JP2000125806A - 低カロリ−液状調味料 - Google Patents

低カロリ−液状調味料

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JP2000125806A
JP2000125806A JP10307997A JP30799798A JP2000125806A JP 2000125806 A JP2000125806 A JP 2000125806A JP 10307997 A JP10307997 A JP 10307997A JP 30799798 A JP30799798 A JP 30799798A JP 2000125806 A JP2000125806 A JP 2000125806A
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JP
Japan
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soy sauce
liquid seasoning
fructose
extract
low
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Application number
JP10307997A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Nakajima
康彦 中嶋
Tadaaki Kikuchi
忠昭 菊地
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Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低カロリ−の液状調味料を得る。 【解決手段】魚介類などの抽出物、醤油、甘味糖類を含
有する液状調味料において、甘味糖類を糖アルコ−ル及
び/又は果糖とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肥満や糖尿病患者
のような、カロリ−コントロ−ルが必要な人用の低カロ
リ−液状調味料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、削った魚節を熱水で抽出してダシ
汁を得たり、コンブ、しいたけなどからダシ汁を得て、
これらのダシ汁に醤油、みりん、砂糖などを混合して、
めんつゆ、天つゆなどのつゆ類、すきやきのたれ、牛丼
のたれなどのたれ類、また、肉じゃがなどを調理する煮
物用の調味液などを家庭で調製していたが、調理時間の
簡素化や個食化などにより、ダシ汁や醤油、みりん、甘
味糖類などが予め配合された、天つゆ、麺つゆのような
個々の調理毎の専用の液状調味料や汎用性のある液状調
味料が市販され、家庭でもこれらを用いて調理すること
が主流となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの液状調味料に
含まれる甘味糖類の配合量は、それほど高含量ではない
が、これらが種々多様な料理に利用されるために1日単
位、一週間単位でみると甘味糖類の総摂取量はかなり多
くなり、しかもその糖類は液糖、砂糖、水飴など、腸管
で吸収されやすいものであるため、肥満や糖尿病患者の
ような、カロリ−コントロ−ルが必要な人にとっては用
いにくい欠点を有している。本発明は、肥満や糖尿病患
者のような、カロリ−コントロ−ルが必要な人にとって
も用いられる、液状調味料を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、従来の甘味糖類に
かえて糖アルコ−ル及び/又は果糖を用いて調製して得
た液状調味料は、低カロリ−であり、しかも従来の液状
調味料に較べて遜色のない調理適性を有することを知
り、この知見に基づいて本発明を完成した。すなわち、
本発明は魚介類などの抽出物、醤油、甘味糖類を含有す
る液状調味料において、甘味糖類が糖アルコ−ル及び/
又は果糖であることを特徴とする液状調味料である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の甘味糖類の糖アルコ−ル
は、アルド−スまたはケト−スのカルボニル基の還元に
より得られる、通常の鎖状の多価アルコ−ルであり、特
に甘味を有する糖アルコ−ルが好適に用いられる。例え
ばキシリト−ル、マルチト−ル、ソルビト−ル、マンニ
ト−ル、ラクチト−ル、エリスリト−ルなどが挙げら
れ、甘さは砂糖以上か、それに近い甘さを有するもので
ある。これらの糖アルコ−ルは腸管から吸収されにくか
ったり、吸収されてもゆっくり吸収されるものであるか
らカロリ−の摂取率が低く、血糖値を急激に上昇させる
こともないものである。
【0006】また、本発明には果糖が用いられる。果糖
は砂糖の1.2倍程度の甘味を有しているが、これは濃
度勾配による拡散により、腸管からゆっくり吸収され
る。そして、その利用はグルコ−スと異なりインシュリ
ンの影響を全く受けないものである。
【0007】これらの糖アルコ−ル類、果糖が単独、も
しくは組み合わせて用いられ2〜80重量%、好ましく
は5〜70重量%用いられる。
【0008】また必要に応じて甘味料として、例えばア
スパルテ−ム、グリチルリチン、サッカリン、ステビオ
シド、レバウシド、ズルチン、アリテ−ム、トリクロロ
シュ−クロ−ス、パラチノ−スなどが挙げられ1種又は
2種以上が用いられる。
【0009】本発明の魚介類などの抽出物は、例えば鰹
節、鯖節などの魚節類から熱水などで抽出して得るダシ
汁類、コンブ、シイタケなどのダシ汁、魚介類エキス、
酵母エキス、ビ−フエキス、野菜エキスなどの各種エキ
ス類が挙げられる。また、必要に応じて蛋白加水分解
物、蛋白酵素分解物などおよびグルタミン酸ナトリウ
ム、グリシンなどのアミノ酸系調味料、グアニル酸ナト
リウムなどの核酸系調味料、コハク酸ナトリウムなどの
旨味調味料が一種又は二種以上用いられる。
【0010】醤油は、通常の液状調味料に用いられる醤
油でよく、例えば濃口醤油、淡口醤油、溜醤油、再仕込
み醤油、白醤油などが挙げられ、これらの醤油を電気透
析などで脱塩したものや、限外濾過や精密濾過などの膜
処理をおこなったもの、樹脂などで脱色処理したものも
挙げられる。
【0011】上記原材料の他に必要に応じて有機酸類、
例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、フマル
酸、アジピン酸、乳酸、酢酸およびこれらを有する食
酢、果汁などの食品が挙げられ、1種又は2種以上が用
いられる。
【0012】また、必要に応じて香辛料、例えばガ−リ
ック、オニオン、オレガノ、タイム、セ−ジ、ジンジャ
−、レッドペパ−、ペパ−、オ−ルスパイス、クロ−
ブ、ナツメグ、カルダモなどが挙げられ、1種又は2種
以上が用いられる。
【0013】また、必要に応じて、味噌、アミノ酸液、
魚醤、香辛野菜、酒類、発酵調味料、糊料、乳化剤、食
用油脂、香料、着色料などが挙げられ、1種又は2種以
上が用いられる。
【0014】そして、上記原材料を配合し、必要に応じ
て水を加えて均一になるように混合撹拌したのち加熱殺
菌、例えば80℃、15分、をおこない本発明の低カロ
リ−液状調味料を得る。本発明の液状調味料は、甘味糖
類として腸管で吸収されにくいものや、吸収速度の遅い
ものを用いているため、低カロリ−であり、しかも従来
の液状調味料と較べても遜色のない調理適性を有するも
のである。
【0015】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
【0016】(実施例1)マビット(マルチト−ル、林
原商事)120g、果糖(日新カップ)100g、濃口
醤油300g、鰹節50gを420gの熱水で90℃、
20分抽出し、濾過をして得たダシ汁400g、グルタ
ミン酸ナトリウム6gに水を加えて、均一になるように
撹拌混合して1,000mlとし、これを80℃、15
分の加熱殺菌をおこない、本発明の低カロリ−液状調味
料(麺つゆ)を得た。
【0017】次に、実施例1で得た本発明の麺つゆと市
販の3倍濃縮の麺つゆ、各々を水で5倍に希釈したもの
を用いてうどんを煮、食して、うどんの味について識別
能力を有する10名のパネルにより比較をおこなった。
その結果、本発明品は市販の麺つゆと較べて遜色のない
ものであった。 (実施例2)マビット(マルチト−ル、林原商事)18
0g、果糖(日新カップ)160g、濃口醤油(キッコ
−マン)330g、グルタミン酸ナトリウム3g、ビ−
フエキス1gに水を加えて、均一になるように撹拌混合
して1,000mlとし、これを80℃、15分の加熱
殺菌をおこない、本発明の低カロリ−液状調味料(すき
やきのたれ)を得た。
【0018】次に実施例2で得た本発明品と市販のすき
やきのたれを用いて、各々すきやきを調理し、これを食
してすきやきの味について、識別能力を有する10名の
パネルにより比較をおこなった。その結果、本発明品は
市販のすきやきのたれと較べて遜色のないものであっ
た。
【0019】
【発明の効果】本発明は、低カロリ−であるから、肥満
を気にする人や糖尿病患者のような、カロリ−コントロ
−ルを必要とする人のための、液状調味料として供せら
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚介類などの抽出物、醤油、甘味糖類を含
    有する液状調味料において、甘味糖類が糖アルコ−ル及
    び/又は果糖であることを特徴とする液状調味料。
JP10307997A 1998-10-29 1998-10-29 低カロリ−液状調味料 Pending JP2000125806A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087052A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Asahi Breweries Ltd 甘味料含有アルコール飲料
JP6326181B1 (ja) * 2018-02-05 2018-05-16 株式会社吉野家ホールディングス 牛肉丼の素、牛肉丼の煮込み汁の製造方法、及び牛肉丼の素の製造方法

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