JP2000122157A - Aeファインダ - Google Patents

Aeファインダ

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JP2000122157A
JP2000122157A JP10293433A JP29343398A JP2000122157A JP 2000122157 A JP2000122157 A JP 2000122157A JP 10293433 A JP10293433 A JP 10293433A JP 29343398 A JP29343398 A JP 29343398A JP 2000122157 A JP2000122157 A JP 2000122157A
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JP
Japan
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aperture value
finder
lens
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camera body
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JP10293433A
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English (en)
Inventor
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメータモードにおいて測光結果を
分かりやすく表示するAEファインダを提供する。 【解決手段】 モード切換スイッチを操作してAEファ
インダをフラッシュメータモードにセットすると、AE
ファインダ制御回路は、本体MPUからカメラ本体に装
着されているレンズユニットのレンズ番号を取得した
後、メモリに記憶されている対照表を参照してレンズユ
ニットの開放絞り値と最小絞り値から絞り値表示可能範
囲を設定する。テスト発光ボタンの押圧操作して被写体
に向けてストロボ光を照射し、被写体光を測光する。A
Eファインダ制御回路から本体MPUに測光データが入
力されと、本体MPUはフイルム感度データとから適正
な絞り値を算出してAEファインダ制御回路に入力す
る。絞り値はレンズユニットの開放絞り値,最小絞り値
と比較され、絞り値表示可能範囲内にあればそのまま液
晶パネルに表示され、絞り値表示可能範囲外であれば開
放絞り値または最小絞り値のうち適正絞り値に近い方が
点滅表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TTLフラッシュ
メータ機能を備えたAEファインダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ブローニーフイルムを使用する中判カメ
ラとして、カメラ本体に、シャッタ内蔵のレンズユニッ
ト,写真フイルムを収納するフイルムホルダ,ファイン
ダ等の複数の撮影ユニットを適宜に装着することによっ
て様々な条件の撮影に対応することができるシステマチ
ックな一眼レフカメラが知られている。前記ファインダ
には、一般的なウエストレベルファインダの他、絞り優
先AE等の自動露出を可能にするAEファインダがあ
り、容易に交換できるようになっている。
【0003】このようなAEファインダの中には、TT
L(through the taking lens )フラッシュメータ機能
を備えたものが知られている(特許第2540597号
公報,特許第2560079号公報)。このAEファイ
ンダは、定常光(通常の被写界光)を測光する測光回路
と、フラッシュ光による被写界を測光する測光回路とを
有し、スイッチの切替によって定常光測光モードとフラ
ッシュ光測光モード(フラッシュメータモード)とを切
り換えることができる。
【0004】フラッシュメータモード時にシンクロテス
トボタンを操作すると、フラッシュ光を光源とした被写
界光の測光が開始され、予め設定してあるシャッタスピ
ードに相当する時間だけ測光出力を積分した値に基づい
て絞り値が演算される。そして、この絞り値が適正範囲
内にあるか否かが判定され、液晶表示部においてエラー
表示または露出値の表示データの更新が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報では、上述の
ように、液晶表示部において露出値の表示データが更新
されるとしてあるが、実際にどのように表示されるのか
明瞭に記載されていない。また、エラー表示の場合、単
にエラーである旨の表示を行っても、実際にどのように
撮影条件を変更すれば適正になるのかが明瞭に分からな
いので、適正である旨の表示が出るまで試行錯誤を繰り
返さなければならない。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためのもので、フラッシュメータモードにおいて測光結
果を分かりやすく表示するAEファインダを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のAEファインダは、撮影レンズが着脱自
在に取り付けられるとともにストロボ装置が接続可能な
一眼レフカメラのカメラ本体に設けられ、前記撮影レン
ズを通った被写体光をカメラ本体内のミラーを介して測
光するTTL測光手段を有するAEファインダにおい
て、前記撮影レンズが開放絞りの状態でストロボ装置を
テスト発光してTTL測光し、この測光結果に基づいて
撮影レンズの適正な絞り値を表示するフラッシュメータ
モードを備えるとともに、カメラ本体に接続されている
撮影レンズの識別情報を取得し、この識別情報に応じて
フラッシュメータモード時の絞り値表示可能範囲を設定
するものである。
【0008】また、前記絞り値表示可能範囲は、カメラ
本体に接続されている撮影レンズの開放絞り値と最小絞
り値とを両端としたものである。また、前記撮影レンズ
の適正絞り値が絞り値表示可能範囲外にあるとき、前記
撮影レンズの開放絞り値もしくは最小絞り値のいずれか
近い方を表示するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のAEファインダを装着し
たカメラ2の外観図である図2、及びカメラ2を構成す
る各撮影ユニットの回路構成のブロック図である図3に
示すように、カメラ2は、カメラ本体3と、このカメラ
本体3の背面側に取り付けられるフイルムホルダ4と、
カメラ本体3の前面側に取り付けられる撮影レンズとし
てのレンズユニット5と、カメラ本体3の上部に取り付
けられるAEファインダ6等の各種撮影ユニットの組み
合わせによって構成されている。
【0010】カメラ本体3は、前面側と背面側とが開放
された箱形状となっており、下部にはピント調節を行う
ためのピント調節機構8が設けられている。カメラ本体
3の前面側には伸縮自在のベローズ9が取り付けられて
おり、背面側にはフイルムホルダ4が取り付けられてい
る。ベローズ9の他端は、レンズユニット5が取り付け
られるレンズボード10に取り付けられ、レンズユニッ
ト5からフイルムホルダ4の間の撮影光路を光密に遮光
する。
【0011】レンズユニット5は、レンズ11と、絞り
兼用のシャッタ装置と、このシャッタ装置の動作回数を
記憶するEEPROMとが内部に組み込まれている。シ
ャッタ装置は、非撮影時には開放されているため、レン
ズ11を通過した被写体光はレンズボード10とベロー
ズ9とを通過してカメラ本体3内に入射する。
【0012】また、レンズユニット5の背面側とレンズ
ボード10の前面側とには、レンズユニット5のシャッ
タ装置及びEEPROMと、カメラ本体3内に組み込ま
れた制御回路である本体MPU12及び電源回路13と
を電気的に接続するためのコネクタがそれぞれ設けられ
ている。そして、レンズボード10とカメラ本体3との
間は、ベローズ9内に収められた配線コードによって電
気的に接続されている。前記本体MPU12は、CP
U,RAM,ROM,シャッタの駆動・制御を行う回
路,フィルムホルダ4及びAEファインダ6との間で信
号の入出力を制御する回路,カメラ本体3の上面に設け
られた液晶パネルを駆動する回路,A/D変換器等から
構成されている。
【0013】フイルムホルダ4内には、ブローニーサイ
ズの写真フイルムが装填される。このフイルムホルダ4
は、カメラ本体3に対して撮影光軸を中心に回動自在と
されており、カメラ2の位置を変えずにフイルムホルダ
4を回転させることで、撮影画面の縦横を切り換えるこ
とができる。フイルムホルダ4の上面には、装填されて
いる写真フイルムの各種情報や、カメラ2自体の情報を
表示する液晶パネル14と、この液晶パネル14の表示
を切り換えるための各種スイッチとが設けられている。
【0014】また、カメラ本体3の背面側とフイルムホ
ルダ4の前面側とには、カメラ本体3内の本体MPU1
2及び電源回路13と、フイルムホルダ4内の制御回路
とを電気的に接続するコネクタがそれぞれ設けられてい
る。なお、カメラ本体3側には、回動したフイルムホル
ダ4のコネクタに接続できるように、コネクタが2箇所
に設けられている。
【0015】カメラ本体3内には、詳しくは図示しない
が、背面側の開口を開閉する遮光板とミラーとが設けら
れている。遮光板が開口を閉ざしているときにはフイル
ムホルダ4内が遮光され、レンズ11とベローズ9とを
通過してきた被写体光は、ミラーによって上方のAEフ
ァインダ6に向けて反射される。
【0016】AEファインダ6は、ミラーの反射によっ
て入射した被写体光を屈曲させて正立正像で見られるよ
うにするアングルファインダと同等のファインダ光学系
と、例えば画面中央部の被写体光を重点的に受光して光
電変換する受光素子15と、この受光素子15から入力
される輝度信号にA/D変換等の処理を行い、測光デー
タとしてカメラ本体3の本体MPU12に入力するとと
もに、本体MPU12から入力されたシャッタ速度や絞
り値等の情報をファインダ内のバックライト付きの液晶
パネル16に表示するAEファインダ制御回路17等か
らなる。なお、受光素子15による測光はレンズユニッ
ト5の絞りが開放の状態で行われる。
【0017】AEファインダ6の下部とカメラボディ3
の上面とには、AEファインダ制御回路17をカメラ本
体3内の本体MPU12及び電源回路13とに電気的に
接続するためのコネクタがそれぞれに設けられている。
【0018】AEファインダ制御回路17は、絞り優先
AEモードとTTLフラッシュメータモード(以下フラ
ッシュメータモードという)とを有しており、このモー
ド切換はAEファインダ6のケース側面に設けられたモ
ード切換スイッチ18により行われる。なお、モード切
換スイッチ18の近傍には、絞り優先AEモードを表す
文字「AE」と、フラッシュメータモードを表す文字
「FL」とが刻印されている。
【0019】絞り優先AEモードでは、カメラ本体3の
シャッタボタン19の半押し操作に応答して測光データ
を本体MPU12に入力する。本体MPU12は、レン
ズユニット5にセットされている絞り値データと、フイ
ルム感度データと、AEファインダ制御回路17から入
力された測光データとに基づいて適正なシャッタ速度を
算出し、これを液晶パネル16に表示する。また、シャ
ッタボタン19を全押しした場合には、AEファインダ
制御回路17は、ミラーが上昇を開始する直前の測光デ
ータを本体MPU12に入力する。本体MPU12は、
この測光データ,絞り値データ,フイルム感度データに
基づいて算出したシャッタ速度でレンズユニット5のシ
ャッタ装置を駆動する。
【0020】フラッシュメータモードでは、AEファイ
ンダ制御回路17は、本体MPU12からカメラ本体3
に装着されているレンズユニット5の識別情報であるレ
ンズ番号を取得した後、書換可能なEEPROM等のメ
モリ20に記憶されている下記の表1,表2に示すよう
な対照表を参照してレンズ番号に対応するレンズユニッ
ト5の開放絞り値と最小絞り値を得る。これにより、レ
ンズユニット5の開放絞り値と最小絞り値を両端とする
ストロボ使用時の絞り値表示可能範囲が特定される。そ
して、AEファインダ制御回路17は、カメラ本体2に
設けられたテスト発光ボタン21の押圧操作に応答して
ストロボ装置からストロボ光が被写体に向けて照射され
た際の被写体光を絞り開放状態で測光し、この測光デー
タを本体MPU12に入力する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】本体MPU12は、AEファインダ制御回
路17から入力された測光データに基づいて適正な絞り
値を算出してAEファインダ制御回路17に入力する。
AEファインダ制御回路17は、本体MPU12から入
力された絞り値をレンズユニット5の開放絞り値,最小
絞り値と比較し、絞り値表示可能範囲内にあればそのま
まファインダ内の液晶パネル16とカメラ本体3の液晶
パネルに表示し、絞り値表示可能範囲外であれば開放絞
り値または最小絞り値を点滅表示する。
【0024】カメラ本体3の一方の側面には、操作パネ
ル22が設けられている。この操作パネル22には、マ
ニュアルモードでシャッタ速度を選択するとともにマニ
ュアルモードとAEモード(絞り優先AE)の切り換え
を行うシャッタ速度調節ダイヤル23と、カメラ2の電
源スイッチを兼ねるとともにフイルム巻上げの給送モー
ド切り換え(1コマ撮りモード,連写モード等)を行う
モード切換ダイヤル24とが設けられている。
【0025】操作パネル22の下方には、前述のシャッ
タボタン19,テスト発光ボタン21の他、シンクロ接
点25等が設けられている。このシンクロ接点25に
は、シンクロケーブルやスレーブユニット等を介してス
トロボ装置26が接続される。また、テスト発光ボタン
21及びシンクロ接点25は、カメラ本体3内に設けら
れたシンクロ制御回路27に接続されている。
【0026】操作パネル22と反対側のカメラ本体3の
側面には、カメラ2の電源となるバッテリーパック28
が取り付けられる。このバッテリーパック28は、カメ
ラ本体3内に形成された電源回路13に接続され、カメ
ラ本体3,フイルムホルダ4,AEファインダ6に電源
を供給する。
【0027】カメラ3本体の上面には、撮影可能か否か
等のカメラの状態と、電池残量,異常露出等の警告やエ
ラー表示を行う液晶パネル29が設けられている。液晶
パネル29の背後には、暗い場所でも表示内容を確認で
きるように、液晶パネル29を背後から照明するバック
ライト30が組み込まれている。液晶パネル29の近傍
には、バックライト30を点灯させるための点灯用スイ
ッチであるバックライトスイッチ31が設けられてい
る。このバックライトスイッチ31は、AEファインダ
6の電源スイッチを兼ねている。
【0028】ピント調節機構8は、本体部8の下面に取
り付けられたベース部33と、このベース部33から前
方に向かって突出された一対のフォーカシングレール3
4,35と、このフォーカシングレール34,35に沿
って移動自在とされ、上部に前述のレンズボード10が
取り付けられたスライド部36とからなる。スライド部
36の側方には、スライド部36をフォーカシングレー
ル34,35に沿って移動させる際に操作する操作ノブ
37が回転自在に取り付けられている。操作ノブ37を
回転操作すると、スライド部36がフォーカシングレー
ル34,35に沿って移動し、カメラ本体3とレンズユ
ニット5との距離を変化させることによりピント調節が
行われる。
【0029】レンズボード10は、スライド部36の上
部に取り付けられたフレーム部39に取り付けられてい
る。このフレーム部39は、スライド部36のスライド
方向と直交する左右方向でスライド自在であるとともに
回動自在とされている。また、レンズボード10は、フ
レーム部39の回動方向に対して直交する上下方向で回
動自在となるように、フレーム部39に取り付けられて
いる。これにより、カメラ2は自由度の高いアオリ撮影
を行うことができる。なお、図2に示す符号5aは、レ
ンズユニット5の絞りを可変する絞りレバーである。
【0030】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。カメラ本体3に写真フイルムが装填されたフイルム
ホルダ4,レンズユニット5,AEファインダ6を取り
付け、モード切換ダイヤル24を操作してカメラ2の電
源をオンにすると、カメラ本体3内に組み込まれた本体
MPU12が、各撮影ユニットとのコネクタを介して接
続されている撮影ユニットを検出し、電源回路13から
電源を供給する。
【0031】AEファインダ6は、カメラ2の電源がオ
ンしている状態でバックライトスイッチ31を操作する
ことによりオンされる。AEファインダ6のモード切換
スイッチ18が絞り優先AEモードにセットされている
状態でシャッタボタン19を半押し操作すると、受光素
子15が駆動され、受光素子15から出力された輝度信
号は、AEファインダ制御回路17によってA/D変換
等の電気的な処理が行われた後、測光データとして本体
MPU12に入力される。
【0032】本体MPU12は、この入力された測光デ
ータ,レンズユニット5の絞り値データ,フイルム感度
データ等の露出決定データによって適正なシャッタ速度
値を算出する。そして、シャッタ速度調節ダイヤル23
がAEモードにセットされていると、前記シャッタ速度
値がそのままレンズユニット5の絞り値等とともにファ
インダ内の液晶パネル16に表示される。マニュアルモ
ードの時には、シャッタ速度調節ダイヤル23によって
セットされたシャッタ速度値との差が表示される。な
お、本体MPU12への測光データの入力は、AEファ
インダ6がオン状態の間に短い一定間隔(例えば0.1
秒間隔)で実行され、液晶パネル16の表示情報はリア
ルタイムに更新される。
【0033】次に、モード切換スイッチ18を操作して
フラッシュメータモードにセットすると、図1に示すよ
うに、AEファインダ制御回路17は、本体MPU12
からカメラ本体3に装着されているレンズユニット5の
レンズ番号を取得した後、メモリ20に記憶されている
対照表を参照してレンズユニット5の開放絞り値と最小
絞り値から絞り値表示可能範囲を特定する。例えば、レ
ンズユニット5がレンズ番号L8であった場合には、絞
り値表示可能範囲はF5.6〜F45となる。
【0034】シンクロ接点25にシンクロケーブルを介
してストロボ装置26を接続し、テスト発光ボタン21
の押圧操作すると、シンクロ制御回路27によりシンク
ロ接点25を介してストロボ装置26にテスト用のシン
クロ信号が送出され、ストロボ装置26のストロボ発光
部から被写体に向けてストロボ光が照射される。これと
同期して受光素子15が被写体からの反射光を受光し、
AEファインダ制御回路17から測光データが本体MP
U12に送出される。
【0035】測光データを受け取った本体MPU12
は、フイルム感度データとから適正な絞り値を算出して
AEファインダ制御回路17に入力する。AEファイン
ダ制御回路17に入力された絞り値は、レンズユニット
5の開放絞り値,最小絞り値と比較され、絞り値表示可
能範囲内にあればそのまま液晶パネル16,29に表示
され、絞り値表示可能範囲外であれば開放絞り値(例え
ばF5.6)または最小絞り値(例えばF45)のうち
適正絞り値に近い方が液晶パネル16,29に点滅表示
される。
【0036】例えば、開放絞り値が点滅表示された時に
は、被写体に照射されるストロボ光量が適正レベルより
少ないことが分かるから、撮影者はストロボ装置26の
発光光量をアップしたり、ストロボ発光部を被写体に近
づけたりして、被写体に照射されるストロボ光量を増加
させてから、再びテスト発光ボタン21を押圧して再測
光する。この操作を本体MPU12で算出された適正絞
り値が液晶パネル16,29に正常に表示(連続点灯表
示)されるまで繰り返し行う。また、最小絞り値が点滅
表示された時には、開放絞り値が点滅表示された時と逆
に、被写体に照射されるストロボ光量が過剰であること
が分かるから、ストロボ発光部を被写体から遠ざける等
により被写体へのストロボ光の照射量を減らしてから再
テスト発光・再測光を行う。
【0037】適正絞り値が正常に表示されると、適正絞
り値は絞り値表示可能範囲内に入っているから、レンズ
ユニット5の絞りレバー5aを操作してレンズユニット
5の絞りを液晶パネル16,29に表示された適正絞り
値にセットする。そして、シャッタボタン19を全押し
すると、レンズユニット5のシャッタ装置が開放状態か
ら一旦閉じた後、ミラー上昇→ストロボ光照射→シャッ
タ開閉→ミラー降下→1コマ給送→シャッタ開のシーケ
ンスが実行され、フイルムホルダ4のアパーチャにセッ
トされた写真フイルムに適正露出で被写体像が露光され
る。
【0038】なお、本実施形態では、レンズユニット5
のシャッタ装置はレンズシャッタであるから、ストロボ
装置と全てのシャッタ速度で同調する。したがって、ス
トロボ撮影時のシャッタ速度は、背景の明るさ調節等の
意図で任意に設定できる。
【0039】以上説明した実施形態では、レンズ番号を
取得してメモリのテーブルを参照しレンズユニットの開
放絞り値と最小絞り値を得るようにしたが、レンズユニ
ット内のROMに開放絞り値と最小絞り値を記憶させて
おき、これを直接読み込んでもよい。また、上記実施形
態では、絞り値表示可能範囲は、カメラ本体に接続され
ているレンズユニットの開放絞り値と最小絞り値とを両
端とする範囲としたが、本発明はこれに限定されず、例
えば初心者向けになんらかの制限を設けて絞り値表示可
能範囲をレンズユニットの開放絞り値と最小絞り値とを
両端とする範囲より狭めてもよい。
【0040】また、上記実施形態では、算出された適正
絞り値がレンズユニットの絞り値表示可能範囲外の場合
に適正絞り値に近い方の開放絞り値か最小絞り値のどち
らか一方を点滅表示するようにしたが、例えば絞り値表
示可能範囲外であっても算出された適正絞り値を表示
(点滅や特定の色等の表示で注意を促す)し、撮影者が
この適正絞り値が絞り値表示可能範囲内に入るように、
撮影条件を変更するようにしてもよい。
【0041】また、AEファインダの測光方式を中央部
重点測光としたが、例えば画面の狭い中央部のみを測光
して画面の周辺部は測光しないスポット測光としてもよ
く、また中央部重点測光とスポット測光とを切替可能に
してもよい。
【0042】また、上記実施形態は、ブローニータイプ
の写真フイルムを用いるフイルムホルダ着脱式でかつフ
ァインダ着脱式の一眼レフカメラに適用した例であった
が、本発明はこれに限定されることなく、例えば135
タイプ等の写真フイルムをカメラ本体内に装填するファ
インダ固定式の一眼レフカメラ等にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のAEファ
インダによれば、撮影レンズが開放絞りの状態でストロ
ボ装置をテスト発光してTTL測光し、この測光結果に
基づいて撮影レンズの適正な絞り値を表示するフラッシ
ュメータモードを備えるとともに、カメラ本体に接続さ
れている撮影レンズの識別情報を取得し、この識別情報
に応じてフラッシュメータモード時の絞り値表示可能範
囲を設定するようにしたので、フラッシュメータモード
時の測光結果を分かりやすく表示することができる。ま
た、前記絞り値表示可能範囲は、カメラ本体に接続され
ている撮影レンズの開放絞り値と最小絞り値とを両端と
する範囲としたので、撮影レンズのセット可能な全ての
絞りを有効に使用してストロボ撮影を行うことができ
る。また、前記撮影レンズの適正絞り値が絞り値表示可
能範囲外にあるとき、前記撮影レンズの開放絞り値もし
くは最小絞り値のいずれか近い方を表示するので、撮影
条件の変更方向が明瞭に分かり、少ない試行錯誤で最適
な撮影条件を整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュメータモードのシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図2】AEファインダを装着したカメラの外観を示す
斜視図である。
【図3】カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 カメラ 3 カメラ本体 5 レンズユニット 6 AEファインダ 12 本体MPU 15 受光素子 17 AEファインダ制御回路 18 モード切換スイッチ 20 メモリ 21 テスト発光ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 寿 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2H002 CD07 CD08 CD13 DB06 FB53 JA02 2H080 CC05 EE00 2H101 EE08 EE23 EE25 2H102 AA03 AA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズが着脱自在に取り付けられる
    とともにストロボ装置が接続可能な一眼レフカメラのカ
    メラ本体に設けられ、前記撮影レンズを通った被写体光
    をカメラ本体内のミラーを介して測光するTTL測光手
    段を有するAEファインダにおいて、 前記撮影レンズが開放絞りの状態でストロボ装置をテス
    ト発光してTTL測光し、この測光結果に基づいて撮影
    レンズの適正絞り値を表示するTTLフラッシュメータ
    モードを備えるとともに、カメラ本体に接続されている
    撮影レンズの識別情報を取得し、この識別情報に応じて
    TTLフラッシュメータモード時の絞り値表示可能範囲
    を設定することを特徴とするAEファインダ。
  2. 【請求項2】 前記絞り値表示可能範囲は、カメラ本体
    に接続されている撮影レンズの開放絞り値と最小絞り値
    とを両端とする範囲であることを特徴とする請求項1記
    載のAEファインダ。
  3. 【請求項3】 前記撮影レンズの適正絞り値が絞り値表
    示可能範囲外にあるとき、前記撮影レンズの開放絞り値
    もしくは最小絞り値のいずれか近い方を表示することを
    特徴とする請求項1または2記載のAEファインダ。
JP10293433A 1998-10-15 1998-10-15 Aeファインダ Pending JP2000122157A (ja)

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