることから、
経年変化によるセンサの誤差の発生も個々のセンサごと
に違ったものとなることが予想され、長期間の位置決め
精度の保障が難しいという問題がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、各カッター装
置ごとに移動用モータと位置決めセンサを設けることな
く、位置決め精度の向上も図れるようにすることであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1では、紙管の挿通される切芯軸の長さ方向
に沿って並行な第1の線路を設け、その線路に移動自在
に支持された複数のカッター装置を所定の間隔で配置
し、各カッター装置の前記切芯軸と直角に対向したカッ
ターを切芯軸に挿通された紙管に圧接して紙管の切断を
行う紙管切断装置において、上記第1の線路と並行な第
2の線路を設け、かつ、その第2の線路に移動自在に支
持される位置決め用移動キャリアを設けるとともに、前
記移動キャリアとカッター装置のいずれか一方に出没自
在の連結ピンを設け、他方に前記ピンが嵌入される連結
孔を設けた構成を採用したのである。
【0013】このような構成を採用して、第1の線路と
並行に第2の線路を設けることにより、前記移動キャリ
アあるいはカッター装置間で連結ピンを出して連結孔に
嵌入すると両者を連結できるので、移動キャリアを移動
することで、カッター装置を移動させることができる。
【0014】また、カッター装置を移動させたのち、連
結ピンを引っ込めて連結孔との係合を解除すれば、カッ
ター装置を所定位置に配置することができる。この移動
と配置とを順に行うことにより、複数のカッター装置を
所定の位置に配置することができる。
【0015】このように、移動キャリアによって複数の
カッター装置を所定の位置に配置できるので、移動キャ
リアに駆動源と位置決めセンサを設ければ、複数のカッ
ター装置の位置決めができる。このため、センサも一つ
で済むので、精度のバラツキを生じない。しかも、セン
サの調整も一つで済むので、長期間の精度の保障も容易
にできる。
【0016】このとき、請求項2では、上記各カッター
装置に移動を規制するブレーキ手段を備え、そのブレー
キ手段を上記連結ピンが上記移動キャリアの連結孔との
係合時に解除され、係合解除後に作動するようにした構
成を採用したのである。
【0017】このような構成を採用することにより、カ
ッター装置を所定位置に配置後に連結ピンと連結孔との
係合を解除すれば自動的にブレーキが働いて固定でき
る。
【0018】また、請求項3では、上記ブレーキ手段を
空気圧が入力された際に規制を解除し、排気された際に
移動を規制する空気圧ブレーキとした構成を採用するこ
とにより、装置の停止時にも空気圧を入力することな
く、ブレーキをかけて位置を固定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0020】この形態の紙管切断装置は、図1、図2に
示すように、切芯軸部A、給排部B、切断部Cとで構成
されている。
【0021】切芯軸部Aは、図3に示すように、三本の
切芯軸2が等間隔で取り付けられた回転ドラム6とチャ
ック機構7とで構成される。
【0022】回転ドラム6は、割り出しモータM1と軸
受け8を介して接続されており、前記軸受け8には、デ
ィスクブレーキ9が取り付けられている。
【0023】また、回転ドラム6には、位置検出用の近
接センサpxが備えられ、ドラム6を回転させて切芯軸
2を120°ごとに設定された処理位置a〜cで停止で
きるようになっている。
【0024】チャック機構7は、図3に示すように、回
転ドラム6と対向して設けられている。
【0025】チャック本体10は、空気圧によって開閉
するツメ12を有し、レールに載置された軸受13によ
って回動自在に支持されている。また、その軸受13
は、図3に示すようにリンクを介してエアーシリンダ1
1と連結されており、エアーシリンダ11を作動してチ
ャック本体10を前後にスライドさせるようになってい
る。
【0026】さらに、チャック本体10は、連結用ギア
とベルトを介して駆動モータM2に接続されており、前
記ギアに幅広ギアを用いることでチャック本体10のス
ライドに係わりなくチャック本体10に回転を付与でき
るようになっている。
【0027】また、切芯軸部Aには、図2に示すような
原管寄せ機構14が設けられている。原管寄せ機構14
は、エアーシリンダのロッドの先端に圧接用のツメ15
を設けたもので、回転ドラム6の軸芯位置に取り付け台
16を設けて取り付け、ロッド先端のツメ15がa点の
切芯軸2に当接するようになっている。そして、先端の
ツメ15が、ロッドの前進位置で図1に示すように、切
芯軸2の支持端側に当接し、ロッドの後退に伴って切芯
軸2の開放端まで移動するようになっている。
【0028】給排部Bは、紙管1を切芯軸部Aへ供給す
る紙管供給装置Eと切断した紙管1を排出する紙管排出
装置Gとで構成されている。
【0029】紙管供給装置Eは、図1に示すように、紙
管ホルダー21と挿入手段Fとからなっている。
【0030】紙管ホルダー21は、図2、図4、図5に
示すように、昇降用のエアーシリンダ22が取り付けら
れ、エアーシリンダ22によって上昇及び下降するよう
になっており、後述するように、紙管1の供給位置から
b点の切芯軸2の挿入位置へ移動するようになってい
る。
【0031】また、紙管ホルダー21は、図4に示すよ
うにV型断面に形成され、両端部に落下防止用の突起2
1’を設けて紙管1の挿入がやりやすいように支持する
構造となっている。なお、図2中符号22’は、リニア
ブッシュである。
【0032】挿入手段Fは、図2、図4に示すように、
リニアウェー23に載置されたスライダー25とそのス
ライダー25に取り付けられたL型の当接板26とで構
成されている。
【0033】前記スライダー25は、図2に示すよう
に、リニアウェー23の両端部に設けたプーリー27に
掛け渡したベルト28と連結し、この掛け渡したプーリ
ー27の一方をモータM3と接続して、モータM3の正
逆転で挿入プレート24を前後進できるようになってい
る。
【0034】排出装置Gは、図4、図5に示すように、
切断した紙管1を狭持する把持機構30と把持機構30
によって取り出した切断紙管1を運ぶ排出キャリア34
とから構成されている。
【0035】把持機構30は、2台の紙管1を狭持する
ためのチャックを、図2に示すように、ロッド36によ
って連結し、リニアウェー17上を走行するようにした
ものである。
【0036】すなわち、把持機構30は、図4に示すよ
うに、エアーシリンダ31によってツメ35を開閉する
ようにしたチャックを紙管長に合わせたロッド36で連
結し、そのロッド36を台車37で支持してモータM6
によってリニアウェー17を移動するようにしたもので
ある。そして、前記ロッド36に、リンク機構を介して
エアーシリンダ20を取り付け、前記チャックが図4の
矢印で示すようにスイングするようになっている。
【0037】排出キャリア34は、紙管ホルダー21と
同形状のV型断面に形成されたもので、図5の背面から
見た図に示すように、リニアウェー35によって把持機
構30と並行に移動するようになっており、載置された
紙管1を装置外へ運ぶことができるようになっている。
【0038】次に、切断部Cは、図1に示すように、切
芯軸2の長さ方向に沿って並行に設けられた第1の線路
3と、その線路3に移動自在に取り付けられた複数のカ
ッター装置4と、前記第1の線路3と並行に設けられた
第2の線路40と、その第2の線路40に移動自在に支
持される位置決め用移動キャリア(以下、移動キャリ
ア)41とで構成される。
【0039】第1の線路3は、この形態の場合、図6に
示すように、基台3’に設けられ、その基台3’の開口
内に第2の線路40が設けられている。
【0040】各カッター装置は、図6、図7、図8に示
すように、前記第1の線路3に載置された台部42と、
その台部42に設けられたカッター部43とからなって
いる。
【0041】前記台部42は、第1の線路3に載置さ
れ、切芯軸2の長さ方向に沿って移動自在となってい
る。
【0042】カッター部43は、カッター5とその駆動
装置45とからなり、スライドブロック46に取り付け
られている。
【0043】カッター5は、ギアを介して駆動用モータ
M4と接続されており、カッター5上方にはピンチロー
ラ48が設けられている。このピンチローラ48は切断
時に紙管1に当接して紙管1の動揺を抑制し、切断がス
ムースに行えるようにするためのものである。
【0044】前記スライドブロック46は線路46’に
載置され、継手を介してエアーシリンダ47のロッドと
連結されている。そのため、ロッドが前進すると、カッ
ター5をa点(切断位置)の切芯軸2に圧接できるよう
になっている。
【0045】一方、各カッター装置4には、出没自在の
連結ピン50が設けられている。連結ピン50は、この
形態の場合、図6に示すように、エアーシリンダ51と
接続されており、台部42に設けた貫通孔52に対して
垂直に取り付けられている。この連結ピン50は、後述
するように、エアーシリンダ51の前進により位置決め
用移動キャリア41の連結孔53に嵌入され、カッター
装置4と移動キャリア41とを連結する。
【0046】さらに、各カッター装置4には、台部42
の下部に、ブレーキ手段としてエアーブレーキユニット
(以下、ブレーキ)60が取り付けられている。このブ
レーキ60には、第1の線路3と並行に設けた制動用の
パイプ61が挿通されており、このパイプ61に空気圧
でブレーキシューを圧接することにより制動を掛けるこ
とができるようになっている。
【0047】この形態では、空気圧が入力された際にパ
イプ61とブレーキシューの圧接を解除し、排気された
際に圧接するようになっており、空気圧を入力してカッ
ター装置4を移動し、排気を行えばブレーキ60が働い
てその位置を保持できるようにしてある。なお、符号7
0はブレーキ60用のバルブである。
【0048】第2の線路40は、この形態では、ボール
ネジ63とガイド用のシャフト62からなっている。前
記ボールネジ63は、図3に示すように、駆動装置64
と接続されている。駆動装置64は、ボールネジ63と
パルスジェネレータ付のサーボモータM5をタイミング
ベルトを介して連結し、ボールネジ63に付与した回転
角と回転数とを検出できるようになっている。
【0049】移動キャリア41は、図8に示すように、
移動キャリア本体65と連結部66からなっており、前
記連結部66には連結孔53が設けられている。
【0050】移動キャリア本体65は、図6に示すよう
に、ガイド用シャフト62を挿通するリニアブッシュ6
7とボールネジ63と螺合するネジホルダー68とを備
え、ネジホルダー68によってボールネジ63の回転角
と回転数とに応じた移送量が得られるようになってい
る。
【0051】また、連結部66は、図6に示すように、
カッター装置4の連結ピン50の下方に位置するように
形成されており、連結孔53をすり鉢型に形成して、連
結ピン50とピタリと嵌合するようになっている。その
ため、移動キャリア41をカッター装置4の下方に移動
し、連結ピン50を進出して連結孔53に嵌入すると、
両者を連結することができる。
【0052】したがって、この連結状態で移動キャリア
41を移動すると、カッター装置4を所定の位置まで移
動することができる。そして、移動後に、連結ピン50
を後退して連結孔53との係合を解除すると、所定位置
にカッター装置4を配置できる。この移動と配置とを順
に行うことで、複数のカッター装置4を所定の位置に配
置することができる。
【0053】この形態は、以上のように構成され、この
切断装置では、まず、紙管1の切断寸法に合わせてカッ
ター装置4を移動する。
【0054】すなわち、各カッター装置4に空気圧を入
力し、ブレーキ60を解除したのち、例えば、この形態
では全カッター装置4と移動キャリア41とを右端のホ
ームポジションに移動する。この移動は、図には示して
いないが、ゼロ点検出用のセンサを設けて自動的に行う
ようになっている。
【0055】次に、移動キャリア41を一番内側のカッ
ター装置4の直下へ移動する。この移動はボールネジ6
3を駆動装置64により回転させて移動する。このと
き、各カッター装置4はホームポジションにあることか
ら、各カッター装置4と移動キャリア41との距離は予
めわかる。そのため、例えば、移動中にパルスジェネレ
ータからのパルスを計数すれば、移動キャリア41を各
カッター装置4の直下へ正確に移動させることができ
る。
【0056】そして、例えば、移動キャリア41が一番
左端のカッター装置4の直下へ移動すると、前記カッタ
ー装置4の連結ピン50を空気圧を入力して進出させ、
移動キャリア41の連結孔53に嵌入する。こうしてカ
ッター装置4と連結すると、空気圧を入力してブレーキ
60を開放した状態で、ボールネジ63を駆動して所定
の位置まで移動する。このとき、移動キャリア41の位
置は、パルスジェネレータのパルスを計数することによ
り検出できる。例えば、右方向に移動したときは計数し
たパルスを減算し、逆に左方向に移動したときには計数
したパルスを加算すれば、算出したパルス数によってホ
ームポジションからの位置が特定できる。
【0057】こうしてカッター装置4を所定の位置へ移
動させると、排気してブレーキ60を掛け、連結ピン5
0を後退させて係合を解除する。
【0058】このように、排気によりブレーキ60が掛
かるようにしてあるので、一度位置決めを行うと、再度
空気圧を入力するまで、その位置を維持することができ
る。このため、例えば、切断する紙管1の長さが同じ場
合は、一旦位置決めをしておけば、切断装置を停止して
も再開時に再度位置決めを行わなくともよいので、効率
よく作業を行うことができる。
【0059】こうして一つのカッター装置4の位置決め
ができると、移動キャリア41を次のカッター装置4の
直下へ移動させ、前述したのと同様にして連結ピン50
で連結し、所定の位置へ移動する。
【0060】この操作を順次繰り返すことにより、各カ
ッター装置4を所定の位置へ配置する。
【0061】このように、この切断装置では、カッター
装置4の位置決めを移動キャリア41によって行う。そ
のため、カッター装置4ごとに移動用モータや位置決め
センサを設ける必要がない。
【0062】各カッター装置4の位置決めができると、
給排部Bによりホルダー部Aへ紙管1の供給が行われ
る。
【0063】この供給は、例えば、コンベアなどの搬送
装置により紙管ホルダー21へ紙管1を供給する。この
とき、紙管ホルダー21はエアシリンダー22により供
給位置に下降してコンベアから供給を受けるようになっ
ている。そして、紙管1が載置されるとエアシリンダー
22により挿入位置まで上昇する。同時に、挿入装置F
の挿入プレート24が移動を開始し、当接部26が紙管
キャリア21に載置された紙管1の後端を押して進出さ
せ、図9(a)に示すように、b点(供給位置)の切芯
軸2に挿通する。
【0064】一方、このように紙管1が挿通されると、
ホルダー部Aでは、回転ドラム6が120°回転し、挿
通された紙管1をa点(切断位置)に移動する。する
と、図9(b)に示すように、原管寄せ機構14のシリ
ンダが後退し、a点の切芯軸2に嵌入された紙管1をチ
ャック機構7側に寄せる。このとき、チャック機構7
は、エアーシリンダ11を作動してツメ12で紙管1の
端部を挟持する。次に、モータM2が作動し、挟持した
紙管1に回転を付与する。一方、各カッター装置4のモ
ータM4も作動し、同時に、カッター装置4のエアーシ
リンダ47が作動して図9(c)に示すように、カッタ
ー5を回転させながら紙管1に圧接し、紙管1を所定の
長さに切断する。こうして紙管1が切断されると、カッ
ター装置4のエアーシリンダ47は後退して紙管1から
カッター5を離す。同時にチャック機構7もシリンダ1
1を後退してツメ12を開放し、紙管1との係合を解除
すると、回転ドラム6が120°回転し、切断した紙管
1をc点(排出位置)に移動する。すると、排出装置G
が作動して切断された紙管1の排出が行われる。
【0065】このとき、排出装置Gは、エアーシリンダ
によってチャックを図4のように開放し、ツメ35を開
いた状態で切芯軸部A側に移動して待機しており、切断
された紙管1がc点(排出位置)に移動すると、前記チ
ャックをスイングして紙管1に当接し、ツメ35を閉じ
て紙管1を掴み、台車18を移動して給排部Bへ移動す
る。すると、前記ツメ35によって紙管1は挟持され、
排出キャリア33に取り出される。このとき、引き抜か
れた紙管1端の規定に満たないロス分は切芯軸2と排出
キャリア33間に形成された隙間によって脱落し、直下
に設けた排出孔32から排出される。
【0066】こうして排出が終わると紙管キャリア21
には、搬送装置により新しい紙管1が載置される。ま
た、このように紙管1が載置されると、再び紙管キャリ
ア21は上昇して挿入装置Fを作動して上述したように
切断部Cによる切断と排出部Gによる切断紙管1の排出
とを繰り返す。このような一連の動作は、制御装置によ
ってコントロールされる。
【0067】このように、この切断装置では、カッター
装置4の位置決めに移動キャリア41を用いるようにし
たので、カッター装置4ごとに移動用モータと位置決め
センサを設ける必要がなく、複数の位置決めセンサの誤
差によってカッター装置4の移動位置に「バラツキ」を
生じることはない。
【0068】また、複数個の精度の高いセンサを用いな
くてよいので、コストも押さえられる。
【0069】同時に、経時変化によるセンサの誤差の発
生も、複数個のセンサを用いたときのように、それぞれ
のセンサの誤差が「バラツク」ことがなく、誤差が加算
されることがないので、相対的な誤差を生じない。した
がって、長期間の位置決め精度の保障ができ、調整作業
も簡単にできる。
【0070】なお、実施形態では、連結ピンをカッター
装置側に設け、連結孔を移動キャリア側に設けたが、こ
れに限定されるものではない。例えば連結ピンを移動キ
ャリア側に設け、連結孔をカッター装置側に設けるよう
にしてもよい。このようにすると、突出させる機構の必
要な連結ピンが一つだけで済むので、コストの低減が図
れる。
【0071】また、実施形態では、各種駆動装置の駆動
源としてエアーシリンダを用いたが、これに限定される
ものではない。例えば、これ以外に、油圧、ソレノイド
やモータなどを駆動源とすることもできる。
【0072】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、移動
キャリアによってカッター装置の位置決めをできるよう
にし、各カッター装置ごとに移動用モータと位置決めセ
ンサを設けなくとも良いようにしたので、コストの低減
と位置決め精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の平面図
【図2】実施形態の正面図
【図3】実施形態の要部の正面図
【図4】実施形態の要部の断面図
【図5】実施形態の要部の背面図
【図6】実施形態の要部の縦断面図
【図7】実施形態の要部の斜視図
【図8】実施形態の要部の平面図
【図9】(a)〜(d)実施形態の作用説明図
【符号の説明】
1 紙管 2 切芯軸 3 第1の線路 4 カッター装置 5 カッター 40 第2の線路 41 位置決め用移動キャリア 50 連結ピン 53 連結孔 60 エアーブレーキユニット 65 移動キャリア本体 66 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 泰治 大阪市東淀川区下新庄5丁目5番19号 生 田鉄工株式会社内 Fターム(参考) 3E075 AA04 AA10 AA28 BA72 DB02 DB14 FA04 FA15 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙管の挿通される切芯軸の長さ方向に沿
    って並行な第1の線路を設け、その線路に移動自在に支
    持された複数のカッター装置を所定の間隔で配置し、各
    カッター装置の前記切芯軸と直角に対向したカッターを
    切芯軸に挿通された紙管に圧接して紙管の切断を行う紙
    管切断装置において、 上記第1の線路と並行な第2の線路を設け、かつ、その
    第2の線路に移動自在に支持される位置決め用移動キャ
    リアを設けるとともに、前記移動キャリアとカッター装
    置のいずれか一方に出没自在の連結ピンを設け、他方に
    前記ピンが嵌入される連結孔を設けた紙管切断装置。
  2. 【請求項2】 上記各カッター装置に移動を規制するブ
    レーキ手段を備え、そのブレーキ手段を上記連結ピンが
    上記移動キャリアの連結孔との係合時に解除され、係合
    解除後に作動するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の紙管切断装置。
  3. 【請求項3】 上記ブレーキ手段を空気圧が入力された
    際に規制を解除し、排気された際に移動を規制する空気
    圧ブレーキとしたことを特徴とする請求項2に記載の紙
    管切断装置。
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