JP2000119121A - カチオン性の構造化剤とスルホンポリエステル型のゲル化剤を含有する局所用組成物 - Google Patents
カチオン性の構造化剤とスルホンポリエステル型のゲル化剤を含有する局所用組成物Info
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- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/85—Polyesters
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/04—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
- A61Q1/06—Lipsticks
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常に良好な保持力を持ち、移りが全くな
く、耐水性があると同時に、非常に好ましい適用感があ
り、一日中付着している光沢のある付着物を付与するこ
とのできる組成物を提供する。 【解決手段】 水相、スルホンポリエステル型の親水性
ゲル化剤、及び一価及び多価のカチオン、ポリカチオン
及びそれらを組合せたものから選択されるカチオン性構
造化剤を含有する局所適用用組成物において、該ポリエ
ステルとして20000未満の重量平均分子量を有し、
次の式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) [上式中、Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェ
ニレン及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、
nは1〜4の範囲にある]のジカルボキシラートの繰り
返し単位を本質的に含有する水溶性又は水分散性のテレ
フタル酸コポリエステルのオリゴマーを使用する。
く、耐水性があると同時に、非常に好ましい適用感があ
り、一日中付着している光沢のある付着物を付与するこ
とのできる組成物を提供する。 【解決手段】 水相、スルホンポリエステル型の親水性
ゲル化剤、及び一価及び多価のカチオン、ポリカチオン
及びそれらを組合せたものから選択されるカチオン性構
造化剤を含有する局所適用用組成物において、該ポリエ
ステルとして20000未満の重量平均分子量を有し、
次の式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) [上式中、Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェ
ニレン及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、
nは1〜4の範囲にある]のジカルボキシラートの繰り
返し単位を本質的に含有する水溶性又は水分散性のテレ
フタル酸コポリエステルのオリゴマーを使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の水相ゲル化
剤を含有し、特に化粧品及び/又は皮膚科学用を意図し
た局所適用水性組成物に関する。この組成物は、柔らか
いペースト状の形態としたり棒状もしくは皿状に成型す
ることができ、頭皮を含む皮膚、唇及び/又は例えば睫
毛、爪又は髪のような体表面成長部(皮膚骨格)のための
手入れ用製品、トリートメント用製品及び/又はメーク
アップ用製品とすることができる。この組成物は、経時
的に良好な安定性、特に熱に対する安定性を有してお
り、清涼感と快適感に併せて、耐移り性と光沢ある外観
を持つ皮膜を付与する。
剤を含有し、特に化粧品及び/又は皮膚科学用を意図し
た局所適用水性組成物に関する。この組成物は、柔らか
いペースト状の形態としたり棒状もしくは皿状に成型す
ることができ、頭皮を含む皮膚、唇及び/又は例えば睫
毛、爪又は髪のような体表面成長部(皮膚骨格)のための
手入れ用製品、トリートメント用製品及び/又はメーク
アップ用製品とすることができる。この組成物は、経時
的に良好な安定性、特に熱に対する安定性を有してお
り、清涼感と快適感に併せて、耐移り性と光沢ある外観
を持つ皮膜を付与する。
【0002】この組成物は、ファンデーション、口紅、
アイライナー、マスカラ、コンシーラ製品、抗日光用製
品、皮膚を人工的に日焼けした状態にする製品、又はボ
ディのメークアップ用製品、並びにアイシャドウ、フェ
イスパウダー又は脱臭剤を構成可能である。
アイライナー、マスカラ、コンシーラ製品、抗日光用製
品、皮膚を人工的に日焼けした状態にする製品、又はボ
ディのメークアップ用製品、並びにアイシャドウ、フェ
イスパウダー又は脱臭剤を構成可能である。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ヒトの
皮膚又は唇をメークアップ又は手入れするための製品、
例えばファンデーション又は口紅は、例えばロウ類及び
油類のような脂肪相、顔料及び/又はフィラー、並びに
場合によっては例えば化粧品用又は皮膚科学的活性剤の
ような添加剤を一般に含有する。
皮膚又は唇をメークアップ又は手入れするための製品、
例えばファンデーション又は口紅は、例えばロウ類及び
油類のような脂肪相、顔料及び/又はフィラー、並びに
場合によっては例えば化粧品用又は皮膚科学的活性剤の
ような添加剤を一般に含有する。
【0004】これらの組成物は、皮膚又は唇に塗布する
と、移ってしまうという欠点がある。すなわち、組成物
が接触し得るある種の支持体、特に、グラス、カップ、
たばこ、衣類又は皮膚に少なくとも部分的に付着して、
シミを残すといった欠点がある。その結果、塗布された
皮膜の持続性が劣ることになり、ファンデーション又は
口紅組成物を規則的に繰り返し塗布する必要が生じる。
さらに、特にブラウスの襟にこのような許容できないシ
ミができると、女性の中には、この種のメークアップを
使用しなくなる人もいる。
と、移ってしまうという欠点がある。すなわち、組成物
が接触し得るある種の支持体、特に、グラス、カップ、
たばこ、衣類又は皮膚に少なくとも部分的に付着して、
シミを残すといった欠点がある。その結果、塗布された
皮膜の持続性が劣ることになり、ファンデーション又は
口紅組成物を規則的に繰り返し塗布する必要が生じる。
さらに、特にブラウスの襟にこのような許容できないシ
ミができると、女性の中には、この種のメークアップを
使用しなくなる人もいる。
【0005】これらの欠点を克服するため、化粧品の研
究者は、3次元構造を有するシロキシシリケート樹脂
と、揮発性油、特に揮発性シリコーン又はイソパラフィ
ンを組合せることを案出した。このような組合せは、特
に特開昭61-65809号公報及び欧州特許公開第6
02905号公報に記載されている。
究者は、3次元構造を有するシロキシシリケート樹脂
と、揮発性油、特に揮発性シリコーン又はイソパラフィ
ンを組合せることを案出した。このような組合せは、特
に特開昭61-65809号公報及び欧州特許公開第6
02905号公報に記載されている。
【0006】これらの組成物は、「耐移り性」が改善さ
れているが、シリコーン油が蒸発すると、時間が経つと
不快感(乾いてしまう感じや突張感)を生じる皮膜が唇
又は皮膚上に残ってしまう不具合があり、このため、こ
の種の口紅又はファンデーションを使用しなくなる女性
もいる。加えて、これらの組成物は非常に滑りやすいた
め、しばしば塗布が難しく、唇にマットな皮膜を残す。
今日、消費者は光沢のある耐移り性製品を常に求めてい
る。さらに、これらの皮膜は、多くの場合除去が困難
で、特殊なメークアップ除去製品を必要とする。
れているが、シリコーン油が蒸発すると、時間が経つと
不快感(乾いてしまう感じや突張感)を生じる皮膜が唇
又は皮膚上に残ってしまう不具合があり、このため、こ
の種の口紅又はファンデーションを使用しなくなる女性
もいる。加えて、これらの組成物は非常に滑りやすいた
め、しばしば塗布が難しく、唇にマットな皮膜を残す。
今日、消費者は光沢のある耐移り性製品を常に求めてい
る。さらに、これらの皮膜は、多くの場合除去が困難
で、特殊なメークアップ除去製品を必要とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の主題は、厳密には、これらの欠点を克服すること
を可能にする、特定の水性ゲル化剤と特定の構造化剤と
を含有する局所適用用組成物にある。
発明の主題は、厳密には、これらの欠点を克服すること
を可能にする、特定の水性ゲル化剤と特定の構造化剤と
を含有する局所適用用組成物にある。
【0008】特に、本発明の主題は、水相、スルホンポ
リエステル型の親水性ゲル化剤、及び一価及び多価のカ
チオン、ポリカチオン及びそれらを組合せたものから選
択されるカチオン性構造化剤(structuring agent)を含
有する局所適用用組成物にあり、該ポリエステルが、2
0000未満の重量平均分子量を有し、次の式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) のジカルボキシラートの繰り返し単位を本質的に含有す
る水溶性又は水分散性のテレフタル酸コポリエステルの
オリゴマーであり、上式中、 − Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェニレン
及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、 − nは1〜4の範囲にあり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも35モル%は、Aが
1,4-フェニレン基を表し、nが1である単位であり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも7モル%は、Aがス
ルホ-1,3-フェニレン基を表す単位であり、 − 式(I)の単位の20モル%まで、好ましくは0.5
から5モル%までは、Aが1,3-フェニレン基を表して
いてもよい、 ものである組成物にある。このゲル化剤は水分散性顔料
ではない。これは、顔料を取込んだり処理するために使
用されるのではなく、水性組成物を特にスティック形態
に構造化するために使用される。
リエステル型の親水性ゲル化剤、及び一価及び多価のカ
チオン、ポリカチオン及びそれらを組合せたものから選
択されるカチオン性構造化剤(structuring agent)を含
有する局所適用用組成物にあり、該ポリエステルが、2
0000未満の重量平均分子量を有し、次の式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) のジカルボキシラートの繰り返し単位を本質的に含有す
る水溶性又は水分散性のテレフタル酸コポリエステルの
オリゴマーであり、上式中、 − Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェニレン
及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、 − nは1〜4の範囲にあり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも35モル%は、Aが
1,4-フェニレン基を表し、nが1である単位であり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも7モル%は、Aがス
ルホ-1,3-フェニレン基を表す単位であり、 − 式(I)の単位の20モル%まで、好ましくは0.5
から5モル%までは、Aが1,3-フェニレン基を表して
いてもよい、 ものである組成物にある。このゲル化剤は水分散性顔料
ではない。これは、顔料を取込んだり処理するために使
用されるのではなく、水性組成物を特にスティック形態
に構造化するために使用される。
【0009】この組成物は、特に、非常に良好な保持力
を持ち、全く移らず、耐水性があり、同時に非常に快適
に塗布できて一日中付着している光沢ある付着物を得る
ことができるという利点を有する化粧品用、皮膚科学
的、製薬用又は衛生用組成物である。付着物は、特に脂
性感がないし乾燥もせず、べとつきもしない。加えて、
本発明の組成物は、塗布時と時間が経過した後も快適感
があり、特に塗布時に清涼感、潤い感があり、突張感が
ないといった特性を有しており、通常使用されているメ
ークアップ除去用製品で容易に除去される。さらに、本
組成物は、揮発性油を含有する耐移り性製品よりも滑り
にくいため、唇又は皮膚への塗布がより容易である。ま
た、経時的に安定していて、特に温度に対して安定して
おり、よって暑い地域で使用することもできる。
を持ち、全く移らず、耐水性があり、同時に非常に快適
に塗布できて一日中付着している光沢ある付着物を得る
ことができるという利点を有する化粧品用、皮膚科学
的、製薬用又は衛生用組成物である。付着物は、特に脂
性感がないし乾燥もせず、べとつきもしない。加えて、
本発明の組成物は、塗布時と時間が経過した後も快適感
があり、特に塗布時に清涼感、潤い感があり、突張感が
ないといった特性を有しており、通常使用されているメ
ークアップ除去用製品で容易に除去される。さらに、本
組成物は、揮発性油を含有する耐移り性製品よりも滑り
にくいため、唇又は皮膚への塗布がより容易である。ま
た、経時的に安定していて、特に温度に対して安定して
おり、よって暑い地域で使用することもできる。
【0010】式(I)の単位の好ましくは少なくとも40
モル%、より好ましくは40〜90モル%は、Aが1,
4-フェニレン基を表し、nが1である単位である。式
(I)の単位の好ましくは少なくとも10モル%、より好
ましくは10モル%〜25モル%は、Aがスルホ-1,3
-フェニレン基を表す単位である。
モル%、より好ましくは40〜90モル%は、Aが1,
4-フェニレン基を表し、nが1である単位である。式
(I)の単位の好ましくは少なくとも10モル%、より好
ましくは10モル%〜25モル%は、Aがスルホ-1,3
-フェニレン基を表す単位である。
【0011】前記コポリエステルのオリゴマーの鎖の末
端は同一でも異なっていてもよく、本質的に式(I'): -CO-A-CO-O-(CH2-CH2-O)n-H (I') [上式中、A及びnは上述したものである]の基で表さ
れる。
端は同一でも異なっていてもよく、本質的に式(I'): -CO-A-CO-O-(CH2-CH2-O)n-H (I') [上式中、A及びnは上述したものである]の基で表さ
れる。
【0012】また、オリゴマーは、鎖の末端に、式-A-
CO-OH又は-A-CO-OR[上式中、Aは上述したも
のであり、RはC1-C4アルキル基を表す]の基を少
量有し得る。
CO-OH又は-A-CO-OR[上式中、Aは上述したも
のであり、RはC1-C4アルキル基を表す]の基を少
量有し得る。
【0013】Aがスルホ-1,3-フェニレン基を表す場合
は、特にアルカリ金属のスルホナート、中でもスルホン
酸カリウム又はナトリウム、又はアンモニウムもしくは
低級モノ-、ジ-、トリ-又はテトラアルキルアンモニウ
ムスルホナートである。「低級アルキルアンモニウム」
という用語は、好ましくはアルキル基が低級アルキル
類、好ましくはC1-C6アルキル類であるアンモニウ
ムを指す。好ましくはスルホン酸ナトリウムである。
は、特にアルカリ金属のスルホナート、中でもスルホン
酸カリウム又はナトリウム、又はアンモニウムもしくは
低級モノ-、ジ-、トリ-又はテトラアルキルアンモニウ
ムスルホナートである。「低級アルキルアンモニウム」
という用語は、好ましくはアルキル基が低級アルキル
類、好ましくはC1-C6アルキル類であるアンモニウ
ムを指す。好ましくはスルホン酸ナトリウムである。
【0014】コポリエステルのオリゴマーは、Aが1,
3-フェニレン基を表す式(I)の単位を20モル%、好
ましくは0.5〜5モル%まで含有していてもよい。
3-フェニレン基を表す式(I)の単位を20モル%、好
ましくは0.5〜5モル%まで含有していてもよい。
【0015】本発明のコポリエステルのオリゴマーは、
好ましくは5000〜14000、より好ましくは80
00〜10000の重量平均分子量を有する。重量平均
分子量は、100℃で、10-2NのLiBrを含有す
るジメチルアセトアミド中でのゲル浸透クロマトグラフ
ィーにより測定される。結果はポリスチレン換算で表さ
れている。特に好ましいオリゴマーは、以下の実施例1
に記載されているものである。
好ましくは5000〜14000、より好ましくは80
00〜10000の重量平均分子量を有する。重量平均
分子量は、100℃で、10-2NのLiBrを含有す
るジメチルアセトアミド中でのゲル浸透クロマトグラフ
ィーにより測定される。結果はポリスチレン換算で表さ
れている。特に好ましいオリゴマーは、以下の実施例1
に記載されているものである。
【0016】コポリエステルのオリゴマーは、ポリエス
テルの調製のための通常の融解経路、溶媒経路又は界面
経路法により得ることができ、これらの方法には、 ・二酸類とジオール類のエステル化反応及び重縮合、 ・ジエステル類とジオール類のエステル交換反応及び重
縮合、 ・ヒドロキシ酸の自己縮合反応、 ・ジオール類と酸塩化物類を使用したショッテン-バウ
マン反応及び重縮合、 ・ラクトンの重合反応、 が含まれ、これらはAが1,4-フェニレン基を表し、n
が1である、式(I)の単位を最小量に制御しながら行わ
れ、これは、副反応の制御においても種々のモノマーの
初期の化学量論比においても同様である。特に有利な調
製方法は、エステル交換化及び/又はエステル化触媒を
使用する融解経路のエステル交換化/重縮合及び/又は
エステル化/重縮合によるものである。
テルの調製のための通常の融解経路、溶媒経路又は界面
経路法により得ることができ、これらの方法には、 ・二酸類とジオール類のエステル化反応及び重縮合、 ・ジエステル類とジオール類のエステル交換反応及び重
縮合、 ・ヒドロキシ酸の自己縮合反応、 ・ジオール類と酸塩化物類を使用したショッテン-バウ
マン反応及び重縮合、 ・ラクトンの重合反応、 が含まれ、これらはAが1,4-フェニレン基を表し、n
が1である、式(I)の単位を最小量に制御しながら行わ
れ、これは、副反応の制御においても種々のモノマーの
初期の化学量論比においても同様である。特に有利な調
製方法は、エステル交換化及び/又はエステル化触媒を
使用する融解経路のエステル交換化/重縮合及び/又は
エステル化/重縮合によるものである。
【0017】構造の制御は、Aが1,4-フェニレン基を
表し、nが1である式(I)の単位の最小量を制御するこ
とにより得られ、これは種々の二酸及び/又はジエステ
ル及びジオールモノマーの初期の化学量論比においても
エーテル化制限剤の使用においても同様であり、この制
限剤は、塩基性化合物、例えば脂肪族又は芳香族アミ
ン、あるいはアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物又はアセタートとできる。分子量の制御は、当業者
に公知の方法で行われ、圧力、温度及び時間を適切に折
衷させることにより達成される。
表し、nが1である式(I)の単位の最小量を制御するこ
とにより得られ、これは種々の二酸及び/又はジエステ
ル及びジオールモノマーの初期の化学量論比においても
エーテル化制限剤の使用においても同様であり、この制
限剤は、塩基性化合物、例えば脂肪族又は芳香族アミ
ン、あるいはアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物又はアセタートとできる。分子量の制御は、当業者
に公知の方法で行われ、圧力、温度及び時間を適切に折
衷させることにより達成される。
【0018】本発明で使用されるテレフタル酸コポリエ
ステルのオリゴマーは: − テレフタル(Tp)酸、無水物又はジエステル − スルホイソフタル(SIp)酸、無水物又はジエステ
ル − 場合によってはイソフタル(Ip)酸、無水物又はジ
エステル、及び − エチレングリコール(EG) をベースとし、その相対量が *(SIp)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が
少なくとも7/100、好ましくは少なくとも10/1
00、最も好ましくは10/100〜25/100のも
の、 *(Ip)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が2
0/100以下、好ましくは5/100以下のもの、 *(EG)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が2
/1〜3/1のもの、 であるモノマー組成を、エステル化及び/又はエステル
交換化触媒及びエーテル化制限剤の存在下において、エ
ステル化及び/又はエステル交換化/重縮合することに
より調製することができる。
ステルのオリゴマーは: − テレフタル(Tp)酸、無水物又はジエステル − スルホイソフタル(SIp)酸、無水物又はジエステ
ル − 場合によってはイソフタル(Ip)酸、無水物又はジ
エステル、及び − エチレングリコール(EG) をベースとし、その相対量が *(SIp)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が
少なくとも7/100、好ましくは少なくとも10/1
00、最も好ましくは10/100〜25/100のも
の、 *(Ip)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が2
0/100以下、好ましくは5/100以下のもの、 *(EG)/[(Tp)+(SIp)+(Ip)]のモル比が2
/1〜3/1のもの、 であるモノマー組成を、エステル化及び/又はエステル
交換化触媒及びエーテル化制限剤の存在下において、エ
ステル化及び/又はエステル交換化/重縮合することに
より調製することができる。
【0019】テレフタル酸(Tp)モノマーは、好ましく
は低級ジエステル(ジ(C1-C4)アルキルジエステ
ル)、好ましくはジメチルのジエステルの形態で使用さ
れる。スルホイソフタル酸(SIp)モノマーは、好まし
くは低級(C1-C4アルキル)、好ましくはメチルジエ
ステルのアルカリ金属のスルホナート(特にスルホン酸
ナトリウム)の形態で使用される。ジメチル-5-オキシ
スルホニルイソフタル酸ナトリウムを特に挙げることが
できる。任意のイソフタル酸(Ip)モノマーは、好まし
くはイソフタル酸の形態で使用される。
は低級ジエステル(ジ(C1-C4)アルキルジエステ
ル)、好ましくはジメチルのジエステルの形態で使用さ
れる。スルホイソフタル酸(SIp)モノマーは、好まし
くは低級(C1-C4アルキル)、好ましくはメチルジエ
ステルのアルカリ金属のスルホナート(特にスルホン酸
ナトリウム)の形態で使用される。ジメチル-5-オキシ
スルホニルイソフタル酸ナトリウムを特に挙げることが
できる。任意のイソフタル酸(Ip)モノマーは、好まし
くはイソフタル酸の形態で使用される。
【0020】「二酸」モノマーの全てがジエステルの形
態で使用される場合、これら「二酸」モノマーとエチレ
ングリコールとの間のエステル交換化(交換:exchange)
操作は、130℃以上、好ましくは約140〜220
℃、特に好ましくは約180〜220℃の温度で行わ
れ;この温度において形成されたメタノール(ジメチル
ジエステルの好ましい場合)は、好ましくは蒸留により
反応媒体から除去される。この交換操作は、金属性エス
テル交換化触媒とエーテル化制限剤の存在下で行われ
る。それは、特に1〜4時間、一般的には約2〜3時間
続けられる。
態で使用される場合、これら「二酸」モノマーとエチレ
ングリコールとの間のエステル交換化(交換:exchange)
操作は、130℃以上、好ましくは約140〜220
℃、特に好ましくは約180〜220℃の温度で行わ
れ;この温度において形成されたメタノール(ジメチル
ジエステルの好ましい場合)は、好ましくは蒸留により
反応媒体から除去される。この交換操作は、金属性エス
テル交換化触媒とエーテル化制限剤の存在下で行われ
る。それは、特に1〜4時間、一般的には約2〜3時間
続けられる。
【0021】前記触媒は、好ましくは金属のカルボキシ
ラート、例えば酢酸マンガン、酢酸亜鉛、酢酸コバルト
又は酢酸カルシウム、又は有機又は無機のチタナート、
例えばチタン酸ブチル、ニトリロ-2,2',2''-トリエ
チルチタナート[すなわち、エーテル化制限剤としても
作用するチタニウム-アミノトリエトキシド(titaniumam
inotriethoxide)]又はチタン酸カルシウムである。好
ましい触媒は有機チタナートである;それらは、存在す
る反応物の重量に対し、チタンで表して、少なくとも約
0.001重量%、好ましくは約0.002重量%〜
0.02重量%の量で使用される。
ラート、例えば酢酸マンガン、酢酸亜鉛、酢酸コバルト
又は酢酸カルシウム、又は有機又は無機のチタナート、
例えばチタン酸ブチル、ニトリロ-2,2',2''-トリエ
チルチタナート[すなわち、エーテル化制限剤としても
作用するチタニウム-アミノトリエトキシド(titaniumam
inotriethoxide)]又はチタン酸カルシウムである。好
ましい触媒は有機チタナートである;それらは、存在す
る反応物の重量に対し、チタンで表して、少なくとも約
0.001重量%、好ましくは約0.002重量%〜
0.02重量%の量で使用される。
【0022】エーテル化制限剤は、塩基性化合物、例え
ば脂肪族又は芳香族アミン類(トリエタノールアミン、
炭酸グアニジン、ジメチルアニリン、ナフチルアミン
等)又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物
又はアセタート(酢酸カリウム又はナトリウム、安息香
酸ナトリウム等)であってよい。それは、存在する反応
物の重量に対し、約0.001%〜0.05%の量で一
般的に使用される。
ば脂肪族又は芳香族アミン類(トリエタノールアミン、
炭酸グアニジン、ジメチルアニリン、ナフチルアミン
等)又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物
又はアセタート(酢酸カリウム又はナトリウム、安息香
酸ナトリウム等)であってよい。それは、存在する反応
物の重量に対し、約0.001%〜0.05%の量で一
般的に使用される。
【0023】メタノールの理論量の90%を超える量が
留去された場合、反応媒体の温度を230℃にすること
により、過剰のポリオールが除去される。
留去された場合、反応媒体の温度を230℃にすること
により、過剰のポリオールが除去される。
【0024】重縮合操作は、約230〜280℃、好ま
しくは約240〜260℃の温度において、予めこの温
度にされ、徐々に10Paといった低圧にされた真空下
に配された他の反応器中で行われる;約40分間、約1
0ミリバールまでの圧力低下が続く。重縮合操作は、ポ
リオール分子の除去を伴い行われ、この操作は、7.5
リットルの反応器中において、錨型スピンドルの攪拌速
度が80回転/分で、反応体の温度が250℃である場
合に、攪拌器のシャフトのモータートルクが約0.5〜
5ニュートン・メートルに等しい値を示した時に終了す
る。ついで、窒素により真空状態を解き、ポリマーを鋳
型に注いで、冷却後、ポリマーを粉砕する。
しくは約240〜260℃の温度において、予めこの温
度にされ、徐々に10Paといった低圧にされた真空下
に配された他の反応器中で行われる;約40分間、約1
0ミリバールまでの圧力低下が続く。重縮合操作は、ポ
リオール分子の除去を伴い行われ、この操作は、7.5
リットルの反応器中において、錨型スピンドルの攪拌速
度が80回転/分で、反応体の温度が250℃である場
合に、攪拌器のシャフトのモータートルクが約0.5〜
5ニュートン・メートルに等しい値を示した時に終了す
る。ついで、窒素により真空状態を解き、ポリマーを鋳
型に注いで、冷却後、ポリマーを粉砕する。
【0025】「二酸」モノマーの一つが、二酸又は無水
物の形態で存在し、他方がジエステルの形態である場
合、前記コポリエステルのオリゴマーは、まず、上述し
た条件下でエチレングリコールとジエステルモノマーの
エステル交換化操作を行い、続いてエチレングリコール
と二酸又は無水物モノマーの媒体中でエステル化操作を
行い、ついで上述した条件下で重縮合させることで得ら
れ、エチレングリコールの全量は2つの操作(エステル
交換化及びエステル化)の間で分けられる。
物の形態で存在し、他方がジエステルの形態である場
合、前記コポリエステルのオリゴマーは、まず、上述し
た条件下でエチレングリコールとジエステルモノマーの
エステル交換化操作を行い、続いてエチレングリコール
と二酸又は無水物モノマーの媒体中でエステル化操作を
行い、ついで上述した条件下で重縮合させることで得ら
れ、エチレングリコールの全量は2つの操作(エステル
交換化及びエステル化)の間で分けられる。
【0026】必要であるならば、エステル化操作は、エ
ステル交換化操作により得られる反応媒体に、交換の終
了時に相当する温度で、予め懸濁液に入れられたエチレ
ングリコールと二酸又は無水物の形態のモノマーを添加
することにより行われ;導入時間は約1時間である。こ
のエステル化操作は、約230〜280℃、好ましくは
約250〜260℃の温度で、エステル交換化触媒と同
種の触媒、及びエーテル化制限剤の存在下で行われる。
ステル交換化操作により得られる反応媒体に、交換の終
了時に相当する温度で、予め懸濁液に入れられたエチレ
ングリコールと二酸又は無水物の形態のモノマーを添加
することにより行われ;導入時間は約1時間である。こ
のエステル化操作は、約230〜280℃、好ましくは
約250〜260℃の温度で、エステル交換化触媒と同
種の触媒、及びエーテル化制限剤の存在下で行われる。
【0027】操作は、エステル交換操作で使用されたも
のと、同種の触媒及びエーテル化制限剤の存在下におい
て同様の割合で行われる。反応は水の除去を伴い行わ
れ、水は過剰のポリオールと同時に反応器から除去され
る。この種の調製方法は、特に特許出願WO95/32
997に記載されている。
のと、同種の触媒及びエーテル化制限剤の存在下におい
て同様の割合で行われる。反応は水の除去を伴い行わ
れ、水は過剰のポリオールと同時に反応器から除去され
る。この種の調製方法は、特に特許出願WO95/32
997に記載されている。
【0028】親水性ゲル化剤は、組成物の全重量に対し
て0.5〜40重量%、好ましくは5〜40重量%、さ
らに好ましくは15〜25重量%の範囲の含有量で、本
発明の組成物に存在する。親水性ゲル化剤の含有量が少
なくとも5%であれば、棒状又は皿状形態に成型可能な
固体状の組成物が得られる。
て0.5〜40重量%、好ましくは5〜40重量%、さ
らに好ましくは15〜25重量%の範囲の含有量で、本
発明の組成物に存在する。親水性ゲル化剤の含有量が少
なくとも5%であれば、棒状又は皿状形態に成型可能な
固体状の組成物が得られる。
【0029】また、本発明の組成物は、考慮される特定
の用途に応じて、局所適用、特に皮膚科学及び化粧品に
おいて通常使用される任意の添加剤をさらに含有するこ
とができる。添加剤の例としては、染料、例えば組成物
の媒体に溶解する染料、顔料及び真珠母、抗日光用製
品、フィラー、酸化防止剤、防腐剤、増粘剤、可塑剤、
界面活性剤、ロウ、油、香料及び化粧品用又は皮膚病用
活性剤、例えば保湿剤を挙げることができる。これらの
添加剤は、考慮される分野において、従来より使用され
ている濃度で使用される。言うまでもなく、当業者であ
れば、考慮される添加により、本発明の組成物の有利な
特性が、悪影響を受けないか、実質的に受けないように
留意して、これら任意の添加剤及び/又はその量を選択
するであろう。
の用途に応じて、局所適用、特に皮膚科学及び化粧品に
おいて通常使用される任意の添加剤をさらに含有するこ
とができる。添加剤の例としては、染料、例えば組成物
の媒体に溶解する染料、顔料及び真珠母、抗日光用製
品、フィラー、酸化防止剤、防腐剤、増粘剤、可塑剤、
界面活性剤、ロウ、油、香料及び化粧品用又は皮膚病用
活性剤、例えば保湿剤を挙げることができる。これらの
添加剤は、考慮される分野において、従来より使用され
ている濃度で使用される。言うまでもなく、当業者であ
れば、考慮される添加により、本発明の組成物の有利な
特性が、悪影響を受けないか、実質的に受けないように
留意して、これら任意の添加剤及び/又はその量を選択
するであろう。
【0030】本出願人は、上述したオリゴマーに、ある
種の添加剤、例えば従来のゲル化剤、油、顔料又はフィ
ラーを導入することにより、組成物の構造を変化できる
ことを見出した。このことは、組成物が固体状の形態、
特にチューブ又は棒状形態である場合に特に顕著であ
る。特に、棒状体の硬度が低減する。さらに、あるケー
スにおいては、特に皮膚、唇又は体表面成長部に付着し
た皮膜の特性、例えば光沢が改変される。
種の添加剤、例えば従来のゲル化剤、油、顔料又はフィ
ラーを導入することにより、組成物の構造を変化できる
ことを見出した。このことは、組成物が固体状の形態、
特にチューブ又は棒状形態である場合に特に顕著であ
る。特に、棒状体の硬度が低減する。さらに、あるケー
スにおいては、特に皮膚、唇又は体表面成長部に付着し
た皮膜の特性、例えば光沢が改変される。
【0031】また、本出願人は、驚くべきことに、カチ
オン性構造化剤、例えば一価又は多価のカチオン、ポリ
カチオン及びそれらを組合せたものにより、本発明の組
成物元来の堅さが保持されることを見出した。
オン性構造化剤、例えば一価又は多価のカチオン、ポリ
カチオン及びそれらを組合せたものにより、本発明の組
成物元来の堅さが保持されることを見出した。
【0032】「多価のカチオン」という用語は、少なく
とも2倍、特に2、3、4倍又はそれ以上に荷電したカ
チオンを意味する。有利には、存在するカチオンの量、
その大きさ及びカチオンの電荷の関数であるカチオン性
構造化剤のイオン強度は高い。特に、構造化剤中の遊離
のカチオン又はポリカチオンの量は、該薬剤の全重量に
対して少なくとも0.4%、好ましくは少なくとも0.
9%である。特にこの量は1.45%である。
とも2倍、特に2、3、4倍又はそれ以上に荷電したカ
チオンを意味する。有利には、存在するカチオンの量、
その大きさ及びカチオンの電荷の関数であるカチオン性
構造化剤のイオン強度は高い。特に、構造化剤中の遊離
のカチオン又はポリカチオンの量は、該薬剤の全重量に
対して少なくとも0.4%、好ましくは少なくとも0.
9%である。特にこの量は1.45%である。
【0033】好ましくは、カチオン性構造化剤は、カル
シウム、マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カ
リウム及びリチウム、及びそれらを組合せたものから選
択される少なくとも1種のカチオンを含有する。この又
はこれらのカチオンは、通常、一又は複数の対イオン、
例えばこの種のカチオンと一般的に結合したもの、特に
シリカートと結合する。
シウム、マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カ
リウム及びリチウム、及びそれらを組合せたものから選
択される少なくとも1種のカチオンを含有する。この又
はこれらのカチオンは、通常、一又は複数の対イオン、
例えばこの種のカチオンと一般的に結合したもの、特に
シリカートと結合する。
【0034】本発明において、構造化剤は、天然又は合
成由来で水和又は非水和の固体である。合成由来の薬剤
が薬剤の生産性及びその性質から好ましく使用される。
これらの薬剤は、特にパウダー形態である。
成由来で水和又は非水和の固体である。合成由来の薬剤
が薬剤の生産性及びその性質から好ましく使用される。
これらの薬剤は、特にパウダー形態である。
【0035】本発明で使用可能な構造化剤としては、ケ
イ酸マグネシウムナトリウム、特にケイ酸マグネシウム
リチウムナトリウム、例えばラポーテ社(Laporte)から
ラポナイト(Laponite)XLGの名称で販売されている製
品、特に水和した形態のケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、例えば合成のスメスタイトクレーであり、ヴァンダ
ービルト社(Vanderbilt)からビーガム・ウルトラ(Veegum
Ultra)の名称で販売されている製品、又はケイ酸カル
シウム、特に上記会社からマイクロ-セル(Micro-cel)C
の名称で販売されている合成形態のものを挙げることが
できる。
イ酸マグネシウムナトリウム、特にケイ酸マグネシウム
リチウムナトリウム、例えばラポーテ社(Laporte)から
ラポナイト(Laponite)XLGの名称で販売されている製
品、特に水和した形態のケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、例えば合成のスメスタイトクレーであり、ヴァンダ
ービルト社(Vanderbilt)からビーガム・ウルトラ(Veegum
Ultra)の名称で販売されている製品、又はケイ酸カル
シウム、特に上記会社からマイクロ-セル(Micro-cel)C
の名称で販売されている合成形態のものを挙げることが
できる。
【0036】好ましくは、ラポナイトXLGの名称で販
売されている合成クレーが使用される。これは、このク
レーにより特に棒状形態の組成物の初期硬度が、経時的
に十分に保持されるばかりか、皮膜の光沢も十分に増加
するという理由によるものである。ビーガム・ウルトラ
の名称で販売されている合成クレーでは、組成物の当初
の光沢のみが保持される。
売されている合成クレーが使用される。これは、このク
レーにより特に棒状形態の組成物の初期硬度が、経時的
に十分に保持されるばかりか、皮膜の光沢も十分に増加
するという理由によるものである。ビーガム・ウルトラ
の名称で販売されている合成クレーでは、組成物の当初
の光沢のみが保持される。
【0037】構造化剤は、組成物の水相の部分に、1〜
10%の濃度で、特にプレゲル(pregel)形態の硬化前の
組成物に導入することができる。それは活性物質(A.
M.)として、組成物の全重量に対して0.1〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%である。有利には、オリゴ
マー及びカチオン性構造化剤は、オリゴマー/構造化剤
の重量比が0.1〜60、好ましくは3〜20の範囲に
なるように存在する。
10%の濃度で、特にプレゲル(pregel)形態の硬化前の
組成物に導入することができる。それは活性物質(A.
M.)として、組成物の全重量に対して0.1〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%である。有利には、オリゴ
マー及びカチオン性構造化剤は、オリゴマー/構造化剤
の重量比が0.1〜60、好ましくは3〜20の範囲に
なるように存在する。
【0038】本発明は、唇、体表面成長部及び頭皮を含
む皮膚及び瞼の内側用の化粧品、手入れ及び/又はトリ
ートメント用製品ばかりでなく、手入れ及び/又はトリ
ートメント特性を有していてもよい、皮膚、唇及び体表
面の成長部用のメークアップ用製品にも応用される。
む皮膚及び瞼の内側用の化粧品、手入れ及び/又はトリ
ートメント用製品ばかりでなく、手入れ及び/又はトリ
ートメント特性を有していてもよい、皮膚、唇及び体表
面の成長部用のメークアップ用製品にも応用される。
【0039】本発明の組成物は、皮膚科学的又はスキン
ケア用組成物の形態、又は抗日光又はメークアップ除去
用組成物の形態にすることができる。この場合、化粧品
用又は皮膚病用活性剤を含有していてもよい非着色の形
態である。また、皮膚又は唇の手入れ用ベース(冷気及
び/又は太陽及び/又は風から唇を保護するための唇用
バルム)、脱臭剤又は皮膚を人工的に日焼けした状態に
する製品として使用することもできる。
ケア用組成物の形態、又は抗日光又はメークアップ除去
用組成物の形態にすることができる。この場合、化粧品
用又は皮膚病用活性剤を含有していてもよい非着色の形
態である。また、皮膚又は唇の手入れ用ベース(冷気及
び/又は太陽及び/又は風から唇を保護するための唇用
バルム)、脱臭剤又は皮膚を人工的に日焼けした状態に
する製品として使用することもできる。
【0040】さらに、本発明の組成物は、手入れ又はト
リートメント特性を有する、皮膚用の着色したメークア
ップ用製品、例えばファンデーション、ほほ紅、フェイ
スパウダー、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ又
はコンシーラ製品、唇のメークアップ用製品、例えば口
紅、又はボディのメークアップ用製品の形態にすること
もできる。この場合、一又は複数の染料を含有する。こ
れらは組成物の全重量に対して0.1〜40%であって
よい。
リートメント特性を有する、皮膚用の着色したメークア
ップ用製品、例えばファンデーション、ほほ紅、フェイ
スパウダー、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ又
はコンシーラ製品、唇のメークアップ用製品、例えば口
紅、又はボディのメークアップ用製品の形態にすること
もできる。この場合、一又は複数の染料を含有する。こ
れらは組成物の全重量に対して0.1〜40%であって
よい。
【0041】言うまでもなく、本発明の組成物は、化粧
品的又は皮膚科学的に許容可能である、すなわち毒性が
なく、ヒトの皮膚、唇及び体表面成長部に適用可能なも
のでなくてはならない。
品的又は皮膚科学的に許容可能である、すなわち毒性が
なく、ヒトの皮膚、唇及び体表面成長部に適用可能なも
のでなくてはならない。
【0042】有利には、本発明の組成物は、化粧品用組
成物に通常使用される顔料及び/又は真珠母及び/又は
フィラーを含有し、組成物の全重量に対して0〜35
%、好ましくは5〜25%の割合で存在する粒子相を含
有する。
成物に通常使用される顔料及び/又は真珠母及び/又は
フィラーを含有し、組成物の全重量に対して0〜35
%、好ましくは5〜25%の割合で存在する粒子相を含
有する。
【0043】本発明の組成物は、化粧品又は皮膚科学に
おいて一般的に使用される公知の方法で調製することが
できる。
おいて一般的に使用される公知の方法で調製することが
できる。
【0044】また本発明の主題は、上述した化粧品用組
成物を皮膚、唇又は体表面成長部に適用することを含
む、ヒトの皮膚、唇又は体表面成長部を手入れ、トリー
トメント又はメークアップするための非治療的方法、特
に美容方法にある。
成物を皮膚、唇又は体表面成長部に適用することを含
む、ヒトの皮膚、唇又は体表面成長部を手入れ、トリー
トメント又はメークアップするための非治療的方法、特
に美容方法にある。
【0045】さらに本発明の主題は、ヒトの唇及び/又
は皮膚及び/又は体表面成長部に適用された組成物の皮
膜と接触する支持体への、該皮膜の移動を低減又はなく
すための非治療的方法において、該方法が、該組成物
に、上述したスルホンポリエステル型の親水性ゲル化剤
とカチオン性構造化剤を導入することからなる方法にあ
る。
は皮膚及び/又は体表面成長部に適用された組成物の皮
膜と接触する支持体への、該皮膜の移動を低減又はなく
すための非治療的方法において、該方法が、該組成物
に、上述したスルホンポリエステル型の親水性ゲル化剤
とカチオン性構造化剤を導入することからなる方法にあ
る。
【0046】またさらに本発明の主題は、光沢を有し、
及び/又は跡を残さず、及び/又は快適性及び/又はフ
レッシュ感及び/又は耐移り性及び/又は耐水性を有す
る皮膜を得るための、上述した組成物の用途にある。
及び/又は跡を残さず、及び/又は快適性及び/又はフ
レッシュ感及び/又は耐移り性及び/又は耐水性を有す
る皮膜を得るための、上述した組成物の用途にある。
【0047】また本発明の主題は、上述したスルホンポ
リエステル型の親水性ゲル化剤とカチオン性構造化剤を
使用する、化粧品用組成物又は皮膚科学的組成物の製造
方法にある。
リエステル型の親水性ゲル化剤とカチオン性構造化剤を
使用する、化粧品用組成物又は皮膚科学的組成物の製造
方法にある。
【0048】
【実施例】本発明を以下の実施例においてより詳細に例
証する。パーセンテージは重量基準で付与されたもので
ある。 実施例1 テレフタル酸コポリエステルのオリゴマーの
調製 以下の反応物を、電動バルブにより制御された蒸留塔、
熱交換液体を循環させるジャケット、及びキョウワ製(K
yowa)の応力メーターに接続され、80rpmで回転す
るパドル型の攪拌器が取付けられた7.5リットルのス
テンレス鋼製反応器に入れる: − 11.47モルのテレフタル酸ジメチル − 2.53モルのジメチルイソフタラート-5-スルホ
ン酸ナトリウム − 39.16モルのエチレングリコール − 触媒及びエーテル化制限剤として、チタニウム-ア
ミノトリエトキシドの形態の54重量ppmのチタン。
証する。パーセンテージは重量基準で付与されたもので
ある。 実施例1 テレフタル酸コポリエステルのオリゴマーの
調製 以下の反応物を、電動バルブにより制御された蒸留塔、
熱交換液体を循環させるジャケット、及びキョウワ製(K
yowa)の応力メーターに接続され、80rpmで回転す
るパドル型の攪拌器が取付けられた7.5リットルのス
テンレス鋼製反応器に入れる: − 11.47モルのテレフタル酸ジメチル − 2.53モルのジメチルイソフタラート-5-スルホ
ン酸ナトリウム − 39.16モルのエチレングリコール − 触媒及びエーテル化制限剤として、チタニウム-ア
ミノトリエトキシドの形態の54重量ppmのチタン。
【0049】混合物を予め180℃に加熱した。つい
で、約130分かけて温度を220℃にし、メタノール
の理論量の90%を越える量を留去した。ついで、反応
混合物を30分かけて230℃にした。反応物がこの温
度になった時、以下の組成を有する懸濁液を、230℃
のままで60分かけて導入した: − 0.5モルのイソフタル酸、 − 2.36モルのテレフタル酸、 − 8モルのエチレングリコール。 ついで、反応物を60分かけて250℃の温度にした。
混合物の導入中、及び250℃まで加熱している間に、
水とエチレングリコールの混合物を、劣化させることな
く留去した。ついで、反応混合物を予め250℃に加熱
されたオートクレーブに移し、22分以上、100ミリ
バールの減圧下に配した。この温度及び圧力の条件下に
おいて2分後、反応物を成型し、冷却した。
で、約130分かけて温度を220℃にし、メタノール
の理論量の90%を越える量を留去した。ついで、反応
混合物を30分かけて230℃にした。反応物がこの温
度になった時、以下の組成を有する懸濁液を、230℃
のままで60分かけて導入した: − 0.5モルのイソフタル酸、 − 2.36モルのテレフタル酸、 − 8モルのエチレングリコール。 ついで、反応物を60分かけて250℃の温度にした。
混合物の導入中、及び250℃まで加熱している間に、
水とエチレングリコールの混合物を、劣化させることな
く留去した。ついで、反応混合物を予め250℃に加熱
されたオートクレーブに移し、22分以上、100ミリ
バールの減圧下に配した。この温度及び圧力の条件下に
おいて2分後、反応物を成型し、冷却した。
【0050】得られたコポリエステルは、以下の表1に
記載された構造的特徴を有する: *「二酸単位のモル%」は、使用される二酸類又はジエ
ステル類の合計量に対する、使用される各々の二酸又は
ジエステルの%での含有量に相当する。「Tp」はテレ
フタル酸単位を意味する。「Ip」はイソフタル酸単位
を意味する。「SIpは」スルホイソフタル酸単位を意
味する。コポリエステルの「グリコール」部の特徴は、
190℃で16時間、生成物をメタノリシスし、ついで
ガスクロマトグラフィー法により分析し、内部較正によ
り検定することで得られる。 − 「ジオール単位のモル%」は、ジオール単位の合計
量に対する、オキシエチレン単位「G」、ジ(オキシエ
チレン)単位「2G」、トリ(オキシエチレン)単位「3
G」及びテトラ(オキシエチレン)単位「4G」の%での
含有量に相当する。 *「%GT/Σ単位」は、式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2-O)n-] (I) において、Aが1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェ
ニレン及び場合によっては1,3-フェニレンであり、n
が1〜4の範囲にある式(I)の単位の全量に対する、A
が1,4-フェニレンであり、n=1である単位のモル%
に相当するもので、「%GT/Σ単位」は次の式: %GT/Σ単位=(Tp単位のモル%)×(G単位のモル%)/100 により算出される。 *ポリエステルのモル質量(Mw)は、100%DMAc
/LiBr中でのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
により測定され、結果はポリスチレン換算で付与され
る。
記載された構造的特徴を有する: *「二酸単位のモル%」は、使用される二酸類又はジエ
ステル類の合計量に対する、使用される各々の二酸又は
ジエステルの%での含有量に相当する。「Tp」はテレ
フタル酸単位を意味する。「Ip」はイソフタル酸単位
を意味する。「SIpは」スルホイソフタル酸単位を意
味する。コポリエステルの「グリコール」部の特徴は、
190℃で16時間、生成物をメタノリシスし、ついで
ガスクロマトグラフィー法により分析し、内部較正によ
り検定することで得られる。 − 「ジオール単位のモル%」は、ジオール単位の合計
量に対する、オキシエチレン単位「G」、ジ(オキシエ
チレン)単位「2G」、トリ(オキシエチレン)単位「3
G」及びテトラ(オキシエチレン)単位「4G」の%での
含有量に相当する。 *「%GT/Σ単位」は、式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2-O)n-] (I) において、Aが1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェ
ニレン及び場合によっては1,3-フェニレンであり、n
が1〜4の範囲にある式(I)の単位の全量に対する、A
が1,4-フェニレンであり、n=1である単位のモル%
に相当するもので、「%GT/Σ単位」は次の式: %GT/Σ単位=(Tp単位のモル%)×(G単位のモル%)/100 により算出される。 *ポリエステルのモル質量(Mw)は、100%DMAc
/LiBr中でのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
により測定され、結果はポリスチレン換算で付与され
る。
【0051】
【表1】
【0052】実施例2:口紅 以下の組成物を調製した: − 実施例1のテレフタル酸コポリエステル のオリゴマー 20.0g − プロピレングリコール 1.96g − ラポナイトXLG 1.0g − 顔料 4.0g − 水 全体を100gにする量 先ず、ラポナイトXLGを水に入れた5%のプレゲルを
形成させ、10分間攪拌しつつ、顔料を含有する水に導
入し、続いて攪拌を続けながらオリゴマーを添加して、
1時間ホモジナイズする。棒状体の最終的硬度は1週間
後に得られ、組成物の最終的な皮膜は光沢度(gloss)が
17のものであった。さらに、快適性、清涼感及び耐移
り性も顕著であった。光沢度又は輝度(brightness)の測
定は、対照シート上に100μm厚の組成物の皮膜を形
成させ、ついで室温(25℃)で24時間、この皮膜を乾
燥させ、マイクロ-トリ-グロス(micro-tri-gloss)型の
輝度計で、60゜の角度で輝度を測定することにより行
うことができる。
形成させ、10分間攪拌しつつ、顔料を含有する水に導
入し、続いて攪拌を続けながらオリゴマーを添加して、
1時間ホモジナイズする。棒状体の最終的硬度は1週間
後に得られ、組成物の最終的な皮膜は光沢度(gloss)が
17のものであった。さらに、快適性、清涼感及び耐移
り性も顕著であった。光沢度又は輝度(brightness)の測
定は、対照シート上に100μm厚の組成物の皮膜を形
成させ、ついで室温(25℃)で24時間、この皮膜を乾
燥させ、マイクロ-トリ-グロス(micro-tri-gloss)型の
輝度計で、60゜の角度で輝度を測定することにより行
うことができる。
【0053】実施例3:口紅 以下の組成物を調製した: − 実施例1のテレフタル酸コポリエステル のオリゴマー 20.0g − プロピレングリコール 1.96g − ラポナイトXLG 3.0g − 顔料 4.0g − 水 全体を100gにする量 手順は、実施例2と同様である。1週間後に得られた棒
状体の硬度は実施例2の組成物のものよりも大きく、最
終的な皮膜は光沢度30を有するものであった。さら
に、快適性、清涼感及び耐移り性も顕著であった。
状体の硬度は実施例2の組成物のものよりも大きく、最
終的な皮膜は光沢度30を有するものであった。さら
に、快適性、清涼感及び耐移り性も顕著であった。
Claims (27)
- 【請求項1】 水相、スルホンポリエステル型の親水性
ゲル化剤、及び一価及び多価のカチオン、ポリカチオン
及びそれらを組合せたものから選択されるカチオン性構
造化剤を含有する局所適用用組成物において、該ポリエ
ステルが20000未満の重量平均分子量を有し、次の
式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) のジカルボキシラートの繰り返し単位を本質的に含有す
る水溶性又は水分散性のテレフタル酸コポリエステルの
オリゴマーであり、上式中、 − Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェニレン
及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、 − nは1〜4の範囲にあり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも35モル%は、Aが
1,4-フェニレン基を表し、nが1である単位であり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも7モル%は、Aがス
ルホ-1,3-フェニレン基を表す単位であり、 − 式(I)の単位の20モル%まではAが1,3-フェニ
レン基を表してもよい、ものである組成物。 - 【請求項2】 オリゴマーが15000未満の重量平均
分子量を有するものであることを特徴とする請求項1に
記載の組成物。 - 【請求項3】 オリゴマーが5000〜14000、好
ましくは8000〜10000の範囲の重量平均分子量
を有するものであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の組成物。 - 【請求項4】 オリゴマーが、Aが1,4-フェニレン基
を表し、nが1である式(I)の前記単位を少なくとも4
0モル%含有することを特徴とする請求項1ないし3の
いずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項5】 オリゴマーが、Aが1,4-フェニレン基
を表し、nが1である式(I)の前記単位を40〜90モ
ル%含有することを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 オリゴマーが、Aがスルホ-1,3-フェ
ニレン基を表す式(I)の単位を少なくとも10モル%含
有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項7】 オリゴマーが、Aがスルホ-1,3-フェ
ニレン基を表す前記式(I)の単位を10〜25モル%含
有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項8】 オリゴマーが、Aが1,3-フェニレン基
を表す式(I)の単位をさらに0.5〜5モル%含有する
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項9】 オリゴマーが組成物の全重量に対して
0.5〜40重量%の範囲の量で存在していることを特
徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項10】 オリゴマーが組成物の全重量に対して
5〜40重量%、好ましくは15〜25重量%の範囲の
量で存在していることを特徴とする請求項1ないし9の
いずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項11】 カチオン性構造化剤が、該構造化剤の
全重量に対して少なくとも0.4重量%の遊離のカチオ
ン又はポリカチオンを含有することを特徴とする請求項
1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項12】 カチオン性構造化剤が、該構造化剤の
全重量に対して少なくとも0.9重量%の遊離のカチオ
ン又はポリカチオンを含有することを特徴とする請求項
1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項13】 カチオン性構造化剤が、カルシウム、
マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カリウム及
びリチウム、及びそれらを組合せたものから選択される
カチオンを含有することを特徴とする請求項1ないし1
2のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項14】 カチオン性構造化剤がシリカート型の
対イオンを含有することを特徴とする請求項1ないし1
3のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項15】 カチオン性構造化剤が合成由来のクレ
ーであることを特徴とする請求項1ないし14のいずれ
か1項に記載の組成物。 - 【請求項16】 カチオン性構造化剤が、ケイ酸マグネ
シウムリチウムナトリウムであることを特徴とする請求
項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項17】 カチオン性構造化剤が、組成物の全重
量に対して0.1〜10%、好ましくは1〜5%である
ことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項18】 オリゴマーとカチオン性構造化剤が
0.1〜60、好ましくは3〜20の範囲のオリゴマー
/構造化剤の重量比で存在することを特徴とする請求項
1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項19】 組成物が、皮膚、唇及び/又は体表面
成長部の手入れ用、トリートメント用又はメークアップ
用組成物であることを特徴とする請求項1ないし18の
いずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項20】 組成物が少なくとも1種の染料を含有
することを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項21】 組成物が、抗日光用製品、酸化防止
剤、防腐剤、増粘剤、可塑剤、界面活性剤、フィラー、
ロウ、油、香料及び化粧品用又は皮膚病用活性剤から選
択される少なくとも1種の添加剤を含有することを特徴
とする請求項1ないし20のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項22】 組成物が、唇のメークアップ用製品、
ファンデーション、アイシャドウ、フェイスパウダー、
マスカラ、アイライナー又はコンシーラ製品、ボディの
メークアップ用製品、顔、首、手、ボディ、爪又は唇の
手入れ用製品、脱臭剤又は抗日光用製品の形態であるこ
とを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項23】 組成物が棒状形態であることを特徴と
する請求項1ないし22のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項24】 請求項1ないし23のいずれか1項に
記載の化粧品用組成物を皮膚、唇又は体表面成長部に適
用することを含む、ヒトの皮膚、唇又は体表面成長部を
手入れ、トリートメント又はメークアップするための非
治療的方法。 - 【請求項25】 ヒトの唇及び/又は皮膚及び/又は体
表面成長部に適用された組成物の皮膜の、該皮膜が接触
する支持体への移動を低減又はなくすための非治療的方
法において、該方法が、該組成物に、スルホンポリエス
テル型の親水性ゲル化剤と、一価又は多価のカチオン、
ポリカチオン及びそれらを組合せたものから選択される
カチオン性構造化剤を導入することからなり、該ポリエ
ステルが20000未満の重量平均分子量を有し、次の
式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) のジカルボキシラートの繰り返し単位を本質的に含有す
る水溶性又は水分散性のテレフタル酸コポリエステルの
オリゴマーであり、上式中、 − Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェニレン
及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、 − nは1〜4の範囲にあり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも35モル%は、Aが
1,4-フェニレン基を表し、nが1である単位であり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも7モル%は、Aがス
ルホ-1,3-フェニレン基を表す単位であり、 − 式(I)の単位の20モル%まではAが1,3-フェニ
レン基を表してもよい、ものであることを特徴とする方
法。 - 【請求項26】 請求項1ないし23のいずれか1項に
記載の組成物からなる、光沢を有し、及び/又は跡を残
さず、及び/又は快適性及び/又はフレッシュ感及び/
又は耐移り性及び/又は耐水性を有する皮膜を形成する
皮膜形成剤。 - 【請求項27】 スルホンポリエステル型の親水性ゲル
化剤と、一価又は多価のカチオン、ポリカチオン及びそ
れらを組合せたものから選択されるカチオン性構造化剤
を含有してなり、 該ポリエステルが20000未満の重量平均分子量を有
し、次の式(I): [-CO-A-CO-O-(CH2-CH2O)n-] (I) のジカルボキシラートの繰り返し単位を必ず含有する水
溶性又は水分散性のテレフタル酸コポリエステルのオリ
ゴマーであり、上式中、 − Aは1,4-フェニレン、スルホ-1,3-フェニレン
及び場合によっては1,3-フェニレン基を表し、 − nは1〜4の範囲にあり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも35モル%は、Aが
1,4-フェニレン基を表し、nが1である単位であり、 − 式(I)の前記単位の少なくとも7モル%は、Aがス
ルホ-1,3-フェニレン基を表す単位であり、 − 式(I)の単位の20モル%まではAが1,3-フェニ
レン基を表してもよい、ものであり、 快適性、光沢、耐移り性があり、及び/又は長時間保持
され、及び/又は跡を残さず、及び/又は移入せず、及
び/又は耐水性のある皮膜を形成する皮膜形成剤。
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FR9811434 | 1998-09-14 |
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JP11261196A Pending JP2000119121A (ja) | 1998-09-14 | 1999-09-14 | カチオン性の構造化剤とスルホンポリエステル型のゲル化剤を含有する局所用組成物 |
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- 1999-09-14 CN CN99118850A patent/CN1251755A/zh active Pending
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