JP2000126979A - 加工機のカバー装置 - Google Patents

加工機のカバー装置

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JP2000126979A
JP2000126979A JP10305412A JP30541298A JP2000126979A JP 2000126979 A JP2000126979 A JP 2000126979A JP 10305412 A JP10305412 A JP 10305412A JP 30541298 A JP30541298 A JP 30541298A JP 2000126979 A JP2000126979 A JP 2000126979A
Authority
JP
Japan
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cover
ceiling rail
fixed
rail
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP10305412A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitake Sago
敏武 佐合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
Application filed by Okuma Corp, Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側の固定カバー間に橋渡し状に取り付けた
天井レールを簡便に退避させるようになす共に、そのと
き移動カバーが不用意に走行しないように阻止するカバ
ー装置を提供する。 【解決手段】 間隔をあけて設置された2枚の固定カバ
ー1,2の互いに向き合うよう内側の上隅のうちいずれ
か一方に天井レール8の一端を枢支させる。この天井レ
ール8を2枚の固定カバー1,2の間に橋渡し状に取り
付けて、移動カバー3を走行させる。また天井レール8
の枢支端にストッパ板15を取り付け、天井レール8を
枢支端にて吊り下げ状に旋回退避させたときストッパ板
15により移動カバーの走行を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工機の正面ワーク
搬入出側全面を覆うように複数枚のカバーが取り付けら
れたカバー装置に関するものであり、更に詳しくは複数
枚のカバーのうちワークの搬入出路用に走行可能に設け
られた移動カバーについて、走行時及び搬入出路閉止時
の移動カバーの剛性を維持し、且つ搬入出を容易にした
構造となしたカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタにおいて正面ワーク搬
入出側全面を覆うカバーは、ワーク搬入出路確保のため
ワーク用のクレーンワイヤの通過時には、複数枚のカバ
ーのうち機械のワーク取り付け用テーブルの前面に設け
られているカバーのみを移動カバーとして水平に走行可
能とし、他のカバーは固定させていた。図6において左
側には左方に走行して左側固定カバーに重なりあった状
態の移動カバー101、右側には右側固定カバー102
が設けられていて、中央部はカバーが存在せず小型立型
マシニングセンタのテーブル103正面にワーク搬入出
用の通路があけられた状態となっている。そしてテーブ
ル103の奥には主軸頭104が上下に摺動可能にコラ
ム105に取り付けられている。そしてワーク搬入出
時、クレーンワイヤとの干渉を避けるために移動カバー
の走行用レールは移動カバーの下辺にのみ設けられてい
た。しかし走行用レールが下辺のみに設けられていたの
では走行時及び閉止時に移動カバーに剛性を持たせるこ
とができない。
【0003】また従来移動カバーを開閉走行させる際に
は移動カバーの両側固定カバーの上部に天井レールを橋
渡し状に取り付けて、この天井レールによって移動カバ
ーの上部を支持した状態で走行させることにより、移動
カバーに剛性を持たせたときには、クレーンワイヤとの
干渉が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたカ
バー構成では両側の固定カバーに橋渡し状に天井レール
を取り付けたものではワーク搬入出時に干渉の可能性が
あり、一方移動カバーの走行用レールを下辺のみに設け
た場合にはカバーの剛性が得られず、移動カバーが外れ
やすくなるなどの問題点を有していた。
【0005】本発明は従来の技術の有するこのような問
題に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、両側固定カバーに橋渡し状に取り付けた天井レール
を簡便に退避させるようになし、さらには退避させた状
態において不用意に移動カバーを走行させようとしたと
き、移動カバーの走行が阻止されて、脱落のような事故
を生ずることのない安全手段を有するカバー装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、加工機のワーク搬入出側全面を
覆うカバー装置であって、ワーク搬入出用の間隔をあけ
て両側にそれぞれ立設された2枚の固定カバーと、該2
枚の固定カバーの一方と前記間隔間とを移動して前記間
隔を閉止する移動カバーと、固定カバーの前記間隔側間
に橋渡し状に設けられ前記移動カバー上部を案内する天
井レールとを含み、前記移動カバーが前記固定カバー側
に移動完了後前記天井レールを前記間隔間から退避可能
としたものである。
【0007】上述のカバー装置によれば2枚の固定カバ
ーのうちいずれかに一端を枢支されるように天井レール
を取り付け、この天井レールを退避させるに際し、天井
レールを吊り下げ状に旋回退避させるようになしたの
で、退避作業を簡単に行うことが出来るようになった。
【0008】また請求項2に記載された発明は、前記固
定カバーの前記天井レール支持部またはその近傍にスト
ッパ部材を前記可動レールに平行に設け、前記天井レー
ルの退避時に前記ストッパ部材を突き出して前記移動カ
バーの走行を阻止するようになしたものである。
【0009】上述のカバー装置によれば天井レールの支
持部に取り付けたストッパ板が、天井レールを退避した
とき移動カバーの走行を阻止するため、移動カバーが不
用意に走行することがなくなり、事故を未然に防止する
ことが出来るようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は、実施例1として小型立
形マシニングセンタの加工領域を全て覆った状態を示す
カバー装置の正面説明図、図2は天井レールの枢支部を
示す説明図、図3は天井レールのボルト取付部説明図で
ある。
【0011】図1の左側には小型立形マシニングセンタ
の図示しない工具マガジン部を覆う固定カバー1が取り
付けられており、ワーク搬入出用の間隔をあけて右側に
は図示しない配電箱等電気関係部分を覆う固定カバー2
が取り付けられている。中央部には図示しない主軸頭,
テーブル,工作物等実際加工部分を主として覆う移動ド
ア3が左方に走行可能に取り付けられている。
【0012】左側固定カバー1の下辺には全幅にわたっ
て下部スライドレール5が取り付けられていて、この下
部スライドレール5は右側固定カバーの左端まで延びて
いる。また左側固定カバー1の上辺には全幅にわたって
上部スライドレール6が取り付けられている。中央部の
移動カバー3の下辺には下部スライドレール5上を転動
する戸車7が複数個取り付けられていて、移動カバー3
は下部スライドレール5上を走行する。移動カバー3は
作業者が把手4を持って手動にて走行させられる。
【0013】更に左側固定カバー1の右上隅から右側固
定カバー2の左上隅に橋渡し状に天井レール8が取り付
けられている。この天井レール8は左側固定カバー1の
右上隅において枢支されていて、この枢支状態を図2に
もとづいて説明する。
【0014】左側固定カバー1の右上隅には右方に突出
したブラケット9が固着されていて、天井レール8の左
端部8aに固着された突出片10をピン11により枢着
している。そして天井レール8が橋渡し状に取り付けら
れたときには天井レール8の左端は左側固定カバー1の
上辺に固着されている上部スライドレール6の右端とわ
ずかの隙間を有して突き合わせ状に位置するようになさ
れている。
【0015】中央部移動ドア3の上部には上部スライド
レール6及び天井レール8を内側から張る状態にて図示
しない転動ローラが取り付けられていて、天井レール8
の上部を支えている。天井レール8の右端8bには図3
に示すようにボス13が固着されていて、軸線方向に固
定ボルト14が螺装されて右端にピン部14aを突設さ
せている。天井レール8を両側の固定カバー1,2間に
橋渡し状に水平状態とし、固定ボルト14をボス13に
根元まで螺着させたとき、ピン部14aはボス部13か
ら右方に突き出て右側固定カバー2の左端面に設けた穴
2aに嵌まり込み、天井レール8を水平に保持するよう
構成されている。
【0016】ピン部14aの長さはボス13の厚みより
も短く形成されていて、固定ボルト14を緩めてピン部
14aを右側固定カバー2の穴2aから抜き出したと
き、固定ボルト14はまだボス13に螺装されている状
態にある。従って天井レール8を図1に仮想線にて示す
ようにピン11により吊り下げられた状態に旋回退避さ
せたとき、固定ボルト14は天井レール8の下端に取り
付いた状態となっている。従って天井レール8を再度両
固定カバー1,2内間に橋渡し状に取り付けるときには
天井レールを旋回して水平状態となし、手作業にてボル
ト14をねじ込むだけでよく、作業が非常に簡単とな
る。
【0017】天井レール8の枢支側端部8aにはストッ
パ板15が軸線方向に突設していて、天井レール8が両
固定カバー1,2間に橋渡し状に水平に取り付けられて
いるときには、このストッパ板15は左側固定カバー1
の上辺に設けられた上部スライドレール6の中に沈み込
み、移動カバー3の走行時に移動カバー3に設けられて
いる図示しない転動ローラの通過を許容する。しかし移
動カバー3が左方に走行を完了後ワーク搬入出のため天
井レール8を吊り下げ状に旋回退避させたときには、ス
トッパ板15は天井レール8の枢支側端部8aから上方
に突き出た状態となり、移動カバー3の右方への走行時
には図示しない転動ローラの通過を阻止して、移動カバ
ー3が不用意に走行することを防止している。
【0018】次に実施例2についてカバー装置の正面を
示す図4及び天井レール取付部を示す図5にもとづいて
説明する。
【0019】ワーク搬入出用の間隔をあけて設けられた
左側固定カバー21と右側固定カバー22の中間部に第
1移動カバー23と第2移動カバー24の2枚の移動カ
バーが設けられている。これら2枚の移動カバー23,
24は左側固定カバー21の下辺から突設されている図
示しない2本の平行レール上をそれぞれ走行する。また
左側固定カバー21の上辺には全幅にわたって上部スラ
イドレール25が設けられていて、右端部に取付片26
を固着している。
【0020】更に右側固定カバー22の左上隅部には断
面L形の取付片27が固着されている。そしてこれら2
つの取付片26,27には両端を取り外し可能に天井レ
ール28がボルト締めされて取り付けられている。2枚
の移動カバー23,24には天井レール28の転送路を
転動する図示しない転動ローラがそれぞれ取り付けられ
ていて、移動カバー23,24走行時及びワーク搬入出
用間隔閉止時に天井レール28によって支えられる。
【0021】上部スライドレール25の右端25aに固
着されている取付片26には材質がばね鋼材である断面
L形のストッパ板29が断面L形の一方の片29aを固
着され、他方の片29bを上方に向けて、天井レール2
8の転動ローラ転送路に突き出した状態で取り付けられ
ている。天井レール28が2つの取付片26,27間に
ボルト30にて取り付けられたとき、ストッパ板29の
上方に向いた片29bを押さえ込む押さえ片31が天井
レール28に固着されている。そのため天井レール28
の取り付けによってストッパ板29の突出片29bが図
5(a)の仮想線のように下方へ押さえ込まれて天井レ
ール28の転送面に邪魔ものがなくなり2枚の移動ドア
23,24の走行が可能となる。
【0022】尚ストッパ部材は図5に示すものに限定さ
れることはなく、上方に突出するよう付勢されているも
のであれば適宜使用することが出来る。上記説明ではい
ずれも移動カバーを作業者が手動にて移動させる場合に
ついて述べたが、移動カバーを流体圧装置またはモータ
にて走行させるようになすことも可能であり、この場合
には天井レールを退避させたときリミットスイッチを作
動させて移動カバーの走行を停止させるようになすこと
も考えられる。尚、上記説明では天井レールを旋回退避
させる場合についてのみ述べたが、天井レールを取り外
すようにすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明のカバー装置は上述のように構成
されているので次に記載する効果を奏する。
【0024】請求項1のカバー装置は2枚の固定カバー
のうちいずれか1枚に一端を枢支されるように天井レー
ルを取り付け、この可動レールを取り外し退避させる、
又は天井レールを吊り下げ状に旋回退避させるようにな
したので、退避作業を簡単に行うことが出来るようにな
った。
【0025】また請求項2のカバー装置は、天井レール
の枢支側端部に取り付けたストッパ板が、天井レールを
吊り下げ状に旋回退避したとき移動カバーの走行路を邪
魔するため、移動カバーが自走したり不用意に走行させ
ることが阻止できるようになった。
【0026】また請求項3のカバー装置は天井レールを
全く取り去り退避させたとき、ばね式ストッパ部材が弾
発力により移動カバーの走行路に突き出て移動カバーの
走行を阻止するようになしたので移動カバーが自走した
り不用意に走行させることを阻止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバー装置の全体正面説明図である。
【図2】天井レールの枢支取付部の拡大説明図で、
(a)は正面説明図、(b)は(a)のA−A’断面説
明図である。
【図3】天井レールのボルト取付部の詳細拡大説明図で
ある。
【図4】本発明のカバー装置の実施例2の説明図であ
る。
【図5】実施例2のストッパ部材の拡大説明図で、
(a)は正面説明図、(b)は移動カバーの前後方向の
案内を示す説明図である。
【図6】従来の技術の説明図である。
【符号の説明】
1,2,21,22 固定カバー 3,23,24 移動カバー 8,28 天井レール 11 枢支ピン 15 ストッパ板 29 ばね式ストッパ部材 30 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機のワーク搬入出側全面を覆うカバ
    ー装置であって、ワーク搬入出用の間隔をあけて両側に
    それぞれ立設された2枚の固定カバーと、該2枚の固定
    カバーの一方と前記間隔間とを移動して前記間隔を閉止
    する移動カバーと、固定カバーの前記間隔側間に橋渡し
    状に設けられ前記移動カバー上部を案内する天井レール
    とを含み、前記移動カバーが前記固定カバー側に移動完
    了後前記天井レールを前記間隔間から退避可能としたこ
    とを特徴とする加工機のカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記固定カバーの前記天井レール支持部
    またはその近傍にストッパ部材を前記可動レールに平行
    に設け、前記天井レールの退避時に前記ストッパ部材を
    突き出して前記移動カバーの走行を阻止するようになし
    た請求項1に記載の加工機のカバー装置。
JP10305412A 1998-10-27 1998-10-27 加工機のカバー装置 Pending JP2000126979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101671858B1 (ko) * 2015-07-17 2016-11-03 주식회사 스맥 머시닝 센터의 도어 시스템
CN115365881A (zh) * 2022-09-20 2022-11-22 上海诺倬力机电科技有限公司 顶棚抽尘防护装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101671858B1 (ko) * 2015-07-17 2016-11-03 주식회사 스맥 머시닝 센터의 도어 시스템
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