JP2000124101A - 荷電粒子線描画用部分一括パターンの作成方法 - Google Patents

荷電粒子線描画用部分一括パターンの作成方法

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JP2000124101A
JP2000124101A JP10293440A JP29344098A JP2000124101A JP 2000124101 A JP2000124101 A JP 2000124101A JP 10293440 A JP10293440 A JP 10293440A JP 29344098 A JP29344098 A JP 29344098A JP 2000124101 A JP2000124101 A JP 2000124101A
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泰久 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 厳しい寸法精度でパターン転写できるように
した部分一括パターンを作成する方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、回路設計データに基づいて、
荷電粒子線描画用の部分一括パターン34を作成する方
法である。本方法では、回路設計データに基づいて部分
一括パターンを作成する際、描画対象レイヤの回路設計
データと描画対象レイヤの下の下地レイヤの回路設計デ
ータとの間で層間演算を行い、積集合のパターン24を
抽出するステップと、積集合のパターンを対象領域とし
て部分一括パターンのデータを作成するステップとを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線描画用
の部分一括パターン作成方法に関し、更に詳細には厳し
い寸法精度でパターンを転写できるようにした部分一括
パターンの作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化、高密度化に伴い、光
の解像限界以下の微細パターンの露光は、フォトリソグ
ラフィに代わって、荷電粒子線を用いる描画処理、例え
ば電子線やX線による描画処理に移行しつつある。荷電
粒子線を用いる荷電粒子線リソグラフィ、例えば電子線
を用いる電子線リソグラフィは、光の解像限界以下の微
細なパターンを電子線を使って被転写体上に転写する技
術であって、従来は、可変成形電子ビームによる一筆書
きの要領で直接基板上に描画していた。一筆書きの要領
で描画する方法は、描画すべきLSI回路のパターンを
可変成形電子ビームの大きさに分解して、電子ビームに
より描画する方法であって、可変成形法と呼ばれ、例え
ばLSI回路のパターンを描画する場合には、LSI回
路を構成しているすべてのパターンを露光できるショッ
トの大きさに分解し、例えばその大きさの矩形ビームに
分解して多数回の露光ショットを行って描画している。
【0003】しかし、可変成形法では、描画するパター
ンが微細になればなるほど、ショット数が飛躍的に増大
し、従ってスループットが著しく低下する。このよう
に、可変成形法は、露光処理の生産性が低いので、電子
線リソグラフィの分野でも、生産性を向上させるため
に、マスクやレチクルを使った光或いはX線による転写
法と同じように、所望パターンを備えた電子線露光用転
写マスクを使用し、繰り返しパターンを順次電子線露光
する、いわゆる部分一括電子線露光方法が、近年、用い
られるようになっている。例えば、従来の可変成形法で
あれば、40〜80ショット必要であったパターンを1
ショットで露光することができる。
【0004】部分一括電子線露光方法で露光する繰り返
しパターンは、一般に、部分一括パターンと呼ばれてい
る。部分一括パターンの大きさは、通常、一回の部分一
括電子線露光で露光できる最大露光可能領域より小さけ
ればよく、部分一括パターンのマスクパターンは、繰り
返しパターンと相似の形状を有する透過孔として、部分
一括電子線露光用転写マスクに形成される。マスクに透
過孔を形成する際には、部分一括パターン毎に部分一括
パターンのパターンデータに基づいてマスクパターンの
パターンデータを作成し、それに基づいて電子線描画装
置等を使ってマスク上に透過孔を形成している。部分一
括電子線露光用マスクには、通常、多数個の部分一括パ
ターンのマスクパターン及び少なくとも1個の可変成形
用マスクパターンが形成されている。
【0005】部分一括電子線露光方法は、透過孔で形成
されたマスクパターンを有するステンシルマスクを電子
銃と基板間に配置して、そのマスクパターンを1回の電
子線露光で基板上に転写して行く方法である。例えば、
メモリ回路の大部分の領域は、セルと呼ばれる一定の形
状をした単位パターンの繰り返しで構成されている。こ
の単位パターンの一群を部分一括パターンとして透過孔
によりマスク上に形成し、このマスクを使って電子線露
光することにより、基板上に1ショットでセルの一群を
転写することができる。
【0006】ここで、図6を参照して、部分一括電子線
露光法により露光する部分一括電子線描画装置の構成を
簡単に説明する。部分一括電子線露光装置50は、基本
的には、図6に示すように、電子銃52と、電子銃52
から出た電子ビームを矩形に成形するためにレンズと矩
形アパーチャで構成される矩形成形部54と、矩形電子
ビームを偏向させて下方の部分一括パターンマスク上で
所望のマスクパターン上に照射させる偏向部56と、矩
形の電子ビームを部分一括パターンにパターン化するた
めに、レンズと部分一括転写マスク58で構成される部
分一括パターン部60と、縮小投影レンズ及び偏向器で
構成され、部分一括パターンをウエハW上に照射する投
影部62とを有する。複数個の部分一括パターンのマス
クパターンが一つの部分一括転写マスク58に形成され
ていて、選択優先順位の高い部分一括パターンのマスク
パターンほど中心部に形成されている。また、部分一括
転写マスク58には、可変成形法用のマスクパターンと
して大きな開口径の開口部も設けてある。
【0007】部分一括電子線露光を行うためには、回路
設計データに基づいて部分一括パターンを作成すること
が必要であって、そのために、データ処理系統が、部分
一括電子線露光装置の一部として、又は部分一括電子線
露光装置とは別の系統として設けられている。データ処
理系統は、図7に示すように、IC回路の回路設計デー
タからマスクデータと露光データとを作成し、出力す
る。即ち、データ処理系統は、IC回路の回路設計デー
タをデータ処理して露光データを作成し、電子線描画装
置に出力する。また、IC回路の回路設計データについ
て部分一括パターン抽出処理を行って部分一括パターン
を抽出し、次いで、抽出した部分一括パターンのパター
ンデータをデータ処理してマスクデータを作成し、マス
ク作成装置に出力している。
【0008】マスクデータは、抽出した部分一括パター
ンに基づいて転写マスク上にマスクパターンを作成する
ためのデータである。露光データは、電子線描画装置を
使って露光する際に必要なデータであって、チップ内で
のパターン位置を示すデータ、例えば、部分一括パター
ンにあってはウエハ上の露光位置、識別番号、その識別
番号の部分一括パターンがマスク上のどの位置にあるか
等のデータであり、また、可変成形パターンにあって
は、露光位置、大きさ、形状コード等のデータである。
これらは、いずれも、データ処理系統により回路設計デ
ータから自動的に抽出され、作成される。
【0009】部分一括電子線露光を行う場合、繰り返し
単位(ユニットパターン)を予め定め、これを部分一括
パターンとすれば良いように思われる。しかし、これで
は、回路デザイナーは、初めに決定したユニットパター
ン(繰り返し単位)のパターン形状に拘束されて、回路
設計の自由度が無くなり、半導体装置に所望の特性を与
えるために最適な回路設計を行うことが難しくなる。そ
こで、回路設計の柔軟性を維持するためには、自由に設
計されたパターンの回路設計データから、繰り返し性を
考慮して部分一括パターンを抽出することが必要であ
り、また、効果的に部分一括電子線露光を行うために
は、ショット数が最小数になるように部分一括パターン
を抽出することが必要である。これが、上述した部分一
括パターン抽出処理であって、回路設計データから露光
データを作成する作業と並行して自動的にデータ処理系
統により行われる。
【0010】部分一括パターンの抽出は、オーバラップ
処理やプロセスマージン処理がなされた回路データにつ
いて行う。部分一括パターンの抽出処理では、先ず、部
分一括パターンの作成可能領域内で、繰り返し性を有す
るパターンを回路データから抽出する。この時点で抽出
されたパターンを候補部分一括パターンとする。候補部
分一括パターンの個数には制約はない。例えば256M
ビットDRAMにコンタクトホールを設けるときには、
300個以上となる。候補部分一括パターンの抽出の際
には、各部分一括パターンがチップ内で何回使われる
か、また、その部分一括パターンは何パターンの矩形で
形成されているかを計算する。次いで、予め設定されて
いる基準に従って候補部分一括パターンの優先順位を定
め、実際にマスクに配置できる数だけの部分一括パター
ンが、優先順位の高い候補部分一括パターンから部分一
括電子線露光するパターンとして選択される。
【0011】選択された部分一括パターンは、優先順位
の高い順に識別番号が付される。続いて、識別番号順に
偏向エリアの中心から配置されて行く。配置された偏向
エリアのパターンがマスク作成データになり、このとき
配置した位置情報が露光データとして与えられる。識別
番号は、言わば、部分一括パターンの認識番号の役目を
果たす。一方、優先順位が低いために、部分一括パター
ンとして選択されなかった候補部分一括パターンは、可
変矩形や三角形の露光データへ逆変換され、可変成形法
により描画される。
【0012】ここで、実際のDRAMのメモリセル回路
を転写する際の従来の部分一括パターンについて、更に
詳細に説明する。図1は、下地レイヤの拡散層パターン
の回路設計データ及び描画対象レイヤのゲート電極パタ
ーンの回路設計データに基づいて、それぞれ、拡散層パ
ターン及びゲート電極パターンをレイアウトした図であ
る。本レイアウトは、両端にパッド領域12、14を有
するゲート電極16とその両側に配置された拡散層18
A、Bと、パッド領域14の下方に延びて、ゲート電極
16及び拡散層18A、Bと同じパターンが繰り返され
る図示しない部分と、末端パッド領域20とを有する。
ゲート電極16の中間点には、回路設計者がゲート電極
パターンを設計した際に設けたユニットパターンの境界
線22が存在する。即ち、回路設計者は、ゲート電極パ
ターンを、パッド領域12と境界線22までのゲート電
極16の上半分の上側ブロックと、境界線22からパッ
ド領域14までのゲート電極16の下半分とパッド領域
14の下側ブロックとに区画している。
【0013】従来の部分一括パターンは、セル回路の構
造の設計データに基づいて、繰り返し数の多い、即ち参
照数の多いパターンを検索しているので、例えば、図8
に示すように、回路設計者のユニットパターンの分割に
従って、ゲート電極16の長手方向の丁度中間点、即ち
境界線22でゲート電極16のパターンを2分割して、
一方を図9(a)に示す部分一括パターン64として、
他方を図9(b)に示す部分一括パターン66として作
成している。部分一括パターン64は、パッド領域12
とゲート電極16の半分16Aを有し、部分一括パター
ン66は、パッド領域14とゲート電極16の半分16
Bとを有する。尚、68、70は、部分一括パターン6
4、66を転写マスク(図示せず)に形成する際の仮想
的領域を確定する仮想的境界線である。部分一括パター
ン64、66のパターンデータは、記憶装置(図示せ
ず)に記憶させる。図1に示すレイアウトのうち、部分
一括パターンとして抽出できなかったパターンは、可変
成形法で描画される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の抽出法
には挙げるような問題があった。第1には、従来の抽出
法に従って作成した部分一括パターンを使ってウエハ上
に電子線露光によりパターンを転写したとき、厳しい寸
法精度の要求される部位で、所望の寸法精度を満足させ
ることができないという問題があった。例えば上述の例
では、拡散層上のゲート電極パターンが拡散層上でつな
ぎ合わされているため、つなぎ合わせの位置におけるゲ
ート電極幅の寸法が変動し易く、拡散層上のゲート電極
幅の寸法を所望の寸法精度内に収めることが技術的に難
しく、そのためにDRAMのトランジスタ特性にばらつ
きが発生することが多かった。第2には、繰り返しの参
照数を基準にして部分一括パターンを作成しているの
で、厳しい寸法精度が要求される部位が部分一括パター
ンとして抽出されないという問題であって、そのために
厳しい寸法精度を要求される部位を可変成形で描画せざ
るを得ないことが多かった。
【0015】そこで、本発明の目的は、パターンを厳し
い寸法精度で転写できるようにした部分一括パターンを
作成する方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の問題
を解決するに当たり、部分一括パターンの部位に要求さ
れる厳しい寸法精度は、描画対象のレイヤの部位自体よ
りは寧ろ下地レイヤの特定部位との位置関係及び寸法関
係において要求されることに着目した。例えば、ゲート
電極幅は、ゲート電極の長さ方向全体にわたって高い寸
法精度が必要であることは当然として、特に、拡散層と
の位置関係及び寸法関係において厳しい寸法精度が要求
される。上述の部分一括パターンの例で言えば、相対的
な位置関係及び寸法関係に厳しい精度が要求されるの
は、ゲート電極と拡散層との重複領域でのゲート電極幅
であって、従来の部分一括パターンは、ゲート電極の拡
散層上に位置する中間境界線22で分割され、露光の
際、そこで相互に接続されているから、転写したパター
ンの寸法精度が位置ずれ等により低下することを見い出
した。そこで、本発明者は、描画対象レイヤの部分一括
パターンを抽出するに際し、下地レイヤのレイアウトを
考慮すべきであることに着目し、本発明を完成するに到
った。
【0017】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、本発明に係る荷電粒子線描画用部分一括パタ
ーンの作成方法は、回路設計データに基づいて、荷電粒
子線描画用の部分一括パターンを作成する方法であっ
て、回路設計データに基づいて部分一括パターンのパタ
ーンデータを作成する際、描画対象レイヤのパターンの
回路設計データと、描画対象レイヤの下地レイヤのパタ
ーンの回路設計データとの間で層間演算を行い、積集合
のパターンを抽出するステップと、積集合のパターンを
部分一括パターンの対象領域とし、部分一括パターンの
データを作成するステップとを有することを特徴とてい
る。
【0018】本発明方法で、層間演算とは、描画対象レ
イヤのパターンの回路設計データと描画対象レイヤの下
地レイヤのパターンの回路設計データとの間でパターン
の積集合を求める演算を言う。従って、本発明方法で言
う積集合のパターンは、描画対象レイヤのパターンと下
地レイヤのパターンとの間でパターン同士が重なってい
る領域を言う。
【0019】回路設計データに基づいて部分一括パター
ンを抽出する際、対象領域以外の部分一括パターンの作
成に優先して、対象領域の部分一括パターンのデータを
作成し、対象領域の部分一括パターンを部分一括電子線
露光の際に高い選択優先順位にランクする。
【0020】本発明方法の好適な実施態様では、部分一
括パターンのデータを作成する際、積集合のパターンを
抽出するステップに続いて、積集合のパターンに加え
て、積集合のパターンに連続する描画対象レイヤのパタ
ーンの一部をマージン領域として含む拡張パターンを部
分一括パターンの対象領域とし、部分一括パターンのデ
ータを作成するステップを有する。また、別法として、
部分一括パターンのデータを作成する際、積集合のパタ
ーンを抽出するステップに続いて、積集合のパターンに
連続する描画対象レイヤのパターンの一部を含むように
下地レイヤのパターンを拡張した拡張パターンを作成す
るステップと、描画対象レイヤのパターンの回路設計デ
ータと、下地レイヤの拡張パターンの回路設計データと
の間で層間演算を行い、第2の積集合のパターンを抽出
するステップと、第2の積集合のパターンを部分一括パ
ターンの対象領域とし、部分一括パターンのデータを作
成するステップとを有する。これにより、部分一括パタ
ーンを転写する際の部分一括転写マスクの位置ずれによ
るパターン寸法精度の低下を防止できる。
【0021】優先対象領域の部分一括パターンのデータ
を優先して作成し、次いで描画対象レイヤの優先対象領
域に含まれたパターン以外のパターンについて部分一括
パターンのデータを作成する。また、部分一括パターン
として抽出された残りの描画対象レイヤのパターンを可
変成形法により描画するように荷電粒子線描画用のデー
タを作成する。部分一括パターンに識別符号を付して保
存し、かつ描画対象レイヤのパターンの原識別符号及び
下地レイヤのパターンの原識別符号をそれぞれ保存す
る。
【0022】部分一括荷電粒子線露光では、上述の荷電
粒子線描画用の部分一括パターン作成方法により作成さ
れた部分一括パターンを有する荷電粒子線描画用マスク
を使って露光することにより、ショットの接続が対象領
域外で行われるので、寸法精度の高いパターンをウエハ
上に転写することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施形態例 本実施形態例は、ゲート電極パターンを拡散層レイヤ上
に転写する際に、本発明に係る荷電粒子線描画用の部分
一括パターン作成方法を適用した実施形態の一例であっ
て、図1から図5は本実施形態例を説明するための図で
ある。本実施形態例は、ゲート電極パターンを転写する
ために使用する荷電粒子線描画用の部分一括パターンを
作成する例であって、拡散層のパターンを有するレイヤ
を下地レイヤとし、ゲート電極のパターンを有するレイ
ヤを描画対象レイヤとしている。図1は、下地レイヤの
回路設計データ及び描画対象レイヤの回路設計データに
基づいて、それぞれ、拡散層のパターン及びゲート電極
のパターンをレイアウトした図である。本レイアウト
は、両端にパッド領域12、14を有するゲート電極1
6とその両側に配置された拡散層18A、Bと、パッド
領域14の下方に延びて、ゲート電極16及び拡散層1
8A、Bと同じパターンが繰り返される図示しない部分
と、末端パッド領域20とを有する。
【0024】ゲート電極16の中間点には、回路設計者
がゲート電極パターンを設計した際に設けたユニットパ
ターンの境界線22が存在する。即ち、回路設計者は、
ゲート電極パターンを、パッド領域12と境界線22ま
でのゲート電極16の上半分の上側ブロックと、境界線
22からパッド領域14までのゲート電極16の下半分
とパッド領域14の下側ブロックとに区画している。
【0025】部分一括パターンを作成するには、先ず、
描画対象レイヤであるゲート電極レイヤのゲート電極パ
ターンの回路設計データと下地レイヤである拡散層レイ
ヤの拡散層パターンの回路設計データとの間で層間演算
を行い、図2に示す積集合のパターン24を抽出する。
ここで、積集合のパターン24は、拡散層18A、Bを
横断したゲート電極16の横断部に相当している。
【0026】次いで、積集合のパターン24を対象領域
として部分一括パターンのデータを作成する。部分一括
パターンのデータを作成する際、図3に示すように、積
集合のパターン24を抽出するステップに続いて、積集
合のパターン24に加えて、積集合のパターン24の両
境界26、28にそれぞれ連続するゲート電極16のパ
ターンの一部30、32をマージン領域として含む拡張
パターンを対象領域とし、対象領域の部分一括パターン
34のデータを作成する。ここで、36は、部分一括パ
ターン34を転写マスク(図示せず)に形成する際の仮
想的領域を確定する仮想的境界線である。
【0027】以上のステップを経て得た部分一括パター
ン34は、図4に示すように、仮想的境界線36内に配
置されている。部分一括パターン34のパターンデータ
は、記憶装置(図示せず)に記憶させる。
【0028】部分一括パターン34のマスクを形成する
には、記憶装置から部分一括パターン34のパターンデ
ータを読み出し、既知の電子線描画装置等を使ってマス
ク基板にパターンデータに基づいて部分一括パターン3
4の透過孔を設けることにより、転写マスクを形成する
ことができる。尚、このとき仮想的境界線36は、転写
マスク上で他の部分一括パターンの領域との境界を定め
るために利用される。
【0029】図1で、部分一括パターン34を適用でき
ない、例えばパッド領域14を含むゲート電極16の上
部分及びパッド領域16を含むゲート電極16の下部分
には、別の部分一括パターン(図示せず)を作成する。
また、パッド領域14の下方部分で部分一括パターン3
4を適用できる部分には、部分一括パターン34を適用
し、適用できる部分以外の部分で繰り返しパターンが存
在する場合には、上述の同様にして他の形状の部分一括
パターン(図示せず)を作成する。また、部分一括パタ
ーン34及び他の形状の部分一括パターンを適用できな
い部分、例えば下端のパッド領域20には、従来と同様
に成形変形法を使用して、パターンを転写する。
【0030】積集合のパターン24にマージン領域3
0、32を設ける別法として、図5に示すように、拡散
層18A、Bのパターンを予め拡張して拡大拡散層40
A、Bのパターンを下地レイヤに設けておく方法もあ
る。この方法では、部分一括パターンのデータを作成す
る際、積集合のパターン24を抽出するステップに続い
て、図5に示すように、積集合のパターン24の両境界
26、28にそれぞれ連続するゲート電極16のパター
ンの一部30、32を含むように拡散層18A、Bのパ
ターンを拡張して拡大拡散層のパターン40A、Bとし
て、次いで積集合のパターン42を抽出し、抽出した積
集合のパターン42をそのまま部分一括パターン42と
する。
【0031】従来の部分一括パターンは、前述のよう
に、厳しい寸法精度が要求される、拡散層上のゲート電
極で露光ショットを接続するように作成されている。一
方、本実施形態例では、部分一括パターンは、ゲート電
極パターンのうちの実質的に重要な部分、即ち拡散層1
8A、Bを横断するゲート電極領域を一括したブロック
にして作成されている。従って、本実施形態例に従って
形成した転写マスクを使って部分一括荷電粒子線露光を
行い、ゲート電極パターンを拡散層レイヤに転写したと
き、拡散層上のゲート電極領域で露光ショットを接続す
る必要はなく、従って、厳しい許容寸法精度内でゲート
電極パターンを拡散層レイヤ上に正確に転写することが
できる。また、本実施形態例では、部分一括パターン3
4にマージンを含めているので、部分一括転写マスクの
位置決めの際に生じ勝ちな位置ずれを補償することがで
きる。よって、本実施形態例に従って作成した部分一括
転写マスクを使ってゲート電極パターンを転写したMO
SFETは、ゲート電極の寸法精度が高いので、従来の
方法で作成した部分一括パターンを有する部分一括転写
マスクを使ったMOSFETに比べて、特性のばらつき
が少なく、良好なトランジスタ特性を示す。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、描画対象レイヤの回路
設計データと描画対象レイヤの下地レイヤの回路設計デ
ータとの間で層間演算を行い、積集合のパターンを抽出
し、積集合のパターンを対象領域として部分一括パター
ンのデータを作成することにより、描画するパターンの
うちの実質的に重要な部分、即ち下地レイヤのパターン
と重複する部分を一括したブロックにして作成してい
る。よって、本発明に係る方法に従って作成した部分一
括パターンに基づく転写マスクを使って部分一括荷電粒
子線露光を行うことにより、描画対象レイヤのパターン
を厳しい寸法精度で正確に下地レイヤ上に転写すること
ができる。従って、本発明方法に従って作成した転写マ
スクを使ってパターンを転写して作製した半導体装置
は、パターンの寸法精度が高いので、従来の方法で作成
した部分一括転写マスクを使った半導体装置に比べて、
特性のばらつきが少なく、良好な特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡散層のパターン及びゲート電極のパターンを
レイアウトした図である。
【図2】積集合のパターンを示す図である。
【図3】積集合のパターンにマージンを与えた部分一括
パターンを示す図である。
【図4】部分一括パターンを示す図である。
【図5】マージンを有する部分一括パターンを作成する
別法を説明する図である。
【図6】電子線描画装置の構成を示す模式図である。
【図7】電子線描画用のデータを作成する流れを示すブ
ロックフローである。
【図8】従来の部分一括パターンを作成方法を説明する
図である。
【図9】図9(a)及び(b)は、それぞれ、従来の方
法で作成した部分一括パターンを示す図である。
【符号の説明】
12、14 パッド領域 16 ゲート電極 18A、B 拡散層 20 末端パッド領域 22 境界線 24 積集合のパターン 26、28 境界 30、32 マージン領域 34 部分一括パターン 36 仮想的境界線 40A、B 拡大拡散層 42 積集合のパターン 50 部分一括電子線露光装置 52 電子銃 54 矩形成形部 56 偏向部 58 部分一括マスク 60 部分一括パターン部 62 投影部 64、66 従来の部分一括パターン 68、70 仮想的境界線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路設計データに基づいて、荷電粒子線
    描画用の部分一括パターンを作成する方法であって、回
    路設計データに基づいて部分一括パターンのパターンデ
    ータを作成する際、 描画対象レイヤのパターンの回路設計データと、描画対
    象レイヤの下地レイヤのパターンの回路設計データとの
    間で層間演算を行い、積集合のパターンを抽出するステ
    ップと、 積集合のパターンを部分一括パターンの対象領域とし、
    部分一括パターンのデータを作成するステップとを有す
    ることを特徴とする荷電粒子線描画用部分一括パターン
    の作成方法。
  2. 【請求項2】 部分一括パターンのデータを作成する
    際、積集合のパターンを抽出するステップに続いて、 積集合のパターンに加えて、積集合のパターンに連続す
    る描画対象レイヤのパターンの一部をマージン領域とし
    て含む拡張パターンを部分一括パターンの対象領域と
    し、部分一括パターンのデータを作成するステップを有
    することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線描画
    用部分一括パターンの作成方法。
  3. 【請求項3】 部分一括パターンのデータを作成する
    際、積集合のパターンを抽出するステップに続いて、 積集合のパターンに連続する描画対象レイヤのパターン
    の一部を含むように下地レイヤのパターンを拡張した拡
    張パターンを作成するステップと、 描画対象レイヤのパターンの回路設計データと、下地レ
    イヤの拡張パターンの回路設計データとの間で層間演算
    を行い、第2の積集合のパターンを抽出するステップ
    と、 第2の積集合のパターンを部分一括パターンの対象領域
    とし、部分一括パターンのデータを作成するステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線
    描画用部分一括パターンの作成方法。
  4. 【請求項4】 優先対象領域の部分一括パターンのデー
    タを優先して作成し、次いで描画対象レイヤの優先対象
    領域に含まれたパターン以外のパターンについて部分一
    括パターンのデータを作成することを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項に記載の荷電粒子線描画用部分
    一括パターンの作成方法。
  5. 【請求項5】 部分一括パターンとして抽出された残り
    の描画対象レイヤのパターンを可変成形法により描画す
    るように荷電粒子線描画用のデータを作成することを特
    徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の
    荷電粒子線描画用の部分一括パターン作成方法。
  6. 【請求項6】 部分一括パターンに識別符号を付して保
    存し、かつ描画対象レイヤのパターンの原識別符号及び
    下地レイヤのパターンの原識別符号をそれぞれ保存する
    ことを特徴とする請求項5に記載の荷電粒子線描画用の
    部分一括パターン作成方法。
  7. 【請求項7】 部分一括パターンが、MOSFETを製
    造する際に使用される荷電粒子線描画用の部分一括パタ
    ーンであって、描画対象レイヤがゲート電極のレイヤで
    あり、下地レイヤが拡散層のレイヤであることを特徴と
    する請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の荷電
    粒子線描画用の部分一括パターン作成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のうちのいずれか1項に
    記載の荷電粒子線描画用の部分一括パターン作成方法に
    より作成された部分一括パターンを有することを特徴と
    する荷電粒子線描画用転写マスク。
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