JP2000122900A - マイクロコントローラの暴走監視方法 - Google Patents

マイクロコントローラの暴走監視方法

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JP2000122900A
JP2000122900A JP10297916A JP29791698A JP2000122900A JP 2000122900 A JP2000122900 A JP 2000122900A JP 10297916 A JP10297916 A JP 10297916A JP 29791698 A JP29791698 A JP 29791698A JP 2000122900 A JP2000122900 A JP 2000122900A
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microcontroller
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Tadashi Hasegawa
忠 長谷川
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Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム構成上の最上位レベルから最下位
レベルまでのいずれのレベルのタスクに起因する暴走で
あっても、確実にそれを検知できるマイクロコントロー
ラの暴走監視方法を提供する。 【解決手段】 複数のタスク1〜4を時分割で実行する
マルチプログラミングを採用したマイクロコントローラ
における暴走監視方法であって、プログラム構成上の最
下位レベルに、プログラム構成上の最上位レベルのOS
1によって管理されず、かつそのOS1が正常に動作し
ているか否かを監視する監視タスク4を配置し、OS1
によって監視タスク4が正常に動作しているか否かを監
視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタスクを時
分割で実行するマルチプログラミングを採用したマイク
ロコントローラにおける暴走監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコントローラにおいて
は、ウオッチドッグタイマを備え、OS(operating sy
stem)によってウオッチドッグタイマを定期的にクリア
させていた。そして、暴走によりOSがウオッチドッグ
タイマをクリアできない状態に陥ると、ウオッチドッグ
タイマがタイムアップし、ハードウェアによってマイク
ロコントローラがリセットされるようになされていた。
したがって、OSによって直接管理されているタスクに
起因する暴走は、ウオッチドッグタイマがクリアされな
いことによって検知できるものの、OSによって直接管
理されていないタスクに起因する暴走は、ウオッチドッ
グタイマがクリアされてしまうことから、検知できなか
った。
【0003】一般的に、マルチプログラミングを採用し
たマイクロコントローラにおけるOS以外のタスクは、
図4に示すように、OS51によって直接管理されてい
る子タスク52と、OS51によって直接管理されてい
ないフラグ待ち子タスク53とに分かれており、高速に
かつ定期的に実行すべきタスクを子タスク52とし、そ
れ以外の比較的低速にあるいは非定期的に実行してもよ
いタスクをフラグ待ち子タスク53として、フラグ待ち
子タスク53はCPU(central processing unit )の
空き時間に実行している。ところが、CRT(cathode-
ray tube)を備えたディスプレイ装置を制御するマイク
ロコントローラでは、CRTの高電圧に起因してノイズ
が発生しやすく、このようなノイズによりいずれかのフ
ラグ待ち子タスク53の実行が停止しても、OS51は
フラグ待ち子タスク53を直接管理していないので、正
常動作を継続し、ウオッチドッグタイマがクリアされて
しまうことから、リセットがかからず、当該フラグ待ち
子タスク53の実行が停止したままになってしまう。し
たがって、他のフラグ待ち子タスク53の実行が行えな
い状態が継続することになる。
【0004】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、プログラム構成上の最上位レベル
から最下位レベルまでのいずれのレベルのタスクに起因
する暴走であっても、確実にそれを検知できるマイクロ
コントローラの暴走監視方法を提供することを、その課
題とする。
【0005】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0006】本発明の第1の側面によれば、複数のタス
クを時分割で実行するマルチプログラミングを採用した
マイクロコントローラにおける暴走監視方法であって、
プログラム構成上の最下位レベルに、プログラム構成上
の最上位レベルのタスクによって管理されず、かつその
最上位レベルのタスクが正常に動作しているか否かを監
視する監視タスクを配置し、最上位レベルのタスクによ
って監視タスクが正常に動作しているか否かを監視する
ことを特徴とする、マイクロコントローラの暴走監視方
法が提供される。
【0007】好ましい実施の形態によれば、最上位レベ
ルのタスクは、監視タスクの起動毎にインクリメントさ
れる監視タスク起動回数カウンタのカウント値に基づい
て監視タスクが正常に動作しているか否かを監視し、監
視タスクは、最上位レベルのタスクの起動毎にインクリ
メントされる最上位タスク起動回数カウンタのカウント
値に基づいて最上位レベルのタスクが正常に動作してい
るか否かを監視する。
【0008】他の好ましい実施の形態によれば、最上位
レベルのタスクは、監視タスクが正常に動作していない
ことを検知したときに、ウオッチドッグタイマをクリア
しないことによりマイクロコントローラをリセットさ
せ、監視タスクは、最上位レベルのタスクが正常に動作
していないことを検知したときに、ウオッチドッグタイ
マをクリアしないことによりマイクロコントローラをリ
セットさせる。
【0009】他の好ましい実施の形態によれば、最上位
レベルのタスクは、監視タスクが正常に動作していない
ことを検知したときに、リセット命令を発行することに
よりマイクロコントローラをリセットさせ、監視タスク
は、最上位レベルのタスクが正常に動作していないこと
を検知したときに、リセット命令を発行することにより
マイクロコントローラをリセットさせる。
【0010】本発明によれば、最上位レベルのタスクと
最下位レベルのタスクすなわち監視タスクとで、互いの
動作を相互監視するので、プログラム構成上の最上位レ
ベルから最下位レベルまでのいずれのレベルのタスクに
起因する暴走であっても、確実にそれを検知できる。
【0011】すなわち、最上位レベルのタスクに直接管
理されているタスクに起因する暴走が発生した場合、最
上位レベルのタスクの実行が停止するので、監視タスク
が最上位レベルのタスクを監視することにより、暴走の
発生を確実に検知できる。また、最上位レベルのタスク
に直接管理されていないタスクに起因する暴走が発生し
た場合、最下位レベルのタスクである監視タスクの実行
が停止するので、最上位レベルのタスクが監視タスクを
監視することにより、暴走の発生を確実に検知できる。
【0012】また、最上位レベルのタスクと監視タスク
とが、互いに相手の起動回数をカウントするカウンタの
カウント値に基づいて相手が正常に動作しているか否か
を監視するようにすれば、相手の動作の監視を容易に行
える。
【0013】また、最上位レベルのタスクと監視タスク
とが、ウオッチドッグタイマをクリアしないことにより
マイクロコントローラをリセットさせるようにすれば、
最上位レベルのタスクと監視タスクとの双方の実行が同
時に停止した場合にも、ウオッチドッグタイマがタイム
アップしてマイクロコントローラをリセットできる。
【0014】また、最上位レベルのタスクと監視タスク
とが、リセット命令を発行することによりマイクロコン
トローラをリセットさせるようにすれば、ウオッチドッ
グタイマを設けることなくマイクロコントローラをリセ
ットできる。
【0015】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0016】以下、本発明の好ましい実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。
【0017】図1は、本発明に係るマイクロコントロー
ラの暴走監視方法を採用したプログラム構造の説明図で
あって、マイクロコントローラを動作させるためのプロ
グラムは、プログラム構成上の最上位レベルに位置する
OS1と、プログラム構成上の中間レベルに位置する子
タスク2と、プログラム構成上の最下位レベルに位置す
るフラグ待ち子タスク3および監視タスク4とにより構
成されている。本実施形態においては、CRTを備えた
ディスプレイ装置を制御するマイクロコントローラに本
発明を適用した例について説明する。
【0018】すなわち、OS1は優先順位が最も高く、
フラグ待ち子タスク3および監視タスク4は優先順位が
最も低い。子タスク2はそれらの中間の優先順位であ
る。また、子タスク2およびフラグ待ち子タスク3の配
置数はそれぞれ任意であり、子タスク2同士あるいはフ
ラグ待ち子タスク3同士で優先順位を設けてもよいし、
設けなくてもよい。フラグ待ち子タスク3同士で優先順
位を設ける場合、監視タスク4の順位は、最下位のフラ
グ待ち子タスク3以下の順位に設定する。
【0019】OS1は、優先順位が最上位のタイマ割込
により、たとえば2msec毎に起動され、子タスク2
を直接管理し、また監視タスク4を監視する。
【0020】子タスク2は、OS1により直接管理さ
れ、たとえば操作キーの押下を検出するなどのように、
高速にかつ定期的に実行すべき処理を担当する。
【0021】フラグ待ち子タスク3は、たとえばEEP
ROM(electrically erasable and programmable rea
d only memory )へのアクセス、あるいはCRTの画面
調整のための文字や図形の表示などのように、比較的低
速にあるいは非定期的に実行してもよい処理を担当す
る。このフラグ待ち子タスク3は、OS1により直接管
理されておらず、すべての子タスク2の実行が終了した
時点で、いずれかの子タスク2によりフラグがオンされ
ていれば、実行される。実行の終了により、フラグ待ち
子タスク3はフラグをオフする。
【0022】監視タスク4は、OS1により直接管理さ
れておらず、フラグがオンされたフラグ待ち子タスク3
の実行が終了した時点で実行され、タイマ割込によりO
S1が起動されるまで、OS1の監視動作を継続する。
【0023】なお、暴走状態でないときには、子タスク
2の実行は必ず2msec以内に終了し、フラグ待ち子
タスク3あるいは監視タスク4が実行されるようになさ
れている。
【0024】次に動作を説明する。電源投入時あるいは
リセット直後には、最下位レベルの監視タスク4が実行
されている。そして、タイマ割込によりOS1が起動
し、子タスク2を順次実行させる。子タスク2の実行に
より1以上のフラグがオンされた場合、全ての子タスク
2の実行が終了した時点で、オンされているフラグに対
応するフラグ待ち子タスク3が順次実行される。もちろ
ん、1つの子タスク2が複数のフラグをオンさせてもよ
い。フラグ待ち子タスク3の実行中にタイマ割込によっ
てOS1が起動した場合、上記の子タスク2の実行以下
の動作が繰り返されることになる。
【0025】フラグ待ち子タスク3の実行中にタイマ割
込によってOS1が起動されない場合、フラグ待ち子タ
スク3の実行が終了すると、監視タスク4が実行され
る。また、子タスク2の実行によっていずれのフラグ待
ち子タスク3のフラグもオンされなかった場合、全ての
子タスク2の実行が終了した時点で、監視タスク4が実
行される。監視タスク4の実行は、タイマ割込によって
OS1が起動されるまで継続される。
【0026】いま、子タスク2の実行中に外来ノイズが
侵入し、暴走が発生したとすると、子タスク2の実行が
終了しないことから、OS1が停止状態になる。この場
合、OS1がウオッチドッグタイマをクリアしない状態
が継続するので、ウオッチドッグタイマがタイムアップ
し、ハード的にマイクロコントローラがリセットされ
る。このとき、監視タスク4が実行されることはないの
で、監視タスク4がウオッチドッグタイマをクリアする
ことはない。
【0027】また、フラグ待ち子タスク3の実行中に外
来ノイズが侵入し、暴走が発生したとすると、フラグ待
ち子タスク3の実行が終了しないことから、監視タスク
4が停止状態になる。この場合、OS1が監視タスク4
の動作が異常であることを検知し、ウオッチドッグタイ
マをクリアしない状態になる。これにより、ウオッチド
ッグタイマがタイムアップし、ハード的にマイクロコン
トローラがリセットされる。このとき、監視タスク4は
停止しているので、監視タスク4がウオッチドッグタイ
マをクリアすることはない。
【0028】また、OS1自体が暴走して事実上機能を
停止し、監視タスク4のみが実行される事態に陥ると、
監視タスク4がOS1の動作が異常であることを検知
し、ウオッチドッグタイマをクリアしない状態になる。
これにより、ウオッチドッグタイマがタイムアップし、
ハード的にマイクロコントローラがリセットされる。こ
のとき、OS1は事実上停止しているので、OS1がウ
オッチドッグタイマをクリアすることはない。
【0029】また、OS1と監視タスク4との双方が暴
走により事実上機能を停止した場合、OS1と監視タス
ク4との双方がウオッチドッグタイマをクリアしない状
態が継続するので、ウオッチドッグタイマがタイムアッ
プし、ハード的にマイクロコントローラがリセットされ
る。
【0030】したがって、最上位レベルのOS1から最
下位レベルの監視タスク4までのいずれのレベルのタス
クに起因する暴走が発生しても、確実にそれを検知し、
マイクロコントローラをリセットして暴走を停止させる
ことができる。
【0031】上記OS1の動作について、図2に示すフ
ローチャートを参照しながらさらに詳細に説明する。2
msec毎のタイマ割込によりOS1が起動されると、
先ずOS起動回数カウンタの内容が1だけインクリメン
トされる(S1)。このOS起動回数カウンタは、OS
1の起動回数をカウントするカウンタであって、具体的
にはRAMの所定番地の内容をCPUが1ずつ加算して
いくことによって実現される。
【0032】次に、監視タスク起動回数カウンタに変化
があったか否かが判断される(S2)。この監視タスク
起動回数カウンタは、監視タスク4の起動回数をカウン
トするカウンタであって、具体的にはRAMの所定番地
の内容をCPUが1ずつ加算していくことによって実現
される。この監視タスク起動回数カウンタは、監視タス
ク4自体によってインクリメントされる。このステップ
S2における判断は、詳細な手順を示していないが、一
度だけの判断で監視タスク起動回数カウンタに変化があ
ったか否かを判定するのではなく、フローがステップS
2に至る毎に監視タスク起動回数カウンタに変化があっ
たか否かを判断して、監視タスク起動回数カウンタに変
化がない状態が所定回数繰り返されたときに、初めて監
視タスク起動回数カウンタに変化がないと判定し、それ
以外の場合には監視タスク起動回数カウンタに変化があ
ると判定するのである。
【0033】ステップS2において監視タスク起動回数
カウンタに変化があると判定された場合(S2:YE
S)、ウオッチドッグタイマがクリアされる(S3)。
すなわち、監視タスク4が正常に動作していると判断で
きるので、ウオッチドッグタイマをクリアしてマイクロ
コントローラがリセットされないようにするのである。
【0034】次に、子タスク2が順次実行され(S
4)、すべての子タスク2が実行されると、OSレベル
の処理が終了する。
【0035】ステップS2において監視タスク起動回数
カウンタに変化がないと判定された場合(S2:N
O)、データの退避などのシステム停止準備動作が実行
され(S5)、OSレベルの処理が終了する。すなわ
ち、監視タスク4が正常に動作していないと判断できる
ので、ウオッチドッグタイマをクリアしないことにより
マイクロコントローラをリセットさせるのである。
【0036】上記監視タスク4の動作について、図3に
示すフローチャートを参照しながらさらに詳細に説明す
る。マイクロコントローラの電源投入時あるいはリセッ
ト時に、先ず各種機能が初期化される(S11)。
【0037】次に、OS1の動作を許可する(S1
2)。すなわち、タイマ割込があったときにOS1に制
御を移せる状態にする。
【0038】次に、監視タスク起動回数カウンタの内容
が1だけインクリメントされる(S13)。
【0039】次に、OS起動回数カウンタに変化があっ
たか否かが判断される(S14)。このステップS14
における判断は、詳細な手順を示していないが、一度だ
けの判断でOS起動回数カウンタに変化があったか否か
を判定するのではなく、フローがステップS14に至る
毎にOS起動回数カウンタに変化があったか否かを判断
して、OS起動回数カウンタに変化がない状態が所定回
数繰り返されたときに、初めてOS起動回数カウンタに
変化がないと判定し、それ以外の場合にはOS起動回数
カウンタに変化があると判定するのである。
【0040】ステップS14においてOS起動回数カウ
ンタに変化があると判定された場合(S14:YE
S)、ウオッチドッグタイマがクリアされる(S1
5)。すなわち、OS1が正常に動作していると判断で
きるので、ウオッチドッグタイマをクリアしてマイクロ
コントローラがリセットされないようにするのである。
【0041】次に、フラグ待ち子タスク3が順次実行さ
れ(S16)、フラグがオンになっているすべてのフラ
グ待ち子タスク3が実行されると、ステップS13に戻
る。フラグがオンになっているフラグ待ち子タスク3が
存在しない場合、もちろんフラグ待ち子タスク3が実行
されることなくステップS13に戻る。
【0042】ステップS14においてOS起動回数カウ
ンタに変化がないと判定された場合(S14:NO)、
データの退避などのシステム停止準備動作が実行され
(S17)、S16に進む。すなわち、OS1が正常に
動作していないと判断できるので、ウオッチドッグタイ
マをクリアしないことによりマイクロコントローラをリ
セットさせるのである。
【0043】以上の監視タスク4の動作は、タイマ割込
によりOS1が起動される度に中断され、その後OS1
の動作が終了することにより、中断箇所以降が引き続い
て実行される。
【0044】なお、上記実施形態においては、OS1が
監視タスク4の異常を検知したとき、および監視タスク
4がOS1の異常を検知したときに、ウオッチドッグタ
イマをクリアしないことによりマイクロコントローラを
リセットさせたが、マイクロコントローラの命令中にリ
セット命令が存在する場合、OS1が監視タスク4の異
常を検知したときにOS1がリセット命令を発行し、ま
た監視タスク4がOS1の異常を検知したときに監視タ
スク4がリセット命令を発行するように構成してもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最上位レベルのタスクと最下位レベルのタスクすなわち
監視タスクとで、互いの動作を相互監視するので、プロ
グラム構成上の最上位レベルから最下位レベルまでのい
ずれのレベルのタスクに起因する暴走であっても、確実
にそれを検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロコントローラの暴走監視
方法を採用したプログラム構造の説明図である。
【図2】OSの動作を説明するフローチャートである。
【図3】監視タスクの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】従来のマイクロコントローラの暴走監視方法を
採用したプログラム構造の説明図である。
【符号の説明】
1 OS 2 子タスク 3 フラグ待ち子タスク 4 監視タスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクを時分割で実行するマルチ
    プログラミングを採用したマイクロコントローラにおけ
    る暴走監視方法であって、 プログラム構成上の最下位レベルに、プログラム構成上
    の最上位レベルのタスクによって管理されず、かつその
    最上位レベルのタスクが正常に動作しているか否かを監
    視する監視タスクを配置し、 前記最上位レベルのタスクによって前記監視タスクが正
    常に動作しているか否かを監視することを特徴とする、
    マイクロコントローラの暴走監視方法。
  2. 【請求項2】 前記最上位レベルのタスクは、前記監視
    タスクの起動毎にインクリメントされる監視タスク起動
    回数カウンタのカウント値に基づいて前記監視タスクが
    正常に動作しているか否かを監視し、 前記監視タスクは、前記最上位レベルのタスクの起動毎
    にインクリメントされる最上位タスク起動回数カウンタ
    のカウント値に基づいて前記最上位レベルのタスクが正
    常に動作しているか否かを監視する、請求項1に記載の
    マイクロコントローラの暴走監視方法。
  3. 【請求項3】 前記最上位レベルのタスクは、前記監視
    タスクが正常に動作していないことを検知したときに、
    ウオッチドッグタイマをクリアしないことによりマイク
    ロコントローラをリセットさせ、 前記監視タスクは、前記最上位レベルのタスクが正常に
    動作していないことを検知したときに、前記ウオッチド
    ッグタイマをクリアしないことによりマイクロコントロ
    ーラをリセットさせる、請求項1または2に記載のマイ
    クロコントローラの暴走監視方法。
  4. 【請求項4】 前記最上位レベルのタスクは、前記監視
    タスクが正常に動作していないことを検知したときに、
    リセット命令を発行することによりマイクロコントロー
    ラをリセットさせ、 前記監視タスクは、前記最上位レベルのタスクが正常に
    動作していないことを検知したときに、リセット命令を
    発行することによりマイクロコントローラをリセットさ
    せる、請求項1または2に記載のマイクロコントローラ
    の暴走監視方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267091A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
US7996732B2 (en) 2006-06-14 2011-08-09 Denso Corporation Program-execution monitoring method, system, and program
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