JP2000126883A - 板材加工機の原点セット装置 - Google Patents

板材加工機の原点セット装置

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JP2000126883A
JP2000126883A JP10303671A JP30367198A JP2000126883A JP 2000126883 A JP2000126883 A JP 2000126883A JP 10303671 A JP10303671 A JP 10303671A JP 30367198 A JP30367198 A JP 30367198A JP 2000126883 A JP2000126883 A JP 2000126883A
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plate
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Motoi Kitani
基 木谷
Masanori Kusaka
昌則 草加
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MERUKO MEKATORO SYSTEM KK
RYOYO SYSTEM KK
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MERUKO MEKATORO SYSTEM KK
RYOYO SYSTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡易な機構により、板材を板材加工機の原
点位置により正確に位置合わせすることができる板材加
工機の原点セット装置を得ること。 【解決手段】原点セット装置6は、板材11を略水平状
態に懸吊して保持する懸吊保持部61と、懸吊保持部6
1にて懸吊保持された状態のまま板材11を水平方向に
押し動かして加工機原点位置の上方位置まで移動させる
空中位置合わせ動作を行う押動手段66とを備える。そ
して、押動手段66による空中位置合わせ動作の終了状
態で懸吊保持部61による板材11の保持を解除するこ
とにより、板材11を落下させ加工機原点位置に位置合
わせした状態で配置する。これにより、簡易な構成で複
雑な制御を行うことなく、容易に板材11を加工機原点
位置に位置合わせした状態に配置することができ、原点
セット装置61の製造コストを大幅に低減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材加工機の原点
セット装置に関し、特に板材加工機にて加工される板材
を板材加工機の予め設定された加工機原点位置に位置合
わせした状態で配置する原点セット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザ加工機等の板材加工機
に素材である板材を供給する際に、板材を板材加工機の
板材加工位置に設けられた原点位置に位置合わせする原
点セット装置がある。
【0003】図4は、従来のレーザ加工機を示す説明図
である。レーザ加工機100は、加工パレット110に
載せた板材115に対してレーザ加工を施すレーザ加工
ステージ101と、加工パレット110に板材を載せる
板材積載ステージ102を備え、板材115を載せた加
工パレット110がレーザ加工ステージ101と板材積
載ステージ102との間を往復移動する。加工パレット
110は、上面に一定高さで立設された略剣山状の突起
部111を備えており、その上に板材が載せられた状態
でレーザ加工が行われる。
【0004】板材積載ステージ102では、加工パレッ
ト110上に板材115が載せられ、加工パレット11
0上に予め設定された原点位置に位置合わせされる。板
材115の原点位置への位置合わせは、加工パレット1
10の下方から上昇して加工パレット110の突起部1
11間を通過し加工パレットの上面よりも上方に突出す
るワークリフタ112により行われる。
【0005】ワークリフタ112は、その上部先端に回
転自在なフリーベアを備えており、上昇することによ
り、加工パレット110上の任意の位置に載せられた板
材115を加工パレット110の上面から持ち上げ、水
平方向に容易に移動可能とするものである。
【0006】板材115は、ワークリフタ112の上昇
により持ち上げられ、側方に設けられた移動手段113
により加工パレット110の予め設定された原点位置の
上方位置に移動される。そして、ワークリフタ112の
下降により、加工パレット110の原点位置に位置合わ
せされた状態で配置される。
【0007】そして、位置合わせされた状態で加工パレ
ット110ごとレーザ加工ステージ101に搬送され、
レーザ加工ステージ101内にて加工パレット110の
原点位置合わせが行われる。この結果、板材115はレ
ーザ加工ステージ101内にて予め設定されている原点
位置に位置合わせされた状態で配置される。
【0008】また、他の従来例として板材積載ステージ
にて加工パレットに板材を載せる際に、加工パレットの
上方位置にて板材の原点位置合わせし、加工パレットに
載せる原点セット装置がある。
【0009】この原点セット装置は、板材を加工パレッ
トの上方位置に保持する保持手段と、保持手段を水平方
向に移動可能な移動手段を有し、移動手段により保持手
段を移動させ、保持手段に保持された板材を加工パレッ
トの原点位置の上方位置まで移動させる空中位置合わせ
動作を行い、その後、保持手段による板材の保持を解除
して板材を加工パレット上に載せるものである。
【0010】移動手段は、例えば、水平で直角に交差す
るX−Y方向に移動可能な2軸のステッピングモータ等
により構成され、保持手段の停止位置は精密に制御され
る。したがって、保持手段により保持された板材は、加
工パレットの原点位置の上方位置に正確に位置合わせさ
れる。
【0011】そして、板材は、保持手段の保持解除によ
り加工パレット上に落下し、加工パレットの原点位置に
位置合わせされた状態で加工パレット上に載せられ、レ
ーザ加工ステージに搬送される。したがって、板材は、
前記の従来例と同様に、レーザ加工ステージ内にて予め
設定されている原点位置に位置合わせした状態で配置さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の原点セット装置では、板材を加工パレット上に一旦
載せた後に、ワークリフタを上昇又は下降させて位置合
わせしなければならないため、行程数が増加し、タクト
タイムが長くなるという問題がある。また、ワークリフ
タを必要とし、その制御も必要となることから、製造コ
ストの高騰を招来していた。
【0013】また、上記後者の原点セット装置の場合で
は、移動手段の制御により板材を原点位置の上方位置に
正確に位置決めすることができるが、移動手段自体が高
価であり、またその制御も複雑なであるため、コスト高
を招来するものであった。
【0014】更に、保持手段により保持された板材は、
加工パレットの上方に所定距離離間して位置しているた
め、保持手段の保持を解除した場合に加工パレット上で
板材がバウンドして位置合わせした原点位置から大きく
ずれるおそれがあった。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決すべくな
されたものであり、その目的は、より簡易な機構によ
り、板材を板材加工機の原点位置により正確に位置合わ
せすることができる板材加工機の原点セット装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、請求項1に記載の板材加工機の原点セット装置
は、板材を略水平状態に懸吊して保持する懸吊保持部
と、懸吊保持部にて懸吊保持された状態のまま板材を水
平方向に押し動かして加工機原点位置の上方位置まで移
動させる空中位置合わせ動作を行う押動手段とを備え、
押動手段による空中位置合わせ動作の終了状態で懸吊保
持部による板材の保持を解除することにより、板材を落
下させ加工機原点位置に位置合わせした状態で配置する
ことを特徴とする。
【0017】これによれば、板材は、懸吊して保持され
た状態から加工機原点位置の上方位置まで押動手段によ
り水平方向に押し動かされるため、振り子の原理により
押動手段を押し返す方向に付勢され、常に加工機原点位
置の上方位置に配置される。ここで板材の保持を解除す
ることにより、板材は落下し、加工機原点位置に位置合
わせした状態で配置される。
【0018】これにより、簡易な構成で複雑な制御を行
うことなく、容易に板材を加工機原点位置に位置合わせ
した状態に配置することができる。したがって、原点セ
ット装置のコストを大幅に低減することができる。ま
た、板材加工機に板材を加工機原点位置に位置合わせし
た状態で配置することができるため、タクトタイムを短
縮することができ、生産効率の向上を図ることができ
る。
【0019】請求項2に記載の板材加工機の原点セット
装置は、懸吊保持部が、板材の上面に板材を吊り下げ可
能な力で吸着する吸着手段と、吸着手段を揺動可能に吊
り下げる吊り下げ手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0020】これによれば、板材は吸着手段により吸着
された状態で吊り下げられる。したがって、吸着を開放
するのみで板材の保持を容易に解除することができ、板
材を真下に落下させることができる。
【0021】また、吸着手段は、吊り下げ手段により揺
動可能に吊り下げられるため、吸着手段の空中位置合わ
せ動作により、板材を加工機原点位置の上方位置に配置
することができる。
【0022】請求項3に記載の板材加工機の原点セット
装置は、吸着手段が、板材の上面の複数箇所に吸着し、
板材の保持解除がその複数箇所の吸着を異なるタイミン
グで停止させることにより行われることを特徴とする。
【0023】これによれば、板材の保持解除が徐々に行
われるため、吸着手段からの落下の際に板材に生ずる衝
撃を少なくすることができ、板材のバウンドによる原点
位置のズレを防止することができる。
【0024】請求項4に記載の板材加工機の原点セット
装置は、板材の保持解除が、吸着手段の押動手段に最も
近い箇所を最後に解除することを特徴とする。これによ
れば、板材は、吸着手段から完全に離れるまで押動手段
により加工機原点位置の上方位置に保持されるため、原
点位置への位置合わせをより正確に行うことができる。
【0025】請求項5に記載の板材加工機の原点セット
装置は、吸着手段が、板材を吸着した状態で板材の所定
量の角度変化を許容する柔軟性を有することを特徴とす
る。これによれば、板材の保持解除途中において板材の
一部保持を適切に行うことができ、よりスムーズに板材
を原点位置に位置合わせした状態に配置することができ
る。
【0026】請求項6に記載の板材加工機の原点セット
装置は、押動手段が、板材を一方方向に押動する第1押
動シリンダと、板材を第1押動シリンダの押動方向と異
なる方向に押動する第2押動シリンダとを備えることを
特徴とする。これによれば、空中位置合わせ動作によ
り、板材の一点を板材加工機の加工機原点位置の上方位
置に一致させることができ、より精密な原点位置への位
置合わせを行うことができる。
【0027】請求項7に記載の板材加工機の原点セット
装置は、吊り下げ手段が、押動動作方向に所定間隔をあ
けて複数箇所に配置された複数本の可撓性を有する紐状
体により構成されていることを特徴とする。これによれ
ば、板材を水平に保ったままの状態で容易に揺動させる
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図に基づいて以下に説明する。
【0029】図1は、本実施の形態における原点セット
装置が設けられるレーザ加工機を示す概略説明図であ
る。図中(A)は、レーザ加工機を上面より示す上面説
明図、図中(B)は、側面説明図である。レーザ加工機
1は、図示したように、レーザ加工ステージ2と、パレ
ットストックステージ3と、パレットチェンジステージ
4とを備えている。
【0030】レーザ加工機1のレーザ加工ステージ2
は、加工パレット10に載せられた板材11にレーザ加
工を施すところであり、パレットストックステージ3
は、レーザ加工を施される板材11、すなわち素材が積
載された素材パレット12が収容されるところである。
パレットチェンジステージ4は、素材パレット12に積
載されている板材11を1枚取りし、加工パレット10
に載せる作業を行うところである。
【0031】パレットチェンジステージ4は、加工パレ
ット10をレーザ加工ステージ2との間で受け渡しし、
また、素材パレット12をパレットストックステージ3
との間で受け渡しし、受け取った加工パレット10若し
くは素材パレット12をパレットチェンジステージ4内
にて上下方向に移動させるパレットリフタ5を有する。
【0032】原点セット装置6は、パレットチェンジス
テージ4の上部に設けられ、素材パレット12から取り
出した板材11を加工パレット10上の原点位置に位置
合わせした状態で載せる動作を行う。
【0033】図2は、原点セット装置を側面より示した
側面説明図、図3は、原点セット装置を上面より示す上
面説明図である。尚、図2は、板材を吊り下げた状態を
示し、図3は、後述する押動手段により押動させた状態
を示す。
【0034】原点セット装置6は、図2に示したよう
に、パレットチェンジステージ4の上部フレーム4aか
ら吊り下げて設けられた懸吊保持部61と、パレットチ
ェンジステージ4の図示していない側部フレームに固設
された押動手段66とを備えている。
【0035】懸吊保持部61は、板材11の上面に板材
11を吊り下げ可能な力で吸着する吸着手段62と、吸
着手段62を上部フレーム4aから揺動可能に吊り下げ
る吊り下げ手段63とを備える。吸着手段62は、パレ
ットリフタ5により上昇させられる加工パレット10若
しくは素材パレット12の上方位置に平行配置される略
矩形の吸着フレーム64を有し、その吸着フレーム64
の下部には底面から下方に向かって突出する複数の吸着
パット65が設けられている。
【0036】吸着パット65は、複数本設けられてお
り、負圧の供給により板材11を吊り下げ可能な吸着力
を発揮し、負圧の供給の停止により吸着を解除する機能
を有する。
【0037】吊り下げ手段63は、吸着手段62の吸着
フレーム64を下端に揺動可能に吊り下げるものであ
り、一定長さを有し可撓性を有する紐状体、本実施の形
態では鎖により構成されている。そして、通常状態では
鉛直方向に伸長するように設けられ、押動手段66の押
動方向に所定間隔をあけて複数本設けられている。これ
により、吸着フレーム64を略水平状態を保ったまま揺
動させることができる。
【0038】押動手段66は、図3に示したように、懸
吊保持部61により懸吊して保持されている板材11の
端縁部11aをレーザ加工ステージ2側から板材の長手
方向に押し動かす第1押動シリンダ67と、パレットス
トックステージ3側から板材11の短手方向に押し動か
す第2押動シリンダ68とを備えている。板材11の長
辺側に設けられる第2押動シリンダ68は、所定距離離
間した2箇所に設けられている。
【0039】これら押動シリンダ67、68は、圧縮空
気の供給により伸縮するシリンダロッドを有し、シリン
ダロッドの先端には、板材11の端縁部11aと当接し
て板材11を押し動かすアタッチメント69が設けられ
ている。アタッチメント69は、所定長さ垂下する平板
70を有しており、この平板70が板材11の端縁部1
1aと当接する。
【0040】シリンダロッドを伸長させて板材11を押
し動かした場合、板材11の端縁部11aは平板70と
当接した状態で平板70上を摺接移動することができ、
また、板材11を加工パレット10の予め設定されてい
る原点位置の上方位置まで押し動かした状態で懸吊保持
部61による保持を解除した場合には、端縁部11aを
平板70に沿うように下方へ垂直に落下させることがで
きる。
【0041】上記構成を有する原点セット装置60を用
いて板材11を加工パレット10の予め設定されている
原点位置に配置する場合は、まず最初に、パレットスト
ックステージ3から受け渡された素材パレット12をパ
レットリフタ5により板材受け渡し高さ位置まで持ち上
げる。板材受け渡し高さ位置とは、パレットリフタ5に
より持ち上げられた素材パレット12上の板材11が吸
着手段62の吸着パット65に押接される高さ位置をい
う。
【0042】そして、押接された板材11を吸着パット
65により吸着した後、素材パレット12を下降させ、
パレットストックステージ3に戻す。これにより、板材
11は、懸吊保持部61により吊り下げ保持された状態
となる。
【0043】この際、板材11は、素材パレット10に
積載される積載位置の調整により必ず原点位置よりも押
動手段66側、すなわち第1押動シリンダ67及び第2
押動シリンダ68に接近する位置にて吊り下げ保持され
る(図2では実線で示し、図3では、点線で示す)。
【0044】そして、レーザ加工ステージ2から受け渡
された加工パレット10をパレットリフタ5により板材
受け取り高さ位置まで持ち上げる。板材受け取り高さ位
置とは、加工パレット10の上面が懸吊保持部61によ
り懸吊保持された板材11の下面と対向して所定の間隙
を有して離間する高さ位置をいう。
【0045】次に、懸吊保持部61にて懸吊保持された
状態のまま板材11を水平方向に押し動かして加工パレ
ット10の原点位置の上方位置まで移動させる空中位置
合わせ動作が行われる。
【0046】最初に、第1押動シリンダ67及び第2押
動シリンダ68が伸長される。ここで、板材11は、原
点位置よりも押動手段66側にズレて位置するように懸
吊保持部61により吊り下げ保持されていることから、
必ず第1押動シリンダ67及び第2押動シリンダ68の
アタッチメント69と当接し、吊り下げ手段63により
揺動可能に吊り下げられた吸着手段62と共に原点位置
の上方位置まで押し動かされる(図3中、実線で示
す)。
【0047】ここで、吊り下げ手段63は鉛直状態から
下端側が押動方向に移動された傾斜状態(図2中、点線
で示す)となり、吊り下げ手段63の下端に連結された
吸着手段62には、移動前の元の位置に戻ろうとする方
向の力が働く。
【0048】したがって、この吸着手段62に吸着され
ている板材11には、常に第1押動シリンダ67及び第
2押動シリンダ68を押し返す方向の力が働き、板材1
1を第1押動シリンダ67及び第2押動シリンダ68の
アタッチメント69に常に当接した状態とすることがで
き、原点位置の上方位置に容易に配置することができ
る。
【0049】次に、板材11を加工パレット10上の原
点位置に位置合わせした状態で載せる動作が行われる。
ここでは、空中位置合わせ動作の終了状態、すなわち、
押動手段66により板材11を原点位置の上方位置まで
移動させた状態で、懸吊保持部61による板材の保持解
除が行われる。
【0050】板材11の保持解除は、押動手段66から
最も離間した箇所に設けられている吸着パット65(図
2中の吸着パット65a)の吸着から解除が行われ、押
動手段66に最も近接した箇所に設けられている吸着パ
ット65(図2中の吸着パット65b)の吸着を最後に
解除するように順番に行われる。
【0051】このように吸着パット65の吸着解除を順
番に行うことにより、板材11を加工パレット10上に
徐々に載せることができる。したがって、板材11の落
下の衝撃を緩和することができ、加工パレット10上に
て板材11がバウンドし原点位置からズレるのを防止で
きる。
【0052】また、押動手段66に最も近接した箇所に
設けられている吸着パット65(図2中の吸着パット6
5b)の吸着を最後に解除することにより、最後の吸着
パット65が吸着解除されるまで板材11を押動手段6
6のアタッチメント69に当接させておくことができ
る。したがって、最後の吸着パット65の吸着解除によ
り、板材11を端縁部11aがアタッチメント69の平
板70に沿うように下方へ落下させることができる。
【0053】これにより、板材11を確実に原点位置に
合わせた状態で加工パレット10に載せることができ、
位置合わせの正確性をより向上させることができる。
【0054】吸着パット65は、加工パレットを板材1
1の撓みによる角度変化を許容する高さ位置まで停止さ
せ他の吸着パット65の吸着解除によって吸着している
板材11の角度が変化した場合であっても、板材11の
吸着を継続することができる。
【0055】加工パレット10上に定められた原点位置
に位置合わせされた状態で配置された板材11は、加工
パレット10に載せられた状態でレーザ加工ステージ2
に移動される。レーザ加工ステージ2では、加工パレッ
ト10の原点位置が検出され、加工パレット10の原点
位置合わせが行われるため、結果として、板材11のレ
ーザレーザ加工ステージ2内における原点位置合わせが
行われたこととなる。
【0056】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨内にて種々の変更が可
能である。例えば、上述の実施の形態では、吊り下げ手
段63は、可撓性を有する紐状体として鎖を用いたが、
これに限定されるものではなく、吸着フレームを上部フ
レームから揺動可能に吊り下げるものであればよく、例
えば、ワイヤーやピアノ線等の紐状体、上端及び下端が
上部フレーム及び吸着フレームに対して揺動自在に連結
された棒状体でもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る板材
加工機の原点セット装置によれば、簡易な機構により、
複雑で微妙な制御を行うことなく容易に板材を板材加工
機の原点位置に正確に位置合わせした状態で配置するこ
とができる。したがって、板材の正確な板材加工を行う
ことが可能となる。また、加工機自体の製造コストを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用されるレーザ加工機を概略
的に示す説明図である。
【図2】本実施の形態における原点セット装置を側方か
ら示す側面説明図である。
【図3】図2に示した原点セット装置を上方から示す上
面説明図である。
【図4】従来のレーザ加工機を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機(板材加工機) 2 レーザ加工ステージ 3 パレットストックステージ 4 パレットチェンジステージ 6 原点セット装置 11 板材 61 懸吊保持部 62 吸着手段 63 吊り下げ手段 65 吸着パット 66 押動手段 67 第1押動シリンダ 68 第2押動シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草加 昌則 東京都港区芝1−4−10 菱陽システム株 式会社内 Fターム(参考) 3C033 DD04 4E068 CA14 CE11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機にて加工される板材を前記板
    材加工機の予め設定された加工機原点位置に位置合わせ
    した状態で配置する原点セット装置において、 前記板材を略水平状態に懸吊して保持する懸吊保持部
    と、 前記懸吊保持部にて懸吊保持された状態のまま前記板材
    を水平方向に押し動かして前記加工機原点位置の上方位
    置まで移動させる空中位置合わせ動作を行う押動手段
    と、を備え、 該押動手段による前記空中位置合わせ動作の終了状態で
    前記懸吊保持部による前記板材の保持を解除することに
    より、前記板材を落下させ前記加工機原点位置に位置合
    わせした状態で配置することを特徴とする板材加工機の
    原点セット装置。
  2. 【請求項2】 前記懸吊保持部は、 前記板材の上面に前記板材を吊り下げ可能な力で吸着す
    る吸着手段と、 前記吸着手段を揺動可能に吊り下げる吊り下げ手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の板材加
    工機の原点セット装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着手段は、前記板材の上面の複数
    箇所に吸着し、 前記板材の保持解除は、前記複数箇所の吸着を異なるタ
    イミングで停止させることにより行われることを特徴と
    する請求項2に記載の板材加工機の原点セット装置。
  4. 【請求項4】 前記板材の保持解除は、前記吸着手段の
    前記押動手段に最も近い箇所を最後に解除することを特
    徴とする請求項3に記載の板材加工機の原点セット装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吸着手段は、 前記板材を吸着した状態で前記板材の所定量の角度変化
    を許容する柔軟性を有することを特徴とする請求項2〜
    4のいずれかに記載の板材加工機の原点セット装置。
  6. 【請求項6】 前記押動手段は、 前記板材を一方方向に押動する第1押動シリンダと、 前記板材を前記第1押動シリンダの押動方向と異なる方
    向に押動する第2押動シリンダとを備えることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の板材加工機の原点
    セット装置。
  7. 【請求項7】 前記吊り下げ手段は、 前記押動動作方向に所定間隔をあけて複数箇所に配置さ
    れた複数本の可撓性を有する紐状体により構成されてい
    ることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の板
    材加工機の原点セット装置。
JP10303671A 1998-10-26 1998-10-26 板材加工機の原点セット装置 Pending JP2000126883A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018069247A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 村田機械株式会社 ワーク搬送システム及びワーク搬送方法
CN109366241A (zh) * 2018-11-20 2019-02-22 广州赛志系统科技有限公司 智能柔性封边线规方系统

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