JP2000120692A - 流体軸受けスピンドルモータ装置 - Google Patents

流体軸受けスピンドルモータ装置

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JP2000120692A
JP2000120692A JP10294936A JP29493698A JP2000120692A JP 2000120692 A JP2000120692 A JP 2000120692A JP 10294936 A JP10294936 A JP 10294936A JP 29493698 A JP29493698 A JP 29493698A JP 2000120692 A JP2000120692 A JP 2000120692A
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JP
Japan
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flange
thrust bearing
thrust
lubricant
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10294936A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
洋 井上
Masafumi Omura
雅史 尾村
Hiromichi Inomata
拓道 猪又
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
Shigeo Obata
茂雄 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのスラスト軸受け部に介在する潤滑剤が
お互いに行き来することなく、スラスト軸受けの性能を
確保し、正常な記録・再生動作を行うことができる流体
軸受けスピンドルモータ装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 フランジ13の外周部にV字状の溝13
cを設けることにより、スラスト軸受け部14a及び1
4bの潤滑剤15の量が偏ったりすることがなく、回転
部材の回転を安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンや各種A
V機器に利用されるハードディスク等に使用して有効な
流体軸受けスピンドルモータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の流体軸受けスピンドルモー
タについて説明する。
【0003】図2は従来のハードディスクに用いられる
流体軸受けスピンドルモータ装置の断面図を示すもので
ある。図2を説明すると、1はラジアル軸受け部1a及
びスラスト受け部1bを有する固定部材であるベース、
2はベース1と同軸的に回転する回転軸、3は回転軸2
の下端面にビス止めされ上面と下面に潤滑剤5を介して
スラスト軸受け部3a及び3bを有するフランジ、4は
フランジ3のスラスト軸受け部3bと対向する位置にス
ラスト受け部4aを有しかつベース1の下端面にビス止
めされたプレート、5はラジアル軸受け部1aと回転軸
2の隙間、ベース1のスラスト受け部1bとフランジ3
のスラスト軸受け部3aの隙間、及びフランジ3のスラ
スト軸受け部3bとプレート4のスラスト受け部4aの
隙間に介在する潤滑剤、6は外周に複数枚のディスク7
を平行に搭載し回転軸2に同軸的に固着した回転部材で
あるハブ、7はハブ6の外周に固着されたディスクで、
本構成では磁気ヘッド(図示せず)により読み書きが可
能な磁気ディスクを4枚平行に搭載した。8はベース1
に固着されたコイル、9はハブ6におけるコイル8に対
向した位置に設けられたマグネットで、コイル8に電流
を流すことによりマグネット9との間で回転力が発生
し、それによりハブ6が高速回転するようになってい
る。
【0004】以上のように構成された従来の流体軸受け
スピンドルモータ装置について、以下にその動作につい
て説明する。
【0005】コイル8に電流を流すことによりマグネッ
ト9との間で回転力が発生し、一体となったハブ6と回
転軸2とフランジ3とが高速回転する。この時、ベース
1のラジアル軸受け部1aと回転軸2との間に介在した
潤滑剤5によりラジアル方向の軸受けを構成し、ベース
1とフランジ3上面の間に介在した潤滑剤5とフランジ
3下面とプレート4との間に介在した潤滑剤5とにより
スラスト方向の軸受けを構成していて、スムーズな高速
回転を実現している。
【0006】ディスク7を搭載したハブ6が回転するこ
とによって、ディスク7に映像音声信号やテキストデー
タ等の各種情報が磁気ヘッド(図示せず)によって記録
される。また、記録済みのディスクあれば、磁気ヘッド
により記録情報を再生することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ベース1のスラスト受け部1bとフラン
ジ3のスラスト軸受け部3aの隙間に介在する潤滑剤5
と、フランジ3のスラスト軸受け部3bとプレート4の
スラスト受け部4aの隙間に介在する潤滑剤5が、本装
置の上下方向の振動によりプレート4の外周を伝ってお
互いに行き来しあい、各々の軸受け部において潤滑剤の
量が偏ってしまい、スラスト軸受けとしての性能を維持
できなくなって、ハブ6の回転が不安定になり、ディス
クに対する信号の正常な記録再生ができないという問題
点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ベースのスラスト受け部とフランジのスラスト軸受
け部の隙間に介在する潤滑剤と、フランジのスラスト軸
受け部とプレートのスラスト受け部の隙間に介在する潤
滑剤がお互いに行き来しあうことなく、スラスト軸受け
としての性能を確保し、信号の正常な記録再生動作を行
うことができる流体軸受けスピンドルモータ装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の流体軸受けスピンドルモータ装置は、下面に
スラスト受け部を有する固定部材と、前記固定部材と同
軸的に回転する回転軸と、前記回転軸に固定され外周部
にディスクを搭載した回転部材と、前記回転軸の下端面
に固着し上面と下面にスラスト軸受け部を有する略円筒
形状のフランジと、前記フランジの下面と対向する位置
にスラスト受け部を有し前記固定部材に固定されたプレ
ートと、前記固定部材の下面のスラスト受け部と前記フ
ランジの上面側のスラスト軸受け部との間及び前記フラ
ンジの下面側のスラスト軸受け部と前記プレートのスラ
スト受け部との間に介在する潤滑剤とを備え、前記フラ
ンジの側面に溝を設けたものである。
【0010】この構成によって、スラスト軸受けとして
の性能を確保し、正常な記録・再生動作を行うことがで
きる流体軸受けスピンドルモータ装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、下面にスラスト受け部を有する固定部材と、前記固
定部材と同軸的に回転する回転軸と、前記回転軸に固定
され外周部にディスクを搭載した回転部材と、前記回転
軸の下端面に固着し上面と下面にスラスト軸受け部を有
する略円筒形状のフランジと、前記フランジの下面と対
向する位置にスラスト受け部を有し前記固定部材に固定
されたプレートと、前記固定部材の下面のスラスト受け
部と前記フランジの上面側のスラスト軸受け部との間及
び前記フランジの下面側のスラスト軸受け部と前記プレ
ートのスラスト受け部との間に介在する潤滑剤とを備
え、前記フランジの側面に溝を設けたものであり、スラ
スト軸受けとしての性能を確保し、正常な記録・再生動
作を行うことができるという作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図1
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の流体軸受けスピンドル
モータ装置断面図を示すものである。図1を説明する
と、11は回転軸12に対向する位置にラジアル軸受け
部11aを有した固定部材であるベースで、後述するプ
レート14の上面と対向する面においてスラスト受け部
11bを有する。12はベース11と同軸的に回転する
回転軸で、上部がハブ16に固定されており、下面にお
いてはプレート13にネジ止めされている。13は回転
軸12の下端面にビス止めされ上面と下面にスラスト軸
受け部13a及び13bを有した略円筒形状のフランジ
で、その側面部にV字状の溝13cを設けており、この
溝13cは本実施の形態ではV字状としたが、フランジ
13の側面より窪んだ形状であれば円弧形状や矩形形状
であってもよい。14はフランジ13のスラスト軸受け
部13bと対向する位置にスラスト受け部14aを有し
ベース11の下端面にビス止めされたプレート、15は
ラジアル軸受け部11aと回転軸12の隙間とベース1
1のスラスト受け部11bとフランジ13のスラスト軸
受け部13aの隙間とフランジ13のスラスト軸受け部
13bとプレート14のスラスト受け部14aの隙間に
介在する潤滑剤、16は外周に後述するディスク17を
搭載し回転軸12に同軸的に固着した回転部材であるハ
ブ、17はハブ16の外周に複数枚固着されたディスク
で、本実施の形態においてはパソコンのハードディスク
として一般的に用いられている磁気ディスクを4枚平行
に搭載した。18はベース11に固定されたコイル、1
9はハブ16におけるコイル18と対向した位置に固定
されたマグネットで、コイル18に電流を流すことによ
りマグネット19との間で回転力が発生する。
【0013】以上のように構成された本実施の形態の流
体軸受けスピンドルモータ装置について、以下その動作
を説明する。
【0014】まず、コイル18に電流を流すことにより
マグネット19との間で回転力が発生し、ディスク17
を搭載したハブ16と回転軸12とフランジ14とが高
速回転する。そして、回転するディスク17に映像音声
信号やテキストデータ等の各種情報が磁気ヘッド(図示
せず)によって記録される。また、記録済みのディスク
あれば、記録情報を再生することができる。
【0015】回転軸12とラジアル軸受け部11aとの
間には潤滑剤15が介在しており、また、フランジ13
上面とベース11との間にも潤滑剤15が介在してお
り、さらにフランジ13の下面とプレート14の上面と
の間にも潤滑剤15が介在しているため、スムーズな高
速回転を行えるようになっている。
【0016】ここで、ベース11のスラスト受け部11
bとフランジ13のスラスト軸受け部13aの隙間に介
在する潤滑剤15と、フランジ13のスラスト軸受け部
13bとプレート14のスラスト受け部14aの隙間に
介在する潤滑剤15が、本装置の上下方向の振動などに
より、フランジ13外周を伝ってそれぞれの潤滑剤が行
き来しようとするが、回転するフランジ13の遠心力と
フランジ13の外周部に設けたV字状の溝13cにより
上下に分断され、各々の潤滑剤15がお互いに行き来す
ることはなく、スラスト軸受け部14aと14bにおけ
る潤滑剤の量の偏りがなくなる。
【0017】以上のように本実施の形態によれば、ベー
ス11のスラスト受け部11bとフランジ13のスラス
ト軸受け部13aの隙間に介在する潤滑剤15と、フラ
ンジ13のスラスト軸受け部13bとプレート14のス
ラスト受け部14aの隙間に介在する潤滑剤15はお互
いに行き来することはなく、スラスト軸受けとしての性
能を確保し、正常な記録・再生動作を行うことができる
流体軸受けスピンドルモータ装置を得ることができる。
【0018】なお、本実施の形態ではフランジ13外周
に設けた溝14cはV字状としたが、円弧形状や矩形状
など、少なくともフランジ13の外周面より軸中心方向
へ窪んだ形状であれば、同様の作用効果が得られるもの
である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、フランジ上下の
スラスト軸受け部における潤滑剤の量が偏ることがない
ので、回転部材の回転が安定し、正常な記録再生動作を
行うことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における流体軸受けスピ
ンドルモータ装置の断面図
【図2】従来の流体軸受けスピンドルモータ装置の断面
【符号の説明】
11 ベース 11a ラジアル軸受け部 11b スラスト受け部 12 回転軸 13 フランジ 13a スラスト軸受け部 13b スラスト軸受け部 13c 溝 14 プレート 14a スラスト受け部 15 潤滑剤 16 ハブ 17 ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪又 拓道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小幡 茂雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA07 BA02 BA09 CA01 CA02 JA02 KA02 KA03 LA05 MA06 MA24 5H607 BB01 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 EE10 GG02 GG03 GG11 GG29 5H621 HH01 JK07 JK19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面にスラスト受け部を有する固定部材
    と、前記固定部材と同軸的に回転する回転軸と、前記回
    転軸に固定され外周部にディスクを搭載した回転部材
    と、前記回転軸の下端面に固着し上面と下面にスラスト
    軸受け部を有する略円筒形状のフランジと、前記フラン
    ジの下面と対向する位置にスラスト受け部を有し前記固
    定部材に固定されたプレートと、前記固定部材の下面の
    スラスト受け部と前記フランジの上面側のスラスト軸受
    け部との間及び前記フランジの下面側のスラスト軸受け
    部と前記プレートのスラスト受け部との間に介在する潤
    滑剤とを備え、前記フランジの側面に溝を設けたことを
    特徴とする流体軸受けスピンドルモータ装置。
JP10294936A 1998-10-16 1998-10-16 流体軸受けスピンドルモータ装置 Pending JP2000120692A (ja)

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JP10294936A JP2000120692A (ja) 1998-10-16 1998-10-16 流体軸受けスピンドルモータ装置

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