JP2000118412A - ステアリングホィール - Google Patents

ステアリングホィール

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JP2000118412A
JP2000118412A JP10292025A JP29202598A JP2000118412A JP 2000118412 A JP2000118412 A JP 2000118412A JP 10292025 A JP10292025 A JP 10292025A JP 29202598 A JP29202598 A JP 29202598A JP 2000118412 A JP2000118412 A JP 2000118412A
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JP
Japan
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split bodies
half split
steering wheel
joining
resin
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JP10292025A
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English (en)
Inventor
Tadashi Imaizumi
忠 今泉
Yoshihiro Umeda
吉弘 梅田
Kenzaburo Iijima
健三郎 飯島
Yoshiji Suzuki
宣二 鈴木
Seiya Nishimura
清矢 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面部材を形成する各々の半分割体の接合時
の位置決めが精度良く容易に行え、作業性及び生産性の
向上を図ることができるようにしたステアリングホィー
ルを提供する 【解決手段】 ステアリングホィール1を表面部材2で
形成する。この表面部材2を表裏両半分割体3,4で形
成し、これら各々の半分割体3,4の接合面32a,4
2a間を互いに凹凸部33,43により位置決め可能に
係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
操向装置に用いられるステアリングホィールの製法に関
し、更に詳しくは、意匠上の化粧効果を高めるために、
表面が木質素材等の化粧材からなるステアリングホィー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステアリングホィールに
おいては、本出願人が先に出願し公開された特開平8−
310407号公報に開示したように、表面部材を表裏
両半分割体で形成し、これら各々の半分割体を芯金部材
を間に存して互いに一体的に接合してなる構成を有する
もの提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のステアリングホィールにあっては、表面部材
を形成する表裏両半分割体の互いの接合面が平面接合と
なっているために、接合時、半分割体同士を位置決めす
る際、例えば各々の半分割体をそれぞれ支持する治具、
例えば金型同士による位置決めを行わねばならない。こ
れによって、金型同士の位置決め精度と、各々の半分割
体の収縮及び変形等による形状自体の精度、あるいは、
半分割体の金型内での位置精度との累積で、各々の半分
割体の互いの接合面にズレや段差が生じ易く、その程度
の大きさによっては不良品となる。
【0004】また、金型のキャビティの寸法を半分割体
の外形よりも小さ目にして、このキャビティに半分割体
を窮屈な状態で押し込み、金型内での半分割体の動きを
規制することにより、半分割体の形状及び位置精度を高
めることが可能である。しかしながら、これによって、
金型の強度を大きくする必要があるため、金型自体が大
型化するばかりでなく、金型への半分割体の位置決め作
業も面倒で、生産性も悪い。
【0005】本発明の目的は、表面部材を形成する各々
の半分割体の接合時の位置決めが精度良く容易に行え、
作業性及び生産性の向上を図ることができるようにした
ステアリングホィールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、請求項1に記載の発明において、少
なくともリム部を芯材の表面に化粧材が貼着された表面
部材と、この表面部材の中心部に埋設される芯金部材と
で形成し、前記表面部材を表裏両半分割体で形成すると
ともに、これら各々の半分割体を支持して互いに一体的
に接合してなるステアリングホィールにおいて、前記各
々の半分割体の接合面を互いに位置決め可能に係合させ
てなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各々の半分割体の接合面間を凹凸嵌合
にて位置決め可能に係合させてなることを特徴とするも
のである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各々の半分割体の接合面間をフック部
と鉤穴との掛け継ぎにて位置決め可能に係合させてなる
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各々の半分割体の接合面間を蟻継ぎに
て位置決め可能に係合させてなることを特徴とするもの
である。
【0010】すなわち、本発明は、各々の半分割体の接
合面を互いに位置決め可能に係合させてなるために、接
合時の各々の半分割体の位置決めが精度良く容易に行え
る。これによって、半分割体の形状及び位置精度を高め
ることが可能になり、金型自体の小型化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明すると、図1に示すように、
符号1は後述する製法により製造された本発明に係るス
テアリングホィール(以下、ホィールと略記する)の一
実施の形態を示すもので、円形リング状のリム部1A
と、このリム部1A内に架橋されるスポーク部1Bとか
らなっている。
【0012】このホィール1は、図2に示すように、表
面部材2で形成され、この表面部材2は、接着剤により
互いに接合される表裏両半分割体3,4とで形成されて
いるとともに、これら各々の半分割体3,4間の中心部
には、例えば棒状または管状の金属からなる芯金部材5
が接合と共に一体的に埋設されている。各々の半分割体
3,4は、例えば厚さ0.2〜1.0mm程度の化粧単
板からなる化粧材31,41と、これら化粧材31,4
1の裏面側に積層した樹脂芯材32,42とからなる断
面形態を有し、それらの接合面となる樹脂芯材32,4
2の対面32a,42aには、凹部33と凸部43とが
形成され、これらの凹凸部33,43を凹凸嵌合させて
互いに係合させることにより、接合時の半分割体3,4
の位置決めを可能にしている。
【0013】この場合、半分割体3,4を形成する化粧
材31,41は、化粧単板の単独使用による他に、化粧
単板の裏面に和紙、樹脂シート、不織布等を裏打ちした
ものや、化粧単板の裏面側に1枚もしくは複数枚の木質
単板を積層した合板等の木質表面板や、皮革、合成樹脂
シート等を用いても良い。また、樹脂芯材32,42と
しては、例えば発泡ウレタン樹脂、発泡エポキシ樹脂等
の発泡性合成樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、A
BS樹脂、PP樹脂等の合成樹脂が好適に用いられる。
【0014】すなわち、上記した構成を有するステアリ
ングホィールの製造工程を図3に示す図面に基づいて説
明する。図3(A)に示すように、まず、表側半分割体
3を形成する各々の化粧材31が木質表面板である場合
は、熱圧プレスまたは真空プレス等によってホィール形
状に曲面加工して予備成形する。この場合の熱圧プレス
による木質表面板31の予備成形条件は、好ましくは8
0〜140℃で1〜5分程度であり、真空プレスでは、
好ましくは80〜140℃で1〜10分程度である。ま
た、木質表面板31の予備成形に先立って、木質表面板
31を公知の手法による加湿処理や、例えばアンモニア
を用いたアルカリ処理等を行うことによって軟化させる
ことも可能であり、このような処理を施すことにより、
曲面加工時の割れ等を防止することができる。
【0015】このように予備成形された木質表面板31
を、図3(B)に示すように、半分割体成形用の予備成
形型10の上金型11A及び下金型11Bで形成される
キャビティ12内に位置決め配置する。このキャビティ
12の上金型11Aの内面形状は、木質表面板31の外
面形状に等しい形態を有する一方、その下金型11Bの
内面形状は、半分割体3の接合面と等しく凹部33に相
当する凸部13が形成された形態を有する。
【0016】そして、型締め後、図3(C)に示すよう
に、木質表面板31が位置決め配置された上金型11A
のキャビティ12内に発泡性合成樹脂液14を注入充填
し発泡硬化させることにより、樹脂芯材32を成形し、
図3(D)に示すような表側半分割体3を予備成形す
る。このときの発泡性合成樹脂液14の発泡条件は、好
ましくは100〜150℃で5〜40分程度である。
【0017】一方、図4に示すように、裏側半分割体4
も同様にして行われる。図4(A)に示すように、裏側
半分割体4を形成する各々の木質表面板41を熱圧プレ
スまたは真空プレス等によってホィール形状に曲面加工
して予備成形する。この予備成形された木質表面板41
を、図4(B)に示すように、半分割体成形用の予備成
形型20の上金型21A及び下金型21Bで形成される
キャビティ22内に位置決め配置する。このキャビティ
22の上金型21Aの内面形状は、木質表面板41の外
面形状に等しい形態を有する一方、その下金型21Bの
内面形状は、半分割体4の接合面と等しく凸部43に相
当する凹部23が形成された形態を有する。
【0018】そして、型締め後、図4(C)に示すよう
に、木質表面板41が位置決め配置された上金型21A
のキャビティ22内に発泡性合成樹脂液24を注入充填
し発泡硬化させることにより、樹脂芯材42を成形し、
図4(D)に示すような裏側半分割体4を予備成形す
る。
【0019】このようにして成型された表裏両半分割体
3,4は、図5に示すように、表裏両半分割体3,4間
に芯金部材5を介在して接着剤と共に凹凸部33,43
を互いに凹凸嵌合させて重ね合わ位置決めし、加圧する
ことにより接合し一体化させる。この場合、芯金部材5
としては、予めリム部1Aとスポーク部1Bとが連続的
に一体に形成されたものを用いても良いし、リム部1A
とスポーク部1Bとを別体に形成して表裏両半分割体
3,4の接着時に接合するようにしても良い。
【0020】接合後、表裏両半分割体3,4の継ぎ目を
サンドペーパー等で仕上げ、必要に応じて着色、塗装、
研磨等を施すことにより、図1及び図2に示すような最
終製品としてのステアリングホィール1を得るものであ
る。
【0021】なお、上記した実施の形態において、半分
割体3,4を形成する樹脂芯材32,42として発泡性
の合成樹脂を用いたが、発泡性を有しない合成樹脂、例
えばウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、PP
樹脂等を用いることも可能である。
【0022】また、表裏両半分割体3,4の接合面32
a,42aを互いに位置決め可能に係合させるにおいて
は、上記した実施形態のような凹凸部33,43による
嵌合形態の他に、図6に示すようなフック部33Aと鉤
穴43Aとの掛け継ぎ、図7に示すような蟻溝33B,
43Bと連結部材100との蟻継ぎ、図8に示すような
蟻溝33B,43Bへの充填剤200の充填硬化による
蟻継ぎなどによって行うようにすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のステアリングホィールによれば、木質表面部材を表裏
両半分割体で形成し、これら各々の半分割体の互いの接
合面を位置決め可能に係合させてなることから、接合時
の各々の半分割体の位置決めを精度良く容易に行うこと
ができ、これによって、半分割体の形状及び位置精度を
高めることができるために、作業性及び生産性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るステアリングホィールの一実施
形態を一部切欠して示す平面図。
【図2】 図1のI−I線における一部拡大断面図。
【図3】 同じくステアリングホィール構成する表側半
分割体の成型工程を示すもので、図3(A)は表面部材
としての表側半分割体を形成する化粧材の曲面加工の予
備成形状態を示す説明図、図3(B)は化粧材の予備成
形型への位置決め配置状態を示す説明図、図3(C)は
予備成形型への発泡性合成樹脂液の注入充填による樹脂
芯材の成形状態を示す説明図、図3(D)は成型後の表
側半分割体の説明図。
【図4】 同じくステアリングホィール構成する裏側半
分割体の成型工程を示すもので、図4(A)は表面部材
としての裏側半分割体を形成する化粧材としての木質表
面板の曲面加工の予備成形状態を示す説明図、図4
(B)は木質表面板の予備成形型への位置決め配置状態
を示す説明図、図4(C)は予備成形型への合成樹脂液
の注入充填による樹脂芯材の成形状態を示す説明図、図
4(D)は成型後の裏側半分割体の説明図。
【図5】 同じく表裏両半分割体の接合状態を示す説明
図。
【図6】 同じく表裏両半分割体の接合状態の他の実施
形態を示す説明図。
【図7】 同じく表裏両半分割体の接合状態の他の実施
形態を示す説明図。
【図8】 同じく表裏両半分割体の接合状態の他の実施
形態を示す説明図。
【符号の説明】
1 ステアリングホィール 1A リム部 1B スポーク部 2 表面部材 3 表側半分割体 31 化粧材 32 樹脂芯材 32a 接合面 33 凸部 4 裏側半分割体 41 化粧材 42 樹脂芯材 42a 接合面 43 凹部 5 芯金部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 健三郎 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 鈴木 宣二 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 西村 清矢 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 3D030 CA08 DA25 DA35 DA47 DA55 DA69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材の表面に化粧材が貼着された表面部材
    と、この表面部材の中心部に埋設される芯金部材とで形
    成し、前記表面部材を表裏両半分割体で形成するととも
    に、これら各々の半分割体を互いに一体的に接合してな
    るステアリングホィールにおいて、 前記各々の半分割体の接合面を互いに位置決め可能に係
    合させてなることを特徴とするステアリングホィール。
  2. 【請求項2】各々の半分割体の接合面間を凹凸嵌合にて
    位置決め可能に係合させてなることを特徴とする請求項
    1記載のステアリングホィール。
  3. 【請求項3】各々の半分割体の接合面間をフック部と鉤
    穴との掛け継ぎにて位置決め可能に係合させてなること
    を特徴とする請求項1記載のステアリングホィール。
  4. 【請求項4】各々の半分割体の接合面間を蟻継ぎにて位
    置決め可能に係合させてなることを特徴とする請求項1
    記載のステアリングホィール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284955A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Toyoda Gosei Co Ltd 金型装置
JP2009275856A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Nippon Light Metal Co Ltd 対向ピストン型ディスクブレーキ用キャリパ
JP2010120551A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008284955A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Toyoda Gosei Co Ltd 金型装置
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