JP2000126695A - 重力式分級装置 - Google Patents

重力式分級装置

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JP2000126695A
JP2000126695A JP10307981A JP30798198A JP2000126695A JP 2000126695 A JP2000126695 A JP 2000126695A JP 10307981 A JP10307981 A JP 10307981A JP 30798198 A JP30798198 A JP 30798198A JP 2000126695 A JP2000126695 A JP 2000126695A
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JP
Japan
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duct
powder
classification
classified
plate
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Application number
JP10307981A
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English (en)
Inventor
Nobuya Hatta
暢哉 八田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体を輸送する間にも分級することでいっそ
う分級性能を高め粉砕効率を高めることができる重力式
分級装置を提供すること。 【解決手段】 粉体を輸送するダクト本体11を傾斜さ
せて配置した上部ダクト11aと下部ダクト11bで構
成するとともに、これらの間に落下させる段差部11c
を設け、この段差部11cの底部に分級される細粉用の
分級ダクト12を設け、この分級ダクト12の上端開口
部に分級プレート13を設けて落下位置を油圧シリンダ
14で変更可能にしてある。ダクト本体11を輸送され
る粉体が段差部11cで落下し、粉粒の大きさによって
落下位置が変化することを利用して手前に落ちる細かい
粉体の粒径を分級プレート13の位置で調整して分級す
る。これにより、分級のための動力も必要とせず、ダク
ト内を輸送する間に分級することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重力式分級装置
に関し、粉体をダクトを介して輸送する間に分級できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】粒塊を粉砕して粉体にするプラントなど
では、粉砕機で粉砕した粉体をセパレータなどで分級
し、所定の粒径のものだけを製品として取り出すように
する一方、粒径の大きなものを粉砕機に戻して再粉砕す
るようにしている。
【0003】例えばセメント(ポルトランドセメント)
の製造においても、原料工程で原料としての石灰石、粘
土、けい石、酸化鉄を適正な割合で調合し、これを焼成
工程で焼成して粒塊状のクリンカを作り、この粒塊状の
クリンカを仕上げ工程で石膏を加えて粉砕機で微粉砕す
ることがおこなわれており、粉砕機で粉砕した後セパレ
ータに送って分級し、微粉をセメントとして取り出す一
方、残りの粒径の大きな粉体を粉砕機に戻すようにして
いる。
【0004】このセパレータで分級された後の粒径の大
きな粉体を粉砕機に戻す場合、粉砕機の安定化のため、
一部を粉砕機入口に、残りを出口に分割して投入するこ
とが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、粉砕機に戻
される粒径の大きな粉体中には、細かい粉も含まれてお
り、過粉砕となって無駄なエネルギを消費したり、粉砕
機でのローラスリップを生じるなどの問題がある。
【0006】この発明は、上記従来技術の有する課題に
鑑みてなされたもので、粉体を輸送する間にも分級する
ことでいっそう分級性能を高め粉砕効率を高めることが
できる重力式分級装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の請求項1記載の重力式分級装置は、粉体輸送
ダクトの途中に介装される分級装置であって、2つの傾
斜した上部ダクトと下部ダクトとを下方への段差部を介
して連結してダクト本体を構成するとともに、この段差
部の底部に落下により分級された細粉用の分級ダクトを
設ける一方、この分級ダクトの上端の前記段差部の底部
に分級すべき細粉径により落下位置を変更可能な分級プ
レートを設けてなることを特徴とするものである。
【0008】この重力式分級装置によれば、粉体を輸送
するダクト本体を傾斜させて配置した上部ダクトと下部
ダクトで構成するとともに、上部ダクトと下部ダクトの
間に落下させる段差部を設け、この段差部の底部に分級
される細粉用の分級ダクトを設け、この分級ダクトの上
端開口部に分級プレートを設けて落下位置を変更可能に
してあり、ダクト本体を輸送される粉体が段差部で落下
し、粉粒の大きさによって落下位置が変化することを利
用して手前に落ちる細かい粉体の粒径を分級プレートの
位置で調整して分級するようにしている。
【0009】これにより、分級のための動力も必要とせ
ず、ダクト内を輸送する間に分級することができるよう
になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1および図2は
この発明の重力式分級装置の一実施の形態にかかる概略
断面図およびセメントの製造工程に適用した概略系統図
である。
【0011】この重力式分級装置10は、図1に示すよ
うに、粉体を輸送する傾斜したダクト本体11を備えて
おり、このダクト本体11が上部ダクト11aと下部ダ
クト11bとで構成され、上部ダクト11aと下部ダク
ト11bとの間に下部ダクト11bが下側にずれた段差
部11cを介して連結されている。
【0012】そして、段差部11cの底部には、垂直下
方に延びる分級ダクト12が連結されており、この分級
ダクト12とダクト本体11とで略逆y字状にダクトが
形成されている。
【0013】このダクト本体11の段差部11cの底部
であり、分級ダクト12の上端開口部には、ダクト本体
11の傾斜方向に沿って下部ダクト11bの底部を開閉
する分級プレート13が設けられ、下部ダクト11bの
外側に取り付けた油圧シリンダ14のロッド14aに連
結されて開閉位置を変えることができるようになってい
る。
【0014】このように構成した重力式分級装置10で
は、上部ダクト11aの上端部を投入口15とし、下部
ダクト11bの下端部を粒径の粗い粉体の粗排出口16
とする一方、分級ダクト12の下端部を細かい粉体の細
排出口17として投入口15から粉体を投入する。
【0015】すると、上部ダクト11aに沿って落下す
る粉体がダクト本体11の段差部11cで上部ダクト1
1aの底面から離れて放物線を描いて自由落下すること
になり、粉体の粒径に応じて細かいものが手前に落下
し、粒径が大きくなるにつれて傾斜方向下側の前方に落
下することになる。
【0016】そこで、分級すべき粒径に応じて分級プレ
ート13の上端位置を変えるように油圧シリンダ14の
ロッド14aを伸長し、分級すべき粉体のうち細かいも
のの許容最大粒径のものが分級ダクト12側に落下し、
分級すべき粉体のうち粗いものの許容最小粒径のものが
下部ダクト11b側に落下するように調整することで、
分級プレート13によって粉体の粒径に応じてそのまま
分級ダクト12に落下させることができる位置である落
下位置を調整する。
【0017】これにより、投入口15から投入された粉
体はダクト本体11内を輸送される間に段差部11cで
2つの粒径に分級することができる。
【0018】このような重力式分級装置10は、例えば
図2に示すように、セメントの仕上工程の粉砕機(ボー
ルミル)21に送られるクリンカの前処理工程のセパレ
ータ22の入側および/または出側に設置され、セパレ
ータ22への投入前に粒径の大きなものを分級して細か
いものだけをセパレータに送るようにしたり、セパレー
タで分級した粉体をさらに分級してボールミル21等に
投入するようにする。
【0019】これにより、粉砕機に最適な粒径の粉体を
送って微粉砕することができ、粉砕効率を向上すること
ができるとともに、粉砕機の運転を安定化することがで
きる。
【0020】また、これまで粉体の輸送のためにのみ用
いられていたダクトに重力式分級装置10を介装するこ
とで簡単に粉体を分級することができ、粒径の調整も分
級プレート13の上端位置である落下位置を調整するこ
とで簡単に行うことができる。
【0021】なお、上記実施の形態では、セメントの製
造工程の粉砕機の上流および/または下流に設置する場
合で説明したが、これに限らず粉体を分級して輸送する
ダクトに広く適用して分級することができる。
【0022】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の重力式分級装置
によれば、粉体を輸送するダクト本体を傾斜させて配置
した上部ダクトと下部ダクトで構成するとともに、上部
ダクトと下部ダクトの間に落下させる段差部を設け、こ
の段差部の底部に分級される細粉用の分級ダクトを設
け、この分級ダクトの上端開口部に分級プレートを設け
て落下位置を変更可能にしたので、ダクト本体を輸送さ
れる粉体が段差部で落下し、粉粒の大きさによって落下
位置が変化することを利用して手前に落ちる細かい粉体
の粒径を分級プレートの位置で調整して分級することが
できる。
【0023】これにより、分級のための動力も必要とせ
ず、ダクト内を輸送する間に分級することができる。
【0024】また、粉砕機に最適な粒径の粉体を送って
粉砕することができ、粉砕効率を向上することができる
とともに、粉砕機の運転を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の重力式分級装置の一実施の形態にか
かる概略断面図である。
【図2】この発明の重力式分級装置の一実施の形態にか
かるセメントの製造工程に適用した概略系統図である。
【符号の説明】
10 重力式分級装置 11 ダクト本体 11a 上部ダクト 11b 下部ダクト 11c 段差部 12 分級ダクト 13 分級プレート 14 油圧シリンダ 14a ロッド 15 投入口 16 粗排出口 17 細排出口 21 ボールミル 22 セパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体輸送ダクトの途中に介装される分級装
    置であって、2つの傾斜した上部ダクトと下部ダクトと
    を下方への段差部を介して連結してダクト本体を構成す
    るとともに、この段差部の底部に落下により分級された
    細粉用の分級ダクトを設ける一方、この分級ダクトの上
    端の前記段差部の底部に分級すべき細粉径により落下位
    置を変更可能な分級プレートを設けてなることを特徴と
    する重力式分級装置。
JP10307981A 1998-10-29 1998-10-29 重力式分級装置 Pending JP2000126695A (ja)

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JP10307981A JP2000126695A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 重力式分級装置

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