JP2000117718A - 金型及びプレス装置 - Google Patents

金型及びプレス装置

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JP2000117718A
JP2000117718A JP10313970A JP31397098A JP2000117718A JP 2000117718 A JP2000117718 A JP 2000117718A JP 10313970 A JP10313970 A JP 10313970A JP 31397098 A JP31397098 A JP 31397098A JP 2000117718 A JP2000117718 A JP 2000117718A
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Japan
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mold
lubricant
groove
press
lubricating oil
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JP10313970A
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Hitoyoshi Niimi
仁吉 新美
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NIIMI TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すり合わせ面の磨耗を防止するとともに、常
に適度な潤滑状態となるように潤滑剤を供給することの
できる金型及びその金型を使用したプレス機を提供する
こと。 【解決手段】 上型10と下型40とより構成される金
型にはプレス加工時に互いにすり合うすり合わせ面が形
成されている。上型10はスライド76とともにクラン
ク装置78によって上下動する。上型10が光センサ8
1を横切るとその検出信号に基づいて制御装置84は圧
油供給装置82を駆動して所定量の圧油(潤滑油)を導
入口から上型10と下型40のすり合わせ面に形成した
溝に供給する。溝は両型10,40のすり合った状態で
潤滑油の通路となる。この潤滑油によって両型10,4
0間の潤滑が行われる。一方、導入された潤滑油は回収
口から吸引されて回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、成形材料をプレ
ス加工するための金型及びその金型を装着したプレス装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に金型はプレス装置に装着され、
分割された金型片間に成形材料を挿入しこれをプレスし
て成形品を得るものである。このような金型の一種とし
て瓦を成形するために用いるものがある。ところがこの
ような瓦用の金型には従来から次のような課題が生じて
いた。すなわち、瓦用の金型では一般に下型内に荒地
(あらじ:粘土を方形に切断した瓦成型品の素材)をセ
ットし、上型でプレスしていく。荒地は延展され粘土が
金型のキャビティ内に回って所望の形状の瓦を得ること
ができるようになっている。その際に延展された粘土が
キャビティからはみ出ないように(つまり、プレス時に
キャビティ内を密閉空間とするために)上型と下型には
互いにすり合うすり合わせ面が形成されている。このよ
うな同金型を経年使用するとすり合わせ面同士の接触抵
抗が原因ですり合わせ面が磨耗してしまうこととなって
いた。更に、粘土がすり合わせ面に詰まるとこの磨耗が
加速されるとともに、粘土粒子によってすり合わせ面が
傷ついてしまう場合もあった。また、粘土は水分を含ん
でいるためすり合わせ面が錆びてすり合わせの不具合が
生じることもあった。そのため出願人は平成10年4月
7日付けでそのような不具合を解消する特許出願を行っ
た(特願平10−112737号)。同出願においては
上型と下型とのすり合わせ面に潤滑油を供給させるよう
に構成したため、すり合わせ面の磨耗が防止できること
となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、潤滑油が過
剰に供給された場合にはすり合わせ面を余分な潤滑油が
垂れて流れ落ちることとなり、実際に必要とされる潤滑
油以外のこれら流れ落ちた潤滑油は無駄である。更に、
このように流れ落ちた潤滑油を回収する場合には他の機
械油(例えば、プレス装置用のいわゆるプレス油)と混
ざってしまうと回収したとしても再利用することはでき
なかった。また、流れ落ちた潤滑油は途中で種々のゴ
ミ、汚れを取り込むため再利用する場合に注意深くこれ
らゴミ等を除く必要があった。本発明は、このような従
来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであ
る。その目的とするところは、すり合わせ面の磨耗を防
止するとともに、常に適度な潤滑状態となるように潤滑
剤を供給することのできる金型及びその金型を使用した
プレス機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めに、請求項1の発明では、第1及び第2の金型片によ
り構成され、同両金型片にはプレス加工時に互いにすり
合うすり合わせ面を形成し、少なくともいずれか一方の
すり合わせ面には潤滑剤の流路となる溝を形成し、同溝
を形成した側の金型片には同金型片外部から潤滑剤を導
入するための第1の連通路と導入した潤滑油を回収する
ための第2の連通路を設け、同各連通路の開口部を前記
溝内に形成したことをその要旨とする。このように構成
すると、両金型片がすり合わされた状態で第1の連通路
から潤滑剤が供給されると溝が潤滑剤の通路となって流
れる。このとき、すり合わせ面間には溝内の潤滑剤が供
給される。そのため、摩擦抵抗が減少し、金型片の磨耗
が防止される。更に、通路となった溝から第2の連通路
を介して潤滑剤が回収されるため、余分な潤滑剤がすり
合わせ面に流れ落ちることがない。
【0005】請求項2の発明においては、第1及び第2
の金型片により構成され、同両金型片にはプレス加工時
に互いにすり合うすり合わせ面を形成し、少なくともい
ずれか一方のすり合わせ面には潤滑剤の流路となる溝を
形成し、同溝を形成していない側の金型片には同金型片
外部から潤滑剤を導入するための第1の連通路と導入し
た潤滑油を回収するための第2の連通路を設け、同各連
通路の開口部をすり合わせ面側に開口させるとともに、
前記両金型片のすり合わせ状態において同開口部が前記
溝内に配置されるようにしたことをその要旨とする。こ
のように構成すると、両金型片がすり合わされてちょう
ど第1及び第2の連通路の開口部が溝位置に配置され第
1の連通路から潤滑剤が供給されると溝が潤滑油の通路
となって流れる。このとき、すり合わせ面間には溝内の
潤滑剤が供給される。そのため、摩擦抵抗が減少し、金
型片の磨耗が防止される。更に、通路となった溝から第
2の連通路を介して潤滑剤が回収されるため、余分な潤
滑剤がすり合わせ面に流れ落ちることがない。
【0006】請求項3の発明ではプレス装置において、
第1及び第2の金型片により構成され、同両金型片には
プレス加工時に互いにすり合うすり合わせ面を形成し、
少なくともいずれか一方のすり合わせ面には潤滑剤の流
路となる溝を形成し、同溝を形成した側の金型片には同
金型片外部から潤滑剤を導入するための第1の連通路と
導入した潤滑油を回収するための第2の連通路を設け、
同各連通路の開口部を前記溝内に形成した金型と、前記
第1の連通路に接続され、所定のタイミングで所定量の
潤滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給する潤滑
剤供給手段と、前記第2の連通路に接続され、前記溝に
供給された潤滑剤を回収する潤滑剤回収手段と、前記金
型の第1及び第2の金型片を保持する保持手段と、前記
両金型片間に配置された成形材料をプレス加工するため
に同第1の金型片の保持手段を第2の金型片方向に対し
て往復動させるプレス手段とを有するような構成とした
ことをその要旨とする。
【0007】このように構成すると、保持手段によって
保持された両金型片はプレス手段によって往復動され
る。そして、潤滑剤供給手段から所定のタイミングで所
定量の潤滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給す
る。ここに、所定のタイミングとは供給回数と供給時期
をいう。供給回数としては毎回あるいは数回の往復動で
1回の回数で所定量の潤滑剤を供給することが可能であ
る。また、供給時期としては両金型片がすり合う直前あ
るいはすり合っている途中での供給が可能である。すり
合わされた状態で第1の連通路から潤滑剤が供給される
と溝が潤滑剤の通路となって流れる。このとき、すり合
わせ面間には溝内の潤滑剤が供給される。そのため、摩
擦抵抗が減少し、金型片の磨耗が防止される。更に、通
路となった溝から第2の連通路を介して潤滑剤が回収さ
れるため、余分な潤滑剤がすり合わせ面に流れ落ちるこ
とがない。
【0008】請求項4の発明ではプレス装置において、
第1及び第2の金型片により構成され、同両金型片には
プレス加工時に互いにすり合うすり合わせ面を形成し、
少なくともいずれか一方のすり合わせ面には潤滑剤の流
路となる溝を形成し、同溝を形成していない側の金型片
には同金型片外部から潤滑剤を導入するための第1の連
通路と導入した潤滑油を回収するための第2の連通路を
設け、同各連通路の開口部をすり合わせ面側に開口させ
るとともに、前記両金型片のすり合わせ状態において同
開口部を前記溝内に配置するようにした金型と、前記第
1の連通路に接続され、所定のタイミングで所定量の潤
滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給する潤滑剤
供給手段と、前記第2の連通路に接続され、前記溝に供
給された潤滑剤を回収する潤滑剤回収手段と、前記金型
の第1及び第2の金型片を保持する保持手段と、前記両
金型片間に配置された成形材料をプレス加工するために
同第1の金型片の保持手段を第2の金型片方向に対して
往復動させるプレス手段とを有するような構成としたこ
とをその要旨とする。
【0009】このように構成すると、保持手段によって
保持された両金型片はプレス手段によって往復動され
る。そして、潤滑剤供給手段から所定のタイミングで所
定量の潤滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給す
る。ここに、所定のタイミングとは供給回数と供給時期
をいう。供給回数としては毎回あるいは数回の往復動で
1回の回数で所定量の潤滑剤を供給することが可能であ
る。また、供給時期としては両金型片がすり合って第1
及び第2の連通路の開口部が溝内に配置された状態とな
る。すり合わされた状態で第1の連通路から潤滑剤が供
給されると溝が潤滑剤の通路となって流れる。このと
き、すり合わせ面間には溝内の潤滑剤が供給される。そ
のため、摩擦抵抗が減少し、金型片の磨耗が防止され
る。更に、通路となった溝から第2の連通路を介して潤
滑剤が回収されるため、余分な潤滑剤がすり合わせ面に
流れ落ちることがない。
【0010】
【発明の効果】請求項1又は2の発明の金型をプレス装
置に使用する場合に金型片のすり合わせ面に潤滑剤が供
給されることですり合わせ面の摩擦抵抗が減少し、すり
合わせ面の磨耗を防止することができる。また、潤滑剤
を回収するためすり合わせ面に適度な潤滑状態となるよ
うに潤滑剤を供給することができる。また、請求項3又
は4の発明ではプレス装置において金型片のすり合わせ
面に潤滑剤が供給されることですり合わせ面の摩擦抵抗
が減少し、すり合わせ面の磨耗を防止することができ
る。また、潤滑剤を回収するため適度な潤滑状態となる
ように潤滑剤を供給することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の具体的な実施の
形態を図1〜図11に基づいて説明する。本実施の形態
では瓦成型品用の金型、特に図11に示す軒瓦成型品1
用の金型に応用した実施の形態について説明する。図1
〜図5に示すように、軒瓦成型品加工用の金型は、第1
の金型としての上型10と第2の金型としての下型40
とにより構成されている。まず、上型10について説明
する。図1及び図3に示すように、上型10の上型台座
11は肉厚部11aと、同肉厚部11aの両側に形成さ
れた第1及び第2の延設部11b、11cとにより構成
されており、全体として平面ほぼ正方形とされている。
同台座11の一角には図10に示す軒瓦成型品1の切り
欠き2を形成するための台座切り欠き部11dが形成さ
れている。同肉厚部11aの図1における上面(金型の
内部側)には荒地と接してこれを押圧するプレス部12
が形成されている。図3に示すように、プレス部12は
成形される瓦成型品の形状に応じて波状に湾曲されてお
り、その外郭形状は成形される瓦成型品の外郭形状と一
致する。図1に示すように、プレス部12の三方壁面を
取り巻くようにベルト部材14が装着されている。
【0012】図2に示すように、前記台座11の一側端
部(図1において奥側)には上型側板16が六角ボルト
19によって固定されている。図1、図3及び図4に示
すように、同上型側板16の内表面16aにはガイド溝
20が形成されている。同ガイド溝20は同上型側板1
6の上端寄りに横方向に延びるように形成されている。
同ガイド溝20は断面U字状とされ、同ガイド溝20の
両端に第1及び第2の開口部21a、21bが形成され
ている。同上型側板16の外表面16bであって同第1
の開口部21aの背面には潤滑油を供給するための導入
口17aが形成されており、連通路18によって第1の
開口部21aと連通されている。同じく同第2の開口部
21bの背面には潤滑油を回収するための回収口17b
が形成されており、連通路18によって第2の開口部2
1bと連通されている。同側板内面16bの側方(図1
において左側)には瓦成型品の図11に示す万十3(ま
んじゅう、軒瓦成型品1の先端の円形部分)を成形する
ための成形凹部22が形成されている。図1及び図3に
示すように、第1の延設部11bに隣接してガイド24
が上型側板内面16aに装着されている。
【0013】ここに、図1及び図3に示すように、上型
側板16の内表面部16cで構成される平面部を第1の
すり合わせ面A1とする。第1の延設部11bに隣接す
るベルト部材14表面と上型台座11の肉厚部11aの
壁面とで構成される平面部を第2のすり合わせ面A2と
する。第2の延設部11cに隣接するベルト部材14の
表面によって構成される平面部を第3のすり合わせ面A
3とする。図1において手前側のベルト部材14表面及
び同手前側の上型台座11の肉厚部11aの壁面とで構
成される平面部を第4のすり合わせ面A4とする。ま
た、台座切り欠き部11dの切り欠き面を第5のすり合
わせ面A5とする。
【0014】次に、下型40について説明する。図5に
示すように、下型40の下型台座41は全体として平面
ほぼ正方形とされている。同台座41の一角には図10
に示す軒瓦成型品1の切り欠き2を形成するための台座
切り欠き部41aが形成されている。同台座41の上面
(金型の内部側)には同台座41の平面形状と一致する
プレス部42が形成されている。同プレス部42は成形
される瓦成形品の形状に応じて波状に湾曲されて形成さ
れている。同プレス部42の一部(図5において手前
側)が図11に示す瓦成形品の万十3及び軒先側4を成
形するための分割ブロック42a、42bとされてい
る。
【0015】同台座41の三方の側端部(図5において
手前側を除く3方向)には各々下型側板44〜46が六
角ボルト48によって固定されている。図5及び図6
(a)に示すように、第1の下型側板44(図5におい
て奥側)の内表面44aにはガイド溝49が形成されて
いる。同ガイド溝49は下型側板44の上端寄りに横方
向に延びるように形成されている。同ガイド溝49は断
面U字状とされ、同ガイド溝49の両端に第1及び第2
の開口部50a、50bが形成されている。
【0016】図5、図6(c)及び図6(d)に示すよ
うに、第2及び第3の下型側板45、46(図5におい
て左右側)の内表面45a、46aにも潤滑剤供給部と
してのガイド溝49が形成され、同ガイド溝49の両端
に第1及び第2の開口部50a、50bが形成されてい
る。また、第2及び第3の下型側板45、46の外表面
45b、46bには両開口部50a、50bに対応する
導入口51a及び回収口51bが形成されている。これ
らは第1の下型側板44のガイド溝49と同じ構成であ
るため詳しい説明を省略する。
【0017】図5及び図6(b)に示すように、また前
記台座切り欠き部41aを塞ぐ切り欠き部用側板47が
六角ボルト48によって固定されている。切り欠き部用
側板47の内表面47aにはガイド溝49が形成されて
いる。同ガイド溝49は切り欠き部用側板47の角部形
状に応じて90度屈曲されて同側板44の上端寄りに横
方向に延びるように形成されている。同ガイド溝49は
断面U字状とされ、同ガイド溝49の両端に第1及び第
2の開口部50a、50bが形成されている。
【0018】図6(a)及び(d)に示すように、上記
第1の下型側板44のガイド溝49の第1の開口部50
aは隣接する第3の下型側板46のガイド溝49の第2
の開口部50bと連通路52を介して連通されている。
図6(a)及び(b)に示すように、上記第1の下型側
板44のガイド溝49の第2の開口部50bは隣接する
切り欠き部用側板47のガイド溝49の第1の開口部5
0aと連通路52を介して連通されている。図6(b)
及び(c)に示すように、切り欠き部用側板47のガイ
ド溝49の第2の開口部50bは隣接する第2の下型側
板45のガイド溝49の第1の開口部50aと連通路5
2を介して連通されている。従って、下型40の3つの
下型側板44〜46及び切り欠き部用側板47に形成さ
れた各ガイド溝49は連通路52を介して1本につなが
っている。図6(c)及び(d)に示すように、第3の
下型側板46の端部寄り外表面46bには潤滑油を供給
するための導入口51aが形成されており、連通路52
によって第3の下型側板46の第1の開口部50aと連
通されている。第2の下型側板45の端部寄り外表面4
5bには潤滑油を回収するための回収口51bが形成さ
れており、連通路52によって第3の下型側板46の第
2の開口部50bと連通されている。
【0019】ここに、図5に示すように、前記プレス部
42の分割ブロック42a、42b前面壁が形成する平
面を第1のすり合わせ面B1とする。前記第2の下型側
板45の内壁面が形成する平面を第2のすり合わせ面B
2とする。前記第2の下型側板45の内壁面が形成する
平面を第3のすり合わせ面B3とする。前記第1の下型
側板44の内壁面が形成する平面を第4のすり合わせ面
B4とする。また、切り欠き部用側板47の内表面47
aが形成する平面を第5のすり合わせ面B5とする。
【0020】次に上記のように構成された金型を装着し
たプレス装置71について説明する。図10に示すよう
に、プレス装置71においてはフレーム72と同フレー
ム72が支持される本体テーブル73とによって本体7
5が構成されている。同フレーム72には保持手段とし
てのスライド76が図示しないガイドに案内されて上下
方向にスライド可能に装着されている。スライド76は
クランク装置78によって上下動を行うようになってい
る。クランク装置78はフレーム72上部に配置された
モータ79により駆動される。クランク装置78及びモ
ータ79によりプレス手段が構成されている。本体テー
ブル73上には保持手段としてのボルスタ80が設置さ
れている。前記金型の上型10は同スライド76下面
に、下型40は同ボルスタ80上面にそれぞれのプレス
部12、42が対向するように固着されている。
【0021】前記上型10の移動経路内であって、前記
フレーム72には検出手段としての光センサ81が装着
されている。光センサ81は投光部81aと受光部81
bとより構成されている。同フレーム72には潤滑剤供
給手段としての圧油供給装置82、回収タンク83及び
制御装置84が併設されている。圧油供給装置82内に
は図示しないオイルポンプ装置及びエアポンプ装置が配
設されている。図10に示すように、圧油供給装置82
と前記上下型10、40の各導入口17a、51a間は
注油ホース85によって接続されている。圧油供給装置
82は図示しないオイルポンプ装置によって潤滑油を注
油ホース85を介して同上下型10、40に供給する。
各注油ホース85の途中には電磁ソレノイド式の方向制
御バルブ91が配設されている。方向制御バルブ91は
電磁ソレノイドを励磁又は消磁させることで上下型1
0、40へ方向への潤滑油の通過を許容しあるいは停止
させる。従って、常時上下型10、40の各導入口17
a、51a方向には圧油供給装置82から圧油が供給可
能状態とされ、方向制御バルブ91の電磁ソレノイドの
励磁又は消磁よって供給タイミングと供給時間(つまり
供給量)が決定される。方向制御バルブ91と圧油供給
装置82の間の注油ホース85には圧油供給装置82内
の図示しないエアポンプ装置から延出されたエアホース
90が接続されている。エアホース90の途中には電磁
ソレノイド式のチェックバルブ92が配設されている。
チェックバルブ92は図示しないエアポンプ装置から供
給されるエアの注油ホース85への供給を許容しあるい
は停止させる。チェックバルブ92の電磁ソレノイドは
方向制御バルブ91の電磁ソレノイドの励磁又は消磁に
同期して励磁又は消磁される。従って、上下型10、4
0に潤滑油が供給される際に同時にエアが導入されて潤
滑油の供給の補助をする。
【0022】また、前記上下型10、40の回収口17
b、51bと回収タンク83とは油回収用ホース96に
よって接続されている。油回収用ホース96の途中には
ベンチュリ管93が配設されており、同ベンチュリ管9
3と圧油供給装置82の図示しないエアポンプ装置とは
エアホース95によって接続されている。これによっ
て、上下型10、40の回収口17b、51b側は常時
供給されるエアホース95からのエアによって負圧(吸
引)状態とされる。従って、上下型10、40の各導入
口17a、51a側から方向制御バルブ91の駆動(電
磁ソレノイドの励磁)によって供給された所定量の潤滑
油は回収口17b、51bから吸引される。その際、ベ
ンチュリ管93によって油回収用ホース96はベンチュ
リ部において低圧とされるため更に吸引力が高められ潤
滑油は速やかに回収タンク83に至る。
【0023】制御装置84は前記プレス装置71全体の
制御を行うとともに、圧油供給装置82と接続されて同
圧油供給装置82の制御を行う。また、前記光センサ8
1の受光部81bと接続されて同受光部81bから出力
される検出信号に基づいてその回数をカウントする。本
実施の形態では制御装置84はこの検出信号を5回カウ
ント(つまり5回のプレス)する毎に圧油供給装置82
を1回駆動させる制御を行うようになっている。同制御
装置84は図示しない制御パネル内に収納されている。
上記スライド76、クランク装置78、モータ79及び
制御装置84によりプレス手段が構成される。このよう
に構成された同プレス装置71の前方には荒地を搬送す
るベルトコンベア86と荒地を下型40内に搬入する搬
入ロボット87が配置されている。また、同プレス装置
71の後方にはプレス加工された瓦成型品を搬出する搬
出ロボット88と瓦成型品を搬送するベルトコンベア8
9が配置されている。
【0024】次に、このように構成されたプレス装置7
1の作用について説明する。まず、モータ79、圧油供
給装置82、制御装置84及び方向制御バルブ91等を
稼働状態とするために電源を投入する。そして、図示し
ない操作手段を操作して動作を開始させる。モータ79
を駆動させプレス装置71のスライド76を初期位置か
らクランク装置78によって一旦上昇させる。ベルトコ
ンベア86上の最前列の荒地を搬入ロボット87によっ
て下型40のプレス部42上にセットさせる。荒地のセ
ットに同期して再びモータ79を駆動させクランク装置
78によってスライド76を下降させる。下降したスラ
イド76下端の上型10が光センサ81の受光部81b
から投光部81bへの光を遮ると光センサ81はこれを
検出し、検出した旨の出力信号を制御装置84に出力す
る。制御装置84は光センサ81からの出力信号に基づ
いて方向制御バルブ91を駆動させる。
【0025】一方、上型10が下降して下型40とのす
り合わせが開始される。図9に示すように、上型10が
下降していくと上型10のすり合わせ面A1は下型40
のすり合わせ面B1とすり合い、上型側板16に形成さ
れた溝20はすり合わせ面B1によって塞がれていく。
溝20はすり合わせ面B1によって完全に塞がれた状態
で第1及び第2の開口部21a、21b以外に出入口が
なくなってトンネル状となる。また、図8に示すよう
に、下型40のすり合わせ面B2は上型10のすり合わ
せ面A2と、すり合わせ面B3はすり合わせ面A3と、
すり合わせ面B4はすり合わせ面A4と、すり合わせ面
B5はすり合わせ面A5とそれぞれすり合い、各下型側
板44〜46及び切り欠き部用側板47に形成された溝
49はすり合わせ面A2〜A5によって塞がれていく。
溝49はすり合わせ面B1によって完全に塞がれた状態
で各下型側板44〜46及び切り欠き部用側板47のす
べての溝49がつながった一本のトンネル状となる。そ
して、導入口51aに直結された第3の下型側板46に
形成された第1の開口部21aと、回収口51bに直結
された第2の下型側板45に形成された第2の開口部5
0b以外は出入口はなくなる。
【0026】このような溝が潤滑油を流すためにトンネ
ル状となった状態で、制御装置84は前記方向制御バル
ブ91の電磁ソレノイドを所定時間励磁させる。すると
常時は閉鎖状態の方向制御バルブ91が所定時間(本実
施の形態では0.3秒)開弁され、圧油(潤滑油)は上
下型10、40の各導入口17a、51aから各第1の
開口部21a、50aを通って各溝20、49に流れ込
む。この流れ込む間においても上型10は下降を続ける
ため、潤滑油は各溝20、49内において上型10によ
って伸ばされ(また、毛管現象による浸透での潤滑もあ
りうる。)上下型10、40のすり合わされたすり合わ
せ面A1〜A5、B1〜B5を潤滑する。
【0027】各溝20、49に導入された潤滑油はその
まま同各溝20、49内に停滞することなく圧油供給装
置82の図示しないエアポンプ装置から供給されるエア
とベンチュリ管92によって吸引され第2の開口部29
b、50bに直結した回収口17b、51bから油回収
用ホース96に放出され、回収タンク83に至る。この
時、チェックバルブ92によって外気導入がされるため
速やかに吸引される。また、このように吸引されるため
キャビティC内に残る空気も微少な上下型10、40の
各すり合わせ面A1〜A5、B1〜B5の隙間から吸引
される。
【0028】このようにすり合わされたすり合わせ面A
1〜A5、B1〜B5間に潤滑油が供給された状態で図
7〜図9に示すように、スライド76下面に固着された
前記上型10が下降して下型40と組合わさって荒地を
プレスする。この時各溝20、49は横方向に長く延び
ており、すり合わされたすり合わせ面A1〜A5、B1
〜B5間に幅広く潤滑油が行き渡るようになっておりそ
の潤滑油によって両者間の接触抵抗が軽減される。ま
た、各溝20、49に導入された潤滑油は油回収用ホー
ス96から回収されるため、余分な潤滑油が流れ落ちて
無駄となることもない。また、キャビティC内に残る空
気による荒地の押圧がなくなり、荒地の変形という不具
合が生じることがない。プレスされた荒地は延展されて
キャビティCの内部形状に従って成形される。次いで、
クランク装置78が駆動されてスライド76は再び上昇
する。すると成形された瓦成型品1が下型40のプレス
部42上に出現する。搬出ロボット88によってこの瓦
成型品1を搬出させ、ベルトコンベア89上に載置させ
る。一方、次の荒地が搬入ロボット87によって下型4
0のプレス部42上にセットされ上記のプレス加工が繰
り返される。
【0029】このように繰り返し行われるプレス加工に
おいてスライド76の昇降回数は上記光センサ81によ
って検出され、制御装置84は同受光部81bから出力
される検出信号に基づいてその回数をカウントする。本
実施の形態ではスライド76が5回昇降して、5個の瓦
成型品1を加工する度に方向制御バルブ91の電磁ソレ
ノイドが所定時間励磁されるようになっている。
【0030】このように構成することで上記実施の形態
では次のような効果が奏される。 ・上型10の各すり合わせ面A1〜A5と下型40の各
すり合わせ面B1〜B5とがプレス加工時にすり合う
が、この時両者間に潤滑油が介在するため接触抵抗が軽
減されスムーズなプレス加工が可能となった。また、粘
土がすりあわせ面の間に挟まったとしても潤滑油の潤滑
機能によってすり合わせ面に傷が付きにくくなる。 ・潤滑油は必要以上にはすり合わせ面A1〜A5、B1
〜B5には供給されず、回収口51bから回収されてし
まうため、プレス部42や下型40の周囲が潤滑油に浸
かってしまうようなことはなく、また、プレス装置71
のプレス油と混ざることもない。また、回収されて回収
タンク83に戻った潤滑油は再度が使用することがで
き、潤滑油の節約となるとともに資源を無駄にせず環境
に考慮した装置が提供できる。 ・下型40の下型側板44〜46及び切り欠き部用側板
47に形成された溝49は内部に穿設された連通孔52
によってすべてつながっており、上型10が下降してす
り合わせ面A2〜A5によってそれら溝49が塞がれる
ことで、一本のトンネル状の通路となるため、潤滑油の
導入口51aと回収口51bはそれぞれ1つずつで足る
ようになるため、構造が簡単となり、配管が少なくなる
結果、コストダウンとなり、更に構造が簡単となる結
果、故障等の不具合が生じにくくなる。 ・回収口17b、51bから潤滑油が回収される時にそ
の吸引力によってキャビティC内に残る空気も微少な上
下型10、40の各すり合わせ面A1〜A5、B1〜B
5の隙間から吸引される。そのため、キャビティC内に
残る空気による荒地の押圧がなくなり、荒地の変形とい
う不具合が生じることがない。 ・上型10の5回の往復で1回の潤滑油が供給されるよ
うになっており、適度な潤滑油の供給が可能となってい
る。
【0031】・ガイド溝18、49によって潤滑油が案
内されて横方向に広がるため、各すり合わせ面A1〜A
5、B1〜B5にまんべんなく潤滑油を供給することが
可能である。 ・瓦の釉薬が塗布される面には潤滑油が付着すると釉薬
をはじいてしまうため、潤滑油はなるべく釉薬が塗布さ
れる面に流れないことが望ましい。例えば図10におい
て瓦成型品1の万十3、軒先側4及び上面5等は潤滑油
が付着しないことが望ましい。本実施の形態では万十
3、軒先側4については上型10の第1のすり合わせ面
A1側に潤滑油が供給されるようになっており、なおか
つ第1のすり合わせ面A1上のガイド溝18は金型装着
時において常に万十3、軒先側4よりも下側に配置され
るためガイド溝20から流れた潤滑油が万十3、軒先側
4に付着することがない。また、上面5については下型
40の第2〜第5のすり合わせ面B2〜B5側に潤滑油
が供給されるようになっており、なおかつこれらすり合
わせ面B2〜B5に潤滑油を供給するガイド溝49は上
面5よりも下側に配置されるためガイド溝49から流れ
た潤滑油が上面5に付着することがない。
【0032】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 ・上記実施の形態ではガイド溝49側に第1及び第2の
開口部21a、21b、50a、50bを形成するよう
にしていた。しかし、ガイド溝49と対向する側のすり
合わせ面A2〜A5、B1に第1及び第2の開口部21
a、21b、50a、50bを形成するようにしてもよ
い。このような構成としてもガイド溝49がトンネル状
となって第1及び第2の開口部21a、21b、50
a、50bから潤滑油が溝49内を通過できるからであ
る。 ・例えば上記実施の形態の下型40の第1の側板44内
面44aに形成された潤滑油を供給するガイド溝49は
横一直線状に形成されていた。これを側板120の内表
面の二次元的に広がる溝を形成するようにしてもよい。
このように形成すると潤滑油が速やかに拡がり、かつま
んべんなく潤滑油を供給することが可能となる。
【0033】・上記実施の形態では下型40の三枚の側
板44〜46の溝49は連通路52でつなげていたがも
ちろん独立させてもよい。 ・上記実施の形態では第1の開口部21a、50a及び
第2の開口部21b、50bはそれぞれ溝20、49の
両端寄りに形成されていた。これはなるべく溝20、4
9に潤滑油を広範囲にまんべんなく満たすために有効で
あるが、両端寄り以外の位置に設けてももちろん構わな
い。 ・上記実施の形態ではベンチュリ管93を回収口17
b、51bと回収タンク83との間(上下型10、40
の後)に配置したが、これを導入口17a、51aの前
(上下型10、40の前)に配置して圧油供給装置82
からの圧油供給の補助としてもよい。同様にエアポンプ
装置とはエアホース95も導入口17a、51aの前に
配置しても構わない。また、これらベンチュリ管93や
エアホース95の接続を上下型10、40の前後両方に
設けてもよい。また、圧油供給装置82と方向制御バル
ブ91だけで所定量の潤滑油が溝49に導入され、更に
回収口17b、51bから排出されるのであればベンチ
ュリ管93やエアホース95の接続による回収手段は必
ずしも必要ではない。 ・回収タンク83に回収することが好ましいが回収口1
7b、51bから排出するだけで、必ずしも回収タンク
83回収して再使用しなくともよい。プレス油と混ざる
ことを防止する等の効果だけで十分な効果が得られるか
らである。
【0034】・上記実施の形態では上型10は一枚の側
板16を備え、下型40は三枚の側板44〜46を備え
ていた。これは上記のように垂れてきた潤滑油が万十3
等に付着しないために採用した構成であって、必ずしも
このような側板の配置に限定されるものではない。例え
ば、下型40に四枚の側板を設けこの四枚の側板に内表
面に溝49を形成するようにしてもよい。この場合、実
施の形態のようにすべての溝を連通路52によってつな
げてもよく、また独立させてもよい。
【0035】・軒瓦成型品以外の瓦成型品に応用するこ
とも自由である。また、瓦成型品以外のプレス加工に使
用することも型同士にすり合わせ部分がある限り応用す
ることが可能である。 ・上記実施の形態における圧油供給装置82の駆動タイ
ミングは適宜変更可能である。 ・上記実施の形態のプレス装置では非接触型の光センサ
81センサを検出手段とした用いたが、他の手段でも構
わない。 ・雪止め瓦成型品81用の金型に応用してもよい。その
他、潤滑剤としては潤滑油の外、離型油や水を使用して
もよい等本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施すること
は自由である。
【0036】上記実施の形態から把握できる本発明のそ
の他の技術的思想について下記に説明する。 (1)潤滑剤供給手段は第1の金型片の第2の金型片方
向に対する往復動を検出する検出手段からの出力信号に
基づいて所定量の潤滑剤を前記溝に供給することを特徴
とする請求項3又は4に記載のプレス装置。 (2)請求項1又は2に記載の発明において、前記各連
通路の開口部を溝の端部寄りに配置したことを要旨とす
る。このように構成すると両金型片がすり合わされて通
路が形成された溝の第1の連通路の開口部が形成された
一方の端から第2の連通路の開口部が形成された他方の
端に渡って潤滑剤が流れることとなり、広く潤滑剤が行
き渡る。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の金型の上型の斜視図。
【図2】 同じ上型の背面図。
【図3】 同じ上型の正面図。
【図4】 同じ上型の上型側板の断面図。
【図5】 本発明の実施の形態の金型の下型の斜視図。
【図6】 同じ下型において(a)は第1の下型側板の
断面図、(b)は切り欠き部用側板の断面図、(c)は
第2の下型側板の断面図、(d)は第3の下型側板の断
面図。
【図7】 同じ上下型を組み合わせた状態を説明する斜
視図。
【図8】 図7におけるA−A線で切断した断面図。
【図9】 図7におけるB−B線で切断した断面図。
【図10】 本発明の実施の形態のプレス装置。
【図11】 軒瓦成型品の斜視図。
【符号の説明】
10…第1の金型たる上型、17a…導入口、17b…
回収口、18…連通路、20…ガイド溝、49…ガイド
溝、52…連通路、76…保持手段、プレス手段たるス
ライド、78…プレス手段たるクランク装置、79…プ
レス手段たるモータ、80…保持手段たるボルスタ、8
1…検出手段たる光センサ、82…潤滑剤供給手段、潤
滑剤回収手段たる圧油供給装置、84…カウント手段、
プレス手段、ポンプ装置駆動制御手段たる制御装置、8
5…潤滑剤供給手段たる注油ホース、90…潤滑剤供給
手段たるエアホース、91…潤滑剤供給手段たる方向制
御バルブ、92…潤滑剤供給手段たるチェックバルブ、
93…潤滑剤回収手段たるベンチュリ管、96…潤滑剤
回収手段たる油回収ホース、A1〜A5、B1〜B5…
すり合わせ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B30B 15/02 B30B 15/02 B Fターム(参考) 4E050 HA03 4E088 FA01 FA06 4G053 AA00 AA14 BA00 BB00 BD02 BE00 BF01 CA16 DA07 EA21 EB01 EB11 4G054 AA05 AB06 AC06 BA02 BA42 DA06 4G055 EA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の金型片により構成され、
    同両金型片にはプレス加工時に互いにすり合うすり合わ
    せ面を形成し、少なくともいずれか一方のすり合わせ面
    には潤滑剤の流路となる溝を形成し、同溝を形成した側
    の金型片には同金型片外部から潤滑剤を導入するための
    第1の連通路と導入した潤滑油を回収するための第2の
    連通路を設け、同各連通路の開口部を前記溝内に形成し
    たことを特徴とする金型。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の金型片により構成され、
    同両金型片にはプレス加工時に互いにすり合うすり合わ
    せ面を形成し、少なくともいずれか一方のすり合わせ面
    には潤滑剤の流路となる溝を形成し、同溝を形成してい
    ない側の金型片には同金型片外部から潤滑剤を導入する
    ための第1の連通路と導入した潤滑油を回収するための
    第2の連通路を設け、同各連通路の開口部をすり合わせ
    面側に開口させるとともに、前記両金型片のすり合わせ
    状態において同開口部が前記溝内に配置されるようにし
    たことを特徴とする金型。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の金型片により構成され、
    同両金型片にはプレス加工時に互いにすり合うすり合わ
    せ面を形成し、少なくともいずれか一方のすり合わせ面
    には潤滑剤の流路となる溝を形成し、同溝を形成した側
    の金型片には同金型片外部から潤滑剤を導入するための
    第1の連通路と導入した潤滑油を回収するための第2の
    連通路を設け、同各連通路の開口部を前記溝内に形成し
    た金型と、 前記第1の連通路に接続され、所定のタイミングで所定
    量の潤滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給する
    潤滑剤供給手段と、 前記第2の連通路に接続され、前記溝に供給された潤滑
    剤を回収する潤滑剤回収手段と、 前記金型の第1及び第2の金型片を保持する保持手段
    と、 前記両金型片間に配置された成形材料をプレス加工する
    ために同第1の金型片の保持手段を第2の金型片方向に
    対して往復動させるプレス手段とを有するプレス装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の金型片により構成され、
    同両金型片にはプレス加工時に互いにすり合うすり合わ
    せ面を形成し、少なくともいずれか一方のすり合わせ面
    には潤滑剤の流路となる溝を形成し、同溝を形成してい
    ない側の金型片には同金型片外部から潤滑剤を導入する
    ための第1の連通路と導入した潤滑油を回収するための
    第2の連通路を設け、同各連通路の開口部をすり合わせ
    面側に開口させるとともに、前記両金型片のすり合わせ
    状態において同開口部を前記溝内に配置するようにした
    金型と、 前記第1の連通路に接続され、所定のタイミングで所定
    量の潤滑剤を同第1の連通路を介して前記溝に供給する
    潤滑剤供給手段と、 前記第2の連通路に接続され、前記溝に供給された潤滑
    剤を回収する潤滑剤回収手段と、 前記金型の第1及び第2の金型片を保持する保持手段
    と、 前記両金型片間に配置された成形材料をプレス加工する
    ために同第1の金型片の保持手段を第2の金型片方向に
    対して往復動させるプレス手段とを有するプレス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020116607A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 住友重機械工業株式会社 成形装置
CN116351938A (zh) * 2023-03-16 2023-06-30 江阴市伦一金属制品有限公司 一种汽车驱动电机用高强度无取向硅钢片的生产工艺及设备
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