JP2000120731A - 機械クラッチ - Google Patents
機械クラッチInfo
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- JP2000120731A JP2000120731A JP11287003A JP28700399A JP2000120731A JP 2000120731 A JP2000120731 A JP 2000120731A JP 11287003 A JP11287003 A JP 11287003A JP 28700399 A JP28700399 A JP 28700399A JP 2000120731 A JP2000120731 A JP 2000120731A
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- piston
- electrorheological fluid
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D37/00—Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive
- F16D37/02—Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive the particles being magnetisable
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D37/00—Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive
- F16D2037/005—Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive characterised by a single substantially radial gap in which the fluid or medium consisting of small particles is arranged
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Contacts (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被動車軸により任意に作動可能でカップリン
グが第二の車軸を解放可能な単純な構造のクラッチを提
供する。 【解決手段】 互いに確実に係合するために互いに歯合
する端部歯列をそれぞれ有する二つの要素11,21を
備え、回転可能に取り付けられて軸線方向に支持された
第一の要素11と、ハウジングと一体に回転する状態で
第一の要素11と係合するために第一の位置で軸線方向
の移動を阻止されると共に第一の要素11から回転分離
するために第二の位置まで移動可能な第二の要素21
と、第二の要素21の軸線方向移動を阻止するための装
置と、を含むクラッチにおいて、前記阻止装置が、形状
が可変で電気粘性流体が充填される空洞系と、第一、第
二の位置との間で移動可能で空洞系を画定し第二の要素
21に接続される移動部材と、形状固化目的で電気粘性
流体の少なくとも一部を磁化可能な電磁石37とを備え
たクラッチ。
グが第二の車軸を解放可能な単純な構造のクラッチを提
供する。 【解決手段】 互いに確実に係合するために互いに歯合
する端部歯列をそれぞれ有する二つの要素11,21を
備え、回転可能に取り付けられて軸線方向に支持された
第一の要素11と、ハウジングと一体に回転する状態で
第一の要素11と係合するために第一の位置で軸線方向
の移動を阻止されると共に第一の要素11から回転分離
するために第二の位置まで移動可能な第二の要素21
と、第二の要素21の軸線方向移動を阻止するための装
置と、を含むクラッチにおいて、前記阻止装置が、形状
が可変で電気粘性流体が充填される空洞系と、第一、第
二の位置との間で移動可能で空洞系を画定し第二の要素
21に接続される移動部材と、形状固化目的で電気粘性
流体の少なくとも一部を磁化可能な電磁石37とを備え
たクラッチ。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、互いに確実に係合
するために互いに歯合する端部歯列をそれぞれ有する二
つの要素を備えたクラッチであって、回転可能に取り付
けられて軸線方向に支持された第一の要素と、ハウジン
グと一体に回転する状態で第一の要素と係合するために
第一の位置で軸線方向の移動を阻止されると共に第一の
要素から回転可能に分離するために第二の位置まで移動
可能な第二の要素と、第二の要素を軸線方向移動を阻止
するための装置とを有するクラッチに関する。
するために互いに歯合する端部歯列をそれぞれ有する二
つの要素を備えたクラッチであって、回転可能に取り付
けられて軸線方向に支持された第一の要素と、ハウジン
グと一体に回転する状態で第一の要素と係合するために
第一の位置で軸線方向の移動を阻止されると共に第一の
要素から回転可能に分離するために第二の位置まで移動
可能な第二の要素と、第二の要素を軸線方向移動を阻止
するための装置とを有するクラッチに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一本
の被動車軸又は二本の被動車軸により任意に作動可能で
カップリングが第二の車軸を解放可能な自動車の動力伝
達装置での使用に特に適した、単純な構造のかかるクラ
ッチを提供することである。
の被動車軸又は二本の被動車軸により任意に作動可能で
カップリングが第二の車軸を解放可能な自動車の動力伝
達装置での使用に特に適した、単純な構造のかかるクラ
ッチを提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この目的は、阻止装置
が、以下の部品、即ち形状が可変で電気粘性流体(a mag
neto-rheological fluid)が充填される空洞系と、第一
の位置と第二の位置との間で移動可能で空洞系を画定し
第二の要素に接続される移動部材と、形状固化目的で電
気粘性流体の少なくとも一部を磁化可能な電磁石とを備
えた前記型のクラッチにより達成される。
が、以下の部品、即ち形状が可変で電気粘性流体(a mag
neto-rheological fluid)が充填される空洞系と、第一
の位置と第二の位置との間で移動可能で空洞系を画定し
第二の要素に接続される移動部材と、形状固化目的で電
気粘性流体の少なくとも一部を磁化可能な電磁石とを備
えた前記型のクラッチにより達成される。
【0004】本発明のクラッチの実際的用途には多くの
可能性があるが、動作原理は、空洞系内の移動部材によ
り画定される電気粘性流体が磁化されて一定の形状を与
えられるので空洞系内の移動装置が軸線方向の係止要素
として使用される、ということである。可変の断面形を
有する空洞系の各部への移動部材による電気粘性流体の
移動は、これにより防止されるので、移動部材は軸線方
向に移動が阻止される。有利な実施形態では、断面及び
形状が相当に変化する空洞部分に含まれる電気粘性流体
の磁化は小さい体積百分率まで減少させることができ
る。
可能性があるが、動作原理は、空洞系内の移動部材によ
り画定される電気粘性流体が磁化されて一定の形状を与
えられるので空洞系内の移動装置が軸線方向の係止要素
として使用される、ということである。可変の断面形を
有する空洞系の各部への移動部材による電気粘性流体の
移動は、これにより防止されるので、移動部材は軸線方
向に移動が阻止される。有利な実施形態では、断面及び
形状が相当に変化する空洞部分に含まれる電気粘性流体
の磁化は小さい体積百分率まで減少させることができ
る。
【0005】単純に構成された実施形態では、空洞系
は、それぞれ反対方向に作動して対応するピストン(阻
止ピストン−補償ピストン)を収容すると共に互いに接
続された二つの円筒室(阻止室−補償室)を有すること
ができる。二つの円筒室は、弁として作動する接続流路
を介して互いに接続される。ここで、弁内の電気粘性流
体及び弁の両側で弁に直に隣接してずれた断面を有する
領域内の電気粘性流体が電磁石を励磁することにより固
化されると、この処理は対応する接続部での弁の係止に
相当し、その結果、阻止室から補償室への及びその逆の
流体のあふれ流が防止され、各ピストンはそれぞれの位
置で固定される。摩耗が無く製造が安価なことがこの装
置の有利な特徴である。
は、それぞれ反対方向に作動して対応するピストン(阻
止ピストン−補償ピストン)を収容すると共に互いに接
続された二つの円筒室(阻止室−補償室)を有すること
ができる。二つの円筒室は、弁として作動する接続流路
を介して互いに接続される。ここで、弁内の電気粘性流
体及び弁の両側で弁に直に隣接してずれた断面を有する
領域内の電気粘性流体が電磁石を励磁することにより固
化されると、この処理は対応する接続部での弁の係止に
相当し、その結果、阻止室から補償室への及びその逆の
流体のあふれ流が防止され、各ピストンはそれぞれの位
置で固定される。摩耗が無く製造が安価なことがこの装
置の有利な特徴である。
【0006】更に、予め張力をかけたばね手段により、
阻止装置が非作動状態にあるとき第二の要素をクラッチ
の係合する第一の位置まで少なくとも間接的に移動させ
ることが提案される。これは、解放された第二の位置が
希にしか採られない場合に有利である。これにより、予
め張力をかけたばね手段特に板ばねにより補償ピストン
を後方に付勢させることが可能である。次に、移動させ
た流体を介して第二の要素を阻止ピストンにより直接移
動させる。
阻止装置が非作動状態にあるとき第二の要素をクラッチ
の係合する第一の位置まで少なくとも間接的に移動させ
ることが提案される。これは、解放された第二の位置が
希にしか採られない場合に有利である。これにより、予
め張力をかけたばね手段特に板ばねにより補償ピストン
を後方に付勢させることが可能である。次に、移動させ
た流体を介して第二の要素を阻止ピストンにより直接移
動させる。
【0007】更に、阻止装置が非作動状態にあるとき、
制御可能な解放手段により第二の要素をクラッチの解放
される第二の位置まで移動させることが提案される。こ
の処理の利点は、阻止装置が非作動状態にあるとき各要
素が互いから確実に分離されるということである。更
に、阻止要素が作動状態になる前に、一時的に制御され
た解放手段により第二の要素をクラッチの解放される第
二の位置まで移動させる必要がある。これにより、確実
に分離された各要素をばね手段の力に抗して係止するこ
とができ、解放手段特に電磁石を再び消磁することがで
きる。
制御可能な解放手段により第二の要素をクラッチの解放
される第二の位置まで移動させることが提案される。こ
の処理の利点は、阻止装置が非作動状態にあるとき各要
素が互いから確実に分離されるということである。更
に、阻止要素が作動状態になる前に、一時的に制御され
た解放手段により第二の要素をクラッチの解放される第
二の位置まで移動させる必要がある。これにより、確実
に分離された各要素をばね手段の力に抗して係止するこ
とができ、解放手段特に電磁石を再び消磁することがで
きる。
【0008】構成及び機能の点から有利な一実施形態に
よれば、端部歯列が傾斜フランク(flanks)を有し、これ
により、阻止装置が非作動状態にあるときトルクの作用
下で第二の要素を第一の要素から離間させ、解放される
第二の位置まで移動させる。
よれば、端部歯列が傾斜フランク(flanks)を有し、これ
により、阻止装置が非作動状態にあるときトルクの作用
下で第二の要素を第一の要素から離間させ、解放される
第二の位置まで移動させる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面に
基づき説明する。最初に、種々の図面を共通して説明す
る。これらの図面は、一実施形態における第一の要素1
1を示している。この要素11は、回転軸線Aに対して
略回転対称であって軸線Aを中心に回転可能であり、よ
り詳細には図示しない手段により軸線方向に支持されて
いる。要素11は、一連の端部歯列12を備え、車軸ジ
ャーナル13を有して図示されている。ジャーナル13
は、トルクを導入可能な軸歯列14を備えている。
基づき説明する。最初に、種々の図面を共通して説明す
る。これらの図面は、一実施形態における第一の要素1
1を示している。この要素11は、回転軸線Aに対して
略回転対称であって軸線Aを中心に回転可能であり、よ
り詳細には図示しない手段により軸線方向に支持されて
いる。要素11は、一連の端部歯列12を備え、車軸ジ
ャーナル13を有して図示されている。ジャーナル13
は、トルクを導入可能な軸歯列14を備えている。
【0010】同様に回転軸線Aに対して回転対称であっ
て軸線Aを中心に回転可能であり端部歯列12に歯合す
る一連の端部歯列22を備えた第二の要素21も図示さ
れている。要素21は幾つかの部分から成り、軸ジャー
ナル23を備えている。軸ジャーナル23も、より詳細
には説明されない手段により軸線方向に支持されてお
り、トルクを受け取り可能な一連の軸歯列24を備えて
いる。第二の要素21は、円筒状のピストン25に接続
されており、軸ジャーナル23が円筒状のハウジング2
6に接続されている。ピストン25はハウジング26内
で軸線方向に移動可能であり、トルクの伝達は歯合部2
7により行われる。ピストン25は、シール28により
ハウジング26内に封止されている。ピストン25とハ
ウジング26は、その容積が可変の円筒状の室29を形
成する。補償ピストン30は、板ばね32により後方に
弾性的に支持されている。
て軸線Aを中心に回転可能であり端部歯列12に歯合す
る一連の端部歯列22を備えた第二の要素21も図示さ
れている。要素21は幾つかの部分から成り、軸ジャー
ナル23を備えている。軸ジャーナル23も、より詳細
には説明されない手段により軸線方向に支持されてお
り、トルクを受け取り可能な一連の軸歯列24を備えて
いる。第二の要素21は、円筒状のピストン25に接続
されており、軸ジャーナル23が円筒状のハウジング2
6に接続されている。ピストン25はハウジング26内
で軸線方向に移動可能であり、トルクの伝達は歯合部2
7により行われる。ピストン25は、シール28により
ハウジング26内に封止されている。ピストン25とハ
ウジング26は、その容積が可変の円筒状の室29を形
成する。補償ピストン30は、板ばね32により後方に
弾性的に支持されている。
【0011】円筒室29と補償室31は、環状の室33
と小さい横断面積を有して互いに対して半径方向にずれ
た中間接続内孔34,35とを介して互いに接続されて
いる。このように形成された空洞系は、電気粘性流体に
より充填される。環状の電磁石37は、環状室33を取
り囲んでいる。電磁石が励磁されると、少なくとも環状
室33内の電気粘性流体は一定の形状を有するので、流
体は環状室を通過することができず、これは、流体がそ
の形状を変化させた場合のみ可能となる。
と小さい横断面積を有して互いに対して半径方向にずれ
た中間接続内孔34,35とを介して互いに接続されて
いる。このように形成された空洞系は、電気粘性流体に
より充填される。環状の電磁石37は、環状室33を取
り囲んでいる。電磁石が励磁されると、少なくとも環状
室33内の電気粘性流体は一定の形状を有するので、流
体は環状室を通過することができず、これは、流体がそ
の形状を変化させた場合のみ可能となる。
【0012】図1、図3、及び図5において、クラッチ
は係合している。即ち、要素11,21の端部歯列1
2,22は互いにしっかり係合している。板ばね32の
作用により、補償室31はその最小容積まで減少し、円
筒室29はその最大容積まで拡大する。この位置で、電
磁石37が励磁される結果、ピストン25は移動を阻止
される。トルクは、遊びの無い状態でジャーナル13か
らジャーナル23に伝達される。
は係合している。即ち、要素11,21の端部歯列1
2,22は互いにしっかり係合している。板ばね32の
作用により、補償室31はその最小容積まで減少し、円
筒室29はその最大容積まで拡大する。この位置で、電
磁石37が励磁される結果、ピストン25は移動を阻止
される。トルクは、遊びの無い状態でジャーナル13か
らジャーナル23に伝達される。
【0013】図2、図4、及び図6は、要素11,21
の端部歯列12,22が、どのように互いから離間する
軸線方向に移動して解放するかを示す。図1及び図2に
係る実施形態では、これは、トルクの作用で端部歯列1
2,22を軸線方向に加圧離間させることによってのみ
達成される。同じことは図3及び図4に係る実施形態に
もあてはまるが、ここでは要素が互いから完全に解放し
たときに制御信号を生成するセンサ36が設けられてい
る。この制御信号は、やはり電磁石37を励磁するため
に使用される。その結果、ピストン25はやはり電気粘
性流体により所定の位置で阻止されるので、要素11,
21の端部歯列12,22は、板ばね32の負荷を受け
ることがなく、摩耗を防いでいる。図5及び図6に係る
実施形態では、主として、要素21に対して軸線方向に
作用する電磁石38を一時的に励磁することにより端部
歯列12,22を互いから解放させる。端部歯列12,
22を互いに離間させることに加えて、摩耗及び摩擦損
失を防ぐために要素11,21間に一定の距離を設定す
ることもできる。
の端部歯列12,22が、どのように互いから離間する
軸線方向に移動して解放するかを示す。図1及び図2に
係る実施形態では、これは、トルクの作用で端部歯列1
2,22を軸線方向に加圧離間させることによってのみ
達成される。同じことは図3及び図4に係る実施形態に
もあてはまるが、ここでは要素が互いから完全に解放し
たときに制御信号を生成するセンサ36が設けられてい
る。この制御信号は、やはり電磁石37を励磁するため
に使用される。その結果、ピストン25はやはり電気粘
性流体により所定の位置で阻止されるので、要素11,
21の端部歯列12,22は、板ばね32の負荷を受け
ることがなく、摩耗を防いでいる。図5及び図6に係る
実施形態では、主として、要素21に対して軸線方向に
作用する電磁石38を一時的に励磁することにより端部
歯列12,22を互いから解放させる。端部歯列12,
22を互いに離間させることに加えて、摩耗及び摩擦損
失を防ぐために要素11,21間に一定の距離を設定す
ることもできる。
【0014】要素11,21の解放は、電磁石37を消
磁すること、並びに電気粘性流体の形状を変えることに
より環状室33を流体が通過し得るようにすること、を
前提としている。円筒室29の容積が最小化すると、補
償室31の容積が増加する。補償ピストンは、ハウジン
グ26内で当接する。二つのジャーナル13,23及び
二つの要素11,21は、互いに対して回転自在であ
る。
磁すること、並びに電気粘性流体の形状を変えることに
より環状室33を流体が通過し得るようにすること、を
前提としている。円筒室29の容積が最小化すると、補
償室31の容積が増加する。補償ピストンは、ハウジン
グ26内で当接する。二つのジャーナル13,23及び
二つの要素11,21は、互いに対して回転自在であ
る。
【0015】以下に本発明の実施の形態を要約する。
1.互いに確実に係合するために互いに歯合する端部歯
列(12,22)をそれぞれ有する二つの要素(11,
21)を備えたクラッチであって、回転可能に取り付け
られて軸線方向に支持された第一の要素(11)と、ハ
ウジング(26)と一体に回転する状態で第一の要素
(11)と係合するために第一の位置で軸線方向の移動
を阻止されると共に第一の要素(11)から回転可能に
分離するために第二の位置まで移動可能な第二の要素
(21)と、第二の要素(21)を軸線方向移動を阻止
するための装置と、を有するクラッチにおいて、前記阻
止装置が形状が可変で電気粘性流体が充填される空洞系
と、第一の位置と第二の位置との間で移動可能で空洞系
を画定し第二の要素(21)に接続される移動部材と、
形状固化目的で電気粘性流体の少なくとも一部を磁化可
能な電磁石(37)とを備えたことを特徴とするクラッ
チ。2.可変形状を有する前記空洞系が、阻止ピストン
(25)が移動可能に案内される円筒室(29)と、接
続流路(33,34,35)と、補償ピストン(30)
が移動可能に支持される補償室(31)とから成り、前
記接続流路(33,34,35)が段差のついた断面を
有し、前記電磁石(37)が、接続流路(33,34,
35)内の電気粘性流体を磁化する前記1に記載のクラ
ッチ。3.前記阻止装置が非作動状態にあるとき、予め
張力をかけられたばね手段が、前記第二の要素(21)
をクラッチが係合する第一の位置まで少なくとも間接的
に移動させる前記1又は2に記載のクラッチ。4.前記
補償ピストンが、予め張力をかけたばね手段特に板ばね
(32)により後方に付勢されている前記3に記載のク
ラッチ。5.前記端部歯列(12,22)が傾斜フラン
クを有し、これにより、阻止装置が非作動状態にあると
きトルクの作用下で第二の要素(21)を第一の要素
(11)から離間させ、解放される第二の位置まで移動
させる前記1乃至4のいずれか一に記載のクラッチ。
6.第二の要素(21)が第一の要素(11)との係合
から解放される第二の位置に到着したとき、その解放さ
れる第二の位置を記録するセンサ手段(36)が設けら
れ、その後第二の要素(21)を前記解放される第二の
位置で阻止するように前記阻止装置が設定される前記1
乃至5のいずれか一に記載のクラッチ。7.阻止装置が
非作動状態にあるとき、作動状態にある解放手段(3
8)が第二の要素(21)をカップリングの解放される
第二の位置まで移動させる前記1乃至6のいずれか一に
記載のクラッチ。8.前記解放手段(38)が作動状態
になり且つ第二の要素(21)が、前記解放される第二
の位置に到達された後、前記阻止装置が、第二の要素
(21)を前記解放される第二の位置で阻止するために
作動状態に設定される前記1に記載のクラッチ。
1.互いに確実に係合するために互いに歯合する端部歯
列(12,22)をそれぞれ有する二つの要素(11,
21)を備えたクラッチであって、回転可能に取り付け
られて軸線方向に支持された第一の要素(11)と、ハ
ウジング(26)と一体に回転する状態で第一の要素
(11)と係合するために第一の位置で軸線方向の移動
を阻止されると共に第一の要素(11)から回転可能に
分離するために第二の位置まで移動可能な第二の要素
(21)と、第二の要素(21)を軸線方向移動を阻止
するための装置と、を有するクラッチにおいて、前記阻
止装置が形状が可変で電気粘性流体が充填される空洞系
と、第一の位置と第二の位置との間で移動可能で空洞系
を画定し第二の要素(21)に接続される移動部材と、
形状固化目的で電気粘性流体の少なくとも一部を磁化可
能な電磁石(37)とを備えたことを特徴とするクラッ
チ。2.可変形状を有する前記空洞系が、阻止ピストン
(25)が移動可能に案内される円筒室(29)と、接
続流路(33,34,35)と、補償ピストン(30)
が移動可能に支持される補償室(31)とから成り、前
記接続流路(33,34,35)が段差のついた断面を
有し、前記電磁石(37)が、接続流路(33,34,
35)内の電気粘性流体を磁化する前記1に記載のクラ
ッチ。3.前記阻止装置が非作動状態にあるとき、予め
張力をかけられたばね手段が、前記第二の要素(21)
をクラッチが係合する第一の位置まで少なくとも間接的
に移動させる前記1又は2に記載のクラッチ。4.前記
補償ピストンが、予め張力をかけたばね手段特に板ばね
(32)により後方に付勢されている前記3に記載のク
ラッチ。5.前記端部歯列(12,22)が傾斜フラン
クを有し、これにより、阻止装置が非作動状態にあると
きトルクの作用下で第二の要素(21)を第一の要素
(11)から離間させ、解放される第二の位置まで移動
させる前記1乃至4のいずれか一に記載のクラッチ。
6.第二の要素(21)が第一の要素(11)との係合
から解放される第二の位置に到着したとき、その解放さ
れる第二の位置を記録するセンサ手段(36)が設けら
れ、その後第二の要素(21)を前記解放される第二の
位置で阻止するように前記阻止装置が設定される前記1
乃至5のいずれか一に記載のクラッチ。7.阻止装置が
非作動状態にあるとき、作動状態にある解放手段(3
8)が第二の要素(21)をカップリングの解放される
第二の位置まで移動させる前記1乃至6のいずれか一に
記載のクラッチ。8.前記解放手段(38)が作動状態
になり且つ第二の要素(21)が、前記解放される第二
の位置に到達された後、前記阻止装置が、第二の要素
(21)を前記解放される第二の位置で阻止するために
作動状態に設定される前記1に記載のクラッチ。
【図1】第一の単純な実施形態における本発明のクラッ
チを係合状態で示した図。
チを係合状態で示した図。
【図2】図1に係る本発明のクラッチを解放状態で示し
た図。
た図。
【図3】センサ手段を備えた第二の実施形態における本
発明のクラッチを係合状態で示した図。
発明のクラッチを係合状態で示した図。
【図4】図3に係る本発明のクラッチを解放状態で示し
た図。
た図。
【図5】解放手段を備えた第三の実施形態における本発
明のクラッチを係合状態で示した図。
明のクラッチを係合状態で示した図。
【図6】図5に係る本発明のクラッチを解放状態で示し
た図。
た図。
11 要素 12 端部歯列 13 車軸ジャーナル 14 軸歯列 21 要素 22 端部歯列 23 軸ジャーナル 24 軸歯列 25 ピストン 26 ハウジング 27 歯合部 28 シール 29 円筒室 30 補償ピストン 31 補償室 32 板ばね 33 環状室 34 接続内孔 35 接続内孔 36 センサ 37 電磁石 38 電磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに確実に係合するために互いに歯合
する端部歯列(12,22)をそれぞれ有する二つの要
素(11,21)を備えたクラッチであって、回転可能
に取り付けられて軸線方向に支持された第一の要素(1
1)と、ハウジンク(26)と一体に回転する状態で第
一の要素(11)と係合するために第一の位置で軸線方
向の移動を阻止されると共に第一の要素(11)から回
転可能に分離するために第二の位置まで移動可能な第二
の要素(21)と、第二の要素(21)の軸線方向移動
を阻止するための装置と、を有するクラッチにおいて、 前記阻止装置が、 形状が可変で電気粘性流体が充填される空洞系と、 第一の位置と第二の位置との間で移動可能で空洞系を画
定し第二の要素(21)に接続される移動部材と、 形状固化目的で電気粘性流体の少なくとも一部を磁化可
能な電磁石(37)と、を備えた、ことを特徴とするク
ラッチ。
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