JP2000123897A - フレキシブル基板用電気コネクタ - Google Patents

フレキシブル基板用電気コネクタ

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JP2000123897A
JP2000123897A JP10293451A JP29345198A JP2000123897A JP 2000123897 A JP2000123897 A JP 2000123897A JP 10293451 A JP10293451 A JP 10293451A JP 29345198 A JP29345198 A JP 29345198A JP 2000123897 A JP2000123897 A JP 2000123897A
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Kazue Asakawa
和重 浅川
Shuji Kajinuma
修二 梶沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの装着を容易にし、且つ過大
な外力によってもアクチュエータが外れないフレキシブ
ル基板用電気コネクタを提供すること。 【解決手段】 フレキシブル基板用電気コネクタ1は、
ハウジング202に固定された固定金具100を有す
る。固定金具100は、ハウジング202の後方から前
方に延び、自由端部111に外方に開くタブ状の舌片1
14を設けた弾性抑え板112を有する。他方アクチュ
エータ10の側面には湾曲面46cを有する凸部46が
突設される。アクチュエータ10を挿入するときは凸部
46は舌片114の案内面114aによりガイドされ、
抜け方向の力に対しては凸部46の後端46bが舌片1
14の後端116に当接して抜けが阻止される。また、
アクチュエータ10の回動に際しては凸部46は舌片1
14の後端116が案内部となって案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブル基板用
電気コネクタに関し、特に、取付基板にコネクタを取付
けるための取付け金具を有するフレキシブル基板用電気
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル基板を端子に接続するため
のアクチュエータが、端子によって支持されるものが知
られている。例えば、特開平10−116661号明細
書に開示された発明では、図12に示す如くハウジング
300に支持された端子302は、前端部に略円形の一
部を構成する支持部304を有する。アクチュエータ3
06はこの支持部304によって回動可能に支持され、
端子302の接触部308との間にフレキシブル基板3
10を押圧して端子302とフレキシブル基板310と
の電気的相互接続を実現している。
【0003】また、他の形式のものにあっては、特開平
7−220829号明細書に開示されたコネクタの如
く、ハウジングの両端でアクチュエータが保持されてい
る。このアクチュエータを支持するハウジング部分は、
可撓性を有しアクチュエータの過度の変位、即ち回動に
対しある程度追随して許容できるように構成される。
【0004】また特開平10−214662号明細書に
開示されたコネクタでは、ハウジングの両端にアクチュ
エータの回動軸を支持する金属製の固定金具が使用され
ている。
【0005】
【発明の解決すべき課題】前述の特開平10−1166
61号明細書の公知例においては、アクチュエータ30
6の過度の回動により、端子302に過大な力を及ぼし
端子302を変形させる虞れがある。その結果、電気的
接続の信頼性が損なわれる虞れがある。また、アクチュ
エータ306の保持は端子の支持部304によりなされ
ているので保持力が小さい。
【0006】また、特開平7−220829号明細書の
公知例においては、端子を変形させる虞れはないもの
の、アクチュエータに過大な力が加わると樹脂製のハウ
ジングを破損し、アクチュエータが外れる可能性があ
る。
【0007】更に特開平10−214662号に開示さ
れたコネクタでは、単にアクチュエータの回動軸を支持
する機能を有するのみである。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、アクチュエータに過大な外力が加わった場合で
も、アクチュエータが外れることなく確実に保持できる
フレキシブル基板用電気コネクタを提供することを目的
とする。
【0009】本発明の他の目的は、アクチュエータをハ
ウジングに取付ける際、案内されて容易に取付けられる
フレキシブル基板用電気コネクタを提供することであ
る。
【0010】更に他の目的は、アクチュエータを操作す
る際、アクチュエータが案内されるフレキシブル基板用
電気コネクタを提供することである。
【0011】本発明の別の目的は、アクチュエータに過
大な力が加わった場合、端子、あるいはハウジングを破
損させずに、この力を許容するフレキシブル基板用電気
コネクタを提供することである。
【0012】更に別の目的は、コネクタを取付基板に強
固に取付けることができ、部品点数も少ないフレキシブ
ル基板用電気コネクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブル基
板用電気コネクタは、開口を有し該開口内に臨む端子を
配置した、取付基板に取付けられる絶縁ハウジングと、
前記開口近傍で両端を前記絶縁ハウジングに開閉可能に
支持され前記開口から挿入されるフレキシブル基板を前
記端子に押圧して接続するアクチュエータと、前記取付
基板に固定され自由端部を有する抑え板が前記開口近傍
に延びる金属製の固定金具と、を具えるフレキシブル基
板用電気コネクタにおいて、前記自由端部は、前記アク
チュエータの装着時に前記抑え板の板厚方向の弾性撓み
によりガイドとなるよう構成されることを特徴とする。
【0014】更に、本発明のフレキシブル基板用電気コ
ネクタの前記抑え板の前記自由端部は、前記取付け基板
と略直交する舌片とし、該舌片の前端側に外方に拡開す
る案内面を有すると共に、後端は前記アクチュエータの
操作時に該アクチュエータを案内する案内部となること
を特徴とする。
【0015】また、本発明のフレキシブル基板用電気コ
ネクタの前記抑え板は、前記絶縁ハウジングの後部から
前記開口側に延びる、前記取付基板と略平行な平面を有
するアーム状とすると共に、前記自由端部は前記取付基
板側、且つ後方に折り曲げられた曲げ部を有し、該曲げ
部の前向き面を前記ガイドとすると共に、前記自由端部
は前記アクチュエータの過度の偏倚を吸収するよう板厚
方向に撓み可能としたことを特徴とする。
【0016】前記固定金具は、前記抑え板と略平行に延
びる、絶縁ハウジングへの取付脚を有するのが望まし
い。
【0017】前記固定金具は、取付基板に表面実装され
る表面実装部を有することが望ましい。
【0018】前記案内部は、アクチュエータが後方へ引
っ張られたときの抜けを阻止するストッパとしても機能
することが望ましい。
【0019】特に本発明は、複数の端子が配置される開
口を具えた絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジングの両端
近傍に配置される金属部品と、前記開口近傍で開閉可能
となるよう前記金属部品に対して係合し、閉状態で前記
開口に挿入されるフレキシブル基板を前記端子に向けて
押圧するアクチュエータとを有するフレキシブル基板用
電気コネクタにおいて、前記金属部品は弾性撓み可能な
弾性片を有し、該弾性片の板面で前記アクチュエータか
ら突設される凸部のカム側面と係合可能に構成され、前
記弾性片と前記凸部との係合によって前記アクチュエー
タが開状態から閉状態に移行する際に前記アクチュエー
タが前記フレキシブル基板を前記開口の内側に引き込む
方向へ力を作用させることを特徴とするものであり、こ
れによりコンタクトに信頼性の高い電気的接続が提供さ
れ、特にフレキシブル基板に引き抜き方向の外力が加わ
った際にも安定した接続を維持することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図を参照して詳細に説明する。
【0021】図1、及び図2は、本発明の第1実施形態
のフレキシブル基板用電気コネクタ(以下、単にコネク
タという)1の夫々平面図、正面図である。図3は図1
のコネクタ1に使用される固定金具(以下、単に金具と
いう)100aであり、(A)、(B),(C),及び
(D)は、夫々正面図、平面図、背面図、及び図3
(A)の矢視Dから見た側面図を示す。図4乃至図7は
アクチュエータ10の動作状態を示す図であり、図4は
アクチュエータ10が閉じた状態のコネクタ1の側面
図、図5はそのときのコネクタ1の断面図、図6はアク
チュエータ10が開いた状態の図4と同様な側面図、及
び図7はその時の図5と同様な断面図を夫々示す。以
下、図1乃至図7を参照して説明する。
【0022】最初に図1、及び図2を参照すると、コネ
クタ1は、略矩形の絶縁ハウジング(以下、単にハウジ
ングという)2、ハウジング2の前部4側に装着された
保持部材、即ちアクチュエータ10、ハウジング2の両
端に装着された金具100(100a,100b、)及
びハウジング2内に取付けられた端子20を有する。端
子20はハウジング2の後端6から取付基板90に表面
実装されるタイン8が突出する。金具100a、100
bは鏡像対称であり、樹脂製のアクチュエータ10の両
端に一体に突設された凸部12、12と係合する。金具
100には、取付基板90にはんだ付けされる表面実装
部102が設けられる。この金具100の詳細について
は後述する。アクチュエータ10は、横に延びる板状の
本体16と、本体16の前面両側に垂下するフランジ1
4、14を有する。可撓性印刷回路、即ちフレキシブル
基板(以下、単にFPCという)80(図5に鎖線で示
す)は、フランジ14、14により挿入時の左右方向の
位置決めがなされる。また、アクチュエータ10には本
体16に下向きのテーパ18が形成され、ハウジング2
には開口30近傍に上向きのテーパ22が形成される。
FPC80は、ハウジング2の前面の開口30に挿入す
る時テーパ22によって誘い込みがなされる。
【0023】次に図3(A)乃至(D)を参照して金具
100について説明する。金具100a、100bは互
いに鏡像対称なので一方の金具100aについてのみ説
明する。金具100aは、1枚の金属板から打ち抜き折
り曲げして形成され、取付基板90に直交する断面コ字
状の本体104と、本体104の一側に同じ方向に離隔
して突設された延長部106と、取付脚108、及び本
体104の他側から取付脚108と同じ方向に延びる弾
性を有する抑え板112とを有する。抑え板112は、
板厚方向に弾性的に撓むことができ、その前部である自
由端部111は、取付基板90と直交して上方に延び、
外方に拡開したタブ状の舌片114として形成される。
舌片114の内側の面はアクチュエータ10を挿入する
際のガイドとしての案内面114aとなり、後端116
はアクチュエータ10の抜け防止のストッパとなる。こ
れらの関係については後述する。延長部106は、本体
104の下端から舌片114の近傍まで延びる。延長部
106の前部には、連結リブ118を介して取付基板9
0と平行な平面を有する表面実装部102が形成され
る。
【0024】次に図4、及び図5を参照して、アクチュ
エータ10とハウジング2との関係について説明する。
図4のコネクタ1の側面図には、金具100bが示され
ている。同一部分については金具100aと同じ参照番
号を付して説明する。ハウジング2の後端6から、金具
100bの取付脚108をハウジング2の後端6からハ
ウジング2に挿入して固定する。抑え板112は、ハウ
ジング2の側面に位置する。また、表面実装部102は
ハウジング2の下面より僅かに突出するよう位置合わせ
して外方に突設される。端子20のタイン8がハウジン
グ2の後端6から後方に突出しているのが明瞭に示され
ている。
【0025】図5に示す如く端子20は、金属板から打
ち抜き形成された板状であり、基部22の上端から前方
に延びる取付部24、更にその前方に延びる、取付部2
4より狭幅の先端部26を有する。基部22の下端前方
からは、湾曲部28を経て前方に延びる接触部32が形
成される。接触部32の先端部には上向きに突出した接
点32aが形成される。また、基部22の下端後部から
は下方に延出し、更に後方に延びるタイン8が形成され
る。端子20の取付部24は刺、即ちバーブ24aを有
し、ハウジング2の取付溝34に挿入されると、ハウジ
ング2と干渉して固定される。ハウジング2の前部4の
開口30は、ハウジング2の頂壁38、及び底壁42の
間に画成され、この開口30に、アクチュエータ10が
挿入される。
【0026】アクチュエータ10は図4に示されるごと
く、側面には後向きの湾曲面46cを有する凸部46が
突設されるが、凸部46の前部には内向きのテーパ46
aが形成される。このテーパ46aはアクチュエータ1
0を開口30に押し込む際、舌片114を押し広げ挿入
を容易にしている。この際、舌片114の案内面114
aと凸部46のテーパ46aが互いに協働する。アクチ
ュエータ10が挿入されると、凸部46の後向きの後端
46bは舌片114の後端116と当接してストッパと
して機能し、アクチュエータ10が左方に抜け出るのが
阻止される。アクチュエータ10は、本体16の部分が
図5に示す如く、下方に偏倚して前方にハウジング2の
頂壁38と略平行に延びる保持壁48となっている。保
持壁48の上面48aは,前端に突起48bを有するス
テップ状の平面であり、ハウジング2の頂壁38の前端
に下向きに設けられた湾曲した突起52と当接してい
る。保持壁48の前端側には、下向き面を形成するテー
パ54が形成され、後面側には前述のテーパ18が明瞭
に示されている。テーパ18とテーパ54の間は、挿入
されるFPC80を押圧する押圧面50となる。図5の
断面図では、押圧面50がFPC80を押圧している状
態が示される。
【0027】次に図6、及び図7を参照してアクチュエ
ータ10が、開いた状態について説明する。アクチュエ
ータ10がA方向に回動すると、図6に示す如く、凸部
46はその湾曲面46cが舌片114の後端116と当
接しながら案内される。後端116はこのように案内部
としても機能する。したがってアクチュエータ10は湾
曲面46cに沿うよう回動する。その時保持壁48は左
方、且つ上方に移動し、突起48bと突起52が係合
し、それ以上の回動が阻止される。このとき、ハウジン
グ2の底壁42の上面とテーパ54の間隔は最大とな
り、FPC80が容易に挿入される。その際、押圧面5
0はFPCの案内面となる。図6及び図7に示すのはF
PC80を挿入するための準備状態である。FPC80
が挿入されるた後、アクチュエータ10は図4、及び図
5に示す如く閉じられ、FPCを電気的に接続するとと
もにそれを保持する。
【0028】次に、図8乃至図11を参照して、第2実
施形態のコネクタ200について説明する。図8、及び
図9は、コネクタ200の斜視図、及びその部分拡大斜
視図である。図10は取付基板90に取付けられたコネ
クタ200の断面図である。図11はアクチュエータ2
10の回動状態を示す概略図であり、(A),(B),
(C),(D)は、各ステップを示す。最初に図8、及
び図9を参照すると、コネクタ200は絶縁性のハウジ
ング202と、アクチュエータ210と、端子220
と、固定金具(以下、単に金具という)270とを有す
る。アクチュエータ210は両端に前方へ突出する支持
脚260を有し、この支持脚260には側方に突出する
凸部246が各々一体に形成される。図9ではアクチュ
エータ210の概略が示され、詳細は後述する。アクチ
ュエータ210の両端後面にはフランジ214が形成さ
れ、FPC80を挿入する際の左右方向の位置決めとな
る。ハウジング202の頂壁238の両端には、凹み2
39が形成され、金具270はこの凹み239に配置さ
れる。
【0029】金具270は、図9に別途取り出して斜視
図で示す。金具270は下部が表面実装部272となっ
たコ字状の本体274と、本体274の上壁275の端
部から後方に延出し、バーブ278aを有する取付脚2
78、及び弾性を有する抑え板282を有する。抑え板
282は、本体274の垂直壁274aから後方に延び
る延長部276、及びこの延長部276からL字状の連
結部277を経て前方に取付基板90と平行に形成され
たアーム状となっている。抑え板282の前部である自
由端部211は、湾曲面282aを形成しながら下向
き、かつ後方に折り曲げられる曲げ部211aを有す
る。金具270は取付脚278が、ハウジング202の
図示しない溝に挿入されて固定される。
【0030】次に図10を参照して、端子220、及び
金具270の取付け状態について説明する。端子220
は第1実施形態の端子20と略同じ形状であり、同様な
方法によりハウジング202に取付けられるが、先端部
226がわずかに相違する。先端部226は先細りの形
状を有しハウジング202の頂壁238の前端部243
に位置する溝241内に配置されている。前端部243
の前面は湾曲した形状となっている。この溝241は、
隣接する端子220間の隔壁(図示せず)により形成さ
れる。アクチュエータ210は、模式的に断面で示す。
【0031】次に図11を参照して、アクチュエータ2
10の作動の各ステップについて説明する。(A)はア
クチュエータ210が閉鎖されているときのコネクタ2
00の側面図である。説明の便宜上ハウジング202を
一部破断して示す。アクチュエータ210は左方からハ
ウジング202の開口230に取付けられるが、その際
凸部246が曲げ部211aの前向き面211bに当接
して抑え板282を押し上げる。アクチュエータ210
が挿入されると抑え板282は(A)に示す位置に復帰
する。アクチュエータ210の支持脚260は、その上
部の先端に湾曲面260aが形成される。凸部246の
外周は、円形の一部となる曲面246aが下側に形成さ
れ、互いに角度をなす平面246b,246c,246
dが上側に夫々形成される。アクチュエータ210が水
平位置にあるとき、平面246cが抑え板282の下面
に当接し、アクチュエータ210の浮き上がりを防止し
ている。また、ハウジング202には後向きのテーパ2
52aを有する係止突起252が一体に突設される。
【0032】アクチュエータ210に,例えばFPC8
0をこじることにより抜け方向の外力が加わったとき、
突起246が抑え板282の曲げ部211aに当接す
る。即ち凸部46は、曲げ部211aの後向き面211
cに当接して、アクチュエータ210の抜けが阻止され
る。次に(B)に示すようにアクチュエータ210をB
方向に回動させると、支持脚260の先端の曲面260
aは、ハウジング202の上向き面254に当接し、凸
部246は前方上方に移動する。これにより抑え板28
2は僅かに上方に撓んで偏倚する。このとき抑ええ板2
82は平面246bに当接する。また、このような状態
のときでも、アクチュエータ210がハウジング202
から離れる方向に外力が加わった場合、湾曲面246a
が後向き面211c,或いは端縁に当接して抜けが阻止
される。
【0033】次に図8(C)を参照すると、アクチュエ
ータ210は、略垂直に拡開されている。このとき支持
脚260の先端の湾曲面260aは、上向き面254、
及び係止突起252のテーパ252aに当接し、停止す
る。この状態のときFPC80が左方からハウジング2
02の開口230に挿入される。挿入後、アクチュエー
タ210を(A)に示す如く閉鎖すると、FPC80は
ハウジング202内に係止される。また、(C)の状態
のとき抑え板282は最大に偏倚されるが、このとき何
らかの外力によってアクチュエータ210が上方に付勢
されても、抑え板282が撓んでアクチュエータ210
の偏倚を吸収する。従って、金具270が破損すること
が防止される。図8(C)はFPC80の挿入準備状態
であるが、このときアクチュエータ210とハウジング
207の開口230の底側面との間にFPCを挿入する
ための十分な空間が提供される点に注目すべきである。
【0034】図8(D)は、アクチュエータ210を過
度に開いた状態を示す。このときアクチュエータ210
は外れる虞れがあるが、抑え板282は金属製であるた
め破損することなく上方に撓められ、このような場合で
も、アクチュエータ210の過度の回転を吸収すること
ができる。
【0035】以上本発明の好適な実施の形態について説
明したが、前述の実施の形態に限定されるものではな
く、種々の変形、変更が可能であることは理解できよ
う。例えば、曲げ部211aは、平坦面を有する鉤状で
あってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明のフレキシブル基板用電気コネク
タは、固定金具の抑え板の自由端部が、アクチュエータ
の装着時に抑え板の板厚方向の弾性撓みによりガイドと
なるよう構成されるので、アクチュエータの装着が容易
であり、また過大な外力が加わった場合でもアクチュエ
ータが破損することなく、アクチュエータを確実に保持
できる。更に部品点数が少なく確実にコネクタを基板に
取付けることができる。
【0037】更に、本発明のフレキシブル基板用電気コ
ネクタの抑え板の自由端部は、取付け基板と略直交する
舌片とし、舌片の前端側に外方に拡開する案内面を有す
ると共に、後端はアクチュエータの操作時にアクチュエ
ータを案内する案内部となるので、アクチュエータの取
付けが容易であると共に、アクチュエータの操作を確実
に行うことができる。
【0038】また、本発明のフレキシブル基板用電気コ
ネクタの抑え板は、絶縁ハウジングの後部から開口側に
延びる、取付基板と略平行な平面を有するアーム状とす
ると共に、自由端部には取付基板側、且つ後方に折り曲
げられた曲げ部を設け、曲げ部の前向き面をガイドとす
ると共に、自由端部はアクチュエータの過度の偏倚を吸
収するよう板厚方向に撓み可能としたので、アクチュエ
ータの取付けが容易であると共に、アクチュエータの過
度の偏倚にも破損することなく、アクチュエータを確実
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるフレキシブル基板
用電気コネクタの平面図である。
【図2】図1のフレキシブル基板用電気コネクタの正面
図である。
【図3】図1のフレキシブル基板用電気コネクタに使用
される固定金具であり、(A)、(B)、(C)、
(D)は、夫々正面図、平面図、背面図、及び図3
(A)の矢視Dから見た側面図を示す。
【図4】図1のフレキシブル基板用電気コネクタに使用
されるアクチュエータが閉じた状態を示す、フレキシブ
ル基板用電気コネクタの側面図である。
【図5】図4のフレキシブル基板用電気コネクタの断面
図である。
【図6】アクチュエータが開いた状態を示す、図4と同
様な側面図である。
【図7】図6のフレキシブル基板用電気コネクタの、図
5と同様な断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態によるフレキシブル基板
用電気コネクタの斜視図である。
【図9】図8のコネクタの部分拡大斜視図であり、分離
した固定金具と共に示す。
【図10】取付け基板に取付けられた、図8のコネクタ
の断面図である。
【図11】第2実施形態のコネクタに使用されるアクチ
ュエータの回動状態を示す該略図であり、(A),
(B),(C),(D)は、回動の各ステップを夫々示
す。
【図12】従来例のフレキシブル基板用電気コネクタを
示す断面図である。
【符号の説明】
1、200 フレキシブル基板用電気コネクタ 2、202 絶縁ハウジング 10、210 アクチュエータ 20、220 端子 30、230 開口 80 フレキシブル基板 90 取付基板 100、270 固定金具 111、211 自由端部 112、282 抑え板 114 舌片 114a 案内面 116 案内部 211a 曲げ部 211b 曲げ部の前向き面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口を有し該開口内に臨む端子を配置し
    た、取付基板に取付けられる絶縁ハウジングと、前記開
    口近傍で両端を前記絶縁ハウジングに開閉可能に支持さ
    れ前記開口から挿入されるフレキシブル基板を前記端子
    に押圧して接続するアクチュエータと、前記取付基板に
    固定され自由端部を有する抑え板が前記開口近傍に延び
    る金属製の固定金具と、を具えるフレキシブル基板用電
    気コネクタにおいて、 前記自由端部は、前記アクチュエータの装着時に前記抑
    え板の板厚方向の弾性撓みによりガイドとなるよう構成
    されることを特徴とするフレキシブル基板用電気コネク
    タ。
  2. 【請求項2】前記抑え板の前記自由端部は、前記取付け
    基板と略直交する舌片とし、該舌片の前端側に外方に拡
    開する案内面を有すると共に、後端は前記アクチュエー
    タの操作時に該アクチュエータを案内する案内部となる
    ことを特徴とする、請求項1のフレキシブル基板用電気
    コネクタ。
  3. 【請求項3】前記抑え板は、前記絶縁ハウジングの後部
    から前記開口側に延びる、前記取付基板と略平行な平面
    を有するアーム状とすると共に、前記自由端部は前記取
    付基板側、且つ後方に折り曲げられた曲げ部を設け、該
    曲げ部の前向き面を前記ガイドとすると共に、前記自由
    端部は前記アクチュエータの過度の偏倚を吸収するよう
    板厚方向に撓み可能としたことを特徴とする、請求項1
    のフレキシブル基板用電気コネクタ。
JP10293451A 1998-10-15 1998-10-15 フレキシブル基板用電気コネクタ Pending JP2000123897A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020004651A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 第一精工株式会社 電気コネクタ

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