JP2000124193A - 局所エッチング装置及び局所エッチング方法 - Google Patents

局所エッチング装置及び局所エッチング方法

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JP2000124193A
JP2000124193A JP10290989A JP29098998A JP2000124193A JP 2000124193 A JP2000124193 A JP 2000124193A JP 10290989 A JP10290989 A JP 10290989A JP 29098998 A JP29098998 A JP 29098998A JP 2000124193 A JP2000124193 A JP 2000124193A
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chamber
gas
etched
nozzle portion
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Chikau Tanaka
誓 田中
Michihiko Yanagisawa
道彦 柳澤
Shinya Iida
進也 飯田
Yasuhiro Horiike
靖浩 堀池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチングレートが高く、しかも微細なエッ
チング加工が可能な局所エッチング装置及び局所エッチ
ング方法を提供する。 【解決手段】 石英放電管2はチャンバ9を貫通し、そ
のノズル部20の噴射口21をシリコンウエハWに向け
る。そして、プラズマ発生部1によって石英放電管2に
供給されたガスをプラズマ放電させてラジカルRを生成
する。また、排気部6は、ノズル部20の噴射口21が
吸引口60aからシリコンウエハW側に突出するよう
に、ノズル部20の近傍に配設した排気管60を有し、
ラジカルRでシリコンウエハWを局所エッチングする際
に生じる反応生成物Gを排気管60の吸引口60aから
吸引してチャンバ9の外部に排出する。好ましくは、ノ
ズル部20の噴射口21から噴射されるラジカルRの拡
散を抑える所定圧力のN2ガスをチャンバ9内に供給す
るエッチング領域限定部7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ放電で
生成したラジカルをノズルからシリコンウエハ等の被エ
ッチング物に噴射して被エッチング物を局所的にエッチ
ングする局所エッチング装置及び局所エッチング方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の局所エッチング装置とし
て、CF4等のガスをプラズマ放電させて、F(フッ
素)ラジカル等のラジカルを生成し、このラジカルを細
いノズルからシリコンウエハ等の被エッチング物の相対
厚部に噴射して、この相対厚部を局所的にエッチングす
ることにより、被エッチング物全体を平坦化する技術で
ある。この技術においては、ラジカルと被エッチング物
との反応生成物が被エッチング物を汚染することを防止
する必要があるので、反応生成物を局所エッチング装置
のチャンバ外に排気する排気手段を設けている。この排
気手段を備えた局所エッチング装置の一例として、特開
平9−27482号公報記載の技術がある。この局所エ
ッチング装置は、図8に示すように、CF4とO2の混合
ガスをマグネトロン100でプラズマ放電させ、生成さ
れたFラジカルをノズル101からシリコンウエハWの
相対厚部に噴射して、局所的にエッチングすると共に、
排気手段の一部を構成する排気管110をノズル101
の外側に配設して、反応生成物をこの排気管110から
吸引し、この排気管110を通してチャンバ120の外
側に排出する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の局所エッチング装置では、次のような問題がある。先
ず、ノズル101の先端101aと排気管110の先端
110aとが面一に設定され、または、ノズル101の
先端101aが排気管110内に引っ込められた構造を
採っているので、先端101aから噴射されたFラジカ
ルの一部が排気管110によって吸引され、シリコンウ
エハWに対するエッチングレートが低下してしまう。次
に、Fラジカルをノズル101から単に噴射するだけで
あるので、Fラジカルのガスが下広がりとなって、エッ
チング領域が大きくなってしまう。しかも、上記従来の
局所エッチング装置では、Fラジカルの広がりを抑える
制御手段が無いため、微細なエッチング加工が不可能で
あった。
【0004】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、エッチングレートが高く、しかも微細
なエッチング加工が可能な局所エッチング装置及び局所
エッチング方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る局所エッチング装置は、チャ
ンバを貫通し、そのノズル部の噴射口をチャンバ内の被
エッチング物に向ける放電管と、放電管に供給された所
定のガスをプラズマ放電させてラジカルを生成するプラ
ズマ発生手段と、ノズル部の噴射口が吸引口から被エッ
チング物側に突出するように、ノズル部の近傍に配設さ
れた排気管を有し、ラジカルで被エッチング物を局所エ
ッチングする際に生じる反応生成物を排気管の吸引口か
ら吸引してチャンバの外部に排出する排気手段とを具備
する構成とした。かかる構成により、放電管に供給され
たガスがプラズマ発生手段によりプラズマ放電されて、
ラジカルが生成される。そして、ラジカルがノズル部の
噴射口から被エッチング物に向けて噴射されて、被エッ
チング物が局所的にエッチングされる。そして、この局
所エッチング時に生じた反応生成物が排気管によってチ
ャンバの外部に排出される。このとき、ノズル部の噴射
口が排気管の吸引口から被エッチング物側に突出してい
るので、噴射口から噴射されるラジカルが排気管によっ
て吸引されることはほとんどない。
【0006】また、ノズル部の排気管からの突出量の好
例として請求項2の発明は、請求項1に記載の局所エッ
チング装置において、ノズル部の噴射口が排気管の吸引
口から突出する量を、0.5mm〜5.0mmの範囲内
の値に設定した構成としてある。
【0007】また、請求項3の発明に係る局所エッチン
グ装置は、チャンバを貫通し、そのノズル部の噴射口を
チャンバ内の被エッチング物に向ける放電管と、放電管
に供給された所定のガスをプラズマ放電させてラジカル
を生成するプラズマ発生手段と、ノズル部の近傍に配設
された排気管を有し、ラジカルで被エッチング物を局所
エッチングする際に生じる反応生成物を排気管の吸引口
から吸引してチャンバの外部に排出する排気手段と、ノ
ズル部の噴射口から被エッチング物に向けて噴射される
ラジカルの拡散を抑える所定圧力のガスをチャンバ内に
供給するエッチング領域限定手段とを具備する構成とし
た。かかる構成により、噴射口から被エッチング物に向
けて噴射されるラジカルの拡散がエッチング領域限定手
段から供給される所定圧力のガスによって抑えられるの
で、ラジカルの流束の断面が小さくなる。
【0008】また、請求項4の発明は、ノズル部の噴射
口を排気管の吸引口から、0.5mm〜5.0mmの範
囲内の値だけ突出させた構成としてある。さらに請求項
5の発明によれば、請求項3または請求項4に記載の局
所エッチング装置において、ノズル部の噴射口と被エッ
チング物との距離を1mm〜10mmの範囲内の値に設
定した構成としてある。
【0009】また、エッチング領域限定手段によって供
給されるガスの圧力の好例として、請求項6の発明は、
請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の局所エッチ
ング装置において、エッチング領域限定手段によって被
エッチング物の周囲に供給されるガスの圧力をノズル部
内のガス圧の40%以上80%以下に設定した構成とし
てある。
【0010】エッチング領域限定手段によって供給され
るガスは、被エッチング物のエッチング量域を限定する
ものであるので、ノズル部から噴射されるラジカルや被
エッチング物と反応しない性質のガスが好ましい。そこ
で、請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいず
れかに記載の局所エッチング装置において、エッチング
領域限定手段によってチャンバ内に供給されるガスは、
窒素ガス,アルゴンガス,または放電管に供給される所
定のガスのいずれかである構成とした。
【0011】ところで、請求項1〜請求項7の局所エッ
チング装置で実行される動作過程は、方法の発明として
成立する。そこで、請求項8の発明に係る局所エッチン
グ方法は、チャンバを貫通し且つそのノズル部の噴射口
をチャンバ内の被エッチング物に向ける放電管内に供給
された所定のガスをプラズマ放電させてラジカルを生成
するプラズマ発生過程と、ノズル部の噴射口から噴射さ
れるラジカルを被エッチング物の相対厚部に当てて、当
該相対厚部を局所的にエッチングする局所エッチング過
程と、ノズル部の噴射口が吸引口から被エッチング物側
に突出するようにノズル部の近傍に配された排気管を用
いて、局所エッチング過程で生じる反応生成物をチャン
バの外部に排出する反応生成物排気過程とを具備する構
成とした。また、請求項9の発明は、請求項8に記載の
局所エッチング方法において、ノズル部の噴射口を排気
管の吸引口から0.5mm〜5.0mmの範囲内の値だ
け突出させて、ラジカルを噴射する構成とした。また、
請求項10の発明に係る局所エッチング方法は、チャン
バを貫通し且つそのノズル部の噴射口をチャンバ内の被
エッチング物に向ける放電管内に供給された所定のガス
をプラズマ放電させてラジカルを生成するプラズマ発生
過程と、ノズル部の噴射口から噴射されるラジカルを被
エッチング物の相対厚部に当てて、当該相対厚部を局所
的にエッチングする局所エッチング過程と、ノズル部の
近傍に配された排気管を用いて、局所エッチング過程で
生じる反応生成物をチャンバの外部に排出する反応生成
物排気過程と、所定圧力のガスをチャンバ内に供給し
て、ノズル部の噴射口から被エッチング物に向けて噴射
するラジカルの拡散を抑えるエッチング領域限定過程と
を具備する構成とした。また、請求項11の発明は、請
求項10に記載の局所エッチング方法において、ノズル
部の噴射口を排気管の吸引口から0.5mm〜5.0m
mの範囲内の値だけ突出させて、ラジカルを噴射する構
成とした。また、請求項12の発明は、請求項10にま
たは請求項11に記載の局所エッチング方法において、
ノズル部の噴射口を被エッチング物に対して1mm〜1
0mmの範囲内の距離まで近付けて、ラジカルを噴射す
る構成とした。また、請求項13の発明は、請求項10
ないし請求項12のいずれかに記載の局所エッチング方
法において、エッチング領域限定過程において被エッチ
ング物の周囲に供給されるガスの圧力をノズル部内のガ
ス圧の40%以上80%以下に設定した構成としてあ
る。さらに、請求項14の発明は、請求項10ないし請
求項13のいずれかに記載の局所エッチング方法におい
て、エッチング領域限定過程においてチャンバ内に供給
されるガスは、窒素ガス,アルゴンガス,または放電管
に供給される所定のガスのいずれかである構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係る局所エッチング装置の概略断面図である。
この局所エッチング装置は、プラズマ発生手段としての
プラズマ発生部1と、石英放電管2と、ガス供給部3
と、X−Y駆動部4と、Z駆動部5と、排気手段として
の排気部6と、エッチング領域限定手段としてのエッチ
ング領域限定ガス供給部7とを具備している。
【0013】プラズマ発生部1は、石英放電管2内のガ
スをプラズマ放電させてラジカルを生成するための器機
であり、マイクロ波発振器10と導波管11とよりな
る。マイクロ波発振器10は、マグネトロンであり、所
定周波数のマイクロ波Mを発振することができる。導波
管11は、マイクロ波発振器10から発振されたマイク
ロ波Mを伝搬するためのもので、孔12を介してアルミ
ナ石英放電管2に外挿されている。このような導波管1
1の左側端内部には、マイクロ波Mを反射して定在波を
形成する反射板(ショートプランジャ)13が取り付け
られている。また、導波管11の中途には、マイクロ波
Mの位相合わせを行う3スタブチューナ14と、マイク
ロ波発振器10に向かう反射マイクロ波Mを90゜方向
(図1の表面方向)に曲げるアイソレータ15が取り付
けられている。
【0014】石英放電管2は、下端部にノズル部20を
有した円筒体であり、チャンバ9の上壁90を貫通して
その噴射口21をシリコンウエハWの表面に向けてい
る。具体的には、チャンバ9の上壁90中央部に孔91
が穿設され、この孔91を介して石英放電管2のノズル
部20がチャンバ9内に挿入されている。孔91と石英
放電管2との間にはO−リング92が装着されて、孔9
1と石英放電管2との間が気密に保持されている。この
実施形態の石英放電管2の外径及び内径(噴射口21の
直径)は13mm及び9mmに設定されている。このよ
うな石英放電管2の上端部には、ガス供給部3の供給パ
イプ30が連結されている。
【0015】ガス供給部3は、石英放電管2内にガスを
供給するための装置であり、CF4(四フッ化炭素)ガ
スのボンベ31とO2(酸素)ガスのボンベ32とを有
し、ボンベ31,32がバルブ37と流量制御器34,
35を介して供給パイプ30に連結されている。
【0016】プラズマ発生部1がかかる構成を採ること
により、ガス供給部3から石英放電管2にCF4ガスと
O2ガスの混合ガスを供給すると共に、マイクロ波発振
器10からマイクロ波Mを発振すると、プラズマ放電が
行われ、プラズマ放電で生成されたF(フッ素)ラジカ
ルRがノズル部20の噴射口21から噴射される。
【0017】X−Y駆動部4は、チャンバ9内に配され
ており、チャック93を下方から支持している。このX
−Y駆動部4は、そのX駆動モータ40によってチャッ
ク93を図1の左右に移動させ、そのY駆動モータ41
によってチャック93とX駆動モータ40とを一体に図
1の紙面表裏に移動させる。すなわち、このX−Y駆動
部4によって、ノズル部20をシリコンウエハWに対し
て相対的にX−Y方向に移動させることができる。この
X−Y駆動部4のX駆動モータ40,Y駆動モータ41
の駆動制御は、制御コンピュータ8が所定のプログラム
に基づいて行う。
【0018】チャンバ9全体は、石英放電管2に対して
上下に移動することができるようになっており、Z駆動
部5は、このチャンバ9を下方から支持している。Z駆
動部5は、そのZ駆動モータ90によって、チャンバ9
全体を上下に移動させて、ノズル部20の噴射口21と
シリコンウエハW表面との距離を調整することができ
る。この実施形態では、図2に示すように、ノズル部2
0の噴射口21とシリコンウエハWとの距離L2が1m
m〜10mmの範囲内の値に設定されている。
【0019】排気部6は、シリコンウエハWをFラジカ
ルRでエッチングするときに生じる反応生成物Gをチャ
ンバ9の外部に排出する機構である。この排気部6は、
図2に示すように、排気管60とチューブ61と排気ポ
ンプ62とを有している。排気管60は、ノズル部20
全体を外側から囲むようにして、チャンバ9の上壁90
の内面に気密に取り付けられており、その下端には、直
径30mmの吸引口60aを有している。この排気管6
0の長さは、ノズル部20の長さよりも短く設定されて
おり、ノズル部20先端部が排気管60の吸引口60a
からシリコンウエハW側に突出した状態になっている。
この突出量即ち排気管60の吸引口60aとノズル部2
0の噴射口21との距離L1は、0.5ミリ〜5.0m
mの範囲内の値に設定されている。チューブ61は、排
気管60の内部と排気ポンプ62とを連結している。こ
れにより、排気ポンプ62の作動させることで、チャン
バ9内の反応生成物Gを排気管60の吸引口60aから
吸引し、この反応生成物Gをチューブ61を通じてチャ
ンバ9の外部に排出することができる。なお、図1にお
いて符号94は、真空ポンプであり、この真空ポンプ6
0によってチャンバ9内を真空にすることができる。
【0020】エッチング領域限定ガス供給部7は、ノズ
ル部20から噴射されるFラジカルRの拡散を抑える所
定圧力のガスをチャンバ9に供給するための装置であ
り、N2(窒素)ガスSのボンベ70と、流量制御器7
1と、チャンバ9の側壁95に取り付けられたノズル7
2とを有している。これにより、ボンベ70のバルブ7
3を開くと共に、ノズル72からチャンバ9内に噴射す
るN2ガスSの圧力を流量制御器71で制御することに
より、図3に示すように、FラジカルRの拡散を抑える
ことができる。すなわち、チャンバ9内が真空に近い場
合には、二点鎖線で示すように、FラジカルRの流束が
下広がりになり、シリコンウエハWに対するエッチング
領域E1が大きくなる。これに対して、N2ガスSをチ
ャンバ9内に供給すると、N2ガスSの圧力によって、
FラジカルRの流束が絞られ、実線で示すように、シリ
コンウエハWに対するFラジカルRのエッチング領域E
2が小さくなる。したがって、N2ガスSの圧力によっ
てエッチング領域E2を制御することができることとな
る。この実施形態では、N2ガスSの圧力をノズル部2
0内のガス圧の40%〜80%の範囲内の割合に設定し
た。
【0021】次に、この実施形態の局所エッチング装置
が示す動作について説明する。なお、局所エッチング装
置を動作させることで、請求項8〜請求項14の発明に
係る局所エッチング方法を具体的に実行することができ
るので、この方法の各過程に沿って説明する。
【0022】まず、プラズマ発生過程を実行する。すな
わち、図1において、シリコンウエハWをチャック93
に吸着させた状態で、真空ポンプ94を駆動してチャン
バ9内を0.1Torr〜5.0Torrの低気圧状態にする
と共に、Z駆動部5を駆動させてチャンバ9全体を上昇
させることにより、シリコンウエハWをノズル部20の
下方1mm〜10mmの範囲内の距離まで近付ける。こ
の状態でガス供給部3のバルブ37を開き、ボンベ3
1,32内のCF4ガス,O2ガスを供給パイプ30に流
出させ、これらの混合ガスを石英放電管2内に供給す
る。このとき、バルブ37の開度を調整して、CF4ガ
スとO2ガスの圧力を所定の圧力に維持すると共に、流
量制御器34によりCF4ガスの流量を調整する。上記
CF4ガスの供給作業と並行して、マイクロ波発振器1
0を駆動させると、マイクロ波Mによって、放電部位に
存在するCF4ガスがプラズマ放電し、FラジカルRが
生成される。これにより、FラジカルRが石英放電管2
のノズル部20に案内されて、ノズル部20の噴射口2
1からシリコンウエハW側に噴射される。
【0023】しかる後、X−Y駆動部4によって、シリ
コンウエハWをノズル部20の真下に位置させた後、エ
ッチング領域限定過程を実行する。すなわち、ノズル7
2からチャンバ9内に噴射されるN2ガスSの圧力を流
量制御器71で制御し、シリコンウエハWの周囲のN2
ガスSの圧力をノズル部20内のガス圧の40%〜80
%の範囲内の割合にする。これにより、FラジカルRの
流束を絞り、図3に示したように、シリコンウエハWに
対するエッチング領域を小さなエッチング領域E2に限
定する。
【0024】この状態で、局所エッチング過程を実行す
る。すなわち、チャック93をX−Y方向にジグザグ状
に移動させて、ノズル部20をシリコンウエハWに対し
て相対的にジグザグ状に走査させる。このとき、ノズル
部20のシリコンウエハWに対する相対速度は、相対厚
部の厚さに略反比例するように設定しておくことで、シ
リコンウエハWの相対厚部に対するエッチング時間が長
くなり、相対厚部が平坦に削られることとなる。また、
上記したように、FラジカルRによるエッチング領域E
2が小さいので、小さな相対厚部を逐一エッチングする
ことができ、微細な局所エッチング加工を実行すること
ができる。このようにして、シリコンウエハWの表面全
面をエッチングすることで、局所エッチング過程が完了
する。
【0025】上記局所エッチング過程と並行して反応生
成物排気過程を実行する。すなわち、上記局所エッチン
グ過程実行中に、排気部6の排気ポンプ62の作動させ
ておく。局所エッチング過程により、図2に示すよう
に、ノズル部20から噴射されたFラジカルRとシリコ
ンウエハWとの反応によって反応生成物Gが生成され、
反応生成物Gがチャンバ9内に充満することとなるが、
この反応生成物Gは、排気ポンプ62の作動によって、
排気管60の吸引口60aから吸引され、チューブ61
を通じてチャンバ9の外部に排出される。ところで、ノ
ズル部20から噴出されているFラジカルRが排気部6
によって排気されるおそれもある。しかし、上記したよ
うに、ノズル部20先端部が0.5ミリ〜5.0mmの
範囲内の値だけ排気管60の吸引口60aからシリコン
ウエハW側に突出しており、しかも、FラジカルRが相
当の圧力でノズル部20から噴射しているので、ノズル
部20から噴射するFラジカルRは排気部6によってほ
とんど吸引されず、その全てがシリコンウエハWのエッ
チングに寄与することとなる。この結果、エッチングレ
ートが上記した従来の局所エッチング装置によるエッチ
ングレート比べて遙かに大きくなる。
【0026】このように、この実施形態の局所エッチン
グ装置によれば、ノズル部20を排気管60から突出さ
せて、排気部6によるFラジカルRの吸引を防止すると
共に、ノズル部20から噴射されるFラジカルRの流束
を絞ってエッチング領域を小さくすることができるの
で、シリコンウエハWのエッチングレートの向上とシリ
コンウエハWの微細なエッチング加工が可能である。
【0027】この点を実証すべく、発明者等は、次のよ
うな実験を行った。まず、ノズル部20が排気管60か
ら突出する量即ちノズル部20の噴射口21と排気管6
0の吸引口60aとの距離L1とシリコンウエハWのエ
ッチングレートとの関係について知るために、第1の実
験を行った。この実験では、流量制御器34,35を制
御し、石英放電管2に供給するCF4ガスの流量とO2ガ
スの流量とをそれぞれ1000SCCMと60SCCM
にして、ノズル部20内圧力を3.0Torrに設定し
た。そして、上記距離L1を変化させながら1秒間当た
りのシリコンウエハWのエッチング深さを測定した。す
ると、図4に示す結果を得た。図4は、ノズル部20の
突出距離L1とシリコンウエハWのエッチング深さとの
関係を示す線図である。図4に示すように、ノズル部2
0の突出距離L1が0mm以下の場合、即ちノズル部2
0の噴射口21と排気管60の吸引口60aとが面一か
ノズル部20が排気管60内に引っ込んでいる場合に
は、シリコンウエハWのエッチング深さがノズル部20
の引っ込み量に対応して小さくなる。これは、ノズル部
20が排気管60内に引っ込んでいればいる程、ノズル
部20から噴射されたFラジカルRが排気部6によって
排気される確率が高くなるからであると考えられる。こ
れに対して、ノズル部20の突出距離L1が0.5mm
〜5.0mmの範囲では、0.2μmという大きなエッ
チング深さを維持している。これは、ノズル部20から
噴射されたFラジカルRのほぼすべてが排気部6に吸引
されずにシリコンウエハWのエッチングに寄与したため
であると考えられる。そして、ノズル部20の突出距離
L1が5.0mmを超えると、それに応じて、エッチン
グ深さが小さくなっていく。かかる観点から、発明者等
は、ノズル部20の突出距離L1を0.5mm〜5.0
mmの範囲内に設定することが、シリコンウエハWのエ
ッチングレートを高める上で好ましいという結論に達し
た。
【0028】次に、FラジカルRのエッチング領域の幅
(直径)とエッチング領域限定ガス供給部7によって供
給されるN2ガスSの圧力との関係を調べる第2の実験
を行った。この実験では、上記第1の実験と同一条件下
で、流量制御器71を制御して、シリコンウエハW周囲
のN2ガスSの圧力を増加させたところ、図5に示すよ
うな結果を得た。図5は、FラジカルRのエッチング領
域の幅とエッチング領域限定ガス供給部7によって供給
されるN2ガスSの圧力との関係を示す線図である。図
5に示すように、N2ガスSの圧力をノズル部20内圧
力の40%(1.2Torr)まで増加させると、下広が
りに拡散していたFラジカルRのエッチング領域の幅が
30mm迄に絞られた。そして、N2ガスSの圧力をノ
ズル部20内圧力の80%迄増加させると、エッチング
領域の幅はほぼ一定値を維持した。但し、N2ガスSの
圧力をノズル部20内圧力の80%を超えて増加させる
と、エッチングレートの低下が顕著になった。ところ
で、エッチング領域の幅を30mmに限定するには、ノ
ズル部20の噴射口21とシリコンウエハW表面との距
離L2が問題となる。図6は、噴射口ウエハ間距離L2
とエッチング領域幅との関係を示す線図であり、図7は
噴射口ウエハ間距離L2とノズル内圧力との関係を示す
線図である。上記N2ガスSの圧力をノズル部20内圧
力の40%に設定し、噴射口ウエハ間距離L2を変化さ
せたところ、噴射口ウエハ間距離L2を10mmよりも
大きく設定すると、図6に示すように、エッチング領域
幅が急激に大きくなってしまう。これに対処するには、
N2ガスSの圧力を増加させる必要があるが、あまり大
きくすると、N2ガスSがFラジカルRのシリコンウエ
ハWへの到達を阻害し、エッチングレートが低下してし
まう。一方、噴射口ウエハ間距離L2を1mmよりも小
さく設定すると、図7に示すように、ノズル部20内の
圧力が3.0Torrを維持せず、急激に増加し、安定し
たエッチングが不可能となる。これは、ノズル部20を
シリコンウエハWに余り近づけ過ぎると、シリコンウエ
ハW自体がFラジカルRの遮蔽物になって、ノズル部2
0内のFラジカルRが噴射口21から噴射することを阻
害するためであると考えられる。かかる観点から、発明
者等は、N2ガスSの圧力を40%〜80%に設定する
と共に、噴射口ウエハ間距離L2を1mm〜10mmの
範囲内に設定することが、安定して微細な局所エッチン
グ加工をする上で好ましいという結論に達した。
【0029】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
プラズマ放電用のガスして、CF4ガスとO2ガスを用い
たが、CF4ガス単体でも良く、また、CF4ガスの代わ
りにSF6(六フッ化硫黄)ガスやNF3 (三フッ化窒
素)ガスを用いてもよい。また、上記実施形態では、エ
ッチング領域限定用のガスとしてN2ガスSを用いた
が、Arガスや石英放電管2に供給されるCF4ガス(他
のSF6ガス等を用いた場合には、SF6ガス等)を用い
ても良い。要するに、シリコンウエハWのエッチングを
阻害しないガスであれば、エッチング領域限定用のガス
として用いることができる。また、上記実施形態では、
放電管として石英放電管2を用いたが、アルミナ放電管
を用いても良い。また、上記実施形態では、プラズマ発
生手段として、マイクロ波を発振してプラズマを発生す
るプラズマ発生部1を用いたが、FラジカルRを生成し
うる手段であれば良く、例えば高周波によってプラズマ
を発生してFラジカルRを生成するプラズマ発生器など
各種のプラズマ発生器を用いることができることは勿論
である。
【0030】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1,
請求項2,請求項8及び請求項9の発明によれば、ノズ
ル部の噴射口から噴射されるラジカルが排気管の吸引口
から吸引されることはほとんどないので、噴射口から噴
射されるラジカルのほとんど全部が被エッチング物の局
所エッチングに寄与することとなり、この結果、エッチ
ングレートが向上するという優れた効果がある。
【0031】また、請求項3,請求項7,請求項10〜
請求項14の発明によれば、ノズル部の噴射口から噴射
するラジカルの流束の断面を小さくすることができるの
で、被エッチング物のエッチング領域が小さくなり、そ
の分被エッチング物の微細なエッチング加工が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る局所エッチング装
置の概略断面図である。
【図2】排気機構を示す断面図である。
【図3】エッチング領域限定ガス供給部によるFラジカ
ルの拡散抑止作用を説明するための断面図である。
【図4】ノズル部の突出距離とシリコンウエハのエッチ
ング深さとの関係を示す線図である。
【図5】エッチング領域の幅とN2ガスの圧力との関係
を示す線図である。
【図6】噴射口ウエハ間距離とエッチング領域幅との関
係を示す線図である。
【図7】噴射口ウエハ間距離とノズル内圧力との関係を
示す線図である。
【図8】排気手段を備えた従来の局所エッチング装置の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…プラズマ発生部、 2…石英放電管、 3…ガス供
給部、 4…X−Y駆動機構、 5…Z駆動機構、 6
…排気機構、 7…エッチング領域限定ガス供給部、
9…チャンバ、 20…ノズル部、 21…噴射口、
60…排気管、61…チューブ、 62…排気ポンプ、
70…ボンベ、 71…流量制御器、 72…ノズ
ル、 R…Fラジカル、 G…反応生成物、 S…N2
ガス、W…シリコンウエハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳澤 道彦 神奈川県綾瀬市早川2647 スピードファム 株式会社内 (72)発明者 飯田 進也 神奈川県綾瀬市早川2647 スピードファム 株式会社内 (72)発明者 堀池 靖浩 東京都保谷市東伏見3丁目2番12号 Fターム(参考) 4K057 DA20 DB06 DD05 DE06 DE08 DE09 DE20 DM13 DM29 DM37 DN01 5F004 AA16 BA03 BA11 BB11 BB18 BB28 BC03 BD07 DA01 DA17 DA18 DA26 DB01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバを貫通し、そのノズル部の噴射
    口をチャンバ内の被エッチング物に向ける放電管と、 上記放電管に供給された所定のガスをプラズマ放電させ
    てラジカルを生成するプラズマ発生手段と、 上記ノズル部の噴射口が吸引口から上記被エッチング物
    側に突出するように、上記ノズル部の近傍に配設された
    排気管を有し、上記ラジカルで被エッチング物を局所エ
    ッチングする際に生じる反応生成物を上記排気管の吸引
    口から吸引して上記チャンバの外部に排出する排気手段
    とを具備することを特徴とする局所エッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の局所エッチング装置に
    おいて、 上記ノズル部の噴射口が排気管の吸引口から突出する量
    を、0.5mm〜5.0mmの範囲内の値に設定した、 ことを特徴とする局所エッチング装置。
  3. 【請求項3】 チャンバを貫通し、そのノズル部の噴射
    口をチャンバ内の被エッチング物に向ける放電管と、 上記放電管に供給された所定のガスをプラズマ放電させ
    てラジカルを生成するプラズマ発生手段と、 上記ノズル部の近傍に配設された排気管を有し、上記ラ
    ジカルで被エッチング物を局所エッチングする際に生じ
    る反応生成物を上記排気管の吸引口から吸引して上記チ
    ャンバの外部に排出する排気手段と、 上記ノズル部の噴射口から被エッチング物に向けて噴射
    されるラジカルの拡散を抑える所定圧力のガスを上記チ
    ャンバ内に供給するエッチング領域限定手段とを具備す
    ることを特徴とする局所エッチング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の局所エッチング装置に
    おいて、 上記ノズル部の噴射口を上記排気管の吸引口から、0.
    5mm〜5.0mmの範囲内の値だけ突出させた、 ことを特徴とする局所エッチング装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の局所エ
    ッチング装置において、 上記ノズル部の噴射口と上記被エッチング物との距離を
    1mm〜10mmの範囲内の値に設定した、 ことを特徴とする局所エッチング装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の局所エッチング装置において、 上記エッチング領域限定手段によって上記被エッチング
    物の周囲に供給される上記ガスの圧力を上記ノズル部内
    のガス圧の40%以上80%以下に設定した、 ことを特徴とする局所エッチング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の局所エッチング装置において、 上記エッチング領域限定手段によってチャンバ内に供給
    される上記ガスは、窒素ガス,アルゴンガス,または上
    記放電管に供給される上記所定のガスのいずれかであ
    る、 ことを特徴とする局所エッチング装置。
  8. 【請求項8】 チャンバを貫通し且つそのノズル部の噴
    射口をチャンバ内の被エッチング物に向ける放電管内に
    供給された所定のガスをプラズマ放電させてラジカルを
    生成するプラズマ発生過程と、 上記ノズル部の噴射口から噴射されるラジカルを上記被
    エッチング物の相対厚部に当てて、当該相対厚部を局所
    的にエッチングする局所エッチング過程と、 上記ノズル部の噴射口が吸引口から上記被エッチング物
    側に突出するように上記ノズル部の近傍に配された排気
    管を用いて、上記局所エッチング過程で生じる反応生成
    物をチャンバの外部に排出する反応生成物排気過程とを
    具備することを特徴とする局所エッチング方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の局所エッチング方法に
    おいて、 上記ノズル部の噴射口を上記排気管の吸引口から0.5
    mm〜5.0mmの範囲内の値だけ突出させて、上記ラ
    ジカルを噴射する、 ことを特徴とする局所エッチング方法。
  10. 【請求項10】 チャンバを貫通し且つそのノズル部の
    噴射口をチャンバ内の被エッチング物に向ける放電管内
    に供給された所定のガスをプラズマ放電させてラジカル
    を生成するプラズマ発生過程と、 上記ノズル部の噴射口から噴射されるラジカルを上記被
    エッチング物の相対厚部に当てて、当該相対厚部を局所
    的にエッチングする局所エッチング過程と、 上記ノズル部の近傍に配された排気管を用いて、上記局
    所エッチング過程で生じる反応生成物をチャンバの外部
    に排出する反応生成物排気過程と、 所定圧力のガスを上記チャンバ内に供給して、上記ノズ
    ル部の噴射口から被エッチング物に向けて噴射するラジ
    カルの拡散を抑えるエッチング領域限定過程とを具備す
    ることを特徴とする局所エッチング方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の局所エッチング方
    法において、 上記ノズル部の噴射口を上記排気管の吸引口から0.5
    mm〜5.0mmの範囲内の値だけ突出させて、上記ラ
    ジカルを噴射する、 ことを特徴とする局所エッチング方法。
  12. 【請求項12】 請求項10にまたは請求項11に記載
    の局所エッチング方法において、 上記ノズル部の噴射口を上記被エッチング物に対して1
    mm〜10mmの範囲内の距離まで近付けて、上記ラジ
    カルを噴射する、 ことを特徴とする局所エッチング方法。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし請求項12のいずれ
    かに記載の局所エッチング方法において、 上記エッチング領域限定過程において上記被エッチング
    物の周囲に供給される上記ガスの圧力を上記ノズル部内
    のガス圧の40%以上80%以下に設定した、ことを特
    徴とする局所エッチング方法。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし請求項13のいずれ
    かに記載の局所エッチング方法において、 上記エッチング領域限定過程においてチャンバ内に供給
    される上記ガスは、窒素ガス,アルゴンガス,または上
    記放電管に供給される上記所定のガスのいずれかであ
    る、 ことを特徴とする局所エッチング方法。
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