JP2005175956A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体像を撮像して得られた画像データの画像処理を容易に行う。
【解決手段】 本画像処理装置は、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物について、各撮像対象物間の相対的な位置関係を識別し、識別した各撮像対象物の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物(主要対象物、背景)の画像処理(ぼかし処理など)を行うことができるので、撮影画像の処理を容易に行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影された映像情報に画像処理を施して出力する画像処理装置、画像処理方法、および制御プログラムに関するものである。
デジタルスチルカメラなどの普及にともない、一般の家庭で扱う撮像画像の量は、劇的に増加しつつある。これらの撮像画像を利用する際には、なんらかの処理を行うことが多かった。
例えば、撮影画像に各種処理を施したいような場合は、ユーザは撮影画像を一度、画像編集アプリケーションに取り込み、そこでユーザが手作業で画像を編集する必要があった(特許文献1)。また、撮影時に距離情報を取り込むことが無かったので、主要対象物と背景の切り分け等も、画像編集アプリケーション上で行う必要があった。
特開2002−125143号公報
しかしながら、上記説明した従来例の場合には、ユーザは撮影画像を画像編集アプリケーションに取り込む必要があり、さらに、取り込んだ撮影画像から主要対象物と背景の切り分け等を画像編集アプリケーション上で行う必要があるため手間がかかった。
本発明は上記説明した従来技術の問題点を解決することを目的として行われたものでありその目的は、被写体像を撮像して得られた画像データの画像処理を容易に行うことができる画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像処理装置は、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別手段と、前記対象物識別手段により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理手段と、を有することを特徴とする。
ここで、例えば、前記対象物識別手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離を各々算出することにより、前記各撮像対象物間の相対的な位置関係を決定することが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記背景とされた対象物に対してぼかし処理を行うことが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記撮像地点から各対象物までの距離が大きいほど、前記ぼかし処理を強めることが好ましい。
ここで、例えば、前記ぼかし処理の度合いを設定するぼかし処理設定手段を更に有することが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記主要対象物に対しシャープネス処理を行うことが好ましい。
ここで、例えば、前記シャープネス処理の度合いを設定するシャープネス処理設定手段を更に有することが好ましい。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像処理装置は、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別手段と、前記対象物識別手段により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理手段と、を有することを特徴とする。
ここで、例えば、前記対象物識別手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離を各々算出することにより、前記各撮像対象物間の相対的な位置関係を決定することが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記背景とされた対象物に対してぼかし処理を行うことが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記画像データから各対象物までの距離が大きいほど、前記ぼかし処理を強めることが好ましい。
ここで、例えば、前記ぼかし処理の度合いを設定するぼかし処理設定手段を更に有することが好ましい。
ここで、例えば、前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記主要対象物に対しシャープネス処理を行うことが好ましい。
ここで、例えば、前記シャープネス処理の度合いを設定するシャープネス処理設定手段を更に有することが好ましい。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像処理方法は、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別工程と、前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像処理方法は、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別工程と、前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別工程のプログラムコードと、前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程のプログラムコードと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別工程のプログラムコードと、前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程のプログラムコードと、を有することを特徴とする。
本発明の画像処理装置および画像処理方法は、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物について、各撮像対象物間の相対的な位置関係を識別し、識別した各撮像対象物の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行うことができるので、撮影画像の処理を容易に行うことができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
[本実施形態の概要]
まず、本実施形態の概要について説明する。本画像処理装置は、被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別し、識別した複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行うことができる。そのため、ユーザは画像データを画像編集アプリケーションに取り込んだり、取り込んだ画像データから主要対象物と背景の切り分け等を画像編集アプリケーション上で行う必要がないため、画像データの処理を容易に行うことができる。
[画像処理装置:図6〜図9]
本画像処理装置の画像処理について説明をする前に、本画像処理装置の構成について説明する。
本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、ホストコンピュータ、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。以下の説明では、本画像処理装置として、図6、図7、図8、図9を参照しながらデジタルカメラ、カラーレーザビームプリンタおよびクライアントPCからなる構成の一例(画像処理したものを紙などの出力物に記録する場合)を用いて説明するが、デジタルカメラおよびクライアントPCからなる構成(画像処理したものをディスプレイ上に表示させる場合)としてもよい。
[デジタルカメラの外観:図6]
まず、電子撮影装置の一例であるデジタルカメラの構成について図6、図7を参照しながら説明する。
図6は、デジタルカメラの外観形状を示す外観斜視図である。図6において、矩形状のデジタルカメラ1は、例えば、本体部2とカメラ部3とから構成され、これらは回動自在に結合されている。カメラ部3には、背面5aに、撮像レンズ7が設けられており、カメラ部3を、本体部2を軸にして、図面前方もしくは図面後方回りで180度回動させることにより位置70に移動させることができる。
本体部2には、前面4aに、液晶表示部6が設けられており、被写体を撮像して取り込んだ画像を、撮影時に表示させたり、あるいは撮影後に再生させることができる。この液晶表示部6を撮影者に向けた状態で上記カメラ部3を180度後方回りで回動させると、撮影者自信を被写体として捕らえてその画像を液晶表示部6に表示させることができる。この前面4aの液晶表示部6の右側には、撮影モード、再生モード、および通信モードを切り替えるためのファンクション切り替えキー18が設けられる。
また、上面4bには、電源スイッチ8、シャッターキー9、「DEL」キー10、「+」キー11、「−」キー12、ディスプレイキー14、ズームキー15などの入力キーが設けられている。この上面4bから背面4cにかけて、開閉自在に開閉蓋17が設けられており、その開閉蓋17の内部には、図示せぬが、例えば、電源供給用の外部電源端子と、LCD6の表示データと同様の表示データを出力するためのビデオ出力端子a(図7)と、画像データ(圧縮データ)、付加情報(文字データ)、制御信号等を入出力するためのデジタル端子b(図7)とが設けられている。
[デジタルカメラの内部構成:図7]
次に、内部構成について説明する。図7はデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。
図7に示したデジタルカメラ1は、例えば、LCD6、CCD20、バッファ21、A/D変換器22、駆動回路23、タイミングジェネレータ24、DRAM25、圧縮/伸張回路26、フラッシュメモリ27、ROM28、RAM29、キー入力部30、CPU31、シグナルジェネレータ32、VRAM33、D/A変換器34、バッファ35、I/Oポート36を備えている。
CCD20は、レンズ7で結像した被写体のカラー映像信号を受光し、受光面上に配された各転送電極毎に受光量に比例した電荷を蓄積し、駆動回路23により供給される駆動信号に応じて、各転送電極に貯えられた蓄積電荷を電気信号(アナログ信号)として、1電極づつ順次、バッファ21を介してA/D変換器22に出力する。
A/D変換器22は、CCD20から出力される電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するものであり、その変換されたデジタル信号を画像データ(カラー)としてタイミングジェネレータ24に供給する。駆動回路23は、タイミングジェネレータ24から供給されるタイミング信号に基づいてCCD20の露光及び読み出しタイミングを駆動制御する。タイミングジェネレータ24は、駆動回路23を制御するタイミング信号を発生する。
DRAM25は、タイミングジェネレータ24からバスを介して撮像状態を示す画像データを一時的に記憶する半導体メモリである。圧縮/伸張回路26は、DRAM25に格納された画像データを、所定符号化方式を用いて圧縮処理して、これを圧縮データとしてフラッシュメモリ27に記憶させたり、そのフラッシュメモリ27に記憶された圧縮データを読み出して、逆に伸張処理する。
キー入力部30は、前述したように、電源スイッチ8、シャッターキー9、「DEL」キー10、「+」キー11、「−」キー12、ディスプレイキー14、ズームキー15、切り替えキー等を備える。シグナルジェネレータ32は、バスを介して送られてくる画像データ(伸張されているもの(再生)、もしくはタイミングジェネレータ24から直接送られてくるもの(撮影中))に同期信号を付加してビデオ信号を作成するものであり、VRAM33は、シグナルジェネレータ32で作成されたビデオ信号を表示データとして記憶するメモリである。
D/A変換器34は、シグナルジェネレータ32から出力されるビデオ信号をデジタル信号からアナログ信号に変換し、これをバッファ35を介してLCD6にもしくはビデオ出力端子aに外部機器が接続されていた場合にはその外部機器に出力する。LCD6は、バッファ35を介して入力されたビデオ信号に基づいて液晶を駆動させ表示画像を形成するユニットである。
CPU31は、ROM28に格納された各種プログラムに従って電気的に結合された各ユニットを制御するものであり、例えばメイン処理、再生処理、通信処理、編集処理等を実行する。ROM28は、CPU31を動作させるための各種制御プログラム、その処理に使用されるパラメータ等を記憶しており、各種制御プログラムは、例えば、メイン処理を実行させるための制御プログラム、再生処理を実行させるための制御プログラム、及び編集処理を実行させるための制御プログラムを含む。
RAM29は、CPU31が各種制御プログラムを実行するためのワークエリアとして機能する。ビデオ出力端子aには、ケーブルが接続可能であり、そのケーブルを介して外部表示装置にLCD6の表示内容と同様の表示内容をデータ出力することが出来る。I/Oポート36には、例えばRS232C(シリアル形式)等のケーブル200が接続可能であり、そのケーブル200を介して図示のごとくパーソナルコンピュータ等の外部機器100との間でシリアルデータ入出力を行うことができる。なお、この外部機器100には、図示せぬが、ROM28に格納されたプログラムに従って、装置全体を制御する制御装置と、CRT等の表示装置と、キーボード等の入力装置が設けられており、制御装置はデジタルカメラ1のCPU31との間でデータ通信を行うことにより、通信処理を行う。 [カラーレーザビームプリンタ:図8]
次に、プリンタ装置の一例であるカラーレーザビームプリンタの構成について、図8、図9を参照しながら説明する。なお、モノクロプリンタの場合、その構成要素はカラーレーザビームプリンタの印刷色を黒一色に限定したものに等しく、その説明については割愛する。また適用するプリンタは、カラーレーザビームプリンタに限られるものではなく、インクジェットプリンタおよびLEDプリンタ等他のプリント方式のカラープリンタでも良く、プリンタ機能以外のOA機能(スキャナ、コピー、FAX)を有した複合機でもよい。
図8は本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図であり、カラーレーザビームプリンタ(CLP)の場合を示す。図において、1600はCLP本体であり、外部機器から送られる、プリンタ言語で記述されたコードデータやイメージデータを受け、これらのデータに基づいて1ページ分のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの多値画像データを生成する画像生成部制御手段(=コントローラ)1000(以下、単に「コントローラ」と記すことがある)と入力多値画像データに応じて変調したレーザビームを感光ドラム上に走査することにより潜像を形成しこれを記録紙に転写した後定着させるという一連の電子写真プロセスによる記録を行う印刷部(=プリンタエンジン)1500(以下エンジン)から構成される。1530は操作のためのスイッチおよびLCD表示器等が配されている操作パネルである。
コントローラ1000とプリンタエンジン1500はインタフェース信号線1200によって接続されている。主なインタフェース信号として、/RDY,/PRNT,/TOP,/LSYNC、VDO7〜VDO0、VCLKがあり、以下これについて簡単に説明する。
/RDY信号は、コントローラに対してエンジンから送出される信号であって、エンジンが後述する/PRNT信号を受ければいつでもプリント動作を開始できる状態、またはプリント動作を継続できる状態にあることを示す信号である。/PRNT信号は、エンジンに対してコントローラから送出される信号であって、プリント動作の開始、またはプリント動作の継続を指示する信号である。
/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向の同期信号であって、コントローラに対してエンジンから送出される。/LSYNC信号は、主走査(水平走査)方向の同期信号であって、コントローラに対してエンジンから送出される。VDO7〜VDO0信号は、エンジンに対してコントローラから送出される画像信号であって、エンジンが印字すべき画像濃度情報を示す。VDO7が最上位、VDO0が最下位の8ビットで表わされる。エンジンでは、VDO7〜VDO0信号がFFHで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、00Hで印字しない。これらは転送同期信号VCLKに同期して送出される。
[プリンタエンジンの動作]
次に図8及び図9を用いてプリンタエンジン1500における動作を説明する。プリンタエンジン1500はプリンタコントローラ1000から/PRNT信号を受け取ると、不図示の駆動手段により、感光ドラム1506及び転写ドラム1508を図示矢印方向に回転させる。続いて、ローラ帯電器1509の帯電を開始し、感光ドラム1506上の電位を所定の値に均一に帯電する。
次に、給紙ローラ1511によって、記録用紙カセット1510から記録用紙1528を転写ドラム1508に給紙する。転写ドラム1508は、中空の支持体上に誘電体シートを張ったもので、感光ドラム1506と同速で矢印方向に回転する。この転写ドラム1508に記録用紙1528が供給されると、転写ドラムの支持体上に設けられたグリッパ1512によって記録用紙1528が保持され、吸着ローラ1513及び吸着用帯電器1514により記録用紙1528を転写ドラム1508に吸着させる。
同時に、現像装置の支持体1515を回転させて、支持体1515に支持された4つの現像装置1516M、1516C、1516Y、1516Bkのうち、第1のトナーであるマゼンタのトナーが入った現像装置1516Mを感光ドラム1506に対向させる。なお、1516Cはシアンのトナーが入った現像装置、1516Yはイエローのトナーが入った現像装置、1516Bkはブラックのトナーが入った現像装置である。
一方、プリンタエンジン1500は、転写ドラム1506に吸着された記録用紙1528の先端を検出器1517によって検出し、所定のタイミングで垂直同期信号/TOPを発生してコントローラ1000に送出する。コントローラ1000は印字ページに対する最初の/TOP信号を受け取ると、プリンタRAM1009内のページメモリに格納されている画像データのうち、第1の印字色であるマゼンタのデータを所定のタイミングで読み出す。読み出された8ビットの画像データD7〜D0は、画像信号VDO7〜VDO0としてVCLK信号に同期してプリンタエンジンに送出される。
コントローラより出力されたVDO7〜VDO0信号は図9に示すようにパルス幅変調回路1501に入力され、レベルに応じたパルス幅(256段階)のレーザ駆動信号VDOとなり、レーザドライバ1502に送出される。後述する現像時において、レーザ駆動信号VDOのパルス幅に応じてトナーの付着量が調節でき、それにより、各色256階調の濃淡が再現される。次に、図9において前記レーザ駆動信号VDOに応じて駆動されるレーザダイオード1503からのレーザビーム1527は不図示のモータにより矢印方向に回転駆動される回転多面鏡1504で偏向され、光路上に配置された結像レンズ1505を経て、感光ドラム1506上を主走査方向に走査し、感光ドラム1506上に潜像を形成する。このとき、ビームディテクタ1507はレーザビームの走査開始点を検出し、この検出信号から主走査の画像書き出しタイミングを決定するための水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
以上述べた主走査の動作が繰り返されて1ページ分のマゼンタの潜像が感光ドラム1506上に形成されていく。
図8に戻り、感光ドラム1506上に形成された潜像は上記マゼンタのトナーが入った現像装置1516Mによって現像され、マゼンタのトナー像となる。このマゼンタのトナー像は、転写用帯電器1519により、回転する転写ローラ1508に吸着されている記録用紙1528に転写される。この際、転写されずに感光ドラム1506上に残ったトナーはクリーニング装置1525によって除去される。以上の動作により、記録用紙1528上に1ページ分のマゼンタのトナー像が形成される。
次に、現像装置の支持体1515を回転させて、第2のトナーであるシアンのトナーが入った現像装置1516Cを感光ドラム1506に対向させる。続いて、マゼンタのときと同様に、転写ローラ1508に吸着されたまま回転する記録用紙1528の先端を検出器1517で検出し、垂直同期信号/TOPを発生してコントローラ1000に送出する。これを受けてコントローラ1000はページメモリ1002からシアンのデータを読み出す。以下、同様の動作により、記録用紙1528上にはマゼンタのトナー像に重ねてシアンのトナー像が転写される。更に、同様にして第3のトナーであるイエロー、第4のトナーであるブラックのトナー像が記録用紙1528上に重ねて転写され、フルカラーのトナー像となる。
上記4色のトナー像が全て転写された記録用紙1528は、分離帯電器1520を経て、分離爪1521によって転写ドラム1508から剥がされ、搬送手段1522により定着装置1523に供給される。また、このとき、転写ドラムクリーナ1526によって転写ドラム表面の清掃が行なわれる。
記録用紙上のトナー像は定着装置1523で加熱、加圧されることによって熔融固着され、最終的なカラー出力画像となる。そして記録の終了した記録用紙は排紙トレイ1524に排紙される。
[画像処理装置:図1]
次に、本画像処理装置の特徴的な画像処理の構成の一例について説明する。なお、図1に示す各構成で使用するデジタルカメラ、カラーレーザビームプリンタの基本的な構成は、上記説明されたものである。図1は、本発明である画像処理システムの主たる構成を表したブロック図である。
図1において、本画像処理システムは、デジタルカメラを一例として構成を説明した撮影装置101と、カラーレーザビームプリンタを一例として構成を説明したプリンタ装置102(出力装置105と、主に撮影装置101から送られてきたデータを処理し出力装置105に送信する、プリンタに付属する処理装置103とから構成)と、ユーザが任意に設定を変更できるような機構を施した操作部104と、各処理を経て出力装置105から出力された出力物106とから成る。
[各部分での処理の流れ:図2]
以下、図1の本画像処理システムにおける各部分での処理の流れについて詳細に説明する。ユーザは、任意の対象物を、撮影装置101を用いて撮影する。例えば、撮影された対象物の一例が、図2のようであるとする。
図2において、撮影された範囲は、枠201で仕切られた範囲であり、枠201内に、主要対象物である人物202、その背景として、人物202よりもやや後部に位置する家203、さらにその後部に位置する山204、そして空205がある。
[撮影範囲内の各対象物の位置関係:図3]
撮影装置101は、撮影された範囲内に存在する、複数の撮像対象物および各撮像対象物間の相対的な位置関係を認識する。この点について、図3を用いて詳しく説明する。図3は、撮影装置101における、複数の撮像対象物と、各撮像対象物間の相対的な位置関係の認識のイメージの一例を表したものである。
図3において、撮影地点は301である。撮影装置101は、撮影地点301から、一番近い対象物を最前面対象物と認識する。図3での最前面対象物は302(撮影地点からの距離:L1)であり、最前面対象物302は、図2で言うところの人物202にあたる。
同様にして、撮影地点301から、二番目に近い対象物を第二対象物と認識し、図3での第二対象物は303(撮影地点からの距離:L2)であり、図2で言うところの家203にあたる。
同様に、第三対象物は304(撮影地点からの距離:L3)であり、図2で言うところの山204にあたり、最後面対象物は305(撮影地点からの距離:L4)であり、図2で言うところの空205にあたる。
もちろん、対象物が増えれば第X対象物のXの部分は増えていく。このように、撮影装置101は、撮影範囲内の対象物の位置関係を認識し、画像情報に各対象物の位置関係情報も付与して、転送手段を介してプリンタ装置102内の処理装置103に送る。
[処理装置の処理]
次に、処理装置103での処理について、説明する。処理装置103内では、撮影装置101から転送手段を介して送られてきた画像データを、出力装置105が認識できるような言語に変換するわけであるが、その変換処理の前に、画像データ自体に様々な処理を加える。
例えば、送られてきた画像データを、より美しく見せるために、主要対象物以外にはボカシ処理を加える。これは、上記各対象物位置関係情報をもとに、最前面対象物以外は背景部とみなし、背景部にボカシ処理を加えることで実現できる。
また、各対象物の距離関係をはっきり表すために、撮影地点301から遠くなるにつれてボカシ処理を強めていっても良い。この場合、最前面対象物には処理を加えずに、第一対象物には軽いボカシ処理、第二対象物には第一対象物よりは少し強めのボカシ処理・・・、という感じで、最後面対象物には最も強いボカシ処理を加える感じで、だんだんボカシ処理を強めていく。こうすることで、撮影範囲内の各対象物の位置関係が、見た目にはっきりとわかるような画像を得ることができる。
なお、背景部にボカシ処理をかけるのではなく、逆に最前面対象物にシャープネス処理を加えることで、主要対象物を目立たせ、背景と差別するという方法をとっても良い。またボカシ処理とシャープネス処理を併用しても良い。
処理装置103内には、あらかじめこれら例で示したような処理を行うプログラムを組んでおくことによって、撮影装置101から送られてきた画像データ内の対象物の距離関係を把握し、自動的に処理を加えることができる。その後、同じく処理装置103内で、処理を加えた画像データを、さらに出力装置105が認識できるような言語に変換し、出力装置105に送る。
処理装置103から出力装置105に送られたデータは、出力装置105内で、上記プリンタ装置の構成で説明したような処理が行われ、出力物106が得られる。
以上説明した本実施形態の画像処理装置における一連の画像処理をまとめたのが図3Bであり、以下図3Bについて説明する。
まず、ステップS100において、対象物の撮像をすると、次に、ステップS110において、撮像された範囲内に存在する撮像画像および各撮像対象物間の相対的な位置関係を認識(識別)し、次にステップS120においてステップS110において識別された複数の撮像対象物における各撮像対象物間の相対的な位置関係に基づいて、主要対象物と主要対象物以外の背景に分け、各撮像対象物に対して予め設定されている画像処理(ぼかし処理、シャープネス処理など)を行う。
以上説明したように、本画像処理装置では、撮影時に撮影対象物の距離情報も一緒に取り込み、距離情報をもとに様々な画像処理を行うことができる。そのため、ユーザは撮影画像を画像編集アプリケーションに取り込んだり、取り込んだ撮影画像から主要対象物と背景の切り分け等を画像編集アプリケーション上で行う必要がないため、撮影画像の処理を容易に行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について図4を用いて説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と共通する説明(図6〜図9、図1〜3)は重複するので、ここでの説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
撮影装置101は、第1の実施形態で述べたような各対象物の位置関係を認識する以外に、撮影された範囲内の各画素毎に距離情報を持つ。各画素毎の距離情報のイメージを表したものの一例を、図4に示す。
図4は、例えば、図2のように撮影された範囲の、任意のある一部分を拡大したものであり、画素の集合401である。画素の集合401をさらに細かく分けると、各画素402、403、404…のように分けられる。一般的に各画素は、色情報を持っており、これら各画素が集まることによって、図2のような撮影画像を得ることが可能となるわけだが、これら各画素に、色情報と一緒に距離情報を持たせる。
このように、第2の実施形態では、第1の実施形態で述べた各対象物の位置関係情報では無く、各画素毎の距離情報が得られるため、さらに細かい画像処理が可能となる。そのため、第2の実施形態では、第1の実施形態で説明したような対象物毎にボカシ処理やシャープネス処理を加えることはもちろん可能であり、更に、画素単位なのでさらに細かい画像処理が行えるというメリットがある。
例えば、距離情報をもとに、撮影画像のエッジ部を画素単位で検出できるので、エッジ部強調処理やエッジ部にボカシ処理を加え、特殊な画像を得ることもできる。そのため、正確に主要対象物だけを切り出し、合成等の用途に使用することも可能である。このように、画素単位で距離情報を持つことによって、可能となる画像処理は、他にも様々あり、ここに記した内容はほんの一例に過ぎない。
以上説明した本実施形態の画像処理装置における一連の画像処理をまとめたのが図4Bであり、以下図4Bについて説明する。
まず、ステップS1100において、対象物の撮像をすると、次に、ステップS1110において、撮像された範囲内に存在する各画素ごとに距離情報を持たせ、さらに、撮像された範囲内に存在する撮像画像および各撮像対象物間の相対的な位置関係を認識(識別)し、次にステップS1120においてステップS1110において識別された複数の撮像対象物における各撮像対象物間の相対的な位置関係に基づいて、主要対象物と主要対象物以外の背景に分け、各撮像対象物に対して各画素ごとの距離情報を用いて予め設定されている画像処理(ぼかし処理、シャープネス処理など)を行う。
以上説明したように、本画像処理装置では、画素単位で距離情報を取り込むことにより、画像に、より細かく精密な処理を施すことが可能となる上、処理の幅も広がる。そのため、ユーザは撮影画像を画像編集アプリケーションに取り込んだり、取り込んだ撮影画像から主要対象物と背景の切り分け等を画像編集アプリケーション上で行う必要がないため、撮影画像の処理を容易に行うことができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について図5を用いて説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と共通する説明(図6〜図9、図1〜3)または第2の実施形態と共通する説明(図4)は重複するので、ここでの説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図1の操作部104を設けることによって、ユーザは、撮影した画像に対して、任意の画像処理を指定することが可能となる。図5に操作画面の一例を示す。操作画面501は、ユーザが操作画面にタッチすることにより、各項目を選択できるような、タッチパネル式である。
操作画面501には、撮影装置101から転送手段を介して処理装置103に送られた画像データをもとに、図3で説明したような、撮影地点と対象物との位置関係を示した図504が表示される。ここでユーザは、各対象物毎のウィンドウ503を指定し、該対象物にどのような処理を加えるかを、処理一覧メニュー502より選択することができる。処理一覧メニュー502からは、例えばボカシ処理や、シャープネス処理等が選択可能である。ユーザはこの中から任意の処理を、画面にタッチすることで選択できる。
また、同じ部分を複数回タッチすることで、処理の強度をレベル1からレベル9まで指定できる。処理の強度を指定できることで、実施形態1に記したような、撮影地点からの距離に応じて処理の強度を変える、といったことも可能となる。ここでユーザが指定した結果は、転送手段を介して処理装置103に送られ、撮影装置101から送られてきた画像データに対して、ユーザの指定した通りの画像処理が行われる。
以上説明した本実施形態の画像処理装置における一連の画像処理をまとめたのが図5Bであり、以下図5Bについて説明する。
まず、ステップS2100において、対象物の撮像をすると、次に、ステップS2110において、撮像された範囲内に存在する撮像画像および各撮像対象物間の相対的な位置関係を認識(識別)し、次にステップS2120においてステップS2110において識別された複数の撮像対象物における各撮像対象物間の相対的な位置関係に基づいて、撮影地点と各撮像対象物との位置関係および画像処理(ぼかし処理、シャープネス処理など)の一覧メニューを表示する。
次にユーザによって選択された画像処理条件(ぼかし処理、シャープネス処理など)に基づいて各撮像対象物(主要対象物、主要対象物以外の背景)に対して画像処理(ぼかし処理、シャープネス処理など)を行う。
以上説明したように、本画像処理装置では、操作部を設けることで、従来のように画像編集アプリケーションを使用して行っていたような画像処理を、ユーザが手軽に行うことができるようになる。そのため、ユーザは撮影画像を画像編集アプリケーションに取り込んだり、取り込んだ撮影画像から主要対象物と背景の切り分け等を画像編集アプリケーション上で行う必要がないため、撮影画像の処理を容易に行うことができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、例えば、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体などとしての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、図3B、4B、5Bなどの処理を実現するプログラムが格納されることになる。
本発明である画像処理装置の主たる構成を表したブロック図である。 撮影装置により撮影される各対象物の一例を示す図である。 撮影装置により撮影される各対象物の位置関係を示す図である。 第1の実施形態における画像処理を示した図である。 画像を画素単位に分けた時のイメージ図である。 第2の実施形態における画像処理を示した図である。 操作部の一例を示す図である。 第3の実施形態における画像処理を示した図である。 デジタルカメラの外観斜視図である。 デジタルカメラの内部構成ブロック図である。 カラーレーザビームプリンタ断面図である。 カラーレーザビームプリンタ光学ユニットブロック図である。
符号の説明
101 撮影装置
102 プリンタ装置
103 処理装置
104 操作部
105 出力装置
106 出力物
201 撮影された対象物の範囲を示す枠
202 人物
203 家
204 山
205 空

Claims (18)

  1. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別手段と、
    前記対象物識別手段により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記対象物識別手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離を各々算出することにより、前記各撮像対象物間の相対的な位置関係を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記背景とされた対象物に対してぼかし処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記撮像地点から各対象物までの距離が大きいほど、前記ぼかし処理を強めることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記ぼかし処理の度合いを設定するぼかし処理設定手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記主要対象物に対しシャープネス処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記シャープネス処理の度合いを設定するシャープネス処理設定手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別手段と、
    前記対象物識別手段により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記対象物識別手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離を各々算出することにより、前記各撮像対象物間の相対的な位置関係を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記背景とされた対象物に対してぼかし処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像処理手段は、前記画像データから各対象物までの距離が大きいほど、前記ぼかし処理を強めることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記ぼかし処理の度合いを設定するぼかし処理設定手段を更に有することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像処理手段は、前記画像データの撮像地点から各撮像対象物までの距離の中で前記撮像地点に最も近い対象物を主要対象物とし、前記主要対象物以外の残りの対象物を背景とし、前記主要対象物に対しシャープネス処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  14. 前記シャープネス処理の度合いを設定するシャープネス処理設定手段を更に有することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別工程と、
    前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別工程と、
    前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  17. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を識別する対象物識別工程のプログラムコードと、
    前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程のプログラムコードと、
    を有することを特徴とする画像処理装置を制御する制御プログラム。
  18. 被写体像を撮像して得られた画像データに含まれる複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係を画素ごとに識別する対象物識別工程のプログラムコードと、
    前記対象物識別工程により識別された複数の撮像対象物の間の相対的な位置関係に基づいて各撮像対象物の画像処理を行う画像処理工程のプログラムコードと、
    を有することを特徴とする画像処理装置を制御する制御プログラム。
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