JP2000117749A - 樹脂成型用金型のクリーニング装置およびクリーニング方法 - Google Patents

樹脂成型用金型のクリーニング装置およびクリーニング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の成型面、殊に金型の孔部の縁部に付着
した樹脂をきれいにクリーニングできる樹脂成型用金型
のクリーニング装置およびクリーニング方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 上金型2と下金型5の間にケース11を
はさみ、ケース11内にHeと酸素を供給する。ケース
11内の電極12に高周波の電圧を印加するとHeと酸
素はHe-や酸素ラジカルとなる。電気的に中性な酸素
ラジカルはメッシュ16を通過し、下金型5表面の有機
物を酸化分解する。ケース11内のガス圧は大気圧より
も大きい正圧に保たれており、したがってケース11内
のガスは下金型5の孔部7,10から外部へわずかづつ
流出する。酸素ラジカルは孔部7,10の縁部に衝突
し、そこに付着する有機物を効果的に酸化分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成型用金型の
クリーニング装置およびクリーニング方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子部品は、ウェハから切り出された半
導体チップ(以下、単に「チップ」という)を樹脂でモ
ールドして製造される。樹脂モールドを形成する樹脂成
型装置は、上金型と下金型の間にチップをはさみ、チッ
プを包囲するキャビティ内に溶融樹脂を圧入して樹脂モ
ールドを形成するようになっている。そして樹脂を硬化
させた後、上金型と下金型を分離して成型品を取り出す
ようになっている。
【0003】金型の表面(成型面)には樹脂が付着しや
すい。付着した樹脂は成型品の形状に悪影響を与える。
そこで従来は、作業者がブラシなどの清掃具でブラッシ
ングするなどして金型の表面を手作業で適宜クリーニン
グしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の金
型のクリーニング方法では重量のある金型を樹脂成型装
置から取りはずして入念にクリーニングしなければなら
ないため作業者の労働負担が大きく多大な時間を要する
ものであった。またクリーニング作業中に金型を落下さ
せて傷つけやすく、更には使用直後の金型は一般に高温
(180°C程度)であるため手作業によるクリーニン
グは危険であるなどの問題点があった。
【0005】また金型には、樹脂をキャビティに圧入す
るための湯道に通じる孔部や、成型品を金型から取り出
すためのエジェクタピンを挿入する孔部などが形成され
ており、これらの孔部の縁部や内部に樹脂がこびり付き
やすいものであるが、従来の手作業によるクリーニング
方法では、このような縁部や内部にこびり付いた樹脂を
きれいに除去しにくいものであった。このような問題
は、電子部品の樹脂モールドの成型に限らず、殊に精密
な成型精度が要求される樹脂成型装置一般に見られるも
のであった。
【0006】したがって本発明は、金型の成型面、殊に
金型の孔部の縁部に付着した樹脂をきれいにクリーニン
グできる樹脂成型用金型のクリーニング装置およびクリ
ーニング方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成型用金
型の成型面を覆うカバー手段と、このカバー手段の内部
に有機物分解ガスを供給するガス供給手段と、前記カバ
ー手段内に供給された有機物分解ガスを大気圧と同等も
しくは大気圧よりも高いガス圧に保たれた条件下で活性
化する有機物分解ガス活性化手段とを備えたことを特徴
とする樹脂成型用金型のクリーニング装置である。
【0008】また本発明は、金型の成型面をカバー手段
で覆い、このカバー手段内に有機物分解ガスをガスボン
ベから供給して前記成型面を有機物分解ガスにさらし、
金型の孔部からガスを外部へ流出させながら有機物分解
ガスで前記成型面に付着する有機物を分解することを特
徴とする樹脂成型用金型のクリーニング方法である。
【0009】上記構成によれば、金型の成型面をカバー
手段内の有機物分解ガスや活性化された有機物分解ガス
にさらし、ガスを金型の孔部から外部へ流出させなが
ら、孔部の縁部などに付着する有機物を効果的に分解し
てクリーニングすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の樹脂成型装置の開放状態の断面図、図2
は同樹脂成型装置の閉鎖状態の断面図、図3は同樹脂成
型装置のクリーニング装置の断面図、図4は同樹脂成型
装置のクリーニング状態の説明図である。
【0011】まず図1を参照して樹脂成型装置の全体構
造を説明する。図1において、1は上型本体であり、そ
の下面には上金型2が装着されている。上金型2の下面
にはキャビティ3が形成されている。上型本体1は、図
外の上下動手段により上下動する。
【0012】4は下型本体であり、その上面には下金型
5が装着されている。下金型5の上面にはキャビティ6
が形成されている。下金型5の中央には孔部7が形成さ
れており、孔部7には樹脂を押し上げるためのプランジ
ャ8が収納されている。また下金型5の孔部10(図4
も参照)にはエジェクタピン9が挿入されている。
【0013】モールド樹脂の成型は次のようにして行わ
れる。チップを搭載した基板を下型上にセットして上型
本体1を下降させて上金型2と下金型5を接合する。こ
の状態で、上金型2のキャビティ3と下金型5のキャビ
ティ6を接合し、その内部にチップが配置される。そこ
でプランジャ8を上昇させて溶融樹脂をキャビティ3,
6内に圧入する。プランジャ8が挿入された孔部7は湯
道(図外)でキャビティ3,6と通じており、溶融樹脂
はこの湯道を通ってキャビティ3,6に圧入される。
【0014】キャビティ3,6内の溶融樹脂が硬化した
ならば、上型本体1と下型本体4を分離し、エジェクタ
ピン9を上昇させる。すると下金型5上の成型品はエジ
ェクタピン9で突き上げられて下金型5から取り出され
る。
【0015】以上のようにして成型品は形成されるが、
上記成型作業を繰り返す間に、金型の成型面(上金型2
の下面、下金型5の上面)には有機物である樹脂が付着
する。殊にエジェクタピン9が挿入された孔部10の縁
部、湯道の縁部、プランジャ8の孔部7の縁部には樹脂
がこびり付きやすい。こびり付いた樹脂は成型品の形状
に悪影響を及ぼすのでクリーニングして除去する必要が
ある。そこで次に、上金型2と下金型5の成型面をクリ
ーニングするクリーニング装置について説明する。
【0016】図1において、11は筒形のケースであ
り、その内部には放電用の電極12,13が設けられて
いる。ケース11は上金型2と下金型5の成型面を覆っ
て処理空間を確保するためのカバー手段となるものであ
る。一方の電極12は高周波電源14に接続されてお
り、他方の電極13は接地部15に接地されている。電
極12,13、高周波電源14などは放電手段であり、
ケース11内の有機物分解ガスを活性化する有機物活性
化手段を構成する。ケース11の上部と下部には金属性
のメッシュ16が設けられている。このメッシュ16は
イオンシールド手段となるものである。
【0017】ケース11にはガス供給手段としてガスボ
ンベ20がパイプ19によって接続されている。ガスボ
ンベ20とケース11の間のパイプ19には、減圧器2
1、流量計22、ガスバルブ23が接続されている。流
量計22はガスボンベ20からケース11内へ送られる
ガスの流量を調整するものであり、流量によってケース
11内の圧力を設定するものである。したがって流量計
22がガス圧制御手段となっている。ガスボンベ20は
有機物分解ガスであるプラズマ発生用ガスをケース11
に供給する。本形態では、ガスボンベ20にはヘリウム
Heと酸素O2が体積比で9:1の比率で収納されてお
り、ヘリウムHeをベースガスにしている。
【0018】ケース11には、排気バルブ24を介して
真空ポンプ25が接続されている。またケース11に
は、大気開放バルブ26および圧力計27が接続されて
いる。圧力計27は制御部28を介して流量計22に接
続されている。圧力計27はケース11内のガス圧を測
定する。制御部28は圧力計27の測定結果にしたが
い、ケース11内のガス圧がケース11外の圧力(大気
圧)と同等もしくはこれよりもわずかに高い圧力となる
ように流量計22を制御する。29はケース11の端面
に装着されたシール用のパッキンである。
【0019】次に上金型2と下金型5の成型面のクリー
ニング動作を説明する。図2および図3に示すように、
ケース11を上型本体1と下型本体4の間に配置し、上
型本体1と下型本体4を相対的に上下動作をさせてケー
ス11を両者の間にはさみ込む。これにより、上金型2
と下金型5の成型面はケース11で完全に覆われる。
【0020】次に真空ポンプ25を駆動してケース11
内を真空引きして内部の空気を排気した後、ガスボンベ
20からケース11内にガス(ヘリウムと酸素)を供給
する。また圧力計27でケース11内のガス圧を測定
し、測定結果に基づいて、望ましくはケース11内のガ
ス圧がケース11外のガス圧よりもやや高い圧力になる
ように制御部28で流量計22を制御する。例えばケー
ス11外の圧力を1気圧とすれば、ケース11内の圧力
は1.01気圧程度である。ここで、下金型5には、プ
ランジャ8を挿入する孔部7やエジェクタピン9を挿入
する孔部10が形成されており、これらの孔部7,10
は下金型5を貫通して外部に連通している。したがって
ケース11内のガス圧が外部の大気圧と同等もしくはこ
れよりも高くなるように制御部28で流量計22を制御
すれば、ケース11内のガスは孔部7,10を通り、外
部へわずかづつ吹き出して流出する(図3の矢印A,B
を参照)。この場合、ガスの流出量が大きくなるとガス
ボンベ20内のガスを必要以上に消費し、経済的に損で
あるから、上述したようにケース11内のガス圧が大気
圧と同等もしくはこれよりもわずかに高くなる程度にコ
ントロールし、ガスの流出量をできるだけ少なくするこ
とが望ましい。
【0021】さて、ケース11内にガスを供給しなが
ら、電極12に高圧高周波の電圧を印加する。するとケ
ース11内のガスは電離してイオンとなる。図3および
図4はこのようなプラズマ状態を示している。ガスボン
ベ20から供給されたヘリウムHeと酸素O2は電離
し、ヘリウムイオンHe+、活性酸素(酸素ラジカル)
*、電子e-が生じている。ここで、ヘリウムHeは大
気圧付近でもプラズマ化しやすいという特性を有し、か
つ安全・安価であるという利点を有しているので、ヘリ
ウムHeをベースガスとして使用している。また酸素ラ
ジカルO*は有機物の酸化分解力が大きいという特性を
有している。有機物の酸化分解力の大きいガスとして
は、酸素以外にもフッ素や塩素などもあり、これらも使
用することができる。図3および図4において、Kは下
金型5の孔部10の縁部(入口部)や内部に付着した有
機物(樹脂)である。
【0022】図4において、下金型5の上面(成型面)
はメッシュ16でイオンシールドされているので、イオ
ンであるHe+、O-、e-はこの上面に到達しない。こ
れに対し酸素ラジカルO*は電気的に中性であるからメ
ッシュ16を通過し、ケース11内にさらされた成型面
の有機物Kに衝突してこれを酸化分解させる。
【0023】ここで、ケース11内のガス圧を外部の大
気圧と同等もしくはこれよりもわずかに高くしておく
と、ケース11内のガスは図4において矢印Cで示すよ
うに孔部10に流入し、孔部10内を通って外部に流出
する(図3の矢印B)。したがってこのようなガス圧に
保たれた条件下でケース11内に供給されたガスを放電
手段でプラズマを発生させて活性化すると、このガスに
含まれる酸素ラジカルは孔部10の縁部や内部に付着す
る有機物Kに接触し、これらを酸化分解させてクリーニ
ングする。孔部7についても孔部10と同様にクリーニ
ングが行われる。孔部7,10の縁部(入口部)付近に
は有機物Kが付着しやすいが、本方法によればこれらの
有機物Kを効果的にクリーニングできる。
【0024】クリーニングが終了したならば、ガスボン
ベ20からケース11へのガスの供給を停止し、大気開
放バルブ26を開く。するとケース11内は大気圧とな
り、そこで上型本体1を上昇させてケース11から分離
し、ケース11を上型本体1と下型本体4の間から取り
出す。以上によりクリーニング作業は終了し、樹脂成型
作業を再開する。
【0025】なお本形態では、有機物分解ガスとしてヘ
リウムと酸素を使用しているが、使用する有機物分解ガ
スの種類はこれらに限定されない。しかしながら上述し
たように、有機物分解ガスとしてはヘリウムと酸素の混
合ガスを用いることが望ましい。
【0026】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2の樹脂成型用金型のクリーニング装置の断面図であ
る。実施の形態1の要素と同一要素には同一符号を付し
ている。ケース11の内部には筒状の絶縁体30が設け
られており、絶縁体30の上部と下部には多孔状の電極
31,32が設けられている。ケース11は接地部15
に接地されており、また電極31,32は高周波電源1
4に接続されている。またケース11の上部と下部には
イオンシールド手段として金属製の多孔板33が装着さ
れている。
【0027】本形態の動作は実施の形態1と同様であっ
て、ガスボンベ20からガス(ヘリウムと酸素)を供給
し、かつケース11内を外部の圧力と同等もしくはこれ
よりもやや高い正圧に保ってガスをプラズマ化し、上金
型2と下金型5の表面をクリーニングする。
【0028】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3の樹脂成型装置の開放状態の断面図、図7および図
8は同樹脂成型装置のクリーニング中の断面図である。
実施の形態1,2の要素と同一要素には同一符号を付し
ている。
【0029】図6において、ケース11Aは有蓋無底で
あり、その内部に電極31,32が設けられている。一
方の電極31はノズル34の下部に装着されており、ノ
ズル34内にガスボンベ20からガスが供給される。こ
のケース11Aは上下反転手段(図外)により上下反転
自在である。
【0030】図7は、下金型5の表面をクリーニングし
ている状態を示している。この場合、ケース11Aの開
放された無底面を下金型5上に接地させて下金型5の上
面を覆う。そしてガスボンベ20から供給されたガスを
イオン化し、ケース11A内にさらされた下金型5の上
面をクリーニングする。勿論この場合も、ケース11A
内は外部の圧力と同等もしくはこれよりもやや高い正圧
に保たれる。
【0031】図8はケース11Aを上下反転させ、上金
型2の表面に接地させてこの表面をクリーニングしてい
る状態を示している。したがって本形態によれば、上金
型2と下金型5の一方のみを選択的にクリーニングする
ことができる。
【0032】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4の樹脂成型用金型のクリーニング装置の断面図であ
る。本形態のクリーニング装置の構造は実施の形態3と
同じであるが、ケース11Bはケース11Aよりも小型
であり、移動手段(図外)により水平方向に移動自在と
なっている。したがってケース11Bを上金型2や下金
型5の任意の位置に接地させて任意のエリアを覆い、そ
れらの表面を局所的にクリーニングすることができる。
勿論この場合も、ケース11B内は外部の圧力と同等も
しくはこれよりもやや高い正圧に保たれる。
【0033】(実施の形態5)図10は本発明の実施の
形態5の樹脂成型用金型のクリーニング装置の断面図で
ある。40はケースであり、接地41されている。ケー
ス40の内部には有機物分解ガス活性化手段としてUV
(紫外線)ランプ42が設けられている。43はその電
源である。ガスボンベ20には有機物分解ガスとしての
酸素もしくは酸素とオゾンの混合ガスが収納されてい
る。ケース40内はこれらのガスで外部の圧力と同等も
しくはこれよりもやや高い正圧に保たれる。
【0034】ガスボンベ20からケース40内に酸素を
供給し、UVランプ42を点灯する。すると酸素ラジカ
ルが生成され、上金型2や下金型5の表面はクリーニン
グされる。この場合、オゾンも有機物の酸化力が大きい
ので、酸素とオゾンをケース40内に供給することが望
ましい。勿論この場合もケース40内は外部の圧力と同
等もしくはこれよりもやや高い正圧に保たれる。
【0035】(実施の形態6)図11は本発明の実施の
形態6の樹脂成型用金型のクリーニング装置の断面図で
ある。ガスボンベ20には有機物分解ガスとしてのオゾ
ンを含む酸素が収納されており、またガスバルブ23に
はオゾン発生器44が接続されている。したがってケー
ス40内に供給されたオゾンにより上金型2や下金型5
の表面の有機物は酸化分解される。勿論この場合も、ケ
ース40内は外部の圧力と同等もしくはこれよりもやや
高い正圧に保たれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ケース内
の有機物分解ガスを金型の孔部から外部へわずかづつ流
出させながら金型の成型面をクリーニングするようにし
ているので、孔部の縁部(入口部)や内部などの有機物
の付着しやすい箇所や従来方法ではクリーニングしにく
い箇所を効果的にクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の樹脂成型装置の開放状
態の断面図
【図2】本発明の実施の形態1の樹脂成型装置の閉鎖状
態の断面図
【図3】本発明の実施の形態1の樹脂成型装置のクリー
ニング装置の断面図
【図4】本発明の実施の形態1の樹脂成型装置のクリー
ニング状態の説明図
【図5】本発明の実施の形態2の樹脂成型用金型のクリ
ーニング装置の断面図
【図6】本発明の実施の形態3の樹脂成型装置の開放状
態の断面図
【図7】本発明の実施の形態3の樹脂成型装置のクリー
ニング中の断面図
【図8】本発明の実施の形態3の樹脂成型装置のクリー
ニング中の断面図
【図9】本発明の実施の形態4の樹脂成型用金型のクリ
ーニング装置の断面図
【図10】本発明の実施の形態5の樹脂成型用金型のク
リーニング装置の断面図
【図11】本発明の実施の形態6の樹脂成型用金型のク
リーニング装置の断面図
【符号の説明】
2 上金型 5 下金型 7,10 孔部 11,11A,11B,40 ケース 20 ガスボンベ 22 流量計 27 圧力計 28 制御部 42 UVランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 哲博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 有田 潔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB51 BC01 CD11 CD31 CD42 CD43 3B201 AA46 AB51 BC01 CB12 CD11 CD36 CD42 CD43 4F202 AH33 AM10 CA30 CS02 CS04 5F061 AA01 BA01 CA21 DA01 DC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成型用金型の成型面を覆うカバー手段
    と、このカバー手段の内部に有機物分解ガスを供給する
    ガス供給手段と、前記カバー手段内に供給された有機物
    分解ガスを大気圧と同等もしくは大気圧よりも高いガス
    圧に保たれた条件下で活性化する有機物分解ガス活性化
    手段とを備えたことを特徴とする樹脂成型用金型のクリ
    ーニング装置。
  2. 【請求項2】前記有機物分解ガス活性化手段が高周波の
    電圧を電極に印加することにより有機物分解ガスをプラ
    ズマ化する放電手段であることを特徴とする請求項1記
    載の樹脂成型用金型のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】前記有機物分解ガスが酸素、フッ素、塩素
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項
    1または2記載の樹脂成型用金型のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】前記有機物分解ガスがベースガスとしてヘ
    リウムを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の樹脂成型用金型のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】前記有機物分解ガス活性化手段が酸素を活
    性化するUVランプであり、かつ前記ガス供給手段が前
    記カバー手段内に酸素を供給することを特徴とする請求
    項1記載の樹脂成型用金型のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】樹脂成型用金型の成型面を覆うカバー手段
    と、このカバー手段の内部に有機物分解ガスを供給する
    ガス供給手段とを備えたことを特徴とする樹脂成型用金
    型のクリーニング装置。
  7. 【請求項7】前記ガス供給手段が前記カバー手段内にオ
    ゾンを供給することを特徴とする請求項6記載の樹脂成
    型用金型のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】金型の成型面をカバー手段で覆い、このカ
    バー手段内に有機物分解ガスを供給して前記成型面を有
    機物分解ガスにさらし、金型の孔部からガスを外部へ流
    出させながら有機物分解ガスで前記成型面に付着する有
    機物を分解することを特徴とする樹脂成型用金型のクリ
    ーニング方法。
  9. 【請求項9】前記カバー手段内に供給された有機物分解
    ガスを有機物分解ガス活性化手段により活性化させるこ
    とを特徴とする請求項8記載の樹脂成型用金型のクリー
    ニング方法。
  10. 【請求項10】前記有機物分解ガス活性化手段が高周波
    の電圧を電極に印加することにより有機物分解ガスをプ
    ラズマ化する放電手段であることを特徴とする請求項9
    記載の樹脂成型用金型のクリーニング方法。
  11. 【請求項11】前記有機物分解ガスが酸素、フッ素、塩
    素のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求
    項10記載の樹脂成型用金型のクリーニング方法。
  12. 【請求項12】前記有機物分解ガスがベースガスとして
    ヘリウムを含むことを特徴とする請求項10記載の樹脂
    成型用金型のクリーニング方法。
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Cited By (6)

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