JP2000116219A - 農産物収穫機 - Google Patents

農産物収穫機

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JP2000116219A
JP2000116219A JP10293824A JP29382498A JP2000116219A JP 2000116219 A JP2000116219 A JP 2000116219A JP 10293824 A JP10293824 A JP 10293824A JP 29382498 A JP29382498 A JP 29382498A JP 2000116219 A JP2000116219 A JP 2000116219A
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薫 本多
Ikuo Murayama
生夫 村山
Toshiaki Miyamoto
敏明 宮本
Junichi Yamaura
淳一 山浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農産物の運び出し移動及びこれら農産物の積
み替え作業が容易な農産物収穫機を提供する。 【解決手段】 農産物を掘り取る掘取り刃5及びこの掘
取り刃5にて掘り取った農産物を後方に搬送する搬送コ
ンベヤ6を備えた自走式の農産物収穫機体1と、搬送コ
ンベヤ6にて搬送する農産物の搬出端後方に位置して農
産物収穫機体1に設け搬送コンベヤ6にて搬送した農産
物を載置する荷台22と、農産物収穫機体1に設けた荷台
22を、この荷台22に農産物を載置するときは搬送コンベ
ヤ6の搬出端より低い位置に下降し、この荷台22上から
農産物を降ろして積み替えるときは搬送コンベヤ6の搬
出端側の積み替え位置に上昇移動させる荷台昇降手段31
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農産物収穫機に係
り、たとえば、甘藷や馬鈴薯等の地下塊茎類の農産物を
収穫するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農産物収穫機としては、
たとえば、農産物収穫機体に農産物を掘り取る掘取り刃
及びこの掘取り刃にて掘り取られた農産物を搬送する搬
送コンベヤをそれぞれ設け、この搬送コンベヤの搬出端
側後方に位置して前記農産物収穫機体の後部に荷台を固
定し、この荷台に載置されたコンテナ内に前記搬送コン
ベヤの搬出端から搬出される農産物を収容する構成が知
られている。
【0003】そして、掘取り刃にて掘り取られた農産物
は搬送コンベヤにて搬送されるとともに、この搬送コン
ベヤの搬出端部からコンテナ内に収容され、このコンテ
ナ内に農産物が所定量収容されると、この走行機体側の
荷台上から人手により農産物を収容したコンテナを運び
出し、このコンテナを農産物を運搬するトラックの荷台
上に持上げて積み替えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の農
産物収穫機の構成では、荷台は農産物収穫機体の後部に
固定され、この農産物収穫機体の荷台はトラックの荷台
の高さより低い位置の場合が一般的であるため、この農
産物収穫機体の荷台上から人手により農産物を収容した
コンテナを運び出し、このコンテナを持上げてトラック
の荷台上に積み替えなければならず、この重量的に重い
コンテナの運び出し及びこのコンテナの積み替え作業は
重労働であって容易ではなく、近年のように高齢化した
農作業者では健康を害するおそれがある。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、農産物の運び出し移動及びこれら農産物の積
み替え作業が容易な農産物収穫機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農産物収
穫機は、農産物を掘り取る掘取り刃及びこの掘取り刃に
て掘り取られた農産物を後方に搬送する搬送コンベヤを
備えた自走式の農産物収穫機体と、前記搬送コンベヤに
て搬送される農産物の搬出端後方に位置して前記農産物
収穫機体に設けられ前記搬送コンベヤにて搬送された農
産物を載置する荷台と、前記農産物収穫機体に設けられ
前記荷台を、この荷台に農産物を載置するときは前記搬
送コンベヤの搬出端より低い位置に下降させ、この荷台
上から農産物を降ろして積み替えるときは前記搬送コン
ベヤの搬出端側の積み替え位置に上昇移動させる荷台昇
降手段と、を具備したものである。
【0007】そして、収穫作業をするときは、荷台昇降
手段を作動してこの荷台昇降手段にて荷台を、搬送コン
ベヤの搬出端後方でこの搬送コンベヤの搬出端より低い
位置に下降させる。そして、農産物収穫機体が走行され
ると、掘取り刃にて農産物が順次掘り取られるととも
に、これらの農産物が掘取り刃から搬送コンベヤ上に順
次搬入されてこの搬送コンベヤにて搬送される。
【0008】また、この搬送コンベヤの搬出端部に農産
物が順次搬送されると、これらの各農産物が搬送コンベ
ヤの搬出端部から荷台上に順次載置され、この荷台上に
は所定量の農産物が載置される。
【0009】つぎに、荷台上に載置された所定量の農産
物をこの荷台上から運び出して積み替えるときは、荷台
昇降手段を作動してこの荷台昇降手段にて所定量の農産
物を載置した荷台を、搬送コンベヤの搬出端側の積み替
え位置に上昇移動させる。
【0010】そして、荷台を農産物の積み替え位置に上
昇させた状態でこの荷台上から農産物が、たとえばトラ
ックの荷台上に積み替えられる。
【0011】したがって、荷台昇降手段にて荷台上に載
置された重量的に重い所定量の農産物は搬送コンベヤの
搬出端より低い位置から搬送コンベヤの搬出端側の積み
替え位置に上昇移動され、これら農産物は積み替え搬出
方向に容易に運び出し移動され、これら農産物は、たと
えばトラックの荷台上に積み替えられ、これら農産物の
積み替え作業が容易に行われる。
【0012】請求項2記載の農産物収穫機は、請求項1
記載の農産物収穫機において、荷台は、搬送コンベヤの
搬出端後方より前記搬送コンベヤの搬出端の上方に位置
する積み替え位置に上昇されるものである。
【0013】そして、所定量の農産物を載置した荷台
が、搬送コンベヤの上方の積み替え位置に上昇されるこ
とにより、この所定量の農産物を載置した荷台が農産物
収穫機体の重心側に移動され、この農産物収穫機体が転
倒することを防止される。
【0014】請求項3記載の農産物収穫機は、請求項1
または2記載の農産物収穫機において、積み替え位置に
上昇された荷台は、農産物の積み替え搬出側が低くなる
状態に傾斜されるものである。
【0015】そして、所定量の農産物は積み替え位置に
上昇された荷台の低く傾斜した積み替え搬出側からこの
傾斜に沿って容易に運び出し移動される。
【0016】請求項4記載の農産物収穫機は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の農産物収穫機において、荷台
昇降手段は、農産物収穫機体に荷台を昇降自在に設けた
リンク機構と、前記荷台を昇降させる方向に前記リンク
機構を可動させるシリンダー装置と、前記荷台を低い位
置に下降させた状態で前記リンク機構を可動不能に固定
する固定手段とを有するものである。
【0017】そして、シリンダー装置のロッドが進退さ
れることにより、リンク機構にて支えられた状態の荷台
を、搬送コンベヤの搬出端より低い位置及び搬送コンベ
ヤの搬出端の上方に位置する積み替え搬出位置に容易に
昇降される。また、荷台を、搬送コンベヤの搬出端の上
方に位置する積み替え位置に上昇させたときは、たとえ
ば、トラックの荷台の高さ位置に合わせることができ
る。
【0018】また、荷台を低い位置に下降させた状態で
このリンク機構を固定手段にて可動不能に固定すること
により、このリンク機構は低く折り畳まれた状態に固定
されるとともに、このリンク機構に荷台が固定される。
また、シリンダー装置のロッドを所定の長さだけ進出す
ることにより、リンク機構及び荷台は搬送コンベヤ側に
向かって傾斜した状態に移動され、このリンク機構及び
荷台が農産物収穫機体からこの農産物収穫機体の進行方
向に対して後方に大きく突き出ることが防止される。
【0019】請求項5記載の農産物収穫機は、請求項4
記載の農産物収穫機において、固定手段は、リンク機構
の一つのリンクに固定され少なくとも他の一つのリンク
を係合する係合体と、この係合体に他の一つのリンクを
係合した状態でこの係合体に挿通して他の一つのリンク
を固定する固定ピンとを有するものである。
【0020】そして、係合体に固定ピンを抜き差しする
ことにより、低く折り畳まれた状態のリンク機構の固定
及びこの固定の解除が簡単に行われる。
【0021】請求項6記載の農産物収穫機は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の農産物収穫機において、荷台
は、農産物の積み替え搬出方向に対して交差する方向を
軸方向として並設された複数の外周面が円形状の支持部
材を有し、これら複数の支持部材にて農産物の載置面を
形成したものである。
【0022】そして、荷台上から農産物を運び出し移動
するときは、複数の外周面が円形状の支持部材にて形成
された載置面と農産物との摩擦抵抗が少なく農産物を容
易に運び出し移動することができる。
【0023】請求項7記載の農産物収穫機は、請求項6
記載の農産物収穫機において、複数の支持部材は、それ
ぞれ回転自在に設けられているものである。
【0024】そして、荷台上から農産物を運び出し移動
するときは、複数の支持部材が回転されながら農産物が
運び出し移動され、載置面と農産物との摩擦抵抗が更に
少なく農産物を容易に運び出し移動することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の構成を
図面を参照して説明する。
【0026】1は自走式の農産物収穫機体で、この農産
物収穫機体1は、走行フレーム2と、この走行フレーム
2の下部に設けられたクローラ3と、前記走行フレーム
2の上部に設けられた機枠4と、農産物を掘り取る掘取
り刃5及びこの掘取り刃5にて掘り取られた農産物を後
方に搬送する搬送コンベヤ6と、前記走行フレーム2に
設けられ前記クローラ3及び前記搬送コンベヤ6に出力
する原動機構7とを備えている。
【0027】そして、前記走行フレーム2は、この走行
フレーム2の進行方向に対して両側端部に作業者が搭乗
するステップ8をそれぞれ有している。また、前記クロ
ーラ3は、前記走行フレーム2の進行方向の前側下部に
位置して設けられた前輪9と、前記走行フレーム2の進
行方向の後側下部に位置して設けられた後輪10と、前記
前輪9と後輪10との間に掛け回された無限軌道帯11とを
有している。
【0028】つぎに、前記搬送コンベヤ6は、前後方向
に延在したコンベヤフレーム12と、このコンベヤフレー
ム12の前端近傍部に回転自在に軸支された従動輪13と、
前記コンベヤフレーム12の後端近傍部に回転自在に軸支
された駆動輪14と、前記従動輪13と駆動輪14との間に回
行自在に掛け回された無端搬送体15と、この無端搬送体
15の搬送側の途中を支持したテンションローラ16とを有
している。
【0029】前記コンベヤフレーム12は、前記機枠4の
上部に固定された水平状部17と、この水平状部17の前端
部から前側下方に向かって傾斜して前記走行フレーム2
の前方に向かって突出されこの走行フレーム2に固定板
18にて固定された前側傾斜部19とを有している。
【0030】そして、前記従動輪13は前記前側傾斜部19
の前端近傍部に回転自在に軸支され、前記駆動輪14は前
記水平状部17の後端近傍部に回転自在に軸支され、前記
テンションローラ16は前記水平状部17の前端部に回転自
在に軸支されている。
【0031】また、前記無端搬送体15は、相対する無端
回行体と、この相対する無端回行体間に土をふるい落と
す所定の間隔をおいて回転自在に並設された複数の搬送
杆(図示せず)を有している。また、前記従動輪13の前
方に位置して前記前側傾斜部19の前端部に前記掘取り刃
5が前側下方に向かって傾斜した状態に固定されてい
る。
【0032】さらに、前記掘取り刃5の後方に位置して
前記前側傾斜部19にゲージ輪20を高さ調節自在に支持す
るゲージ輪支持機構21が設けられ、このゲージ輪支持機
構21に前記走行フレーム2の進行方向に対して両側部に
前記掘取り刃5の掘取り深さを規制する前記ゲージ輪20
がそれぞれ回転自在に軸支されている。そして、ゲージ
輪支持機構21を調節操作することにより、両側部のゲー
ジ輪20がそれぞれ高さ調節され、これらゲージ輪20にて
前記掘取り刃5の掘取り深さが規制されるようになって
いる。
【0033】22は前記搬送コンベヤ6にて搬送された農
産物を載置する荷台で、この荷台22は前記搬送コンベヤ
6にて搬送される農産物の搬出端後方に位置して前記農
産物収穫機体1の走行フレーム2に設けられている。
【0034】前記荷台22は、両側部に所定の間隔をおい
て離間して配置された前後方向に延在する固定フレーム
23と、この両側部の固定フレーム23上に農産物の積み替
え搬出方向に対して交差する方向を軸方向として、すな
わち、これら固定フレーム23と直交する方向を軸方向と
して並設され農産物を支持する複数の外周面が円形状の
支持部材24と、これら各支持部材24の両端上部にそれぞ
れ固定された前後方向に延在する支持端部材25とを有し
ている。
【0035】そして、前記荷台22は、前記両側部の固定
フレーム23と、前記複数の支持部材24と、前記両端部の
支持端部材25とにより平面視矩形状に形成されている。
【0036】前記固定フレーム23は、前記各支持部材24
の両側を固定した水平板部26と、この水平板部26の両側
下部に対向して形成された側板部27とを有し、下面を開
口して形成されている。また、前記各支持部材24及び前
記各支持端部材25は中空のパイプ部材にてそれぞれ形成
され、これら各支持部材24のうち、前記固定フレーム23
の両端上部に固定された支持部材24はストッパー部材28
として他の支持部材24より大径に形成され、この両端部
のストッパー部材28を除く他の支持部材24及び各支持端
部材25はそれぞれ略同径にて形成されている。
【0037】そして、前記固定フレーム23の両端上部
(前記走行フレーム2の進行方向の前後)に固定された
ストッパー部材28と、前記各支持部材24の両端上部(前
記走行フレーム2の進行方向の左右)にそれぞれ固定さ
れた支持端部材25とを除く、前記各支持部材24にて農産
物の載置面29が形成されている。
【0038】また、前記固定フレーム23の両端上部のス
トッパー部材28の上端面及び前記各支持部材24の両端上
部の支持端部材25の上端面は、前記載置面29より上方に
僅かに高く突出され、これらストッパー部材28及び支持
端部材25にて前記載置面29上に載置された農産物を収容
した後述するコンテナが前後方向及び左右方向のいずれ
の方向からも落下することを防止するようになってい
る。
【0039】30は前記載置面29上に載置するコンテナ
で、このコンテナ30内には前記搬送コンベヤ6にて搬送
される農産物を収容するようになっている。また、前記
載置面29上には複数個のコンテナ30がそれぞれ載置され
るようになっている。
【0040】31は前記農産物収穫機体1に設けられ前記
荷台22を、この荷台22に農産物を載置するときは前記搬
送コンベヤ6の搬出端より低い位置に下降させ、この荷
台22上から農産物を降ろして積み替えるときは前記搬送
コンベヤ6の搬出端より高い積み替え位置すなわち搬送
コンベヤ6の搬出端の上方に位置する積み替え位置に上
昇させる荷台昇降手段である。
【0041】前記走行フレーム2は、この走行フレーム
2の後端両側部に相対して立設固定された板状の支持体
32をそれぞれ有し、これら支持体32はそれぞれ側面視略
矩形状に形成されている。
【0042】つぎに、前記相対する支持体32に第1の固
定手段40がそれぞれ設けられている。前記第1の固定手
段40は、前記支持体32の一面側の後端上部に位置し、か
つ、この支持体32の一面側と離間してそれぞれ固定され
た係合体33と、これら係合体33から前記支持体32にそれ
ぞれ挿脱自在に挿通される固定ピン37と、この固定ピン
37に挿脱自在に挿通するストッパーピン39とを有してい
る。
【0043】そして、前記係合体33と前記支持体32の一
面側との間に係合凹部34がそれぞれ形成され、前記支持
体32の上端部に挿通孔35がそれぞれ形成され、前記係合
体33の上端部に前記挿通孔35に連通する連通孔36がそれ
ぞれ形成されている。そして、前記連通孔36から前記挿
通孔35に前記固定ピン37がそれぞれ挿脱自在に挿通さ
れ、この固定ピン37の先端部に形成された通孔38に前記
ストッパーピン39がそれぞれ挿脱自在に挿通されるよう
になっている。
【0044】つぎに、前記荷台昇降手段31は、前記走行
フレーム2の前記相対する支持体32に前記荷台22を昇降
自在に設けたリンク機構41と、前記荷台22を昇降させる
方向に前記リンク機構41を可動させるシリンダー装置42
と、前記荷台22を低い位置に下降させた状態で前記リン
ク機構41を可動不能に固定する固定手段としての両側の
第2の固定手段43とを有している。
【0045】前記リンク機構41は、両側に相対して配置
された前後方向に延在する第1のリンク44と、これら第
1のリンク44の両端部にそれぞれ回動自在に軸支される
両側の上下方向に延在した前後の第2のリンク45及び第
3のリンク46と、前記両側の第2のリンク45にこの第2
のリンク45の上下方向の中間部より下部に位置してそれ
ぞれ中間部が支軸47にて回動自在に軸支された両側の前
後方向に延在した第4のリンク48と、これら第4のリン
ク48の前端部に支軸49にてそれぞれ下端部が回動自在に
軸支された上下方向に延在した第5のリンク50とを有し
ている。
【0046】そして、前記両側の第1のリンク44の前端
部及び前記第2のリンク45の下端部が支軸51にて前記相
対する支持体32の前端部にそれぞれ回動自在に軸支さ
れ、前記両側の第1のリンク44の後端部に支軸52にて前
記両側の第3のリンク46の下端部がそれぞれ回動自在に
軸支されている。
【0047】また、前記両側の第3のリンク46の上端部
及び前記両側の第4のリンク48の後端部が左右方向に延
在した連動支軸53の両端部53b にそれぞれ回動自在に軸
支されている。そして、前記両側の第2のリンク45の上
下の支軸47と支軸51との間の距離に対して、前記両側の
第3のリンク46の上下端部の前記支軸52と連動支軸53と
の間の距離が長くなる位置にこれら支軸52と連動支軸53
とがそれぞれ配置されている。また、前記両側の第1の
リンク44の両端部の支軸51と支軸52との間の距離に対し
て、前記両側の第4のリンク48の中間部の支軸47と後端
部の連動支軸53との間の距離が長くなる位置にこれら支
軸47と連動支軸53とがそれぞれ配置されている。
【0048】また、前記両側の第2のリンク45の上下方
向の中間部が左右方向に延在した固定杆54の両端部にそ
れぞれ固定され、この固定杆54は前記連動支軸53に平行
に配置されている。さらに、前記両側の第5のリンク50
の上下方向の上部が左右方向に延在した連杆55の両端部
にそれぞれ固定され、この連杆55は前記固定杆54に平行
に配置されている。
【0049】そして、前記両側の第1のリンク44は前記
支軸51を中心にそれぞれ上下方向に回動自在に軸支さ
れ、前記両側の第1の固定手段40の係合凹部34内にそれ
ぞれ係脱自在に係合され、これら係合凹部34内に係合さ
れたときは前記固定ピン37にてそれぞれ固定されるよう
になっている。
【0050】また、前記両側の第2のリンク45の上端部
が前記荷台22の両側の固定フレーム23の側板部27の後端
部間に挿入された状態で、この両側の第2のリンク45の
上端部に支軸56にて前記両側の固定フレーム23の側板部
27がそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0051】また、前記両側の第5のリンク50は前記両
側の第2のリンク45と略平行に配置され、かつ、この両
側の第5のリンク50の上端部が前記荷台22の両側の固定
フレーム23の側板部27の後端部間に挿入された状態で、
この両側の第5のリンク50の上端部に支軸57にて前記両
側の固定フレーム23の側板部27がそれぞれ回動自在に軸
支されている。
【0052】そして、前記リンク機構41が可動されるこ
とにより、すなわち、前記両側の第1のリンク44が前記
両側の第1の固定手段40にて固定された状態で、この両
側の第1のリンク44に向かって前記両側の第2のリンク
45と、前記両側の第3のリンク46と、前記両側の第4の
リンク48と、前記両側の第5のリンク50とがそれぞれ可
動してすなわち下降回動することにより、前記リンク機
構41が低く折り畳まれるようになっている。
【0053】また、前記リンク機構41が低く折り畳まれ
ることにより、このリンク機構41にて前記荷台22は前記
搬送コンベヤ6の搬出端より低い位置に下降され、か
つ、この荷台22の載置面29は前記搬送コンベヤ6の搬出
端側が低くなる状態に傾斜されるようになっている。そ
して、この荷台22の載置面29上に載置するコンテナ30は
前記搬送コンベヤ6の搬出端側が低くなる状態に傾斜さ
れ、このコンテナ30内に農産物が容易に収納されるよう
になっている。
【0054】また、前記リンク機構41は、前記両側の第
1のリンク44が前記両側の第1の固定手段40にて固定さ
れた状態で、この両側の第1のリンク44から離間する方
向に前記両側の第2のリンク45と、前記両側の第3のリ
ンク46と、前記両側の第4のリンク48と、前記両側の第
5のリンク50とがそれぞれ可動してすなわち上昇回動す
ることにより、前記リンク機構41が上方に向かって伸長
され、このリンク機構41にて前記荷台22は前記搬送コン
ベヤ6の搬出端後方の低い位置より前記搬送コンベヤ6
の搬出端側の積み替え位置としての前記搬送コンベヤ6
の搬出端の上方に位置する積み替え位置に上昇移動され
るようになっている。
【0055】そして、前記積み替え位置に上昇された前
記荷台22の載置面29は、前記リンク機構41にて農産物の
積み替え搬出側すなわち後端側が低くなる状態に傾斜さ
れるようになっている。また、この荷台22の載置面29が
農産物の積み替え搬出側が低くなる状態に傾斜されるこ
とにより、この載置面29上に載置されたコンテナ30は載
置面29上から容易に搬出されるようになっている。
【0056】つぎに、前記リンク機構41を可動させるシ
リンダー装置42は、前記両側の第3のリンク46の内側に
位置して前記走行フレーム2の後端両側にそれぞれ配置
され、これらシリンダー装置42の本体58の下端部が前記
走行フレーム2の後端部の両側に固定されたブラケット
59に支軸60にてそれぞれ回動自在に軸支されている。ま
た、前記両側のシリンダー装置42のロッド61の先端部が
前記固定杆54の両側に固定されたブラケット62に支軸63
にてそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0057】そして、前記両側のシリンダー装置42のロ
ッド61が本体58に対して進退させることにより、前記荷
台22を昇降させる方向に前記リンク機構41を可動させる
ようになっている。
【0058】つぎに、前記荷台22を低い位置に下降させ
た状態で前記リンク機構41を可動不能に固定する固定手
段としての両側の第2の固定手段43は、前記リンク機構
41の一つのリンクである前記両側の第2のリンク45にこ
れら第2のリンク45の上下方向の略中間部にそれぞれ固
定された係合体64と、これら係合体64にそれぞれ挿脱自
在に挿通される固定ピン65とを有している。
【0059】前記両側の係合体64は、後方に向かって相
対して突出されて係合突片66をそれぞれ有し、この相対
する係合突片66間に前記リンク機構41の少なくとも他の
一つのリンクである前記両側の第3のリンク46をそれぞ
れ係合する係合凹部67が形成され、この相対する係合突
片66の先端部に前記両側の係合凹部67内に前記両側の第
3のリンク46をそれぞれ係合した状態で前記固定ピン65
をそれぞれ挿脱自在に挿通するピン挿通孔68が相対して
連通して形成されている。
【0060】前記両側の固定ピン65は、先端部に通孔69
をそれぞれ有し、これら通孔69にストッパーピン70がそ
れぞれ挿脱自在に挿通されるようになっている。前記両
側の固定ピン65は、両側の第2の固定手段43の一つとし
て前記第1の固定手段40の固定ピン37とは別に設ける実
施の形態で説明したが、これら両側の固定ピン65は、前
記第1の固定手段40の固定ピン37と兼用のものとしても
よい。したがって、固定ピン37または固定ピン65のいず
れかの一つを第1の固定手段40と第2の固定手段43の一
つとしてもよい。
【0061】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0062】収穫作業をするときは、リンク機構41の両
側の第1のリンク44が第1の固定手段40にてそれぞれ固
定された状態で、荷台昇降手段31の両側のシリンダー装
置42を作動して本体58に対してロッド61をそれぞれ同時
同速で後退させると、これらロッド61にてリンク機構41
の各リンク45,46,48,50が第1のリンク44に向かって
可動すなわち下降回動され、このリンク機構41が低く折
り畳まれる。
【0063】そして、このリンク機構41にて支えられた
状態の荷台22が搬送コンベヤ6の搬出端後方でこの搬送
コンベヤ6の搬出端より低い位置の走行フレーム2の後
端上部に下降されるとともに、この荷台22の載置面29は
搬送コンベヤ6の搬出端側が低くなる状態に傾斜され
る。
【0064】また、荷台22の載置面29上に農産物を収納
する複数のコンテナ30をそれぞれ載置すると、これらの
コンテナ30は載置面29を形成した複数の外周面が円形状
の形の支持部材24にて支持される。そして、各コンテナ
30は搬送コンベヤ6の搬出端側が低くなり、この各コン
テナ30内に農産物が容易に収納される状態に傾斜され
る。
【0065】つぎに、農産物収穫機体1が走行される
と、掘取り刃5にて農産物が順次掘り取られるととも
に、これらの農産物が掘取り刃5から搬送コンベヤ6の
無端搬送体15上に順次搬入されてこの無端搬送体15にて
後方に向かって搬送される。このとき、無端搬送体15上
に搬入された土は、この無端搬送体15の複数の搬送杆の
間からふるい落とされる。
【0066】また、この搬送コンベヤ6の無端搬送体15
の搬出端部に農産物が順次搬送されると、これらの各農
産物が無端搬送体15の搬出端部において走行フレーム2
のステップ8上の作業者によって選別され、収穫する農
産物は荷台22上の各コンテナ30内に順次載置収容され、
この荷台22上の各コンテナ30内には所定量の農産物が載
置収容される。また、必要としない農産物及びふるい落
とされなかった土はそのまま無端搬送体15の搬出端部か
ら圃場に落下される。
【0067】つぎに、荷台22上の各コンテナ30内に収容
された所定量の農産物をこの荷台22上から運び出して積
み替えるときは、荷台昇降手段31の両側のシリンダー装
置42を作動して本体58に対してロッド61をそれぞれ同時
同速で進出させると、これらロッド61にてリンク機構41
の各リンク45,46,48,50が第1のリンク44から上方に
向かってそれぞれ可動してすなわち上昇回動されること
により、リンク機構41が上方に向かって伸長される。
【0068】そして、このリンク機構41にて荷台22すな
わち荷台22上の所定量の農産物を収容したコンテナ30が
搬送コンベヤ6の搬出端後方の低い位置より搬送コンベ
ヤ6の搬出端側の積み替え位置としての搬送コンベヤ6
の搬出端の上方に位置する積み替え位置に上昇移動され
る。すなわち、荷台22上の所定量の農産物を収容した各
コンテナ30は、農産物を運搬するトラックの荷台に対向
する積み替え位置に上昇移動される。
【0069】また、前記積み替え位置に上昇された荷台
22の載置面29は、リンク機構41にて農産物の積み替え搬
出側すなわち後端側が低くなる状態に傾斜されるととも
に、この載置面29上の所定量の農産物を収容した各コン
テナ30が農産物の積み替え搬出側が低くなる状態に傾斜
される。
【0070】また、荷台22すなわち荷台22上の載置面29
上の所定量の農産物を収容した各コンテナ30が積み替え
位置に上昇されるとき、この各コンテナ30が全体として
前後左右が荷台22の前後のストッパー部材28及び左右の
支持端部材25にて支持されていることにより、所定量の
農産物を収容した各コンテナ30が落下することを防止さ
れ、安定した状態で積み替え位置に上昇される。
【0071】そして、荷台22すなわち荷台22の載置面29
上の所定量の農産物を収容した各コンテナ30が、搬送コ
ンベヤ6の搬出端の上方に位置する積み替え位置に上昇
移動されることにより、この所定量の農産物を収容した
各コンテナ30を載置した荷台22が農産物収穫機体1の重
心側すなわちクローラ3の後輪10側に移動され、この農
産物収穫機体1が転倒することを防止される。
【0072】また、積み替え位置に上昇された各コンテ
ナ30を載置した荷台22は、農産物の積み替え搬出側が低
くなる状態に傾斜されることにより、所定量の農産物を
収容した各コンテナ30の搬出側を荷台22の低く傾斜した
積み替え搬出側のストッパー部材28上にそれぞれ持上げ
るとともに、この各コンテナ30はストッパー部材28を乗
り越えて荷台22の載置面29の傾斜に沿って容易に運び出
し移動される。
【0073】このとき、載置面29は、農産物の積み替え
搬出方向に対して交差する方向を軸方向として並設され
た複数の外周面が円形状の支持部材24にて形成されてい
ることにより、荷台22載置面29上から所定量の農産物を
収容した各コンテナ30を運び出し移動するときは、複数
の外周面が円形状の支持部材24にて形成された載置面29
とコンテナ30の底面との摩擦抵抗が少なく各コンテナ30
が容易に運び出し移動される。
【0074】そして、荷台22すなわち荷台22の載置面29
上の所定量の農産物を収容した各コンテナ30を積み替え
位置に上昇させた状態で、この荷台22上から所定量の農
産物を収容した各コンテナ30がトラックの荷台上に簡単
に積み替えられる。
【0075】したがって、荷台昇降手段31にて荷台22上
に載置された重量的に重い所定量の農産物を収容した各
コンテナ30は搬送コンベヤ6の搬出端より低い位置から
搬送コンベヤ6の搬出端側の積み替え位置としての搬送
コンベヤ6の搬出端の上方に位置する積み替え位置に簡
単に上昇移動され、これら農産物を収容した各コンテナ
30は積み替え位置から搬出方向に容易に運び出し移動さ
れ、これらコンテナ30は、トラックの荷台上に簡単に積
み替えられ、これら農産物の積み替え作業が容易に行わ
れる。
【0076】つぎに、収穫作業を行なわないときは、荷
台昇降手段31の両側のシリンダー装置42を作動して本体
58に対してロッド61をそれぞれ同時同速で後退させる
と、これらロッド61にてリンク機構41が低く折り畳ま
れ、このリンク機構41にて支えられた状態の荷台22が搬
送コンベヤ6の搬出端後方でこの搬送コンベヤ6の搬出
端より低い位置の走行フレーム2の後端上部に下降され
るとともに、この荷台22の載置面29は搬送コンベヤ6の
搬出端側が低くなる状態に傾斜される。
【0077】また、リンク機構41が低く折り畳まれるこ
とにより、リンク機構41の両側の第2のリンク45に固定
された第2の固定手段43の係合凹部67内に両側の第3の
リンク46がそれぞれ係合される。そして、両側の第2の
固定手段43の相対する係合突片66の先端部のピン挿通孔
68に固定ピン65をそれぞれ挿通し、これら固定ピン65の
先端部の通孔69にストッパーピン70をそれぞれ挿通する
ことにより、両側の第2の固定手段43にてリンク機構41
が低く折り畳まれた状態で可動不能に固定されるととも
に、このリンク機構41にて荷台22が固定される。
【0078】つぎに、可動不能に固定されたリンク機構
41及び荷台22を走行フレーム2の後端上方に傾斜させた
状態に折り畳むときは、第1の固定手段40の係合体33か
ら固定ピン37を引き抜くことにより、リンク機構41の第
1のリンク44の固定が解除される。
【0079】そして、荷台昇降手段31の両側のシリンダ
ー装置42を作動して本体58に対してロッド61を同時同速
で所定の長さだけ進出させることにより、これらのロッ
ド61にてリンク機構41及び荷台22が両側の第1及び第2
のリンク44,45の端部を軸支した支軸51を中心として搬
送コンベヤ6の搬出端側の前方に向って回動され、この
リンク機構41及び荷台22が走行フレーム2の後端上方に
傾斜させた状態に折り畳み移動される。
【0080】なお、第1の固定手段40により第1のリン
ク44の固定及びこの固定の解除は固定ピン37を抜き差し
することにより簡単に行われ、また、第2の固定手段43
により第2のリンク45と第3のリンク46との固定及びこ
の固定の解除は固定ピン65を抜き差しすることにより簡
単に行われる。
【0081】したがって、このリンク機構41及び荷台22
が農産物収穫機体1からこの農産物収穫機体1の進行方
向に対して後方に大きく突き出ることが防止される。そ
して、農産物収穫機体1の前後の長さが短くなり、走行
移動が容易で交通障害の問題を解消できる。
【0082】つぎに、前記実施の形態では、荷台22の載
置面29は両側の固定フレーム23に固定した複数の外周面
が円形状の支持部材24を並設して形成する場合について
説明したが、これに限らず、荷台22の載置面29は複数の
外周面が円形状の支持部材24を回転自在に並設して形成
するようにしてもよい。
【0083】この場合は、たとえば、図11に示すよう
に、両側の固定フレーム23に所定の間隔をおいてこれら
固定フレーム23に直交する方向に延在する複数の支持杆
71をそれぞれ水平状に突設し、これら複数の支持杆71の
先端部に前記両側の固定フレーム23と平行に支持部材支
持フレーム72をそれぞれ固定し、この両側の支持部材支
持フレーム72間に農産物の積み替え搬出方向に対して交
差する方向を軸方向として複数の外周面が円形状の支持
部材24を回転自在に並設し、これら複数の外周面が円形
状の支持部材24にて荷台22の載置面29を形成する。これ
ら複数の外周面が円形状の支持部材24は回転自在のロー
ラにて形成する。
【0084】このように構成することにより、荷台22の
載置面29上から所定量の農産物を収容したコンテナ30を
運び出し移動するときは、複数の支持部材24が回転され
ながらコンテナ30がスムーズに運び出し移動され、載置
面29と所定量の農産物を収容したコンテナ30の底面との
摩擦抵抗が更に少なく所定量の農産物を収容したコンテ
ナ30を容易に運び出し移動することができる。
【0085】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、収穫作業をす
るときは、荷台昇降手段にて荷台を搬送コンベヤの搬出
端後方でこの搬送コンベヤの搬出端より低い位置に下降
させることにより、搬送コンベヤにて搬送される農産物
を荷台上に容易に載置することができる。
【0086】また、荷台上に載置された所定量の農産物
をこの荷台上から運び出して積み替えるときは、荷台昇
降手段にて所定量の農産物を載置した荷台を搬送コンベ
ヤの搬出端側の積み替え位置に上昇移動させることによ
り、荷台上から農産物を運び出して容易に積み替えるこ
とができる。
【0087】したがって、荷台上に載置された重量的に
重い所定量の農産物の運び出し移動及びこれら農産物の
積み替え作業が容易な農産物収穫機を提供できる。
【0088】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、重量的に重い所定量の農産物を載置した
荷台を搬送コンベヤの搬出端の上方に位置する積み替え
位置に上昇することにより、この重量的に重い所定量の
農産物を載置した荷台が農産物収穫機体の重心側に移動
され、この農産物収穫機体が転倒することを防止でき
る。
【0089】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、積み替え位置に上昇された重量
的に重い所定量の農産物を載置した荷台を、農産物の積
み替え搬出側が低くなる状態に傾斜させることにより、
この荷台の傾斜に沿って農産物を容易に運び出し移動で
き、荷役作業が容易である。
【0090】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの発明の効果に加え、シリンダー装置にてリ
ンク機構に支えられた状態の荷台を搬送コンベヤの搬出
端より低い位置及び搬送コンベヤの搬出端側の積み替え
位置のそれぞれに容易に昇降移動でき、荷台を、搬送コ
ンベヤの搬出端より上方の積み替え位置に上昇させたと
きは、たとえば、トラックの荷台の高さ位置に合わせる
ことができ、荷台上から重量的に重い所定量の農産物を
運び出してトラックの荷台に容易に積み替えることがで
きる。
【0091】また、シリンダー装置にて荷台を低い位置
に下降させた状態でこのリンク機構を固定手段にて可動
不能に固定することにより、このリンク機構は低く折り
畳まれた状態に固定でき、シリンダー装置のロッドを所
定の長さだけ進出することにより、リンク機構及び荷台
を搬送コンベヤ側に向かって傾斜した状態に移動でき、
このリンク機構及び荷台を走行機体から後方に大きく突
き出ることを防止でき、走行機体の前後方向の長さを短
くすることができる。
【0092】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
の効果に加え、係合体に固定ピンを抜き差しすることに
より、低く折り畳まれた状態のリンク機構の固定及びこ
の固定の解除を簡単に行なうことができ、固定手段の構
成も簡単で、取り扱い操作も容易である。
【0093】請求項6の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの発明の効果に加え、荷台上から重量的に重
い所定量の農産物を運び出し移動するときは、複数の外
周面が円形状の支持部材にて形成された載置面と農産物
との摩擦抵抗が少なく重量的に重い農産物を容易に運び
出し移動することができる。
【0094】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
の効果に加え、荷台上から重量的に重い所定量の農産物
を運び出し移動するときは、複数の外周面が円形状の支
持部材が回転されながら重量的に重い所定量の農産物を
スムーズに運び出し移動でき、これら農産物を更に容易
に運び出し移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す農産物収穫機の側
面図である。
【図2】同上荷台昇降手段を示す拡大側面図である。
【図3】同上農産物収穫機の背面図である。
【図4】同上リンク機構の固定手段を示す拡大斜視図で
ある。
【図5】同上荷台を支えたリンク機構の一部の拡大斜視
図である。
【図6】同上シリンダー装置のロッドの連結部を示す拡
大背面図である。
【図7】同上シリンダー装置の本体の連結部を示す拡大
背面図である。
【図8】同上荷台支持部を示す拡大背面図である。
【図9】同上リンク機構を低く折り畳んだ状態を示す拡
大側面図である。
【図10】同上リンク機構を低く折り畳んだ状態で前側
に倒した状態を示す拡大側面図である。
【図11】他の実施の形態を示す荷台の一部の拡大斜視
図である。
【符号の説明】
1 農産物収穫機体 5 掘取り刃 6 搬送コンベヤ 22 荷台 24 支持部材 29 載置面 31 荷台昇降手段 41 リンク機構 42 シリンダー装置 43 固定手段 64 係合体 65 固定ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60P 1/02 B60P 1/02 Z (72)発明者 宮本 敏明 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 (72)発明者 山浦 淳一 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 Fターム(参考) 2B072 AA01 AA02 EA08 EA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物を掘り取る掘取り刃及びこの掘取
    り刃にて掘り取られた農産物を後方に搬送する搬送コン
    ベヤを備えた自走式の農産物収穫機体と、 前記搬送コンベヤにて搬送される農産物の搬出端後方に
    位置して前記農産物収穫機体に設けられ前記搬送コンベ
    ヤにて搬送された農産物を載置する荷台と、 前記農産物収穫機体に設けられ前記荷台を、この荷台に
    農産物を載置するときは前記搬送コンベヤの搬出端より
    低い位置に下降させ、この荷台上から農産物を降ろして
    積み替えるときは前記搬送コンベヤの搬出端側の積み替
    え位置に上昇移動させる荷台昇降手段と、 を具備したことを特徴とする農産物収穫機。
  2. 【請求項2】 荷台は、搬送コンベヤの搬出端後方より
    前記搬送コンベヤの搬出端の上方に位置する積み替え位
    置に上昇されることを特徴とする請求項1記載の農産物
    収穫機。
  3. 【請求項3】 積み替え位置に上昇された荷台は、農産
    物の積み替え搬出側が低くなる状態に傾斜されることを
    特徴とする請求項1または2記載の農産物収穫機。
  4. 【請求項4】 荷台昇降手段は、農産物収穫機体に荷台
    を昇降自在に設けたリンク機構と、前記荷台を昇降させ
    る方向に前記リンク機構を可動させるシリンダー装置
    と、前記荷台を低い位置に下降させた状態で前記リンク
    機構を可動不能に固定する固定手段とを有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の農産物収穫
    機。
  5. 【請求項5】 固定手段は、リンク機構の一つのリンク
    に固定され少なくとも他の一つのリンクを係合する係合
    体と、この係合体に他の一つのリンクを係合した状態で
    この係合体に挿通して他の一つのリンクを固定する固定
    ピンとを有することを特徴とする請求項4記載の農産物
    収穫機。
  6. 【請求項6】 荷台は、農産物の積み替え搬出方向に対
    して交差する方向を軸方向として並設された複数の外周
    面が円形状の支持部材を有し、これら複数の支持部材に
    て農産物の載置面を形成したことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の農産物収穫機。
  7. 【請求項7】 複数の支持部材は、それぞれ回転自在に
    設けられていることを特徴とする請求項6記載の農産物
    収穫機。
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