JP2000116710A - 自動車の車椅子用荷役補助装置 - Google Patents

自動車の車椅子用荷役補助装置

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JP2000116710A
JP2000116710A JP10316913A JP31691398A JP2000116710A JP 2000116710 A JP2000116710 A JP 2000116710A JP 10316913 A JP10316913 A JP 10316913A JP 31691398 A JP31691398 A JP 31691398A JP 2000116710 A JP2000116710 A JP 2000116710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
set frame
link
frame
luggage compartment
Prior art date
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Pending
Application number
JP10316913A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Anayama
敏文 穴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANAYAMA CREATE KK
Original Assignee
ANAYAMA CREATE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の荷物室への車椅子の積み卸しに於い
て、取扱性の悪い車椅子の重量を支えて荷物室に中腰で
搬出・搬入することをなくし、回転動作で安定性がよく
力を軽減化した荷役とする。 【解決手段】 荷物室床51に設置したベースプレート
10に立設したヒンジブラケット11にリンク12の一
端近くBをピン連結し、下方向回転をストッパー6で規
制し、リンク12の他端Aを車椅子を縛着するセットフ
レーム13の中間近くのブラケット18にピン連結し、
該セットフレーム13が荷物室に収納せれる位置で荷物
室天井53に設けた固定バー7にセットフレーム13を
縛着可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車椅子をワゴンタイ
プの自動車の荷物室に積み卸しを容易にするための荷役
補助装置である。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子の積み卸し補助装置はリン
ク機構とガススプリング等のバランサーを用いたもの
(例えば特開平8−142769)があるが、構造が複
雑で高価であり、車椅子を収納する場合は車の後部座席
を折り畳む必要あるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高齢者や身障者の介護
者は非力な人も多く、取扱性の悪い車椅子を自動車の荷
物室へ中腰で積み卸しするのは大変な重荷であり、腰痛
等にもなり易い。
【0004】取扱性がわるいため、車椅子を積み卸しす
る時、車椅子を車体に干渉させて双方を損傷させたり、
衣服を汚すことがあった。
【0005】また、車椅子を収納すると車の後部座席を
折り畳むため後部座席に人が乗車できなくなる不便さが
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】車椅子を抱えて直接持ち
上げることを避け、折り畳んだ車椅子を乗せるセットフ
レームを設け、該セットフレームの一端を自動車側に預
け、他端を持ち上げるようにして重量を約半分に軽減す
る。
【0007】取扱性の悪い点についてはセットフレーム
と荷物室に設置したベースプレートに立設したヒンジブ
ラケットとをリンクでピン連結する。セットフレームに
折り畳んだ車椅子を縛着し、リンクの回転支点を支点に
セットフレームを回転さすことで一定の軌跡となり、車
椅子を車に干渉させることなく安定した荷役とする。
【0008】車の後部座席に人が乗車していても車椅子
が収納できるよう、荷物室後部開口部から荷物室の後方
下部を回転中心に車椅子を回転させながっら搬入し、収
納時は車椅子を逆立ちにして、収納空間を縮小する。ま
た車椅子を収納しない場合は荷物室に他の荷物を積み込
めるようフレーム部を残して当装置を容易に脱着できる
構造とし、取り外し部を荷物室に収納可能にする。
【0009】当装置を異なる車種に設置するには、車種
の仕様差に経済的に対応できるよう要部を調整可能にす
る。また車椅子の仕様差に対しても受け部等を容易に交
換できる構造とする。
【0010】
【発明の実施の形態】車の荷物室の後部床面にボルト止
めしたベースプレートにヒンジブラケットを立設し、リ
ンクの一端近くを前記ヒンジブラケットにピン連結し、
リンクが取り出し側に回転したときリンクが車体に干渉
しない位置で停止するようストッパーを設ける。前記リ
ンクがストッパーで停止した位置でリンクの他端をセッ
トフレームの下端が地面に接触するようにセットフレー
ムとピン連結する。前記の位置で折り畳んだ車椅子をセ
ットフレームに脱着させる。セットフレームには車椅子
を安定して支えるようなネストを固着し、下部には車椅
子を乗せる受け材の一端を紐で締結し、受け材の他端に
は車椅子の縛着バンドを締結し、車椅子を縛着する。収
納時は該状態からセットフレームとリンクのピン連結部
を回転支点に、セットフレームを収納方向に回転させ
る。セットフレームがリンクに接するとリンクとヒンジ
ブラケットのピン連結部を回転支点にリンクと共に回転
させ、セットフレームが倒立した位置でリンクの先端近
くの側面がストッパーに当たり停止するようにする。該
状態でセットフレームの重心をリンクの両側の回転支点
より車の前方にすることで、自重での逆転を防ぐ。車の
走行時、セットフレームが倒れないよう荷物室の天井に
設けた固定バーにセットフレームを縛着する。
【0011】車椅子の取り出しは前記と逆に、セットフ
レームを固定バーからの縛着を解放し、セットフレーム
の端(取り出完了時に接地する側)を持って荷物室の外
側に引くように回転を始め、約180度の位置で接地さ
せる。セットフレームの接地側の端にセットフレームの
回転方向に転がるローラを設け、セットフレームの端が
接地後の移動を滑らかにする。
【0012】ベースプレートとヒンジブラケットを分割
して嵌入式にし、ベースプレート部を残して当装置を容
易に脱着可能にし、取り外した部分を荷物室に収納でき
るようにする。
【0013】等装置を設置する自動車の車種や車椅子の
種類で特定なものを限定せず汎用性をもたすため、要部
の寸法を調整可能にしたり、車椅子の受け部を交換式に
しておく。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は荷物室に折り畳んだ車椅子を収納時の、
図2は地面に取り出し時の側面を示す。
【0015】図1〜4に於いて、荷物室の後部の床面に
ボルト止めしたベースプレート10の左右にヒンジブラ
ケット11を立設し、該ヒンジブラケット11にリンク
12の一端近くBを回転自在にピン連結する。該リンク
12が取り出し側に回転したときリンク12が車体に干
渉しない位置で停止させるストッパー6を設ける。前記
リンク12がストッパー6で停止した位置でリンク12
の他端Aをセットフレーム13の下端が地面に接し起立
状態でセットフレーム13に設けたブラケット18にピ
ン連結する。セットフレーム13の接地部にはセットフ
レームの回転方向に転がるローラ5を設ける。
【0016】セットフレーム13には折り畳んだ車椅子
60を安定して支えるようにネスト4や車椅子の肘掛け
を受ける受け座3を固着する。更に、車椅子60をセッ
トフレーム13に縛着するためセットフレーム13の下
部に、車椅子60の受け材14の一端を紐17で締結
し、受け材14の他端に縛着バンド15、16を締結
し、縛着バンド15、16の他端にはセットフレーム1
3に固着した輪に引っ掛けるフック19を設ける。縛着
バンド15、16は伸縮性のある材料で適正な力で縛着
できるよう長さ調整可能なものとする。
【0017】図2の取り出し位置から回転支点Aを支点
にセットフレーム13の下端側を収納側に回転させ、セ
ットフレーム13の上端がリンク12に接するとリンク
12と共に回転支点Bを支点に回転し、セットフレーム
13が倒立した位置でリンク12の先端側面がストッパ
ー6に当たり停止し、図1の収納位置となる。該位置で
セットフレーム13に掛かる重心をリンク12の両側の
回転支点より車の前方にすることで自重での逆転を防
ぐ。収納位置でセットフレーム13に縛着された車椅子
が接する位置に荷物室の天井53にボルト止めされ干渉
材7aを被せた固定バー7を設け、該固定バー7にセッ
トフレーム13を縛着バンドC8で縛着し、車の走行時
の車椅子の安定を確保する。
【0018】図5に示す実施例では荷物室の床面51に
ボルト止めしたベースプレート20とヒンジブラケット
21を分割し、ベースプレート20の左右に立設した角
パイプ20aをヒンジブラケット21の下部の角穴に嵌
入し、フレーム20とヒンジブラケット21を容易に脱
着可能とした。図(a)は嵌入時を、図(b)は分解時
を、図(c)は図(b)のC−C断面を示す。
【0019】図6に示す実施例では車種によって荷物室
の寸法差に対応するよう、リンク32にはヒンジブラケ
ット11側のヒンジピン穴を複数個加工しておく。。ま
たセットフレーム33にはブラケット38をボルト止め
するねじ穴を複数組加工して位置を選択できるようにす
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果がある。
【0021】折り畳んだ車椅子をセットフレームに縛着
して、セットフレームの一端を自動車側に預け、他端を
回転させるように持ち上げるので、他の動力を使うこと
なく力の軽減ができる。
【0022】セットフレームは規制された回転支点を有
し、一定の軌跡で回転するため車椅子を車体に干渉さす
ことなく、また衣服に触れないよう車椅子を積み卸しで
きる。
【0023】車椅子の積み卸しの軌跡や収納時の荷姿が
省スペースとなり、車の後部座席を折り畳まなくても車
椅子が収納できる。また車椅子を使用しない時は荷物室
の床にはベースプレート部を残して当装置を取り外し、
荷物室に収納又は車外に置いて他の荷物を積み込む事が
できる。
【0024】当装置を設置する車種や車椅子が変わって
も、要部の調整箇所の調整や部品交換で容易に対応でき
経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子の荷役補助装置の実施例を示す側面図
(収納時)。
【図2】車椅子の荷役補助装置の実施例を示す側面図
(取り出時)。
【図3】図2のD矢視を示す。
【図4】図1のE矢視を示す(車椅子、受け材、縛着バ
ンドの図は省略している)。
【図5】ベースプレートとヒンジブラケットの脱着部の
実施例を示す断面図。
【図6】車椅子の荷役補助装置の実施例を示す側面図
(部分図)。
【符号の説明】
3 受け座 4 ネスト 6 ストッパー 7 固定バー 10、20 ベースプレート 11、21 ヒンジブラケット 12、32 リンク 13、33 セットフレーム 14 受け材 15、16 縛着バンド 51 荷物室床 53 荷物室天井 60 車椅子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の荷物室に設けたベースプレート
    に立設したヒンジブラケット(11)にリンク(12)
    の一端近くBをピン連結し、他端Aを車椅子を縛着可能
    なセットフレーム(13)の中間近くのブラケットにピ
    ン連結し、該セットフレーム(13)が荷物室に収納さ
    れる位置で荷物室側に設けた固定バー(7)に縛着でき
    る自動車の車椅子用荷役補助装置。
  2. 【請求項2】 ベースプレート(20)にヒンジブラケ
    ット(21)を嵌入し、フレーム(20)からヒンジブ
    ラケット(21)を脱着可能にした「請求項1」の自動
    車の車椅子用荷役補助装置。
JP10316913A 1998-10-20 1998-10-20 自動車の車椅子用荷役補助装置 Pending JP2000116710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10316913A JP2000116710A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 自動車の車椅子用荷役補助装置

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000116710A true JP2000116710A (ja) 2000-04-25

Family

ID=18082318

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10316913A Pending JP2000116710A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 自動車の車椅子用荷役補助装置

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JP (1) JP2000116710A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004321353A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Katsuyuki Manabe 福祉車輌搭載用の車椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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