JP2000117929A - スタンプ製造装置 - Google Patents

スタンプ製造装置

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JP2000117929A
JP2000117929A JP10292643A JP29264398A JP2000117929A JP 2000117929 A JP2000117929 A JP 2000117929A JP 10292643 A JP10292643 A JP 10292643A JP 29264398 A JP29264398 A JP 29264398A JP 2000117929 A JP2000117929 A JP 2000117929A
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stamp
stamp body
groove
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plate
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Jun Chiba
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な径のスタンプ体に即座に対応すること
ができ、スタンプ体の位置合わせの操作が簡単で、しか
もスタンプ体の中心とサーマルヘッドの移動方向の中心
軸とを簡単に一致させることのできるスタンプ製造装置
を提供する。 【解決手段】 スタンプ体1を固定する固定部材4と、
固定されたスタンプ体1に印面部を形成するサーマルヘ
ッドとを備え、固定部材4は、スタンプ体1を当接する
V溝27を形成した支持部21と、V溝27に当接され
たスタンプ体1をV溝27に押圧する押圧部23とを備
え、スタンプ体1の中心とスタンプ体1と押圧部23の
押圧面33との接点を結ぶ直線は押圧面33に直交して
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンプ製造装置
に係り、特に、サーマルヘッドによりスタンプ体に印面
部を形成するスタンプ製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の書類や用紙の押印欄に捺印
を必要とする際に、捺印の度にインキを補充する必要が
無いスタンプが使用されている。このスタンプは、連続
気泡を有するスポンジ材を印材とし、この印材にインキ
を含浸させることによってスタンプする度にインキを補
充することなく連続的に捺印することのできるもので、
浸透印スタンプと称されている。
【0003】この浸透印スタンプは、サーマルヘッドを
備えたスタンプ製造装置により印面部が形成される。す
なわち、連続気泡を有するスポンジ材をスタンプ体と
し、このスタンプ体をネジやバネ等の固定具を用いて所
定位置に固定し、このスタンプ体に対してサーマルヘッ
ドを移動させることにより、スタンプ体の所定面に印面
部を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のスタンプ製造装置では、スタンプ体をネジやバネ等
の固定具を用いて所定位置に固定する構成であるから、
スタンプ体の中心の位置合わせが難しく、このスタンプ
体の中心をサーマルヘッドの移動方向の中心軸に合わせ
るには熟練を要するという問題点があった。また、スタ
ンプ体の径が異なった場合、スタンプ体の径に合わせて
各固定具の位置を調整しなければならず、この調整に時
間と手間が掛かり、非能率的であるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、様々な径のスタンプ体に即座に対応するこ
とができ、スタンプ体の位置合わせの操作が簡単で、し
かもスタンプ体の中心とサーマルヘッドの移動方向の中
心軸とを簡単に一致させることのできるスタンプ製造装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なスタンプ製造装置を提供する。す
なわち、請求項1記載のスタンプ製造装置は、スタンプ
体を固定する固定部材と、固定された前記スタンプ体に
印面部を形成するサーマルヘッドとを備えたスタンプ製
造装置において、前記固定部材は、前記スタンプ体を当
接するV溝を形成した支持部と、前記V溝に当接された
スタンプ体を前記V溝に押圧する押圧部とを備え、前記
スタンプ体の中心と該スタンプ体と前記押圧部の押圧面
との接点を結ぶ直線は前記押圧面に直交してなることを
特徴としている。
【0007】また、請求項2記載のスタンプ製造装置
は、請求項1記載のスタンプ製造装置において、前記ス
タンプ体の中心は、前記V溝のなす角度の2等分線上に
あることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載のスタンプ製造装置
は、請求項1または2記載のスタンプ製造装置におい
て、前記サーマルヘッドを、固定された前記スタンプ体
の印面部に対して対向配置するとともに、前記スタンプ
体の下方に配置された案内部材に沿って摺動するキャリ
ッジに搭載し、前記案内部材を、前記スタンプ体と前記
押圧面との接点と、前記スタンプ体の中心とを結ぶ直線
に平行に配置してなることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載のスタンプ製造装置
は、請求項1、2または3記載のスタンプ製造装置にお
いて、前記スタンプ体を、筒状の抜け止め部材に固定
し、該抜け止め部材の外周部に、前記V溝及び前記押圧
面を嵌め込む段差を形成してなることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項5記載のスタンプ製造装置
は、請求項1ないし4のいずれか1項記載のスタンプ製
造装置において、前記スタンプ体の周囲に板部を配設
し、前記支持部を該板部に固定するとともに、前記押圧
部を前記板部に立設された軸に回動自在に軸支してなる
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載のスタンプ製造装置
は、請求項5記載のスタンプ製造装置において、前記板
部に、前記押圧部を案内する案内孔を形成してなること
を特徴としている。
【0012】本発明の請求項1記載のスタンプ製造装置
では、前記固定部材が、前記スタンプ体を当接するV溝
が形成された支持部と、前記V溝に当接されたスタンプ
体を前記V溝に押圧する押圧部とを備え、前記スタンプ
体の中心と該スタンプ体と前記押圧部の押圧面との接点
を結ぶ直線が前記押圧面に直交したことにより、スタン
プ体は前記V溝と押圧部の押圧面とで3点支持されるこ
ととなり、該スタンプ体の位置決めが容易になるととも
に、確実に支持される。また、スタンプ体の径が異なっ
た場合においても、該スタンプ体を前記V溝と押圧部の
押圧面とで3点支持すればよいので、様々な径のスタン
プ体に即座に対応することができる。
【0013】また、請求項2記載のスタンプ製造装置で
は、前記スタンプ体の中心が前記V溝のなす角度の2等
分線上にあることにより、スタンプ体の中心が常に支持
部の中心を通る直線上に位置することとなり、スタンプ
体の中心の位置決めが確実になる。
【0014】また、請求項3記載のスタンプ製造装置で
は、前記サーマルヘッドを、固定された前記スタンプ体
の印面部に対して対向配置するとともに、前記スタンプ
体の下方に配置された案内部材に沿って摺動するキャリ
ッジに搭載し、前記案内部材を、前記スタンプ体と前記
押圧面との接点と、前記スタンプ体の中心とを結ぶ直線
に平行に配置したことにより、サーマルヘッドは前記ス
タンプ体の中心を通る直線上をキャリッジと共に摺動す
ることとなる。これにより、スタンプ体の中心位置と摺
動するサーマルヘッドの中心位置が常に一致することと
なり、位置ずれが生じる虞が無くなる。
【0015】また、請求項4記載のスタンプ製造装置で
は、前記スタンプ体を筒状の抜け止め部材に固定し、該
抜け止め部材の外周部に、前記V溝及び前記押圧面を嵌
め込む段差を形成したことにより、前記固定部材におけ
るスタンプ体の固定位置、すなわちスタンプ体の印面部
の位置決めがより確実になり、該印面部の位置ずれが無
くなり、該印面部の再調整も必要無くなる。
【0016】また、請求項5記載のスタンプ製造装置
は、前記スタンプ体の周囲に板部を配設し、前記支持部
を該板部に固定するとともに、前記押圧部を前記板部に
立設された軸に回動自在に軸支することにより、固定部
材にスタンプ体を固定するには、前記支持部のV溝にス
タンプ体を当接し、前記押圧部を前記軸の回りに回動さ
せてその押圧面をV溝に当接したスタンプ体に押圧し、
該スタンプ体を前記V溝と押圧面とで3点支持する。こ
のように、前記押圧部を前記軸の回りに回動させるだけ
で前記スタンプ体を所定位置に支持することが可能にな
る。
【0017】また、請求項6記載のスタンプ製造装置で
は、前記板部に前記押圧部を案内する案内孔を形成した
ことにより、前記押圧部が前記軸の回りに回動する際
に、該案内孔が前記押圧部の回動動作時のガタツキを所
定の公差内に制限し、回動時のガタツキが小さくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のスタンプ製造装置の一実
施形態について図面に基づき説明する。図1は本発明の
一実施形態のスタンプ製造装置の要部を示す平面図、図
2は図1のA−A線に沿う断面図であり、図において、
符号1はスタンプ体、2はスタンプ体1を固定する筒状
のアタッチメント(抜け止め部材)、3はスタンプ体1
の周囲に設けられた矩形板状のホルダー、4はホルダー
3に設けられてスタンプ体1をアタッチメント2と共に
支持・固定する固定部、5は固定されたスタンプ体1の
下端部に印面部を形成するサーマルヘッド、6はサーマ
ルヘッド5が搭載されるキャリッジ、7はキャリッジ6
を水平面上の一方向に摺動させるガイドレール(案内部
材)である。
【0019】スタンプ体1は、円柱状の筒体11の内部
がインキ貯蔵部とされ、該筒体11の下端部に該筒体1
1を拡径した円筒状の印材保持部12が設けられ、この
印材保持部12にはインキを含浸させる連続気泡を有す
るスポンジ材からなる印材13が設けられ、この印材1
3の下端面は僅かに下方に突出している。
【0020】アタッチメント2は、図3に示すように、
円筒15の内周面15aがスタンプ体1の収容部とさ
れ、その外周面15b下部に段差となる周方向に延在す
る溝16が形成されている。この溝16には、後述する
Vプレート21のV溝27とAプレート23の押圧面3
3が嵌め込まれている。
【0021】固定部4は、ホルダー3上に固定されたV
プレート(支持部)21と、ホルダー3上に回動自在に
軸支された板状のシャッター22と、シャッター22の
一端部に固定されたAプレート(押圧部)23と、Aプ
レート23近傍のシャッター22の端部とホルダー3と
の間に設けられたバネ24と、ホルダー3の下面に固定
され中央部にスタンプ体1を挿通する穴が形成されたB
プレート25とにより構成されている。
【0022】Vプレート21は、ボルト26等の固定具
でホルダー3上に固定された略直方体状のプレートであ
り、その一側面にスタンプ体1を当接するV溝27が上
下方向に延在するように形成されている。そして、当接
するスタンプ体1の中心が、V溝27のなす角度の2等
分線上、すなわち、V溝27の2つの当接面27a、2
7bがこの2等分線に対して線対称の位置になるように
設定されている。ここでは、当接面27a、27bのな
す角度は直角とされている。
【0023】シャッター22は、中央部がホルダー3に
立設された軸28に軸支された板体であり、この中央部
から両端部に向かって拡大され、その一端部に1箇所、
他端部に2箇所それぞれに下方に断面略L字型に折れ曲
がったガイド片31が形成されている。そして、ホルダ
ー3のこれらガイド片31、31、…それぞれに対応す
る位置には、これらガイド片31、31、…を挿通する
円弧状のスリット(案内孔)32がそれぞれ形成されて
いる。
【0024】これらガイド片31、31、…各々は、シ
ャッター22の回動と共にスリット32、32、…に沿
って移動することにより、シャッター22の回動による
ガタツキを小さくしている。このシャッター22の一端
部にはAプレート23がボルト26等の固定具でホルダ
ー3上に固定されている。
【0025】Aプレート23は、略直方体状のプレート
で、前記Vプレート21のV溝27に対向する一側面
が、V溝27に当接されたスタンプ体1をV溝27方向
に押圧する平面状の押圧面33とされている。そして、
バネ24の張力によりシャッター22の端部が常に図1
中上方に向かって引っ張られることで、シャッター22
が軸28の回りに回動してAプレート23の押圧面33
がVプレート21のV溝27に対向している。
【0026】また、V溝27に当接するスタンプ体1
は、バネ24の張力によりAプレート23の押圧面33
がVプレート21のV溝27に向かって常に押圧される
ことで、この押圧面33により常に押圧され支持される
構成になっている。なお、スタンプ体1の中心とスタン
プ体1と押圧面33との接点を結ぶ直線は、押圧面33
に対して直交する位置関係になっている。
【0027】次に、このスタンプ製造装置の動作につい
て、図4ないし図6に基づき説明する。まず、Vプレー
ト21のV溝27とAプレート23の押圧面33との間
にスタンプ体1が無い場合、図4に示すように、バネ2
4の張力TによりAプレート23がVプレート21側に
引っ張られ、Aプレート23の押圧面33の一端部がV
プレート21のV溝27側の一端部に接触している。
【0028】次に、Vプレート21のV溝27とAプレ
ート23の押圧面33とでスタンプ体1を支持する場
合、図5に示すように、まず、バネ24の張力Tに抗し
てAプレート23の押圧面33をVプレート21のV溝
27から離間させる。この押圧面33とV溝27との間
隔は、支持されるスタンプ体1が楽に挿通できる間隔と
する。次いで、V溝27の2つの当接面27a、27b
にスタンプ体1の側面を当接させ、バネ24の張力Tに
よりAプレート23の押圧面33をスタンプ体1の側面
に当接し、スタンプ体1をV溝27側に押圧し3点で支
持する。
【0029】ここでは、V溝27の2つの当接面27
a、27bに当接するスタンプ体1の中心はV溝27の
なす角度の2等分線上にあり、スタンプ体1の中心とス
タンプ体1と押圧面33との接点を結ぶ直線は、押圧面
33に対して直交するようになっている。
【0030】次いで、図2に示すように、キャリッジ6
をガイドレール7上に摺動させてサーマルヘッド5を水
平面上の一方向に移動させ、このサーマルヘッド5によ
りスタンプ体1の印材13に印面部を形成する。印面部
が形成されたスタンプ体1は、図5に示すように、バネ
24の張力Tに抗してAプレート23の押圧面33をV
プレート21のV溝27から離間させることで、押圧面
33とV溝27による押圧から開放され、取り出され
る。
【0031】次に、このスタンプ製造装置で取り扱うこ
とが可能な最大径のスタンプ体1を支持する場合、図6
に示すように、バネ24の張力Tに抗してAプレート2
3の押圧面33をVプレート21のV溝27に対して離
間させ、その間隔が最大になるようにする。次いで、V
溝27の2つの当接面27a、27bに最大径のスタン
プ体1の側面を当接させ、バネ24の張力TによりAプ
レート23の押圧面33をスタンプ体1の側面に当接
し、スタンプ体1をV溝27側に押圧し3点で支持す
る。
【0032】この場合においても、V溝27に当接する
最大径のスタンプ体1の中心はV溝27のなす角度の2
等分線上にあり、該スタンプ体1の中心と該スタンプ体
1と押圧面33との接点を結ぶ直線は、押圧面33に対
して直交するようになっている。印面部が形成されたス
タンプ体1は、押圧面33をV溝27から離間させるこ
とで取り出される。
【0033】以上説明したように、本実施形態のスタン
プ製造装置によれば、スタンプ体1を固定する固定部4
は、ホルダー3上に固定され一側面にV溝27が形成さ
れたVプレート21と、ホルダー3上に回動自在に軸支
された板状のシャッター22と、シャッター22の一端
部に固定され一側面が押圧面33とされたAプレート2
3と、Aプレート23近傍のシャッター22の端部とホ
ルダー3との間に設けられたバネ24とにより構成した
ので、スタンプ体1をV溝27と押圧面33とで3点支
持することができ、スタンプ体1の位置決めを容易に行
うことができ、該スタンプ体1を確実に支持することが
できる。また、スタンプ体1の径が異なった場合におい
ても、スタンプ体1をV溝27と移動可能な押圧面33
とで3点支持することができ、様々な径のスタンプ体1
に即座に対応することができる。
【0034】また、V溝27の2つの当接面27a、2
7bに当接するスタンプ体1の中心を常にV溝27のな
す角度の2等分線上にあることとしたので、スタンプ体
1の中心を常にVプレート21の中心を通る直線上に位
置させることができ、スタンプ体1の中心の位置決めを
確実に行うことができる。
【0035】また、円筒15の内周面15aがスタンプ
体1の収容部とされ、その外周面15b下部に段差とな
る周方向に延在する溝16が形成されたアタッチメント
2を用いたので、スタンプ体1の固定部4への取り付け
及び取り外しが容易になるとともに、該スタンプ体1の
印面部の位置決めをより確実に行うことができる。した
がって、印面部の位置ずれ等が生じる虞が無くなり、印
面部の再調整も必要無くなる。
【0036】また、ホルダー3に、ガイド片31、3
1、…を挿通する円弧状のスリット32を形成したの
で、スリット3がシャッター22の回動動作時のガタツ
キを所定の公差内に制限することができ、シャッター2
2の回動時のガタツキを小さくすることができる。
【0037】以上、本発明のスタンプ製造装置の一実施
形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構
成は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例え
ば、V溝27の当接面27a、27b間の角度は直角で
ある必要はなく、120度等としてもよい。この場合、
スタンプ体1は点対称の位置にある3点により支持され
ることから安定性が向上する。
【0038】また、アタッチメント2、Vプレート2
1、シャッター22、Aプレート23等の形状は、スタ
ンプ体1の位置決めが容易でしかも確実に支持できる形
状であればよく、上記形状に限定されることなく様々な
形状の物が実施可能である。さらに、ここでは、アタッ
チメント2の外周面15b下部に周方向に延在する溝1
6を形成する構成としたが、溝16の替わりに、Vプレ
ート21のV溝27とAプレート23の押圧面33を嵌
め込むための切り欠き部を形成してもよい。この場合、
スタンプ体1の位置決め機能も有するので好都合であ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のスタンプ製造装
置によれば、前記固定部材が、前記スタンプ体を当接す
るV溝が形成された支持部と、前記V溝に当接されたス
タンプ体を前記V溝に押圧する押圧部とを備え、前記ス
タンプ体の中心と該スタンプ体と前記押圧部の押圧面と
の接点を結ぶ直線が前記押圧面に直交したことにより、
スタンプ体は前記V溝と押圧部の押圧面とで3点支持さ
れることとなり、該スタンプ体の位置決めが容易になる
とともに、確実に支持される。また、スタンプ体の径が
異なった場合においても、該スタンプ体を前記V溝と押
圧部の押圧面とで3点支持すればよいので、様々な径の
スタンプ体に即座に対応することができる。
【0040】また、請求項2記載のスタンプ製造装置に
よれば、前記スタンプ体の中心が前記V溝のなす角度の
2等分線上にあるので、スタンプ体の中心は常に支持部
の中心を通る直線上に位置することができ、スタンプ体
の中心の位置決めを確実に行うことができる。
【0041】また、請求項3記載のスタンプ製造装置に
よれば、前記サーマルヘッドを、固定部で固定された前
記スタンプ体の印面部に対して対向配置するとともに、
前記スタンプ体の下方に配置された案内部材に沿って摺
動するキャリッジに搭載し、前記案内部材を、前記スタ
ンプ体と前記押圧面との接点と、前記スタンプ体の中心
とを結ぶ直線に平行に配置したので、サーマルヘッドが
前記スタンプ体の中心を通る直線上をキャリッジと共に
摺動することとなり、スタンプ体の中心位置と摺動する
サーマルヘッドの中心位置を常に一致することができ、
位置ずれが生じる虞が無くなる。
【0042】また、請求項4記載のスタンプ製造装置に
よれば、前記スタンプ体を筒状の抜け止め部材に固定
し、該抜け止め部材の外周部に前記V溝及び前記押圧面
を嵌め込むための段差を形成したので、スタンプ体の位
置決めをより確実に行うことができ、該印面部の位置ず
れを無くすことができ、該印面部の再調整も不必要とな
る。
【0043】また、請求項5記載のスタンプ製造装置に
よれば、前記スタンプ体の周囲に板部を配設し、前記支
持部を該板部に固定するとともに、前記押圧部を前記板
部に立設された軸に回動自在に軸支したので、前記押圧
部を前記軸の回りに回動させるだけで、スタンプ体を前
記V溝と押圧面とで3点支持することができ、前記スタ
ンプ体を所定位置に確実に支持することができる。
【0044】また、請求項6記載のスタンプ製造装置に
よれば、前記板部に前記押圧部を案内する案内孔を形成
したので、該案内孔により前記押圧部の回動動作時のガ
タツキを所定の公差内に抑えることができ、押圧部の回
動時のガタツキを小さくすることができる。
【0045】以上説明したように、様々な径のスタンプ
体に即座に対応することができ、スタンプ体の位置合わ
せの操作が簡単で、しかもスタンプ体の中心とサーマル
ヘッドの移動方向の中心軸とを簡単に一致させることの
できるスタンプ製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のスタンプ製造装置の要
部を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のスタンプ製造装置のア
タッチメントを示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態のスタンプ製造装置の一
動作を示す平面図である。
【図5】 本発明の一実施形態のスタンプ製造装置の一
動作を示す平面図である。
【図6】 本発明の一実施形態のスタンプ製造装置の一
動作を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スタンプ体 2 アタッチメント(抜け止め部材) 3 ホルダー 4 固定部 5 サーマルヘッド 6 キャリッジ 7 ガイドレール(案内部材) 11 筒体 12 印材保持部 13 印材 15 円筒 15a 内周面 15b 外周面 16 溝 21 Vプレート(支持部) 22 シャッター 23 Aプレート(押圧部) 24 バネ 25 Bプレート 26 ボルト 27 V溝 27a、27b 当接面 28 軸 31 ガイド片 32 スリット(案内孔) 33 押圧面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプ体を固定する固定部材と、固定
    された前記スタンプ体に印面部を形成するサーマルヘッ
    ドとを備えたスタンプ製造装置において、 前記固定部材は、前記スタンプ体を当接するV溝を形成
    した支持部と、前記V溝に当接されたスタンプ体を前記
    V溝に押圧する押圧部とを備え、 前記スタンプ体の中心と該スタンプ体と前記押圧部の押
    圧面との接点を結ぶ直線は前記押圧面に直交してなるこ
    とを特徴とするスタンプ製造装置。
  2. 【請求項2】 前記スタンプ体の中心は、前記V溝のな
    す角度の2等分線上にあることを特徴とする請求項1記
    載のスタンプ製造装置。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドを、固定された前記
    スタンプ体の印面部に対して対向配置するとともに、前
    記スタンプ体の下方に配置された案内部材に沿って摺動
    するキャリッジに搭載し、 前記案内部材を、前記スタンプ体と前記押圧面との接点
    と、前記スタンプ体の中心とを結ぶ直線に平行に配置し
    てなることを特徴とする請求項1または2記載のスタン
    プ製造装置。
  4. 【請求項4】 前記スタンプ体を、筒状の抜け止め部材
    に固定し、該抜け止め部材の外周部に、前記V溝及び前
    記押圧面を嵌め込む段差を形成してなることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載のスタンプ製造装置。
  5. 【請求項5】 前記スタンプ体の周囲に板部を配設し、
    前記支持部を該板部に固定するとともに、前記押圧部を
    前記板部に立設された軸に回動自在に軸支してなること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のス
    タンプ製造装置。
  6. 【請求項6】 前記板部に、前記押圧部を案内する案内
    孔を形成してなることを特徴とする請求項5記載のスタ
    ンプ製造装置。
JP10292643A 1998-10-14 1998-10-14 スタンプ製造装置 Withdrawn JP2000117929A (ja)

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