JP2000119642A - 撥水性被膜形成用組成物 - Google Patents

撥水性被膜形成用組成物

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JP2000119642A
JP2000119642A JP10289784A JP28978498A JP2000119642A JP 2000119642 A JP2000119642 A JP 2000119642A JP 10289784 A JP10289784 A JP 10289784A JP 28978498 A JP28978498 A JP 28978498A JP 2000119642 A JP2000119642 A JP 2000119642A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オルガノポリシロキサンとポリアルキル水素
シロキサンとよりなる撥水性能の耐久性に優れた撥水性
被膜形成用組成物を提供することにある。 【解決手段】 本発明の撥水性被膜形成用組成物は、
(A)平均単位式(1)で表され、分子量が300以
上、10,000以下の範囲にあるオルガノポリロキサ
ン100重量部と、(B)平均単位式(2)で表される
ポリアルキル水素シロキサン2〜25重量部とを含有す
る。 【化1】 (pは1≦p<3の範囲の数であり、aは0または正の
数、bは正の数であって、0.5≦b/(a+b)≦
1.0である。R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素数
1〜5のアルキル基、R3 は炭素数1〜5のアルコキシ
基または水酸基から選ばれる。) 【化2】 (mは0または正の数、nは正の数であって、〔m+
n〕の値は5〜500、〔m/(m+n)〕の値は0〜
0.3である。R4 、R5 、R6 は独立に炭素数1〜5
のアルキル基または水素原子、R7 およびR8 はそれぞ
れ独立に炭素数1〜5のアルキル基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撥水性を有する平
滑な被膜を形成するための撥水性被膜形成用組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種基材に被覆されて撥水性を示
す粒子含有組成物としては、特開昭48−39382号
公報、特開平3−215570号公報、特開平3−24
4996号公報、特開平4−45181号公報などに記
載されたものが知られいる。
【0003】特開昭48−39382号公報の技術は、
(a)平均粒径2μm以下の微粉末と、(b)接触角が
90°以上の疎水性物質とを基材面にコーティングし、
基材面上に平均粒径5〜10μmの疎水性微粉末層を形
成することにより、基材の表面を撥水化するものであ
る。
【0004】特開平3−215570号公報の技術は、
(a)表面張力が32dyn/cm以下の疎水性微粉末
と、(b)シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂よりなる群から選ば
れた1種または2種以上からなる、吸水率0.5%以下
の樹脂とからなる撥水性塗料に関するものである。
【0005】特開平3−244996号公報の技術は、
(a)多孔質形状を有し、粒径が4μm以下である無機
または有機粉体と、(b)シリコーン系樹脂化合物また
はフッ素系樹脂化合物の溶液とからなる撥水性コーティ
ング用組成物に関するものである。
【0006】特開平4−45181号公報の技術は、3
次元架橋体を構成単位とし、シリコン原子に対する有機
基の比R/Siが1.7未満であるシリコーン系樹脂を
含む溶液と、表面が疎水化処理された無機微粒子とから
なる撥水性コーティング用組成物に関するものである。
【0007】また、特開平7−118577号公報に
は、(a)有機基を有する疎水化剤により疎水化処理さ
れ、その疎水化処理率(炭素重量換算)が2.7重量%
以上である疎水化充填剤15〜75重量%と、(b)バ
インダー25〜85重量%とを含有することを特徴とす
る撥水兼防黴性被膜形成用組成物が提案されている。
【0008】これらの技術はいずれも(a)疎水性粒子
と、(b)樹脂バインダーとを含有する組成物であり、
この組成物から得られる撥水性被膜においては、水滴が
転がり落ちていく傾向がある。これは、撥水性被膜の表
面が疎水性微粉末の存在により凹凸となり、多量の空気
層を保持していることと、表面張力が小さいこととによ
る相乗効果に起因すると考えられる。
【0009】しかし、例えば熱交換器の部材にこのよう
なタイプの撥水性被膜が形成されている場合には、水滴
は結露によって被膜表面に生じた凝縮水滴であり、この
凝縮水滴は撥水性被膜表面の凹部分の内部より発生する
ために毛管凝縮を起こし、そのため被膜表面の凹凸によ
る撥水効果が発揮されずに撥水性能は著しく低下したも
のとなる。また、熱交換器のフィンやプレートなどの微
小な間隔で構成されている部材の面上に撥水性被膜を形
成させた場合には、上記の原因による凹凸効果の消失に
より落下せずに部材に保持された水滴が、微小な間隔で
存在する部材間に挟まれて落下を妨げられるため、撥水
性は更に大幅に低下したものとなる。さらに、(a)疎
水性粒子と(b)樹脂バインダーとよりなる撥水性被膜
においては、撥水効果を向上させるために、組成物中に
多量の粒子を含有させなければならず、この多量の粒子
により被膜強度の低下が起こり、結果として耐久性が低
いものとなる。
【0010】一方、特開平9−165553号公報に
は、微粒子よりなる充填剤を含まずに、R2 SiO2/2
単位とR1 SiO3/2 単位とからなるシリコーンレジン
と、ポリアルキルシロキサンとから構成された撥水性被
膜形成組成物が提案されている。この種の組成物から得
られる撥水性被膜では、その表面上に付着した水滴は、
転がり落ちるのではなく、滑り降りる傾向がある。ま
た、この撥水性被膜は表面が平滑であるために毛管凝縮
が起こらず、従って凝縮水滴に対する撥水性能の低下が
少ない。これらのことから、微小な間隔を隔てて他の部
材に隣接されている部材の間隙面上に、この種の組成物
による撥水性被膜が形成されている場合には、水滴が撥
水性被膜に接したまま落ちていくので、当該被膜上にあ
る他の水滴を巻き込みながら落下していく傾向がある。
さらに、当該撥水性被膜形成は、微粒子を含んでいない
ため、既述のような(a)疎水性粒子と、(b)樹脂バ
インダーとよりなる組成物から形成される撥水性被膜と
比較して、被膜自体のの耐久性が向上し、結果として撥
水性能の耐久性も向上したものとなる。このように、微
粒子状の充填剤を含まずに特定のシリコーンレジンとポ
リアルキルシロキサンからなる組成物によれば、凝縮水
滴において良好な撥水性能を得ることができる。しかし
ながら、この組成物中に含有されるポリアルキルシロキ
サンは、反応性官能基を有していないために、撥水性能
の耐久性に乏しいものである、という問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいて研究を重ねた結果、特定のオルガノポ
リシロキサンと、反応性官能基を含有する特定の構造を
有するポリアルキル水素シロキサンとからなる被膜形成
組成物は、その両成分の割合が特定の範囲にある場合
に、優れた撥水性能の耐久性を有する被膜を形成し得る
ことを見出し、この知見によって完成されたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、撥水性能の耐久性に優
れた撥水性被膜形成用組成物を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の撥水性被膜形成
用組成物は、(A)平均単位式(1)で表され、分子量
が300以上、10,000以下の範囲にあるオルガノ
ポリシロキサン100重量部と、(B)平均単位式
(2)で表されるポリアルキル水素シロキサン2〜25
重量部とを含有することを特徴とする。
【0013】
【化3】 (pは1≦p<3の範囲の数であり、aは0または正の
数、bは正の数であって、0.5≦〔b/(a+b)〕
≦1.0である。R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素
数1〜5のアルキル基、R3 は炭素数1〜5のアルコキ
シ基または水酸基から選ばれる置換基、但し、R3 のう
ち70モル%以上は炭素数1〜5のアルコキシ基であ
る。)
【0014】
【化4】 (mは0または正の数、nは正の数であって、〔m+
n〕の値は5〜500、〔m/(m+n)〕の値は0〜
0.3である。R4 、R5 、R6 は独立に炭素数1〜5
のアルキル基または水素原子、R7 およびR8 はそれぞ
れ独立に炭素数1〜5のアルキル基である。但し、m>
0のとき、末端シリル基のケイ素原子に結合する水素原
子は0〜2個であり、m=0のとき、末端シリル基のケ
イ素原子に結合する水素原子は1または2個である。)
【0015】
【作用】本発明の撥水性被膜形成組成物は、特定のオル
ガノポリシロキサンと、特定のポリアルキル水素シロキ
サンとからなり、この両成分の割合が特定の範囲とされ
ていることにより、撥水性能の耐久性に優れた被膜を形
成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の撥水性被膜形成用組成物は、オルガノポ
リシロキサンとポリアルキル水素シロキサンとを含有し
ている。
【0017】オルガノポリシロキサンは、加水分解縮合
生成物であり、レジンないしはレジン状の構造をとるも
のであり、R1 SiO3/2 単位およびR2 3 p SiO
( 3- p)/2単位を繰り返し単位とする上記平均単位式
(1)によって示されるものである。平均単位式(1)
において、R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素数1〜
5のアルキル基を示し、例えばメチル基、エチル基、イ
ソプロピル基、ブチル基などが挙げられ、特にメチル基
が好ましい。また、平均単位式(1)におけるR3 は、
水酸基とアルコキシ基との合計に対するアルコキシ基の
割合が70〜100モル%となる、水酸基または炭素数
1〜5のアルコキシ基を示す。ここで、水酸基とアルコ
キシ基との合計に対するアルコキシ基のモル数の割合が
過小であると、得られる硬化被膜の撥水性能の耐久性が
低下するので好ましくない。なお、オルガノポリシロキ
サンは、置換基であるR1 〜R3 が上記以外の官能基を
有する単位や、1官能基性単位〔Ra 3 SiO1/2 〕、
2官能基性単位〔R b 2 SiO2/2 〕(Ra およびRb
は、有機基である。)、4官能基性単位〔SiO4/2
などを、本発明の特徴的な性質が阻害されない範囲で含
有していてもよい。
【0018】また、平均単位式(1)において、pは1
≦p<3の範囲の数であり、aは0または正の数、bは
正の数を示し、かつ0.5≦b/(a+b)≦1.0で
ある。この値が過小であると、得られる硬化被膜の撥水
性が低下したものとなる。
【0019】オルガノポリシロキサンよりなる(A)の
重量平均分子量(Mw)は300以上で10,000以
下の範囲であり、特により望ましい被膜強度と撥水性と
を得るためには300以上で5,000以下の範囲であ
ることが好ましい。ここで、重量平均分子量(Mw)が
過小である場合には、得られる撥水性被膜の強度が低下
し、一方、重量平均分子量(Mw)が過大である場合に
は、上記の〔b/(a+b)〕の条件を満たすオルガノ
ポリシロキサンは、その合成が容易でないものとなる。
【0020】オルガノポリシロキサンの製造には、一般
的なアルキルアルコキシオルガノポリシロキサンの製造
方法を用いることが可能である。この製造方法として
は、オルガノトリアルコキシシランを、塩酸などの酸性
触媒と水を用いてアルコール系溶媒中で重合させる方法
や、オルガノトリハロシランを水とアルコール系溶媒中
で重合させる方法などがあるが、これらに限定されるも
のではない。
【0021】オルガノポリシロキサンの具体例として
は、例えば下記のものが挙げられる。
【0022】
【化5】 (R1 :メチル基、R2 :メチル基、R3 :メトキシ基
および水酸基(但し、R 3 の全ての置換基に占めるメト
キシ基の割合が70〜98モル%の範囲)、aおよび
b:0.5≦b/(a+b)≦0.95、p:1.1≦
p≦1.8、重量平均分子量(Mw):500〜1,8
00)
【0023】ポリアルキル水素シロキサンは、実質的に
平均構造が、R7 SiHO2/2 単位およびR8 2 SiO
2/2 単位を含有する平均単位式(2)によって示され、
平均単位式(2)中のR4 、R5 およびR6 は独立に炭
素数1〜5のアルキル基または水素原子を示し、R7
8 は、それぞれ独立に炭素数1〜5のアルキル基を示
す。このポリアルキル水素シロキサンは、置換基である
4 、R5 、R6 、R 7 、R8 が上記以外の官能基を有
する単位や、3官能基性単位〔Rc SiO3/2〕(Rc
は、有機基である。)などを、本発明の特徴的な性質が
阻害されない範囲で含有していてもよい。mは0または
正の数、nは正の数を示し、〔m+n〕の値が5〜50
0であり、特に10〜350であることが好ましく、か
つ〔m/(m+n)〕の値が0〜0.3である。さら
に、mが0を超える場合には、末端シリル基のケイ素原
子に結合する水素原子が0〜2個であり、mが0の場合
には、末端シリル基のケイ素原子に結合する水素原子が
1または2個であることが必要である。ここで、〔m+
n〕の値が過小であると、得られる硬化被膜に良好な撥
水効果が得られず、一方、〔m+n〕の値が過大である
と得られる硬化被膜の被膜強度が低下したものとなる傾
向にある。また〔m/(m+n)〕の値が過大である
と、残留する水素原子が多量になるために、得られる硬
化被膜の撥水性が低下したものとなる傾向にある。
【0024】ポリアルキル水素シロキサンの具体例とし
ては、例えば以下のものが挙げられる。
【0025】
【化6】 (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :水素原子、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:m=
0、10≦m+n≦300、m/(m+n)=0、末端
シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:1また
は2個。) (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :水素原子、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:10≦
m+n≦300、0.1≦m/(m+n)≦0.2、末
端シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:0〜
2個。) (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :メチル基、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:10≦
m+n≦300、0.1≦m/(m+n)≦0.2、末
端シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:0〜
2個。)
【0026】本発明の撥水性被膜形成用組成物における
オルガノポリシロキサンとポリアルキル水素シロキサン
との含有割合は、オルガノポリシロキサン100重量部
に対して、ポリアルキル水素シロキサンが2〜25重量
部であり、特に5〜20重量部であることが好ましい。
ここで、ポリアルキル水素シロキサンの含有割合が過小
になると、得られる硬化被膜に良好な撥水効果が得られ
なくなり、一方、その含有割合が過大になると、得られ
る硬化被膜の機械的な性状が低下する可能性がある。
【0027】本発明の撥水性被膜形成用組成物は、必要
に応じて硬化触媒と適宜の希釈溶剤を添加して、液状組
成物を調製し、この液状組成物を、撥水性が必要とされ
る基材上に適宜の手段により塗布または含浸させて、そ
れを加熱硬化させることにより、目的とする撥水性硬化
被膜が形成される。
【0028】希釈溶剤の具体例としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素化合物、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル化合物、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ヘキサノールなどのアルコ
ール化合物、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン化合物、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル化合物、クロロホルム、トリクロ
ロエチレン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素化合
物、n−ヘキサン、n−オクタン、イソオクタンなどの
飽和炭化水素化合物、トリメチルメトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、テ
トラエトキシシランなどのシラン化合物、ヘキサメチル
ジシロキサンなどのボラタイルシリコーン化合物などを
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。また、希釈溶剤は単独であるいは二種以上を併用す
ることもできる。
【0029】希釈溶媒の使用割合は、本発明のオルガノ
ポリシロキサンとポリアルキル水素シロキサンとの合計
量100重量部に対して、0〜10,000重量部であ
り、特に0〜2,000重量部であることが好ましい。
【0030】本発明の撥水性被膜形成用組成物膜は、加
熱のみによって硬化させることも可能であるが、液状組
成物に硬化触媒を添加して用いることもできる。
【0031】硬化触媒の具体例としては、二酢酸錫、ジ
オクチル酸錫、ジラウリル酸錫、四酢酸錫、二酢酸ジブ
チル錫、ジオクチル酸ジブチル錫、ジラウリル酸ジブチ
ル錫、ジオレイン酸ジブチル錫、ジメトキシジブチル
錫、ジブチル錫オキサイド、ベンジルマレイン酸ジブチ
ル錫、ビス(トリエトキシシロキシ)ジブチル錫、二酢
酸ジフェニル錫などの錫化合物、テトラメトキシチタ
ン、テトラエトキシチタン、テトラ−n−プロポキシチ
タン、テトラ−i−プロポキシチタン、テトラ−n−ブ
トキシチタン、テトラ−i−ブトキシチタン、テトラキ
ス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジ−i−プロポキ
シビス(エチルアセトアセテート)チタン、チタンジプ
ロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン、ジ−i
−プロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン、ジ
ブトキシビス(アセチルアセトナート)チタン、トリ−
i−プロポキシアリルアセテートチタン、チタニウムイ
ソプロポキシオクチレングリコール、ビス(アセチルア
セトナート)チタンオキサイドなどのチタン化合物、二
酢酸鉛、ビス(2−エチルヘキサン酸)鉛、ジネオデカ
ン酸鉛、四酢酸鉛、テトラキス(n−プロピオン酸)
鉛、二酢酸亜鉛、ビス(2−エチルヘキサン酸)亜鉛、
ジネオデカン酸亜鉛、ジウンデセン酸亜鉛、ジメタクリ
ル酸亜鉛、二酢酸鉄、テトラキス(2−エチルヘキサン
酸)ジルコニウム、テトラキス(メタクリル酸)ジルコ
ニウム、二酢酸コバルトなどの金属脂肪酸類、アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、テトラメチ
ルグアニジン、テトラメチルグアニジルプロピルトリメ
トキシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルジメト
キシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルトリス
(トリメチルシロキサン)シラン、1,8−ジアザビシ
クロ〔5.4.0.〕−7−ウンデセン、ジ−n−ヘキ
シルアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシル
アミン、ジ−n−オクチルアミン、トリエチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルベンジルアミン、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
アミンなどのアミノ基含有化合物、その他を挙げること
ができるが、これらに限定されるものではない。
【0032】硬化触媒の使用割合は、通常、オルガノポ
リシロキサンとポリアルキル水素シロキサンとの合計量
100重量部に対して、0.01〜50重量部であり、
特に0.1〜30重量部であることが好ましい。
【0033】本発明の撥水性被膜形成用組成物の液状組
成物を適用する手段としては、浸漬塗布、含浸法、ロー
ルコーティング、フローコーティング、刷毛塗り法、ス
プレー法などを利用することができる。基材に形成され
る硬化被膜の膜厚は特に限定されるものではないが、例
えば0.1〜50μmの厚さで形成される。
【0034】硬化を加熱のみによって行う場合の加熱温
度は50℃〜350℃であり、特に80℃〜250℃で
あることが好ましい。ここで、硬化温度が50℃未満の
場合には反応が十分に進行せず、一方350℃を超える
とシロキサンの分解するおそれがある。一方、硬化触媒
を配合して硬化を行う場合には、加熱温度は20℃〜3
50℃、特に20℃〜250℃であることが好ましい。
ここで、硬化温度が過大であると、シロキサンが分解す
るおそれがある。
【0035】本発明の撥水性被膜形成用組成物中には、
得られる硬化被膜の撥水効果を妨げない程度に任意の添
加物が含まれていてもよい。ここに添加物の具体例とし
ては、顔料、染料、UVインジケータ、防黴剤、防腐
剤、老化防止剤、防食剤、防錆剤、帯電防止剤、難燃
剤、防汚剤などを挙げることができる。
【0036】本発明の撥水性被膜形成用組成物が適用さ
れる基材の材質は、特に限定されるものではなく、金
属、ガラス、プラスチック、無機材料、ゴム、繊維など
の種々の物体よりなる基材に適用することができる。基
本的には、撥水性が必要とされる品物、材料、部品な
ど、例えば熱交換器、建築用ガラス、台所、洗面所、風
呂場などの水に濡れたり湿気の多い部位に適用される。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0038】〈オルガノポリシロキサン〉実施例1〜2
2および比較例1〜35で用いられたオルガノポリシロ
キサンは、表1に示す構造を有するものである。このオ
ルガノポリシロキサンの分子量は、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製 H
LC−8020、カラムは東ソー(株)製TSKgel
GMHXL−LとG1000HXL(商品名)を使用
し、溶媒としてトルエンを用いた。)による標準ポリス
チレン換算重量平均分子量(Mw)および数平均分子量
(Mn)を示し、R1 SiO3/2 単位およびR2 3 p
SiO( 3-p)/2単位(オルガノシロキシ単位)と、水酸
基とアルコキシ基との数は、 29SiNMRスペクトル
(ブルカー製ACP−300を用いた。)により測定し
た。
【0039】
【表1】
【0040】〈ポリアルキル水素シロキサン〉実施例1
〜22および比較例1〜35で用いられたポリアルキル
水素シロキサンは、表2に示す構造を有するものであ
る。R8 2 SiO2/2 単位(オルガノシロキシ単位)お
よびR7 SiHO2/2 単位(オルガノ水素シロキシ単
位)との数と、末端シロキシ基の数とは、29SiNMR
スペクトル(ブルカー製ACP−300を用いた。)に
より測定した。
【0041】
【表2】
【0042】表1に示されたオルガノポリシロキサンの
各々100重量部を、希釈溶剤としてのイソオクタンを
用いて希釈し、この混合溶液に表3、表4および表5に
示された量のポリアルキル水素シロキサンの各々を添加
して撹拌した。その後、硬化触媒として二酢酸ジブチル
錫を添加して撹拌して、被膜形成用組成物の液状組成物
を作製した。希釈溶剤の添加割合は、オルガノポリシロ
キサンとポリアルキル水素シロキサンとの合計量を10
0重量部としたとき1,000重量部となるようにし、
また、硬化触媒の使用割合は、オルガノポリシロキサン
とポリアルキル水素シロキサンとの合計量を100重量
部としたとき2重量部となるように調製した。
【0043】実施例1〜22および比較例1〜35で得
られた被膜形成用組成物の液状組成物を用いて形成され
た硬化被膜の各々について、下記の方法によって、水滴
の落下測定による撥水性の評価および撥水性能の耐久性
の評価と、硬化被膜の評価とを実施した。これらの結果
を表3、表4および表5に併せて示す。
【0044】実施例および比較例で得られた各々の被膜
形成用組成物の液状組成物を用いた硬化被膜の作成方法
は、下記のとおりである。被膜形成用組成物の液状組成
物中に、アルミニウム板(JIS−A1050P)より
なる基板を浸漬して引き上げた後、過剰に付着した液状
組成物が基板上に得られた薄膜からすべて落下するまで
基板を垂直に立てて放置し、その後、200℃のオーブ
ンで1時間の加熱を行うことにより膜厚が0.5〜2.
0μmの硬化被膜を基板の表面に形成した。
【0045】撥水性は、水浸漬試験前の水滴の落下水滴
量により判定し、撥水性能の耐久性は、水浸漬試験後の
水滴の落下水滴量により判定した。
【0046】水浸漬試験は、硬化被膜が形成された基板
を、被膜全体が水に接する状態でイオン交換水の中に浸
漬させ、40℃で7日間放置した。その後、基板をイオ
ン交換水から取り出し、硬化被膜上の水滴が乾燥するま
で常温で放置した。
【0047】水滴の落下量測定は、上記の水浸漬試験前
後の硬化被膜が形成されている基板を使用し、水滴の落
下量を以下の方法で測定した。基板を水平支持台上に置
き、その被膜表面上の所定の位置にマイクロピペットま
たはマイクロシリンジで一定量のイオン交換水を滴下
し、水滴を静置させ、その後、水滴の滴下後30秒間が
経過する以前に基板の一辺を水平支持台に接触させたま
ま、反対側の一辺を昇らせ基板を垂立させ、この状態
で、2分間が経過するまで10mm以上の距離落下した
最少の水滴量を記録した。以上の操作を、基板表面上の
異なった個所で5回行い、その平均値を水滴の落下量と
した。そして、得られた平均値が合格基準値である水浸
漬試験前の水滴の落下量が2マイクロリットル以下およ
び水浸漬試験後の水滴の落下量が10マイクロリットル
以下であることを満たす場合を合格とした。
【0048】硬化被膜の評価方法は、アルミニウム板上
に形成させた硬化被膜の硬化状態および表面状態を下記
の1〜5の項目で目視および指触により確認し、合格若
しくは不合格の判定を行った。この判定基準は、下記の
5項目のすべてを満たした場合を合格とし、それ以外の
場合を不合格とした。 1.表面に膜欠陥(柚肌、凹凸、斑点模様、溝、ひび割
など)がない。 2.被膜が白化していない。 3.被膜の膜厚が均一である。 4.被膜の硬化が十分である。 5.被膜の硬度および密着性が良好である。
【0049】総合評価の合否判定は、上記のすべての評
価が合格である場合に合格の判定を下した。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】本発明の撥水性被膜形成用組成物は、以下
の実施態様にて実施されることが好ましい。 <実施態様1> (A)平均単位式(11)で表され、分子量が300以
上、10,000以下の範囲にあるオルガノポリシロキ
サン100重量部と、(B)平均単位式(21)で表さ
れるポリアルキル水素シロキサン2〜25重量部とを含
有することを特徴とする撥水性被膜形成用組成物。
【0054】
【化7】 (R1 :メチル基、R2 :メチル基、R3 :メトキシ基
および水酸基(但し、R 3 の全ての置換基に占めるメト
キシ基の割合が70モル%〜98モル%の範囲)、aお
よびb:0.5≦b/(a+b)≦0.95、p:1.
1≦p≦1.8)
【0055】
【化8】 (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :水素原子、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:m=
0、10≦m+n≦300、m/(m+n)=0、末端
シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:1また
は2個。)
【0056】<実施態様2> (A)平均単位式(11)で表され、分子量が300以
上、10,000以下の範囲にあるオルガノポリシロキ
サン100重量部と、(B)平均単位式(22)で表さ
れるポリアルキル水素シロキサン2〜25重量部とを含
有することを特徴とする撥水性被膜形成用組成物。
【0057】
【化9】 (R1 :メチル基、R2 :メチル基、R3 :メトキシ基
および水酸基(但し、R 3 の全ての置換基に占めるメト
キシ基の割合が70モル%〜98モル%の範囲)、aお
よびb:0.5≦b/(a+b)≦0.95、p:1.
1≦p≦1.8)
【0058】
【化10】 (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :水素原子、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:10≦
m+n≦300、0.1≦m/(m+n)≦0.2、末
端シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:0〜
2個。)
【0059】<実施態様3> (A)平均単位式(11)で表され、分子量が300以
上、10,000以下の範囲にあるオルガノポリシロキ
サン100重量部と、(B)平均単位式(23)で表さ
れるポリアルキル水素シロキサン2〜25重量部とを含
有することを特徴とする撥水性被膜形成用組成物。
【0060】
【化11】 (R1 :メチル基、R2 :メチル基、R3 :メトキシ基
および水酸基(但し、R 3 の全ての置換基に占めるメト
キシ基の割合が70モル%〜98モル%の範囲)、aお
よびb:0.5≦b/(a+b)≦0.95、p:1.
1≦p≦1.8)
【0061】
【化12】 (R4 :メチル基、R5 :メチル基、R6 :メチル基、
7 :メチル基、R8 :メチル基、mおよびn:10≦
m+n≦300、0.1≦m/(m+n)≦0.2、末
端シリル基のケイ素原子に結合する水素原子の数:0〜
2個。)
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の撥水性被膜形成
用組成物は、特定のオルガノポリシロキサンと、特定の
ポリアルキル水素シロキサンとからなり、この両成分の
組成割合が特定の範囲とされていることにより、水に濡
れたり湿気の多い部位に適用される品物の材料や部位な
どの表面に適宜に用いることができる撥水性能の耐久性
に優れた被膜を形成することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)平均単位式(1)で表され、分子量
    が300以上、10,000以下の範囲にあるオルガノ
    ポリシロキサン100重量部と、 (B)平均単位式(2)で表されるポリアルキル水素シ
    ロキサン2〜25重量部とを含有することを特徴とする
    撥水性被膜形成用組成物。 【化1】 (pは1≦p<3の範囲の数であり、aは0または正の
    数、bは正の数であって、0.5≦b/(a+b)≦
    1.0である。R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素数
    1〜5のアルキル基、R3 は炭素数1〜5のアルコキシ
    基または水酸基から選ばれる置換基、但し、R3 のうち
    70モル%以上は炭素数1〜5のアルコキシ基であ
    る。) 【化2】 (mは0または正の数、nは正の数であって、〔m+
    n〕の値は5〜500、〔m/(m+n)〕の値は0〜
    0.3である。R4 、R5 、R6 は独立に炭素数1〜5
    のアルキル基または水素原子、R7 およびR8 はそれぞ
    れ独立に炭素数1〜5のアルキル基である。但し、m>
    0のとき、末端シリル基のケイ素原子に結合する水素原
    子は0〜2個であり、m=0のとき、末端シリル基のケ
    イ素原子に結合する水素原子は1または2個である。)
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