JP2000120671A - リニアベアリング - Google Patents

リニアベアリング

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Publication number
JP2000120671A
JP2000120671A JP10293771A JP29377198A JP2000120671A JP 2000120671 A JP2000120671 A JP 2000120671A JP 10293771 A JP10293771 A JP 10293771A JP 29377198 A JP29377198 A JP 29377198A JP 2000120671 A JP2000120671 A JP 2000120671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
radius
curvature
guide shaft
outer cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10293771A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Nakajima
好隆 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hephaist Seiko Co Ltd
Original Assignee
Hephaist Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hephaist Seiko Co Ltd filed Critical Hephaist Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス機械のガイド、ダイセットのガイド等
に用いられる高負荷および偏荷重用の、リニアベアリン
グを提供する。 【解決手段】 外形が中間部外周を最大径となるように
膨出形成した転動体23を保持器22に組み込む。ガイ
ド軸24外周表面に、転動体23に対応させるように、
軸方向に、転動体23の中間部の膨出する、曲率半径r
に比較してやや大きい曲率半径Rの凹溝26を形成す
る。また、前記転動体23の接触する、外筒21の内壁
の内径Rを、転動体23の中間部の曲率半径rに比較し
てやや大きい設定とする。すなわち、 ガイド軸24における凹溝26の曲率半径R=外筒21
の内壁の内径R=転動体23の中間部の曲率半径r×
1.04〜1.08。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械のガイ
ド、ダイセットのガイド等に用いられる高負荷および偏
荷重用の、リニアベアリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から様々な、リニアベアリングが製
品化されている。例えば、(1)ガイド軸1外周に、相
対的に移動可能に装着した保持器2と、この保持器2を
外周から支える円筒形状の外筒3とを有し、前記保持器
2に多数の鋼球4を組み込んだ構造のもの(図4、図
5)、(2)保持器5に多数の円筒状ころ6を組み込
み、外周の長手方向に、前記円筒状ころ6の長さ寸法に
応じた複数の平坦面7を形成したガイド軸8に、円筒状
ころ6が前記平坦面7を転動移動するように相対的に移
動可能に装着したもの(図6、図7)、(3)多数のロ
ーラころ9を、回転軸が直交するように互い違いに保持
器10に組み込む一方、この保持器10を内壁に係合溝
11を形成した外筒12に装着し、長手方向に開口角度
90゜の斜溝13を多数刻設したガイド軸14に、前記
ローラころ9を斜溝13に移動可能に係合するようにし
て、前記保持器10を相対的に移動可能に装着したもの
(図8、図9)を例示することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
のリニアベアリングでは、真円状の鋼球4を使用するた
め、ガイド軸1とは点接触となり、負荷容量不足とな
る。一方、(2)および(3)のリニアベアリングは、
円筒状ころ6と平坦面7、また、ローラころ9と斜溝1
1というように線接触となって負荷容量は増大するが、
反面、外筒およびガイド軸8、11の加工工程が増加す
る上に、外筒の内面の各平坦部とこれに対面するガイド
軸の各平坦部との平行度、V溝の場合には、さらにV溝
のピッチが重要になる等、高度な加工技術を要し、製造
コストの上昇は免れない。更に、(2)および(3)の
リニアベアリングでは、ガイド軸回りの回転が規制され
るので、装置に組み込む際に、調整が煩雑化し、手間取
る。本発明は以上のような背景から、提案されたもので
あって、制作容易で、負荷容量が大きく、しかも製造コ
ストの抑制が可能な、リニアベアリングを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、外筒とこの外筒内壁に嵌入装着され
た保持器とを有し、この保持器に多数の転動体を組み込
む構成として、ガイド軸に相対的に移動可能に装着する
ようにし、前記保持器に、多数の転動体を保持器長手方
向双方向に向かって回転自在に遊嵌するために、保持器
を巡る円周の接線方向を回転軸とするべく、前記円周上
に等間隔毎に保持穴を設けると共に、この保持穴を、保
持器の長手方向に沿って、所定間隔毎に列設し、前記転
動体を、外形が中間部外周を最大径となるように膨出し
た形状とし、前記ガイド軸外周表面に、保持器に保持さ
れた転動体に対応させるように、ガイド軸の軸方向に、
凹溝を形成するようにした。前述の構成において、前記
転動体の回転軸を含む平面内の曲率半径を、外筒内壁の
曲率半径に比較して小さく設定することができる。さら
に、前記ガイド軸における凹溝の曲率半径は外筒内壁の
曲率半径と略同一に設定することができる。
【0005】
【発明の実施の態様】次に、本発明にかかるリニアベア
リングの一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づい
て説明する。図1にリニアベアリング20を示し、この
リニアベアリング20は、円筒形状の外筒21とこの外
筒21内壁に嵌入装着された保持器22とを有し、この
保持器22に多数の転動体23を組み込む構成として、
ガイド軸24外周に、相対的に移動可能に装着してい
る。前記保持器22は薄肉状の円筒体であり、径を、ガ
イド軸24の外径より大とすると共に、外筒21の内径
に比較して小としている。かかる保持器22には、多数
の転動体23を保持器22長手方向双方向に回転自在に
遊嵌するために、保持器22を巡る円周の接線方向を回
転軸とするべく、前記円周上に等間隔毎に保持穴25を
設けている(図2、図3参照)。さらに、前記保持穴2
5は、保持器22の長手方向に沿って、所定間隔毎に列
設されている(図1参照)。
【0006】そして、前記転動体23は、外形が中間部
外周を最大径となるように膨出形成されている。一方、
前記ガイド軸24外周表面には、保持器22に保持され
た転動体23に対応させるように、軸方向に、転動体2
3の中間部の膨出する、曲率半径rに比較してやや大き
い曲率半径Rの凹溝26を形成している。また、前記転
動体23は、外筒21の内壁に接触しており、この外筒
21の内壁の内径Rは、転動体23の中間部の曲率半径
rに比較してやや大きい設定となっている。
【0007】ここで、前記転動体23の中間部の曲率半
径rと、ガイド軸24外周表面における凹溝26の曲率
半径Rと、外筒21の内壁の内径Rとの関係は、例えば
以下の通り、設定することができる。すなわち、 ガイド軸24における凹溝26の曲率半径R=外筒21
の内壁の内径R=転動体23の中間部の曲率半径r×
1.04〜1.08。
【0008】本発明にかかるリニアベアリング20は、
以上のように構成されるので、ガイド軸24に、軸方向
に曲率半径rに比較してやや大きい半径Rの凹溝26を
形成するだけでよく、さらにこの凹溝26のガイド軸周
りのピッチ精度はそれほど重要ではないので、従来のリ
ニアベアリングに比較して加工が容易である。そして多
数の転動体23を保持した保持器22を外筒21と共
に、ガイド軸24に装着する際、ガイド軸24における
凹溝26に、転動体23が一致させるようにして装着す
る。このため、特別な調整操作をする必要もなく、組み
付けを簡単に行うことができる。
【0009】前記転動体23は、曲率半径Rのガイド軸
24における凹溝26と外筒21の内壁間にはさまれた
状態で転動するので、円滑な直動動作が可能であり、し
かも、等しいRの凹溝26と外筒21の内壁間におい
て、線接触で保持されるので、負荷容量も充分なものと
することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、保持器に組み込んだ多
数の転動体を、外形が中間部外周を最大径となるように
膨出形成する一方、前記中間部の最大径に比較して、回
転軸方向の長さ寸法を大とした形状としたことにより、
線接触でガイド軸を相対的に移動自在に保持することが
でき、負荷容量を充分なものとすることができる。しか
も、前記ガイド軸側のみに、転動体を案内する凹溝を形
成するだけでよいので、加工が容易であり、組みつけ作
業も容易となり、コスト上昇を抑えることができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリニアベアリングの一つの実施
の形態を示す、模式的な断面説明図である。
【図2】図1に示すリニアベアリングのA−A線に沿っ
て切断した、断面説明図である。
【図3】図2に示すリニアベアリングの、要部拡大説明
図である。
【図4】従来におけるリニアベアリングの一例を示す、
模式的な断面説明図である。
【図5】図4に示すリニアベアリングのA−A線に沿っ
て切断した、断面説明図である。
【図6】従来におけるリニアベアリングの別例を示す、
模式的な断面説明図である。
【図7】図6に示すリニアベアリングのA−A線に沿っ
て切断した、断面説明図である。
【図8】従来におけるリニアベアリングの別例を示す、
模式的な断面説明図である。
【図9】図8に示すリニアベアリングのA−A線に沿っ
て切断した、断面説明図である。
【符号の説明】
20 リニアベアリング 21 外筒 22 保持器 23 転動体 24 ガイド軸 25 保持穴 26 凹溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒とこの外筒内壁に嵌入装着された
    保持器とを有し、この保持器に多数の転動体を組み込む
    構成として、ガイド軸に相対的に移動可能に装着するよ
    うにし、前記保持器に、多数の転動体を保持器長手方向
    双方向に向かって回転自在に遊嵌するために、保持器を
    巡る円周の接線方向を回転軸とするべく、前記円周上に
    等間隔毎に保持穴を設けると共に、この保持穴を、保持
    器の長手方向に沿って、所定間隔毎に列設し、前記転動
    体を、外形が中間部外周を最大径となるように膨出した
    形状とし、前記ガイド軸外周表面に、保持器に保持され
    た転動体に対応させるように、ガイド軸の軸方向に、凹
    溝を形成するようにしたことを特徴とするリニアベアリ
    ング。
  2. 【請求項2】 前記転動体の回転軸を含む平面内の曲
    率半径を、外筒内壁の曲率半径に比較して小さく設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のリニアベアリング。
  3. 【請求項3】 前記ガイド軸における凹溝の曲率半径
    は外筒内壁の曲率半径と略同一に設定したことを特徴と
    する請求項1または2記載のリニアベアリング。
JP10293771A 1998-10-15 1998-10-15 リニアベアリング Pending JP2000120671A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767567A (zh) * 2012-07-23 2012-11-07 杜乐红 直线轴承
JP2018029711A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社モリタ製作所 昇降装置及び医療用診療台
JP2018029710A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社モリタ製作所 昇降装置及び医療用診療台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767567A (zh) * 2012-07-23 2012-11-07 杜乐红 直线轴承
JP2018029711A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社モリタ製作所 昇降装置及び医療用診療台
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