JP2000121127A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000121127A
JP2000121127A JP10297115A JP29711598A JP2000121127A JP 2000121127 A JP2000121127 A JP 2000121127A JP 10297115 A JP10297115 A JP 10297115A JP 29711598 A JP29711598 A JP 29711598A JP 2000121127 A JP2000121127 A JP 2000121127A
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Japan
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air
bathroom
ventilation
room
hot water
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JP10297115A
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English (en)
Inventor
Koichi Saruhashi
浩一 猿橋
Hiroshi Miyauchi
拓 宮内
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱衣室に換気ファンを設けない場合でも脱衣
室の換気を行うことができる空気調和機を提案する。 【解決手段】 温水エアコン10は、暖房や乾燥、換気
を図る浴室100及び脱衣室102の天井裏に配置され
た室内ユニット16、18などから成る室内機、室外に
設置される室外機14、脱衣室102内の内壁面に設置
されるメインリモコン104M、台所などの離れた所に
設置されるサブリモコン104S等によって構成されて
いる。脱衣室102の換気を行う場合には、浴室100
の換気を行うとともに、脱衣室102内の空気を循環さ
せる。このため、図中矢印B方向へ脱衣室102内の空
気が流れ、この空気が換気用のダクト82から排気され
るので、脱衣室102内が換気される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、詳細には、浴室及び脱衣室の換気を行うことができ
る空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、居室等には室内の空気調和を
図る空調装置(以下「エアコン」という)が設けられる
のが一般的となっているが、近年では浴室や脱衣室など
もエアコンを設置することが望まれる場合がある。この
ような要求はエアコンの小型化、低価格化、省エネルギ
ー化が進み、エアコンが普及するに従って多くなってい
る。
【0003】また、従来より、浴室にはカビ等が生えや
すいため、このカビ等を防止するために浴室の換気を行
うのが一般的となっているが、最近では浴室の他に脱衣
室の換気を行いたいという要望も多い。ところが、従来
においては脱衣室の換気を行う場合には、脱衣室専用に
換気ファンを設けていたため、換気ファンの施工等を含
めてコストがかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、脱衣室に換気ファンを設けな
い場合でも脱衣室の換気を行うことができる空気調和機
を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、空気の連通する空気口を有して隣接配置された浴室
及び脱衣室の空気調和を図る空気調和機において、前記
脱衣室内の空気を循環させる送風手段と、前記浴室内の
空気を屋外へ排気する排気手段と、を備え、前記排気手
段により前記脱衣室内の空気を前記空気口及び前記浴室
を介して屋外へ排気することにより、前記脱衣室の換気
を行うことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記脱衣室内の
換気を行う場合、前記送風手段及び前記排気手段を駆動
することを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記浴室内の暖
房運転を行っている場合、前記脱衣室内の換気を禁止す
る禁止手段をさらに有することを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、浴室及び脱
衣室は空気の連通する空気口を有して隣接配置されてい
る。そして、脱衣室の換気を行うにあたっては、排気手
段により、脱衣室内の空気を空気口及び浴室を介して屋
外へ排気する。すなわち、排気手段により浴室内の空気
が吸引されると、空気口から脱衣室の空気も吸引されて
屋外へ排気される。これにより、浴室内の換気が図られ
るとともに、脱衣室内の換気をも行うことができる。こ
のため、脱衣室に換気を行うためのファンを設ける必要
がない。
【0009】また、脱衣室の換気を促進させるために、
請求項2記載の発明のように、脱衣室内の換気を行う場
合には、前記送風手段及び前記排気手段を駆動すること
が望ましい。このようにすれば、送風手段により脱衣室
内の空気が循環されるので、脱衣室から浴室への空気の
流れがよくなり、効率よく脱衣室の換気を行うことがで
きる。
【0010】ところで、冬などにおいて浴室を暖房して
入浴している場合に脱衣室の換気を行うと、上記のよう
に浴室の換気も同時に行われるため、冷風感を感じてし
まう。そこで、請求項3記載の発明のように、浴室内の
暖房運転を行っている場合には、脱衣室内の換気を禁止
手段により禁止することが望ましい。これにより、入浴
中でも浴室内の換気を行うことがないため、入浴中に冷
風感を感じさせてしまうことがない。なお、浴室の暖房
運転は温水を用いて行うようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1には、温水エアコン10を浴室100
及び脱衣室102に適用した場合の概略構成が示されて
いる。図1に示されるように、温水エアコン10は、暖
房や乾燥、換気を図る浴室100及び脱衣室102の天
井裏に配置された室内ユニット16、18などから成る
室内機12、室外に設置される室外機14、脱衣室10
2内の内壁面に設置されるメインリモコン104M、台
所など浴室100及び脱衣室102から離れた所に設置
されるサブリモコン104S等によって構成されてい
る。
【0013】この温水エアコン10では、温水の循環に
よって暖房運転を行う。図2に示す如く、温水エアコン
10の室内ユニット16、18には、温水が循環される
温水用の熱交換器である放熱器20、22がそれぞれ備
えられている。
【0014】室内ユニット16、18の放熱器20、2
2は、例えばフレキシブルな温水配管(以下、「温水チ
ューブ」という)30A、30Bを介して室外機14に
接続されている。一方の温水チューブ30Aは、室外機
14の温水入口ニップル56Aへ接続され、他方の温水
チューブ30Bは、室外機14の温水出口ニップル56
Bへ接続されている。
【0015】また、室内機12の側では、温水チューブ
30Bが温水入口ニップル66Aへ接続され、この温水
入口ニップル66Aから温水開閉弁68を介して放熱器
17、18に接続され、温水チューブ30Aが温水出口
ニップル66Bを介して放熱器17、18に接続されて
いる。また、室外機14内では、温水出口ニップル56
Bが、温水熱交換器64、ポンプ62及びプレッシャタ
ンク60を介して温水入口ニップル56Aに接続されて
おり、これによって、室内機12と室外機14との間で
密閉された温水の循環路が形成されている。
【0016】なお、図2においては図示は省略したが、
室内ユニット16の温水の入口及び出口には循環する温
水の温度を検出する温水入口センサ32、温水出口セン
サ34が、室内ユニット18の温水の入口及び出口には
温水入口センサ36、温水出口センサ38がそれぞれ設
けられている。
【0017】室外機14には、機外から燃焼用のガスが
供給されるガスバーナー70が設けられており、このガ
スバーナー70によって温水熱交換器64を加熱するこ
とにより、温水熱交換器64内を通過する水から温水を
生成する。なお、ガスバーナー70は、ガス電磁弁18
0A、180B及びガス比例弁182を介してガスが供
給される。また、プレッシャタンク60は、プレッシャ
キャップ58を介してドレインタンク72に接続されて
おり、温水循環路を循環する水(例えば水道水)は、ド
レインタンク72を介して排出される。
【0018】温水エアコン10は、暖房運転時には、室
外機14のポンプ62及びガスバーナー70を作動させ
ると共に、室内機12に設けている温水開閉弁68を開
いて温水を循環させる。このとき、室外機14では、温
水熱交換器64と温水出口ニップル56Bの間に設けら
れている高温サーミスタ(図示省略)の検出温度が約8
0°C程度の所定温度(例えば82°C)となるように
温水熱交換器64を通過する温水を加熱しながら循環さ
せる。なお、温水開閉弁68の開度は、室内温度と設定
温度等に応じて設定される。
【0019】室外機14では、水温(温水の温度)が上
昇して内圧が所定値(例えば0.9kg/cmU)以上となる
と、プレッシャキャップ58の圧力弁が作動して、この
プレッシャキャップ58に設けている圧力逃がし口から
温水をドレインタンク72へ流出させて配管内の圧力上
昇を防止する。また、室外機14では、温水の温度が低
下して内圧が所定値未満となると、負圧弁が作動してド
レインタンク72から水を回収するようになっている。
なお、ドレインタンク72から溢れた水は、ドレイン配
管接続口から排出される。
【0020】室内ユニット16は図3に示す如く、ケー
シング40に囲われたダクト42の中に熱交換器である
放熱器20が配置されており、放熱器20の下方には循
環ファン44が配置されている。また、ダクト42は吸
気口46及び吹出口48が設けられており、循環ファン
44が回転駆動されると吸気口46から浴室100内の
空気が吸引され、吸引された空気が放熱器20によって
加熱されて吹出口48から再び浴室100内へ吹出され
るようになっている。これにより室内の空調を行うこと
が可能となっている。
【0021】さらに、吹出口48の近傍にはフラップ5
0が設けられており、このフラップ50は図示しない駆
動モータにより図中矢印方向へ向きを変えることができ
るようになっている。すなわち、フラップ50の向きを
変えることで室内へ吹出される空気の向きを変えること
ができるようになっている。なお、このフラップ50の
向きは手動によっても変えることができるようになって
いる。
【0022】また、ケーシング42内には換気用のダク
ト82が設けられており、一方は浴室100内の空気を
吸引するための吸気口84として、他方は吸引した空気
を排気するための排気口86として開口されている。ダ
クト82内には浴室100内を換気するための換気ファ
ン88が配置されており、この換気ファン88が回転駆
動することにより浴室100内の空気を吸気口84から
吸引し、排気口86から室外へ排気することにより室内
の換気が行われる。
【0023】室内ユニット18は図4に示す如く、ケー
シング200に囲われたダクト202の中に放熱器22
が配置されており、放熱器22の下方には循環ファン2
04が配置されている。また、ダクト202は吸気口2
06及び吹出口208が設けられており、循環ファン2
04が回転駆動されると吸気口206から脱衣室102
内の空気が吸引され、吸引された空気が放熱器22によ
って加熱されて吹出口208から再び浴室100内へ吹
出されるようになっている。これにより室内の空調を行
うことが可能となっている。
【0024】さらに、吹出口208の近傍にはフラップ
210が設けられており、このフラップ210は図示し
ない駆動モータにより図中矢印方向へ向きを変えること
ができるようになっている。すなわち、フラップ210
の向きを変えることで室内へ吹出される空気の向きを変
えることができるようになっている。なお、このフラッ
プ210の向きは手動によっても変えることができるよ
うになっている。
【0025】このように、室内ユニット18は室内ユニ
ット16と異なり、換気用のダクト及び換気ファンが設
けられていない。このため、室内ユニット16により脱
衣室100の換気ができるように、脱衣室102と浴室
100との間の壁面106の下方又はドアに脱衣室10
2から浴室100へ空気が抜けるようにスリット108
による空気口が設けられている。
【0026】また、図3においては図示は省略したが、
吸気口46の近傍には、吸引した空気の温度を検出する
ための吸込温度センサ47が設けられている。同様に、
室内ユニット18の吸気口の近傍にも吸込温度センサ4
9が設けられている。
【0027】図1に示す如く、室内ユニット16と室内
ユニット18は電源線110で接続されており、この電
源線110から電源(AC100V)が供給されること
により動作する。また、室内ユニット16には、図6に
示すようなメインリモコン104M及びサブリモコン1
04Sがリモコン信号線112を介して接続されてい
る。室内ユニット16は、これらのリモコンからの操作
信号に応じて通信線114を介して室外機14に制御信
号を送信することにより室外機14を制御するようにな
っている。
【0028】室内ユニット16は図5に示すように、マ
イコン120及び外部ROM121を備えたコントロー
ル基板122を備えている。コントロール基板122に
は、運転用の交流電力(100V)が漏電ブレーカ12
4を介して供給され、この交流電力は電源トランス12
6によって所定の電圧に降圧される。なお、電源トラン
ス126には温度ヒューズ128が接続されている。
【0029】また、コントロール基板122には、循環
ファン44を駆動するための循環ファンモータ130、
換気ファン88を駆動するための換気ファンモータ13
2が接続されており、この循環ファンモータ130、換
気ファンモータ132には運転コンデンサ134、13
6がそれぞれ接続されている。さらに、循環ファンモー
タ130は、電源周波数切換部138において、供給さ
れる交流電力の周波数に応じて50Hzか60Hzの何
れかに切り換えることができるようになっている。
【0030】その他に、コントロール基板122には温
水開閉弁68、吸込温度センサ47、温水入口センサ3
2、温水出口センサ34、メインリモコン104M、サ
ブリモコン104Sが接続されている。
【0031】マイコン120は、メインリモコン104
Mまたはサブリモコン104Sから送信された操作信号
を受信すると、この操作信号に基づいた空調運転を開始
する。すなわち、マイコン120は、メインリモコン1
04Mまたはサブリモコン104Sによって設定された
運転モード及び吸込み温度センサ47により検出された
吸込温度に基づいて循環ファン44や温水開閉弁68、
室外機14等を制御し、浴室100内が設定温度となる
ように空調運転を行う。このとき、マイコン120は所
定の時間間隔で吸込温度を検出して、この検出結果に基
づいて適切な室温が保たれるように制御する。なお、室
外機14は、マイコン等を含んで構成されるコントロー
ル基板を備えており、室内ユニット16から通信線11
4を介して送信される制御信号に基づいて制御されるよ
うになっている。
【0032】また、コントロール基板122には浴室切
換入力端子140が設けられており、この端子をジャン
パー線142等によりショート(短絡)するか、オープ
ン(開放)にすることにより温水エアコン10を適用す
る浴室の形体をユニットバスか在来バス(タイル張り等
のバス)かを設定することができるようになっている
(本実施の形態ではユニットバスに設定されている)。
また、外部ROM121には浴室の形体に応じた応じて
最適な空調制御を行うための情報が予め記憶されてお
り、この情報に基づいて空調制御を行う。なお、浴室の
形体の設定は、ジャンパー線142に限らず、スイッチ
を設けて切り換えるようにしてもよいし、浴室の形体を
外部ROM121に記憶させて、これをマイコン120
で読み込むことで切り換えるようにしてもよい。
【0033】室内ユニット18は図6に示すようにマイ
コン150を備えたコントロール基板152を備えてい
る。コントロール基板152には、運転用の交流電力
(100V)が室内ユニット16を介して端子154へ
供給され、この交流電力は電源トランス156によって
所定の電圧に降圧される。
【0034】また、コントロール基板152には、循環
ファン(図示省略)を駆動するための循環ファンモータ
158が接続されており、循環ファンモータ158には
運転コンデンサ160が接続されている。さらに、循環
ファンモータ158は、電源周波数切換部162におい
て、供給される交流電力の周波数に応じて50Hzか6
0Hzの何れかに切り換えることができるようになって
いる。
【0035】その他に、コントロール基板152には温
水開閉弁68、吸込温度センサ49、温水入口センサ3
6、温水出口センサ38が接続されている。
【0036】また、コントロール基板152はコントロ
ール基板122と通信線115で接続されており、メイ
ンリモコン104Mまたはサブリモコン104Sにより
脱衣室102に関する操作がなされるとコントロール基
板122から操作信号が送信され、この操作信号に基づ
いた空調運転を開始する。すなわち、マイコン150
は、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104
Sによって設定された運転モード及び吸込み温度センサ
49により検出された吸込温度に基づいて循環ファンモ
ータ158や温水開閉弁68、室外機14等を制御し、
浴室100内が設定温度となるように空調運転を行う。
このとき、マイコン150は所定の時間間隔で吸込温度
を検出し、この検出結果に基づいて適切な室温が保たれ
るように制御する。
【0037】また、コントロール基板152には換気連
動切換入力端子166が設けられており、この端子をジ
ャンパー線168等によりショート(短絡)するか、オ
ープン(開放)にすることにより、換気ファンを接続せ
ずに浴室100の室内ユニット16を利用して換気を行
うか、コネクタ170に換気ファンを接続して浴室10
0と独立して脱衣室102を換気することができるよう
にするかを設定することができるようになっており(本
実施の形態では換気ファンを接続していない)、マイコ
ン150ではそれぞれの設定に応じた空調制御を行うこ
とができるようになっている。なお、ジャンパー線16
8に限らず、スイッチを設けて切り換えるようにしても
よいし、換気ファンを接続するか否かの情報を外部RO
M等に記憶させて、これをマイコン150で読み込むこ
とにより切り換えるようにしてもよい。
【0038】図7には、メインリモコン104Mが示さ
れている。なお、サブリモコン104Sもメインリモコ
ン104Mと同様の構成であり詳細な説明は省略する。
メインリモコン104Mには、脱衣室用の換気・涼風ス
イッチ172及び暖房スイッチ173、浴室用の乾燥ス
イッチ174、換気スイッチ175及び暖房スイッチ1
76、切タイマー設定スイッチ177が配置されてい
る。
【0039】メインリモコン104Mでは、脱衣室用の
換気・涼風スイッチ172を操作することにより脱衣室
102内を換気する換気モードに設定され、暖房スイッ
チ173を操作することにより脱衣室102内を暖房す
る暖房モードに設定される。なお、換気・涼風スイッチ
172及び暖房スイッチ173は、スイッチを押すごと
に風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り
換わるようになっている。
【0040】同様に、浴室用の換気スイッチ175を操
作することにより浴室100内を換気する換気モードに
設定され、暖房スイッチ176を操作することにより浴
室100内を暖房する暖房モードに設定される。さら
に、乾燥スイッチ174を操作することにより浴室10
0内を乾燥する乾燥モードになる。なお、換気スイッチ
175及び暖房スイッチ176は、スイッチを押すごと
に風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り
換わり、乾燥スイッチ174は、スイッチを押すごとに
「衣類乾燥モード」、「壁面乾燥モード」、「切」の状
態に順次切り換わるようになっている。
【0041】なお、脱衣室102の換気中は浴室100
の暖房を禁止する必要があるので、脱衣室102の換気
中は暖房スイッチ176を操作しても受け付けないよう
になっている。これを示すために、脱衣室102の換気
中に暖房スイッチ176を操作した場合は、強風ランプ
178を0.5秒間隔で3回点滅させる。逆に、浴室1
00の暖房中は換気・涼風スイッチ172を操作しても
受け付けないようになっており、これを示すために、浴
室100の暖房中に換気・涼風スイッチ172を操作し
た場合は、強風ランプ179を0.5秒間隔で3回点滅
させる。
【0042】また、浴室の暖房モードにおいては、風量
を強風に設定した場合は主に浴室を予備暖房として暖め
る場合に適した制御が行われ、弱風に設定する場合は人
が入浴中に浴室を暖める場合に適した制御が行われるよ
うになっている。
【0043】さらに、切タイマー設定スイッチ177の
右側を押すごとに切タイマー残時間が2時間までは30
分ごとに、2時間を越えると1時間ごとに最大4時間ま
で切タイマーを設定できるようになっており、さらに押
すと12時間の切タイマーモードになるようになってい
る。また、切タイマー設定スイッチ177の左側を押す
ごとに切タイマー残時間が減っていくようになってい
る。
【0044】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0045】温水エアコン10では、メインリモコン1
04M、またはサブリモコン104Sの操作によって運
転モード、切タイマー時間等が設定され、該設定に応じ
た運転モードでの空調運転を開始する。
【0046】以下、ユーザがメインリモコン104Mま
たはサブリモコン104Sの換気・涼風スイッチ172
を操作して脱衣室の換気運転を選択した場合の換気制御
について、図8に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0047】図8に示すステップ300では、換気運転
が強風に設定されたか弱風に設定されたかを判断し、強
風に設定された場合には、ステップ302で循環ファン
モータ158を駆動して、吹出される風が強風となるよ
うに脱衣室の循環ファン204を回転させる。これによ
り、脱衣室102内の空気が吸気口206から吸込ま
れ、吸込まれた空気が吹出口208から比較的強い風と
なって吹出される。このため、図1において矢印A方向
に脱衣室102内の空気が流れる。なお、換気制御であ
るので、吸込まれた空気は放熱器22によって加熱され
ない。
【0048】次に、ステップ304で換気ファンモータ
132を駆動して、排気される風が強風となるように浴
室の換気ファン88を回転させる。これにより、浴室1
00内の空気が吸気口84により吸引され、吸引された
空気は排気口86より外へ比較的強い風となって排気さ
れる。このため、浴室100内が換気される。
【0049】また、浴室100と脱衣室102の間の壁
面106の下方はスリット108があるため、図1に示
すように、脱衣室102内の空気が浴室100内に吸引
されて、図中矢印B方向へ脱衣室102内の空気が流れ
る。このため、脱衣室102内の空気も吸気口84によ
り吸引され、吸引された空気は排気口86より外へ排気
される。このようにして、脱衣室102も浴室100と
同時に換気される。このとき、上述したように脱衣室1
02内の空気は循環されているので、脱衣室102内の
空気が浴室100内へ流れやすくなり、効率よく換気す
ることができる。
【0050】弱風に設定された場合には、ステップ30
6で循環ファンモータ158を駆動して、吹出される風
が弱風となるように脱衣室の循環ファン204を回転さ
せる。これにより、脱衣室102内の空気が吸気口20
6から吸込まれ、吸込まれた空気が吹出口208から比
較的弱い風として吹出される。このため、図1において
矢印A方向に脱衣室102内の空気が流れる。なお、換
気制御であるので、吸込まれた空気は放熱器22によっ
て加熱されない。次にステップ304へ進んで上述の制
御が行われる。
【0051】なお、脱衣室102の換気運転を選択した
場合には浴室100の換気ファン88は強風に設定され
るが、その後換気スイッチ175を操作することによ
り、弱風に設定することもできる。
【0052】なお、脱衣室102の換気中に暖房スイッ
チ176を操作した場合は強風ランプ178が0.5秒
間隔で3回点滅し、浴室100の暖房を行うことができ
ないことが示される。また、浴室100の暖房中に換気
・涼風スイッチ172を操作した場合は、強風ランプ1
79が0.5秒間隔で3回点滅し、脱衣室102の換気
を行うことができないことが示される。このため、浴室
100の暖房中(入浴中)に換気されることがないので
入浴中の人が冷風感を感じてしまうことがない。
【0053】このように、脱衣室102に換気ファンが
無い場合でも、浴室100の換気ファンを用いて脱衣室
102の換気を行うことができるので、低コストにする
ことができる。
【0054】なお、本実施の形態では、脱衣室の換気を
行う場合を例に説明したが、これに限らず、居室内を換
気する場合にも本発明を適用可能であることは言うまで
もない。
【0055】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の発明
によれば、脱衣室の換気を行うにあたっては、排気手段
により脱衣室内の空気を空気口及び浴室を介して屋外へ
排気するので、浴室内の換気が図られるとともに、脱衣
室内の換気をも行うことができ、脱衣室に換気を行うた
めのファンを設ける必要がなく、低コストで済む。
【0056】請求項2記載の発明によれば、脱衣室内の
換気を行う場合には、送風手段を駆動するので、脱衣室
内の空気が循環され、脱衣室から浴室への空気の流れが
よくなるので効率よく脱衣室の換気を行うことができ
る。
【0057】請求項3記載の発明によれば、浴室内の暖
房運転を行っている場合には、脱衣室内の換気を禁止手
段により禁止するようにしたので、入浴中でも浴室内の
換気を行うことがないため、入浴中に冷風感を感じさせ
てしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した温水エアコンの概略構
成図である。
【図2】本実施の形態に適用した温水エアコンの温水の
流路を示す概略系統図である。
【図3】浴室の室内ユニットを示す概略断面図である。
【図4】脱衣室の室内ユニットを示す概略断面図であ
る。
【図5】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図6】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図7】リモコンの操作パネルを示す概略正面図であ
る。
【図8】換気制御ルーチンの流れを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 温水エアコン(空気調和機) 12 室内機 14 室外機 16、18 室内ユニット 20、22 放熱器 42、202 ダクト 44 循環ファン 50、210 フラップ 64 温水熱交換器 68 温水開閉弁 70 ガスバーナー 88 換気ファン(排気手段) 100 浴室 102 脱衣室 204 循環ファン(送風手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の連通する空気口を有して隣接配置
    された浴室及び脱衣室の空気調和を図る空気調和機にお
    いて、 前記脱衣室内の空気を循環させる送風手段と、 前記浴室内の空気を屋外へ排気する排気手段と、 を備え、前記排気手段により前記脱衣室内の空気を前記
    空気口及び前記浴室を介して屋外へ排気することによ
    り、前記脱衣室の換気を行うことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 前記脱衣室内の換気を行う場合、前記送
    風手段及び前記排気手段を駆動することを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記浴室内の暖房運転を行っている場
    合、前記脱衣室内の換気を禁止する禁止手段をさらに有
    する請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021120601A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 三菱電機株式会社 空気調和換気システム

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JP2021120601A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 三菱電機株式会社 空気調和換気システム

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