JPS63189099A - スピ−カ振動板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、振動板本体とこの振動板本体を支えるエツ
ジとを備えたスピーカ振動板に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来のスピーカ振動板のエツジ貼付部を断面で
部分的に示す縦断側面図であり、第６図は従来のスピー
カ振動板の製造工程を示すフローチャートである。第５
図において、（１）はコーン状の振動板本体、（２＋ｉ
エツジ、（５）は上記振動板本体（１）の外周部と上記
エツジ（２；の内周部とを接着する接着剤である。第６
図において、　　（３ｃＸ５ｄ＞は振動板本体（１）を
所定形状に成形する上及び下金型。

（４ａ）（４ｂ）はエツジ（２１を所定形状に成形する
上及び下金型、　　（ｓａＸ６ｂ）　ｕ上記所定形状に
成形された振動板本体（１１と上記所定形状に成形され
たエツジ（２）とを接着剤（５）によって貼合わせるた
めの上及び下金型である。

従来のスピーカ振動板の製造方法は、第６図（ａ）（ｂ
ｌ　（ｃｌに示すように、振動板本体（１）とエツジ【
２）とをそれぞれ別々にそれぞれ所定の形状に成形し、
それぞれを所定の寸法にトリミングした後、振動板本体
（１）の外周部に接着剤（５）を塗布し、指触乾燥させ
てからそれぞれを貼合わせ、上金型（６ａ）、下金型（
６ｂ）間にセットし、加熱加圧プレスして貼合わせてい
た。

更に詳述すれば、第６図（ａｌに製造工程を機能フロー
で示し、第６図（ｂ）は第６図ｆａｌの７０−（Ｂ）の
各ステップヒ）（ロ）（ハ）に対応した各構造を４）（
ロ）（ハ）で示す図、第６図ｆｃｌは第６図１ａｌのフ
ロー（ｑの各ステップに）（ホ）に対応した各構造をに
）（ホ）で示すと共に第６図＋ａ）のステップ（へ）に
対応した構造を（へ）で示す図であって、これら第６図
（ａ）　（ｂ）　ｆｃ）において、先ず第６図ｆａ）河
）、第６図（ｂ）ピ）に示すように、上金型（３Ｃ）と
下金型（３ｄ）とによって所定形状の振動板本体素体（
１ａ’）　　を成形した後、トリミング（第６図ｆａｌ
のステップ（ｏｌ　）して第６図ｔｂ）　（０）に示す
所定形状の振動板本体１１）を得る。一方、これとは別
に、第６図ｆａ）（ＣＪ （に）、第６図〜に）に示すように、上金型（４ａ）と
下金型（４ｂ）とによって所定形状のエツジ素体（２ａ
）を成形し１次いで、第６図（ａ）（ホ）、第６図１ｃ
ｌ　ｔｔ４に示すようにトリミングによって所定形状の
エツジ（２１を得る。このように個別に所定形状に成形
・トリミングされた振動板本体＋１１及びエツジ＋２１
　ｔｔ　ｌ先ず、第６図（ａｌ（ハ）、第６図１ｂｌ　
Ｇ−１に示すように振動板本体（］）の外周部に接着剤
（５）を塗布し指触乾燥させてから。

第６図１ａｌ（へ）、第６図ｆｃｌ（へ）に示すように
、上記接着剤（５）が塗布された振動板本体（１）とエ
ツジ（２）とを止金型（６ａ）と下金型（６ｂ）との間
に挿入してセットし、これら上金型（６ａ）と下金型（
６ｂ）とによって加熱加圧プレスして、振動板本体０）
の外周部にエツジ（２１の内周部に貼合わせて、振動板
を完成（第６図１ａｌｆ）））させていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従って、従来のスピーカ振動板にあっては、振動板本体
＋１’）に接着剤（５）を塗布する手間や乾燥するため
の時間、あるいは振動板本体形用金型（３Ｃ）（３ｄ）
　、エツジ成形用金型（４ａ）（４ｂ）　、貼合わせ用
金型（６ａ）（ｓｂ）と、３種類もの金型が必要であシ
、また接着剤（５）の塗布むらによる接着不良や、接着
剤（５）のはみ出しによる外観不良などを生じるなどの
問題点があった。

この発明は上述のような従来の問題点を解消するために
なされたもので、スピーカ振動板を安価でしかも安定し
た品質で提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明によるスピーカ振動板は、振動板本体をプリプ
レグシートで形成すると共に、上記プリプレグシートの
接着力によってエツジを上記振動板本体に固着したもの
である。

〔作用〕

この発明のスピーカ振動板においては、振動板本体をプ
リプレグシートで形成すると共に、上記プリプレグシー
トの接着力によってエツジを上記振動板本体に固着した
構成であるので、上記従来のように接着剤を振動板本体
に塗布し乾燥した後に接着用の金型で接着するようなこ
とは不要となシ、従って、接着剤を振動板本体に塗布す
る時間。

塗布後に乾燥する時間が不要となると共に、接着剤の塗
布むら、即ち振動板本体とエツジとの接着不良、が無く
なる上、接着剤のはみ出しによる外観不良もなくなる。

その結果、安価で安定した品質のスピーカ振動板が得ら
れる。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を図によって説明する。

第１図はこの発明によるスピーカ振動板の一実施例の要
部を示す継断側面図、第２図は第１図の振動板の製造工
程の一例を示すフローチャートである。

第１図において、（１）はコーン状の振動板本体で。

例えばガラス繊維、カーボン繊維等からなる織布あるい
は不織布に加熱硬化型の例えばエポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、フェノール樹脂。

ポリイミド樹脂９等のマトリクス剤を含浸して得られた
プリプレグシート（後述の第２図における（１ａ））を
素材として、加熱加圧によって所定形状のものが得られ
る。（２）は振動板本体（１）を支持するエツジで、上
記振動板本体（１）に加熱加圧による上記プリプレグシ
ートの接着力によって接着されている。第２図において
、　　（１ａ）はプリプレグシートからなる振動板本体
素材、　　（１ｂ）は振動板本体（１）の中央部開口、
　　（Ｚａ）はエツジ（２）の素材であるエツジ素板、
　　（２ｂ）はエツジ（２）の中央部開口、（３１は完
成した振動板、（３つは上記中央部開口（１ｂ）をトリ
ミングする前の振動板、　　（３ａ）（３ｂ）は振動板
本体素材（１ａ）を所定形状の振動板本体ｆｉｌに成形
する加熱成形用の上及び下金型で、上金型（３ａ）の加
圧成形面（３ａ＋　）及び下金型（３ｂ）の加圧成形面
（３ｂ１）は何れも完成した振動板（３）の振動板本体
（１）及びエツジ＋２１の形状に合った形状にしである
。（ａａＸ４ｂ）　ｔａエツジ素板（２ａ）を所定形状
のエツジ（２）に成形するためのエツジ成形用の上及び
下金型で、上金型（４ａ）の加圧成形面（４ａ１）及び
下金型（４ｂ）の加圧成形面（４ｂ１）は何れもエツジ
床板（２ａ）を所定形状に抑圧成形できるように所定の
凹凸が設けられている。

また２図中Ｈ）はエツジ（２）の成形工程、（０）は振
動板本体１Ｆ、材（１ａ）及びエツジ（２）のトリミン
グ工程、Ｖつは振動板本体素材（１ａ）を所定形状の振
動板本体（１）に成形すると共に該振動板本体＋１＋と
エツジ（２）とを貼合わせる加熱成形工程、に）は振動
板本体（１）の中央部開口（１ｂ）をトリミングするト
リミング工程でおる。

次に、第２図によって、第１図に部分的に図示した振動
板の製造方法を説明する。

先ず、概略的には、エツジ成形用の上金型（４ａ）と下
金型（４ｂ）とによシエッジ（２）を成形した後に該エ
ツジ（２）を所定の寸法・形状にトリミングし、エツジ
（２１とは別に予め所定の寸法にトーリミングされたプ
リプレグシートからなる振動板本体素材（１，）と上記
トリミング済のエツジ（２）とを−加熱成形貼合用の上
金型（３ａ）と下金型（３ｂ）との間にセットし、この
セットした状態で、上記振動板本体素材（１ａ）となっ
ているプリプレグシートを加熱硬化して振動板本体（１
１とエツジ（２）とをプリプレグシート内のマ）　ＩＪ
クス樹脂によって接着し、上記加熱硬化後に振動板本体
（１）の中央部開口（１ｂ）を穿設すれば完成する。

更に詳述すれば、成形工程イ）に示すように、エツジ成
形用の上金型（４ａ）と下金型（４ｂ）との間に。

円板状のエツジ素板（２ａ）を介在させた後に両金型（
４ａＸ４ｂ）で該介在したエツジ素板（２ａ）をプレス
して所定形状に成形し９次にトリミング工程（ロ）に示
すように、上記所定形状に成形されたエツジ素板を所定
寸法にトリミングすると共にその中央に中央部開口（２
ｂ）を穿設して所定形状所定寸法のエツジ（２）を得る
。このようにして得られた所定形状所定寸法のエツジ（
２）と、上記トリミング工程（ロ）で上記エツジ（２）
とは別に所定形状所定寸法にトリミングされたプリプレ
グシートからなる振動板本体素材（１ａ）とを、矢印で
示すように次の工程に持ち込み１次の工程である加圧成
形工程（ハ）に示すように。

加圧成形貼合用の上金型（３ａ）と下金型（３ｂ）との
間に振動板本体素材（１ａ）とエツジ（２１とを所定位
置に介在させた状態で加熱プレスして、振動板本体素材
（１ａ）を所定のコーン状の形状の振動板本体［１１と
すると共に、振動板本体（１）を構成するプリプレグシ
ート内のマトリクス剤によって振動板本体（１）の外周
部下面にドーナツ状、エツジ（２）の内周部上面を接着
・硬化する。この接着・硬化の後に、内径トリミング工
程に）に示すように、上記エツジ（２１と接着された振
動板本体（１）の中央に中央部開口（１ｂ）を穿設する
ことによって振動板（３）は完成する。

第３図は他の製造方法を示すフローチャートで。

第２図におけるエツジ（２：の成形工程イ）を省略した
場合を例示しである。即ち、トリミング工程−）におい
ては、プリプレグシートを所定形状所定寸法にトリミン
グして振動板本体素材（１ａ）を準備する一方、所定形
状所定寸法のドーナツ状のエツジ素板（２ａ）を得、こ
れら振動板本体素材（１ａ）及びエツジ素板（２ａ）を
矢印で示すように加圧成形工程Ｐ′ｌに持ち込み、この
加圧成形工程（ハ）において、加圧成形貼合用の上金型
（３ａ）と下金型（３ｂ）との間に上記振動板本体素材
（１ａ）とエツジ素板（２ａ）とを所定の位置に介在さ
せた状態で加熱プレスして。

振動板本体素材（１ａ）を所定のコーン状の形状の振動
板本体（１）とすると共にエツジ素板（２ａ）をも所定
形状（エツジ完成品の形状）のエツジ（２）とシ、シか
も、振動板本体（１）を構成するプリプレグシート内の
マトリクス剤によって振動板本体（１）の外周部下面に
ドーナツ状エツジ（２）の内周部上面を接着・硬化する
。この接着・硬化後は第２図の場合と同じである。

なお、上記実施例ではストレートコーン形振動板の場合
について例示したが、他の形の振動板。

例えば第４図に示すようなドーム形振動板や、平版形振
動板等にこの発明を適用して上記実施例と同様の効果を
奏する。

第２図及び第３図による説明から判るように。

第６図に示す従来の場合のように３種類もの金型（３ｃ
Ｘ５ｄＸ４ａ）（４ｂ）Ｇ６ａＸ６ｂ）は使用しなくて
すむ。又。

接着剤（５）を振動板本体（１）に塗布し乾燥した後に
接着用の金型で接着するようなことは不要となシ。

従って、接着剤を振動板本体に塗布する時間、塗布後に
乾燥する時間が不要となると共に、接着剤の塗布むら、
即ち振動板本体とエツジとの接着不良、がなくなる上、
接着剤のけみ出しによる外観不良もなくなる。その結果
、安価で安定した品質のスピーカ振動板が得られる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明は、振動板本体をプリプレグシー
トで形成すると共に、上記プリプレグシートの接着力に
よってエツジを上記振動板本体に固着した構成としたの
で、従来のもののように接着剤を振動板本体に塗布し乾
燥した後に接着用の金型で接着するようなことは不要と
なり、従って。

接着剤を振動板本体に塗布する時間、塗布後に乾燥する
時間が不要となると共に、接着剤の塗布むら、即ち振動
板本体とエツジとの接着不良、が無ぐなる上、接着剤の
はみ出しによる外観不良もなくなる。また、振動板本体
の成形工程で振動板本体の成形のみでナク撮動板本体と
エツジとの貼合わせも行なわれる。従って、安価で安定
した品質のスピーカ振動板を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるスピーカ振動板の一実施例の要
部を示す縦断側面図、第２図は第１図に示したスピーカ
振動板の製造方法の一例を示す製造フローチャート、第
３図は同じく製造方法の他の例を示す製法フローチャー
ト、第４図はこの発明によるスピーカ振動板の他の実施
例の要部を示す縦断側面図、第５図は従来のスピーカ振
動板を部分的に示す縦断側面図、第６図は第５図に示し
たスピーカ振動板の製造方法を示す製法フローチャート
で、同図（ａ）は製造工程を機能フローで示し。 同図（ｂ）は第６図（ａｌの７０−（Ｂｌの各ステップ
ビ）−）ρ１に対応した各構造を（イ）（ロ）（＃１で
示す図、同図（ｑは第６図（ａ）のフローＣＱの各ステ
ップに）（ホ）に対応した各構造をに）（ホ）で示すと
共に第６図（ａ）のステップ（へ）に対応した構造を（
へ）で示す図である。 図において、（１）は振動板本体、（２）はエツジ、（
３）は振動板、　　（５ａ）（３ｂ）は加熱成形用の上
及び下金型。 （３ａ１　）は上金型（３ａ）の加圧面、　　（３ｂ１
）は下金型（３ｂ）の加圧面である。 なお各図中同一符号は同−又は和尚部分を示す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）振動板本体とこの振動板本体を支持するエッジと
   を備えたスピーカ振動板において、上記振動板本体をプ
   リプレグシートで形成すると共に、上記プリプレグシー
   トの接着力によつて上記エッジを上記振動板本体に固着
   したことを特徴とするスピーカ振動板。
2. （２）プリプレグシートは織布あるいは不織布に熱硬化
   性樹脂からなるマトリクス剤を含浸したものであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のスピーカ振動
   板。
3. （３）プリプレグシートからなる振動板本体とエッジと
   が、該振動板本体及びエッジの形状をした加圧面をそれ
   ぞれ有する加熱加圧用の上金型と下金型とによる熱プレ
   スによつて、上記プリプレグシートの上記熱プレスに基
   づく接着力によつて接着されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項又は第２項に記載のスピーカ振動板
   。
4. （４）プリプレグシートからなる振動板本体は、加熱加
   圧用の上金型と下金型とによる熱プレスによつて所定の
   形状に成形されることを特徴とする特許請求の範囲第３
   項記載のスピーカ振動板。
5. （５）プリプレグシートからなる振動板本体及びエッジ
   の何れも、加熱加圧用の上金型と下金型とによる熱プレ
   スによつてそれぞれ所定の形状に成形されることを特徴
   とする特許請求の範囲第３項記載のスピーカ振動板。