JP2000115590A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000115590A
JP2000115590A JP10281374A JP28137498A JP2000115590A JP 2000115590 A JP2000115590 A JP 2000115590A JP 10281374 A JP10281374 A JP 10281374A JP 28137498 A JP28137498 A JP 28137498A JP 2000115590 A JP2000115590 A JP 2000115590A
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JP10281374A
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Haruto Namae
令人 生江
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影環境に影響されることなく撮像対象となっ
ている画像を容易に確認すること。 【解決手段】CCD21から静止画像を多値のデジタル
輝度信号として繰り返し取り込んでRAM26に記憶
し、この記憶された画像データを所定の閾値に基づいて
2値化して表示部ドライバ回路30を介して液晶表示部
12に表示させる。操作キー11が操作されて2値化の
際に用いる閾値の変更が指示されると、この操作に応じ
て所定の閾値を変更して液晶表示部12に表示される画
像を変更する。画像データを2値化するために用いる閾
値を操作キー11に対する操作に応じて変更すること
で、撮像環境の変化(撮影場所の明るさの変化等)に応
じた2値化された画像(モノクロ画像)に調整して表示
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像された画像を
表示するデジタルスチルカメラ等に好適な表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルスチルカメラやビデオ
カメラ等では、撮像部から取り込んだ撮影対象の被写体
画像を表示するための表示部(ビューファインダ)が設
けられており、このビューファインダを使って被写体画
像を確認しながら撮像アングルを決め撮影を行なってい
る。
【0003】例えば、デジタルスチルカメラでは、シャ
ッタボタンを半押し操作することによりビューファイン
ダ機能が作動して撮影しようとする画像を表示部に表示
させることができる。
【0004】最近、比較的簡易に構成されたデジタルス
チルカメラとして、モノクロの液晶表示部からなるビュ
ーファインダを備えたものが提案されている。このカメ
ラ装置では、撮像手段から多値のデジタル信号として取
り込まれた画像データを、所定の閾値により2値化処理
してモノクロ2値画像の表示データを作成し、それをモ
ノクロ表示部に表示するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記カメラ装置のよう
に、モノクロ表示画面を用いてモノクロ2値画像を表示
するビューファインダ装置は、その構成や表示のための
制御がカラー表示画面を用いてカラー多値画像を表示す
るものに比べて簡単にできる利点がある。
【0006】一方、モノクロ2値画像は、カラー多値画
像に比べて画面上で被写体を確認しにくいという問題が
あるものの、被写体と背景の識別ができ被写体が撮影範
囲に収まっていることが確認できれば、被写体の細部ま
で確認できなくとも実用上用が足りる。
【0007】しかし、前記モノクロ表示画面を有するカ
メラ装置では、表示データ作成のための画像データの2
値化処理が定められた固定の閾値により行われるように
構成されているため、撮影対象の画像によっては表示部
に表示された被写体画像が確認しにくい状態が発生しビ
ューファインダとして機能しないことがある。
【0008】すなわち、撮影環境が比較的暗い場所であ
った場合、固定の閾値により2値化すると黒ドットの数
が多くなり全体が潰れた画像となってしまい、また撮影
環境が比較的明るい場所であった場合、逆に白ドットの
数が多くなってしまい、何れの場合も撮影しようとする
被写体の位置(輪郭)を容易に確認できなくなってしま
うことがあった。
【0009】本発明は前記のような問題に鑑み成された
もので、撮影環境に影響されることなく撮像対象となっ
ている画像を容易に確認することが可能な表示装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる表示装置
は、撮像手段と、前記撮像手段により撮像された静止画
像を多値のデジタル輝度信号として繰り返し取り込む取
込手段と、前記取込手段により取り込まれる多値のデジ
タル輝度信号からなる静止画像の画像データを繰り返し
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記画
像データを所定の閾値に基づいて2値化する2値化手段
と、前記2値化手段により2値化された信号により前記
撮像手段により撮像された静止画像を表示するモノクロ
表示手段と、外部操作手段と、前記外部操作手段の操作
に応じて前記所定の閾値を変更する変更手段とを備える
ことを特徴とする。
【0011】このような表示装置によれば、前記記憶手
段に記憶された前記画像データを2値化するために用い
る閾値が、前記外部操作手段に対する操作に応じて変更
されるために、撮影場所の明るさの変化等、前記撮像手
段によって静止画像が撮像される環境の変化に応じて調
整した2値化画像を前記モノクロ表示手段によって表示
させることができ、被写体像の確認が容易にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0013】図1は本発明の表示装置の実施形態に係わ
るプリンタ付カメラ装置の外観構成を示す正面側斜視図
である。
【0014】このプリンタ付カメラ装置1は、デジタル
カメラ部2とプリンタ部3とを備え、ユーザが片手で容
易に把持できる程度の小型サイズの箱型に構成される。
【0015】デジタルカメラ部2の正面2aには、向か
って中央に撮影レンズ4、中央上部にファインダ5、中
央上部右側にフラッシュ6が設けられる。
【0016】また、デジタルカメラ部2の上面2bに
は、ファインダ5を通して捕えた被写体の静止画像を撮
影レンズ4を通して撮像するための指示操作を行なうシ
ャッタキー7、撮像保存済みの画像を順次呼び出して表
示させる際に操作される呼び出しキー8、撮像表示され
た被写体の画像あるいは呼び出しキー8により呼び出さ
れて表示された撮像保存済みの画像をプリンタ部3にお
いて印刷させる際に操作されるプリントキー9が設けら
れる。
【0017】また、デジタルカメラ部2の側面2cに
は、電源キー10が設けられ、これと同一面となるプリ
ンタ部3の側面には、撮像した画像の印刷媒体となる記
録紙Pを該プリンタ部3内へ手差で挿入し、その印刷エ
リアPaに対する撮影画像の印刷後に排出するための記
録紙挿入・排出口13が設けられる。
【0018】図2は図1に示すプリンタ付カメラ装置1
の外観構成を示す裏面側斜視図である。
【0019】デジタルカメラ部2の裏面2dには、シャ
ッタキー7の操作に伴ないビューファインダ処理により
撮像された画像や呼び出しキー8の操作に伴ない呼び出
された撮像保存済みの画像が表示される液晶表示部12
が設けられる。また、裏面2dには、液晶表示部12に
よって表示されるビューファインダ処理により撮像され
た画像の明るさを調整するための操作キー11(上操作
キー11a、下操作キー11b)が設けられる。操作キ
ー11は、シャッタキー7を右手の人差し指で押せるよ
うにデジタルカメラ部2が片手で把持された際に、親指
で容易に操作できる位置に設けられている。図2に示す
例では、デジタルカメラ部2の裏面2eの右上角に設け
られているが、プリンタ付カメラ装置1の形状に応じて
操作に良好な位置に設けられる。
【0020】図3はプリンタ付カメラ装置の電子回路の
構成を示すブロック図である。
【0021】CCD21は、撮影レンズ4によって結像
される画像をアナログ電気信号に変換し出力する撮像素
子(光電変換素子)であり、撮影レンズ4と共に撮像手
段を構成する。
【0022】ドライバ22は、CCD21を駆動する回
路であり、タイミング・ジェネレータ23から出力され
るタイミング信号に従ってCCD21を駆動する。
【0023】アナログ・デジタル変換回路25は、増幅
器24により増幅されたアナログ信号をデジタル信号に
変換する回路である。
【0024】RAM26は、CPU27による撮影,画
像の記憶,印刷の制御に応じて、各種のフラグや印刷デ
ータ等を管理するためのメモリである。このRAM26
の構成については、後に図4を参照して説明する。
【0025】CPU27は、ROM28に記憶された制
御プログラムに基づいてデジタルカメラ部2及びプリン
タ部3を制御する。ROM28には、CPU27の動作
させるための制御プログラム(ビューファインダ処理プ
ログラムを含む)などの他、キャラクタデータやビュー
ファインダ処理の際に撮像された多値の画像データを2
値化する際に使用される閾値のデフォルト値が記憶され
ている。フラッシュ制御回路29は、光量を調整してフ
ラッシュ6を発光させるための制御回路である。
【0026】表示部ドライバ回路30は、RAM26の
表示データメモリ26b(図4参照)に記憶された撮影
画像の表示データに基づいて液晶表示部12を駆動す
る。液晶表示部12は、撮影画像を2階調でモノクロ表
示する。
【0027】さらに、CPU27には、プリンタ部3が
接続される。
【0028】プリンタ部3は、デジタルカメラ部2で得
られた撮影画像の画像データの印刷を行なうものであ
り、プリンタ制御部31を備えている。このプリンタ制
御部31は、特にプリンタ部3を制御するものであり、
階調カウンタ、各階調の通電データ生成回路等を有し
て、256階調の印刷制御を行なう。なお、この256
階調の印刷制御に伴うヘッドドライバ回路35の構成と
その動作ついて、後に図5及び図6を参照して説明す
る。
【0029】このプリンタ部3において、CPU27か
らの印刷データはヘッドドライバ回路35に転送されて
サーマルヘッド17が駆動され、また、CPU27から
のモータ制御信号はモータドライバ回路36に出力され
て搬送モータ(ステップモータ)37が駆動される。
【0030】このプリンタ付カメラ装置では、シャッタ
キー7が半押し状態となるように操作されてビューファ
インダ処理の実行が指示されることにより、CCD21
に撮像された1画面分の静止画像のアナログ信号(輝度
信号)が出力され、アナログ・デジタル変換回路25で
多値のデジタル信号に変換されて画像データとしてRA
M26の画像データメモリ26aに記憶され、さらに画
像データに対して画像圧縮処理(例えば画像サイズを1
/4にする)、及び2値化処理を施して生成された2値
の画像データが表示データメモリ26bに記憶されて液
晶表示部12において表示される。そして、シャッタキ
ー7が半押しされている間は、これらの処理が繰り返さ
れる。また、シャッタキー7が全押し操作されることに
より、画像データメモリ26aに記憶された画像データ
が撮影画像として確定してそこに保持される。また、不
図示の登録キーの操作により画像データメモリ26aに
記憶された画像データが登録画像データメモリ26fに
転送されて記憶される。
【0031】RAM26の画像データメモリ26aに記
憶された画像データは、プリントキー9の操作があると
印刷データとして生成され、記録紙Pの印刷エリアPa
に印刷される。
【0032】また、このプリンタ付カメラ装置では、呼
び出しキー8が操作されることにより、登録画像データ
メモリ26fに記憶された撮影済みの各画像データが呼
び出されて液晶表示部12に表示される。そして、任意
の撮影画像が表示された状態でプリントキー9が操作さ
れることにより、登録画像データメモリ26fから呼び
出されて表示されている画像データに基づいて印刷デー
タが生成されプリンタ部3で記録紙Pの印刷エリアPa
に画像が印刷される。
【0033】また、ビューファインダ処理により撮像対
象とする画像が液晶表示部12に表示されている時に操
作キー11が操作されることにより、画像データメモリ
26aに記憶された画像データに対する2値化処理に用
いられる閾値が変更されて、液晶表示部12に表示され
る画像の明るさが変更される(詳細については後述す
る)。
【0034】図4はプリンタ付カメラ装置の電子回路に
おけるRAM26に備えられるデータメモリの構成を示
す図である。
【0035】RAM26には、画像データメモリ26
a、表示データメモリ26b、印刷データメモリ26
c、閾値データメモリ26d、ワークメモリ26e、登
録画像データメモリ26fが備えられる。
【0036】画像データメモリ26aには、シャッタキ
ー7の半押し操作によりCCD21から出力されたアナ
ログ信号(輝度信号)をアナログ・デジタル変換回路2
5で多値のデジタル信号(例えば、8ビット256階
調)に変換した画像データ(デジタル輝度信号)が1画
面分の静止画像毎に繰り返し記憶される。また、シャッ
タキー7の全押し操作により、その操作時に画像データ
メモリ26aに記憶された画像データが撮影画像として
一時記憶される。
【0037】なお、画像データはプリンタ部3で印刷さ
れるものであるが、プリンタ部3はモノクロ感熱紙に多
階調のモノクロ印刷を行なうものであるため、輝度信号
のみをデータとして記憶し、色信号は記憶していない。
【0038】表示データメモリ26bは、画像データメ
モリ26aに記憶された多値の画像データに対して画像
圧縮処理、及び2値化処理を施して生成された2値の画
像データが記憶される。表示データメモリ26bに記憶
された2値の画像データをもとに液晶表示部12の表示
が行われる。
【0039】印刷データメモリ26cは、画像データメ
モリ26aに記憶された撮影画像の画像データ、あるい
は登録画像データメモリ26fに記憶された登録画像の
画像データ(多値)に基づき生成された印刷データが記
憶される。この印刷データは各画素が8ビットで表わさ
れる256階調のデータである。印刷データメモリ26
cに記憶された印刷データは、プリンタ部3に供されて
記録紙Pに印刷される。
【0040】閾値データメモリ26dは、画像データメ
モリ26aに記憶された画像データに対する2値化処理
の際に、各画素を黒(例えば“1”)あるいは白(例え
ば“0”)の何れにするかを決定する閾値データが記憶
される。初期段階ではROM28に記憶されたデフォル
ト値が読み出されて記憶され、ビューファインダ処理で
の操作キー11に対する操作に応じて順次変更される。
【0041】ワークメモリ26eは、画像データメモリ
26aに記憶された画像データに対する画像圧縮処理、
及び2値化処理の際に処理対象とするデータが記憶され
る。
【0042】登録画像データメモリ26fは、ユーザー
が登録指定する任意の画像データが記憶され、登録され
た画像データは呼び出しキー8の操作で呼び出される。
【0043】次に、図5及び図6を参照して、プリンタ
部3におけるヘッドドライバ回路35の構成とその動作
について説明する。
【0044】図5はプリンタ部3におけるサーマルヘッ
ド17及びヘッドドライバ回路35の構成を示す図、図
6はこのヘッドドライバ回路35の各信号のタイミング
チャートである。
【0045】図3に示すCPU27からプリンタ制御部
31に印刷指示があると、プリンタ制御部31では、図
示せぬ階調カウンタが初期値にセットされる。そして、
RAM26の印刷データメモリ26aに記憶された最初
の1ラインの印刷データ(DATA)から前記階調カウ
ンタが指示する階調の1ラインの印刷データが作成さ
れ、そのデータがクロック信号(CLK)に従って1ビ
ットずつヘッドドライバ回路35のシフトレジスタ41
に入力される。シフトレジスタ41に記憶された1ライ
ンの印刷データはラッチ信号(LATCH)によりラッ
チ回路42にラッチされる。
【0046】ラッチ回路42には、ANDゲート43を
経て電源RVに接続されたサーマルヘッド17の各発熱
体17aへの通電を制御するゲートトランジスタ44が
接続されている。なお、サーマルヘッド17には、記録
紙Pの搬送方向と直交する方向に複数の発熱体17aが
ライン状に配列されており、これらの発熱体17aに対
応して、複数のANDゲート43、ゲートトランジスタ
44がそれぞれ設けられている。
【0047】ここで、ストローブ信号1(STB1)に
基づいて、第1のグループに属する発熱体17aのみが
印刷データに基づいて駆動される。以降、階調カウンタ
がカウントアップされ、そのカウント値に対応する階調
の1ラインの印刷データが作成され、そのデータがシフ
トレジスタ41に入力されるとともに、ラッチ回路42
にラッチされ、第1のグループに属する発熱体17aに
よる階調印刷が行われる。この動作、第1のグループに
属する発熱体17aによる256階調の印刷が終了する
まで繰り返される。
【0048】第1のグループに属する発熱体17aによ
る256階調の印刷が終了すると、階調カウンタがリセ
ットされるとともに、ストローブ信号2(STB2)が
発生し、このストローブ信号2に基づいて第2のグルー
プに属する発熱体17aによる階調印刷が前記第1グル
ープと同様にして行われる。
【0049】続いて、ストローブ信号3(STB3)が
発生し、さらにストローブ信号4(STB4)が発生し
て、夫々の間に、第3のグループに属する発熱体17a
と第4のグループに属する発熱体17aによる256階
調の印刷が行われる。これにより、1ライン(1印刷周
期)の印刷動作が終了する。
【0050】1ラインの時分割(4分割)印刷動作が終
了すると、同様にして次のラインの印刷が行われ、印刷
データの最終ラインまで続けられる。サーマルヘッド1
7の1ライン毎の印刷に対応して記録しPは所定距離づ
つ搬送される。その結果、記録紙Pにモノクロの多階調
画像が印刷されることになる。
【0051】次に、本実施形態におけるプリンタ付カメ
ラ装置の動作について説明する。
【0052】図7は本実施形態におけるプリンタ付カメ
ラ装置のビューファインダ処理を示すフローチャート、
図8はビューファインダ処理を説明するための画像を示
す図である。
【0053】まず、シャッタキー7に対して半押し操作
(シャッタキー7を浅く押した状態)されると、CPU
27は、ROM28に記憶されたビューファインダ処理
プログラムを実行して、撮像対象となっている画像を液
晶表示部12に表示するビューファインダ処理を開始す
る。CPU27は、ROM28に記憶されている画像デ
ータに対する2値化処理に用いる閾値データのデフォル
ト値を読み出して、RAM26の閾値データメモリ26
d(閾値S)に記憶させる(ステップS1)。
【0054】撮影レンズ4を通してCCD21に撮像さ
れた静止画像の画像データ(輝度信号)は、アナログ・
デジタル変換回路25を介して多値のデジタルデータに
変換され、RAM26の画像データメモリ26aに記憶
される(ステップS8)。例えば、画像を縦120画
素、横160画素でサンプリングし、各画素を8ビット
で表す256階調の画像データ(デジタル輝度信号)に
変換して記憶させるものとする(図8(a))。
【0055】操作キー11が操作されていない場合、C
PU27は、画像データメモリ26aに格納された25
6階調の画像データに対して、ワークメモリ26eを用
いて画像圧縮処理を施す(ステップS9)。例えば、画
像の縦方向、横方向のそれぞれについて1画素毎にデー
タを間引くことにより、縦60画素、横80画素の画像
(画像サイズ1/4)に圧縮する(図8(b))。な
お、画像圧縮(画像サイズの縮小)は、単純にデータを
間引いたり、あるいは複数の画素データの平均値をとっ
た上で間引いてもよい。
【0056】画像圧縮処理の後、CPU27は、圧縮さ
れた画像データに対して、ワークメモリ26eを用いて
2値化処理を施す(ステップS10)。すなわち、CP
U27は、閾値データメモリ26dに記憶された閾値デ
ータに基づいて、画像データの各画素の輝度レベルが閾
値Sを超えているか否かを判別し、超えていれば白
(“0”)、超えていなければ黒(“1”)に各画素を
2値に変換して表示データを作成する(図8(c))。
【0057】CPU27は、ワークメモリ26eを用い
て2値化処理を施した画像データを表示データメモリ2
6bに記憶させると共に、表示データメモリ26bに記
憶された画像データにより表示部ドライバ回路30を介
して液晶表示部12に表示させる(ステップS11)。
液晶表示部12では、モノクロの2値画像が表示され
る。
【0058】これにより、撮影レンズ4が向けられてい
る撮像対象となっている画像を液晶表示部12で確認す
ることができる。
【0059】ここで、シャッタキー7に対する半押し操
作の解除、あるいは全押し操作がされず、半押しの状態
が継続されている場合(ステップS12)、CPU27
は、前述と同様にして、CCD21から出力される1画
面分の静止画像のアナログ信号(輝度信号)をもとに多
値のデジタル画像を取り込み、画像圧縮処理、及び2値
化処理を施して液晶表示部12に撮像対象となっている
画像を表示させる。
【0060】すなわち、シャッタキー7が半押しの状態
にされていれば画像データメモリ26aには1画面分の
静止画像毎に画像データが繰り返し記憶されることにな
る。それに伴い液晶表示部12には撮像対象とする画像
が順次更新されながら継続して表示されるため、液晶表
示部12に表示された画像を確認しながら撮像方向を調
整して、所望する被写体を含む画像中に捉えることがで
きる。
【0061】ここで撮影環境の変化、例えば周囲が暗く
(あるいは明るく)なることによって、液晶表示部12
に表示された画像全体が黒画素の増加により暗く(ある
いは白画素の増加により明るく)なり被写体が確認しに
くい状態となった場合には、操作キー11に対する操作
によって液晶表示部12に表示される画像の明るさ(黒
画素及び白画素の数の調整)を行なうことができる。
【0062】例えば操作キー11の上操作キー11aが
押された場合(ステップS2)、CPU27は、閾値デ
ータメモリ26dに記憶された閾値データが、予め設定
された下限値に到達していなければ(ステップS3)、
所定値を減算することにより閾値データを更新する(ス
テップS4)。本実施形態では、閾値データメモリ26
dに記憶された閾値データが示す現在の閾値Sから
「5」を減算する。つまり、閾値Sの値を下げることで
ステップS10で実行される2値化処理において、画像
データの各画素に対する判別で白(“0”)と判別され
やすくなる。
【0063】また、操作キー11の下操作キー11bが
押された場合(ステップS5)、CPU27は、閾値デ
ータメモリ26dに記憶された閾値データが、予め設定
された上限値に到達していなければ(ステップS6)、
所定値を加算することにより閾値データを更新する(ス
テップS7)。本実施形態では、閾値データメモリ26
dに記憶された閾値データが示す現在の閾値Sに「5」
を加算する。つまり、閾値Sの値を上げることでステッ
プS10で実行される2値化処理において、画像データ
の各画素に対する判別で黒(“1”)と判別されやすく
なる。
【0064】以下、上操作キー11a及び下操作キー1
1bに対する操作によって、閾値データの上限値と下限
値の間で任意に閾値Sを変更し、液晶表示部12に表示
される画像の明るさを任意に変更させることができる。
【0065】図9は液晶表示部12に表示された画像を
操作キー11に対する操作により明るさを変更した例を
示している。例えば、図9(b)に示す画像が表示され
た状態で上操作キー11aを操作した場合、図9(a)
に示すように黒画素の数が少なくなった2値画像が液晶
表示部12に表示される。逆に、図9(b)に示す画像
が表示された状態で下操作キー11bを操作した場合、
図9(c)に示すように黒画素の数が多くなった2値画
像が液晶表示部12に表示される。
【0066】こうして液晶表示部12に表示された画像
を確認しながら操作キー11に対する操作によって、撮
像対象とする画像中で被写体の位置(輪郭)を容易に確
認できる品質となるように画像の明るさを調整すること
ができる。
【0067】液晶表示部12に表示された画像を確認し
ながら撮像対象とする画像(撮像範囲)が確定され、シ
ャッタキー7に対して全押し操作がされると、画像デー
タメモリ26aに多値(256階調)の画像データが撮
像画像として記憶させる。
【0068】次に、プリンタ部3における印刷の動作に
ついて説明する。
【0069】撮像保存済みの画像を印刷する場合、呼び
出しキー8が操作されることにより印刷対象とする画像
の呼び出しが行われる。CPU27は、呼び出しキー8
が操作されると、RAM26の登録画像データメモリ2
6fに記憶された撮像保存された画像データを順次読み
出して、ビューファインダ処理と同様にして画像圧縮処
理、及び2値化処理を施した上で表示部ドライバ回路3
0を介して液晶表示部12に表示させる。
【0070】なお、ここでの2値化処理で用いる閾値デ
ータは、ROM28に予め記憶されたデフォルトの閾値
データを用いて行なう。あるいは、画像データが登録画
像データメモリ26fに記憶される際に、その時の閾値
データメモリ26dに記憶された閾値データを画像デー
タに付加して記憶しておき、この閾値データを用いて2
値化処理を施しても良い。
【0071】液晶表示部12に画像が順次表示され、印
刷対象とする画像が表示された時にプリントキー9が操
作されると、CPU27は、表示された画像に対応する
画像データを印刷データに変換して印刷データメモリ2
6cに記憶させる。
【0072】さらに、CPU27は、印刷データメモリ
26cに記憶された印刷データをプリンタ部3に供し
て、プリンタ制御部31の制御のもとで印刷を実行させ
る。
【0073】なお、プリンタ部3では、用紙挿入確認処
理により、プリンタ部3に対し手差により記録紙Pが安
定して挿入されたことが確認され、次に、用紙搬入処理
により、記録紙Pのプリンタ部3への搬入に伴なう印刷
位置を制御するための印刷制御情報コードの認識及び印
刷開始基準位置への装填設定が行なわれ、次に、印刷処
理により、記録紙Pの印刷エリアPaに対する撮影され
た静止画像の印刷が行なわれる。
【0074】このようにして、撮像対象として液晶表示
部12に表示される画像の明るさを、操作キー11(上
操作キー11a、下操作キー11b)に対する任意の操
作によって変更することができるため、撮影環境の変化
があったとしても液晶表示部12に表示された画像中に
おける被写体の確認を常に容易にすることができる。
【0075】上記の装置では、シャッタキー7の全押し
操作時に確定した撮影画像が画像データメモリ26aに
記憶保持されるとともに、その画像が液晶表示部12に
表示される。また、呼び出し操作により登録画像データ
メモリ26fに記憶された画像データが液晶表示部12
に表示される。上述の実施形態では表示データの調整処
理についてビューファインダ処理の場合で説明したが、
上記確定した撮影画像及び上記呼び出した登録撮影画像
の表示の際にも、全く同様に、夫々操作キー11の操作
で2値処理の閾値を変更してもよい。これにより、表示
画像を見やすくできる。
【0076】なお、前述した説明ではビューファインダ
処理が実行された際、ROM28に記憶されたデフォル
ト値の閾値データが閾値データメモリ26dに記憶され
るものとして説明したが、前回の操作キー11の操作に
より設定された閾値データが初期値として記憶されても
良い。
【0077】また、閾値データメモリ26dに記憶され
た閾値データは、ビューファインダ処理で液晶表示部1
2にモノクロ表示するためにのみ用いているが、登録画
像データメモリ26fに格納された画像データを印刷デ
ータに変換する際に用いるようにしても良い。例えば、
撮影画像の印刷データの階調値を、操作キーの操作で調
整された閾値データの基準値(デフォルト値)からの調
整量に基づいて増減するものである。これにより、表示
画像と印刷画像が明暗の点で対応関係をもつことにな
る。 上述の実施形態のプリンタ付カメラ装置によれ
ば、撮影画像の画像データを2値化するために用いる閾
値が操作キーの操作に応じて変更されるため、撮影場所
の明るさの変化等、撮像手段によって静止画像が撮像さ
れる環境の変化に応じて調整した2値化画像を前記モノ
クロ表示手段によって表示させることができ、被写体像
の確認が容易にできる。
【0078】また上述のプリンタ付カメラ装置によれ
ば、撮影画像の画像データを2値化してモノクロ表示手
段に表示する一方で、印刷手段で多値の印刷画像を階調
印刷することができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる表示装置
によれば、撮像手段により撮像され記憶手段に記憶され
た画像データを2値化するために用いる閾値が、外部操
作手段に対する操作に応じて変更することができるため
に、前記撮像手段によって静止画像を撮像する環境の変
化(撮影場所の明るさの変化等)に応じた2値化された
画像に調整してモノクロ表示手段によって表示させるこ
とができ、これにより被写体像の確認が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の実施形態に係わるプリンタ
付カメラ装置の外観構成を示す正面側斜視図。
【図2】図1に示すプリンタ付カメラ装置1の外観構成
を示す裏面側斜視図。
【図3】プリンタ付カメラ装置の電子回路の構成を示す
ブロック図。
【図4】プリンタ付カメラ装置の電子回路におけるRA
M26に備えられるデータメモリの構成を示す図。
【図5】プリンタ部3におけるサーマルヘッド17及び
ヘッドドライバ回路35の構成を示す図。
【図6】ヘッドドライバ回路35の各信号のタイミング
チャート。
【図7】本実施形態におけるプリンタ付カメラ装置のビ
ューファインダ処理を示すフローチャート。
【図8】図8はビューファインダ処理を説明するための
画像を示す図。
【図9】液晶表示部12に表示された画像を操作キー1
1に対する操作により明るさを変更した例を示す図。
【符号の説明】
1 …プリンタ付カメラ装置、 2 …デジタルカメラ部、 3 …プリンタ部、 4 …撮影レンズ、 5 …ファインダ、 6 …フラッシュ、 7 …シャッタキー、 8 …呼び出しキー、 9 …プリントキー、 10 …電源キー、 11 …操作キー、 12 …液晶表示部、 13 …記録紙挿入・排出口、 21 …CCD、 22 …CCDドライバ、 23 …タイミング・ジェネレータ、 24、33…増幅器、 25 …アナログ・デジタル変換回路、 26 …RAM、 26a…画像データメモリ、 26b…表示データメモリ、 26c…印刷データメモリ、 26d…閾値データメモリ、 26e…ワークメモリ、 26f…登録画像データメモリ、 27 …CPU、 28 …ROM、 29 …フラッシュ制御回路、 30 …表示部ドライバ回路、 31 …プリンタ制御部、 35 …ヘッドドライバ回路、 36 …モータドライバ回路、 37 …搬送モータ(ステップモータ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された静止画像を多値のデジタ
    ル輝度信号として繰り返し取り込む取込手段と、 前記取込手段により取り込まれる多値のデジタル輝度信
    号からなる静止画像の画像データを繰り返し記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記画像データを所定の閾値
    に基づいて2値化する2値化手段と、 前記2値化手段により2値化された信号により前記撮像
    手段により撮像された静止画像を表示するモノクロ表示
    手段と、 外部操作手段と、 前記外部操作手段の操作に応じて前記所定の閾値を変更
    する変更手段と、を備えることを特徴とする表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330337A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置およびセキュリティシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4569033B2 (ja) * 2001-04-26 2010-10-27 パナソニック株式会社 撮像装置

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