JP2000118104A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷に必要な用紙の枚数や印刷に必要な時間
をプリンタ単体で表示することのできるプリンタを提供
する。 【解決手段】 記録媒体から電子データを取得するデー
タ取得部と、印刷対象の電子データを記憶する記憶部
と、記憶部から順に呼び出す印刷対象の電子データに基
づいて印刷部及び搬送部を制御して印刷部に印刷させる
制御部と、印刷対象の電子データのうち印刷されていな
い電子データを印刷するのに必要な紙の枚数を表示する
表示部４とを備える。表示部４の写真選択セクション４
０６は駆動状態を示す動画を表示し、枚数セクション４
０７は、残り印刷枚数を表示する。このため、ユーザは
表示部４の表示によって印刷終了時刻を予測することが
でき、また、駆動状態を明確に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、プリンタをパソコンから制御す
るプリンタドライバは、ユーザによって印刷が命令され
ると印刷対象の電子データを印刷設定に基づいた印刷デ
ータとしてプリンタのメモリに伝送する。プリンタドラ
イバの多くは、プリンタのメモリに蓄積されている印刷
データの詳細や印刷にかかる時間をパソコンのモニタに
表示することができる。

【０００３】近年、デジタルカメラの普及に伴い、デジ
タルカメラによって画像を記録したメモリカード等の記
録媒体を読み取ってテレビ画面上に画像を映し出すとと
もに、紙面に印刷することが可能なプリンタが市場に供
給されている。また、プリンタに表示装置を設け、表示
装置上で画像を指定して印刷することが可能なプリンタ
が市場に供給されている。このようなプリンタは、プリ
ンタのメモリに蓄積されている印刷データの詳細や印刷
に必要な時間を表示する表示装置を備えておらず、ユー
ザは印刷データの詳細や印刷にかかる時間を知ることが
できなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷データの
詳細や印刷にかかる時間を知ることができないプリンタ
によると、印刷に長時間かかる画像や多量のドキュメン
トを印刷するとき、必要な用紙の枚数や印刷終了時刻の
目処が立たずに不便であるという問題があった。

【０００５】本発明は上記の問題を解決するために案出
されたものであり、印刷に必要な用紙の枚数や印刷に必
要な時間をプリンタ単体で表示することのできるプリン
タを提供することを目的とする。

【０００６】本発明の別の目的は、駆動状態を明確に把
握することのできるプリンタを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
プリンタによると、記録媒体から電子データを取得する
データ取得部と、印刷対象の電子データを記憶する記憶
部と、記憶部から順に呼び出す印刷対象の電子データに
基づいて印刷部及び搬送部を制御して印刷部に印刷させ
る制御部と、印刷対象の電子データのうち印刷が完了し
ていない電子データを印刷するのに必要な紙の枚数或い
は必要な時間のいずれか一方又は両方を表示する表示部
とを備える。このため、ユーザは表示部の表示によって
印刷終了時刻を予測することができる。

【０００８】本発明の請求項２記載のプリンタによる
と、表示部は、印刷部が印刷中であることを表示するた
め、ユーザはプリンタの駆動状態を明確に把握すること
ができる。

【０００９】本発明の請求項３記載のプリンタによる
と、表示部は、印刷部が印刷中であることを動画によっ
て表示するため、ユーザはプリンタの駆動状態を動画に
よって把握することができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づき詳細に説明する。

【００１１】本発明の一実施例によるプリンタは、図１
に示すように、搬送部１と、印刷部２と、制御部３と、
表示部４と、入力部５と、記憶部６と、第１データ取得
部７と、第２データ取得部８とを有する。搬送部１と、
印刷部２と、制御部３と、表示部４と、入力部５と、記
憶部６と、第１データ取得部７と、第２データ取得部８
とは箱型のハウジング９に備えられる。本実施例による
プリンタは、第１データ取得部７又は第２データ取得部
８から取得した電子データを制御部３によって駆動され
る印刷部２において印刷することが可能である。

【００１２】ハウジング９は、図２に示すように、上面
に表示部４及び入力部５を備え、前面に第１データ取得
部７と電源スイッチ９１とインク切れや用紙切れを知ら
せる警告ランプ９２とを備え、背面に図示しない第２デ
ータ取得部８を備え、内部に図示しない搬送部１と、印
刷部２と、制御部３と、記憶部６とを備える。ハウジン
グ９の上面と前面下部には、それぞれ用紙供給口９３と
用紙排出口９４とが形成される。用紙供給口９３には用
紙トレー９５が、用紙排出口９４には用紙受け９６がそ
れぞれ取り外し可能に係止される。

【００１３】図示しない搬送部１は、用紙供給口９３と
用紙排出口９４の間のハウジング９内部に備えられ、モ
ータにより駆動される搬送ローラと、搬送ローラに接触
して摩擦により用紙を搬送する従動ローラとを有する。
搬送ローラと従動ローラとは、ゴムなどの滑りにくい材
料からなる。搬送部１は、搬送ローラと従動ローラが回
転することにより、用紙供給口９３から用紙排出口９４
に用紙を搬送する機構である。

【００１４】図示しない印刷部２は、搬送部１に隣接し
て備えられ、インクタンクとインクジェットヘッドを搭
載したキャリッジと、ステップモータと、用紙の搬送さ
れる方向と直行する方向に備えられるキャリッジレール
とを有する。印刷部２は、公知のインクジェット方式に
より印刷を行う。詳しくは、用紙と対向する位置でステ
ップモータにより駆動されるキャリッジがキャリッジレ
ール上を往復移動し、搬送部１によって搬送される用紙
にインクジェットヘッドからインクタンク内のインクを
噴射して印刷を行う。なお、印刷部２としてレーザ方式
やドットインパクト方式等を用いることも可能である。

【００１５】図示しない制御部３は、ＣＰＵを有する。
制御部３は、第１データ取得部７又は第２データ取得部
８から電子データを記憶部６に伝送し、入力部５のオー
ダ信号を受信し識別子を付して印刷設定データとして記
憶部６に伝送し、記憶部６から種々の情報を取り出して
表示部４に表示してユーザインターフェースを提供し、
並びに記憶部６から印刷設定データ及び電子データを呼
び出して印刷部２で印刷を行うための制御を行う。

【００１６】図示しない記憶部６は、制御用プログラム
が記録されたＲＯＭと、電子データ及び印刷設定データ
を一時的に保存するＲＡＭとを有する。ＲＡＭは、制御
部３から伝送される印刷設定データを順に後述するタス
クリストに蓄積する。タスクリストは最大１９９件の印
刷設定データを格納することができる。

【００１７】入力部５はハウジング９上面に備えられ、
図３に示すように、キーパネル５０上に種々のキーを有
する。

【００１８】プリント開始キー５０１は、キーパネル５
０の最も手前すなわち第１データ取得部７に近い側に備
えられ、すべてのキーの中で最も大きく目立つ形状を有
し、操作面は透明の材料からなり操作面の内側に発光手
段としての図示しないＬＥＤ（light emitted diode）
が備えられる。このＬＥＤは、印刷開始が可能な状態で
点滅するように制御される。プリント開始キー５０１
は、押圧されることによって、表示部４に表示される印
刷設定に対応するオーダ信号を制御部３に伝送する。プ
リント開始キー５０１に備えられるＬＥＤが点滅してい
るときにプリント開始キー５０１が押圧されると、オー
ダ信号が発信される。

【００１９】全印刷キー５０２とインデックスキー５０
３とは、キーパネル５０の最も手前にプリント開始キー
５０１と並んで備えられ、全てのキーの中でプリント開
始キー５０１に次いで大きく、角の丸まった長方形の形
状を有し、操作面は透明の材料からなりそれぞれの操作
面の内側に発光手段としての図示しないＬＥＤが備えら
れる。

【００２０】範囲指定キー５０５と１コマキー５０４と
は、全印刷キー５０２とインデックスキー５０３の奥に
並んで備えられ、それらに比べて一回り小さい楕円形状
を有し、操作面は透明の材料からなりそれぞれの操作面
の内側に発光手段としてのＬＥＤが備えられる。

【００２１】全印刷キー５０２、インデックスキー５０
３、範囲指定キー５０５及び１コマキー５０４は、その
うちのいずれか１つを選択できるキーであって、選択さ
れているキーのＬＥＤが発光する。

【００２２】上キー５０６と下キー５０７とは、１コマ
キー５０４の奥すなわち表示部４に近い側に縦に並んで
備えられ、それぞれ線対称な三角形状を有する。

【００２３】右キー５０９と左キー５０８とは、上キー
５０６と下キー５０７に隣接してプリント開始キー５０
１の奥に横に並んで備えられ、範囲指定キー５０５や１
コマキー５０４より小さく、それぞれ線対称な三角形状
を有する。右キー５０９と左キー５０８とは、表示部４
の各セクションにおける印刷条件の細目を変更する。

【００２４】フレームキー５１０とフィルタキー５１１
とは、プリント開始キー５０１の奥で右キー５０９と左
キー５０８の手前に備えられ、全てのキーの中で最も小
さく目立たない形状を有する。

【００２５】中止キー５１２は、プリント開始キー５０
１の奥に備えられ、フレームキー５１０及びフィルタキ
ー５１１より一回り大きい形状である。中止キー５１２
が押されると、制御部３はタスクリストに蓄積されてい
る印刷設定データをすべて消去する。

【００２６】表示部４は、ハウジング９上面に入力部５
の奥に隣接して備えられる。表示部４は、セグメント式
の液晶パネルで、選択セクション４０１、及び印刷条件
の細目を表示する用紙種類セクション４０２、用紙サイ
ズセクション４０３、レイアウトセクション４０４、写
真サイズセクション４０５、写真選択セクション４０
６、枚数セクション４０７、画質セクション４０８並び
に自動調整セクション４０９に分かれている。液晶パネ
ルの全セグメントを点燈させた状態を図３に示す。表示
部４で選択される表示内容に対応する印刷条件は、プリ
ント開始キー５０１が押圧されることによってオーダ信
号として制御部３に伝送される。

【００２７】選択セクション４０１は、上キー５０６と
下キー５０７によって、他のセクションを選択的に指し
示す三角形を表示し、そのセクションをアクティブにす
るセクションである。アクティブなセクションでは、右
キー５０９と左キー５０８によって印刷条件の細目にお
ける選択肢の表示を切り替えることが可能である。

【００２８】用紙種類セクション４０２は、印刷条件の
細目における選択肢として、普通紙、フォトプリント紙
及びスーパーファイン紙を表示するセクションである。

【００２９】用紙サイズセクション４０３は、印刷条件
の細目における選択肢として、はがき、フォトカード及
びＡ４を表示するセクションである。

【００３０】レイアウトセクション４０４は、印刷条件
の細目における選択肢として、上寄り、下寄り、中央、
全体、インデックス及び切り取りガイド付き等を表示が
するセクションである。ガイド付きが選択されると画像
にトンボを付して印刷することが可能である。

【００３１】写真サイズセクション４０５は、印刷条件
の細目における選択肢として、４Ｌ、２Ｌ、４×６、
Ｌ、Ｅ及びカードを表示するセクションである。写真サ
イズセクション４０５の表示は、用紙サイズとレイアウ
トの設定によって決定される。

【００３２】写真選択セクション４０６は、主に印刷条
件の細目における選択肢として、印刷指定画像の識別コ
ードの０から１９９までの数字を表示するセクションで
ある。また、写真選択セクション４０６は、プリント開
始キー５０１が押されて１０秒経過するまでに入力部５
において何も操作がされない場合、印刷中であることを
動画で表示する。

【００３３】枚数セクション４０７は、印刷条件の細目
における選択肢として、主に印刷枚数として０から１９
９までの数字を表示するセクションである。また、枚数
セクション４０７は、プリント開始キー５０１が押され
て１０秒経過するまでに入力部５において何も操作がさ
れない場合、残りの印刷に必要な用紙の枚数を表示す
る。この枚数は印刷中の１枚を含めて表示される。

【００３４】画質セクション４０８は、印刷条件の細目
における選択肢として、高画質、高速、超高画質を表示
するセクションである。

【００３５】自動調整セクション４０９は、オートファ
インとなしに表示が切り替わるセクションである。

【００３６】第１データ取得部７は、図２に示すように
ハウジング９前面上方に備えられ、カードスロット７１
と、記録媒体に記録された電子データを読み出して制御
部３に伝送する図示しないリーダとを有する。カードス
ロット７１には、記録媒体としてＰＣＭＣＩＡ規格のメ
モリカード、又は一般にデジタルカメラに用いられてい
るコンパクトフラッシュカード等の記録媒体をアダプタ
とともに挿入することができる。

【００３７】図示しない第２データ取得部８は、ハウジ
ング９背面に備えられ複数のコネクタを有する。第２デ
ータ取得部８は、パソコン或いはデジタルカメラと接続
するときのインターフェースであり、それらの外部接続
機器から取り出した電子データを制御部３に伝送する。

【００３８】以下、上述のプリンタの作動について説明
する。プリンタの印刷は、説明上、通常プリント、イン
デックスプリント、焼き増しプリント及び連続プリント
に区分される。

【００３９】電源スイッチ９１をオンにすると、制御用
プログラムが立ち上がる。

【００４０】(1) 通常プリント 制御部３は第１データ取得部７と第２データ取得部８の
両方の電子データを監視しており、最先の電子データを
優先的に処理する。このため、第２データ取得部８にケ
ーブルでパソコンが接続されてパソコンから印刷命令が
あると、以降パソコンの制御によってプリンタは駆動さ
れる。パソコンの制御によってプリンタが駆動されると
き、表示部４は、図９に示すように残り印刷枚数と印刷
中であることを示す動画を表示する。

【００４１】(2) インデックスプリント カードスロット７１にメモリカードを挿入した後、イン
デックスキー５０３を押すと全印刷キー５０２が消え、
インデックスキー５０３が点燈する。そして表示部４に
は、図５に示すように制御用プログラムの印刷初期条件
として、用紙種類セクション４０２にフォトプリント
紙、用紙サイズセクション４０３にはがき、レイアウト
セクション４０４にインデックス、画質セクション４０
８に高速及び写真選択セクション４０６にメモリカード
から読み出した画像データの総数が表示され、枚数セク
ション４０７に印刷枚数として１が表示される。

【００４２】点滅しているプリント開始キー５０１を押
すとオーダ信号が発信され、メモリカードに記録された
サムネイル画像データを読み出し、表示部４の表示にし
たがって図６に示すように、はがきサイズの用紙１枚に
つき縦４列横４列に１６コマの画像を識別コード１０２
付きのインデックスとして印刷する。サムネイル画像デ
ータを読み出して印刷するため印刷スピードは非常に高
速である。このようにして印刷することを以後インデッ
クスプリントという。

【００４３】(3) 焼き増しプリント インデックスプリントによってインデックスを印刷した
後、１コマキー５０４を押すとインデックスキー５０３
が消え、１コマキー５０４が点燈する。そして表示部４
には、図７に示すように制御用プログラムの印刷初期条
件として、用紙種類セクション４０２にフォトプリント
紙、用紙サイズセクション４０３にはがき、レイアウト
セクション４０４に全体、写真サイズセクション４０５
にＬ、画質セクション４０８に高画質、自動調整セクシ
ョン４０９にオートファイン及び写真選択セクション４
０６と枚数セクション４０７に１が表示される。このと
き、写真選択セクション４０６がアクティブである。

【００４４】次に、右キー５０９又は左キー５０８を操
作してインデックスに印刷された画像のうち印刷したい
画像の識別コードを写真選択セクション４０６で指定す
る。点滅しているプリント開始キー５０１を押すと、オ
ーダ信号が発信され指定した識別コードの画像が表示部
４に表示された設定によって印刷される。

【００４５】(4) 連続プリント 上述のインデックスプリント、焼き増しプリント及び詳
細設定プリントにおいてプリント開始キー５０１を押し
た後、さらに連続して印刷条件を設定して印刷開始を命
令するときの印刷制御方法を図７及び図８に基づいて説
明する。プリント開始キー５０１を押して印刷開始を命
令し、表示部４の表示に基づいたオーダ信号が制御部３
で受信されると、オーダ信号は制御部３において識別子
が付されて印刷設定データとして記憶部６に伝送され、
記憶部６のタスクリストの最後部に印刷設定データが追
加されてオーダ信号の受信待ち状態になる。この一連の
作動は制御部３が搬送部１及び印刷部２を制御している
状態であってもリアルタイム処理によって平行して行わ
れる。

【００４６】タスクリストは、概念上図８に示すような
ものとして把握されるものである。すなわち、ＲＡＭ空
間上に予め１９９件の印刷設定データを格納する空間を
有し、それぞれの空間に識別子の付された印刷条件デー
タを順に格納する。

【００４７】図７に示すように、制御部３は、タスクリ
ストの最前部にデータが格納されていれば（Ｓ１０）、
タスクリストの最前部に格納された印刷設定データを呼
び出し（Ｓ２０）、識別コードによって印刷設定データ
に対応する電子データをＲＡＭから呼び出して（Ｓ３
０）、呼び出した印刷設定データ及び電子データに基づ
いて搬送部１及び印刷部２を駆動して印刷する（Ｓ４
０）。１つの印刷設定データに対応する電子データの印
刷が終了するとその印刷設定データをＲＡＭから消去し
（Ｓ５０）、他の印刷設定データがタスクリストに格納
されている場所をそれぞれ１つずつ繰り上げる（Ｓ６
０）。さらに、タスクリストに印刷設定データが格納さ
れていれば（Ｓ１０）、タスクリストの最前部に格納さ
れた印刷設定データを呼び出し連続して印刷を行う。

【００４８】(5) 印刷に必要な用紙枚数と動画の表示 上述のインデックスプリント、焼き増しプリント及び連
続プリントのいずれにおいても、入力部５で印刷条件を
設定してプリント開始キー５０１を押した後、入力部５
において１０秒以上何も操作が行われず印刷中である場
合、表示部４は図９に示すような表示に切り替わる。

【００４９】表示が切り替わると、写真選択セクション
４０６の表示は図１０に示すように１秒ごとに変化する
動画を表示する。

【００５０】枚数セクション４０７は、タスクリストに
蓄積されている印刷設定データの識別コードに対応する
画像を印刷するのに必要な用紙の枚数を表示する。例え
ば、図８に示す印刷設定データがタスクリストに蓄積さ
れていて、識別子１０１０の印刷設定データに基づいて
印刷中である場合、識別コードが５である画像を１枚印
刷し終わった時点で、制御部３が印刷枚数から（３−
１）＋２＋５＋１と算出して１０枚と表示される。識別
コードが５である画像の２枚目の印刷中は、印刷中の１
枚を含めて表示するので１０枚の表示は変化しない。識
別コードが５である画像の２枚目の印刷が終わると（３
−２）＋２＋５＋１と算出して９枚と表示される。

【００５１】表示部４が動画と印刷に必要な枚数を表示
しているとき、入力部５のいずれかのキーが操作される
と、動画と印刷に必要な枚数の表示が消え各セクション
において選択肢が表示されてキー操作が有効になる。プ
リント開始キー５０１が再度押され、連続プリントが命
令されると新たな印刷設定データがタスクリストに追加
され、印刷に必要な枚数は新たな印刷設定データが追加
されたタスクリストに基づいて表示される。

【００５２】（変形例）本実施例における変形例では、
写真選択セクション４０６は印刷中に印刷残り時間を表
示する。

【００５３】写真選択セクションのセグメントに分、秒
の表示を加え、１分以上の印刷残り時間は図１１に示す
ように分単位で表示し、１分未満の印刷残り時間は図１
２に示すように秒単位で表示するようにする。印刷残り
時間は、タスクリストに蓄積された印刷設定データから
算出される。

【００５４】本実施例によるプリンタによると、タスク
リストに蓄積された印刷設定データに基づいて印刷する
のに必要な用紙の枚数が表示部４に表示されるので、ユ
ーザは、用紙トレー９５にセットしなければならない用
紙の枚数を知ることができる。

【００５５】また、ユーザは印刷に必要な用紙の枚数又
は印刷残り時間から印刷終了時刻を推測することができ
る。

【００５６】さらに、ユーザは動画の表示によってプリ
ンタの駆動状態を明確に把握することができる。

【００５７】尚、本実施例は、記録媒体から電子データ
を呼び出して単独で印刷するプリンタにのみ基づいて説
明されたがパソコン等に接続して印刷するプリンタに印
刷に必要な用紙の枚数や残り印刷時間を表示させること
も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例によるプリンタを示すブロック
図である。

【図２】本発明の実施例によるプリンタを示す斜視図で
ある。

【図３】本発明の実施例における表示部と入力部を示す
平面図である。

【図４】本発明の実施例における表示部と入力部を示す
平面図である。

【図５】本発明の実施例におけるインデックスを示す模
式図である。

【図６】本発明の実施例における表示部と入力部を示す
平面図である。

【図７】本発明の実施例における印刷制御方法を示すフ
ローチャートである。

【図８】本発明の実施例におけるタスクリストを示す模
式図である。

【図９】本発明の実施例における表示部と入力部を示す
平面図である。

【図１０】本発明の実施例における写真選択セクション
の動画を示す平面図である。

【図１１】本発明の実施例における表示部と入力部を示
す平面図である。

【図１２】本発明の実施例における表示部と入力部を示
す平面図である。

【符号の説明】 １ 搬送部 ２ 印刷部 ３ 制御部 ４ 表示部 ５ 入力部 ６ 記憶部 ７ 第１データ取得部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷を行う印刷部と、前記印刷部に紙を
   搬送する搬送部とを備えるプリンタであって、 記録媒体から電子データを取得するデータ取得部と、 印刷対象の電子データを記憶する記憶部と、 前記記憶部から順に呼び出す前記印刷対象の電子データ
   に基づいて前記印刷部及び搬送部を制御して前記印刷部
   に印刷させる制御部と、 前記印刷対象の電子データのうち印刷が完了していない
   電子データを印刷するのに必要な紙の枚数或いは必要な
   時間のいずれか一方又は両方を表示する表示部と、 を備えることを特徴とするプリンタ。
2. 【請求項２】 前記表示部は、前記印刷部が印刷中であ
   ることを表示することを特徴とする請求項１記載のプリ
   ンタ。
3. 【請求項３】 前記表示部は、前記印刷部が印刷中であ
   ることを動画によって表示することを特徴とする請求項
   １又は２記載のプリンタ。