JP2000115966A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents
ワイヤハーネス用クランプInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/82—Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
容易にするクランプを提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネスに固定される固定部12
と、車体パネルに穿設された係止孔に係止するクリップ
部13とからなり、該クリップ部13は固定部12から
突設された軸部13aと、その先端の両側から折り返し
て延出した片持ち梁状の一対の係止羽根13bとを備
え、該係止羽根13bの端部には上記係止孔に係合する
係止段部13dを形成した樹脂成形品からなるクランプ
において、上記係止羽根13bの付け根部を他の部分よ
り細くして分断部13fを形成している。
Description
ランプに関し、詳しくは、自動車の解体時にクランプを
分断してワイヤハーネスを車体から容易に取り外し可能
とするものである。
を固定するためのクランプ1は、図8(A)(B)に示
すように、ワイヤハーネスの外周に取り付けられる固定
部2と、車体パネルの取付孔に差し込み係止されるクリ
ップ部3を合成樹脂にて一体的に形成したものであっ
た。
いても材料の分別廃棄やリサイクルの必要性が高まって
おり、上記クランプについても、ワイヤハーネスを確実
に車体パネルに固定できるだけでなく、必要に応じて、
車体パネルから容易に取り外してリサイクルできるよう
にすることが要望されている。しかしながら、上記した
一般的なクランプ1では、固定部2とクリップ部3が一
体的に構成されると共に、クリップ部3は取付孔Hに一
旦係合すると容易に抜けない構造となっているため、解
体時のワイヤハーネスの取り外し作業を困難なものとし
ていた。
可能な構造とすることが望まれる。これには、先ず、ク
ランプの材料を強度の低いものにすることが考えられる
が、自動車用のクランプは、使用条件の関係上、耐熱
性、耐油性が要求されるため、これらの条件を満足しな
ければならず、希望する特性を備えた材料への変更は容
易ではない。
くして係止力を低下させることが考えられるが、板厚は
曲げ強度に対して3乗で影響することが知られている。
そのため、板厚の僅かな寸法交差によっても係止力が大
きく変動するため、板厚は薄くするよりは厚くして係止
力が寸法交差に影響されないようにすることが好まし
い。 しかしながら、 板厚を大とすると、 板厚は係止力に
対して3乗で影響するため、係止力が強くなり、上記リ
サイクル時の要求に応えられない。
幅寸法は係止力に対して1乗の影響しか与えないため、
幅方向の寸法を変更して係止力を低下させる方が、係止
力にバラツキを発生させない。よって、係止羽根全体を
幅狭にして解体時に分断し易くすることが考えられる
が、係止羽根は車体パネルの取付孔の周縁にクランプを
揺動することなく安定的に係止する機能が必要なため、
係止羽根を幅狭とすることは取付孔の周縁部との接触面
積が少なくなりクランプの係止安定性が低下することと
なる。
クランプの取り外し時に係止羽根を閉じる方向に操作可
能としたものが記載され、特開平9−23542号公報
にはスペーサーを用いて係止羽根を反転させて外すよう
にしたものが記載されているが、いずれも構造が複雑化
する欠点を有していた。
ので、解体時に一定の引っ張り力が作用した場合、容易
に係止羽根が分断可能な構造とすることで、車体パネル
からのワイヤハーネスの取り外し作業性を向上させるこ
とを課題としている。
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスに固定され
る固定部と、車体に穿設された係止孔に係止するクリッ
プ部とからなり、該クリップ部は固定部から突設された
軸部と、その先端の両側から折り返して延出した片持ち
梁状の一対の係止羽根とを備え、該係止羽根の端部に上
記係止孔に係合する係止段部を有する樹脂成形品からな
るクランプにおいて、上記係止羽根の付け根部を他の部
分より細くして分断部を形成していることを特徴とする
ワイヤハーネス用クランプを提供している。
向両側面を切り欠いて凹設し、あるいは係止羽根の付け
根部の幅方向の中央部に穴を設けて形成している。上記
幅方向の両側面の切欠は方形としても良いし、係止羽根
の両側に傾斜させた切欠を設けてもよい。上記方形の切
欠を設ける場合は、係止羽根の付け部から係止羽根先端
までの係止羽根の長さに対して、係止羽根の付け根から
10%〜50%の長さで切り込みを設けることが好まし
い。また、係止羽根の付け根部の両側に方形の切欠を設
けて形成する分断部の幅は、係止羽根の全幅の60%〜
40%にすることが好ましい。
ける場合は、幅方向の両側の付け根部の切り込み量を最
大として、先端に向かって漸次切り込み幅を浅くしてい
る。さらに、上記のように、係止羽根の付け根部の幅方
向の中央部に穴を設けても良く、穴の四角穴、楕円穴等
形状は限定されない。
ネルの係止孔に係止される係止段部が形成された部分
は、従来の係止羽根と同様の幅寸法を確保できるため、
係止孔の周縁に広範囲にわたって係止段部を係止状態で
接触させることができ、よってクランプは、ぐらつくこ
となく安定的にクランプとしての機能を発揮することが
できる。一方、ワイヤハーネスの解体時には、係止羽根
の付け根部に分断部が形成されているため、ワイヤハー
ネスを引き離す方向に引っ張ることで、係止羽根は、他
の部分より弱くなっている分断部から分断される。この
ため、係止羽根の先端部を除いてワイヤハーネスをクラ
ンプと共に車体パネルから容易に取り外すことができ、
リサイクルのための解体作業推進に貢献することができ
る。
参照して説明する。図1乃至図5は、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプの第1実施形態を示し、クランプ11
は合成樹脂製よりなり、ワイヤハーネスW/Hの外周に
取り付けられる固定部12と、該固定部12に一体突設
され、車体パネルPの係止孔Hに差し込み固定されるク
リップ部13とからなっている。なお、実施形態のクラ
ンプでは、固定部12としてはワイヤハーネスW/Hの
外周にテープTにて巻き付け固定される基板タイプのも
のであるが、バンドにて締め付け固定するバンドタイプ
の固定部としてもよい。
に、固定部12の略中央から上方へ突設した軸部13a
と、該軸部13aの先端より両側に折り返し状で、かつ
広がり方向に延出した一対の片持ち梁状の係止羽根13
bと、該係止羽根13bとは交差する方向に軸部13a
の側部から突出する傘状の一対のガイド部13cを備え
ている。本実施形態においては、両側のガイド部13c
の間に軸部13aが一体的に挟持された状態となってい
る。上記係止羽根13bの端部外面には上記車体パネル
Pの係止孔Hの内周に対し、係止羽根13bが閉じ方向
に撓んだ状態で弾性的に係止する係止段部13dを設け
ている。
は、両側部に方形の切欠13eを設けて他の部分より細
くした分断部13fを形成している。該分断部13f
は、固定部12をワイヤハーネスW/Hと共に取り外し
方向に引っ張った場合、係止羽根13bが分断部13f
から分断される程度に強度を弱めるためのものである。
本実施形態では、係止羽根13bの幅W1に対して、分
断部13fの幅W2を1/2としている。また、この分
断部13fの長さL2は、付け根先端(軸部との連続位
置)から係止羽根先端までの長さL1の40%としてい
る。なお、この分断部の幅W2と長さL1は限定されな
いが、例えば、従来の係止力が15kgf〜30kgfとする
と、11kgf〜20kgfに低下させるように設定してい
る。
体パネルPの係止孔Hの内径に対応させており、係止孔
Hへ挿入された状態においてクランプ11を定位置に位
置決めするようにしている。
示すように、固定部12をワイヤハーネスW/Hに対し
テープTにて固定する。次いで、図4に示すように、ク
リップ部13を車体パネルPの係止孔Hに挿入すると、
係止羽根13bが撓んで係止段部13dが係止孔Hの口
縁部に係止することでクランプ11を介してワイヤハー
ネスW/Hが車体パネルPに取り付けられる。
ネスW/Hを車体パネルPから取り外すには、クランプ
11にて取り付けられた部分のワイヤハーネスW/Hを
瞬発的に引っ張ることで、図5に示すように、強度の弱
められた分断部13fで係止羽根13bが分断される。
このようにして、ワイヤハーネスW/Hは、係止羽根1
3bの先端一部を残してクランプ11と共に車体パネル
Pから外されてリサイクルに供される。
に示す第2実施形態のように、係止羽根13bの幅方向
の両側の切り込みを傾斜状として、付け根部より先端に
かけて設けてもよい。即ち、付け根部の幅両側を最も深
い切り込み量として、該付け根部の切り込みを起点とし
て係止羽根の先端に向かって、切り込み量が漸次浅くな
る切欠13eを設けている。
に、係止羽根13bの付け根部側の幅方向の中央部に穴
13gをあけて、穴13gの両側に細幅部を設け、この
両側の細幅部を分断部13f−1、13f−2としても
よい。
によれば、車両解体時にワイヤハーネスに瞬発的な引き
離し方向の引っ張り力を作用させることで、クランプと
共にワイヤハーネスを車体パネルから容易に取り外すこ
とができる。よって、自動車部品の材料の分別廃棄やリ
サイクルに貢献することができる。
て取り除く時に、最も応力が集中する係止羽根の付け根
部に分断部を設けているため、クランプを分断しやす
い。さらに、クランプの係止羽根に、幅方向の切欠ある
いは穴を設けて細幅な分断部を設けているため、板厚を
薄くして係止力を低下させる場合と比較して、係止力を
バラツキを少なくして設定することができ、係止力を低
下させながらも、クランプの信頼感を高めることができ
る。
ランプを示す斜視図である。
を示す図である。
る。
斜視図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスに固定される固定部と、
車体に穿設された係止孔に係止するクリップ部とからな
り、該クリップ部は固定部から突設された軸部と、その
先端の両側から折り返して延出した片持ち梁状の一対の
係止羽根とを備え、該係止羽根の端部に上記係止孔に係
合する係止段部を有する樹脂成形品からなるクランプに
おいて、 上記係止羽根の付け根部を他の部分より細くして分断部
を形成していることを特徴とするワイヤハーネス用クラ
ンプ。 - 【請求項2】 上記分断部は、係止羽根の付け根部の幅
方向両側面を切り欠いて凹設し、あるいは係止羽根の付
け根部の幅方向の中央部に穴を設けて形成している請求
項1に記載のワイヤハーネス用クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28378898A JP3823563B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | ワイヤハーネス用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28378898A JP3823563B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | ワイヤハーネス用クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115966A true JP2000115966A (ja) | 2000-04-21 |
JP3823563B2 JP3823563B2 (ja) | 2006-09-20 |
Family
ID=17670156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28378898A Expired - Fee Related JP3823563B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | ワイヤハーネス用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3823563B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005518A1 (en) * | 2001-07-05 | 2003-01-16 | Yazaki Corporation | Wiring harness clamp |
WO2003033309A1 (fr) * | 2001-10-16 | 2003-04-24 | Yazaki Corporation | Dispositif de fixation pour faisceau de cables |
US7036779B2 (en) * | 2003-07-24 | 2006-05-02 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Locking structure for a clamp |
JP2013240163A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネス固定具 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP28378898A patent/JP3823563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003005518A1 (en) * | 2001-07-05 | 2003-01-16 | Yazaki Corporation | Wiring harness clamp |
US7019215B2 (en) * | 2001-07-05 | 2006-03-28 | Yazaki Corporation | Wiring harness clamp |
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JP2013240163A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネス固定具 |
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---|---|
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