JP2000122418A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000122418A
JP2000122418A JP28911298A JP28911298A JP2000122418A JP 2000122418 A JP2000122418 A JP 2000122418A JP 28911298 A JP28911298 A JP 28911298A JP 28911298 A JP28911298 A JP 28911298A JP 2000122418 A JP2000122418 A JP 2000122418A
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developing
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JP28911298A
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Kenzo Totani
謙三 戸谷
Mineyuki Sako
峰行 酒向
Masaru Hamamichi
優 濱道
Shinichi Yoshimoto
真一 吉本
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置を大型化することなくハウジング内
圧の上昇を解消して,現像剤粉煙による画像形成装置内
の汚染を防ぐ現像装置を提供すること。 【解決手段】 現像装置1のハウジング11において,
感光体ドラム2に臨む第1開口部4より,現像ローラ3
の回転方向下流側の位置に第2開口部15と,フィルタ
12とを設けて,気流は排出されるが現像剤はハウジン
グ11の内部へ回収されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複写機,プリンタ
ー等の画像形成装置に搭載される乾式の現像装置に関す
る。さらに詳細には,現像剤の粉煙を低減させるように
した現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来から使われている現像装置
301の一例である。感光体ドラム302に臨む開口3
04を有するハウジング311の内部には,感光体ドラ
ム302に対向して配置され感光体ドラム302へ現像
剤を供給する現像ロール303と,現像剤を攪拌しつつ
現像ロール303へ供給するバケットロール307と,
補給部308より補給された現像剤を既存の現像剤とと
もに攪拌しつつバケットロール307へ供給する攪拌ス
クリュー312とが備えられている。
【0003】現像装置301において,ハウジング31
1内に収納されている現像剤は,攪拌スクリュー312
及びバケットロール307の回転によりハウジング31
1内を循環しつつ,現像ロール303上に供給されそこ
に担持される。そして,感光体ドラム302に対向する
現像領域を通過した後,現像に使用されなかった余剰分
が再びハウジング311内へ回収される。
【0004】このような現像装置301を画像形成装置
に搭載した場合,現像剤の粉煙による本体内の汚染を生
じる場合がある。すなわち,作像動作中の現像装置30
1において,現像ロール303の回転に伴い発生する気
流が開口304からハウジング311内へ導入される。
一方,ハウジング311内においても,バケットロール
307および攪拌スクリュー312が回転しているの
で,開口304から導入された気流はさらにハウジング
311内部に送り込まれる。このように,画像形成動作
中のハウジング311内には常に気流が導入されるた
め,次第にハウジング311内の内圧は上昇する。やが
て,ハウジング311内の内圧の上昇が限界に達する
と,気流をハウジング311内へ導入させることができ
ずに開口304からハウジング311外へ噴出する。こ
のとき,現像ロール303上に担持された現像剤が気流
に伴ってハウジング311外へ噴出する。これが粉煙と
なって画像形成装置内を汚染してしまうことになる。
【0005】従って,従来の現像装置301において
は,ハウジング311の内圧を上昇させることなく,ハ
ウジング311外への現像剤の漏洩をすることを防ぐこ
とが要請されていた。このために,特開平2−1395
87や特開平3−43764が提案されている。特開平
2−139587は,ハウジング内圧の上昇を防ぐため
の圧抜き穴をハウジングの上部に設けたものである。ま
た,特開平3−43764は,ハウジング内に発生する
気流を特定の方向へ向かわせる気流ガイドを設けるとと
もにその気流をハウジング外部へ導くフィルタ部材を設
けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来のハウジング内の内圧の上昇を防ぐ構成において
は,ハウジング内に現像剤を充填する空間に加えて気流
を流すための十分な空間を設ける必要がある。このため
に現像装置が大型化するという問題点がある。
【0007】本発明は,前記した従来の現像装置が有す
る問題点を解決するためになされたものである。すなわ
ちその課題とするところは,現像装置を大型化すること
なくハウジング内圧の上昇を防止して,現像剤の粉煙に
よる画像形成装置内の汚染を抑えた現像装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた本発明の現像装置は,現像剤を表面に担持
して回転する現像剤担持体と,現像剤および現像剤担持
体を収容するとともに第1開口部が形成されているハウ
ジングとを有し,現像剤担持体が第1開口部から外部に
臨んでいるものであって,ハウジングにおける,現像剤
担持体の回転方向下流側の位置に第2開口部が形成され
ており,第2開口部に,現像剤の通過を阻止する阻止手
段を有している。
【0009】この現像装置では,現像剤担持体の回転に
伴いハウジングの第1開口部から内部へ気流が導入され
る。そして,現像剤担持体がさらに回転することに伴い
第2開口部から気流が排出される。このとき,気流を排
出する第2開口部は現像剤担持体の回転方向下流側の位
置に形成されているので,導入された気流はハウジング
内部へ送りこまれることなく速やかに排出される。従っ
て,ハウジング内の内圧の上昇が防止される。このた
め,第1開口部から現像剤を含む気流が噴出し本体内を
汚染することが防止される。また,ハウジング内部に十
分な空気の流路を設ける必要がないので現像装置の大型
化も防止される。さらに,第2開口部には現像剤の通過
を阻止する阻止手段が設けられているので,気流は排出
されるが現像剤は排出されることなくハウジング内部へ
回収される。従って,第2開口部から現像装置外への現
像剤の漏洩も防止される。
【0010】この現像装置において,阻止手段としてフ
ィルタを用いることができる。フィルタとは,現像剤を
通過させずに気流のみを通過させる小孔を有する部材で
ある。従って,第2開口部において,気流は排出される
が現像剤は排出されることなくハウジング内部へ回収さ
れるので,第2開口部から現像装置外への現像剤の漏洩
が防止される。
【0011】この場合には,フィルタとして導電性のも
のを用いるとともに,現像剤担持体とフィルタとの間
に,現像剤を現像剤担持体側に引き寄せる向きの電圧を
印加する電圧印加手段を有することが望ましい。これに
より,現像剤担持体の回転に伴い,現像剤は現像剤担持
体に引き寄せられつつ確実にハウジング内へ回収され
る。従って,フィルタへの現像剤の滞留を防止すること
ができ,常に良好に排気を行うことができる。
【0012】あるいは,電圧印加手段そのものを阻止手
段として用いてもよい。この場合には,現像剤担持体と
第2開口部との間に,現像剤を現像剤担持体側に引き寄
せる向きの電圧を電圧印可手段に印加するようにする。
これにより,現像剤担持体の回転に伴い,現像剤は現像
剤担持体に引き寄せられつつハウジング内へ回収され
る。従って,第2開口部から現像剤が漏洩することなく
排気を行うことができる。
【0013】この場合には,第2開口部の近傍に電極が
設けられることになる。その電極は,第2開口部に対し
前記現像剤担持体の回転方向上流側に位置することが望
ましい。このようにすると,現像剤の粉煙を含む気流は
第2開口部を通過する前に現像剤と気流に分離されて,
第2開口部へは気流のみが導かれる。従って,第2開口
部から現像剤が漏洩することなく排気を行うことができ
る。また,現像剤による阻止手段の詰まりも防止され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,本発明を具体化した実施の
形態について,図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】図1にその概要を示す本実施の形態に係る
現像装置1は,感光体ドラム2に臨む第1開口部4と第
1開口部より下方の第2開口部15が形成されたハウジ
ング11を有し,その内部には,感光体ドラム2に臨み
感光体ドラム2に対して平行かつ所定の間隔(Dsとい
う)をもって配置された現像ローラ3と,現像ローラ3
に対して平行に配置され現像剤を攪拌しつつ現像ローラ
3へ現像剤を供給するためのバケットローラ7と,さら
にバケットローラ7に対して平行に配置され現像剤を攪
拌しつつバケットローラ7と現像剤の受け渡しを行う攪
拌スクリュー17とが配置されている。
【0016】また,前記現像ローラ3の内部には,磁性
体を含む現像剤をローラ3の表面に担持するための磁石
21〜25が固定配置されている。一方,現像ローラ3
表面の現像領域よりも上流の位置には,現像ローラ3表
面に担持された現像剤の層厚を規制するドクターブレー
ド6が配置されている。さらに,攪拌スクリュー17上
部には,補給用現像剤が収容されている現像剤ホッパー
8とハウジング11内へ現像剤を補給するための補給ロ
ーラ10とが設けられており,ハウジング11内の現像
剤が消費されると作動するようになっている。
【0017】続いて,ハウジング11の第2開口部15
について詳述する。図2は第2開口部15を含むハウジ
ング11の断面図である。第2開口部15は感光体ドラ
ム2に臨む第1開口部4よりも下方,すなわち,現像ロ
ーラ3における現像領域を通過した後の位置と対向する
位置に形成されている。そして第2開口部15にはフィ
ルタ12が設けられており,ハウジング11からの現像
剤の漏洩を阻止して,現像ローラ3の回転によって発生
する気流のみを排出させるようになっている。さらに第
2開口部15の位置は,現像ローラ3内の磁石24と対
向する位置とされている。このようにすると,磁石24
によって形成される現像剤の穂がフィルター12上の現
像剤を掻き取り,フィルタ12付近への現像剤の堆積を
防ぐので,気流の排出が常に良好に行われるからであ
る。
【0018】また,第2開口部15の形状は特に限定さ
れるものではない。例えば,図4,図5あるいは図6に
示される形状とすることができる。図4は,長手方向に
わたってひとつの開口を形成した例である。図5および
図6は,同じ形状の穴を並べて形成した例である。さら
には,図8に示すような受け皿14を第2開口部15の
下方に設けてもよい。このようにすると,万が一第2開
口部15から現像剤が漏洩しても,その現像剤は受け皿
14に受け止められ,装置本体の汚染が防止されるから
である。
【0019】上記のように構成した現像装置1におい
て,装置本体に設けられたモータ等の回転駆動源からの
駆動によりバケットローラ7および攪拌スクリュー17
を回転させると,補給ローラ10から補給される現像剤
とハウジング11内の現像剤とが攪拌され,循環搬送さ
れる。この循環搬送に伴い,現像剤はバケットローラ7
から現像ローラ3へ供給される。そして,現像ロール3
に供給された現像剤であって現像領域を通過した成分は
再びハウジング11内へ回収される。
【0020】このとき,現像剤ローラ3の回転に伴いハ
ウジング11の第1開口部4から内部へ気流が導入され
る。また,現像剤ローラ3の回転に伴い第2開口部15
から気流が排出される。このとき,第2開口部15が第
1開口部4よりも,現像剤ローラ3の回転方向下流側の
位置に形成されているので,第1開口部4から導入され
た気流は,ハウジング11内部へ送りこまれることなく
速やかに第2開口部15から排出される。従って,ハウ
ジング11内の内圧の上昇が防止され,第1開口部4か
ら現像剤を含む気流が噴出し本体内を汚染することがな
い。また,ハウジング11内部に十分な空気の流路を設
ける必要がないので現像装置の大型化を防ぐことができ
る。さらに,第2開口部15には現像剤の通過を阻止す
るフィルタ12が設けられているので,気流は排出され
るが現像剤は排出されることなくハウジング11内部へ
回収される。従って,第2開口部15から現像装置1外
への現像剤の漏洩も防止できる。
【0021】続いて第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態は,第1の実施の形態とその大部
分を共通とし,図3に示す点のみが異なる。共通部分の
説明は第1の実施の形態と同様であるので省略する。
【0022】図3に示すように本実施の形態において
は,ハウジング11の第2開口部15に設けられるフィ
ルタ12として導電性のものを用いるとともに,フィル
タ12と現像ローラ3との間に,現像剤を現像ローラ3
に引き寄せる向きの電圧をかけるようにしている。これ
により,現像剤は,現像ローラ3の回転に伴い現像ロー
ラ3に引き寄せられつつ確実にハウジング11内へ回収
される。従って,フィルタ12に現像剤が堆積すること
なく常に良好に排気を行うことができる。
【0023】続いて,図7を用いて第3の実施の形態に
係る現像装置101について説明する。現像装置101
の全体構成は,ハウジング111の第2開口部115を
除いて共通であるので省略する。
【0024】図7は,第3の実施の形態に係る第2開口
部115を含むハウジング111の断面図である。第1
の実施の形態と同様に,第2開口部115は感光体ドラ
ム102に臨む第1開口部104よりも下方,すなわ
ち,現像領域通過後の現像ローラ103と対向する位置
に形成されている。そして第2開口部115からの現像
剤の漏洩を阻止する手段として,第2開口部115の近
傍に電極113が設けられており,現像ローラ103と
第2開口部115との間に,現像剤を現像ローラ103
側に引き寄せる向きの電圧を印加するようにしている。
また,この電極113は,第2開口部115に対して現
像ローラ103の回転方向上流側に配置されている。
【0025】このように第2開口部115の近傍に電極
113を設けた場合,第2開口部115の位置を現像ロ
ーラ103内の磁石124と対向する付近に形成する
と,現像剤が第2開口部115付近で掻き取られ,第2
開口部115からハウジング111外へ漏洩する場合が
ある。したがってこの場合は,第2開口部115の位置
を,磁石124と対向する位置を避けてその上流あるい
は下流に形成する。このようにすることで,現像剤を現
像ローラ103に引き寄せつつハウジング111内へ回
収することができる。
【0026】また,第2開口部115の形状は,第1の
実施の形態と同様に特に限定されるものではない。さら
には,図8に示すような受け皿14を第2開口の下方に
設けておくことに関しても第1の実施の形態と同様であ
る。
【0027】上記のように構成したハウジング111の
第2開口部115においては,現像ローラ103の回転
によって発生する気流がハウジング111の第1開口部
104から内部へ導入される。そして,第2開口部11
5から気流が排出される。このとき,現像ローラ105
と第2開口部115との間に,現像剤を現像ローラ11
5側に引き寄せる向きの電圧が電極113に印加されて
いるので,現像ローラ115の回転に伴い,現像剤は現
像ローラ115に引き寄せられつつハウジング111内
へ回収される。従って,第2開口部115から現像剤が
漏洩することなく排気を行うことができる。
【0028】さらに,電極113は,第2開口部115
に対し,現像ローラ103の回転方向上流側に位置して
いるので,現像剤粉煙を含む気流は第2開口部115を
通過する前に現像剤と気流に分離されて,第2開口部1
15へは気流のみが導かれる。従って,第2開口部11
5から現像剤が漏洩することなく排気を行うことができ
る。
【0029】最後に,第4の実施の形態について説明す
る。図9に示す第4の実施の形態は,第1および第2の
実施の形態と比較して,より小型の現像装置に応用した
例である。従って,第1および第2の実施の形態とは現
像装置の全体構成が異なるものの,ハウジングの第2開
口部の構成は共通である。
【0030】図9にその概要を示す本実施の形態に係る
現像装置201は,感光体ドラム202に臨む第1開口
部204と,その下方の第2開口部215とが形成され
たハウジング211を有している。ハウジング211の
内部には,感光体ドラム202に臨み感光体ドラム20
2に対して平行かつ所定の間隔(Dsという)をもって
配置された現像ローラ203と,現像ローラ203に対
して平行に配置され現像剤を攪拌しつつ現像ローラ20
3へ現像剤205を供給するための第1スクリュー21
7と,さらに第1スクリュー217の上方に配置され現
像剤を攪拌しつつ第1スクリュー217と現像剤の受け
渡しを行う第2スクリュー207と,が配置されてい
る。
【0031】現像ローラ203の内部には,磁性体を含
む現像剤をローラ203の表面に担持するための磁石2
21〜224が固定配置されている。一方,現像ローラ
203表面の現像領域よりも上流の位置には,現像ロー
ラ203の表面に担持された現像剤の層厚を規制するド
クターブレード206が配置されている。また,第2ス
クリュー207の上方には,補給用現像剤が収容されて
いる現像剤ホッパー208とハウジング211内へ現像
剤を補給するための補給ローラ210とが設けられてお
り,ハウジング211内の現像剤が消費されると作動す
るようになっている。
【0032】上記のように構成した現像装置201にお
いて,画像形成装置本体に設けられたモータ等の回転駆
動源からの駆動により第1スクリュー217および第2
スクリュー207を回転させると,補給ローラ210か
ら補給される現像剤とハウジング211内の現像剤とが
攪拌され循環搬送される。この循環搬送に伴い,現像剤
は第1スクリュー217から現像ローラ203へ供給さ
れる。そして,現像ロール203へ供給された現像剤で
あって現像領域を通過した成分はハウジング211内へ
回収されて,再び第1スクリュー217と第2スクリュ
ー207との間を循環する。
【0033】この現像装置201の形態において,ハウ
ジング211の第2開口部215の構成としては,前記
した第1の実施の形態や第2の実施の形態に示した構成
を用いることができる。従って,このような小型の現像
装置201においても,ハウジング211内圧を上昇さ
せることなく,また,第1開口部および第2開口部から
現像剤粉煙を現像装置201外へ漏洩させることなく画
像形成装置内の汚染を防止することができる。
【0034】
【実施例】以上説明した実施の形態の現像装置につい
て,現像装置動作中の現像装置外へ漏洩する現像剤粉煙
量について試験を行った。この試験は,以下の各実施例
の条件および,比較のための各比較例の条件で行った。
【0035】実施例1:第1の実施の形態の現像装置を
用いた。 実施例2:第4の実施の形態において,第2開口部の構
成を実施例1と同様とした現像装置を用いた。 実施例3:第3の実施の形態の現像装置を用いた。電極
113と現像ローラ103との間には,現像剤が現像ロ
ーラへ引き寄せられるように電位差+100Vを印加し
た。 実施例4:第4の実施の形態において,第2開口部の構
成を実施例3と同様とした現像装置を用いた。
【0036】比較例1:図11に示す現像装置を用い
た。この現像装置は図1に示した現像装置において,第
2開口部の位置を現像領域下流ではなくハウジングの上
方としたものである。また,第2開口部にはフィルター
を取り付けた。 比較例2:図9に示した現像装置において,第2開口部
を塞ぎ,矢印A部分に開口部を設けたものである。ま
た,第2開口部にはフィルターを取り付けた。 比較例3:図11に示す現像装置において第2開口部を
塞いだものを用いた。 比較例4:比較例2に用いた現像装置において第2開口
部を塞いだものを用いた。
【0037】実施例1〜4,比較例1〜4の現像装置を
用いた複写機において50000枚の耐刷を行った後の
現像装置から漏洩した現像剤の粉煙量を表1に示す。表
1から明らかなように実施例1〜4の現像装置は,粉煙
量が,比較例2〜4の場合の10分の1程度と少ない。
比較例1では,粉煙量は比較的少ないものの,各実施例
1〜4のものよりはやや多い。
【0038】
【表1】
【0039】以上詳細に説明したように本発明に係る第
1ないし第4の実施の形態に係る現像装置においては,
現像剤担持体の回転に伴いハウジングの第1開口部から
内部へ導入される気流を,さらに現像剤担持体の回転に
伴い第2開口部から排出する。このとき,気流を排出す
る第2開口部は現像剤担持体の回転方向下流側の位置に
形成されているので,導入された気流はハウジング内部
へ送りこまれることなく速やかに排出される。従って,
ハウジング内の内圧の上昇が防止され,第1開口部から
現像剤を含む気流が噴出し本体内を汚染することが防止
されている。また,ハウジング内部に十分な空気の流路
を設ける必要がないので現像装置が大型化することがな
い。さらに,第2開口部には現像剤の通過を阻止するフ
ィルタが設けられているので,気流は排出されるが現像
剤は排出されることなくハウジング内部へ回収される。
従って,第2開口部から現像装置外への現像剤の漏洩も
防止されている。
【0040】また,フィルタとして導電性のものを用い
るとともに,現像ローラとフィルタとの間に,現像剤を
現像ローラ側に引き寄せる向きの電圧を印加する電極を
有することにより,現像剤が現像ローラの回転に伴い現
像ローラに引き寄せられつつ確実にハウジング内へ回収
されるので,フィルタに現像剤が滞留することなく排気
が行われる。
【0041】あるいは,第2開口部付近に電極を取りつ
けることにより,現像ローラと第2開口部との間に,現
像剤を現像ローラ側に引き寄せる向きの電圧を印加する
ことができる。これにより,現像剤は現像ローラに引き
寄せられつつ確実にハウジング内へ回収されるので,第
2開口部から現像剤が漏洩することなく排気が行われ
る。さらにその電極が,第2開口部に対し現像ローラの
回転方向上流側に位置するようにすると,現像剤の粉煙
を含む気流は第2開口部を通過する前に現像剤と気流に
分離されて,第2開口部へは気流のみが導かれる。従っ
て,第2開口部から現像剤が漏洩することなく排気を行
うことができる。
【0042】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,現像装置を大型化することなく,ハウジングの
内圧の上昇を防止して,現像剤粉煙による画像形成装置
内の汚染を防ぐ現像装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る現像装置であ
る。
【図2】第1の実施の形態に係る第2開口部の詳細を示
す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る第2開口部の
詳細を示す断面図である。
【図4】第2開口部の上面図である。
【図5】第2開口部の上面図である。
【図6】第2開口部の上面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る第2開口部の
断面図である。
【図8】第3の実施の形態に係る第2開口部の詳細を示
す断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る現像装置の断
面図である。
【図10】従来の現像装置を示す断面図である。
【図11】比較例の現像装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 感光体 3 現像ローラ 4 第1開口部 11 ハウジング 12 フィルタ 15 第2開口部 113 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱道 優 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 吉本 真一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H073 AA10 BA15 CA03 2H077 AA15 AD02 AD06 AD13 AD18 AD35 BA08 CA11 EA03 FA19 FA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を表面に担持して回転する現像剤
    担持体と,現像剤および前記現像剤担持体を収容すると
    ともに第1開口部が形成されているハウジングとを有
    し,前記現像剤担持体が前記第1開口部から外部に臨ん
    でいる現像装置において,前記ハウジングにおける,前
    記現像剤担持体の回転方向下流側の位置に第2開口部が
    形成されており,前記第2開口部に,現像剤の通過を阻
    止する阻止手段を有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する現像装置において,
    前記阻止手段はフィルタを含むことを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する現像装置において,
    前記フィルタは導電性であり,前記現像剤担持体と前記
    フィルタとの間に,現像剤を前記現像剤担持体側に引き
    寄せる向きの電圧を印加する電圧印加手段を有すること
    を特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する現像装置において,
    前記阻止手段は,前記現像剤担持体と前記第2開口部と
    の間に,現像剤を前記現像剤担持体側に引き寄せる向き
    の電圧を印加する電圧印加手段を含むことを特徴とする
    現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する現像装置において,
    前記第2開口部における,前記現像剤担持体の回転方向
    上流側の位置に電極が設けられており,前記電圧印加手
    段は,前記現像剤担持体と前記電極との間に電圧を印加
    することを特徴とする現像装置。
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