JP2000123432A - 光磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

光磁気記録媒体の製造方法

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JP2000123432A
JP2000123432A JP10289177A JP28917798A JP2000123432A JP 2000123432 A JP2000123432 A JP 2000123432A JP 10289177 A JP10289177 A JP 10289177A JP 28917798 A JP28917798 A JP 28917798A JP 2000123432 A JP2000123432 A JP 2000123432A
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Masahiro Furuta
正寛 古田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスパッタリングを 【解決手段】複数のターゲットを同時に放電させてスパ
ッタリングにより複数の材料を含む磁性膜を成膜する光
磁気記録媒体の製造方法において、前記複数のターゲッ
トのうち少なくとも1つのターゲットが合金ターゲット
であることを特徴とする光磁気記録媒体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリングにより
多層の磁性膜を成膜し光磁気記録媒体を製造する方法に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】書換可能な光ディスクとして光磁気記録
媒体がある。この光磁気記録媒体に形成されている磁性
膜は、一般に希土類金属と遷移金属との合金からなる単
層膜により構成されている。最近では記録密度の高密度
化、高転送レート化の要求が高まっており、磁気超解像
(MSR)や光変調ダイレクトオーバーライト(LIM
−DOW)機能、磁区拡大再生機能を付加した光磁気記
録媒体が提案されている。これらの記録密度が高密度化
され、高機能化された光磁気記録媒体は、従来の単層膜
のものとは異なり、多層膜からなる磁性膜を有してい
る。
【0003】光磁気記録媒体に形成される膜は、一般に
スパッタリングにより成膜されており、光変調ダイレク
トオーバーライト機能を付加した光磁気記録媒体や磁気
超解像機能を有する光磁気記録媒体等も同様である。そ
して多層膜からなる磁性膜を形成する場合には、それぞ
れの磁性膜の組成に対応した組成を有する合金ターゲッ
トを用いてスパッタリングを行っていた。
【0004】しかしながら、従来のように複数の合金タ
ーゲットを用いて多層膜からなる磁性膜を形成する方法
では、形成する磁性膜の層数に対応するターゲット及び
スパッタリング装置のカソードが必要となる(例えば、
6層膜のDOWを製造する場合には、ターゲット、カソ
ード共に6個必要となる)。このような複数のターゲッ
トやカソードを有する装置は、ターゲット価格の負担の
増大や装置の大型化、また装置価格の高騰を招いてい
た。そのために、多層膜を有する光磁気記録媒体価格の
コストアップにつながるという問題が生じた。
【0005】このような多層膜を有する光磁気記録媒体
を製造する場合の問題点を解決するために、コスパッタ
リングが提案された。コスパッタリングとは、単体の元
素からなるターゲットを複数用い、それぞれのターゲッ
トを同時に放電させ、それぞれのターゲットに印加され
るパワーを制御することにより、所望の組成の磁性膜を
成膜する方法である。この方法は、各層の組成比は異な
るものの、光磁気記録媒体の磁性膜に用いる元素は、ほ
ぼ同様の元素(Gd,Tb,Fe,Co等)により構成
されていることに着目して提案されたものである。
【0006】コスパッタリングによれば、例えば6層膜
からなるオーバーライト機能を有する光磁気記録媒体を
製造する場合、ターゲット及びカソードが最低4個有れ
ば成膜することができる。そのため、従来のような多層
膜を形成することにより生じる装置価格の高騰等の問題
を解決することが可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コスパ
ッタリングを行う際、ターゲットに印加されるパワーが
低過ぎると放電がされず、ターゲットの元素がスパッタ
リングされなかったり、また放電が不安定となりターゲ
ットから飛び出す元素の量が変動することがあった。こ
のため、成膜する磁性膜中のある元素の組成比率が非常
に小さい場合、その元素が膜中に含まれなかったり、ま
た膜中でその元素の組成が変化し、組成むらが発生し歩
留まりを低下させる問題が生じた。
【0008】例えば、2元からなる合金で1つの組成が
4%である膜を成膜する場合、両者のターゲットのスパ
ッタレートがほぼ同じとすれば、そのターゲットは、他
方のターゲットに対し、約4%のパワーで放電させなけ
ればならなかった。このような放電方法は、スパッタ装
置やスパッタ条件にもよるが、放電が不安定となり、所
望の膜を形成することが困難となっていた。そして、本
発明者の実験では、パワーが5%以下の場合、放電が不
安定となるが6%以上では安定的に放電がなされること
が判った。
【0009】また、従来のコスパッタリングでは、光磁
気記録媒体1枚あたりの成膜時が長くなり、これも光磁
気記録媒体のコストアップという問題点につながってい
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来のコス
パッタリングに用いるターゲットは、全て単体元素から
なるターゲットを用いていた点に着目した。そして、上
記問題点を解決すべく、本発明者は、コスパッタリング
に用いる複数のターゲットの一部を合金ターゲットにす
ることにした。この合金ターゲットを構成する元素は磁
性膜を構成する元素の一部からなるものである。
【0011】そこで本発明は、第1に「複数のターゲッ
トを同時に放電させてスパッタリングにより複数の材料
を含む磁性膜を成膜する光磁気記録媒体の製造方法にお
いて、前記複数のターゲットのうち少なくとも1つのタ
ーゲットが合金ターゲットであることを特徴とする光磁
気記録媒体の製造方法(請求項1)」を提案する。第2
に「前記合金ターゲットは、前記光磁気記録媒体の磁性
膜を構成する複数の元素中で最も組成比の多い元素を含
み、他のターゲットは前記最も組成比の多い元素を含ま
ない元素からなることを特徴とする請求項1記載の光磁
気記録媒体の製造方法(請求項2)」を提供する。第3
に「前記光磁気記録媒体の磁性膜を構成する複数の元素
中で最も組成比の多い元素を元素Xとし、その組成をX
s%としたとき、前記合金ターゲット中の前記元素Xの
組成が(Xs−5)%以上100%以下であることを特
徴とする請求項2記載の光磁気記録媒体の製造方法(請
求項3)」を提供する。第4に「前記ターゲットがGd
ターゲット及びTbターゲット及びFeターゲット及び
FeCo合金ターゲットであることを特徴とする請求項
1記載の光磁気記録媒体の製造方法(請求項4)]を提
供する。第5に「前記光磁気記録媒体の磁性膜を構成す
る複数の元素中でCoまたはFeが最も組成比の多い元
素であることを特徴とする請求項4記載の光磁気記録媒
体の製造方法(請求項5)」を提供する。第6に「前記
FeCo合金ターゲットとして、前記磁性膜中でCoが
最も組成比が多い元素であり、前記Coの組成をCos
%としたとき、前記FeCo合金ターゲット中のCoの
組成が(Cos−5)%以上100%以下である合金タ
ーゲット及び/または前記磁性膜でFeが最も組成比が
多い元素であり、前記磁性膜中のFeの組成をFes%
としたとき、前記FeCo合金ターゲット中の前記Fe
の組成が(Fes−5)%以上100%以下である合金
ターゲットを用いることを特徴とする請求項4記載の光
磁気記録媒体の製造方法(請求項6)」を提供する。第
7に「前記光磁気記録媒体がダイレクトオーバーライト
機能及び/または磁気超解像機能及び/または磁区拡大
再生機能を有するものであることを特徴とする請求項1
乃至6記載の光磁気記録媒体の製造方法(請求項7)」
を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のように、コスパッタリン
グを行うときに合金ターゲットを用いることにより、あ
る元素の組成比率が低い層であっても、十分に電界を印
加させて放電させることができるようになる。これによ
り、組成比にばらつきのない磁性膜を得ることができ、
歩留まりの向上が図れる。また、スパッタリング時間を
短縮することも可能となる。
【0013】一般に、スパッタリングにより成膜する場
合、前記のようにターゲットに印加される電力がある程
度以上なければ放電しなかったり、また放電が不安定に
なる傾向にある(放電したりしなかったり、放電中のレ
ートにばらつきが生じたり等)。このため、組成比率が
非常に低い元素を成分とするターゲットを使用する場
合、ターゲットに印加されるパワーは低くなり、十分な
放電を得られない場合が多かった。しかし、本発明によ
れば、ターゲットに印加されるパワーを高くすることが
できるようになった。そして、膜中に含まれる組成比率
が低い元素が存在する場合であっても、ターゲットを安
定して放電させることができるようになった。そのた
め、歩留まりの高い多層膜からなる光磁気記録媒体を得
ることができるようになった。
【0014】本発明に係るスパッタリング装置は、複数
の単体元素からなるターゲットを同時放電させ、合金等
の膜の形成をすることができる従来の装置が使用可能で
ある(コスパッタリングができる装置)。このような装
置を用い、多層膜を有する磁性膜を具えた光磁気記録媒
体(LIM−DOW、MSR等)を製造する。
【0015】例えばLIM−DOWの場合、従来から知
られている希土類や遷移金属を含むメモリー層、中間
層、記録層、スイッチ層、初期化層を有するものに適用
できる。またメモリー層上に再生層を形成したものにも
適用できる。また、再生層、中間層、記録層を有する磁
気超解像(MSR)機能を有する光磁気記録媒体にも適
用できる。
【0016】更に、再生層、MSR中間層、MSR切断
層、メモリー層、DOW中間層、記録層、スイッチ層、
初期化層を有する、DOW機能とMSR機能の両者を併
せ持つ光磁気記録媒体を製造することも可能である。ま
た本発明に用いる合金ターゲットは、成膜する磁性膜の
中で組成比が最も多い元素(元素X)と磁性膜となる他
の元素(元素Y)との合金(合金XY)からなる合金タ
ーゲットを用いることが好ましい。
【0017】更に形成される磁性膜のうち、組成比が最
も多い元素Xの組成をXs%とした場合、合金ターゲッ
ト中の合金部分(合金XY)での元素Xの組成が(Xs
−5)%以上100%以下であるターゲットを用いるこ
とが好ましい。形成される多層の磁性膜中の合金部分の
組成のうち、組成比が最も多いものと同一近辺の組成の
ターゲットを用いることにより、ターゲット組成と膜組
成が同一になる場合においては、ターゲットに印加され
る電力を単体の場合と比べ高くすることができ、安定的
に放電及びスループットの向上が望むことができる。
【0018】また、組成をこの様な範囲に限定している
のは、その組成よりも多く、例えば元素Xを含む場合で
あっても、単体の場合と比べ印加される電力を高くする
ことができ、安定した放電及びスループットの向上が達
成できることに起因している。更に、一般にターゲット
の組成と成膜されたものの膜中の組成とは、ずれが生じ
る。この場合のずれは、最大5%程度であるため、それ
を考慮し、前記のような組成に限定した。
【0019】本発明のような成膜方法により、光変調オ
ーバーライト(LIM−DOW)や磁気超解像(MS
R)、更にはLIM−DOWとMSR機能を併せ持つも
のを成膜することができ、歩留りの高い光磁気記録媒体
を高い生産性で製造することができる。
【0020】
【実施例1】(成膜装置)以下、本発明に関わる成膜装
置について説明する。本発明に関わる成膜装置は、成膜
室、排気装置、スパッタガス供給部、成膜するのに必要
な材料からなる複数のターゲット及び同時放電させる為
に必要な電極、複数の放電用電源、スパッタガス供給部
におけるガス供給量の制御が可能なガス流量制御手段、
成膜室と排気装置の間に設置された排気量調整部及びそ
開口部の制御により、成膜室の真空度或はスパッタガス
圧を調節することができる排気量調整部制御手段、放電
用電源の出力を制御することができる出力制御手段、基
板回転数を制御することができる基板回転数制御手段、
を備えた装置である。
【0021】この装置の成膜室は2室からなり、1つは
SiNを成膜するためSiターゲットの入っているチャ
ンバーである。もう一方は、磁性膜を成膜するため、F
e,FeCo(合金ターゲット),Tb,Gdの4つの
ターゲットが配置されている。FeCoの組成比は成膜
されるべき媒体により異なり、。その都度設定される。
【0022】(光磁気記録媒体形成:ダイレクトオーバ
ーライト)以下、本発明に係る光磁気記録媒体の製造方
法の一例として、光変調ダイレクトオーバーライト機能
を有する光磁気記録媒体を例示して説明する。尚、本実
施例では、Co組成が最も多い層が初期化層であり、こ
れを構成するFeCo中のCo組成は80atm%であ
ることから、FeCoの合金ターゲットとしては、F
e:80atm%、Co:20atm%の組成ものを用
いた。
【0023】まず直径86mmの円盤状のポリカーボネ
イト製基板上に、RFマグネトロンスパッタにより、S
iNからなる下部保護膜を約70nmの膜厚で形成す
る。この際に用いるターゲットは、Siターゲットを用
い、スパッタ装置のチャンバー内のガス圧を一旦、1×
10-6Torr以下に排気した後、アルゴンと窒素の混
合ガスを導入して、チャンバー内のガス圧を5×10-3
Torrとしてスパッタを行う。
【0024】この後、アルゴンガスを約100SCCM
導入してチャンバー内のガス圧を3×10-3Torrと
し、Gd、Tb、Fe、FeCo(Fe:80atm
%、Co:20atm%)のそれぞれのターゲットに電
力を印加し放電させる。この際、基板は、それぞれのタ
ーゲットから飛散する材料がまんべんなく成膜されるよ
うにターゲット上を基板が通過するように回転が可能に
設定されている。
【0025】また、ターゲットと基板の間には開閉可能
なシャッターが設置されている。このシャッターが閉じ
た状態では、基板に飛散するはずのスパッタリング粒子
がシャッターで遮断され、粒子は基板上に達せず、遮断
された材料で成膜されることがないようになっている。
このようにシャッターの開閉により、成膜に必要なター
ゲットの材料のみを基板上に形成することができるよう
になっている。
【0026】次に、GdFeCoからなる再生層を形成
する。このとき、ターゲット上のシャッターは、Gd、
Fe、FeCoのシャッター上で開いており、これらの
ターゲットを用いたコスパッタリングで成膜する。この
時の基板回転数は90RPMである。それぞれのターゲ
ットに印加される電力は、Gdターゲット:440W、
Feターゲット:800W、FeCo合金ターゲット:
250Wであり、約41秒間スパッタする。
【0027】再生層の形成でのGdFeCoの組成は、
Gd:25atm%、Fe:60atm%、Co:15
atm%であり、成膜される膜厚は約30nmである。
この後、TbFeCoからなるメモリー層を形成する。
この際、ターゲット上のシャッターはGdターゲット上
では閉じ、Tbターゲット上では開く。よって、シャッ
ターはTb、Fe、FeCoのターゲット上でのみ開い
ており、それぞれのターゲットによるコスパッタにより
成膜する。
【0028】このシャッターの開閉と同時に、成膜され
る基板の基板回転数を30RPMに変化させる。それぞ
れのターゲットに印加される電力は、Tb:420W、
Fe:1000W、FeCo:125W、チャンバー内
に流すガス流量を200SCCMとし、約43秒間スパ
ッタする。この時のチャンバー内のガス圧は3×10-3
Torrである。
【0029】このとき形成されるTbFeCoの組成は
(Tb:21atm%、Fe:72atm%、Co:7
atm%)で、成膜される膜厚は約30nmである。こ
の後、GdFeCoからなる中間層を形成する。この
際、ターゲット上のシャッターをTbターゲット上では
閉じ、Gdターゲット上では開く。よって、シャッター
はGd、Fe、FeCoのターゲット上でのみ開いてお
り、それぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜
する。このシャッターの開閉と同時に、成膜される基板
の基板回転数を90RPMに変化させる。
【0030】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Gdターゲット:530W、Feターゲット:10
00W、FeCo合金ターゲット:63Wである。チャ
ンバー内に流すガス流量は150SCCMとし、約20
秒間スパッタリングを行う。この時のチャンバー内のガ
ス圧は4.5×10-3Torrである。このとき形成さ
れるTbFeCoの組成は(Gd:33atm%、F
e:64atm%、Co:3atm%)で、成膜される
膜厚は約12nmである(尚、Co、FeCoターゲッ
トでは、50Wの印加電力では放電が不安定となるが、
60W以上の電力を印加することにより、安定した放電
を得ることができる)。
【0031】この後、GdTbFeCoからなる記録層
を形成する。まず、ターゲット上のシャッターをTbタ
ーゲット上で開くようにする。よって、シャッターはG
d、Tb、Fe、FeCoのターゲット上で開いてお
り、それぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜
する。このシャッターの開きと同時に、成膜される基板
の基板回転数を60RPMに変化させる。
【0032】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Gdターゲット:210W、Tbターゲット:32
0W、Feターゲット:1000W、FeCo合金ター
ゲット:600Wである。チャンバー内に流すガス流量
は66SCCMとし、約15秒間スパッタする。この時
のチャンバー内のガス圧は2×10-3Torrである。
このとき形成されるTbFeCoの組成は、Gd:10
atm%、Tb:16atm%、Fe:50atm%、
Co:24atm%で、成膜される膜厚は約25nmで
ある。
【0033】この後、TbFeCoからなるスイッチ層
を形成する。この際、ターゲット上のシャッターをGd
ターゲット上で閉じる。よって、シャッターはTb、F
e、FeCoのターゲット上でのみ開いており、それぞ
れのターゲットによるコスパッタにより成膜する。この
シャッターの閉じと同時に、成膜される基板の基板回転
数を90RPMに変化させる。
【0034】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Tb:320W、Fe:1000W、FeCo:1
30W、チャンバー内に流すガス流量を150SCCM
とし、約19秒間スパッタする。この時のチャンバー内
のガス圧は4.5×10-3Torrである。このとき形
成されるTbFeCoの組成は、Tb:15atm%、
Fe:78atm%、Co:7atm%であり、成膜
される膜厚は約12nmである。
【0035】この後、TbFeCoからなる初期化層を
形成する。この際、ターゲット上のシャッターはそのま
まで、Tb、Fe、FeCoのターゲット上で開いてお
り、それぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜
する。このシャッターの開閉と同時に、成膜される基板
の基板回転数を30RPMに変化させる。
【0036】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Tb:340W、FeCo:1000W、チャンバ
ー内に流すガス流量を100SCCMとし、約24秒間
スパッタする。この時のチャンバー内のガス圧は3×1
-3Torrである。このとき形成されるTbFeCo
の組成は、 Tb:20atm%、Fe:16atm
%、Co:64atm%であり、成膜される膜厚は約3
0nmである。
【0037】この後、放電を停止し、磁性膜の成膜を終
了する。更に、この上に、RFマグネトロンスパッタに
より、下部保護膜の形成条件と同一条件により、SiN
からなる上部保護膜を約40nm形成する。以上のよう
な方法により成膜された磁性膜の成膜にかかる時間は2
分42秒であった。
【0038】(比較例1)以下、比較例として、従来の
ように全て単体元素からなるターゲットを用いたコスパ
ッタリングにより、光変調ダイレクトオーバーライト機
能を有する光磁気記録媒体を製造する方法について説明
する。直径86mmの円盤状のポリカーボネイト製基板
上に、RFマグネトロンスパッタにより、SiNからな
る下部保護膜を約70nmの膜厚で形成する。この際に
用いるターゲットは、Siターゲットを用い、スパッタ
装置のチャンバー内のガス圧を一旦、1×10-6Tor
r以下に排気した後、アルゴンと窒素の混合ガスを導入
して、チャンバー内のガス圧を5×10-3Torrとし
てスパッタを行う。
【0039】この後、アルゴンガスを約100SCCM
導入してチャンバー内のガス圧を3×10-3Torrと
し、Gd、Tb、Fe、Coの単体元素からなるそれぞ
れのターゲットに電力を印加し放電させる。この際、基
板は、それぞれのターゲットから、まんべんなく成膜さ
れるよう、ターゲット上を通過するように回転してい
る。尚、本比較例でのスパッタリング装置にも、実施例
1と同様なシャッターが設置されている。
【0040】まず、GdFeCoからなる再生層を形成
する。このとき、ターゲット上のシャッターは、Gd、
Fe、Coターゲットの上で開いており、それぞれのタ
ーゲットによるコスパッタにより成膜する。このときに
成膜される基板の基板回転数は90RPMである。それ
ぞれのターゲットに電力を印加される電力は、Gd:4
00W、Fe:800W、Co:200Wであり、約4
5秒間スパッタする。
【0041】このときに形成されるGdFeCoの組成
は、Gd:25atm%、Fe:60atm%、Co:
15atm%であり、膜厚は約30nmである。この
後、TbFeCoからなるメモリー層を形成する。こ
際、ターゲット上のシャッターをGdターゲット上で閉
じ、Tbターゲット上では開く。よって、シャッターは
Tb、Fe、Coのターゲット上でのみ開いており、そ
れぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜する。
【0042】このシャッターの開閉と同時に、成膜され
る基板の基板回転数を30RPMに変化させる。それぞ
れのターゲットに印加される電力は、Tb:400W、
Fe:1000W、Co:100Wとし、チャンバー内
に流すガス流量を200SCCMとし、約45秒間スパ
ッタする。この時のチャンバー内のガス圧は3×10-3
Torrである。
【0043】このとき形成されるTbFeCoの組成
は、Tb:21atm%、Fe:72atm%、Co:
7atm%であり、成膜される膜厚は約30nmであ
る。この後、GdFeCoからなる中間層を形成する。
この際、ターゲット上のシャッターをTbターゲット上
で閉じ、Gdターゲット上で開く。よって、シャッター
はGd、Fe、Coのターゲット上でのみ開いており、
それぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜す
る。このシャッターの開閉と同時に、成膜される基板の
基板回転数を90RPMに変化させる。
【0044】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Gd:520W、Fe:1000W、Co:50W
であり、チャンバー内に流すガス流量を150SCCM
とし、約20秒間スパッタする。この時のチャンバー内
のガス圧は4.5×10-3Torrである。尚、この
際、Coターゲットに印加される電力は50Wである
が、条件により放電したりしなかったりする、不安定な
パワーである。
【0045】このとき形成されるTbFeCoの組成は
(Gd:33atm%、Fe:64atm%、Co:3
atm%)で、成膜される膜厚は約12nmである。こ
の後、GdTbFeCoからなる記録層を形成する。こ
の際、ターゲット上のシャッターをTbターゲット上で
開く。よって、シャッターはGd、Tb、Fe、Coの
ターゲット上で開いており、それぞれのターゲットによ
るコスパッタにより成膜する。
【0046】このシャッターの開きと同時に、成膜され
る基板の基板回転数を60RPMに変化させる。それぞ
れのターゲットに印加される電力は、Gd:160W、
Tb:240W、Fe:1000W、Co:500W、
チャンバー内に流すガス流量を66SCCMとし、約2
0秒間スパッタする。この時のチャンバー内のガス圧は
2×10 -3Torrである。
【0047】このとき形成されるTbFeCoの組成
は、Gd:10atm%、Tb:16atm%、Fe:
50atm%、Co:24atm%であり、成膜される
膜厚は約25nmである。この後、TbFeCoからな
るスイッチ層を形成する。この際、ターゲット上のシャ
ッターをGdターゲット上で閉じる。よって、シャッタ
ーはTb、Fe、Coのターゲット上でのみ開いてお
り、それぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜
する。このシャッターの閉じと同時に、成膜される基板
の基板回転数を90RPMに変化させる。
【0048】それぞれのターゲットに印加される電力
は、Tb:300W、Fe:1000W、Co:110
Wであり、チャンバー内に流すガス流量を150SCC
Mとし、約20秒間スパッタリングを行う。この時のチ
ャンバー内のガス圧は4.5×10-3Torrである。
このとき形成されるTbFeCoの組成は、Tb:15
atm%、 Fe:78atm%、Co:7atm%)
であり、成膜される膜厚は約12nmである。
【0049】この後、TbFeCoからなる初期化層を
形成する。この際、ターゲット上のシャッターはそのま
まで、Tb、Fe、Coのターゲット上で開ており、そ
れぞれのターゲットによるコスパッタにより成膜する。
このシャッターの開閉と同時に、成膜される基板の基板
回転数を30RPMに変化させる。それぞれのターゲッ
トに印加される電力は、Tb:400W、Fe:200
W、Co:800W、チャンバー内に流すガス流量を1
00SCCMとし、約20秒間スパッタする。この時の
チャンバー内のガス圧は3×10-3Torrである。こ
のとき形成されるTbFeCoの組成は、 Tb:20
atm%、Fe:16atm%、Co:64atm%
で、成膜される膜厚は約30nmである。この後、放電
を停止し、磁性膜の成膜を終了する。
【0050】更に、この上に、RFマグネトロンスパッ
タにより、下部保護膜の形成条件と同一条件により、S
iNからなる上部保護膜を約40nm形成する。以上の
方法による成膜にかかる時間は2分50秒である。前記
実施例1と比較例1から判るように、中間層のCo成膜
に必要な電力が、単体ターゲットを用いた方式(比較例
1)では50Wであったのに対し、本発明(実施例1)
では63Wと高くすることができた。これにより、放電
を安定させ、むらのない歩留りの向上した光磁気記録媒
体を得ることができた。
【0051】また、スパッタリング時間も比較例1で
は、2分50秒であったのに対し、本発明(実施例1)
では、2分42秒とすることができ、成膜時間の短縮、
スループットの向上ができた。
【0052】
【実施例2】(光ディスク形成:MSR)以下、本発明
に係る光磁気記録媒体の形成方法の一例として、磁気超
解像光磁気記録媒体(MSR媒体)の製造方法について
説明する。尚、基板保護膜の成膜条件等はDOWの場合
と同様である。
【0053】アルゴンガスを約100SCCM導入して
チャンバー内のガス圧を3×10-3Torrとし、G
d、Tb、Fe、FeCoのそれぞれのターゲットに電
力を印加し放電させる。(FeCoの組成は、Fe:6
0atm%、Co:40atm%のターゲットを用いて
いる。) 最初、再生層に相当するGdFeCoを形成する。この
とき、ターゲット上のシャッターは、Gd、Fe、Fe
Coの上で開いており、それぞれのターゲットによりコ
スパッタにより成膜する。この時の成膜される基板の基
板回転数は90RPMである。
【0054】又、それぞれのターゲットに印加される電
力は、Gd:640W、Fe:800W、Co:800
Wであり、約28秒間スパッタする。このとき形成され
るGdFeCoの組成は(Gd:25atm%、Fe:
60atm%、Co:15atm%)で、成膜される膜
厚は約30nmである。この後、GdFeからなる中間
層を形成する。この際、放電を止めることなく、FeC
oターゲット上のシャッターを閉じる。よって、シャッ
ターはGd、Feのターゲット上でのみ開いており、そ
れぞれのターゲットによりコスパッタにより成膜する。
成膜される基板の基板回転数は、90RPMのままであ
る。また、それぞれのターゲットに印加される電力は、
Gd:440W、Fe:800Wに変化させ、チャンバ
ー内に流すガス流量を100SCCMに増加させ約80
秒間スパッタする。この時のチャンバー内のガス圧は3
×10-3Torrとした。
【0055】このとき形成されるGdFeCoの組成
は、Gd:29atm%、Fe:71atm%であり、
膜厚は約50nmである。この後、TbFeCoからな
る記録層を形成する。この際、放電を止めることなく、
Gdターゲット上のシャッターを閉じ、Tbターゲット
上のシャッターは開いた。よって、シャッターはTb、
Fe、FeCoのターゲット上でのみ開いており、それ
ぞれのターゲットによりコスパッタにより成膜する。
【0056】このシャッターの開閉と同時に、成膜され
る基板の基板回転数を60RPMに変化させる。又、そ
れぞれのターゲットに印加される電力は、 Tb:70
0W、Fe:800W、Co:800Wに変化させ、チ
ャンバー内に流すガス流量を200SCCMに増加させ
約38秒間スパッタする。この時のチャンバー内のガス
圧は6×10-3Torrである。このとき形成されるT
bFeCoの組成は Tb:20atm%、Fe:64
atm%、Co:16atm%であり、成膜される膜厚
は約50nmである。
【0057】本実施例での磁性膜の成膜時間は、約2分
26秒となる。
【0058】
【比較例2】本比較例では、単体元素からなるターゲッ
トのみを用いて、MSR媒体を製造する。アルゴンガス
を約100SCCM導入してチャンバー内のガス圧を3
×10-3Torrとし、Gd、Tb、Fe、Coの単体
元素からなるそれぞれのターゲットに電力を印加し放電
させる。
【0059】まず、GdFeCoからなる再生層を形成
する。このとき、ターゲット上のシャッターは、Gd、
Fe、Coの上で開いており、それぞれのターゲットに
よりコスパッタにより成膜する。この時の成膜される基
板の基板回転数は90RPMである。また、それぞれの
ターゲットに印加される電力は、Gd:400W、F
e:800W、Co:200Wであり、約45秒間、ス
パッタリングを行う。
【0060】このとき形成されるGdFeCoの組成
は、Gd:25atm%、Fe:60atm%、Co:
15atm%であり、膜厚は約30nmである。この
後、GdFeからなる中間層を形成する。この際、放電
を止めることなく、Coターゲット上のシャッターを閉
じる。よって、シャッターはGd、Feのターゲット上
でのみ開いており、それぞれのターゲットによりコスパ
ッタにより成膜する。成膜される基板の基板回転数を9
0RPMのままである。
【0061】また、それぞれのターゲットに印加される
電力は、Gd:440W、Fe:800Wに変化させ、
チャンバー内に流すガス流量を100SCCMに増加さ
せ約80秒間スパッタリングを行う。このときのチャン
バー内のガス圧は3×10-3Torrである。このとき
形成されるGdFeCoの組成は、Gd:29atm
%、Fe:71atm%であり、膜厚は約50nmであ
る。
【0062】この後、TbFeCoからなる記録層を形
成する。この際、放電を止めることなく、Gdターゲッ
ト上のシャッターを閉じ、Tbターゲット上のシャッタ
ーを開く。よって、シャッターはTb、Fe、Coのタ
ーゲット上でのみ開いている状態である。そして、それ
ぞれのターゲットでコスパッタにより成膜する。このシ
ャッターの開閉と同時に、成膜される基板の基板回転数
を60RPMに変化させる。
【0063】また、それぞれのターゲットに印加される
電力は、 Tb:440W、Fe:800W、Co:2
00Wに変化させ、チャンバー内に流すガス流量を20
0SCCMに増加させ約66秒間スパッタリングを行
う。このときのチャンバー内のガス圧は6×10-3To
rrである。このとき形成されるTbFeCoの組成は
( Tb:20atm%、Fe:64atm%、Co:
16atm%)で、成膜される膜厚は約50nmであ
る。
【0064】本比較例での磁性膜の成膜時間は、約3分
11秒であった。MSR媒体の場合、成膜時間は比較例
2のように単体ターゲットを用いた場合と比べ、本発明
(実施例2)の成膜方法では約76%程成膜時間を短縮
することができた。また、上記DOW機能を有する光磁
気記録媒体、MSR光磁気記録媒体のみならず、DOW
機能を有するMSR光磁気記録媒体においても、同様に
むらがなく、成膜時間を短縮することができた。
【0065】更にFeターゲットに代えて、FeCoタ
ーゲットを用いることにより、更に歩留りの向上を望む
ことができる。
【0066】
【効果】従来、多元同時に放電させるコスパッタリング
を用いて光磁気記録媒体の多層膜を形成するときに、成
膜される磁性膜の中で存在率の少ない元素を成分とする
ターゲットを使用する場合、このようなターゲットを安
定的にスパッタリングを行うことができなかった。しか
し、本発明によれば磁性膜中の存在率の少ない元素も安
定してスパッタリングを行うことが可能となる。
【0067】従って、歩留等が向上し、効率よく多層膜
からなる光磁気記録媒体を得ることができる。また、磁
性膜全体の成膜時間を短縮することができ、スループッ
トの向上を望むことができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のターゲットを同時に放電させてス
    パッタリングにより複数の材料を含む磁性膜を成膜する
    光磁気記録媒体の製造方法において、前記複数のターゲ
    ットのうち少なくとも1つのターゲットが合金ターゲッ
    トであることを特徴とする光磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記合金ターゲットは、前記光磁気記録
    媒体の磁性膜を構成する複数の元素中で最も組成比の多
    い元素を含み、他のターゲットは前記最も組成比の多い
    元素を含まない元素からなることを特徴とする請求項1
    記載の光磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記光磁気記録媒体の磁性膜を構成する
    複数の元素中で最も組成比の多い元素を元素Xとし、そ
    の組成をXs%としたとき、前記合金ターゲット中の前
    記元素Xの組成が(Xs−5)%以上100%以下であ
    ることを特徴とする請求項2記載の光磁気記録媒体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記ターゲットがGdターゲット及びT
    bターゲット及びFeターゲット及びFeCo合金ター
    ゲットであることを特徴とする請求項1記載の光磁気記
    録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記光磁気記録媒体の磁性膜を構成する
    複数の元素中でCoまたはFeが最も組成比の多い元素
    であることを特徴とする請求項4記載の光磁気記録媒体
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記FeCo合金ターゲットとして、前
    記磁性膜中でCoが最も組成比が多い元素であり、前記
    Coの組成をCos%としたとき、前記FeCo合金タ
    ーゲット中のCoの組成が(Cos−5)%以上100
    %以下である合金ターゲット及び/または前記磁性膜で
    Feが最も組成比が多い元素であり、前記磁性膜中のF
    eの組成をFes%としたとき、前記FeCo合金ター
    ゲット中の前記Feの組成が(Fes−5)%以上10
    0%以下である合金ターゲットを用いることを特徴とす
    る請求項4記載の光磁気記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記光磁気記録媒体がダイレクトオーバ
    ーライト機能及び/または磁気超解像機能及び/または
    磁区拡大再生機能を有するものであることを特徴とする
    請求項1乃至6記載の光磁気記録媒体の製造方法。
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