JP2000117533A - 丸鋸切断機 - Google Patents

丸鋸切断機

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JP2000117533A
JP2000117533A JP10289068A JP28906898A JP2000117533A JP 2000117533 A JP2000117533 A JP 2000117533A JP 10289068 A JP10289068 A JP 10289068A JP 28906898 A JP28906898 A JP 28906898A JP 2000117533 A JP2000117533 A JP 2000117533A
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circular saw
work
speed
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cutting machine
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Keiichi Sakata
啓一 坂田
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Takeda Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体を大型化することなく大型のワークを
切断することが可能となり、しかも能率良く正確に切断
することができ、自動化にも対応できる丸鋸切断機を提
供する。 【解決手段】ワークWを切断する丸鋸2を回転自在に軸
支すると共に前記丸鋸2を回転させるモータ3が取り付
けられたヘッド部1と、前記ヘッド部1を基台10に対
して水平方向に往復動させる水平移動手段(油圧シリン
ダ装置20)と、前記ヘッド部1の水平移動速度を制御
する速度制御手段(コントローラC)と、前記ワークW
の固定手段30と、を備え、前記速度制御手段(コント
ローラC)により、前記ヘツド部1の水平移動速度が前
記ワークWのサイズに応じた所定位置で高速度と低速度
に切換えられることを特徴とする丸鋸切断機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する丸鋸で鋼
材等を切断する丸鋸切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、小径の丸形鋼材や角形鋼
材等のワークを切断する場合には、図9に示すように、
丸鋸を使用した丸鋸切断機100が一般的に用いられて
いた。この丸鋸切断機100は、モータ101で回転駆
動される丸鋸102がワーク103である小径の丸形や
角形の鋼材をハンドル104を押し下げることにより切
断するものである。この丸鋸切断機100は、小径のワ
ーク103を切断する場合に、取扱の操作も簡単で、作
業能率が良く、しかも構造が簡単で装置のコストも安価
であったが、大径の丸形鋼材や幅広の角形鋼材等のワー
クを切断することができないという問題があった。そこ
で、大径の丸形鋼材や幅広の角形鋼材等のワークを丸鋸
切断機で切断する場合には、図10に示すような大型の
丸鋸111を備え、送り機構112を備えた大型の丸鋸
切断機110が必要とされていた。しかしながら、この
大型の丸鋸切断機110は、装置が大型化しているの
で、その購入時のコストが高く、取扱も複雑であり、ま
た使用後も、丸鋸111が大型のため、研磨等のメンテ
ナンスに要するコストも高価になってしまうという問題
があった。
【0003】この問題を解決する手段として、図11に
示すように、バンドソーを使用した糸鋸切断機120が
あった。この糸鋸切断機120は、回転する2つの円板
121,122にバンドソー123を巻回し、テーブル
124上に載置したワーク125を切断するものであ
る。この糸鋸切断機120は装置全体の大きさの割りに
は大型のワークを切断できる利点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た糸鋸切断機120にあっては、バンドソー123で大
型のワーク125を切断できても、その切断面はバンド
ソー123が波打ちするので、正確な切断寸法が出せ
ず、しかも切断作業に時間がかかるという問題があっ
た。また、バンドソー123は、丸鋸に比べて強度が低
いのできれいに切断できず、しかも切断面にはバリが発
生するため、バリ取り作業や仕上げ作業が必要となり、
余分な手間がかかるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、装置全体を大型化することなく大型のワークを
切断することが可能となり、しかも能率良く正確に切断
することができ、自動化にも対応できる丸鋸切断機を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ワークを切断する丸鋸を回転自在に支軸
し、前記丸鋸を回転させるモータが取り付けられたヘッ
ド部と、前記ヘッド部を基台に対して水平方向に往復動
させる水平移動手段と、前記ヘッド部の水平移動速度を
制御する速度制御手段と、前記ワークの固定手段と、を
備え、前記速度制御手段により、前記ヘツド部の水平動
作速度が前記ワークのサイズに応じた所定位置で高速度
と低速度に切換えられる構成としたものである。
【0007】また、前記水平動作手段は、油圧で動作す
る油圧シリンダ装置またはボールネジ機構であることを
特徴とするものである。また、前記速度制御手段は、ロ
ータリエンコーダの位置検出部を備え、前記丸鋸が前記
ワークに当接する位置まで前記ヘッド部を前記高速度で
水平移動し、前記丸鋸が前記ワークに当接した位置では
前記低速度の切断速度でワークを切断することを特徴と
するものである。また、前記ワークの固定手段は、シリ
ンダ機構による上部固定手段、シリンダ機構による側部
固定手段、ローラ機構による下部固定手段を備えている
ことを特徴とするものである。さらに、前記下部固定手
段は、回転する複数のローラを備えたローラコンベア
と、前記ローラコンベアを前後動させるシリンダ機構を
備えていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る丸鋸切断機の
実施の形態を図に基づいて詳述する。図1は本発明の丸
鋸切断機の全体構成を示す正面図、図2は、図1の丸鋸
切断機の一部破断の拡大正面図、図3は、図1の丸鋸切
断機の側面図、図4は、図1の丸鋸切断機に使用するロ
ータリエンコーダの一部破断の正面図、図5は、図1の
丸鋸切断機の固定手段の構成を示す断面図、図6は、図
1の丸鋸切断機の固定手段の構成を示す平面図、図7
は、図6の固定手段の下部固定手段を示す側面図、図8
は、図1の丸鋸切断機を使用した自動切断装置全体の構
成を示す平面図である。なお、従来例と同一部材には同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0009】本発明に係る丸鋸切断機Aは、図1に示す
ように、丸形や角形の鋼材等のワークWを切断する丸鋸
2を回転自在に支軸し、前記丸鋸2を回転させるモータ
3が取り付けられたヘッド部1と、前記ヘッド部1を取
り付けの基台10に対して水平方向に往復動させる水平
移動手段である油圧シリンダ装置20と、前記ヘッド部
1の水平移動速度を制御する速度制御手段であるコント
ローラCと,前記ワークの固定手段30とを備えたもの
である。
【0010】この丸鋸2は、図2に示すように、超硬等
の金属から形成された円板の円周に切断用の鋸刃2aが
設けられたもので、この鋸刃2aは鋼材等のワークWを
切断するのに十分な硬度を備えており、鋸刃2aにダイ
ヤモンドが埋め込まれたものは、さらに切削性に優れて
いる。また、この丸鋸2は、図3に示すように、モータ
3により回転駆動されるもので、モータ3からベルト4
を介してヘッド部1の内部に装備されている図示しない
減速装置に回転駆動力が伝達されて減速され、丸鋸2は
十分な回転トルクを与えられるものである。
【0011】また、丸鋸1が取り付けられているヘッド
部1は、図3に示すように、基台10に3本のレールに
11,12,13により水平方向に往復動可能に取り付
けられている。この3本のレールに11,12,13は
それぞれヘッド部1のレールガイド5,6,7と摺動可
能に係合し、ヘッド部1が摺動できるようになってい
る。このレールガイド5は左右方向のガイドを行い、レ
ールガイド6,7は上下方向のガイドを行っている。ま
た、モータ3と基台10側を接続するケーブル14は、
ヘッド部1と一緒にモータ3が移動するので、断線しな
いように角フレキガイド15により保護されている。さ
らに、図1、図2に示すように、ヘッド部1を移動可能
に載置している基台10の内部には、図示しない各種の
シリンダ装置や油圧回路を備え、中央部寄りにはワーク
Wを投入して切断するための投入口16が設けられてい
る。
【0012】このヘッド部1を往復動させる水平移動手
段である油圧シリンダ装置20は、図3に示すように、
シリンダ21が基台10に固定されている。そして、こ
のシリンダ21内を往復動するピストンと一体に形成さ
れたピストンロッド22の先端には、図2に示すよう
に、ヘッド部1と一体に形成されたシリンダ取り付けプ
レート8に取り付けられているので、ヘッド部1はピス
トンロッド22と一緒に移動することができ、ヘッド部
1は、シリンダ装置20のストローク分だけ移動可能と
なっている。従って、ヘッド部1に取り付けられている
丸鋸2も移動可能となり、その中心位置がスタート位置
のP0 から先端位置のP1 まで移動できるようになって
いる。
【0013】また、前記シリンダ装置20の水平移動作
速度は、速度制御手段であるコントローラCによって速
度制御されている。このコントローラCは、図1に示す
ように、内部にマイクロコンピュータ40を備えてお
り、コントロールパネル41で設定される条件に応じて
マイクロコンピュータ40内の図示しないCPUで演算
を行い、その結果により油圧コントローラ42に出力す
るものである。この油圧コントローラ42とシリンダ装
置20は油圧ケーブル43で接続されており、油圧コン
トローラ42はシリンダ装置20に供給される油圧をコ
ントロールすることにより、シリンダ装置20の水平移
動速度を制御するものである。
【0014】このコントローラCによるシリンダ装置2
0の水平移動速度の制御は、図2に示すように、丸鋸2
がスタート位置P0 からワークWに当接する所定の位置
P2までは高速(5m/分)で移動し、丸鋸2がワーク
Wに当接する位置P2 からは低速の切断速度(0.6m
/分)で移動するように制御されている。さらに、丸鋸
2がワークWを切断して完了する先端の位置P1 まで移
動した時に、シリンダ装置20が前進動作から後退動作
に切り換えられ、高速(5m/分)でスタート位置のP
0 まで複動するように制御されている。
【0015】従って、この水平移動速度の制御を最適な
条件で行うためには、丸鋸2のスタート位置P0 、ワー
クWに当接する位置P2 、ワークWを切断して完了する
位置P1 を正確に検出することが重要となるので、本発
明の丸鋸切断機Aにおいては、これらの位置検出部とし
て、図3、図4に示すようにロータリエンコーダ50が
備えられている。
【0016】このロータリエンコーダ50は、図3に示
すヘッド部1の左端部に取り付けられている。そして、
図4に示すように、内蔵されたエンコーダ本体51とシ
ャフト52がジョイント53で同軸上に接続されてお
り、シャフト52の先端部にはピニオンギヤ54が取り
付けられている。このピニオンギヤ54は基台10に取
り付けられヘッド部1の移動方向に延設されたラック5
5と歯合しているので、ヘッド部1の往復動作と共にシ
ャフト52が回転するようになっている。
【0017】また、ロータリエンコーダ50のエンコー
ダ本体51は、公知のもので、内部に図示しない多数の
スリットが形成された回転板が備えられ、発光ダイオー
ドから発光された光を回転板のスリットを通して受光す
る構成となっており、シャフト52の回転と共に回転板
が回転することによりスリットを通る光がパルスとな
り、このパルスをカウントすることによりシャフト52
の回転位置、即ちラック55上でのロータリエンコーダ
50の位置を検出するものである。
【0018】このように、ラック55上でのロータリエ
ンコーダ50の位置を検出することは、基台10に対す
るヘッド部1を検出することであり、ロータリエンコー
ダ50を使用することで極めて正確にヘッド部1の位置
を検出するものである。このロータリエンコーダ50に
より、基台10に対するヘッド部1の位置が検出できれ
ば、ワークWに対する丸鋸2の位置も正確に検出される
ので、図1に示すコントローラCのマイクロコンピュー
タ40により、図2に示す丸鋸2のスタート位置P0 、
ワークWサイズに応じた丸鋸2の当接する所定の位置P
2 、ワークWを切断して完了した位置P1 が演算され、
これらの位置に対する正確な速度制御を行うことができ
る。
【0019】従って、丸鋸2がスタート位置P0 からワ
ークWに当接する位置P2 までは、油圧コントローラ4
2(図1)でシリンダ21に急速に作動油が送り込まれ
るので高速で移動し、丸鋸2がワークWに当接する位置
P2 からはシリンダ21に作動油が絞り込まれて材料に
合った適正な切断速度で切断し、切断終了後は、油圧コ
ントローラ42で図示しないバルブが切換えられて高速
でスタート位置P0 まで後退するので、効率良く切断作
業ができるものである。また、ワークWのサイズが大き
くなった場合でも、丸鋸2を大きくすることなく水平移
動距離を変更するだけで対応でき、丸鋸切断機Aの装置
全体をを大型化する必要がないものである。
【0020】つぎに、この丸鋸2がワークWを切断する
場合にワークWを固定する固定手段30について、図
5、図6に基づき説明する。この固定手段30は、1個
のシリンダ装置31からなる上部固定手段と、2個のシ
リンダ装置32,33と固定バイス34,35からなる
側部固定手段と、ローラ装置60からなる下部固定手段
とから構成されている。
【0021】上部固定手段であるシリンダ装置31は、
図5に示すように、固定バイス34の上部に取り付けら
れた上部ガイド板34aに3箇所のガイド孔が形成さ
れ、このガイド孔を油圧シリンダ31aと2本のガイド
シャフト31b,31cが上下動するように取り付けら
れている。油圧シリンダ31aとガイドシャフト31
b,31cの下端には、ワークWを押さえるための押さ
え板31dが取り付けられ、ワークWの切断時には油圧
シリンダ31aが下降して、ワークWを押さえるように
なっている。
【0022】側部固定手段は、図6に示すように、2個
のシリンダ装置32,33と2個の固定バイス34,3
5とから構成されている。シリンダ装置32と固定バイ
ス34、シリンダ装置33と固定バイス35は、それぞ
れ対となり、ワークWを側部から固定するようになって
いる。つまりシリンダ装置32と固定バイス34は切断
前のワークWの側部を固定するようにするようになって
おり、シリンダ装置33と固定バイス35は、ワークW
の切断部側部より固定するように構成されている。そし
てシリンダ装置32と固定バイス34固定されるワーク
Wの下部は固定ローラ36で支持され、シリンダ装置3
3と固定バイス35で固定されるワークWの下部は後述
する下部固定手段であるローラ装置60のローラ62で
支持されている。
【0023】下部固定手段であるローラ装置60は、ワ
ークWを下側から支えるもので、ワークWを載置して搬
送できるようになっている。そして、このローラ装置6
0は、図6に示すように、所定長さのローラコンベア6
1が丸鋸切断機Aの内部を貫通しており、切断したワー
クWを丸鋸切断機Aの外部に搬送できるようになってい
る。
【0024】また、このローラ装置60は、図7に示す
ように、ローラコンベア61には複数のローラ62,6
2,62・・・が等間隔で回転可能に配置され、チェー
ンを介してモータ63により駆動されるようになってい
る。このローラコンベア61のフレーム64に固定され
たブラケット65がシリンダ66のピストンロッド67
の先端に固定され、ローラコンベア61全体がシリンダ
66により前後動できるようになっている。そしてシリ
ンダ66は基台10に固定されている。
【0025】このローラ装置60の可動距離は、前記固
定バイス35(図6)の幅寸法に相当するものである。
即ち、丸鋸2によるワークWの切断時においては、ピス
トンロッド67を先端まで伸ばして、ワークWを下側よ
り支える状態(図の二点鎖線)にしておくが、切断終了
後、このワークWが小さい場合は、ピストンロッド67
を縮めてローラ装置60を後退させた状態(図の実線)
にしてやる。そして前記側部固定手段のシリンダ33と
固定バイス35によるワークWの固定を解放すると、ワ
ークWは下に設置された図示しない回収箱に落下する。
この場合は、ローラ装置60のローラコンベア61を使
用して外部へ搬送する場合比べて、遙に早く回収するこ
とができるので、作業スピードが向上する。
【0026】このように構成された丸鋸切断機Aは、丸
鋸切断機Aを単体で使用できることは勿論であるが、図
8に示すような搬送装置70と組み合わせて、材料の供
給、切断、搬出を自動で行う自動切断装置を構成するこ
とができる。この搬送装置70は、複数本の切断前のワ
ークWを積載して1本づつ搬入用のローラコンベア71
に供給する供給台72と、ローラコンベア71に供給さ
れたワークWをクランプして丸鋸切断機Aに送り込むク
ランプ装置73と、丸鋸切断機Aによって切断されたワ
ークWを搬出するローラコンベア74と、ローラコンベ
ア74に排出されたワークWを図示しない回収箱に降下
させる降下台75とから構成されるものである。
【0027】このように構成された自動切断装置は、搬
送装置70に取り付けられた光電センサ等のワークWの
位置検出センサによりワークWの位置が検出されてコン
トローラC(図1)の前記コンピュータ40に入力さ
れ、このワークWの位置に合わせて丸鋸切断機Aが同期
運転できるように、コントローラCのコンピュータ40
により制御されるものである。この自動切断装置によれ
ば、ワークWを供給台72に供給してコントローラCの
コントロールパネル41で切断寸法等の条件を設定して
やれば、その後ワークWは自動的に設定された条件で切
断され排出されるので、連続した自動運転が可能となる
ものである。
【0028】尚、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内において様々な態
様が可能なことは勿論である。例えば、水平移動手段は
油圧シリンダ装置に限定されるものではなく、油圧シリ
ンダ装置の代わりにサーボモータを使用したボールネジ
機構を使用できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ワークを切断する丸鋸を回転自在に軸支し、前
記丸鋸を回転させるモータが取り付けられたヘッド部
と、前記ヘッド部を基台に対して水平方向に往復動させ
る水平移動手段を備えたことにより、前記丸鋸をワーク
の大きさに合わせて水平移動しながら切断できるので、
前記丸鋸を大型化することなしに大径のワークを切断す
ることができるという優れた効果を発揮するものであ
る。
【0030】また、前記ヘッド部の水平移動速度を制御
する位置検出部を備えた速度制御手段により、前記ヘツ
ド部の水平移動速度が所定位置で高速度と低速度に切換
えられることができ、効率良い切断作業が可能となり、
作業能率が向上する。また、丸鋸を使用しているので精
度の高い切断ができ、切断バリも発生しないので、従来
のバンドソーを使用した場合のようなバリ取り作業や仕
上げ作業が不要となる。
【0031】また、前記ワークの固定手段は、シリンダ
機構による上部固定手段、シリンダ機構による側部固定
手段、ローラ機構による下部固定手段を備え、前記下部
固定手段は、回転する複数のローラを備えたローラコン
ベアと、前記ローラコンベアを前後動させるシリンダを
備えていることにより、切断後に長い切断寸法のワーク
はローラコンベアで外部に搬送し、短い切断寸法のワー
クはそのまま下に落下させて処理するので、処理スピー
ドが早くなり、作業能率が向上する。さらに、コンピュ
ータを持つ速度制御手段を備えたことにより、自動化さ
れた搬送装置と組み合わせて、切断されるワークの長さ
に関係なく自動で切断機に搬入、搬出されるので、手動
での介入が必要なくなると共に複数本の連続加工が可能
となり、自動運転による大幅な合理化ができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の丸鋸切断機の全体構成を示す正面図で
ある。
【図2】図1の丸鋸切断機の一部破断の拡大正面図であ
る。
【図3】図1の丸鋸切断機の側面図である。
【図4】図1の丸鋸切断機に使用するロータリエンコー
ダの一部破断の正面図である。
【図5】図1の丸鋸切断機の固定手段の構成を示す断面
図である。
【図6】図1の丸鋸切断機の固定手段の構成を示す平面
図である。
【図7】図6の固定手段の下部固定手段を示す側面図で
ある。
【図8】図1の丸鋸切断機を使用した自動切断装置全体
の構成を示す平面図である。
【図9】従来の小型の丸鋸切断機を示す斜視図である。
【図10】従来の大型の丸鋸切断機を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の糸鋸切断機を示す正面図である。
【符号の説明】
A 丸鋸切断機 C コントローラ W わーく 1 ヘッド部 2 丸鋸 3 モータ 4 ベルト 5 レールガイド 6 レールガイド 7 レールガイド 8 取り付けプレート 10 基台 11 レール 12 レール 13 レール 14 ケーブル 15 角フレキガイド 16 投入口 20 油圧シリンダ装置 21 シリンダ 22 ピストンロッド 30 固定手段 31 シリンダ装置 32 シリンダ装置 33 シリンダ装置 34 固定バイス 35 固定バイス 36 固定ローラ 40 マイクロコンピュータ 41 コントロールパネル 42 油圧コントローラ 43 油圧ケーブル 50 ロータリエンコーダ 51 エンコーダ本体 52 シャフト 53 ジョイント 54 ピニオン 55 ラック 60 ローラ装置 61 ローラコンベア 62 ローラ 63 モータ 64 フレーム 65 ブラケット 66 シリンダ 67 ピストンロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを切断する丸鋸を回転自在に軸支
    すると共に前記丸鋸を回転させるモータが取り付けられ
    たヘッド部と、前記ヘッド部を基台に対して水平方向に
    往復動させる水平移動手段と、前記ヘッド部の水平移動
    速度を制御する速度制御手段と、前記ワークの固定手段
    と、を備え、 前記速度制御手段により、前記ヘツド部の水平移動速度
    が前記ワークのサイズに応じた所定位置で高速度と低速
    度に切換えられることを特徴とする丸鋸切断機。
  2. 【請求項2】 前記水平動作手段は、油圧で動作する油
    圧シリンダ装置またはボールネジ機構であることを特徴
    とする請求項1に記載の丸鋸切断機。
  3. 【請求項3】 前記速度制御手段は、ロータリエンコー
    ダの位置検出部を備え、前記丸鋸が前記ワークに当接す
    る位置まで前記ヘッド部を前記高速度で水平移動し、前
    記丸鋸が前記ワークに当接した位置では前記低速度の切
    断速度でワークを切断することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の丸鋸切断機。
  4. 【請求項4】 前記ワークの固定手段は、シリンダ機構
    による上部固定手段、シリンダ機構による側部固定手
    段、ローラ機構による下部固定手段を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    の丸鋸切断機。
  5. 【請求項5】 前記下部固定手段は、回転する複数のロ
    ーラを備えたローラコンベアと、前記ローラコンベアを
    前後動させるシリンダ機構を備えていることを特徴とす
    る請求項4に記載の丸鋸切断機。
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