JP2000125243A - 映像記録再生装置及び記録媒体 - Google Patents

映像記録再生装置及び記録媒体

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JP2000125243A
JP2000125243A JP10292662A JP29266298A JP2000125243A JP 2000125243 A JP2000125243 A JP 2000125243A JP 10292662 A JP10292662 A JP 10292662A JP 29266298 A JP29266298 A JP 29266298A JP 2000125243 A JP2000125243 A JP 2000125243A
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Mitsuaki Nakamura
三津明 中村
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、限られた基準での速見や検
索しかできないため、ユーザーが自分の嗜好に合わせた
速見や検索を行えないという課題があった。 【解決手段】 入力された映像を記録媒体に記録する記
録手段と、上記映像から異なる基準で複数の情報種類に
解析する映像解析手段と、解析された情報種類ごとに上
記記録媒体内での位置と対応付けて記憶する記憶手段
と、上記情報種類の中から所望の情報種類を選択する選
択手段と、選択された情報種類の上記記録媒体での位置
から再生する再生手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号の記録ま
たは再生に関し、特に映像信号記録時に映像に関する複
数の映像情報を記録し、記録した映像信号の再生または
早送り再生の動作時に映像情報により、さまざまな再生
方法を選択可能な映像記録再生装置および記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下の説明に用いる「映像」は、「動
画」とこれらの動画に対応付けられた「音声」が必要に
応じて含まれ、「動画」は、複数の静止した画像の「フ
レーム」から構成される。また、連続するフレームで、
時間的、空間的に連続して撮影されているものを「ショ
ット」といい、そのショットとショットの境界を「カッ
ト」という。
【0003】従来の映像記録再生装置としてVTRがあ
る。VTRは映像信号を記録媒体であるビデオテープに
記録し、記録した映像を再生してTVなどの表示装置に
より映像を視聴することが出来る。一般に、映像中に
は、映像を視聴するユーザーにとって見たい部分とそう
でない部分が存在する。例えば、映像中まだ興味のある
部分と興味の無い部分、また既に視聴した部分と未視聴
の部分、CM以外の番組部分とCM部分などが、それに
あたる。
【0004】見たい部分とそうでない部分を手動で操作
する場合、見たい部分に来た場合、再生ボタンを押し、
そうでない部分に来たら早送りボタンを押し映像を早送
りしたりする。
【0005】また、従来のVTRの多くは、VISS
(VHS Index SearchSystem)と
呼ばれる映像を管理するための情報を記録するシステム
を持っている。VISSは映像を記録するビデオトラッ
クとは別のコントロールトラック上に、ビデオテープに
映像の録画を開始した時点やユーザーが見たいシーンと
して手動で指定した場所にVISS信号を記録する。こ
のようにして記録されたVISS信号を利用して、イン
トロサーチと呼ばれる早送り再生を行うことが出来る。
これは早送り中にコントロールトラックにVISS信号
を検出すると、その時点から一定時間通常再生を行い、
その後再び早送りに戻すという動作をビデオテープの終
わりまで繰り返すというものである。これにより、ユー
ザーは見ていない映像を少ない手間と時間で探すことが
可能になる。
【0006】また、映像中には音声が含まれるが、音声
に関しては、モノラル・ステレオ・2カ国語放送・音声
多重放送などの音声モードが存在し、特にCMの音声が
ステレオで、番組自体がそれ以外の場合に関して、音声
がステレオモードになった場合に早送りを開始し、その
他のモードに変化した時点で通常再生に戻す仕組みで不
要なCM部分のみを早送りするというVTRもある。
【0007】さらに、録画された映像をより短い時間で
視聴するための映像速見技術が複数提案されている。例
えば、図19(A)に示すように、音声レベルの低い部
分は早送りし、そうでない部分は通常再生を行うような
特開平8−84319号公報がある。また、図19
(B)に示すように、カットで区切られた各ショット
(Shot)の最初のフレームから所定の時間だけ通常
再生し、その後次のカットまで早送りする特開平6−2
33227号公報や特開平6−149902号公報があ
る。さらに、映像記録時に検索情報を記録して、所望の
映像を検索することが可能になる特開平9−82070
号などもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手動で見た
い部分とそうでない部分の再生・早送りの操作をする場
合、特に早送り中自分の所望の見たい映像になったかど
うかが判別しづらく、頻繁に早送り、再生、巻き戻しな
どの操作を行い確認する必要があり、ユーザーの操作が
繁雑になるという問題があった。
【0009】また、従来のVTRにあるVISS信号を
用いた録画映像頭出しは、ユーザーの指定がない場合、
記録開始の冒頭部分の検索しか不可能で、それ以上の検
索は手動で行う必要があり、録画時にユーザーの操作が
必要になり、自動化が難しいという問題があった。
【0010】また、近年提案されている映像の速見や検
索の方法に関しても、それぞれの方法で決められた場面
で再生が行われるが、それが多様化するユーザーの嗜好
に合わない場合が生じる。そのような場合は最終的に、
ユーザーが手動で見たい部分を探さなければならないと
いう問題があった。
【0011】つまり、従来の技術では、限られた基準で
の速見や検索しかできないため、その速見や検索した映
像がユーザーにとって無意味なものになり、所望の映像
が自動的に得られず、結果的に手動による操作が必要に
なるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、上記課題を解決するため
に、ユーザーが自分の嗜好に合わせた速見や検索を行え
るような映像記録再生装置及び記録媒体を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の映像記録
再生装置は、入力された映像を記録媒体に記録する記録
手段と、上記映像から異なる基準に基づいて複数の情報
種類を抽出し、抽出した情報種類ごとの上記記録媒体で
の映像の位置と対応付ける映像解析手段と、情報種類ご
との映像の位置を記憶する記憶手段と、該記憶手段から
所望の情報種類を選択する選択手段と、選択された情報
種類の映像の位置から再生する再生手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項2記載の映像記録再生装置は、請求
項1記載の映像記録再生装置において、上記複数の情報
種類は、録画情報、CM情報、ショット情報、テロップ
情報、類似映像情報、再生・未再生情報から複数選択さ
れることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の映像記録再生装置は、請求
項2記載の映像記録再生装置において、上記CM情報
は、入力された映像の時間情報と音声情報とに基づいて
抽出されたことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の映像記録再生装置は、請求
項2記載の映像記録再生装置において、上記テロップ情
報は、入力された映像のエッジ濃度とテロップ配列特徴
とに基づいて抽出されたことを特徴とする。
【0017】請求項5記載の映像記録再生装置は、請求
項2記載の映像記録再生装置において、上記記憶手段の
類似映像情報の映像の位置は、再生時に所望のフレーム
が指定されると、指定されたフレームに類似のフレーム
の位置に更新されることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の映像記録再生装置は、請求
項2記載の映像記録再生装置において、上記記憶手段の
再生・未再生情報の映像の位置は、通常再生と通常再生
以外との間の再生状況変化時に更新されることを特徴と
する。
【0019】請求項7記載の映像記録再生装置は、請求
項1記載の映像記録再生装置において、上記選択手段
は、異なる種類の早送り再生方法を選択可能であり、選
択された早送り再生方法により上記記憶手段に記憶され
た位置から再生することを特徴とする。
【0020】請求項8記載の映像記録再生装置は、請求
項1記載の映像記録再生装置において、上記記憶手段に
記憶されている位置の映像の縮小画像を生成する手段
と、生成された縮小画像を複数表示する表示手段とをさ
らに備えることを特徴とする。
【0021】請求項9記載の映像記録再生装置は、請求
項8記載の映像記録再生装置において、複数の縮小画像
から所望の画像が選択されると、選択された画像の位置
から再生することを特徴とする。
【0022】請求項10記載の記録媒体は、映像が記録
された記録媒体であって、上記映像から異なる基準に基
づいて抽出された複数の情報種類ごとの上記記録媒体で
の映像の位置が記録された領域を有することを特徴とす
る。
【0023】請求項11記載の記録媒体は、請求項10
記載の記録媒体において、上記領域の存在を示すIDが
記録された領域を有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】[第一の実施の形態]図1に、本
実施の形態に係る映像記録再生装置のブロック図を示
す。101は地上波放送、衛星放送、ビデオ信号等の映
像入力に対して画像処理用のフレームデータに変換する
映像入力手段であり、102は映像入力手段101で得
られた映像信号を記録媒体に書き込むための映像記録手
段であり、103は映像記録手段102や映像情報記録
手段106によって、映像と解析した映像の情報テーブ
ルを記録する記録媒体であり、104は映像入力手段1
01に入力される映像と共に後述の録画情報データが入
力され、映像入力手段101で得られた映像中の情報を
解析するCPU等の処理装置からなる映像解析手段であ
り、105は記録媒体103から読み込まれる情報テー
ブルや映像解析手段104により解析された映像情報を
記憶管理するための情報テーブル管理手段であり、10
6は情報テーブル管理手段105に記憶されている情報
テーブルを記録媒体103に記録する映像情報記録手段
であり、107は記録媒体103に記録されている映像
情報を読み出し情報テーブル管理手段105に書き込む
ための映像情報読み出し手段であり、108は情報テー
ブル管理手段105や再生方法選択手段109の指示に
より再生方法を制御する再生方法設定手段であり、10
9は記録媒体103に記録されている映像の再生方法を
選択する再生方法選択手段であり、110は再生方法設
定手段108の制御により記録媒体103に記録された
映像を再生し映像信号を出力する映像再生手段であり、
111は映像再生手段110からの映像信号を映像にし
て表示する表示手段である。なお、映像の表示時には、
必要に応じて図示しない音声再生手段により音声も再生
される。また、図1では、映像記録手段102と映像情
報記録手段106とを別々に示したが、同一手段でもよ
く、さらには、映像情報読み出し手段107と映像再生
手段110とを別々に示したが、同一手段でもよい。さ
らに、以下の実施の形態の説明では、記録と再生を同一
装置で行う場合について示すが、記録と再生を別々の装
置構成としてもよい。
【0025】図2に、図1の記録媒体103の模式図を
示す。201はディスク状の記録媒体を示し、記録媒体
201は、同心円状の異なる領域202,203,20
4に分割されている。202は映像信号を記録する通常
の映像トラックのある領域であり、203は映像信号と
ともに情報テーブルの内容を記録する情報テーブルトラ
ックのある領域であり、204は情報テーブルの有無を
示す識別子のIDを記録するIDトラックの領域であ
る。
【0026】領域202には、通常の映像記録と同じフ
ォーマットで映像が記録される。領域203には、領域
202に記録されている映像に関する映像情報、即ち、
図3に示すように、録画情報、CM情報、ショット情
報、テロップ情報、類似映像情報、再生・未再生情報の
情報種類と、これらの情報種類の項目ごとの映像内での
位置を示す記録媒体上のアドレスとを情報テーブルとし
て所定のフォーマットで記録される。なお、通常は、図
3の各情報番号に対応する録画情報に対応して、録画情
報以外の情報種類が記録される。また、領域204に
は、他の映像信号と重複しない独自の信号を書き込んで
おき、このIDが書き込まれていれば、情報テーブルが
存在すると判定される。なお、このIDには、映像また
は情報テーブルのトラックが特定のフォーマットである
ことを示す情報を含んでいてもよい。
【0027】次に、本装置の録画時の動作を図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。図4のフローチャートで
は、録画時に情報テーブルを作成する場合と、既に録画
済みの映像から情報テーブルを作成する場合の双方が含
まれ、録画開始指示により、この処理が開始される。
【0028】まず、S101では記録媒体103のID
トラックよりIDを読み込む。S102では、正常にI
Dが読み込むことが出来たかどうかにより処理を分岐す
る。もし、正常にIDを読み込むことが出来たなら、処
理をS103に移し、そうでなければ処理をS104に
移す。S103では、記録媒体103の情報テーブルト
ラックから、既に記録されている情報テーブルを読み出
し、情報テーブル管理手段105に既存情報テーブルと
して記録させる。S104では、IDが取得できなかっ
た場合であるので、記録媒体103は情報テーブルをも
たないため、情報テーブル管理手段105に空の情報テ
ーブルを作成して記録させる。
【0029】S105は、タイマーやユーザーによる中
断処理などにより、録画や情報テーブルの作成が終了し
たかどうかを判定し処理を分岐する。もし記録中、つま
り録画や情報テーブルの作成が終了でなければ処理をS
106に移し、そうでなければ処理をS112に移す。
S106は、現在録画中か、あるい記録媒体103に記
録済みの映像に対する情報テーブルを作成しているかに
より処理を分岐する。もし録画中であれば処理をS10
7に移し、そうでなければ処理をS110に移す。S1
07では映像入力手段101により映像信号を入力す
る。次にS108では映像記録手段102により映像入
力手段101により入力された映像信号を所定のフォー
マットに変換し記録媒体103に映像を記録する。S1
09では、映像入力手段101から現在のフレームや音
声情報を解析のために抽出する。一方、S110では、
記録媒体103に記録されている映像から逐次、フレー
ム・音声情報を抽出する。
【0030】次に、S111では、S109あるいはS
110で抽出したフレーム・音声情報より、複数の映像
情報を抽出し、情報テーブル管理手段105にS103
またはS104で作成した情報テーブルとは別の新規情
報テーブルとして、抽出した映像情報の種類に応じて所
定の位置に記録する。S106からS111の処理をS
105での記録状態判定処理で記録が中止されたと判定
されるまで繰り返す。
【0031】記録終了と同時に、S112では、S10
3で読み込んだ、あるいはS104で作成した既存情報
テーブルとS111で作成した新規情報テーブルを合成
する。具体的には、新規情報テーブルの情報種類ごと
に、記録媒体での記録開始アドレスから終了アドレスの
区間、つまり今回の録画で上書きされた区間が、既存情
報テーブルに重複する部分を検索し、重複部分がある場
合に新規情報テーブルのものと置き換える。情報種類の
中で再生・未再生状態を記憶しているテーブルがある場
合には、録画開始アドレスから録画終了までのアドレス
の区間は未視聴となるので、その区間に重複する再生情
報をクリアする。S113では、映像情報記録手段10
6により、S112の処理により合成された情報テーブ
ルを記録媒体103情報テーブルトラックに記録すると
共に、記録媒体103のIDトラックにIDを記録し
て、録画時の動作は終了する。
【0032】以上の処理により録画時には、映像情報と
共に映像を解析した情報テーブルが記録媒体に記録され
る。また既に記録されている映像で、情報テーブルが無
い場合にも、改めて情報テーブルを作成し記録媒体に記
録することができる。
【0033】次に、映像情報を解析して情報テーブルを
作成する映像解析手段104における処理の詳細を説明
する。図5は、映像解析手段104をさらに詳細に示し
たものである。301は映像に関連付けられて別途入力
された録画情報データから録画開始と終了の日時とチャ
ンネルの情報等を取得する録画情報取得手段であり、3
02は映像中のフレームデータを用いてカットの検出を
行うカット検出手段であり、303は映像中の音声デー
タとカット検出手段302のカット情報を用いてCMの
検出を行うCM検出手段であり、304は映像中のフレ
ームデータを用いてテロップの出現するフレームを検出
するテロップ検出手段であり、305は再生区間情報を
取得する再生情報取得手段であり、306はユーザーが
指定したフレームに類似のフレームを持つショットを検
出する類似ショット検出手段であり、307は301か
ら306までの各手段から得られる情報種類を、情報テ
ーブル管理手段105の情報テーブルに追記していく情
報テーブル追記手段である。
【0034】図5の録画情報取得手段301は、録画時
に得られる録画開始と終了の日時、録画チャンネル、記
録媒体上での録画位置のデータを、録画開始、終了時に
取得し、情報テーブル追記手段307を通じて情報テー
ブル管理手段105の情報テーブルの録画情報の項目に
記録する。
【0035】図5のカット検出手段302で行われる処
理を図6のフローチャートを基に説明する。はじめに、
S301では、情報テーブルを作成するために映像解析
中かどうかにより処理を分岐する。もし映像解析中であ
れば、処理をS302に移し、そうでなければ、カット
検出処理を終了する。S302では、新しいフレームが
入力されたかどうかにより処理を分岐する。もし新たな
フレームが入力されれば、処理をS303に移し、そう
でなければ処理をS301に戻す。S303では、現在
入力されたフレームF(n)が最初のフレームかどうか
を判定し処理を分岐する。もし最初のフレームでなけれ
ば処理をS304に移し、そうでなければ処理をS30
7に移す。S304では、現在のフレームF(n)と記
憶してある1つ前のフレームF(n−1)に関してフレ
ーム間相違度D(n)を計算する。D(n)は例えば以
下のようにフレーム内の画素の輝度差の絶対値の総和と
して計算する。 D(n)=Σ|F(n,x,y)−F(n−1,x,
y)| ここで、F(n,x,y)は、nフレームにおける座標
(x,y)の色または輝度を示している。
【0036】以下に、フレーム間相違度D(n)を具体
的に説明する。図7(A)はある映像中のカット前後の
フレームn−3からn+2までのフレームの様子を示し
ている。n−1フレームまでが、あるショット内のフレ
ームであり、nフレーム以降ショットが変わる。このシ
ョットの切り替わるn−1フレームとnフレーム間がカ
ットとなる。図7(B)は、図7(A)の各フレームに
おける前フレームとのフレーム間相違度D(n)を示し
た図である。ここに見られるように、カットでない場合
には、フレーム間の相違度D(n)は小さく、カットで
ある場合はフレーム間の相違度D(n)が大きくなるの
で、もしフレーム間の相違度D(n)が所定値Hdより
も大きければカットであり、そうでなければカットでな
いといえる。
【0037】そこで、S305では、S304で計算し
たフレーム間相違度D(n)を予め定められた所定値H
dと比較し処理を分岐させる。もし相違度D(n)が閾
値Hdより大きければ処理をS306に移し、そうでな
ければ処理をS307に移す。S306では、nフレー
ムでショットの切り替わりが起きたとして、情報テーブ
ル追記手段307を通じて、情報テーブル管理手段10
5に記憶されている情報テーブルのショット情報に、映
像中での位置情報、即ちショットの切り替わりが生じる
フレーム番号、もしくは記憶媒体103上にフレームが
記憶されるアドレスを追加する。次のS307では、現
在のフレームF(n)を次のフレーム間相違度計算のた
めに記憶し処理をS301に戻す。以上のS301から
S307により、映像中のカット後のフレーム位置、シ
ョットの先頭位置を検出し情報テーブルに記録できる。
【0038】図5のCM検出手段303で行われる処理
を図8のフローチャートを基に説明する。ところで、C
Mには以下のような特徴があり、これらの時間情報と音
声情報を利用してCMの検出を行う。 (1)15秒/30秒/60秒のように長さが決まって
いる。 (2)一般に2本以上続けて同じ長さのCMが放映され
る。 (3)CMとCMの切り替わり、また番組とCMの切り
替わり部分では音声レベルが低くなる。 (4)番組とCMで放送モード(モノラル・ステレオ・
二カ国語など)が変化するといった場合もある。
【0039】まず、S401では、フレーム列上でのカ
ットと、音声レベルがゼロになるか音声モードが切り替
わる音声上でのカットとが同時に起きる画像・音声カッ
トの数を記録するカウンタNCを0にセットする。次に
S402では、短時間内の音声レベルの最小値を抽出し
Lminにセットする。また放送モードの変化が生じた
場合にはLminを0にセットする。次にS403で
は、カット検出手段302からのカットであるかどうか
の情報を受け、カットであるかどうかにより処理を分岐
する。もしカットであれば処理をS404に移し、そう
でなければ処理をS402に戻す。次にS404では、
Lminがゼロに近いかどうかを判定し処理を分岐す
る。S402でセットされたLminは、音声レベルが
ゼロに近いか、放送モードが切り替わった場合に処理を
S405に移す。そうでなければ処理をS402に戻
す。次にS405では、S402からS404の処理に
より、現在のフレームもしくは時刻を、カットでかつ音
声上の切れ目であり、CMとCMの切り替わり、もしく
はCMと番組の切り替わり候補位置として、C(NC)
に記憶する。次にS406では、カウンタNCをインク
リメントする。次に、S407では、映像解析中かどう
かにより処理を分岐する。もし録画中など映像解析中で
あれば処理をS402に移し、そうでなければ処理をS
408に移す。
【0040】S401からS407までの処理により、
C(i)(i=1,2,…,NC)に切り替わり候補位
置としてフレーム番号、記録媒体103のアドレス、も
しくは時刻が記憶される。しかしこれは、必ずしもCM
と番組の切り替わる点とは言えないので、以降の処理に
よりCM部分の検出を行う。
【0041】S408では、カウンタiを0にセットす
る。次にS409では、カウンタjをNCにセットす
る。次にS410ではカットC(i)からカットC
(j)がCM長さとしての特徴を備えているかどうかを
チェックし処理を分岐する。具体的にはC(i)からC
(j)までの間に下記の式を満たすカットが存在するか
どうかをチェックする。
【0042】 Time(C(j),C(k(m))) =Time(C(k(m)),C(k(m−1))) =…=Time(C(k(2)),C(k(1))) =Time(C(k(1)),C(i)) =1本のCMの長さ(15秒or30秒or60秒) ここで、Time(A,B)はカットA,B間の時間間
隔を計算する関数であり、k(m)はi<k(m)<
j、m=1,2,3…である整数である。
【0043】これは、図9の黒三角印で示すように、カ
ットかつ音声の切れ目の候補位置から、等間隔に存在
し、かつ、その間隔の長さが、15秒、30秒、60秒
であるようなカットを検出することを示している。もし
S410の判定が真ならば処理をS411に移し、偽な
らば処理をS413に移す。S411では、S410の
判定式でCMと判定された点C(i)とC(j)をCM
の開始位置、終了位置として情報テーブル追記手段30
4を通して、情報テーブル管理手段105の情報テーブ
ル上のCM情報に、映像中での位置情報、即ちCMの開
始と終了のフレーム番号もしくは記録媒体103上のア
ドレスを記録する。次にS412では、次のCMを検出
するためにカウンタiを検出したCMの終了点の次のカ
ットにセットする。S413では、C(i)、C(j)
の区間がCMでないと判定された場合、カウンタjをデ
クリメントする。次にS414ではカウンタiとカウン
タjを比較しjがiより大きいかどうかを判定し、処理
を分岐する。もしjがiより大きければ処理をS410
に移し、再びCM判定を行い、そうでなければ処理をS
415に移す。S415では、新しくCMを検出するた
めにカウンタiをインクリメントする。次にS416で
は、更新されたカウンタiがカットの総数NC以下かど
うかを判定し、処理を分岐する。もし、iがNCより小
さければ、処理をS409に移し、改めてCM検出を行
い、そうでなければ、CM検出の処理を終了する。以上
のS401からS416により、映像中のCMの開始位
置、終了位置のフレームを検出し情報テーブルに記録で
きる。
【0044】図5のテロップ検出手段304で行われる
処理を図10のフローチャートと図11を基に説明す
る。はじめに、映像中に出現するテロップ文字の特徴を
挙げると、テロップ文字は他の自然画像の領域に比べエ
ッジが強くまた密集し、垂直・水平方向に並んだものが
多いという特徴がある。このようなエッジ濃度と配列の
特徴を用いてテロップを検出するのである。
【0045】はじめに、S501では、映像解析中かを
判定して処理を分岐させる。もし映像解析中であれば処
理をS502に移し、そうでなければテロップの検出を
終了する。S502では、入力されたフレームnの輝度
信号または特定の色信号に関して、エッジ画像E(n)
を作成する。例えば下式のラプラシアンのようなエッジ
検出方法を用いて、図11(A)のような入力画像を図
11(B)のエッジ画像を作成し、記憶する。
【0046】
【数1】
【0047】ここで、F(n,x,y)は入力フレーム
F(n)の座標(x,y)における輝度または特定の色
信号の強さをあらわし、E(n,x,y)も同様にエッ
ジ画像E(n)の座標(x,y)の輝度の強さを表して
いる。次にS503では、S502で求めたエッジ画像
E(n)の各画素の輝度を、x軸方向、y軸方向に投影
した輝度投影分布Px(x),Py(y)を作成する。
この輝度投影分布Px(x),Py(y)は、それぞれ
図11(C),(D)に示すようになる。
【0048】次にS504では、S503で作成した輝
度投影分布Px(x),Py(y)から、予め定めた所
定値Heを超え、かつテロップ文字列としての大きさに
合致するような突出した部分を抽出する。この突出した
部分の個数をカウントしTe(n)とする。例えば、図
11(C),(D)ではPy(y)においてy0からy
1の間で所定値Heを越える。この幅y1−y0がテロ
ップ文字列に合致するような幅であれば、Te(n)=
1とする。このように各フレームで検出したテロップ文
字列数Te(n)は、図4(F)のようになる。次にS
505では、S504で作成したTe(n)に関し、1
つ前のステップで作成したTe(n−1)とを比較し、
大きいかどうかを判定して処理を分岐する。もし、図1
1(F)のn0,n1,n2フレームの位置のように、
Te(n)がTe(n−1)より大きければそれは画面
に新しいテロップが出現したことになり処理をS506
に移す。そうでなければ新しいテロップの出現は無しと
して、処理をS501に戻す。S506では、nフレー
ムをテロップの出現または変更するフレームとして、情
報テーブル追記手段304を通して、情報テーブル管理
手段105の情報テーブルのテロップ情報に、映像中で
の位置情報、即ちフレーム番号もしくは記録媒体103
のアドレスを記録する。以上のS501からS506に
より、映像中のテロップの出現位置のフレームを検出し
情報テーブルに記録できる。
【0049】図5の再生情報取得手段305で行われる
処理を図12のフローチャートを基に説明する。ここで
の処理は、記録時の映像解析によるものではなく、記録
映像の視聴時に情報テーブルを更新するものである。
【0050】まずS601では、現在の記録再生装置の
動作が視聴中のものであるかにより処理を分岐する。も
し視聴中であれば、処理をS602に移し、もし、視聴
が終了した場合には、終了する。S602では、現在の
再生方法が直前の再生方法からどのように変化したかに
よって処理を分岐する。もし、通常再生以外から通常再
生に変化した場合には、処理をS603に移し、もし通
常再生から通常再生以外に変化した場合は、処理をS6
04に移し、それ以外の変化や変化の無い場合は処理を
S601に戻す。S603では、通常再生開始されたア
ドレスをAstに記録する。S604では、通常再生が
終了したアドレスをAenに記録する。次に、S605
では、情報テーブル追記手段307を通じて、情報テー
ブル管理手段105に記憶されている情報テーブルの再
生・未再生情報に、通常再生区間の開始と終了の位置情
報として記録媒体103のアドレスAst、Aenを記
録する。もし既存の通常再生区間と今回の通常再生区間
に重複する区間があれば、情報テーブル上の通常再生開
始・終了区間を更新する。もし、2つ以上の重複区間が
ある場合には、それらを1つに統合する。以上の操作に
より、記録映像の視聴時に通常再生により視聴した区間
と、未視聴区間を情報テーブルに記録できる。
【0051】図5の類似ショット検出手段306で行わ
れる処理を図13のフローチャートを基に説明する。こ
こでの処理は、記録時の映像解析によるものではなく、
記録映像の視聴時に情報テーブルを更新するものであ
る。
【0052】まず、S701では、ユーザーによる参照
フレームの指定を受け、そのフレームFrefを記憶す
る。これは、例えばユーザーが記録映像のあるフレーム
の再生中もしくは一時停止状態において、参照フレーム
を指定するために後述する「類似ショット」ボタンを押
すことにより得られるものである。次にS702では、
情報テーブル管理手段105に記憶されている情報テー
ブルの類似映像情報をクリアする。次にS703では、
Nsに情報テーブル管理手段105に記憶されている情
報テーブルに登録されているショット数をセットする。
次にS704では、カウンタiを初期値1にセットす
る。次にS705ではカウンタiとNsとを比較し処理
を分岐する。カウンタiがNs以下ならば、処理をS7
06に移し、そうでなければ処理を終了する。S706
では情報テーブルに登録されているi番目のショットか
ら代表画像Frepを記録媒体103より抽出する。こ
れは、ショットの先頭アドレスの画像でも良いし、次の
ショットまでの中間のアドレスに位置する画像でも良い
し、ショット中の複数の画像を代表画像としても良い。
次にS707では、指定された参照フレームFrefと
i番目のショットの代表画像Frepとの相違度Dsを
計算する。次にS708ではS707で求めた相違度D
sと予め定められた閾値Hsを比較して処理を分岐す
る。もし、相違度Dsが閾値Hsよりも小さい場合、つ
まり指定参照フレームFrefとi番目のショットの代
表画像Frepが似ていれば、処理をS709に移し、
そうでなければ、処理をS710に移す。S709で
は、i番目のショットの位置情報である開始アドレス
を、情報テーブル追記手段307を通し、情報テーブル
管理手段105に記憶されている情報テーブルの類似映
像情報に記録する。S710では、カウンタiをインク
リメントして、処理をS705に戻す。以上の操作によ
り、記録映像中にユーザーが指定したショットに類似映
像の開始位置を情報テーブルに記録できる。
【0053】以上説明したように、映像解析手段104
による処理により、映像から図3の情報テーブルの各情
報種類を抽出し記録できる。
【0054】次に、本装置の再生時の動作を図14のフ
ローチャートを基に説明する。まずS201では、映像
情報読み出し手段107により記録媒体103のIDト
ラックからIDを読み込む。S202は、ID取得が成
功したかにより処理を分岐する。もし記録媒体103か
らID取得に成功した場合は、S203に処理を移し、
ID取得に失敗した場合は、S204に処理を移す。S
203では、映像情報読み出し手段107により記録媒
体103の情報テーブルトラックから情報テーブルを情
報テーブル管理手段105に読み込む。S204では、
記録媒体103上に記録されている情報テーブルがない
ため、空の情報テーブルを情報テーブル管理手段105
に作成する。S205では、視聴中であるかどうか、具
体的には、記録媒体上の映像を再生中かどうかにより処
理を分岐する。もし視聴中ならば、処理をS208に移
し、視聴終了であれば処理をS218に移す。S206
は再生方法選択手段109により再生方法の変更を再生
方法設定手段108に指示する割り込み処理であり、S
207は再生方法選択手段109により情報種類の項目
の選択を再生方法設定手段108に指示する割り込み処
理である。
【0055】S208は、再生方法設定手段108の現
在の再生方法が特殊再生中かどうかを判定し、処理を分
岐する。現在のフレームから選択された情報種類の映像
中での次の位置まで再生をスキップするスキップサーチ
であれば、S210に処理を移し、選択された情報種類
の映像中での位置で順々に一定時間ずつイントロ部のみ
を再生するイントロサーチであれば、S214に処理を
移し、それ以外の状態、例えば通常再生、停止、早送
り、巻き戻し等の状態であれば、S209へ処理を移
す。S209では、現在の再生方法を保持し処理をS2
05に移す。
【0056】次に、再生方法が特殊再生方法のスキップ
サーチの場合を説明する。ここで、スキップサーチと
は、現在の記録媒体のアドレスから、S207でユーザ
ーが選択した情報種類により、そのアドレスに最も近い
アドレスを計算し、そこまで映像をスキップし再生する
方法である。まずS210により、情報テーブル管理手
段105に記憶されている情報テーブルから、再生方法
選択手段109により、選択された情報テーブルからス
キップ方向に関し最も近いアドレスAnewを計算す
る。現在の再生位置アドレスをAcurとした場合、例
えば、選択情報がショット先頭位置に関するもので、そ
のテーブルを仮にSt(i)、i=1,2,3,...
とする。St(i)は番号iに対するショット開始アド
レスを示す。順方向に探索する場合は St(k−1)≦Acur かつ Acur<St(k) 逆方向に探索する場合は St(k+1)≧Acur かつ Acur>St(k) を満たす番号kのテーブル上のアドレスSt(k)がA
newとなる。もし複数の情報種類が選択されていれ
ば、それぞれの情報テーブルで探索したアドレスの中で
最も現在のアドレスに近い位置のものをAnewとす
る。
【0057】次にS211では、S210で求めたアド
レスAnewまで早送りまたは巻き戻しなどを行うか、
直接アドレスAnewまでスキップする。次にS212
では、再生状態を通常再生とし、Anewより映像を再
生する。
【0058】次に、S208において、再生方法が特殊
再生方法のイントロサーチの場合を説明する。ここでイ
ントロサーチとは、情報テーブル中の選択されたアドレ
ス情報によって、そのアドレス情報のアドレスから一定
時間をイントロ部分として、順に自動的に再生していく
再生方法である。まず、S213では、現在の時刻Tか
らイントロサーチのイントロ部の再生開始時刻T0だけ
差を取ったものが、予め定められたイントロサーチの再
生時間T1よりも短いかどうかを判定して処理を分岐す
る。もしT−T0がTlより長ければ処理をS214に
処理を移し、それ以外ならば、処理をS209に移す。
S214では情報テーブル管理手段105に記憶されて
いる情報テーブルから、現在選択されている情報種類に
関し、次に再生を開始するアドレスAnewを探索しセ
ットする。このアドレスの探索方法は、前述のスキップ
サーチのS210の場合と同じである。次にS215で
は再生位置アドレスをAnewにするために早送り、ま
たは、直接アドレスAnewまでスキップを行う。次に
S216では、アドレスAnewからの通常再生を開始
する。続いて、S217では、次の再生開始時刻T0に
現在の時刻Tをセットする。S208では、再生情報等
の追加などにより、情報テーブル管理手段105上の情
報テーブルに更新があったかどうかにより処理を分岐す
るものであり、もし情報テーブルに更新があれば、処理
をS209に移し、更新が無ければ再生処理をそのまま
続行して終了する。S218では、視聴が終わる時に、
記録媒体103のIDトラック、情報テーブルトラック
にそれぞれ、所定のIDと、情報テーブル管理手段10
5に記憶されている情報テーブルを映像情報記録手段1
06を通じて記録する。
【0059】再生方法選択手段109としては、例えば
図15に示すようなリモコンがある。このリモコン40
1は、一般的なリモコンと同じく、情報表示部402
と、録画、再生、停止、一時停止、早送り、巻き戻しな
どの操作部403とを備えている。また、このリモコン
401は、本発明に係る情報テーブルを利用した映像の
速見再生方法を指示する特殊再生操作ボタン部404
と、情報テーブルのどの情報種類を用いてスキップサー
チやイントロサーチを用いて速見や拾い見や検索を行う
かの情報項目を選択する情報選択部405とをさらに備
える。また、情報選択部405の「類似ショット検索」
ボタンを押せば、現在記憶されている類似ショットに近
い映像が再生されて得られる。なお、情報選択部405
の一覧表示ボタンについては後述する。
【0060】次に、上記のようにリモコン等で情報項目
が選択された場合の動作の概要を説明する。本発明の処
理がなされていない録画映像は、図16(A)のように
一続きの映像に過ぎないが、上記のように情報テーブル
を用いた本発明の処理により、ユーザーが選択した情報
項目に応じて、再生位置が変更可能になる。例えば、ユ
ーザーが録画情報の録画日時情報を選択した場合、図1
6(B)のように録画番組Aから録画番組Bへとスキッ
プして再生でき、何を録画したかをチェックするのに役
立ち、ユーザーがショット情報を選択した場合、図16
(C)のように番組内容を詳細にチェックすることがで
き、ユーザーがCM情報を選択した場合、図16(D)
のように番組内で見たいCMあるいは番組のみを素早く
探すことができ、ユーザーがテロップ情報を選択した場
合、図16(E)のように、映像中に出現するテロップ
の文字情報により、映像や音声をしばらく聞きつづけな
くても、その番組の内容を容易に把握することが可能に
なる。
【0061】さらに、自分の見たいフレームを参照画像
Frefとして記憶させ、それに類似した類似映像情報
を選択した場合、図16(F)のように、繰り返し現れ
る、または逆にたまにしか現れないフレームのみを効率
的に検索して視聴することが可能になる。また、再生時
の再生・未再生情報を選択した場合、図16(G)のよ
うにまだ見ていない部分の映像を簡単に探すことが出来
るので、わざわざ再生して見たか見ていないかを判定す
る必要が無くなる。さらに、個々の情報のみならず、情
報種類を複数選択して、それを組み合わせて映像を再生
すれば、よりユーザーに嗜好にあう柔軟な映像の速見や
検索を容易にする。
【0062】[第二の実施の形態]以下に、本実施の形
態について、視聴時、つまり再生時における処理の流れ
を図17のフローチャートを用いて説明する。なお、装
置構成や映像記録や情報テーブルの作成処理について
は、第一の実施の形態と同様であるため説明を省略す
る。
【0063】まずS801では、映像情報読み出し手段
107により記録媒体103のIDトラックからIDを
読み込む。S802は、ID取得が成功したかにより処
理を分岐する。もし記録媒体103からID取得に成功
した場合は、S803に処理を移し、ID取得に失敗し
た場合は、S804に処理を移す。S803では、映像
情報読み出し手段107により記録媒体103の情報テ
ーブルトラックから情報テーブルを情報テーブル管理手
段105に読み込み記憶する。S804では、記録媒体
103上に記録されている情報テーブルがないため、空
の情報テーブルを情報テーブル管理手段105に作成す
る。S805では、情報テーブル管理手段105に記憶
されている情報テーブルに関し、すべての映像のフレー
ムに関し縮小画像を作成し記憶する。S806では、現
在視聴中であるかどうか、具体的には、記録媒体上の映
像を再生中であるかどうかにより処理を分岐する。もし
視聴中ならば、処理をS807に移し、視聴終了であれ
ば処理をS814に移す。S807では、視聴中に更新
される情報テーブル中の情報種類、つまり類似映像情報
や再生・未再生情報についても新しく更新された情報の
縮小画像を作成し記憶する。次にS808では、図15
のリモコンにより一覧表示を行うように指定されている
かどうかにより処理を分岐する。一覧表示を行うように
指定があれば、処理をS809に移し、そうでなけれ
ば、処理をS813に戻す。S809では、S805、
S807で作成された縮小画像のうち、現在再生方法選
択手段109により選択されている情報種類に関する縮
小画像を、情報テーブル上のアドレス毎に並び替え、表
示手段111の全体、または一部に現在視聴中の映像の
アドレスに近いものだけを所定枚数表示を行う。次にS
810では、再生方法選択手段109などのカーソル等
のポインティングデバイスにより、縮小画像の一つが選
択されたかどうかにより処理を分岐する。もし、縮小画
像の指定がなければ、処理をS806に戻し、縮小画像
の指定があれば、処理をS811に移す。S811では
選択された縮小画像の示す映像中のアドレス計算を行
う。次にS812では、S811で計算された映像中の
アドレスまでスキップする。S813は一覧表示の指定
が無い場合の処理であり、これは第一の実施の形態にお
ける視聴中の処理にあたる。最後に、S814では、視
聴終了後、更新された情報テーブルの内容とIDを記録
媒体へ記録する。
【0064】以上の処理によれば、表示手段111上に
表示される映像は、例えば図18のようになる。601
は表示手段111の表示部であり、602は縮小画像の
一覧画像表示部であり、603は現在視聴中の映像を表
示する映像表示部であり、604は情報テーブル中の録
画情報などの現在視聴中の映像の情報種類を表示する情
報表示部である。このように一覧画像表示部602の縮
小画像を見ることにより、映像の内容把握や、見たいフ
レームの検索が容易になる。また一覧画像表示部602
の縮小画像から所望の縮小画像が選択された場合、視聴
中の映像のアドレスをその縮小画像の示すアドレスへス
キップすることにより、素早く見たいフレームにスキッ
プして再生することができる。
【0065】また、上記各実施の形態で示した記録、再
生、情報テーブルの作成、表示等の動作をプログラムに
より実行できるが、このプログラムの全部または一部
を、直接あるいは通信回線を介してフロッピーディスク
やハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体
に予め格納しておき、必要に応じてインストールして用
いるようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、異なる基
準で抽出した複数の情報種類からユーザーの嗜好に応じ
て所望の情報種類を選択して、対応の映像を再生するこ
とができ、ユーザーの嗜好にあった映像の速見や検索を
行うことができる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、録画時の開
始日時・終了日時、録画したチャンネルなどの録画情
報、CMのみあるいは番組のみを視聴するためのCM情
報、場面の切り替わりを示すショット情報、テロップの
出現した位置を示すテロップ情報、所望のフレームに類
似のフレームを示す類似映像情報、及び通常再生により
見た部分と見ていない部分との映像の位置を示す再生・
未再生情報の情報種類から複数選択されているので、よ
りユーザーの嗜好にあった映像の速見や検索を実現でき
る。
【0068】請求項3記載の発明によれば、CM情報が
より正確に抽出される。
【0069】請求項4記載の発明によれば、テロップ情
報がより正確に抽出される。
【0070】請求項5記載の発明によれば、再生時に所
望のフレームを指定するだけで、記憶手段にある類似映
像情報の類似フレームの位置を思った時に更新できるた
め、よりユーザーの嗜好にあった類似映像を記憶でき、
映像の速見や検索に便利である。
【0071】請求項6記載の発明によれば、再生状況変
化時に再生・未再生情報は自動的に更新されるため、ユ
ーザーが再生区間等を逐一指示する必要がなくなり、ユ
ーザーに便宜を図れる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、所望の再生
方法により、情報種類の映像に対応の位置から再生でき
るため、映像の速見や検索がより多彩になり、ユーザー
に便宜を図れる。
【0073】請求項8記載の発明によれば、縮小画像を
一覧表示できるので、ユーザーが映像内容を把握しやす
くでき、早見や検索に便利である。
【0074】請求項9記載の発明によれば、縮小画像か
ら所望の画像を選択すると、見たいフレームを素早く検
索して再生が可能になる。
【0075】請求項10記載の発明によれば、映像の速
見や検索の時に、この領域にアクセスすれば、目的の映
像の記録媒体での位置が直ちに分かるので、記録媒体か
ら所望の情報種類の映像を速やかに得ることができる。
【0076】請求項11記載の発明によれば、IDを判
別することで、記録媒体の装填された装置で、請求項1
0記載の領域を再生できるか否かの判断ができ、記録媒
体の誤再生や誤記録あるいは記録媒体の破壊を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る映像記録再生装置のブロック
図である。
【図2】実施の形態に係る記録媒体を示す図である。
【図3】実施の形態に係る情報テーブルの例である。
【図4】実施の形態に係る録画時の処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】図1の映像解析手段104の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5のカット検出手段302のカット検出処理
を示すフローチャートである。
【図7】映像情報中のカット検出を説明するための図で
ある。
【図8】図5のCM検出手段303のCM検出処理を示
すフローチャートである。
【図9】映像情報中のCM検出を説明するための図であ
る。
【図10】図5のテロップ検出手段304のテロップ検
出処理を示すフローチャートである。
【図11】映像情報中のテロップ検出を説明するための
図である。
【図12】図5の再生情報取得手段305の再生・未再
生情報検出処理を示すフローチャートである。
【図13】図5の類似ショット検出手段306の類似映
像情報検出処理を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態に係る映像再生時の処理を示すフ
ローチャートである。
【図15】図1の再生方法選択手段109の例を示す図
である。
【図16】図14の再生方法選択手段により選択された
情報種類の項目により映像がどのようにスキップするか
を示す図である。
【図17】実施の形態に係る選択された情報種類に関し
て視聴時に一覧表示を行う場合の処理を示すフローチャ
ートである。
【図18】選択された情報種類の項目により一覧表示す
る様子を示す図である。
【図19】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
101 映像入力手段 102 映像記録手段 103 記録媒体 104 映像解析手段 105 情報テーブル管理手段 106 映像情報記録手段 107 映像情報読み出し手段 108 再生方法選択手段 109 再生方法設定手段 110 映像再生手段 111 表示手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5C018 EA01 EA02 HA08 JC04 MA01 MA02 5C053 FA23 GB01 GB11 HA24 HA29 HA30 JA01 JA21 JA22 JA24 KA22 KA24 5D077 BA11 CA02 DC07 DC09 DC22 EA21 EA31 HC12 HC25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像を記録媒体に記録する記
    録手段と、 上記映像から異なる基準に基づいて複数の情報種類を抽
    出し、抽出した情報種類ごとの上記記録媒体での映像の
    位置と対応付ける映像解析手段と、 情報種類ごとの映像の位置を記憶する記憶手段と、 該記憶手段から所望の情報種類を選択する選択手段と、 選択された情報種類の映像の位置から再生する再生手段
    と、を備えることを特徴とする映像記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の情報種類は、録画情報、CM
    情報、ショット情報、テロップ情報、類似映像情報、再
    生・未再生情報から複数選択されることを特徴とする請
    求項1記載の映像記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記CM情報は、入力された映像の時間
    情報と音声情報とに基づいて抽出されたことを特徴とす
    る請求項2記載の映像記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記テロップ情報は、入力された映像の
    エッジ濃度とテロップ配列特徴とに基づいて抽出された
    ことを特徴とする請求項2記載の映像記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記記憶手段の類似映像情報の映像の位
    置は、再生時に所望のフレームが指定されると、指定さ
    れたフレームに類似のフレームの位置に更新されること
    を特徴とする請求項2記載の映像記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記記憶手段の再生・未再生情報の映像
    の位置は、通常再生と通常再生以外との間の再生状況変
    化時に更新されることを特徴とする請求項2記載の映像
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記選択手段は、異なる種類の早送り再
    生方法を選択可能であり、選択された早送り再生方法に
    より上記記憶手段に記憶された位置から再生することを
    特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段に記憶されている位置の映
    像の縮小画像を生成する手段と、生成された縮小画像を
    複数表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とす
    る請求項1記載の映像記録再生装置。
  9. 【請求項9】 複数の縮小画像から所望の画像が選択さ
    れると、選択された画像の位置から再生することを特徴
    とする請求項8記載の映像記録再生装置。
  10. 【請求項10】 映像が記録された記録媒体であって、
    上記映像から異なる基準に基づいて抽出された複数の情
    報種類ごとの上記記録媒体での映像の位置が記録された
    領域を有することを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 上記領域の存在を示すIDが記録され
    た領域を有することを特徴とする請求項10記載の記録
    媒体。
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