JP2000126162A - 放射線画像処理装置 - Google Patents

放射線画像処理装置

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JP2000126162A JP10301391A JP30139198A JP2000126162A JP 2000126162 A JP2000126162 A JP 2000126162A JP 10301391 A JP10301391 A JP 10301391A JP 30139198 A JP30139198 A JP 30139198A JP 2000126162 A JP2000126162 A JP 2000126162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な放射線画像を得ると共に画像欠陥の位置
を容易に判別可能とする。 【解決手段】2次元的に配列された複数の放射線検出素
子からの出力信号に基づいて画像データを生成する。こ
の画像データに基づき欠陥検出部50で画像欠陥を検出
し、画像欠陥の位置を示す欠陥情報を欠陥情報記憶領域
44aに記憶する。この欠陥情報に基づいて画像欠陥を
補正して新たな1画像分の画像データを作成する。補正
前と補正後の画像データを対として画像表示装置56に
表示する。補正後の画像データに基づいて良好な放射線
画像を画像表示装置56に表示させることができると共
に、補正前の画像データに基づく放射線画像を画像表示
装置56に表示することにより補正が行われた画像欠陥
の位置も容易に判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は放射線画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、疾病の診断等のため、放射線画像
を得ることができる放射線画像処理装置が知られてい
る。この放射線画像処理装置では、例えば放射線エネル
ギーの一部を蓄積して、その後可視光等の励起光を照射
すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光を示す輝
尽性蛍光体をシート状とした輝尽性蛍光体シートが用い
られる。この輝尽性蛍光体シートを用いる装置では、被
写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体シートに照射する
ことで被写体の放射線画像情報を記録し、この情報が記
録された輝尽性蛍光体シートにレーザ光等を照射して得
られる輝尽発光を集光して光電素子で電気信号に変換す
ることにより、この電気信号に基づいて放射線画像の画
像データが生成される。さらに、Flat Panel
Detector(FPD)と呼ばれる、2次元的に配列
された複数の検出素子で照射された放射線の線量に応じ
た電気信号を生成し、この電気信号に基づいて画像デー
タが生成される装置も使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の検出
素子が2次元的に配列されているFPDでは、照射され
た放射線の線量に対する電気信号の信号レベル(信号
値)が全ての検出素子で均一ではなく、破損した素子や
不良な素子など信号レベルが他の検出素子とは異なった
レベル、すなわち異常なレベルとなってしまう検出素子
(以下「欠陥画素」という)を含む場合がある。このよ
うな欠陥画素を含む場合には、FPDから読み出された
信号に基づく画像データにおいて画像欠陥が生じてしま
うことから、撮影画像から病変等の読影をする際に、そ
の妨げとなってしまう場合が生じてしまう。
【0004】また、画像欠陥が生じたときに補正を行う
ものとした場合、補正後の画像データからは補正が行わ
れた位置を判別することができないことから、補正が行
われた位置を確認することができなくなってしまう。
【0005】そこで、この発明では、画像欠陥が生じた
場合であっても良好な見やすい放射線画像を得ることが
できると共に、画像欠陥の位置を容易に判別することが
できる放射線画像処理装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線画
像処理装置は、2次元的に配列された複数の放射線検出
素子からの出力信号に基づいて画像データを作成する画
像データ作成手段と、画像データ作成手段で作成された
第1の画像データを用いて画像欠陥を検出すると共に、
検出された画像欠陥の位置を示す欠陥情報を生成する欠
陥検出手段と、欠陥検出手段で生成された欠陥情報を記
憶する欠陥情報記憶手段と、欠陥情報記憶手段に記憶し
た欠陥情報に基づき、被写体を透過した放射線を複数の
放射線検出素子に照射して作成した第2の画像データの
画像欠陥を補正して第3の画像データを作成する欠陥補
正手段とを有する放射線画像処理装置であって、第2の
画像データと第3の画像データを1つの画像データとし
て処理する画像データ処理手段を有するものである。
【0007】また、画像表示手段と、画像表示手段に画
像データを供給する画像データ供給手段とを備え、画像
データ供給手段では、第2の画像データあるいは第3の
画像データのいずれかを切り換えて画像表示手段に供給
し、あるいは両方を画像表示手段に供給し、画像表示手
段では、画像データ供給手段から供給された画像データ
に基づく放射線画像を表示するものである。
【0008】また、画像データを出力する画像データ出
力手段とを備え、画像データ出力手段では、第2の画像
データ及び第3の画像データの両方の画像データを1枚
の媒体に出力可能となるよう処理して出力するものであ
る。
【0009】この発明においては、画像欠陥の補正が行
われる前の画像データと補正が行われた後の画像データ
が対として処理されて、この対とされた画像データに基
づき補正前の放射線画像と補正後の放射線画像が同時に
あるいは切り換えて表示される。また、対とされた画像
データがまとめて出力される。さらに補正前の画像デー
タあるいは補正後の画像データに代えて、画像欠陥の位
置を示す情報が用いられて、画像欠陥の位置を示す表示
あるいは画像欠陥の位置を示す情報の出力が行われる。
ここで、例えば放射線画像を表示する表示手段の画素数
が表示する画像データの画素数よりも少ない場合には、
画像欠陥が最も少なくなるように画像データの間引きが
行われる。また、画像データを1枚の媒体に放射線画像
として出力する外部機器において、1枚の媒体に対して
出力できる画素数が、画像データの画素数よりも少ない
場合には、この外部機器に応じて画像欠陥が最も少なく
なるように間引きを行った画像データが放射線画像処理
装置から外部機器に出力される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の一形態に
ついて図を用いて詳細に説明する。図1は、放射線画像
処理装置の構成を示す図である。放射線発生装置10は
コントローラ40によって制御される。この放射線発生
装置10から放射された放射線は、被写体5を通して放
射線画像読取装置20の撮像パネルに照射される。放射
線画像読取装置20では、照射された放射線の強度に基
づく画像データを生成する。コントローラ40では、放
射線画像読取装置20で生成された画像データを用い
て、放射線画像の処理や表示あるいは記録等を行う。
【0011】図2は、放射線画像読取装置20の構成を
示している。この放射線画像読取装置20では、照射さ
れた放射線の線量に応じて電気信号を出力する検出素子
DT-(1,1)〜DT-(m,n)が2次元配置されて撮像パネル
22が構成されている。
【0012】ここで、検出素子DTは、照射された放射
線の線量に応じた電気信号を出力するものであれば良
い。例えば放射線が照射されたときに電子−正孔対が生
成されて抵抗値が変化する光導電層を用いて検出素子が
形成されている場合、この光導電層で生成された放射線
量に応じた量の電荷が電荷蓄積コンデンサに蓄えられ
て、この電荷蓄積コンデンサに蓄えられた電荷を電気信
号として出力する。なお、光導電層としては暗抵抗値が
高いものが望ましく、アモルファスセレン、酸化鉛、硫
化カドミウム、ヨウ化第2水銀、または光導電性を示す
有機材料(X線吸収コンパウンドが添加された光伝導性
ポリマを含む)などが用いられ、特にアモルファスセレ
ンが望ましい。
【0013】また、検出素子DTが、例えば放射線が照
射されることにより蛍光を生ずるシンチレータ等を用い
て形成されている場合、フォトダイオードにおいて、こ
のシンチレータで生じた蛍光強度に基づく電気信号を生
成して信号選択部25に供給するものとしてもよい。な
お、シンチレータとしては、Gd22S:Tb、MX:
Tl(M=Rb、Cs:X=Cl、Br、I)、BaF
X:Eu(X=Cl、Br、I)、LaOBr:A(A
=Tb、Tm)、YTaO4、〔Y,Sr〕TaO4:N
b、CaWO4などが用いられ、特にGd22S:T
b、CsI:Tl、BaFCl:Euが望ましい。
【0014】撮像パネル22の検出素子DT間には、走
査線222-1〜222-mと信号線224-1〜224-nが
例えば直交するように配設される。この走査線222-1
〜222-mは走査駆動部24と接続されており、走査駆
動部24では後述する読取制御部27から供給された制
御信号CTAに基づき読出信号RSを生成して走査線2
22-1〜222-mのうちの1つ走査線222-p(pは1〜
mのいずれかの値)に出力する。また信号線224-1〜
224-nには電荷検出部226-1〜226-nが接続され
ており、電荷検出部226-1〜226-nでは、検出素子
DTから読み出した電荷の電荷量に応じた電圧信号SV
を生成する。
【0015】ここで、読出信号RSによって、走査線2
22-pに接続された検出素子DT-(p,1)〜DT-(p,n)か
ら、照射された放射線の線量に応じて電荷蓄積コンデン
サに蓄積された電荷が読み出されると、電荷検出部22
6-1〜226-nでは、読み出した電荷の電荷量に応じた
電圧信号SV-1〜SV-nを生成する。この電荷検出部2
26-1〜226-nで生成された電圧信号SV-1〜SV-n
は信号選択部25に供給される。
【0016】信号選択部25は、複数のレジスタ25a
を用いて構成されており、電荷検出部226-1〜226
-nがレジスタ25aの数に応じて区分されて、1つのレ
ジスタには隣接する所定の数の電荷検出部から電圧信号
が供給される。各レジスタ25aにはA/D変換器25
bが接続されており、レジスタ25aでは、後述する読
取制御部27からの制御信号CTBに基づき、供給され
た電圧信号SVを順次選択してA/D変換器25bに供
給することにより、例えば12ビットないし14ビット
のディジタルの画像データSDを生成する。この信号選
択部25で生成された1画像分の画像データSD-(1,1)
〜SD-(m,n)は、読取制御部27を介してコントローラ
40に供給される。
【0017】なお、撮像パネル22の検出素子DTを複
数のブロックに分割して、各ブロックで並列して画像デ
ータを生成するものとすれば、1画像分の画像データS
D-(1,1)〜SD-(m,n)を速やかに得ることができる。
【0018】読取制御部27には、コントローラ40が
接続されており、読取制御部27ではコントローラ40
からの制御信号MCAに基づき、放射線発生装置10で
の動作と同期して各種の制御信号、例えば放射線照射前
に撮像パネル22の電荷蓄積コンデンサに蓄えられてい
る電荷を排出させるための初期化動作や、撮像パネル2
2に照射された放射線に基づき電荷蓄積コンデンサに蓄
えられた電荷を読み出して画像データSDを生成する処
理等を行うための制御信号CTA,CTBを生成する。
【0019】図3はコントローラ40の構成を示してお
り、コントローラ40の動作を制御するためのCPU(C
entral Processing Unit)41には、システムバス42
と画像バス43が接続される。なお、コントローラ40
の動作を制御するためのCPU41は、メモリ44に記
憶された制御プログラムに基づいて動作制御を行う。
【0020】システムバス42と画像バス43には、メ
モリ44、撮影制御部46、画像メモリ制御部48、表
示制御部55、ディスク制御部61、出力インタフェー
ス60が接続されると共に、システムバス42には欠陥
検出部50と欠陥補正部52が接続されており、システ
ムバス42を利用してCPU41によって各部の動作が
制御されると共に、画像バス43を介して各部間での画
像データの転送等が行われる。また、撮影制御部46を
介して放射線発生装置10での放射線の照射や放射線画
像読取装置20での放射線画像の読み取りの制御が行わ
れる。
【0021】放射線画像読取装置20から供給された1
画像分の画像データSDは、撮影制御部46や画像メモ
リ制御部48を介して画像メモリ49に記憶される。こ
の画像メモリ制御部48には、欠陥検出部50と欠陥補
正部52が接続されており、欠陥検出部50では、画像
メモリ49に書き込まれている画像データSDを用い
て、検出素子からの電気信号の信号レベルが他の検出素
子とは異なるレベルとなる検出素子の検出、すなわち画
像欠陥の検出を行う。ここで、欠陥検出部50で画像欠
陥を検出したときには、画像欠陥の位置を示す情報FD
を生成してメモリ44の欠陥情報記憶領域44aに記憶
する。
【0022】欠陥補正部52では、放射線を被写体に照
射して作成された画像データSDが画像メモリ49に書
き込まれたときには、メモリ44の欠陥情報記憶領域4
4aに記憶されている画像欠陥の位置を示す情報FDを
用いて、画像メモリ49の画像欠陥の画像データの補正
を行い、新たな1画像分の画像データを生成して画像メ
モリ49に記憶する。
【0023】画像メモリ49に記憶された画像データ
は、読み出されて表示制御部55やディスク制御部61
に供給される。
【0024】表示制御部55には画像表示装置56が接
続されており、この画像表示装置56の画面上には表示
制御部55に供給された画像データやメモリ44の欠陥
情報記憶領域44aに記憶された情報に基づき、例えば
画像欠陥の補正前後の放射線画像や画像欠陥の位置が表
示される。
【0025】また、放射線画像読取装置20の画素数よ
りも画像表示装置56の表示画素数が少ない場合には、
CPU41によって画像データの間引きを行うことによ
り、画像表示装置56の画面上に撮影画像全体を表示さ
せることができる。また、画像表示装置56の表示画素
数分に相当する領域の画像データを読み出すものとすれ
ば、所望の位置の撮影画像を詳細に表示させることがで
きる。
【0026】画像メモリ49からディスク制御部61に
画像データを供給する際には、例えば連続して画像デー
タを読み出してディスク制御部61内のFIFOメモリ
に書き込み、その後順次ディスク装置62に記録する。
【0027】さらに、画像メモリ49から読み出された
画像データやディスク装置62から読み出された画像デ
ータを出力インタフェース60を介して外部機器100
に供給することもできる。この外部機器100では、供
給された画像データを例えば1枚のフィルムなどの媒体
に放射線画像として出力する。
【0028】また、CPU41には入力インタフェース
63を介してキーボード等の入力装置64が接続されて
おり、入力装置64を操作することで放射線画像の撮影
や処理等が行われる。
【0029】このコントローラ40で画像データの複写
や転送、削除等の処理を行う場合、放射線画像読取装置
20から供給された補正前の画像データと、欠陥補正部
52で画像欠陥の補正が行われた新たな1画像分の画像
データを対として処理する。
【0030】なお、上述の実施の形態では、コントロー
ラ40で放射線発生装置10と放射線画像読取装置20
の動作を制御するものとしたが、放射線画像読取装置2
0の動作を放射線発生装置10に同期させるものとし、
放射線画像読取装置20で画像データが得られたとき
に、この画像データをコントローラ40に供給するもの
としても良いことは勿論である。
【0031】次に動作について説明する。放射線画像の
撮影を行う場合、放射線未照射画像データSDAや放射
線一様照射画像データSDBあるいは放射線被写体照射
画像データSDCを放射線画像読取装置20からコント
ローラ40に供給するものとして、コントローラ40の
欠陥検出部50で画像欠陥の検出を行う。
【0032】ここで、放射線未照射画像データSDA
は、撮像パネル22の初期化動作、すなわち検出素子D
Tの電荷蓄積コンデンサに蓄えられている電荷を排出さ
せる動作を実施した後に、放射線未照射状態で生成され
た画像データである。また、放射線一様照射画像データ
SDBは、初期化動作を実施し放射線を一様に照射して
から生成された画像データであり、放射線被写体照射画
像データSDCは、初期化動作を実施した後に被写体を
透過させて放射線を照射してから生成された画像データ
である。
【0033】この画像欠陥の検出では、放射線未照射画
像データSDAや放射線一様照射画像データSDBある
いは放射線被写体照射画像データSDCのいずれか1種
類の画像データを用いて画像欠陥の検出を行っても良
く、また複数種類の画像データを用いて画像欠陥の検出
を行っても良い。さらに、画像データとして放射線未照
射画像データSDA、放射線一様照射画像データSDB
のいずれか1つあるいは両方の画像データを用いること
が望ましい。
【0034】図4は第1の画像欠陥の検出方法を説明す
るための図である。図4Aは、画像メモリ49に書き込
まれている1画像分の画像データを示しており、この画
像メモリ49から例えば横方向に画像データを順次読み
出し、図4Bに示すように、しきい値TAH,TALと
比較して画像欠陥の検出が行われる。
【0035】しきい値TAH,TALは例えば図5に示
すように画像データのヒストグラムに基づいて設定され
る。正常な画像データの分布が図5の斜線部で示すよう
な分布となる場合、低レベル側しきい値TALは正常な
画像データの分布よりも低レベル側に設定されると共
に、高レベル側しきい値TAHは正常な画像データの分
布よりも高レベル側に設定される。ここで、画像データ
のレベルが高レベル側しきい値TAHよりも大きくなる
画素P(a,ba)や低レベル側しきい値TALよりも小さく
なる画素P(a,bb)は、画像欠陥を生ずる欠陥画素と判別
されて、画素P(a,ba),P(a,bb)の位置情報が画像欠陥
の位置を示す情報としてメモリ44の欠陥情報記憶領域
44aに記憶される。
【0036】図6は画像欠陥の第2の検出方法を説明す
るための図である。図6Aは、画像メモリ49に書き込
まれている1画像分の画像データを示しており、欠陥画
素が生ずるか否かの判別が行われる画素P(c,d)に対し
て、例えば図6Bの斜線で示す周辺の8画素の画像デー
タの平均レベルMD(c,d)を求め、画素P(c,d)の画像デ
ータSD(c,d)が平均レベルMD(c,d)に対して所定範
囲内(MD(c,d)−W〜MD(c,d)+W)であるか否かの
判別が行われる。ここで、画像データSD(c,d)が所定
範囲内(MD(c,d)−W〜MD(c,d)+W)で無いときに
は画素P(c,d)が画像欠陥を生ずる欠陥画素と判別され
て、画像欠陥の位置、すなわち画素P(c,d)の位置を示
す情報が欠陥情報記憶領域44aに記憶される。なお、
平均レベルを算出するために用いられる画素の画像デー
タは、図6Bの斜線で示す部分の8画素に限られるもの
でなく、例えばハッチングで示す部分を含めた24画素
の画像データ等を用いても良い。また、「W」はもとも
との画像データがもつレベル変動(ノイズなどに依存す
る)を検出せずに画像欠陥を検出する範囲で、任意に決
めることができる。
【0037】ところで、上述の第1および第2の画像欠
陥の検出方法では、1画素毎に画像欠陥であるか否かを
判別するものであるが、欠陥画素と正常画素の画像デー
タのレベル差が大きくない場合には、レベル差が正常画
素の画像データのレベル変動であるか画像欠陥であるか
判別することが困難である。そこで、画像欠陥がライン
状であるときには、欠陥画素と正常画素の画像データの
レベル差が大きくない場合であっても画像欠陥を検出で
きる方法を第3の画像欠陥の検出方法として説明する。
【0038】図7は第3の画像欠陥の検出方法を説明す
るための図である。図7Aは、画像メモリ49に書き込
まれている1画像分の画像データを示しており、この1
画像分の画像データから、縦方向あるいは横方向に隣接
する複数ライン分の画像データを読み出すことにより、
読み出し方向と直交する方向での平均レベルが求められ
る。この求められた平均レベルが上述の第1の画像欠陥
の検出方法と同様にしきい値と比較されて画像欠陥の検
出が行われる。
【0039】例えば、図7Aに示すように横方向のeラ
インから(e+f)ラインまでの(f+1)ライン分の
画像データが画像メモリ49から読み出されて、縦方向
の画素列毎の平均レベルが算出されて、図7Bに示すよ
うに(f+1)ライン分の画像データを平均した1ライ
ンの画像データが算出される。ここで、画像欠陥が縦方
向のライン状である場合、欠陥画素と正常画素の画像デ
ータのレベル差が大きくない場合であっても、平均レベ
ルを算出することによって正常画素の画像データのレベ
ル信号の変動分を小さくすることができる。このため、
図7Cに示すように1ライン分の画像データでは検出し
にくい画素P(e+h,g)の画像欠陥も、(f+1)ライン
分の画像データの平均レベルを算出することで、図7B
に示すように画素P(e〜e+f,g)に相当する画像データを
正常画素の画像データとは異なるレベルとすることがで
きるので、複数ライン分の画像データの平均レベルに応
じて設定された低レベル側しきい値TBLおよび高レベ
ル側しきい値TBHと求められた平均レベルを比較し、
求められた平均レベルが設定された低レベル側しきい値
TBLから高レベル側しきい値TBHまでの範囲内であ
るか否かを判別することによって容易にライン状の画像
欠陥を検出することができる。
【0040】また、求められた平均レベルがeラインや
(e+f)ラインの周囲の画像データの平均レベルに対
して所定範囲内であるか否かによってもライン状の画像
欠陥を検出することができる。ここで、画像欠陥と判別
されたときには、縦方向に(f+1)行分の画素すなわ
ち画素P(e〜e+f,g)が欠陥画素と判別されて、画素P(e
〜e+f,g)の位置を示す情報が欠陥情報記憶領域44aに
記憶される。
【0041】画像メモリ49から読み出される画像デー
タのヒストグラムが広い幅をもち、例えば図8Aに示す
ように1ラインの放射線被写体照射画像データSDCの
信号レベルが広い範囲にある場合、画像メモリ49から
読み出された画像データと、しきい値TCLおよびしき
い値TCHを比較しただけでは画素P(q,r)の画像欠陥
を検出することができない。そこで、被写体に応じた画
像データから一様な勾配や低周波成分を除去するトレン
ド除去を行い、上述の第1〜第3の画像欠陥の検出方法
を用いることにより、正しく画像欠陥の検出を行うこと
ができる。
【0042】このトレンド除去の一例としては、1ライ
ン分の画像データからスムージングを行って高周波成分
を除くものとし、元の画像データからスムージングによ
って得られた画像データを減算あるいは除算することよ
って、図8Bに示すように低周波成分を除いた高周波成
分だけの画像データHSDCが生成される。
【0043】また、トレンド除去を行った場合には、図
5と比較して図9の斜線で示すように正常な画像データ
のヒストグラムの幅が狭いものとされる。このため、低
レベル側しきい値TDLから高レベル側しきい値TDH
までの幅も、トレンド除去を行う前よりも狭く設定する
ことができるので、画像欠陥の検出を精度良く行うこと
ができる。また、画像データHSDCを用いて上述の第
2および第3の画像欠陥の検出方法を行うことにより、
画像欠陥を検出することができることは勿論である。
【0044】このようにして、欠陥検出部50で画像欠
陥を検出したときには、画像欠陥の位置を示す情報FD
をメモリ44の欠陥情報記憶領域44aに記憶する。な
お、画像欠陥の検出では、上述の第1〜第3の画像欠陥
の検出方法のいずれか1つの方法あるいは複数の検出方
法を用いて画像欠陥の検出を行っても良く、更に他の方
法を用いるものとしても良いことは勿論である。
【0045】ここで、欠陥情報記憶領域44aには、画
像欠陥の位置を示す情報FDとして例えば画像欠陥を生
ずる画素のアドレスを記憶する。また欠陥情報記憶領域
44aに、マップ形式で画像欠陥の位置を示す情報FD
を記憶するものとしてもよい。すなわち、欠陥情報記憶
領域44aとして1画像分の画素と対応する領域を設け
るものとし、画像欠陥が検出されたときには、この画像
欠陥を生ずる画素の位置と対応する領域内の位置に所定
のデータ値を書き込むものとしてもよい。例えば、正常
画素の信号レベルを「1」、欠陥画素の信号レベルを
「0」などとすることができる。
【0046】欠陥補正部52では、欠陥情報記憶領域4
4aに記憶されている画像欠陥の情報FDを読み出して
欠陥の位置を判別し、この判別された画像欠陥の画像デ
ータの補正を行う。ここで、画像欠陥の位置を示す情報
として画像欠陥を生ずる画素のアドレスが記憶されてい
るときには、記憶されたアドレスを順次読み出すことで
画像欠陥の位置が判別される。またマップ形式で画像欠
陥の位置を示す情報が欠陥情報記憶領域44aに記憶さ
れているときには、領域44a内のデータ値が所定のデ
ータ値であるか否かを順次検出することにより画像欠陥
であるか否かを判別することができる。
【0047】次に、欠陥情報記憶領域44aに画像欠陥
の位置を示す情報FDが記憶されているときに、画像メ
モリ49に放射線被写体照射画像データSDCが書き込
まれると、欠陥情報記憶領域44aに記憶された画像欠
陥の位置を示す情報FDに基づき画像メモリ49に書き
込まれている放射線被写体照射画像データSDCを用い
て欠陥補正部52で画像欠陥の位置の画像データの補正
を行う。
【0048】欠陥補正部52では、欠陥情報記憶領域4
4aに記憶されている画像欠陥の情報FDを読み出して
欠陥の位置を判別し、この判別された画像欠陥の画像デ
ータの補正を行う。ここで、画像欠陥の位置を示す情報
として画像欠陥を生ずる画素のアドレスが記憶されてい
るときには、記憶されたアドレスを順次読み出すことで
画像欠陥の位置が判別される。またマップ形式で画像欠
陥の位置を示す情報が欠陥情報記憶領域44aに記憶さ
れているときには、メモリ領域内のデータ値が所定のデ
ータ値であるか否かを順次検出することにより画像欠陥
であるか否かを判別することができる。
【0049】この欠陥補正部52で画像欠陥の位置が判
別されると、画像欠陥を生ずる画素の周囲の正常画素の
画像データを画像メモリ49から読み出し、この読み出
した画像データを用いて補正を行う。補正方法の一例と
して、周囲の正常画素の画像データの平均レベルを欠陥
画素の画像データとする、というものがある。図10A
に示すように、画像欠陥を生ずる画素P(s,t)の周囲が
正常画素であるときには、画素P(s,t)の上下方向と左
右方向に隣接する4画素、あるいは斜線で示す斜め方向
に隣接する画素を含めた8画素、またはハッチングで示
す部分を含めた24画素の画像データの平均レベルが算
出されて、この平均レベルが補正後の画素P(s,t)の画
像データとされる。なお、欠陥画素が周囲にある場合に
は、この欠陥画素を除いた正常画素の画像データのみを
用いて補正を行う。
【0050】また、画像欠陥を補正する場合には、画素
P(s,t)からの距離によって画像データの重み付けを行
うものとし、重み付けがなされた画像データの平均レベ
ルを補正後の画像データとすることもできる。例えば図
10Bに示すように、画素P(s,t)の中心から上下左右
の画素の中心までの距離を「1」としたとき斜めの画素
の中心までの距離が「√2」であることから、斜めの画
素の画像データを(1/√2)倍して重み付けを行い、
重み付けがなされた画像データの平均レベルが補正後の
画像データとされる。
【0051】なお、欠陥補正部52での補正方法は、上
述の方法に限られるものではなく、例えば『「Restorin
g Spline Interpolation of CT Images」IEEE TRANSACT
IONON MEDICAL IMAGING VOL.MI-2,NO3 SEPTEMBER 1983
、「Cubic Convolution forDigital Image Processing
IEEE TRANSACTION ON ACOUSTICS AND SIGNAL PROCESSI
NG VOL.ASSP-29」』に記載されているニアレスト・ネイ
バー補間、ベルースプライン補間、リニア補間、キュー
ビック・コンボリュージョン補間等によって得られた画
像データを補正後の画像データとして用いるものとして
もよい。
【0052】このようにして得られた補正後の1画像分
の画像データは、画像メモリ49に書き込まれている補
正前の1画像分の画像データと対として処理する。例え
ば、画像データの複写や転送等の処理は補正前および補
正後の画像データが1つの画像データとして扱われる。
また、画像データの消去の際に画像欠陥の補正前の画像
データだけを消去する処理を禁止することにより、消去
が禁止された画像欠陥の補正前の画像データを用いて、
種々の方法で画像欠陥の検出や補正を行って最適な撮影
画像を得ることができる。さらに、画像欠陥の補正前の
画像データが残されることにより、もともと画像欠陥で
あった画素の位置がわからなくなってしまうことを防止
できる。
【0053】なお、画像欠陥の検出および画像欠陥の補
正は、画像メモリ49に書き込まれた画像データを用い
て行われる場合に限られるものではなく、既に撮影され
た画像データ、例えばディスク装置62に記憶されてい
る画像データ等を画像メモリ49に書き込むものとすれ
ば、上述したように画像欠陥の検出および画像欠陥の補
正を行うことで、既に撮影された画像データからも良好
な放射線画像を得ることができる。
【0054】さらに、上述の実施の形態では、欠陥検出
部50で自動的に画像欠陥の検出を行い、検出された画
像欠陥の位置を示す情報FDを欠陥情報記憶領域44a
に記憶するものとしたが、図示しない画像表示装置の画
面上に撮影画像を表示させて、ユーザが表示された撮影
画像から画像欠陥を検出したときには、この検出された
画像欠陥の位置を情報FDとして欠陥情報記憶領域44
aに書き込むことができるようにしてもよい。この場
合、欠陥検出部50で検出することができない画像欠陥
が生じていても画像欠陥の補正を行うことができるの
で、更に良好な放射線画像を得ることができる。また、
画像欠陥の自動検出とユーザが画像欠陥を検出する方法
を合わせて行うことものとすれば更に有効である。
【0055】コントローラ40では、対とされた補正前
と補正後の各1画像分の画像データを表示制御部55に
供給することにより、図11Aに示すように画像表示装
置56の画面上に補正前の画像データに基づく放射線画
像と補正後の画像データに基づく放射線画像を同時に表
示することで、良好な放射線画像を得ることができるだ
けでなく画像欠陥の位置を確認することができる。な
お、補正前の放射線画像と補正後の放射線画像を切り換
えて表示するれば、放射線画像を大きく表示することも
できる。
【0056】さらに、欠陥情報記憶領域44aに記憶さ
れている情報を表示制御部55やコントローラ40に供
給することにより、図11Bに示すように画像表示装置
56の画面上に補正後の画像データに基づく画像と欠陥
画素の位置を示す表示を同時に表示しても、良好な放射
線画像を得ることができるだけでなく画像欠陥の補正の
効果も容易に確認することができる。なお、この場合に
も、補正後の放射線画像や欠陥画素の位置を切り換えて
表示するれば、放射線画像を大きく表示することができ
ると共に、欠陥画素の位置を容易に確認できる。
【0057】また、欠陥画素の位置を示す際には、正常
な画素を白あるいは黒で表示するものとし、欠陥画素は
表示を反転させることで容易に欠陥画素の位置を判別す
ることができる。
【0058】このように、補正前の撮影画像や欠陥画素
の位置を表示可能とすることで、いずれの画素の画像デ
ータが補正されたかを容易に確認することができ、医師
等は欠陥画素の位置を把握しながら読影を行うことがで
きる。
【0059】さらに、画像データの間引きを行い撮影画
像を画面上に表示する際には、欠陥情報記憶領域44a
に記憶されている欠陥情報に基づき、画像欠陥がいずれ
の位置にあるかを判別して画像欠陥の位置の画像データ
を除いて放射線画像を表示すれば、補正された画素の数
が少なく良好な放射線画像を得ることができる。
【0060】例えば、100画素×100画素の画像デ
ータを(1/10)に間引く場合、1画素目から10画
素毎に画像データを用いたときの画像欠陥の欠陥数を判
別し、次に2画素目から10画素毎に画像データを用い
たときの欠陥数を判別する。以下同様に10画素目から
10画素毎に画像データを用いたときの欠陥数を判別
し、最も欠陥数が少なくなるように画像データを10画
素毎に用いることで、良好な放射線画像を得ることがで
きる。
【0061】また、画像表示装置56の画面上に複数の
画像を表示する場合、例えば補正前の放射線画像と補正
後の放射線画像を表示する場合に、画像データの間引き
を行うときには、同じ画素位置の画像データを間引いた
ものを表示する。このように同じ画素位置の画像データ
を間引くことにより、表示された2つの画像が同じ画素
位置の画像データに基づく放射線画像を得ることができ
るので、画像欠陥の補正した位置を確認することができ
る。
【0062】さらに、上述の実施の形態では、画像表示
装置56に画像欠陥の補正が行われる前の放射線画像や
補正が行われた後の放射線画像を合わせて表示したり画
像欠陥の位置を示す表示と補正が行われた後の放射線画
像を合わせて表示する場合について説明したが、画像欠
陥の補正が行われる前の放射線画像の画像データと補正
が行われた後の放射線画像の画像データをコントローラ
40から出力インタフェース60を介して外部機器10
0に供給したり、メモリ44の欠陥情報記憶手段44a
に記憶した欠陥情報に基づいて生成した画像欠陥の位置
を示す画像データと補正が行われた後の放射線画像の画
像データを外部機器100に供給するものとしてもよ
い。ここで、外部機器100では、供給された画像デー
タを1枚のフイルムなどの媒体に放射線画像として出力
する。さらに、画像欠陥の補正が行われる前の放射線画
像の画像データや補正が行われた後の放射線画像の画像
データあるいは画像欠陥の位置を示す画像データを外部
機器100に出力する場合、1枚の媒体に放射線画像を
出力可能となるように画像データを処理して出力するも
のとして良い。すなわち、外部機器100で1枚の媒体
に対して出力できる画素数が画像データの画素数よりも
少ないときには、同じ画素位置の画像データを外部機器
100の出力できる画素数に応じて間引きして出力して
も良いことは勿論である。
【0063】なお、上述の実施の形態では、画像メモ
リ、欠陥検出部、欠陥補正部および画像表示装置がコン
トローラ40に設けられている場合について説明した
が、これらを放射線画像読取装置20に設けるものとし
て、放射線画像読取装置側で良好な放射線画像を表示し
たり、画像欠陥の位置を容易に判別可能とすることもで
きる。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、画像欠陥の補正が行
われる前の放射線画像の画像データと補正が行われた後
の放射線画像の画像データが対として処理されて、放射
線画像の表示あるいは画像データの出力が行われるの
で、補正が行われた位置の確認を容易とすることができ
る。また、補正前の画像データに代えて、画像欠陥の位
置を示す情報が用いられたときにも同様に、補正が行わ
れた位置の確認を容易に行うことができる。さらに画像
データを間引きして放射線画像の表示あるいは画像デー
タの出力を行う場合に、画像欠陥が最も少なくなるよう
に間引きが行われるので、間引き後の画像データを用い
ても補正が行われた画素の少ない良好な放射線画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放射線画像処理装置の構成を示す図である。
【図2】放射線画像読取装置の構成を示す図である。
【図3】コントローラの構成を示す図である。
【図4】第1の欠陥画素検出方法を説明するための図で
ある。
【図5】しきい値の設定方法を説明するための図であ
る。
【図6】第2の欠陥画素検出方法を説明するための図で
ある。
【図7】第3の欠陥画素検出方法を説明するための図で
ある。
【図8】トレンド除去を説明するための図である。
【図9】トレンド除去を行ったときのしきい値の設定方
法を説明するための図である。
【図10】欠陥画素の画像データの補正方法を説明する
ための図である。
【図11】表示画像を示す図である。
【符号の説明】
10 放射線発生装置 20 放射線画像読取装置 22 撮像パネル 24 走査駆動部 25 信号選択部 27 読取制御部 29 パネル駆動部 40 コントローラ 41 CPU(Central Processing Unit) 44 メモリ 44a 欠陥情報記憶領域 48 画像メモリ制御部 49 画像メモリ 50 欠陥検出部 52 欠陥補正部 55 表示制御部 56 画像表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元的に配列された複数の放射線検出
    素子からの出力信号に基づいて画像データを作成する画
    像データ作成手段と、 前記画像データ作成手段で作成された第1の画像データ
    を用いて画像欠陥を検出すると共に、検出された画像欠
    陥の位置を示す欠陥情報を生成する欠陥検出手段と、 前記欠陥検出手段で生成された欠陥情報を記憶する欠陥
    情報記憶手段と、 前記欠陥情報記憶手段に記憶した欠陥情報に基づき、被
    写体を透過した放射線を前記複数の放射線検出素子に照
    射して前記画像データ作成手段で作成した第2の画像デ
    ータの画像欠陥を補正して第3の画像データを作成する
    欠陥補正手段とを有する放射線画像処理装置において、 前記第2の画像データと前記第3の画像データを1つの
    画像データとして処理する画像データ処理手段を有する
    ことを特徴とする放射線画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ処理手段では、1つの画
    像データとした前記第2の画像データと前記第3の画像
    データから前記第2の画像データのみの消去を禁止する
    ことを特徴とする請求項1記載の放射線画像処理装置。
  3. 【請求項3】 2次元的に配列された複数の放射線検出
    素子からの出力信号に基づいて画像データを作成する画
    像データ作成手段と、 前記画像データ作成手段で作成された第1の画像データ
    を用いて画像欠陥を検出すると共に、検出された画像欠
    陥の位置を示す欠陥情報を生成する欠陥検出手段と、 前記欠陥検出手段で生成された欠陥情報を記憶する欠陥
    情報記憶手段と、 前記欠陥情報記憶手段に記憶した欠陥情報に基づき、被
    写体を透過した放射線を前記複数の放射線検出素子に照
    射して前記画像データ作成手段で作成した第2の画像デ
    ータの画像欠陥を補正して第3の画像データを作成する
    欠陥補正手段とを有する放射線画像処理装置において、 画像表示手段と、 前記画像表示手段に画像データを供給する画像データ供
    給手段とを備え、前記画像データ供給手段では、前記第
    2の画像データあるいは前記第3の画像データのいずれ
    かを切り換えて前記画像表示手段に供給し、あるいは両
    方を前記画像表示手段に供給し、 前記画像表示手段では、前記画像データ供給手段から供
    給された画像データに基づく放射線画像を表示すること
    を特徴とする放射線画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ供給手段では、前記第2
    の画像データあるいは前記第3の画像データのいずれか
    一方あるいは両方の画像データと共に、あるいは切り換
    えて前記欠陥情報記憶手段に記憶した欠陥情報に基づい
    て生成した画像欠陥の位置を示す第4の画像データを前
    記画像表示手段に供給することを特徴とする請求項3記
    載の放射線画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ供給手段では、前記第2
    の画像データと前記第3の画像データと前記第4の画像
    データを間引きして前記画像表示手段に供給すると共
    に、前記画像データの間引きの際には前記欠陥検出手段
    で検出された画像欠陥の数が最も少なくなるように間引
    きを行うことを特徴とする請求項3あるいは請求項4記
    載の放射線画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ供給手段および前記画像
    表示手段では、複数の画像データから間引きを行う際に
    は、同じ画素位置で間引きを行うことを特徴とする請求
    項5記載の放射線画像処理装置。
  7. 【請求項7】 2次元的に配列された複数の放射線検出
    素子からの出力信号に基づいて画像データを作成する画
    像データ作成手段と、 前記画像データ作成手段で作成された第1の画像データ
    を用いて画像欠陥を検出すると共に、検出された画像欠
    陥の位置を示す欠陥情報を生成する欠陥検出手段と、 前記欠陥検出手段で生成された欠陥情報を記憶する欠陥
    情報記憶手段と、 前記欠陥情報記憶手段に記憶した欠陥情報に基づき、被
    写体を透過した放射線を前記複数の放射線検出素子に照
    射して前記画像データ作成手段で作成した第2の画像デ
    ータの画像欠陥を補正して第3の画像データを作成する
    欠陥補正手段とを有する放射線画像処理装置において、 画像データを出力する画像データ出力手段を備え、前記
    画像データ出力手段では、前記第2の画像データ及び前
    記第3の画像データの両方の画像データを1枚の媒体に
    出力可能となるよう処理して出力することを特徴とする
    放射線画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データ出力手段では、前記第2
    の画像データまたは前記第3の画像データと、前記欠陥
    情報記憶手段に記憶した欠陥情報に基づいて生成した画
    像欠陥の位置を示す第4の画像データを出力することを
    特徴とする請求項7記載の放射線画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データ供給手段では、前記第2
    の画像データと前記第3の画像データと前記第4の画像
    データを間引きして前記画像表示手段に供給すると共
    に、前記画像データの間引きの際には前記欠陥検出手段
    で検出された画像欠陥の数が最も少なくなるように間引
    きを行うことを特徴とする請求項7または請求項8記載
    の放射線画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像データ出力手段では、前記複
    数の画像データを間引きして出力する際には同じ画素位
    置で間引きを行うことを特徴とする請求項9記載の放射
    線画像処理装置。
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