JP2000125588A - 直流モータ制御方法及び装置及びディスク再生装置 - Google Patents

直流モータ制御方法及び装置及びディスク再生装置

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JP2000125588A
JP2000125588A JP10309508A JP30950898A JP2000125588A JP 2000125588 A JP2000125588 A JP 2000125588A JP 10309508 A JP10309508 A JP 10309508A JP 30950898 A JP30950898 A JP 30950898A JP 2000125588 A JP2000125588 A JP 2000125588A
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rotation
braking
disk
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Toru Mikami
透 三神
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク再生装置においてディスク回転用
モータが暴走した時に短時間に停止することが困難であ
った。 【解決手段】 直流モータ2を停止させるために非駆動
状態にした後に、直流モータ2に電気的にブレーキをか
ける極性の電圧を間欠的に供給する。ブレーキ駆動電圧
を供給していない期間にモータに発生する逆起電力を検
出し、この逆起電力の極性をコンパレータ11で判定
し、モータ2の回転方向を判定する。モータ2が逆方向
に回転し始め時にブレーキ駆動を終了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータ制御方
法及び装置及びこれを使用したディスク再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MD、CD、CD−ROM等を記録媒体
ディスクとするディスク再生装置のディスク回転用モー
タ即ちスピンドルモータには、ブラシ付きDCモータ、
三相ブラシレスモータ、センサレスブラシレスモータ等
が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータの回
転を停止する時に、モータの駆動停止時点からモータの
慣性回転の停止時点までの時間幅をできるだけ短くする
ことが要求される。この要求に応えるために機械的制動
機構を設けることが考えられるが、機械的制動機構は大
型、高コスト、低応答速度等の欠点を有する。電気的制
動方法としては、慣性即ち惰性による回転方向と逆の方
向に回転させるようにモータを駆動する方法がある。こ
の電気的制動の場合に、モータの回転方向を検出する手
段を持たないと適切な電気的制動を与えることができな
い。例えば、停止制御のためにモータの現在の回転速
度、現在の負荷等に無関係に一定時間幅の逆方向駆動電
圧(制動電圧)をモータに印加すると、この制動電圧の
印加時間が必ずしも適当とならずに長過ぎる場合、又は
短過ぎる場合が生じる。制動電圧の印加時間が長過ぎる
と、モータが正回転状態から逆回転状態に移行し、結果
として停止所要時間が長くなる。また、制動電圧の印加
時間が短過ぎると、モータを十分に制動することができ
ず、停止所要時間を十分に短縮することができない。三
相ブラシレスモータの場合には、回転速度検出及び回転
方向検出を比較的容易に達成することができるので、回
転速度検出及び回転方向検出に基づいて停止制御を比較
的良好に行うことができる。しかし、三相ブラシレスモ
ータは高価である。一方、ブラシ付きDCモータ、セン
サレスブラシレスモータの場合には、これ等に一体的に
回転速度検出手段及び回転方向検出手段を有さない。も
し、独立した回転速度検出手段及び回転方向検出手段を
設けると、コスト高になる。光ディスク装置はCLV
(一定線速度)記録のディスクをCLV走査するので、
モータの回転速度が刻々と変化する。従って、停止制御
の直前の回転速度が一定とならず、電気的制動を適切に
加えることが困難になる。特に、回転速度検出手段及び
回転方向検出手段を持たない安価な光ディスク装置にお
いて、再生用光ビームがディスクの有効領域から外れて
トラックの無いミラー面に突入すると、CLV制御が不
能になり、モータが暴走するおそれがある。即ち、光デ
ィスク装置ではディスクの読み取り出力から同期信号を
分離し、この同期信号に基づいてモータの回転を制御し
ているので、同期信号が検出されなくなると、モータは
暴走する。
【0004】そこで、本発明の目的は、比較的低コスト
な装置によってモータの回転を迅速に停止することがで
きるモータ制御方法及び装置及びこれを使用したディス
ク再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、直流モータを停止制御
する方法であって、前記直流モータを電気的に制動する
ことが可能な極性を有する制動電圧を前記直流モータに
間欠的に供給し、前記直流モータに前記制動電圧が供給
されていない期間の前記直流モータの逆起電力の極性を
検出して前記直流モータの回転方向を判定し、停止制御
期間において前記直流モータの回転方向が反転した時に
前記制動電圧の供給を停止する直流モータ制御方法に係
わるものである。また、請求項1の方法を実施するため
請求項2の装置とすることができる。また、請求項1及
び2の発明の技術を利用して請求項3に示すようにディ
スク再生装置を構成することができる。また、請求項4
に示すように光ディスクを使用する装置に本発明を適用
することができる。また、請求項5に示すようにPLL
回路のアンロックで異常回転を検出することができる。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、間欠的制動駆
動によって逆起電力の極性チェックを間欠的に行うこと
ができ、逆起電力から回転方向を判定することができ
る。従って、停止制御期間における回転方向の反転時点
を容易且つ正確に得ることができ、制動駆動を適切に行
うことができ、モータの回転停止を迅速且つ円滑に行う
ことができる。また、請求項3〜5の発明によれば、異
常回転状態を容易且つ迅速に検出することができ、異常
回転時にモータを迅速に停止させることができる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図1〜図11を参照して
本発明の実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】図1は本発明の第1の実施例に従う光
ディスク再生装置としてのMD(ミニディスク)プレー
ヤの一部を概略的に示すブロック図である。このMDプ
レーヤは記録媒体ディスク(MD)1を回転するための
モータ2、モータ制御及び駆動回路3、信号変換器とし
ての光ピックアップ4、トラッキングサーボ及び光ピッ
クアップ送り手段5、再生信号処理回路6、コントロー
ラ7、操作手段8、本発明に従う逆起電力検出手段とし
ての逆起電力検出ライン9、ローパスフィルタ即ちLP
F10、及び回転方向検出手段としてのコンパレータ1
1を有している。なお、MDプレーヤは周知のフォーカ
スサーボ回路を有するが、図1では省略されている。
【0009】ディスク1はディジタルデータがクロック
データ(同期信号)を伴って渦巻状トラック形態に記録
された周知のものである。なお、データはCLV(線速
度一定)の形式で光学的読み取り可能に記録されてい
る。また、ディスク1の主面のトラックが形成されてい
ない領域はミラー面となっている。モータ2はこのスピ
ンドル2aに変換可能に装着されたディスク1を回転す
るものであり、図2に原理的に示すように電機子巻線1
2と永久磁石から成る回転子13とを備えた直流モータ
である。
【0010】モータ2に接続されたモータ制御及び駆動
回路3は、周知のモータサーボ回路を形成するものであ
って、図2に示すようにサーボ制御回路14と駆動回路
15とフィルタ回路16とから成る。制御回路14はコ
ントローラ7からライン17aで与えられる駆動指令と
ライン17bで与えられる回転方向指令とライン18で
与えられる速度指令と再生信号処理回路6からライン1
9で与えられるクロック信号(同期信号)とに基づいて
PWM(パルス幅変調)信号から成る駆動制御信号をラ
イン20によって駆動回路(ドライバ)15に与え、ま
たライン21によって回転方向制御信号を駆動回路15
に与える。駆動回路15はライン20の例えば20kH
z程度の繰返し周波数のPWM駆動制御信号に応答して
断続された直流電圧即ちPWM電圧を一対のライン2
2、23間に出力し、モータ2を駆動する。また、駆動
回路15はライン21の回転方向制御信号に応答して出
力ライン22、23間に出力するPWM電圧の極性の切
換を実行する。これにより、モータ2の速度制御と回転
方向制御即ち正転及び逆転制御との両方が達成される。
駆動回路15とモータ2との間に接続されたフィルタ1
6はチョークコイル24とコンデンサ25とから成り、
駆動回路15から出力されるPWM電圧を平滑化するも
のである。PWM電圧のPWMパルスのデューティ比が
大きい時にはフィルタ16で平滑された直流出力電圧の
レベルが高くなり、そのデューティ比が小さい時にはフ
ィルタ16の直流出力電圧のレベルは低くなる。
【0011】光ピックアップ4はディスク1にレーザビ
ーム(図示せず)を投射し、その反射光を検出してディ
スク1のデータを読み取る周知のものであって、レーザ
光源、対物レンズ4a、フォーカスアクチュエータ、ト
ラッキングアクチュエータ、ビ−ムスプリッタ、光検出
器等を含む。
【0012】再生信号処理回路6は増幅及び波形整形回
路26、データ及び同期信号分離回路27、復調回路2
8を含み、ディスク1のデータに対応した復調信号を出
力端子29に送出する。光ピックアップ4に接続された
増幅及び波形整形回路26は光ピックアップ4で検出さ
れた同期信号(クロック情報)を伴ったデータを増幅
し、且つ方形波に整形する。増幅及び波形整形回路26
に接続されたデータ及び同期信号分離回路27は周知の
PLL回路27aを含み、同期信号即ちクロック信号を
抽出し且つデータを抽出して復調回路28に送る。な
お、データ及び同期信号分離回路27で分離された同期
信号(クロック)はライン19によってモータ制御及び
駆動回路3にも送られる。また、データ及び同期信号分
離回路27からPLL回路27aのロック及びアンロッ
クを示す信号がライン30によってコントローラ7に送
られる。また、図1には示されていないが、再生信号処
理回路6はアドレスデコーダを含み、光ピックアップ4
による現在の走査位置を示す信号を検出し、コントロー
ラ7に送る。復調回路28は入力データを所定形式のデ
ータに復調し、復調データを出力端子29に送出する。
【0013】直流モータ2の逆起電力検出ライン9に接
続されたLPF10は、図2に示すように抵抗31とコ
ンデンサ32とから成り、ノイズ等の高調波成分を除去
するものである。
【0014】回転方向検出手段としてのコンパレータ1
1はオペアンプ(演算増幅器)33と、2つの抵抗3
4、35とから成る。オペアンプ33の負入力端子はL
PF10の一方の出力ライン10aに接続され、正入力
端子は10kΩの抵抗35を介してLPF10の他方の
出力ライン(グランドライン)10bに接続されてい
る。1MΩの帰還抵抗34はオペアンプ33の出力端子
と正入力端子との間に接続されている。コンパレータ1
1はヒステリシスを有して入力信号の極性を検出する。
コンパレータ11の入力信号の極性はモータ2の逆起電
力(逆起電圧)の極性に対応して変化するので、コンパ
レータ11によってモータ2の回転方向を検出すること
ができる。即ち、モータ2が非駆動状態となり、惰性回
転で正方向に回転し、電機子巻線12に図2で上向きの
逆起電力を発生したとすれば、ライン10aの電位がラ
イン10bの電位よりも高くなり、オペアンプ33の出
力電圧は低レベル(L)になる。これとは反対に、モー
タ2が逆回転している時にはモータ2の電機子巻線12
に下向きの電圧が発生し、ライン10aの電位がライン
10bの電位よりも低くなり、オペアンプ33の出力電
圧は高レベル(H)になる。コンパレータ11の出力は
ライン36によって図1のコントローラ7に送られる。
【0015】コントローラ7は、CPU7a、ROM7
b、RAM7c、タイマ(図示せず)等を含むマイコン
から成り、操作手段8から与えられた、再生指令、停止
指令、正方向送り指令、逆方向送り指令、サーチ指令等
に応答してモータ制御及び駆動回路3、トラッキングサ
ーボ及び送り手段5等を周知の方法で制御する機能を有
する他に本発明に従ってライン30のPLLロック及び
アンロック信号とライン36のモータ回転方向検出信号
に応答してモータ2を停止制御する機能を有する。
【0016】図3はコントローラ7のモータ制御機能を
アナログ類推で等価的に示すブロック図である。PLL
回路27aのロック・アンロック信号ライン30に接続
されたロックリトライ手段40はライン30のアンロッ
クを示す信号に応答してレーザビームをディスク1の半
径方向に所定量だけ変位させるためのロックリトライ信
号をライン41から図1のトラッキングサーボ及び送り
手段5に与える。PLL回路27aのロックが成立しな
い場合には上記のロックリトライ動作(ビームのディス
ク半径方向微小変位)を所定回数(例えば5回)繰返
す。この所定回数のロックリトライでもロックが成立し
ない場合には、レーザビームがディスクの有効記録領域
(有効トラック領域)から外れた非有効記録領域(トラ
ック外領域)にあるものと判断し、レーザビームを有効
記録領域内に戻すようにトラッキングサーボ及び送り手
段5を制御し、再びロック動作を試みる。暴走判定手段
42は、上述の有効記録領域にレーザビームを戻してロ
ック動作を開始した時点に同期してタイマで所定時間
(1〜数秒)の計測を開始し、この所定時間内にPLL
回路27aのロックが成立するか否かを判定し、ロック
が成立しなかった時には、これを示す信号に基づいてモ
ータ2が暴走していることを示す信号を出力する。即
ち、もしディスク1のトラック外領域にレーザビームが
投射されると、光ピックアップ4から同期信号を伴った
読み取り出力が得られなくなり、モータ2が高速回転又
は逆回転等の暴走状態になることがある。従って、PL
L回路27aのロックの不成立によってモータ2の暴走
を推測することができる。暴走判定手段42でモータ2
の暴走が判定された時には、モータ2を停止させるため
にモータ駆動指令発生器43に停止指令を与える。これ
により、モータ駆動指令発生器43から駆動指令が発生
しなくなり、ORゲート44の出力ライン17aが非駆
動指令(停止指令)状態となり、モータ2が非駆動(非
付勢)状態になる。しかし、モータ2は慣性を有するの
で、直ちに停止しない。そこで、本発明に従うモータ2
の停止制御が実行される。
【0017】コントローラ7はモータ2の停止制御を実
行するために、図3に示すようにサンプリングパルス発
生器45、サンプル・ホールド回路46、モータ回転方
向判定手段47、モータ間欠駆動指令発生器49、回転
方向指令発生器50を有している。次に、図3の各部の
動作を図4及び図5を参照して説明する。駆動指令発生
器43が図1の操作手段8による停止指令又は暴走判定
手段42の図4(A)に示す暴走判定信号に応答してt
0 時点で非駆動指令(停止指令)を示す信号を出力する
と、モータ2が非駆動状態になると共に、間欠駆動指令
発生器49が動作を開始する。間欠駆動指令発生器49
はサンプリングパルス発生器45の図4(G)に示す所
定周期のサンプリングパルスに基づいて図4(F)に示
す間欠駆動指令を発生する。この間欠駆動指令はt0 〜
t3 、t4 〜t5 、t6 〜t7 のような所定時間幅の非
駆動期間を有してt3 〜t4 、t5 〜t6 、t7 〜t8
等の期間にモータ駆動指令を発生する。間欠駆動指令は
ORゲート44とライン17aを介してモータ制御及び
駆動回路3に送られる。従って、モータ2は間欠的に駆
動される。モータ2を間欠的に制動駆動すると、モータ
2の回転速度は図4(B)に示すように徐々に低下す
る。停止制御時のモータ2の制動駆動電圧の極性を決定
するために、図1のコンパレータ11の出力を図3のサ
ンプル・ホールド回路46でサンプリングし且つホール
ドして回転方向判定手段47に送る。図4(G)のt1
〜t2 期間等に発生するサンプリングパルスは間欠駆動
指令の非駆動期間に発生する。従って、非駆動期間であ
るt3 以前、t4 〜t5 、t6 〜t7 、t8 以後等にお
いてモータ2の逆起電力を検出する。なお、図4(C)
に示すモータ2の電圧のt0 〜t3 、t4 〜t5 、t6
〜t7 、t8以後の期間に示す電圧はモータ2の逆起電
力を示す。図4においてはt0 時点よりも以前にモータ
2が正方向回転する極性に駆動されている。モータ2の
回転を迅速に停止させるためにはモータ2をブレーキ動
作が生じるように逆極性駆動することが必要になる。こ
のため、間欠駆動期間t1 〜t4 、t5 〜t6 、t7 〜
t8 には図4(C)に示すようにモータ電圧は負極性に
なる。図3の回転方向判定手段47はコンパレータ11
の出力のサンプリング値に基づいてモータ2の正転と逆
転とを区別する方向検出信号を図4(H)に示すように
発生する。図4の場合には停止制御のためにモータ2を
逆極性駆動(ブレーキ駆動)するので、この回転速度は
徐々に低下し、t8 時点で反転している。これにより、
回転方向判定手段47の出力は図4(H)に示すように
t10時点で正転から逆転に転換する。回転方向判定手段
47からt10で回転方向反転を示す信号が得られると、
これに応答して間欠駆動指令発生器49は駆動指令の発
生を中止する。これにより、モータ2の逆方向回転の継
続が阻止され、モータ2はt10時点の直後に停止状態に
なる。図3の回転方向指令発生器50は回転方向判定手
段47の出力に基づいてモータ2の回転方向を指示する
信号をライン18を介して図1のモータ制御及び駆動回
路3に送る。即ち、図4に示すように正方向回転中に停
止制御する時には、停止制御前の回転方向と逆の回転方
向にモータ2を回転させるための指令を発生する。な
お、回転方向指令発生器50は正常再生時には勿論正転
指令を発生する。
【0018】図5はモータ2が逆方向回転している暴走
状態における停止制御を示す。モータ2が逆転している
時にはモータ2の逆起電力の極性も図5(C)に示すよ
うに図4(C)と逆になる。また、逆転しているモータ
2を停止するためには正転方向の極性の電圧を間欠的に
モータ2に印加して電気的制動をかける。なお、図5の
逆転時の停止制御は、図5(B)、(C)、(D)、
(H)の極性が図4と反対になる点を除いて図4の正転
時の停止制御と同一である。
【0019】図3の速度指令発生器51はモータ2の速
度指令を示すデータをライン17bを介して図1のモー
タ制御及び駆動回路3に送るものである。この実施例で
は、モータ2の速度がモータ駆動電圧をPWM制御する
ことによって達成されている。従って、速度指令に基づ
いてPWMパルスのデューティが制御される。
【0020】図6はコントローラ7のROM7bのプロ
グラムに従う停止制御のフローチャートを示す。操作手
段8による停止指令又は暴走判定に基づいて図6のステ
ップS0 に示す停止制御がスタートすると、次のステッ
プS1 でモータ2の駆動が所定時間停止される。次にス
テップS2 でモータ2が逆回転か否かの判定が行われ
る。ステップS2 で逆回転でないこと即ち正回転である
ことを示すNOの出力が得られた時にはステップS3 で
モータ2を間欠的に逆方向駆動(制動駆動)して電気的
にブレーキをかける。ステップS2 で逆回転を示すYE
Sの出力が得られた時にはステップS4 でモータ2を間
欠的に正方向駆動して電気的にブレーキをかける。ステ
ップS3 又はS4 のブレーキ動作が終了したらステップ
S5 でモータ2の駆動オフを保持してステップS6 で停
止制御を終了させる。
【0021】図7は図6のステップS3 の逆方向駆動ブ
レーキを詳しく示す第1のサブルーチンである。図6の
ステップS2 で逆回転でないこと即ち正回転であること
を示すNOの出力が得られた時には図7のステップS31
でモータ2の逆方向駆動をオンにする。次にステップS
32で逆方向駆動オン開始から所定時間が経過したか否か
を判定する。所定時間の経過を示すYESの出力が得ら
れた時にはステップS33でモータ2の逆方向駆動をオフ
にする。次にステップS34で逆回転か否かを判定する。
このステップS34で逆回転を示すYESの出力が得られ
た時には図6のステップS5 に進む。ステップS34で逆
回転でないことを示すNOの出力が得られた時にはステ
ップS35においてステップS33の逆方向駆動オフの開始
時点から所定時間が経過したか否かを判定する。このス
テップS35で所定時間の経過を示すYESの出力が得ら
れた時には再びブレーキをかけるためにステップS31に
戻る。これにより、図4と同様にモータ2の正回転時の
間欠的ブレーキが達成される。
【0022】図8は図6のステップS4 の正方向駆動ブ
レーキを詳しく示す第2のサブルーチンである。図6の
ステップS2 で逆回転を示すYESの出力が得られた時
には、図8のステップS41でモータ2の正方向駆動をオ
ンにする。次にステップS42で正方向駆動オンの開始か
ら所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS42
で所定時間の経過を示すYESの出力が得られた時には
ステップS43でモータ2の正方向駆動をオフにする。次
に、ステップS44でモータ2が正回転か否かを判定す
る。このステップS44で正回転を示すYESの出力が得
られた時には図6のステップS5 に進む。また、ステッ
プS44で正回転でないことを示すNOの出力が得られた
時にはステップS45でステップS43の正方向駆動のオン
開始から所定時間が経過したか否かを判定する。このス
テップS45で所定時間の経過を示すYESの出力が得ら
れた時にはステップS41に戻り、再びブレーキ動作させ
る。これにより、図5と同様なモータ2の逆回転時の間
欠的ブレーキが達成される。
【0023】なお、ステップS32、S42のオン駆動の所
定時間とステップS35、S45のオフ駆動の所定時間は互
いに独立に任意に設定し得る。
【0024】以上の説明から明らかなように本実施例は
次の効果を有する。 (1) モータ2を間欠的にブレーキ駆動(制動駆動)
し、非駆動期間の逆起電力によって回転方向を検出する
ので、回転方向の検出を簡単且つ安価な構成によって行
うことができる。 (2) 間欠的にブレーキ駆動するので、モータ2の回
転方向を刻々と検出することができ、ブレーキ駆動によ
ってモータ2の回転方向の反転時点を比較的に正確に検
出し、モータ2を迅速に停止状態にすることができる。
即ち、ブレーキ駆動によるモータ2の逆転期間を短くし
てモータ2を迅速に停止することができる。 (3) モータ2が何らかの原因で暴走した時にPLL
回路27aのアンロック状態によって暴走状態を迅速且
つ正確に検知し、モータ2の回転を迅速に停止させるこ
とができる。例えば、ディスク再生装置のモータ2の暴
走の原因の多くは、サーチ時にリードアウトエリア即ち
有効トラック外領域のミラー面にレーザビームが投射さ
れ、再生信号が正常に得られなくなった時に生じる。即
ち、再生信号が得られなくなるとPLL回路27aで同
期信号(クロック信号)を分離することができなくな
り、CLV又はZCLV制御が不可能になり、モータ2
が暴走する。しかし、本実施例ではPLL回路27aの
アンロック状態によってモータ2の暴走を迅速に検出
し、モータ2を迅速に停止することができる。
【0025】
【第2の実施例】第2の実施例のディスク再生装置は第
1の実施例のディスク再生装置の停止制御期間のブレー
キ駆動電圧を図9(C)に示すように変形した他は第1
の実施例と同一に構成したものである。従って、第2の
実施例の説明においても、図1〜図3を参照する。ま
た、図9において図4と実質的に同一の部分の説明を省
略する。
【0026】図9は第2の実施例のディスク再生装置の
各部の状態を図4と同様に示したものである。この図9
(C)においては停止制御期間のモータ2のブレーキ駆
動電圧即ち負極性電圧が時間の経過と共に低下してい
る。このブレーキ駆動電圧の制御は図2の制御回路14
からPWM駆動回路15にライン20によって与えるP
WM信号を図10に原理的に示すように変化させること
によって達成されている。即ち、停止制御期間において
PWM信号におけるデューティ比を徐々に小さくしてブ
レーキ駆動電圧を低下させる。この第2の実施例は第1
の実施例と同一の効果を有する他に、ブレーキ駆動によ
るモータ2の逆転の程度を低め、より迅速に停止させる
ことが可能になるという効果を有する。
【0027】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 実施例では図2の駆動回路15にライン20で
PWM信号を送り、ライン21で極性信号を送ったが、
この代りに、モータ2の正転駆動の時には図11(A)
に示す正極電圧+EのPWM信号を送り、逆転駆動の時
には図11(B)の負極電圧−EのPWM信号を送るこ
とができる。 (2) 実施例ではモータ2の正転の時にコンパレータ
11の出力が低レベル、逆転の時に高レベルになるが、
これとは逆に正転の時に高レベル、逆転の時に低レベル
となるようにコンパレータ11を構成することができ
る。 (3) モータ2の電圧をPWM制御する代りに、可変
抵抗型制御でモータ2の電圧を変えることができる。即
ち、トランジスタを可変抵抗器と同様に動作させ、トラ
ンジスタの電圧降下によってモータの電圧を制御するこ
とができる。 (4) コントローラ7からモータ駆動指令と回転方向
指令と速度指令とを分けてモータ制御及び駆動回路3に
送る代りに、これ等の内の2つ又は3つを一体にした制
御データをモータ制御及び駆動回路3に送ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のディスク再生装置を示
すブロック図である。
【図2】図1のモータ制御及び駆動回路、モータ、LP
F及びコンパレータを詳しく示す回路図である。
【図3】図1のコントローラの一部を等価的に示すブロ
ック図である。
【図4】正回転時の停止制御における図1〜図3の各部
の状態を示す波形図である。
【図5】逆回転時の停止制御における図1〜図3の各部
の状態を図4と同様に示す波形図である。
【図6】図1のモータの停止制御を示す流れ図である。
【図7】図6の逆方向駆動ブレーキの動作を詳しく示す
流れ図である。
【図8】図6の正方向駆動ブレーキの動作を詳しく示す
流れ図である。
【図9】第2の実施例のディスク再生装置の動作を図4
と同様に示す波形図である。
【図10】第2の実施例の停止制御時にモータの電圧を
制御するためのPWM信号を示す波形図である。
【図11】変形例のモータのPWM制御信号を示す波形
図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 直流モータ 3 モータ制御及び駆動回路 7 コントローラ 11 コンパレータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 19/247 G11B 19/247 Z H02P 6/24 H02P 6/02 351L Fターム(参考) 5D090 AA01 CC04 HH02 HH03 LL07 5D109 AA11 EA03 EA14 5H530 AA12 BB14 CC06 CD12 CD25 CD35 CD36 CF12 5H560 AA03 BB02 BB12 DA13 DB11 EB01 EC05 EC10 ED07 HB03 HC01 JJ05 JJ07 RR10 TT01 TT07 TT08 TT12 TT15 5H575 AA07 BB10 DD06 EE01 EE05 FF05 FF10 HB02 JJ03 JJ05 JJ17 JJ18 JJ26 LL24 LL28 LL45 MM05 MM11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流モータを停止制御する方法であっ
    て、 前記直流モータを電気的に制動することが可能な極性を
    有する制動電圧を前記直流モータに間欠的に供給し、前
    記直流モータに前記制動電圧が供給されていない期間の
    前記直流モータの逆起電力の極性を検出して前記直流モ
    ータの回転方向を判定し、停止制御期間において前記直
    流モータの回転方向が反転した時に前記制動電圧の供給
    を停止することを特徴とする直流モータ制御方法。
  2. 【請求項2】 直流モータを停止制御するための装置で
    あって、 前記直流モータを電気的に制動することが可能な極性を
    有する制動電圧を前記直流モータに間欠的に供給するた
    めの間欠的制動電圧供給手段と、 前記直流モータに前記制動電圧が供給されていない期間
    の前記直流モータの逆起電力の極性を検出して前記直流
    モータの回転方向を判定する回転方向判定手段と、 前記直流モータの停止制御期間中に前記直流モータの回
    転方向が反転したか否かを判定し、前記回転方向が反転
    した時に前記間欠的制動電圧の前記直流モータへの供給
    を停止させる制御手段とから成る直流モータ制御装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルデータがクロック情報を伴っ
    て記録されている記録媒体ディスクから前記ディジタル
    データを再生するためのディスク再生装置であって、 前記ディスクを回転するための直流モータと、 前記直流モータの駆動回路と、 前記ディスクから前記クロック情報を伴ったディジタル
    信号を読み取るための信号変換手段と、 前記信号変換手段の出力から前記ディジタルデータと前
    記クロック情報とを分離する分離手段と、 前記分離手段で分離された前記クロック情報に基づいて
    前記モータの異常回転状態を判定する異常回転状態判定
    手段と、 前記モータの逆起電力を検出する逆起電力検出手段と、 前記逆起電力検出手段の出力に基づいて前記モータの回
    転方向を検出する回転方向検出手段と、 前記異常回転状態判定手段と前記回転方向検出手段と前
    記駆動回路とに接続され、前記異常回転状態判定手段に
    よる異常回転の判定に基づいて前記直流モータを停止さ
    せる時に、前記直流モータを電気的に制動することが可
    能な極性を有する制動電圧を前記直流モータに間欠的に
    供給するように前記駆動回路を制御し、停止制御期間中
    に前記直流モータの回転方向が反転したことを前記回転
    方向検出手段の出力に基づいて判定して前記制動電圧の
    前記直流モータへの供給を終了させるように前記駆動回
    路を制御する制動制御手段とを備えたディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体ディスクは光ディスクであ
    り、前記信号変換手段は光ピックアップであることを特
    徴とする請求項3記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段はPLL回路を含んでクロ
    ック情報を分離するものであり、前記異常回転状態判定
    手段は、前記PLL回路のアンロック状態によって異常
    回転状態を検出するものである請求項3又は4記載のデ
    ィスク再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6953415B2 (en) 2002-09-03 2005-10-11 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle control apparatus
US7046592B2 (en) 2002-06-17 2006-05-16 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk reproducing apparatus
US7133336B2 (en) 2002-07-18 2006-11-07 Funai Electric Co., Ltd. Optical disc reproducing apparatus with function of detecting direction of rotation of disc based on mirror information
KR20190068014A (ko) * 2017-12-08 2019-06-18 현대자동차주식회사 전기동력 차량 주행 방향 제어 장치, 그를 포함한 시스템 및 그 방법

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KR102485340B1 (ko) 2017-12-08 2023-01-05 현대자동차주식회사 전기동력 차량 주행 방향 제어 장치, 그를 포함한 시스템 및 그 방법

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