JP2000120983A - 液体注入器 - Google Patents

液体注入器

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JP2000120983A
JP2000120983A JP10297375A JP29737598A JP2000120983A JP 2000120983 A JP2000120983 A JP 2000120983A JP 10297375 A JP10297375 A JP 10297375A JP 29737598 A JP29737598 A JP 29737598A JP 2000120983 A JP2000120983 A JP 2000120983A
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JP
Japan
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liquid
nozzle
tip
liquid injector
piezoelectric element
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Application number
JP10297375A
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English (en)
Inventor
Ryoji Yoneyama
良治 米山
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロマシンに対する精密な注油や接着剤
の塗布などに使用する液体注入器の吐出量管理を確実に
行なう。 【解決手段】 液体注入器(ディスペンサ)1はノズル
2を備えており、その先端2aから液体を吐出する。こ
のディスペンサ1は加振部7を備えており、ノズル2の
先端2aに残留する液体を振動により振り切る。常に、
液体が先端2aに残留しない状態で吐出作業が行なえる
ので、量管理が確実化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端から液体を吐
出するノズルを備えたディスペンサ型の液体注入器に関
する。
【0002】
【従来の技術】上述した液体注入器は例えば精密機械部
品に極微量の注油を定量的に行なう場合に使われる。あ
るいは、生化学や分析、検査などの分野において液体や
試薬などの一定量の分注に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した用途にディス
ペンサ型の液体注入器を使う場合、液体の吐出量の精度
と正確さが求められる。特に、液切れが悪くノズルの先
端に液滴を残すと、供給すべき液体の量に正確さを欠く
ことになる。ノズルの先端に残留する液滴の大きさは一
定ではなく、注入作業を行なう毎に残留量が異なり、精
度を欠くことになる。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明は、
先端から液体を吐出するノズルを備えたディスペンサ型
の液体注入器において、ノズルの先端に残留する液体を
振動により振り切る加振部を有することを特徴とする。
好ましくは、該加振部は圧電素子を用いる。あるいは、
該加振部は分銅とモータの組み合わせを用いてもよい。
本発明によれば、液体注入器の全体もしくはノズルを加
振部により振動させて、ノズルの先端に付着した液滴を
振り落とすことで、吐出量の確実な管理が可能になる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る液体注入
器の基本的な構成を示す模式的な斜視図である。図示す
る様に、本液体注入器1はノズル2を備えたディスペン
サ型であり、ノズル2の先端2aから液体を吐出する。
ディスペンサ型の液体注入器は例えば精密機械に極微量
(マイクロリットルオーダーあるいはサブマイクロリッ
トルオーダー)の注油を定量的に行なう際に用いられ
る。この場合、液体注入器1から吐出される液体は機械
油ということになる。但し、本発明に係る液体注入器の
用途はこれに限られるものではなく、極微量の液体の精
密な定量的吐出を行なう場合に広く利用可能である。例
えば、マイクロマシンの接着作業にも利用できる。
【0006】液体注入器1はノズル2に接続するシリン
ダ3を備えており、その内部に液体を貯蔵している。シ
リンダ3にはチューブ5が接続しておりコンプレッサ6
から圧力の供給を受ける。前述した様に、シリンダ3に
は機械油や接着剤などの液体が貯留されており、チュー
ブ5を通してコンプレッサ6から制御された気体圧を加
えることにより、ノズル2の先端2aから液体を滴下さ
せ、処理対象(図示せず)に液体を供給もしくは注入す
る。コンプレッサ6から供給される気体の圧力及び加圧
時間を制御することで、ノズル2から吐出される液体量
をマイクロリットルあるいはサブマイクロリットルのオ
ーダーで精密に制御できる。
【0007】本発明の特徴事項として、液体注入器1は
加振部7を備えており、ノズルの先端2aに残留する液
体を振動により振り切ることができる。本実施形態で
は、加振部7はノズル2の周囲に装着された圧電素子7
cを用いている。この圧電素子7cは円筒状であり、円
盤型の固定台9を介してノズル2の周囲に装着されてい
る。圧電素子7cの外周面に4枚の外周電極7a,7b
が交互に貼り付けられている。円筒状の圧電素子7cの
内周面には1枚の内周電極が形成されており、接地端子
となっている。外周電極7a,7b及び内周電極には振
動制御部(図示せず)が接続されている。外周電極7
a,7bと内周電極との間に振動制御部から交流電圧を
印加することで、矢印X,Yで示す二次元方向に振動を
励起させ、ノズル2にこの振動を伝達する。具体的に
は、ノズル2をX方向又はY方向に振動させて先端2a
に付着した液滴を振り切る時には、対向する外周電極7
a又は7bに交互に電圧を印加して圧電素子7cを屈曲
させ、ノズル2を対向する電極の方向(X方向又はY方
向)に振動させる。
【0008】図2は、図1に示した液体注入器の使用方
法の一例を示す模式図である。本例では液体注入器1を
用いてマイクロマシンに対する精密な注油を行なってい
る。但し、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ばマイクロマシンに対する精密な接着剤の塗布などにも
応用可能である。(A)に示す様に、液体注入器(以下
ディスペンサ)1のシリンダ3には予め機械油が貯留さ
れている。ディスペンサのノズル2を位置決めした状態
で、チューブ5を介してシリンダ3に所定の圧力を加
え、ノズル先端2aから機械油10を所定量だけ滴下す
る。(B)は注油作業が完了したところである。シリン
ダ3に対する加圧力が解除されると、機械油の吐出が停
止する。この時機械油の表面張力によりノズル先端に油
滴10aが残留する。この状態で次の給油作業を行なう
と油滴10aが余分に注油されるので、精密な量管理が
不可能になる。そこで、本発明では(C)に示す様に、
次の注油作業に移る前に、加振部7を駆動して、ノズル
2を振動させる。これにより、先端2aに付着した油滴
が振り切られる。この後注油を行なうことで、常に安定
した精密な計量管理が可能になる。
【0009】図3は、本発明に係る液体注入器の他の実
施形態を示す模式的な斜視図である。本実施形態もノズ
ル2、シリンダ3及びチューブ5を備えたディスペンサ
型である。図1に示した先の実施形態と異なる点は、加
振部7がシリンダ3の頭部に装着されており、ディスペ
ンサ全体を振動させてノズル先端2aに付着した液滴を
振り切る構造になっていることである。
【0010】図4は、図3に示した加振部7の具体的な
構成例を示す模式的な斜視図である。図示する様に、こ
の加振部はモータ71とその軸72に装着された分銅7
3とからなる。分銅73の重心は出力軸72の中心から
ずれていて、出力軸72の回転に応じてモータ71を振
動させる。モータ71には制御回路が接続されており、
その切り替え操作によりモータ71を回転させることに
よって振動を生じさせる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先端から液体を吐出するノズルを備えたディスペンサ型
の液体注入器において、ノズルの先端に残留する液体を
振動により振り切る加振部を設けることで、精密且つ確
実な液体の吐出量管理が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体注入器の実施形態を示す模式
的な斜視図である。
【図2】図1に示した液体注入器の使用方法を示す説明
図である。
【図3】本発明に係る液体注入器の他の実施形態を示す
模式的な斜視図である。
【図4】図3に示した液体注入器に組み込まれる加振部
の具体的な構成を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1・・・液体注入器(ディスペンサ) 2・・・ノズル、2a・・・先端 3・・・シリンダ 5・・・チューブ 6・・・コンプレッサ 7・・・加振部 7a・・・外周電極 7b・・・外周電極 7c・・・圧電素子 9・・・固定台 71・・・モータ 72・・・出力軸 73・・・分銅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端から液体を吐出するノズルを備えた
    ディスペンサ型の液体注入器において、ノズルの先端に
    残留する液体を振動により振り切る加振部を有すること
    を特徴とする液体注入器。
  2. 【請求項2】 該加振部は圧電素子を用いることを特徴
    とする請求項1記載の液体注入器。
  3. 【請求項3】 該加振部は分銅とモータの組み合わせを
    用いることを特徴とする請求項1記載の液体注入器。
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