JP2000120390A - セグメントの継手構造 - Google Patents

セグメントの継手構造

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JP2000120390A JP10292644A JP29264498A JP2000120390A JP 2000120390 A JP2000120390 A JP 2000120390A JP 10292644 A JP10292644 A JP 10292644A JP 29264498 A JP29264498 A JP 29264498A JP 2000120390 A JP2000120390 A JP 2000120390A
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locking plate
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Susumu Okayama
奨 岡山
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利雄 望月
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Kobayashi Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セグメント同士の接合作業の容易化を図ると
ともに、セグメント同士を正確に位置決めした状態に接
合させる。 【解決手段】 セグメントの一方の接合端面に雄継手2
4を設け、他方の接合端面に雌継手25を設ける。ベー
ス板27に、平ワッシャ33、皿バネ34、ヘッド35
からなる係止部36が設けられたボルト30を立設させ
て雄継手24とする。ボルト30が嵌合される切欠部4
2が形成され、ベース板27と係止部36との間に入り
込んで係合し、皿バネ34の弾性力によって挟持される
係止板43を雌継手25とする。係止板43に、係止板
43の端面43a、裏面43b及び切欠部42の内面4
2aからなる角部を湾曲した凹状に形成した案内面47
を設ける。雄継手24と雌継手25との接合時に、係止
部36の平ワッシャ33を係止板43の案内面47によ
って案内させ、ボルト30を切欠部42の中心に位置決
めさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に複数連結
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントの継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方法としては、掘削
穴の内面側にセグメント(主にコンクリート製あるいは
スチール製)を組み立てて筒状壁体を構築する、いわゆ
るシールド工法が一般的である。このシールド工法に用
いられるセグメントとしては平面視長方形状で円弧版状
のものが主流であり、これらセグメント同士をボルトに
よって接合していた。このボルトでセグメント同士を接
合する構造としは、セグメントの接合面の近傍に、セグ
メントの接合面同士を当接させた際に、互いに連通する
孔部を有する継手板を埋め込んでおき、これら継手板の
孔部へボルトを挿通させ、このボルトへナットを締結さ
せて接合させる構造が一般的である。また、相互のセグ
メントにナット部材であるインサート金具を埋め込んで
おき、隣接するセグメントに貫通させたボルトを締結さ
せて互いに接合させる構造もある。
【0003】しかしながら、上記構造では、構築現場に
て継手板の孔部へボルトを挿通させ、このボルトへナッ
トを締結させたり、相互のセグメントに埋め込んだイン
サート金具へボルトを締結させるという極めて煩雑な作
業を要するため組立時間の短縮には限界があり、また、
ロボットによる自動組み付けへの適応が困難であった。
さらには、二次覆工を省略する場合にもボルト・ナット
を取り付けるためにセグメントに形成したボルトボック
スの閉塞作業を行わなければならず、施工の高速化、省
力化を目指す上で新たな継手構造の開発が急務となって
いるのが現状であった。
【0004】ここで、本発明者らは、極めて容易に接合
することができ、しかも、内面側が平滑なセグメントを
開発した。図20及び図21に示すように、セグメント
1は、一方の接合端面1aに設けられた雄継手2と、他
方の接合端面1bに設けられた雌継手3とを有するもの
で、雌継手3に雄継手2を接合させることにより、セグ
メント1の接合端面1a、1b同士が接合されるように
なっている。
【0005】具体的には、雌継手3の側部に形成された
凹部4内に、雄継手2を構成するボルト5を挿入した状
態にて接合端面1a、1b同士を当接させ、この状態に
てセグメント1同士を互いにスライドさせて、雄継手2
のボルト5を雌継手3を構成する係止板6の切欠部7に
嵌入させ、このボルト5のヘッド8を係止板6の裏側へ
入り込ませることにより、雄継手2と雌継手3とが互い
に接合され、これにより、セグメント1同士が接合され
るようになっている。
【0006】なお、雄継手2のボルト5は、接合端面1
aに埋め込まれたベース板11の裏面側に溶接固定され
た袋ナット12に締結固定されている。また、雄継手2
のベース板11及び雌継手3の係止板6には、側板13
を介してアンカー筋14が溶接固定されており、これら
アンカー筋14によってセグメント1を構成するコンク
リートとの一体化が図られている。
【0007】なお、上記構成の継手構造には、ボルト5
に所定長さに形成された円筒形状のスペーサ15が取り
付けられており、このスペーサ15によってヘッド8と
ベース板11との間隔が所定寸法に確保されている。ま
た、係止板6の裏面側へのボルト5のヘッド8の入り込
みを円滑にするために、ボルト5に平ワッシャを設けた
ものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造の継手構造にあっては、ボルト5のヘッド8を係止板
6の裏側へ入り込ませる際に、係止板6の切欠部7とボ
ルト5との中心位置がずれていたり軸線が傾いている
と、ボルト5のヘッド8が係止板6の裏側へ入りづらく
なるばかりかボルト5が切欠部7の中心に確実に導かれ
ないという問題があった。そして、この状態にて雄継手
2と雌継手3とを接合させると、ボルト5のヘッド8に
よって係止板6の裏面側が削れてしまう等の不都合を生
じる恐れがあった。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易にかつ確実にセグメント同士を相互に
接合させることが可能なセグメントの継手構造を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のセグメントの継手構造は、セグメン
トの互いの接合端面同士をスライドさせることにより、
これら接合端面同士を接合させるセグメントの継手構造
であって、一方の接合端面には、ベース板と、このベー
ス板に立設された棒体と、この棒体の先端部に設けられ
た前記棒体よりも大径に形成された係止部とからなる雄
継手を有し、他方の接合端面には、前記棒体が側方から
嵌合可能な切欠部が形成され、該切欠部に前記棒体をス
ライドさせて嵌合させながら、前記棒体の係止部と前記
ベース板との間へ嵌入することにより、前記係止部を裏
面側に係止させる係止板からなる雌継手を有し、前記係
止板には、前記係止板の端面、裏面及び前記切欠部の内
面からなる角部を湾曲した凹状に形成した案内面が形成
され、前記雄継手と前記雌継手との接合時に、前記雄継
手の棒体の係止部が前記案内面に案内されて、前記棒体
が前記切欠部の中心に位置決めされることを特徴として
いる。
【0011】このように、雌継手の係止板の切欠部近傍
における裏面側に、湾曲した凹状の案内面が形成され、
この案内面によって雄継手の棒体の係止部が案内され
て、棒体が切欠部の中心へ位置決めされるので、これら
雄継手の棒体を雌継手の係止板の切欠部へ係合させるこ
とにより、雌継手と雄継手とを精度良く位置決めした状
態にて、互いに引き寄せて、セグメント同士を極めて強
固に接合させることが可能となる。つまり、雄継手と雌
継手との接合時に、係止板の切欠部と棒体との中心位置
がずれていたり軸線が多少傾いていたとしても、係止部
によって係止板を削ってしまうような不都合なく、棒体
が確実に係止板の切欠部の中心位置に案内されて、雄継
手と雌継手とが円滑に接合される。
【0012】請求項2記載のセグメントの継手構造は、
請求項1記載のセグメントの継手構造において、前記雄
継手の前記係止部が、前記棒体の先端部に設けられた前
記棒体よりも大径に形成された大径部と、該大径部の前
記ベース板側に設けられた平ワッシャと有し、前記雄継
手と前記雌継手との接合時に、前記平ワッシャが前記案
内面に案内されることを特徴としている。つまり、棒体
の係止部を構成する平ワッシャが案内面によって案内さ
れ、棒体が切欠部の中心位置に精度良くかつ円滑に位置
決めされるので、雄継手と雌継手とが確実に位置決めさ
れた状態に引き寄せられた状態に接合され、これによ
り、セグメントが強固にかつ正確に接合される。
【0013】請求項3記載のセグメントの継手構造は、
請求項2記載のセグメントの継手構造において、前記大
径部と前記平ワッシャとの間に、弾性部材が設けられ、
該弾性部材の弾性力によって前記係止板が前記平ワッシ
ャと前記ベース板との間に挟持されることを特徴として
いる。このように、雄継手を構成する係止部が、弾性部
材によって係止板を挟み込むものであるので、多少の寸
法誤差があったとしてもその誤差が許容され、さらに
は、接合箇所における地震等による振動が吸収される。
【0014】請求項4記載のセグメントの継手構造は、
請求項3記載のセグメントの継手構造において、前記弾
性部材が、互いに重ね合わされた複数の皿バネから構成
されていることを特徴としている。つまり、互いに重ね
合わされた複数の皿バネの弾性力によって、係止板が平
ワッシャとベース板との間に確実に挟持される。
【0015】請求項5記載のセグメントの継手構造は、
請求項4記載のセグメントの継手構造において、前記皿
バネが、互いにテーパ方向が逆向きとなるように配設さ
れていることを特徴としている。即ち、複数の皿バネ
が、そのテーパ方向を逆向きにして設けられているの
で、それぞれの皿バネの弾性力が確実に得られ、これに
より、寸法誤差の許容量及び振動の吸収量がさらに大き
くされる。
【0016】請求項6記載のセグメントの継手構造は、
請求項1〜5のいずれか1項記載のセグメントの継手構
造において、前記平ワッシャが、前記係止板との接触箇
所が、円弧状の湾曲面とされて前記案内面との接触抵抗
が低減されていることを特徴としている。このように、
雄継手の係止部を構成する平ワッシャの、係止板との接
触箇所が円弧状の湾曲面とされているので、接合時にお
ける、係止部と案内面との接触抵抗が大幅に低減され、
これにより、係止部が係止板裏面側の係止位置へ極めて
円滑に導かれる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセグメントの継手
構造の実施の形態を図によって説明する。図1におい
て、符号21はセグメントである。このセグメント21
は、平面視矩形状に形成された円弧版状のコンクリート
製のセグメントであり、掘削穴の周方向への接合端面2
2同士を接合させるとともに掘削穴の軸方向への接合端
面23同士を接合させることにより、これらセグメント
1からなる筒状壁体が掘削穴内に構築されるようになっ
ている。
【0018】このセグメント21の一方の周方向への接
合端面22aには、図2に示すように、複数の雄継手2
4が設けられ、他方の周方向への接合端面22bには、
図3に示すように、雄継手24と同数の雌継手25が設
けられている。
【0019】雄継手24は、図4及び図5に示すよう
に、略中心に孔部26が形成されたベース板27と、こ
のベース板27の裏面側における前記孔部26との連通
位置に固定された袋ナット28と、ベース板27の裏面
側に固定された一対の側板29と、ベース板27の表面
側から孔部26へ挿通されておねじ部30aを袋ナット
28のめねじ部28aへ締結させることによりベース板
27から突出された状態に固定されたボルト(棒体)3
0とを有するもので、側板29には、この雄継手24を
セグメント21へ固定するアンカー31が設けられてい
る。
【0020】また、ボルト30には、ベース板27側か
ら順に、円筒状に形成されたスペーサ32、平ワッシャ
33、複数の皿バネ(弾性部材)34が設けられてお
り、平ワッシャ33、皿バネ34及びボルト30のヘッ
ド(大径部)35から、後述する雌継手25の係止板4
3へ係止する係止部36が構成されている。そして、上
記構造の係止部36の平ワッシャ33とベース板27の
表面との間隔がスペーサ32によって所定寸法hとされ
ている。
【0021】係止部36を構成する平ワッシャ33は、
ベース板27側における外縁端部が丸くされた円弧状の
湾曲面とされている。つまり、この平ワッシャ33は、
打ち抜き加工時における打ち抜き側をベース板27へ向
けて取り付けられている。平ワッシャ33とヘッド35
との間に設けられた複数の皿バネ34は、互いにそのテ
ーパ方向が逆向きとなるように配設されている。
【0022】ここでは、それぞれの皿バネ34の外縁端
部が互いに軸方向へ離間するように配設されている。雌
継手25は、切欠部42が形成された係止板43を有す
るもので、この係止板43の裏面側には一対の側板44
が固定され、これら側板44間には、断面L形状の底板
45が設けられている。
【0023】また、側板44には、この雌継手25をセ
グメント21へ固定するアンカー46が設けられてい
る。この雌継手25の係止板43の切欠部42は、その
内面42aにおける端部近傍が端部へ向かって次第に広
がるテーパ面42bとされている。また、切欠部42の
端部近傍における係止板43の裏面43b側には、案内
面47が形成されている。
【0024】この案内面47は、図6及び図7に示すよ
うに、係止板43の端面43a、係止板43の裏面43
b、テーパ面42bが形成された切欠部42の内面42
aからなる角部を、湾曲した凹状に形成したものであ
り、係止板43の端面43a側における案内面47同士
の最外縁部間の寸法がL1とされ、雌継手25に雄継手
24を接合させる際に、最外縁部間寸法L1内に配置さ
れた平ワッシャ33を、切欠部42の中心Xへ案内する
ようになっている。
【0025】そして、この案内面47の端部における係
止板43の厚さ寸法L2が、前記雄継手24の係止部3
6の平ワッシャ33とベース板27の表面との間の寸法
hよりも小さくされている。この雌継手25が設けられ
た接合端面22bには、雌継手25の、係止板43の切
欠部42側に凹部48が形成されている。
【0026】次に、上記継手構造において、スペーサ3
2は、次のような加工工程を行うことにより成形されて
いる。 (1)まず、図8に示すように、所定厚さ(約2〜3m
m)の金属板Tを、打ち抜き用下型枠51と上型枠52
との間に配置させ、これら下型枠51及び上型枠52に
よって、打ち抜き加工を行い、金属板Tから図9に示す
ような円板状のワークWを形成する。
【0027】(2)次いで、図10に示すように、この
円板状のワークWを、鍛造用下型枠53と上型枠54と
の間へ配置させ、これら下型枠53及び上型枠54によ
って鍛造加工を行い、このワークWを、図11に示すよ
うな内径がボルト30の外径よりも僅かに大きな有底円
筒状に形成する。なお、図12に示すように、下型枠5
3の内周面には、突条部53aが形成されており、ま
た、上型枠54の外周面には、溝部54aが形成されて
いる。これにより、これら下型枠53と上型枠54とに
よってワークWを鍛造成形すると、図13に示すよう
に、ワークWには、溝部54aと突条部53aとによっ
て、その円筒部分における内周面に、上下方向へわたっ
て複数の突条32aが周方向へ間隔をあけて形成され
る。
【0028】(3)その後、この有底円筒状のワークW
を、図14に示すような鍛造用下型枠55内に配置さ
せ、その上部から上型枠56を下ろす。このようにする
と、ワークWがさらに鍛造加工されるとともに、底部が
打ち抜かれて、図15に示すような円筒状に形成され
る。ここで、この鍛造加工では、円筒状に形成したワー
クWの高さ寸法を、所定の高さhよりも僅かに大きい寸
法h+αとする。
【0029】(4)そして、このワークWを、図16に
示すようなプレス用の下型枠57と上型枠58との間に
配置させ、上下からプレス加工を施すことにより、その
高さ寸法を寸法α分だけ小さくして所定寸法hとする。
【0030】上記加工(1)〜(4)を行うことによ
り、平板状の金属板Tから、内周面に複数の突条32a
が上下方向へわたってかつ周方向へ間隔をおいて形成さ
れた、所定高さ寸法hのスペーサ32が得られる。
【0031】そして、上記工程によって得られたスペー
サ32によれば、組み立て時に、このスペーサ32へボ
ルト30を挿入すると、このスペーサ32の内周面に形
成された突条32aがボルト30に係止することによ
り、このスペーサ32がボルト30に確実に保持され
る。これにより、組み立て時におけるスペーサ32のボ
ルト30からの抜け落ちが防止され、組み立て作業を良
好に行うことができる。
【0032】次に、上記構造の雄継手24と雌継手25
とを接合させる場合について説明する。上記構造の雄継
手24と雌継手25とを接合させる際には、雌継手25
の側部に形成された凹部48に雄継手25のボルト30
を配設させるように、セグメント21の接合端面22a
と接合端面22bとを互いに当接させた状態にてスライ
ドさせて、雌継手25を構成する係止板43の切欠部4
2に雄継手24を構成するボルト30を嵌合させる。
【0033】このようにすると、ボルト30の係止部3
6を構成する平ワッシャ33が係止板43の案内面47
に当接し、この案内面47によって案内されて係止板4
3の裏面側へ入り込む。
【0034】ここで、この係止板43の案内面47が、
湾曲した凹状に形成されたものであるので、平ワッシャ
33が案内面47同士の最外縁部間寸法L1内に配置さ
れている場合には、この平ワッシャ33が案内面47に
よって切欠部42の中心Xへ確実に案内され、これにと
もない、雄継手24のボルト30が切欠部42の中心X
へ位置決めされ、雄継手24と雌継手25とが正確に位
置決めされる。
【0035】その後、係止部36を構成する平ワッシャ
33が係止板43の裏面側へ入り込むと、この平ワッシ
ャ33がボルト30のヘッド35方向へ押し上げられ、
この平ワッシャ33とヘッド35との間に配設された皿
バネ34が押圧される。そして、このボルト30ととも
に雄継手24が雌継手25側へ引き寄せられ、接合端面
22a、22bが、図17及び図18に示すように、互
いの接合端面22a、22bが強固に圧接された状態に
接合される。
【0036】ここで、雄継手24の係止部36は、皿バ
ネ34が、図19に示すような特性を有している。つま
り、図に示すように、皿バネ34には、変形量δの変化
に比べて弾性力Pの変化の小さい領域Aを有しており、
上記の継手構造では、雄継手24の係止部36とベース
板27との間へ雌継手25の係止板43を係合させた際
に、皿バネ34が領域Aの状態となるように、ボルト3
0の突出長さ寸法、係止板43の厚さ寸法が設定されて
いる。
【0037】以上、説明したように、本実施の形態のセ
グメントの継手構造によれば、雌継手25の係止板43
に形成された切欠部42へ、雄継手24に設けられたボ
ルト30を差し込むことにより、極めて容易に、ボルト
30の係止部36を係止板43の裏面側へ係止させて、
その係止力によって接合させることができる。
【0038】これにより、従来のボルト・ナットによる
締結構造あるいはインサート金具へボルトを締結させる
接合構造と比較して、セグメント21同士の接合作業に
かかる労力を大幅に低減させることができるとともに、
ロボットによる自動組立の容易化を図ることができ、さ
らには、ボルトボックス等がないので、ボルトボックス
の閉塞作業を省略することができる。
【0039】また、雌継手25の係止板43の切欠部4
2近傍における裏面側に、湾曲した凹状の案内面47が
形成され、この案内面47によって雄継手24のボルト
30の平ワッシャ33が案内されながら係止板43の裏
面側へ導かれ、これにより、ボルト30が切欠部42の
中心Xへ位置決めされるので、雄継手24のボルト30
の係止部36を雌継手25の係止板43の切欠部42へ
係合させることにより、雌継手25と雄継手24とを精
度良く位置決めした状態にて、互いに引き寄せて、セグ
メント21の接合端面22a、22b同士を極めて強固
に接合させることができる。
【0040】つまり、雄継手24と雌継手25との接合
時に、係止板43の切欠部42とボルト30との中心位
置がずれていたり軸線が多少傾いていたとしても、係止
板43を削ってしまうような不都合なく、ボルト30を
確実に係止板43の切欠部42の中心Xに案内して、雄
継手24と雌継手25とを円滑に接合させることができ
る。
【0041】しかも、雄継手24を構成する係止部36
は、複数の皿バネ34を重ね合わせた弾性部材を有する
ものであるので、多少の寸法誤差があったとしてもその
誤差を許容することができ、さらには、接合箇所におけ
る地震等による振動を吸収することができ、耐震性に優
れた筒状壁体を構築することができる。また、雄継手2
4の係止部36を構成する平ワッシャ33の、係止板4
3との接触箇所が円弧状の湾曲面47とされているの
で、接合時における、係止部36と係止板43との接触
抵抗を大幅に低減させることができ、これにより、係止
部36を係止板43の裏面側の係止位置へ極めて円滑に
導くことができる。
【0042】また、上記のセグメントの継手構造によれ
ば、金属板Tを円盤状に形成して鍛造加工することによ
り円筒状に形成されたスペーサ32としたものであるの
で、内径がボルト30の径に合った十分な肉厚を有する
スペーサ32とすることができ、これにより、ボルト3
0の径に対して大きすぎるようなことがなく、ワッシャ
33が傾いて、係止板43を削ったり係止板43との係
止状態に不具合を生じさせるような不都合を防止させる
ことができる。
【0043】また、多大な労力を要する切断作業を省略
することができるので、作業の簡略化を図ることができ
る。さらには、スペーサ32の高さ寸法を、プレス加工
により所定寸法hに形成するものであるので、切断して
所定寸法hにする場合と比較して、極めて高精度に高さ
寸法を所定寸法hにすることができる。
【0044】しかも、スペーサ32の内周面に、複数の
突条32aを周方向へ間隔をあけて上下方向へわたって
形成したので、組み立て時に、このスペーサ32へボル
ト30を挿入した際に、このスペーサ32の内周面に形
成された突条32aによって、このスペーサ32の突条
32aをボルト30に係止させて確実に保持させること
ができる。これにより、組み立て時におけるスペーサ3
2のボルト30からの抜け落ちが防止され、組み立て作
業を良好に行うことができる。
【0045】なお、上記の例では、ボルト30に平ワッ
シャ33、皿バネ34を設けたが、皿バネ34を省いた
構造にも適応することができるのは勿論である。また、
平ワッシャ33及び皿バネ34の両者を省いて、ボルト
30のヘッド35を係止板43の案内面47へ直接接触
させて案内させて接合させるようにしても良い。なおま
た、セグメント21としては、コンクリート製に限ら
ず、スチール製であっても良いことは勿論である。ま
た、上記の例では、雌継手25にL形状の底板45を設
け、雄継手24のボルト30のヘッド35が入るスペー
スを形成するようにしたが、この底板45をなくし、セ
グメント21を形成する型枠に、ヘッド35が入るスペ
ースを形成する中子等を取り付けても良い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のセグメ
ントの継手構造によれば、下記の効果を得ることができ
る。請求項1記載のセグメントの継手構造によれば、雌
継手の係止板に、その端面、裏面及び切欠部の内面から
なる角部を湾曲した凹状に形成した案内面を設け、この
案内面によって雄継手の棒体の係止部が案内されて、棒
体が切欠部の中心へ位置決めされるので、これら雄継手
の棒体を雌継手の係止板の切欠部へ係合させることによ
り、雌継手と雄継手とを精度良く位置決めした状態に
て、互いに引き寄せて、セグメント同士を極めて強固に
接合させることができる。つまり、雄継手と雌継手との
接合時に、係止板の切欠部と棒体との中心位置がずれて
いたり軸線が多少傾いていたとしても、係止部によって
係止板を削ってしまうような不都合なく、棒体を確実に
係止板の切欠部の中心位置に案内して、雄継手と雌継手
とを円滑に接合させることができる。
【0047】請求項2記載のセグメントの継手構造によ
れば、棒体の係止部を構成する平ワッシャが案内面によ
って案内され、棒体が切欠部の中心位置に精度良くかつ
円滑に位置決めされるので、雄継手と雌継手とを確実に
位置決めした状態に引き寄せて接合させることができ、
これにより、セグメントを強固にかつ正確に接合させる
ことができる。
【0048】請求項3記載のセグメントの継手構造によ
れば、雄継手を構成する係止部が、弾性部材によって係
止板を挟み込むものであるので、多少の寸法誤差があっ
たとしてもその誤差を許容することができ、さらには、
接合箇所における地震等による振動を吸収することがで
き、耐震性に優れた筒状壁体を構築することができる。
【0049】請求項4記載のセグメントによれば、互い
に重ね合わされた複数の皿バネの弾性力によって、係止
板を平ワッシャとベース板との間に確実に挟持させるこ
とができる。
【0050】請求項5記載のセグメントによれば、複数
の皿バネが、そのテーパ方向を逆向きにして設けられて
いるので、それぞれの皿バネの弾性力を確実に得ること
ができ、これにより、寸法誤差の許容量及び振動の吸収
量をさらに大きくすることができる。
【0051】請求項6記載のセグメントによれば、雄継
手の係止部を構成する平ワッシャの、係止板との接触箇
所が円弧状の湾曲面とされているので、接合時におけ
る、係止部と案内面との接触抵抗を大幅に低減させるこ
とができ、これにより、係止部を係止板裏面側の係止位
置へ極めて円滑に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明する互いに接合されるセグメントの接合箇所の断
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明するセグメントの雄継手が設けられた接合端面の
斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明するセグメントの雌継手が設けられた接合端面の
斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明する雌継手及び雄継手の斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明する雌継手及び雄継手の接合箇所の断面図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明する雌継手を構成する係止板の一部の裏面図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を説明する雌継手を構成する係止板の一部の正面図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を構成する雄継手のスペーサの成形の仕方を説明する打
ち抜き型の断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構造
を構成する雄継手のスペーサの形成の仕方を説明する打
ち抜き加工されたワークの斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの成形の仕方を説明する
鍛造用型の断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの形成の仕方を説明する
鍛造加工されたワークの断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの成形の仕方を説明する
鍛造用型の横断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの形成の仕方を説明する
鍛造加工されたワークの横断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの成形の仕方を説明する
鍛造用型の断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの形成の仕方を説明する
鍛造加工されたワークの断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を構成する雄継手のスペーサの成形の仕方を説明する
プレス用型の断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を説明する互いに接合されるセグメントの接合箇所の
断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を説明する接合箇所の断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態のセグメントの継手構
造を説明する雄継手に設けられた皿バネの弾性と撓みと
の関係を示す図である。
【図20】 セグメントに設けられ雄継手及び雌継手の
構成及び構造を説明するセグメントの接合部分の断面図
である。
【図21】 セグメントに設けられた雄継手及び雌継手
の構成及び構造を説明する雄継手及び雌継手の斜視図で
ある。
【符号の説明】
21 セグメント 22、22a、22b 接合端面 24 雄継手 25 雌継手 27 ベース板 30 ボルト(棒体) 33 平ワッシャ 34 皿バネ(弾性部材) 35 ヘッド(大径部) 36 係止部 42 切欠部 42a 内面 43 係止板 43a 端面 43b 裏面 47 案内面 X 中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲野 明彦 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 染谷 洋樹 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 岡山 奨 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 望月 利雄 静岡県富士宮市星山1040番地の4 小林工 業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 GC04 GC05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントの互いの接合端面同士をスラ
    イドさせることにより、これら接合端面同士を接合させ
    るセグメントの継手構造であって、 一方の接合端面には、ベース板と、このベース板に立設
    された棒体と、この棒体の先端部に設けられた前記棒体
    よりも大径に形成された係止部とからなる雄継手を有
    し、 他方の接合端面には、前記棒体が側方から嵌合可能な切
    欠部が形成され、該切欠部に前記棒体をスライドさせて
    嵌合させながら、前記棒体の係止部と前記ベース板との
    間へ嵌入することにより、前記係止部を裏面側に係止さ
    せる係止板からなる雌継手を有し、 前記係止板には、前記係止板の端面、裏面及び前記切欠
    部の内面からなる角部を湾曲した凹状に形成した案内面
    が形成され、 前記雄継手と前記雌継手との接合時に、前記雄継手の棒
    体の係止部が前記案内面に案内されて、前記棒体が前記
    切欠部の中心に位置決めされることを特徴とするセグメ
    ントの継手構造。
  2. 【請求項2】 前記雄継手の前記係止部は、前記棒体の
    先端部に設けられた前記棒体よりも大径に形成された大
    径部と、該大径部の前記ベース板側に設けられた平ワッ
    シャと有し、 前記雄継手と前記雌継手との接合時に、前記平ワッシャ
    が前記案内面に案内されることを特徴とする請求項1記
    載のセグメントの継手構造。
  3. 【請求項3】 前記大径部と前記平ワッシャとの間に、
    弾性部材が設けられ、該弾性部材の弾性力によって前記
    係止板が前記平ワッシャと前記ベース板との間に挟持さ
    れることを特徴とする請求項2記載のセグメントの継手
    構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、互いに重ね合わされた
    複数の皿バネから構成されていることを特徴とする請求
    項3記載のセグメントの継手構造。
  5. 【請求項5】 前記皿バネは、互いにテーパ方向が逆向
    きとなるように配設されていることを特徴とする請求項
    4記載のセグメントの継手構造。
  6. 【請求項6】 前記平ワッシャは、前記係止板との接触
    箇所が、円弧状の湾曲面とされて前記案内面との接触抵
    抗が低減されていることを特徴とする請求項2〜5のい
    ずれか1項記載のセグメントの継手構造。
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