JP2000115935A - 小口径組立マンホール及びその施工方法 - Google Patents
小口径組立マンホール及びその施工方法Info
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- JP2000115935A JP2000115935A JP27712898A JP27712898A JP2000115935A JP 2000115935 A JP2000115935 A JP 2000115935A JP 27712898 A JP27712898 A JP 27712898A JP 27712898 A JP27712898 A JP 27712898A JP 2000115935 A JP2000115935 A JP 2000115935A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マンホールの防護蓋等が沈下することを防止す
ると共に、施工作業を容易にすることを目的とする人が
出入り出来ないような内径を持った小口径組立マンホー
ルの施工方法。 【解決手段】上部に受皿状の管取付壁8を有しかつ側壁
に複数のソケット10,11を有する底部ブロック3を
地中に掘削した溝の底部に設置し、管状の直壁ブロック
4の下端部を前記底部ブロック3の管取付壁8内に嵌入
し、下部に管取付壁8を有する上部ブロック5の該管取
付壁8内に直壁ブロック4の上端部を嵌入し、上部ブロ
ック5上に調整リング6及び蓋受枠7を順に載置して相
互に連結して組立構成する小口径組立マンホールの施工
方法である。
ると共に、施工作業を容易にすることを目的とする人が
出入り出来ないような内径を持った小口径組立マンホー
ルの施工方法。 【解決手段】上部に受皿状の管取付壁8を有しかつ側壁
に複数のソケット10,11を有する底部ブロック3を
地中に掘削した溝の底部に設置し、管状の直壁ブロック
4の下端部を前記底部ブロック3の管取付壁8内に嵌入
し、下部に管取付壁8を有する上部ブロック5の該管取
付壁8内に直壁ブロック4の上端部を嵌入し、上部ブロ
ック5上に調整リング6及び蓋受枠7を順に載置して相
互に連結して組立構成する小口径組立マンホールの施工
方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人が出入り出来ない
ような約300mmの内径を持った小口径の組立マンホ
ールとその施工方法に係り、特にコンクリート製の小口
径直壁ブロックを用いて強固な組立マンホールを簡単に
組立構成することが出来る小口径組立マンホール及びそ
の施工方法に関するものである。
ような約300mmの内径を持った小口径の組立マンホ
ールとその施工方法に係り、特にコンクリート製の小口
径直壁ブロックを用いて強固な組立マンホールを簡単に
組立構成することが出来る小口径組立マンホール及びそ
の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の小口径組立マンホール
は、例えば図11及び図12に示す如く、内径が300
mmの塩化ビニール製立管(以下単に塩ビ立管という)
51と、塩化ビニール製インバート52とを使用し、前
記塩ビ立管51の下部のスカート部51aを塩化ビニー
ル製インバート52の上部に被覆嵌合することによっ
て、塩ビ立管51と塩化ビニール製インバート52とを
相互に連結して構成していた。
は、例えば図11及び図12に示す如く、内径が300
mmの塩化ビニール製立管(以下単に塩ビ立管という)
51と、塩化ビニール製インバート52とを使用し、前
記塩ビ立管51の下部のスカート部51aを塩化ビニー
ル製インバート52の上部に被覆嵌合することによっ
て、塩ビ立管51と塩化ビニール製インバート52とを
相互に連結して構成していた。
【0003】また、従来の前述の小口径組立マンホール
の上部は、塩ビ立管51の上部開口部に塩化ビニール製
の密閉式内蓋53を被蓋し、かつ塩ビ立管51の上部の
周りは埋め戻された土砂の上に該塩ビ立管51の外径よ
りも大きな内径を持ったコンクリート製リング54を設
置し、このリング54の上に蓋受枠55を取付け、かつ
該蓋受枠55上に防護蓋56を被蓋して構成していた。
の上部は、塩ビ立管51の上部開口部に塩化ビニール製
の密閉式内蓋53を被蓋し、かつ塩ビ立管51の上部の
周りは埋め戻された土砂の上に該塩ビ立管51の外径よ
りも大きな内径を持ったコンクリート製リング54を設
置し、このリング54の上に蓋受枠55を取付け、かつ
該蓋受枠55上に防護蓋56を被蓋して構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の従来の
小口径組立マンホールは、塩ビ立管51、インバート5
2等のプラスチック部材より構成していたので、軽量で
あり取り扱い易い等の特長はあったが、その反面で次の
ような問題があった。
小口径組立マンホールは、塩ビ立管51、インバート5
2等のプラスチック部材より構成していたので、軽量で
あり取り扱い易い等の特長はあったが、その反面で次の
ような問題があった。
【0005】即ち、塩ビ立管51が施工時に不安定であ
り、傾いたり、転倒し易い等の問題があった。かつ、塩
ビ立管51の上部とリング54或いは蓋受枠55とは相
互に直接連結されていないので、これ等のリング54、
蓋受枠55とこの蓋受枠55に被蓋された防護蓋56が
沈下する問題があった。
り、傾いたり、転倒し易い等の問題があった。かつ、塩
ビ立管51の上部とリング54或いは蓋受枠55とは相
互に直接連結されていないので、これ等のリング54、
蓋受枠55とこの蓋受枠55に被蓋された防護蓋56が
沈下する問題があった。
【0006】これ等の防護蓋56等が沈下することを防
止するために、塩ビ立管51の上部の周りに埋め戻され
た土砂を特に入念に転圧する手段も実施されているが、
実際には通常の転圧しか出来ないので、長年の間には塩
ビ立管51の周りの土砂が除々に沈下し、或いはマンホ
ール上を通過する自動車荷重により土砂が沈下し、その
ために防護蓋56等が沈下する問題があった。
止するために、塩ビ立管51の上部の周りに埋め戻され
た土砂を特に入念に転圧する手段も実施されているが、
実際には通常の転圧しか出来ないので、長年の間には塩
ビ立管51の周りの土砂が除々に沈下し、或いはマンホ
ール上を通過する自動車荷重により土砂が沈下し、その
ために防護蓋56等が沈下する問題があった。
【0007】また、最近になって、前述の立管、インバ
ート等をレジンコンクリートで成形した小口径組立マン
ホールも開発されているが、この小口径組立マンホール
も立管、インバート、蓋受枠等の構成部材の相互の連結
が充分でない問題があった。更にレジンコンクリートを
使用した場合には、コストが著しく高くなる問題があっ
た。
ート等をレジンコンクリートで成形した小口径組立マン
ホールも開発されているが、この小口径組立マンホール
も立管、インバート、蓋受枠等の構成部材の相互の連結
が充分でない問題があった。更にレジンコンクリートを
使用した場合には、コストが著しく高くなる問題があっ
た。
【0008】本発明に係る小口径組立マンホール及びそ
の施工方法は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全
く新しい技術であって、特にコンクリート製の底部ブロ
ック、直壁ブロック、上部ブロックを用いてこれ等を相
互に強固に連結すると共に、前記直壁ブロックを予め工
場等で所定の寸法に切断したものを使用出来るように構
成し、かつ上部ブロックと蓋受枠との間に高さ調整用の
調整リングを介在させてマンホールの高さを微調整する
ことが出来るようにした全く新しい小口径組立マンホー
ル及びその施工方法の技術を提供するものである。
の施工方法は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全
く新しい技術であって、特にコンクリート製の底部ブロ
ック、直壁ブロック、上部ブロックを用いてこれ等を相
互に強固に連結すると共に、前記直壁ブロックを予め工
場等で所定の寸法に切断したものを使用出来るように構
成し、かつ上部ブロックと蓋受枠との間に高さ調整用の
調整リングを介在させてマンホールの高さを微調整する
ことが出来るようにした全く新しい小口径組立マンホー
ル及びその施工方法の技術を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る小口径組立
マンホールは前述の従来の小口径マンホールの問題点を
根本的に改善した技術であって、その第1発明の要旨
は、内部にインバート部を有するコンクリート製底部ブ
ロック、管状のコンクリート製直壁ブロック、コンクリ
ート製上部ブロック、高さ調整用の調整リング及び蓋受
枠とを順に積層組立てて構成される小口径の組立マンホ
ールであって、前記底部ブロックの上部には受皿状の受
口部が設けられると共にその側壁にはプラスチックス管
を挿入し得る複数のソケットが設けられており、前記上
部ブロックの下部には受皿状の受口部が設けられてお
り、前記直壁ブロックの上下端部が前記上部ブロックの
受口部或いは底部ブロックの受口部に嵌入固定されて構
成されていることを特徴とした小口径組立マンホールで
ある。
マンホールは前述の従来の小口径マンホールの問題点を
根本的に改善した技術であって、その第1発明の要旨
は、内部にインバート部を有するコンクリート製底部ブ
ロック、管状のコンクリート製直壁ブロック、コンクリ
ート製上部ブロック、高さ調整用の調整リング及び蓋受
枠とを順に積層組立てて構成される小口径の組立マンホ
ールであって、前記底部ブロックの上部には受皿状の受
口部が設けられると共にその側壁にはプラスチックス管
を挿入し得る複数のソケットが設けられており、前記上
部ブロックの下部には受皿状の受口部が設けられてお
り、前記直壁ブロックの上下端部が前記上部ブロックの
受口部或いは底部ブロックの受口部に嵌入固定されて構
成されていることを特徴とした小口径組立マンホールで
ある。
【0010】前記第1本発明に係る小口径組立マンホー
ルは、前述のようにコンクリート製底部ブロックの受皿
状の受口部内にコンクリート製直壁ブロックの下端部を
嵌入し、コンクリート製上部ブロックの受皿状の受口部
内に前記直壁ブロックの上端部を嵌入したので、直壁ブ
ロックを介して底部ブロックと上部ブロックとを相互に
強固に連結固定することが出来る。
ルは、前述のようにコンクリート製底部ブロックの受皿
状の受口部内にコンクリート製直壁ブロックの下端部を
嵌入し、コンクリート製上部ブロックの受皿状の受口部
内に前記直壁ブロックの上端部を嵌入したので、直壁ブ
ロックを介して底部ブロックと上部ブロックとを相互に
強固に連結固定することが出来る。
【0011】前記第1発明の小口径組立マンホールは、
上部ブロック上に調整リング及び蓋受枠を順に積層して
組立てたので、これ等の調整リング及び蓋受枠を前述の
如く相互に連結された底部ブロック、直壁ブロック及び
上部ブロック上に一体的に連結固定することが出来、こ
れによって大きな自動車荷重等がかかった場合にも蓋受
枠に被蓋されたマンホール蓋が沈下することを防止出来
る。
上部ブロック上に調整リング及び蓋受枠を順に積層して
組立てたので、これ等の調整リング及び蓋受枠を前述の
如く相互に連結された底部ブロック、直壁ブロック及び
上部ブロック上に一体的に連結固定することが出来、こ
れによって大きな自動車荷重等がかかった場合にも蓋受
枠に被蓋されたマンホール蓋が沈下することを防止出来
る。
【0012】また、前記第1本発明の小口径組立マンホ
ールは、マンホールの深さに対応して直壁ブロックの長
さを予め工場で切断して調整することが出来る。マンホ
ールの深さが極めて深い場合には、複数個の直壁管を連
結ブロックを介して相互に連結することによって対応す
ることが出来る。更に、第1本発明に於いては、前述の
ように上部ブロックと蓋受枠との間に調整リングを介在
させたので、高さの異なる数種類の調整リングを用意す
ることによって、マンホールの高さを正確に微調整する
ことが出来る。
ールは、マンホールの深さに対応して直壁ブロックの長
さを予め工場で切断して調整することが出来る。マンホ
ールの深さが極めて深い場合には、複数個の直壁管を連
結ブロックを介して相互に連結することによって対応す
ることが出来る。更に、第1本発明に於いては、前述の
ように上部ブロックと蓋受枠との間に調整リングを介在
させたので、高さの異なる数種類の調整リングを用意す
ることによって、マンホールの高さを正確に微調整する
ことが出来る。
【0013】本発明の小口径組立マンホールの第2発明
の要旨は、前記直壁ブロックは予め工場等に於いて所定
の寸法に切断されていることを特徴とした第1発明の小
口径組立マンホールである。
の要旨は、前記直壁ブロックは予め工場等に於いて所定
の寸法に切断されていることを特徴とした第1発明の小
口径組立マンホールである。
【0014】前記第2発明の小口径組立マンホールに於
いては、予め工場等に於いて所定の寸法に切断した直壁
ブロックを用いることが出来るので、マンホールの深さ
に対応した所定の長さを持った直壁ブロックを現場で加
工することなく、そのまま使用することが出来る。
いては、予め工場等に於いて所定の寸法に切断した直壁
ブロックを用いることが出来るので、マンホールの深さ
に対応した所定の長さを持った直壁ブロックを現場で加
工することなく、そのまま使用することが出来る。
【0015】本発明に係る小口径組立マンホールの第3
発明の要旨は、前記直壁ブロックは複数の直壁ブロック
がカラーを介して相互に連結されて構成されていること
を特徴とした第1発明或いは第2発明の小口径組立マン
ホールである。
発明の要旨は、前記直壁ブロックは複数の直壁ブロック
がカラーを介して相互に連結されて構成されていること
を特徴とした第1発明或いは第2発明の小口径組立マン
ホールである。
【0016】前記第3発明の小口径組立マンホールは、
前述の如く、複数の直壁ブロックがカラーを介して相互
に連結されて構成されているので、直壁ブロックの長さ
を大きくすることが出来、特に高さの高い小口径組立マ
ンホールを現場で組立構成する場合に有効である。
前述の如く、複数の直壁ブロックがカラーを介して相互
に連結されて構成されているので、直壁ブロックの長さ
を大きくすることが出来、特に高さの高い小口径組立マ
ンホールを現場で組立構成する場合に有効である。
【0017】本発明に係る小口径組立マンホールの第4
発明の要旨は、前記上部ブロックが下底面に傾斜面を有
する第1上部ブロックと上面に傾斜面を有しかつ下部に
受皿状の受口部を有する第2上部ブロックとの組み合わ
せより構成されていることを特徴とした第1発明乃至第
3発明の小口径組立マンホールである。
発明の要旨は、前記上部ブロックが下底面に傾斜面を有
する第1上部ブロックと上面に傾斜面を有しかつ下部に
受皿状の受口部を有する第2上部ブロックとの組み合わ
せより構成されていることを特徴とした第1発明乃至第
3発明の小口径組立マンホールである。
【0018】前記第4発明の小口径組立マンホールは、
下底面に傾斜面を有する第1上部ブロックと、上面に傾
斜面を有する第2上部ブロックとで上部ブロックを構成
したので、該第1上部ブロックと第2上部ブロックとの
傾斜面を相互に当接し、かつ相互位置を回動して変化さ
せることによって、第1上部ブロックの上縁を任意の角
度に傾斜せしめることが出来る。
下底面に傾斜面を有する第1上部ブロックと、上面に傾
斜面を有する第2上部ブロックとで上部ブロックを構成
したので、該第1上部ブロックと第2上部ブロックとの
傾斜面を相互に当接し、かつ相互位置を回動して変化さ
せることによって、第1上部ブロックの上縁を任意の角
度に傾斜せしめることが出来る。
【0019】本発明に係る小口径組立マンホールの施工
方法も前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であ
って、その発明の要旨は、上部に受皿状の受口部を有し
かつ側壁にソケットを有し更に内部にインバート部を有
するコンクリート製底部ブロックを地中に掘削した穴或
いは溝の底部に設置し、予め工場等に於いて所定の長さ
に切断された管状のコンクリート製直壁ブロックの下端
部を前記底部ブロックの受口部内に嵌入し、下部に受皿
状の受口部を有するコンクリート製上部ブロックを前記
直壁ブロック上に載置すると共に該直壁ブロックの上端
部を上部ブロックの受口部内に嵌入し、上部ブロックの
上に高さ調整用の調整リングを載置し、更に該調整リン
グ上に蓋受枠を載置して組立構成することを特徴とした
小口径組立マンホールの施工方法である。
方法も前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であ
って、その発明の要旨は、上部に受皿状の受口部を有し
かつ側壁にソケットを有し更に内部にインバート部を有
するコンクリート製底部ブロックを地中に掘削した穴或
いは溝の底部に設置し、予め工場等に於いて所定の長さ
に切断された管状のコンクリート製直壁ブロックの下端
部を前記底部ブロックの受口部内に嵌入し、下部に受皿
状の受口部を有するコンクリート製上部ブロックを前記
直壁ブロック上に載置すると共に該直壁ブロックの上端
部を上部ブロックの受口部内に嵌入し、上部ブロックの
上に高さ調整用の調整リングを載置し、更に該調整リン
グ上に蓋受枠を載置して組立構成することを特徴とした
小口径組立マンホールの施工方法である。
【0020】本発明に係る施工方法に於いては、底部ブ
ロックを地中の穴或いは溝の底部に設置し、この底部ブ
ロックの上部に設けられた受皿状の受口部内に直壁ブロ
ックの下端部を嵌入するようにしたので、かつ全体がコ
ンクリート製であるために、他の素材に比べて重量を有
するので、直壁ブロックを底部ブロックに安定した状態
で取付けて起立させることが出来、施工中に直壁ブロッ
クが傾いたり、或いは転倒したりすることを防止出来
る。
ロックを地中の穴或いは溝の底部に設置し、この底部ブ
ロックの上部に設けられた受皿状の受口部内に直壁ブロ
ックの下端部を嵌入するようにしたので、かつ全体がコ
ンクリート製であるために、他の素材に比べて重量を有
するので、直壁ブロックを底部ブロックに安定した状態
で取付けて起立させることが出来、施工中に直壁ブロッ
クが傾いたり、或いは転倒したりすることを防止出来
る。
【0021】本発明の施工方法には、上部ブロックの下
部に設けた受皿状の受口部内に前記直壁ブロックの上端
部を嵌入するので、該上部ブロックを直壁ブロックの上
端に安定した状態で取付固定することが出来、これによ
って直壁ブロックを介して上部ブロックと底部ブロック
とを簡単に連結施工することが出来る。
部に設けた受皿状の受口部内に前記直壁ブロックの上端
部を嵌入するので、該上部ブロックを直壁ブロックの上
端に安定した状態で取付固定することが出来、これによ
って直壁ブロックを介して上部ブロックと底部ブロック
とを簡単に連結施工することが出来る。
【0022】前記直壁ブロックは、施工現場のマンホー
ルの深さ等に対応して予め工場等に於いて所定の長さに
切断されているので、現場加工をすることなく、そのま
ま使用して組立てることが出来る。更に前記上部ブロッ
クを蓋受枠との間に調整リングを介在させるので、高さ
の異なる数種類の調整リングを予め用意して選択するこ
とによって、マンホールの高さを正確に微調整すること
が出来る。
ルの深さ等に対応して予め工場等に於いて所定の長さに
切断されているので、現場加工をすることなく、そのま
ま使用して組立てることが出来る。更に前記上部ブロッ
クを蓋受枠との間に調整リングを介在させるので、高さ
の異なる数種類の調整リングを予め用意して選択するこ
とによって、マンホールの高さを正確に微調整すること
が出来る。
【0023】本発明の施工方法を実施することによっ
て、底部ブロック、直壁ブロック、上部ブロック、調整
リング及び蓋受枠が相互に一体的に連結された組立マン
ホールを簡単な工程で作業効率良く組立てることが出来
る。
て、底部ブロック、直壁ブロック、上部ブロック、調整
リング及び蓋受枠が相互に一体的に連結された組立マン
ホールを簡単な工程で作業効率良く組立てることが出来
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る小口径組立
マンホール及びその施工方法を実施例によって具体的に
説明すると、図1は本発明に係る小口径組立マンホール
の全体の構成を示す斜視説明図、図2は図1の小口径組
立マンホールの内部構成を示す平面、正面及び側面図で
ある。
マンホール及びその施工方法を実施例によって具体的に
説明すると、図1は本発明に係る小口径組立マンホール
の全体の構成を示す斜視説明図、図2は図1の小口径組
立マンホールの内部構成を示す平面、正面及び側面図で
ある。
【0025】図3(A)は平板の説明図、図3(B)は
底部ブロックの説明図、図4(A)乃至(G)は夫々底
部ブロックのインバート構造を示す説明図である。
底部ブロックの説明図、図4(A)乃至(G)は夫々底
部ブロックのインバート構造を示す説明図である。
【0026】図5(A)は直壁ブロックの説明図、図5
(B)は特殊な構造を有する直壁ブロックの説明図、図
6(A)はカラーの説明図、図6(B)は上部ブロック
の説明図、図7(A)は調整リングの説明図、図7
(B)は蓋受枠の説明図である。
(B)は特殊な構造を有する直壁ブロックの説明図、図
6(A)はカラーの説明図、図6(B)は上部ブロック
の説明図、図7(A)は調整リングの説明図、図7
(B)は蓋受枠の説明図である。
【0027】図8(A),(B)は夫々2個のブロック
を組み合わせることによって形成した特殊な上部ブロッ
クと、その上部ブロックを使用した場合の小口径組立マ
ンホールの説明図、図9は図8(A),(B)に使用さ
れる上部ブロックの構成を示す説明図、図10(A),
(B)は上部ブロックの使用例を示す説明図である。
を組み合わせることによって形成した特殊な上部ブロッ
クと、その上部ブロックを使用した場合の小口径組立マ
ンホールの説明図、図9は図8(A),(B)に使用さ
れる上部ブロックの構成を示す説明図、図10(A),
(B)は上部ブロックの使用例を示す説明図である。
【0028】図1乃至図7(A),(B)に於いて、1
は本発明に係る小口径組立マンホールであって、下部か
ら平板2、底部ブロック3,直壁ブロック4、上部ブロ
ック5、調整リング6及び蓋受枠7を順に一体的に組立
積層することによって構成されている。
は本発明に係る小口径組立マンホールであって、下部か
ら平板2、底部ブロック3,直壁ブロック4、上部ブロ
ック5、調整リング6及び蓋受枠7を順に一体的に組立
積層することによって構成されている。
【0029】前記平板2は巾が約600mm、厚さ約5
0mmのコンクリート板より形成されており、地中に埋
設した穴或いは溝の所定位置に設置し得るように構成さ
れている。
0mmのコンクリート板より形成されており、地中に埋
設した穴或いは溝の所定位置に設置し得るように構成さ
れている。
【0030】底部ブロック3はコンクリートで成形され
ており、特に図3(B)或いは図4(A)乃至(G)に
示す如く、その上部中央には受皿状の受口部8が設けら
れている。この受口部8は内径が約360mm,深さが
約100mmの寸法を有し、底部中央には底部ブロック
3の内部のインバート部に連通する穴が穿設されてい
る。
ており、特に図3(B)或いは図4(A)乃至(G)に
示す如く、その上部中央には受皿状の受口部8が設けら
れている。この受口部8は内径が約360mm,深さが
約100mmの寸法を有し、底部中央には底部ブロック
3の内部のインバート部に連通する穴が穿設されてい
る。
【0031】前記底部ブロック3の側壁にはプラスチッ
ク管9を挿入することが出来る2個のソケット10,1
1が設けられている。前記2個のソケット10,11は
特に図4(A)乃至(G)に示す如く、両者の配置の曲
がり角度が0°、15°、30°、45°、60°、7
5°、90°に夫々構成されている。前記受口部8及び
ソケット10,11の内周壁には筒状の弾性パッキン1
2が取付けられている。
ク管9を挿入することが出来る2個のソケット10,1
1が設けられている。前記2個のソケット10,11は
特に図4(A)乃至(G)に示す如く、両者の配置の曲
がり角度が0°、15°、30°、45°、60°、7
5°、90°に夫々構成されている。前記受口部8及び
ソケット10,11の内周壁には筒状の弾性パッキン1
2が取付けられている。
【0032】直壁ブロック4はコンクリート製の管より
形成されており、その内径が約300mm,管厚が約3
0mm、その長さ(高さ)が200〜2,000mmで
ある。直壁ブロック4はマンホールの深さ等に対応して
予め工場で所定の長さに切断されるように構成されてい
る。図5(B)に示す特殊な直壁ブロック4aは高落差
の流入管に対応するためのものであり、その側壁の一部
にソケット13が突設されており、このソケット13に
はプラスチック管が挿入し得るように取付けられてい
る。
形成されており、その内径が約300mm,管厚が約3
0mm、その長さ(高さ)が200〜2,000mmで
ある。直壁ブロック4はマンホールの深さ等に対応して
予め工場で所定の長さに切断されるように構成されてい
る。図5(B)に示す特殊な直壁ブロック4aは高落差
の流入管に対応するためのものであり、その側壁の一部
にソケット13が突設されており、このソケット13に
はプラスチック管が挿入し得るように取付けられてい
る。
【0033】図6(A)に於いて、14は断面H型状の
カラーであって、前記複数の直壁ブロック4を相互に連
結し得るように構成されている。このカラー14は約3
00mmの穴を持った仕切部14aが内部中央に設けら
れ、その上下部に夫々前記直壁ブロック4を嵌入するこ
とが出来るほぼ100mmの深さを持った受口部が設け
られている。
カラーであって、前記複数の直壁ブロック4を相互に連
結し得るように構成されている。このカラー14は約3
00mmの穴を持った仕切部14aが内部中央に設けら
れ、その上下部に夫々前記直壁ブロック4を嵌入するこ
とが出来るほぼ100mmの深さを持った受口部が設け
られている。
【0034】上部ブロック5はコンクリートで形成され
ており、その下部には直壁ブロック4の上端部を嵌入す
ることが出来る受口部8が設けられている。この受口部
8は前記底部ブロック3に設けられた受口部8とほぼ等
しい形状と寸法とを有している。かつ上部ブロック5の
上面にはアンカーナット15が埋設されている。
ており、その下部には直壁ブロック4の上端部を嵌入す
ることが出来る受口部8が設けられている。この受口部
8は前記底部ブロック3に設けられた受口部8とほぼ等
しい形状と寸法とを有している。かつ上部ブロック5の
上面にはアンカーナット15が埋設されている。
【0035】調整リング6は高さの異なる数種類のもの
が予め用意されている。一般的には、5mm、10m
m、15mm、20mm等の複数種類があり、これ等を
使用することによって、蓋受枠7に被蓋されるマンホー
ル蓋の高さを微調整することが出来るように構成されて
いる。この調整リング6の周壁には縦方向にボルト挿通
用の縦穴16が穿設されており、この縦穴16内に挿通
したボルトの下端を、前記上部ブロックのアンカーナッ
ト15に螺合することが出来るように構成されている。
が予め用意されている。一般的には、5mm、10m
m、15mm、20mm等の複数種類があり、これ等を
使用することによって、蓋受枠7に被蓋されるマンホー
ル蓋の高さを微調整することが出来るように構成されて
いる。この調整リング6の周壁には縦方向にボルト挿通
用の縦穴16が穿設されており、この縦穴16内に挿通
したボルトの下端を、前記上部ブロックのアンカーナッ
ト15に螺合することが出来るように構成されている。
【0036】蓋受枠7は鋳物等の金属部材で形成されて
おり、前記調整リング6の縦穴16に挿通されたボルト
及びアンカーナット15を介して上部ブロック5に連結
固定されている。
おり、前記調整リング6の縦穴16に挿通されたボルト
及びアンカーナット15を介して上部ブロック5に連結
固定されている。
【0037】本発明に係る小口径組立マンホール及びそ
の施工方法について説明すると次の通りである。即ち、
本発明の方法を施工するに当たっては、地中に掘削した
穴或いは溝の底部に平板2及び底部ブロック3を順に設
置する。次に工場で予め所定の長さに切断された直壁ブ
ロック4の下端部を前記底部ブロック3の上部に設けら
れた受皿状の受口部8内に嵌入する。
の施工方法について説明すると次の通りである。即ち、
本発明の方法を施工するに当たっては、地中に掘削した
穴或いは溝の底部に平板2及び底部ブロック3を順に設
置する。次に工場で予め所定の長さに切断された直壁ブ
ロック4の下端部を前記底部ブロック3の上部に設けら
れた受皿状の受口部8内に嵌入する。
【0038】一方で、底部ブロック3の側壁に突設され
た2個のソケット10,11内には夫々下水道用のプラ
スチック管9を挿入する。かつ、前記直壁ブロック4の
上端に上部ブロック5を載置すると共に、この上部ブロ
ック5の下部に設けられた受口部8内に直壁ブロック4
の上端部を嵌入し両者を相互に連結する。
た2個のソケット10,11内には夫々下水道用のプラ
スチック管9を挿入する。かつ、前記直壁ブロック4の
上端に上部ブロック5を載置すると共に、この上部ブロ
ック5の下部に設けられた受口部8内に直壁ブロック4
の上端部を嵌入し両者を相互に連結する。
【0039】続いて、上部ブロック5上に所定の高さを
持った調整リング6を選択して載置し、更にこの調整リ
ング6上に蓋受枠7を載置し、前記調整リング6の縦穴
16に挿通されたボルト(図示せず)の下端部を上部ブ
ロック5に設けられたアンカーナット15に螺合し、か
つ該ボルトの上端部を蓋受枠7のボルト穴に貫通させて
ナットで固定することによって、蓋受枠7及び調整リン
グ6を上部ブロック5に一体的に取付固定することが出
来る。
持った調整リング6を選択して載置し、更にこの調整リ
ング6上に蓋受枠7を載置し、前記調整リング6の縦穴
16に挿通されたボルト(図示せず)の下端部を上部ブ
ロック5に設けられたアンカーナット15に螺合し、か
つ該ボルトの上端部を蓋受枠7のボルト穴に貫通させて
ナットで固定することによって、蓋受枠7及び調整リン
グ6を上部ブロック5に一体的に取付固定することが出
来る。
【0040】本発明に係る小口径組立マンホールは、図
8(A),(B)乃至図10(A),(B)に示すよう
な第1上部ブロックと第2上部ブロック18とを組み合
わせることによって構成した特殊な構造の上部ブロック
19を使用することも出来る。上部ブロック19の目的
は、第1上部ブロック17の上縁17aを道路の傾斜面
等に対応させて任意の角度に傾斜させることである。
8(A),(B)乃至図10(A),(B)に示すよう
な第1上部ブロックと第2上部ブロック18とを組み合
わせることによって構成した特殊な構造の上部ブロック
19を使用することも出来る。上部ブロック19の目的
は、第1上部ブロック17の上縁17aを道路の傾斜面
等に対応させて任意の角度に傾斜させることである。
【0041】即ち、図に示す如く、第1上部ブロック1
7の下部20は下方に突出した小径部より形成されてい
る。そして第1上部ブロック17の上端には複数個のア
ンカーナット15が埋設されている。また、下部20の
下面には傾斜面21が設けられている。
7の下部20は下方に突出した小径部より形成されてい
る。そして第1上部ブロック17の上端には複数個のア
ンカーナット15が埋設されている。また、下部20の
下面には傾斜面21が設けられている。
【0042】第2上部ブロック18の上面中央には、前
記第1上部ブロック17の下部20を回動自在に嵌入し
得る受皿部22が設けられ、かつこの受皿部22の上面
には、傾斜面23が設けられている。更に、第2ブロッ
ク18の下部には、受口部8が設けられている。
記第1上部ブロック17の下部20を回動自在に嵌入し
得る受皿部22が設けられ、かつこの受皿部22の上面
には、傾斜面23が設けられている。更に、第2ブロッ
ク18の下部には、受口部8が設けられている。
【0043】前述の上部ブロック19は、前述のように
第1上部ブロック17が第2上部ブロック18に回動自
在に嵌合されており、かつ第1上部ブロック17の下面
と第2上部ブロック18の上面とに夫々所定の傾斜面2
1,23が設けられているので、第1上部ブロック17
を回動することによって、図8(A)或いは図10
(A)に示す如く、第1上部ブロック17の上縁17a
を水平状態にしたり、或いは図8(B)或いは図10
(B)に示す如く、第1上部ブロック17の上縁17a
を所定の角度に傾斜させることが出来る。
第1上部ブロック17が第2上部ブロック18に回動自
在に嵌合されており、かつ第1上部ブロック17の下面
と第2上部ブロック18の上面とに夫々所定の傾斜面2
1,23が設けられているので、第1上部ブロック17
を回動することによって、図8(A)或いは図10
(A)に示す如く、第1上部ブロック17の上縁17a
を水平状態にしたり、或いは図8(B)或いは図10
(B)に示す如く、第1上部ブロック17の上縁17a
を所定の角度に傾斜させることが出来る。
【0044】第1上部ブロック17の上縁17aの傾斜
角度は、前記第1上部ブロック17と第2上部ブロック
18との傾斜面21,23に夫々予め所定の傾斜を設け
ておく角度によって約0°〜30°迄自在に調節するこ
とが出来る。
角度は、前記第1上部ブロック17と第2上部ブロック
18との傾斜面21,23に夫々予め所定の傾斜を設け
ておく角度によって約0°〜30°迄自在に調節するこ
とが出来る。
【0045】特に、前述の上部ブロック19を使用した
場合には、第1ブロック17の上縁17aの傾斜角度を
図8(B)に示す如く、道路面GLと平行にすることが
出来、かつ該第1ブロック17の上縁17aには、前述
のようなインサートナット15が埋設されているので、
極めて特殊なボルトを使用することなく、一般的な直線
状のボルトを使用することによって、蓋受枠7を第1上
部ブロック17に安定した状態で取付固定することが出
来る。
場合には、第1ブロック17の上縁17aの傾斜角度を
図8(B)に示す如く、道路面GLと平行にすることが
出来、かつ該第1ブロック17の上縁17aには、前述
のようなインサートナット15が埋設されているので、
極めて特殊なボルトを使用することなく、一般的な直線
状のボルトを使用することによって、蓋受枠7を第1上
部ブロック17に安定した状態で取付固定することが出
来る。
【0046】前記第1上部ブロック17と第2上部ブロ
ック18との具体的寸法の実施例について説明すると次
の通りである。即ち、第1上部ブロック17の内径は3
00mm,管壁厚80mm,高さ寸法の最高が95m
m、その最低が55mm,下部20の外周径が348m
m、下部20の高さ15mm、傾斜面23の傾斜角度が
5°である。
ック18との具体的寸法の実施例について説明すると次
の通りである。即ち、第1上部ブロック17の内径は3
00mm,管壁厚80mm,高さ寸法の最高が95m
m、その最低が55mm,下部20の外周径が348m
m、下部20の高さ15mm、傾斜面23の傾斜角度が
5°である。
【0047】第2上部ブロック18の内径は300m
m,高さ寸法の最高が95mm、その最低が55mm、
受皿部22の内径が350mm,その深さが20mm、
受皿部22の底面の傾斜角度が5°、受口部8の高さが
100mm,内径が364mmである。
m,高さ寸法の最高が95mm、その最低が55mm、
受皿部22の内径が350mm,その深さが20mm、
受皿部22の底面の傾斜角度が5°、受口部8の高さが
100mm,内径が364mmである。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る小口径組立マンホール及び
その施工方法は、前述の構成と作用とを有するので、次
のような多大な効果を有している。
その施工方法は、前述の構成と作用とを有するので、次
のような多大な効果を有している。
【0049】本発明に係る組立マンホールに於いては、
底部ブロックの上部及び上部ブロックの下部に夫々受皿
状の受口部を設けると共に、これ等の底部ブロックと上
部ブロックとの間に介在される直壁ブロックの上下端部
を夫々前記受口部に嵌入して両者を連結するようにした
ので、直壁ブロックを介して底部ブロックと上部ブロッ
クとを一体的に相互にかつ強固に連結することが出来
る。
底部ブロックの上部及び上部ブロックの下部に夫々受皿
状の受口部を設けると共に、これ等の底部ブロックと上
部ブロックとの間に介在される直壁ブロックの上下端部
を夫々前記受口部に嵌入して両者を連結するようにした
ので、直壁ブロックを介して底部ブロックと上部ブロッ
クとを一体的に相互にかつ強固に連結することが出来
る。
【0050】かつ全体がコンクリート製であるために、
他の素材に比べて重量を有するので、直壁ブロックが施
工時に不安定になり、傾いたり、転倒したりする心配が
ない。また、蓋受枠は調整リングを介して上部ブロック
に連結固定されており、組立マンホールの構成部品の全
体が一体的に連結されているので、マンホールの周りに
埋め戻された地盤が沈下した場合にも、或いは自動車荷
重によって沈下した場合にも、これに沿って従来のよう
にマンホール蓋が沈下する恐れがない。
他の素材に比べて重量を有するので、直壁ブロックが施
工時に不安定になり、傾いたり、転倒したりする心配が
ない。また、蓋受枠は調整リングを介して上部ブロック
に連結固定されており、組立マンホールの構成部品の全
体が一体的に連結されているので、マンホールの周りに
埋め戻された地盤が沈下した場合にも、或いは自動車荷
重によって沈下した場合にも、これに沿って従来のよう
にマンホール蓋が沈下する恐れがない。
【0051】本発明に使用される直壁ブロックは、予め
構成するマンホールの深さに対応して工場内で所定の長
さに切断したものを使用することが出来るので、現場で
の施工を極めて容易にすることが出来る。かつ、高さの
異なる数種類の調整リングを選択して使用することが出
来るので、マンホールの高さは自在に微調整することが
出来る。
構成するマンホールの深さに対応して工場内で所定の長
さに切断したものを使用することが出来るので、現場で
の施工を極めて容易にすることが出来る。かつ、高さの
異なる数種類の調整リングを選択して使用することが出
来るので、マンホールの高さは自在に微調整することが
出来る。
【0052】底部ブロックは、前述のように対応する角
度の異なる複数のソケットを持ったインバート構造を有
するものを予め用意しているので、現場での下水管の配
管に対応して任意のものを選択して使用することが出来
る。更に本発明の小口径組立マンホールは主にコンクリ
ート製品を用いて構成されるので、前述の従来の塩化ビ
ニール製品を用いた組立マンホールと比較して安定性を
有し、かつレジンコンクリートを用いた組立マンホール
と比較して安価に施工することが出来る特徴を有してい
る。
度の異なる複数のソケットを持ったインバート構造を有
するものを予め用意しているので、現場での下水管の配
管に対応して任意のものを選択して使用することが出来
る。更に本発明の小口径組立マンホールは主にコンクリ
ート製品を用いて構成されるので、前述の従来の塩化ビ
ニール製品を用いた組立マンホールと比較して安定性を
有し、かつレジンコンクリートを用いた組立マンホール
と比較して安価に施工することが出来る特徴を有してい
る。
【0053】更に、前述のように、上部ブロックを下面
に傾斜面を有する第1上部ブロックと上面に傾斜面を有
する第2上部ブロックとで構成した場合には、第1上部
ブロックを回動することによって、第1上部ブロックの
上縁を任意の角度に傾斜させ、これによって蓋受枠を簡
単な操作によって道路等の傾斜面と平行に安定した状態
で取付固定することが出来る。
に傾斜面を有する第1上部ブロックと上面に傾斜面を有
する第2上部ブロックとで構成した場合には、第1上部
ブロックを回動することによって、第1上部ブロックの
上縁を任意の角度に傾斜させ、これによって蓋受枠を簡
単な操作によって道路等の傾斜面と平行に安定した状態
で取付固定することが出来る。
【図1】本発明に係る小口径組立マンホールの全体の構
成を示す斜視説明図である。
成を示す斜視説明図である。
【図2】図1の小口径組立マンホールの内部構成を示す
平面、正面及び側面図である。
平面、正面及び側面図である。
【図3】図3(A)は平板の説明図、図3(B)は底部
ブロックの説明図である。
ブロックの説明図である。
【図4】図4(A)乃至(G)は夫々底部ブロックのイ
ンバート構造を示す説明図である。
ンバート構造を示す説明図である。
【図5】図5(A)は直壁ブロックの説明図、図5
(B)は特殊な構造を有する直壁ブロックの説明図であ
る。
(B)は特殊な構造を有する直壁ブロックの説明図であ
る。
【図6】図6(A)はカラーの説明図、図6(B)は上
部ブロックの説明図である。
部ブロックの説明図である。
【図7】図7(A)は調整リングの説明図、図7(B)
は蓋受枠の説明図である。
は蓋受枠の説明図である。
【図8】図8(A),(B)は夫々2個のブロックを組
み合わせることによって形成した特殊な上部ブロック
と、その上部ブロックを使用した場合の小口径組立マン
ホールの説明図である。
み合わせることによって形成した特殊な上部ブロック
と、その上部ブロックを使用した場合の小口径組立マン
ホールの説明図である。
【図9】図8(A),(B)に使用される上部ブロック
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
【図10】図10(A),(B)は上部ブロックの使用
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図11】従来の小口径組立マンホールを示す斜視説明
図である。
図である。
【図12】従来の小口径組立マンホールの施工例を示す
説明図である。
説明図である。
1 小口径組立マンホール 2 平板 3 底部ブロック 4,4a 直壁ブロック 5 上部ブロック 6 調整リング 7 蓋受枠 8 受口部 9 プラスチック管 10,11 ソケット 12 弾性パッキン 13 ソケット 14 カラー 14a 仕切部 15 アンカーナット 16 縦穴 17 第1上部ブロック 17a 上縁 18 第2上部ブロック 19 上部ブロック 20 下部 21 傾斜面 22 受皿部 23 傾斜面 51 塩ビ立管 51a スカート部 52 インバート 53 密閉式内蓋 54 コンクリート製リング 55 蓋受枠 56 防護蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D063 BA16 BA22 BA31 DA15 DA18 DA26 DA30 5G369 AA04 BA06 DD01 DD04 DD05 EA02
Claims (5)
- 【請求項1】内部にインバート部を有するコンクリート
製底部ブロック、管状のコンクリート製直壁ブロック、
コンクリート製上部ブロック、高さ調整用の調整リング
及び蓋受枠とを順に積層組立てて構成される小口径の組
立マンホールであって、前記底部ブロックの上部には受
皿状の受口部が設けられると共にその側壁にはプラスチ
ックス管を挿入し得る複数のソケットが設けられてお
り、前記上部ブロックの下部には受皿状の受口部が設け
られており、前記直壁ブロックの上下端部が前記上部ブ
ロックの受口部或いは底部ブロックの受口部に嵌入固定
されて構成されていることを特徴とした小口径組立マン
ホール。 - 【請求項2】前記直壁ブロックは予め工場等に於いて所
定の寸法に切断されていることを特徴とした請求項1の
小口径組立マンホール。 - 【請求項3】前記直壁ブロックは複数の直壁ブロックが
カラーを介して相互に連結されて構成されていることを
特徴とした請求項1或いは請求項2の小口径組立マンホ
ール。 - 【請求項4】前記上部ブロックが下底面に傾斜面を有す
る第1上部ブロックと上面に傾斜面を有しかつ下部に受
皿状の受口部を有する第2上部ブロックとの組み合わせ
より構成されていることを特徴とした請求項1乃至請求
項3の小口径組立マンホール。 - 【請求項5】上部に受皿状の受口部を有しかつ側壁にソ
ケットを有し更に内部にインバート部を有するコンクリ
ート製底部ブロックを地中に掘削した穴或いは溝の底部
に設置し、予め工場等に於いて所定の長さに切断された
管状のコンクリート製直壁ブロックの下端部を前記底部
ブロックの受口部内に嵌入し、下部に受皿状の受口部を
有するコンクリート製上部ブロックを前記直壁ブロック
上に載置すると共に該直壁ブロックの上端部を上部ブロ
ックの受口部内に嵌入し、上部ブロックの上に高さ調整
用の調整リングを載置し、更に該調整リング上に蓋受枠
を載置して組立構成することを特徴とした小口径組立マ
ンホールの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27712898A JP2000115935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 小口径組立マンホール及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27712898A JP2000115935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 小口径組立マンホール及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115935A true JP2000115935A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17579190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27712898A Pending JP2000115935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 小口径組立マンホール及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000115935A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1015509C2 (nl) * | 2000-06-23 | 2001-12-28 | Madro B V | Behuizing voor het ondergronds afschermen van bekabeling en bekabelingslementen. |
JP2010059774A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | M & K Service:Kk | 上水道、下水道又はガスの蓋構造 |
JP2019206844A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 株式会社サムシング | ドレーン管 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP27712898A patent/JP2000115935A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1015509C2 (nl) * | 2000-06-23 | 2001-12-28 | Madro B V | Behuizing voor het ondergronds afschermen van bekabeling en bekabelingslementen. |
JP2010059774A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | M & K Service:Kk | 上水道、下水道又はガスの蓋構造 |
JP4582555B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-11-17 | 有限会社M&Kサービス | 上水道、下水道又はガスの蓋構造 |
JP2019206844A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 株式会社サムシング | ドレーン管 |
JP7044635B2 (ja) | 2018-05-29 | 2022-03-30 | 株式会社サムシング | ドレーン管 |
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---|---|---|---|
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