JP2000116689A - 介護用品 - Google Patents

介護用品

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JP2000116689A
JP2000116689A JP10309468A JP30946898A JP2000116689A JP 2000116689 A JP2000116689 A JP 2000116689A JP 10309468 A JP10309468 A JP 10309468A JP 30946898 A JP30946898 A JP 30946898A JP 2000116689 A JP2000116689 A JP 2000116689A
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opening
nursing care
bag
patient
material layer
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JP10309468A
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Inventor
Kanefusa Hayashi
兼芳 林
Mokichi Hayashi
茂吉 林
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Sankei Giken Co Ltd
Original Assignee
Sankei Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝たきりの患者の排便に際し、排便が患者の
皮膚面に付着することを防止する介護用品の提供。 【解決手段】 介護用品1は、排便を受ける開口部3を
設けた袋体2を備えており、その開口部3の縁部および
その周辺部に吸水材層5が設けられ、さらに吸水材層5
を介してに人体の皮膚に粘着できる粘着部4が開口部3
の縁部に設けられる。そして袋体2はその開口部3を排
泄部7に押し当てて粘着部4により患者に装着され、排
便は開口部3を通って袋体2内に収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寝たきりの患者の介
護用品、特に患者の排便を処理するための介護用品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、寝たきりの患者の排便を処理
するためにオムツが使用されている。一般に使用される
オムツは、織布や不織布を方形状に形成した主要部と、
それを患者に安定に保持させるファスナー付の保持部と
を備えている。患者にオムツを装着するには、先ず主要
部を広げて排泄部の周囲に当て、次いで保持部を腰回り
に巻回してその端部をファスナーで互いに締結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのようなオム
ツを装着した患者の排便は体を動かすことにより主要部
の内側に押し広げられ、それが患者の皮膚表面のかなり
広い範囲に付着することは避けられない。そのため皮膚
が爛れたり臭いが拡散するなど、患者に相当の苦痛を与
えるだけでなく、介護する側の手間も大変であるという
問題があり、その解決を強く求められていた。そこで本
発明は、このような問題を有する従来のオムツに代わり
得る新しい介護用品を提供することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、排便を受ける開口部を設けた可撓
性の袋体を備え、その開口部の縁部に人体の皮膚に粘着
する粘着部を設けたことを特徴とする介護用品である。
上記介護用品の開口部を患者の排泄部に一致させ、縁部
の粘着部を排泄部周囲の皮膚面に押しつけることによ
り、ワンタッチで患者に装着することができる。そして
排便は開口部からそのまま袋体内に移動して収容される
ので、患者の皮膚に接触しない。また使用後に取り外し
た介護用品は、排便を収容したまま焼却処分等をするこ
とができる。
【0005】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の介護用品の好ましい実施の形態であって、開口部
の縁部とその周辺部が吸水材層で覆われ、粘着部がその
吸水材層を介して開口部の縁部に設けられることを特徴
とするものである。例えば下痢などによる軟弱便の場合
には、開口部の周囲に便からの水分が滲み出て拡散する
ことがある。上記のように開口部の縁部とその周辺部を
吸水材層で覆うことにより、開口部の周囲に滲み出てく
る水分を吸水してその拡散を防止することができる。
【0006】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の介護用品の好ましい実施の形態で
あって、袋体が水不透過性とされることを特徴とする。
このようにすると、軟弱便の場合などにおいて袋体内に
収容された便の水分が袋体から外部に滲み出したり臭い
が拡散することを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の介護用品の1例を示す
斜視図、図2は図1の介護用品を患者に装着した状態を
示す部分断面図である。先ず図1において、介護用品1
は排便を受けるための開口部3を設けた可撓性の袋体2
を備えており、その開口部3の縁部には人体の皮膚に粘
着する粘着部4が設けられる。なお開口部3の縁部とそ
の周辺部は吸水材層5で覆われ、粘着部4はその吸水材
層5を介して開口部3の縁部に設けられている。
【0008】袋体2は防水処理された織布、不織布、紙
などの繊維材、ゴムや軟質プラスチックフィルム材など
の可撓性のあるシート材から作られる。そのシート材
は、水分がなるべく透過しないものが好ましく、特に好
ましいのは水不透過性のものである。水透過性のある材
料の基材から水不透過性の袋体2を作るには、例えば基
材の少なくとも片面に薄いゴム層や可撓性プラスチック
シートやフィルムの層を積層したり、防水性コーティン
グ材を均一に塗布することにより水不透過性層を形成
し、その水不透過性層を内側にして袋体2を作ればよ
い。なお袋体2を形成するための合わせ目から水分が外
部に漏れることを防止するため、合わせ目は接着剤など
で接着したり熱溶着して接合することが好ましい。袋体
2は図示のようにやや細長い形状とすることが好まし
く、その内容積は少なくとも1回の排便を十分に収容で
きる大きさとする。なお袋体2をこのようにやや細長い
形状とすると、患者の股から両足の間の空間に袋体2を
無理なく延在させることができる。
【0009】開口部3の大きさは対象とする患者に適合
するものとされ、例えば大人用は子供用より寸法を大き
くする。また開口部3の形状は円形や方形でもよいが、
排泄部に適合した図示のような楕円形とすることが望ま
しい。開口部3を設ける位置は、図示のように袋体2の
片端に近い部分に設けることが好ましい。特に袋体2を
やや細長い形状とし、片端に近い部分に開口部3を設け
ることにより、患者に無理なく装着できると共に、患者
の股から両足の間の空間に延在させた袋体2内に排便が
スムーズに移動できる。
【0010】開口部3およびその周辺を覆うようにして
設けられる吸水材層5は、例えば吸水性のよい織布、不
織布、綿状物、フェルト材などをシート状にして使用す
る。吸水材層5の形状はやや細長いドーナツ型とされ、
袋体2の中央寄りに位置する端部はハート型に突出され
る。吸水材層5をこのようにハート型に突出させること
により、排泄部から両脚部に水分が伝わって漏れるよう
な場合にも、それを初期の段階で有効に捕捉することが
できる。吸水材層5の穴部の形状は開口部3と同一もし
くはそれより若干大きな相似形とされる。なお吸水材層
5を袋体2に取り付けるには、例えば接着剤などで接着
するか、材料によっては熱溶着により行うことができ
る。
【0011】開口部3の縁部に設けられる粘着部4は、
袋体2が患者から離反しないような粘着力でその皮膚表
面に粘着できればよく、例えば指などの傷を覆うために
使用される粘着テープと同様な粘着層を形成したものを
使用することができる。粘着部4は織布、不織布または
フェルト材などのシート材を基材とし、その基材表面に
粘着材を塗布することにより形成することができる。ま
た基材を使用せず吸水材層5の上に直接塗布してもよ
い。なお吸水材層5を設けない場合は、開口部3の上に
直に塗布する。粘着部4の形状はやや細長いドーナツ型
とされ、内穴の形状は吸水材層5と同様に開口部3と同
一形状もしくはそれより若干大きな相似形とされる。
【0012】所望により袋体2には図示しない帯状の締
結手段を設けてもよい。その締結手段は例えば織布、不
織布またはフェルト材などのシート材から形成した一対
の帯状物を有し、各帯状物の一端部を接着材により袋体
2の開口部3付近に接着し、他端部にはファスナー等の
締結具(図示せず)を設けて構成される。そして介護用
品1を患者に装着した状態で、その締結手段を腰回りに
回して締結すれば、動きの激しい患者に対しても装着状
態を安定に維持することができる。
【0013】次に図2を参照して本発明の介護用品の使
用方法を説明すると、先ず介護用品1の開口部3を患者
6の排泄部7に押しつけ、その粘着部4により袋体2を
装着する。次に患者6の脚部8の間に袋体2を延ばせば
排便可能な状態になる。また袋体2に締結手段が設けら
れている場合は、それを患者の腰回りに締結する。(な
お、図2は左脚が省略されて示されている。)排便は開
口部3から袋体2の内部に移動して収容される。その
際、開口部3の縁部の周囲は粘着部4で排泄部7と密着
されるので、そこから便が外部に漏れることはない。ま
た軟弱便の場合には、例え水分が開口部3から周辺部に
滲み出ても、その水分は吸水材層5によって吸水される
ので外部に拡散することはない。なお袋体2は両脚の間
に配置できるので、内部に収容された便が体重などによ
って押圧されて逆漏れするおそれも少ない。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の介護用品
は、排便を受ける開口部を設けた可撓性の袋体を備え、
その開口部の縁部に人体の皮膚に粘着する粘着部を設け
たことを特徴とするので、その開口部を患者の排泄部分
に一致させ、縁部の粘着部を皮膚表面に押しつけること
によりワンタッチで患者に装着することができる。そし
て排便は開口部から袋体の内部に収容され患者の皮膚に
接触しない。また使用後に取り外した介護用品は、排便
を収容したまま焼却処分等を行うことができる。
【0015】また請求項2に記載の介護用品は、開口部
の縁部とその周辺部が吸水材層で覆われ、粘着部がその
吸水材層を介して開口部の縁部に設けられるので、軟弱
便の場合に便からの水分が開口部回りに滲み出てきたと
しても、それを吸水して拡散を防止することができる。
さらに請求項3に記載の介護用品は、袋体が水不透過性
とされるので、軟弱便の場合などにおいて袋体内に収容
された便の水分が、袋体から外部に滲み出したり臭いが
拡散したりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護用品の1例を示す斜視図。
【図2】図1の介護用品を患者に装着した状態を示す部
分断面図。
【符号の説明】
1 介護用品 2 袋体 3 開口部 4 粘着部 5 吸水材層 6 患者 7 排泄部 8 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C098 AA09 CC22 CC23 CC24 CE02 CE08 CE14 DD02 DD05 DD10 DD22 DD23 4C341 JK03 JK12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排便を受ける開口部3を設けた可撓性の
    袋体2を備え、前記開口部3の縁部に人体の皮膚に粘着
    する粘着部4を設けたことを特徴とする介護用品。
  2. 【請求項2】 開口部3の縁部とその周辺部が吸水材層
    5で覆われ、粘着部4が該吸水材層5を介して開口部3
    の縁部に設けられる請求項1に記載の介護用品。
  3. 【請求項3】 袋体2が水不透過性である請求項1また
    は請求項2に記載の介護用品。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314758A (ja) * 2005-07-01 2006-11-24 Akemi Kanatsuki 排泄物処理装具
DE102006017137A1 (de) * 2006-04-12 2007-10-18 Räbsch, Vita Hilfsmittel
JP2014226308A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 泰誉 大久保 おむつ
JP6186606B1 (ja) * 2016-11-25 2017-08-30 株式会社テクノクラート 排便処理用具

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